JPH0625031Y2 - コンデンサ内蔵積層基板 - Google Patents

コンデンサ内蔵積層基板

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JPH0625031Y2
JPH0625031Y2 JP11225787U JP11225787U JPH0625031Y2 JP H0625031 Y2 JPH0625031 Y2 JP H0625031Y2 JP 11225787 U JP11225787 U JP 11225787U JP 11225787 U JP11225787 U JP 11225787U JP H0625031 Y2 JPH0625031 Y2 JP H0625031Y2
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capacitor
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dielectric
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寛幸 大田
俊夫 秦
亮一 森本
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、複数枚の基板を層状に積み重ねて構成され、
積み重ねられた基板内部の適所に誘導体が挿入されると
ともに、前記基板の積み重ね方向における前記誘電体の
両側に対向して一対のコンデンサ電極が形成されている
コンデンサ内蔵積層基板に関する。
(従来の技術) 第3図は従来例のこの種のコンデンサ内蔵積層基板の断
面図である。第3図に示されるコンデンサ内蔵積層基板
は、低誘電率の4枚の基板1,2,3,4を層状に積み
重ねて構成される。最下層の基板1(第1層の基板1)
と第2層の基板2との間には誘電体5が挿入形成されて
いる。各基板の積み重ね方向における誘電体5の両側に
は、一対のコンデンサ電極6,7が形成されている。一
方のコンデンサ電極6は第1層の基板1の表面1a上に
形成されている。他方のコンデンサ電極7は、第2の基
板2の表面2a上に形成されている。他方のコンデンサ
電極7は、第3層の基板3および第4層の基板4に形成
されたバイアホール8内の導電体9を介して最上層とな
る第4層の基板4の表面4aに形成された容量引き出し
電極10に接続されている。
このような構成を有する従来例のコンデンサ内蔵積層基
板においての誘電体5と各コンデンサ電極6,7は、第
4図に示すような等価回路のコンデンサCを構成してい
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、このような従来例のコンデンサ内蔵積層基板
において、製造工程における誘電体やコンデンサ電極の
挿入位置のずれとか、挿入量の狂いなどとかに起因して
所定の規格された容量値が得られない場合がある。
こうした場合、従来例の積層基板にあっては、そのコン
デンサCの容量値を補正変更することが容易にはできな
いために、規格容量値から外れたコンデンサ内蔵積層基
板については廃棄処分するとかあるいは、最初から作り
直すといった時間的にもコスト的にもたいへんな無駄と
労力とを要するものであった。
本考案は、上記点に鑑みてなされたものであって、容量
値が規格から外れているような場合には、その容量値の
修正を容易に行うことができるようにすることを目的と
している。
(問題点を解決するための手段) 本考案にかかるコンデンサ内蔵積層基板は、複数枚の基
板を層状に積み重ねて構成され、積み重ねられた基板間
の適所には誘電体が挿入されるとともに、前記基板の積
み重ね方向における前記誘電体を介して対向する一対の
コンデンサ電極が形成されているものであって、各基板
の積み重ね方向に沿ってはバイアホールが形成されてお
り、これらバイアホールの内端部には前記コンデンサ電
極の一方が埋設コンデンサ電極として接続されていると
ともに、前記誘電体は限定された大きさを有し、かつ、
複数個設けられたものであり、その各々が前記埋設コン
デンサ電極のそれぞれとは互いに異なる枚数の基板を介
して挿入されたものである一方、積み重ねられた基板全
体の表面上には、前記バイアホールを介したうえで前記
埋設コンデンサ電極どうし、あるいはまた、前記埋設コ
ンデンサ電極と基板表面側コンデンサ電極との間を選択
的に接続する接続パターンが形成されたものであること
を特徴としている。
(作用) この構成によれば、コンデンサ内蔵積層基板の全体とし
ての容量値が規格から外れている場合には、接続パター
ンの接続関係を適宜変更することにより、その容量値が
規格値に入るようにすることができる。
また、その容量値が規格値に入っているが、それを他の
容量値に修正する場合にもその接続パターンの接続関係
を適宜変更することによりその修正を行うことができ
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。第1図は本考案の実施例に係るコンデンサ内蔵積層
基板(以下、積層基板20という)の断面図である。こ
の積層基板20は、層状に積み重ねられた6枚の基板2
1ないし26を備えている。積み重ねられた各基板の中
で最下層である第1層の基板21と、その第1層の基板
21のすぐ上の層である第2層の基板22との間には、
ある所定の限定された大きさを有する3個の誘電体27
ないし29が挿入されている。なお、このような構成を
採用した場合には、誘電体27ないし29の各々が部分
的にしか積層基板の内部に挿入されていないのであるか
ら、この積層基板上に形成される配線パターンや実装さ
れる電子部品との間における浮遊容量が形成されにくく
なる結果、積層基板上に構成される回路の動作に対する
信頼性向上が図れることになる。そして、第1層の基板
21の表面30には、各基板の積み重ね方向における誘
電体27ないし29の片側に対向する位置に一方のコン
デンサ電極31ないし33(基板表面側コンデンサ電
極)が形成されている。最上層である第6層の基板26
には第1のバイアホール34が、また、その第6層の基
板26から第4層の基板24に至るまでに第2のバイア
ホール35が、各基板の積み重ね方向にそれぞれ形成さ
れている。
各バイアホール34,35それぞれの入り口部と出口部
とその内周面に導電体36,37が形成されている。そ
して、各バイアホール34,35の出口部である内端部
は第6層の基板26表面に設けられた入口部から互いに
異なる深さ位置まで形成されており、これらバイアホー
ル34,35の内端部には他方のコンデンサ電極38,
39(埋設コンデンサ電極)のそれぞれが導電体36,
37に対して接続された状態で形成されている。そこ
で、上気した誘電体28,29のそれぞれは、これら埋
設コンデンサ電極38,39の各々と互いに異なる枚数
の基板を介したうえで挿入されていることになる。な
お、このように、誘電体28,29と埋設コンデンサ電
極38,39との離間間隔を変更した場合には、基板表
面方向に沿った占有面積を増大させることなく、容量値
の異なる複数個のコンデンサを構成することができると
いう利点がある。また、第6層の基板26の表面40に
は同じく他方のコンデンサ電極41(基板表面側コンデ
ンサ電極)が形成されている。
一方、第6層の基板26の表面40には、導電体36,
37を介して埋設コンデンサ電極38,39どうしある
いはその埋設コンデンサ電極38,39と基板表面側コ
ンデンサ電極41とを接続する接続パターン42が形成
されている。
同様にして第1層の基板21の表面30にも基板表面側
コンデンサ電極31,32,33どうしを接続する接続
パターン43が形成されている。
このような構造を有する実施例の積層基板20によれ
ば、第2図の等価回路に示すようなコンデンサC1,C
2,C3が構成されている。つまり、コンデンサC1は
誘電体27と基板表面側コンデンサ電極31,41とで
構成され、コンデンサC2は誘電体28と基板表面側コ
ンデンサ電極32と埋設コンデンサ電極38とで構成さ
れ、コンデンサC3は誘電体29と基板表面側コンデン
サ電極33と埋設コンデンサ電極39とで構成されてい
る。また、各コンデンサC1,C2,C3を接続する接
続ラインL1,L2は接続パターン42,43にそれぞ
れ対応している。
そして、このような構造の積層基板20において、第2
図の端子T1,T2から見た全体の容量値を変更する場
合は、接続パターン42,43の接続関係を変更すると
よい。例えば、第2図の等価回路では、端子T1,T2
から見た容量値は、3個のコンデンサC1,C2,C3
の並列接続により得られているが、接続ラインL1を接
続ラインL3に変更すると2個のコンデンサC1,C3
の並列接続になって端子T1,T2から見た全容量値を
変更することができる。
したがって、このような構成では各基板を積み重ねた後
でも接続パターンの変更により全体の容量値を任意に変
更することができる。
次に、この積層基板20の製造要領について説明する
と、まず、最下層にある第1層の基板21の表面30に
基板表面側コンデンサ電極31,32,33と接続パタ
ーン43とをスクリーン印刷等の手法により形成する。
基板表面側コンデンサ電極31,32,33を形成され
た第1層の基板21の上には、基板表面側コンデンサ電
極31,32,33に対向する位置に誘電体27,2
8,29を前記と同様の手法で形成した後、第2層の基
板22を積み重ねる。その第2層の基板22の上に第3
層の基板27を積み重ねる。この第3層の基板23に誘
電体29と対向する位置に基板表面側コンデンサ電極3
3を、1つのコンデンサにおける一方のコンデンサ電極
とした場合に他方のコンデンサ電極となる埋設コンデン
サ電極39を形成する。そして、第4層ないし第6層の
基板24ないし26を積み重ねるのであるが、第6層の
基板26には積み重ね方向において誘電体27と対向す
る位置に基板表面側コンデンサ電極41と、誘電体28
に対向する位置にバイアホール34と、誘電体29に対
向する位置にバイアホール35とをそれぞれ形成すると
ともに、各バイアホール34,35の入り口部と出口部
および内周面のそれぞれに導電体36,37を形成す
る。また、第5層の基板25には、積み重ね方向におい
て誘電体28と対向する位置に埋設コンデンサ電極38
と、誘電体29と対向する位置にバイアホール35(こ
れは第6層の基板26におけるバイアホール35と共通
しているので同一符号で示している。)とを形成すると
ともに、バイアホール35の内周面および出口部に誘電
体37(これは第6層の基板26における導電体37と
共通しているので同一符号で示している。)を形成す
る。第4層の基板24には、積み重ね方向において誘電
体29と対向する位置に埋設コンデンサ電極39を形成
する。
そして、このような第4層の基板24から第6層の基板
26において、第4層の基板24から第6層の基板26
までを順次に第3層の基板23の上から積み重ねてい
く。
そうして、第6層の基板26が積み重ねられると、第6
層の基板26の表面40に接続パターン42を形成して
その表面40の基板表面側コンデンサ電極41と、第5
層の基板25における埋設コンデンサ電極38と、第4
層の基板24における埋設コンデンサ電極39とをバイ
アホール34,35に形成された導電体36,37を介
して接続する。その結果、導電体28については、基板
表面側コンデンサ電極32と埋設コンデンサ電極38で
1つのコンデンサが構成され、誘電体29については基
板表面側コンデンサ電極33と埋設コンデンサ電極39
とで1つのコンデンサが構成される。
このようにして、実施例の積層基板20の製造が完了す
る。
(効果) 以上説明したことから明らかなように本考案によれば、
コンデンサ内蔵積層基板の全体としての容量値が規格か
ら外れている場合には、接続パターンの接続関係を適宜
変更することにより、その容量値が規格値に入るように
することができる。また、その容量値が規格値に入って
いるが、それを他の容量値に修正する場合にもその接続
パターンの接続関係を適宜変更することによりその修正
を行うことができる。したがって、本考案によれば、そ
の容量値の修正を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例に係り、第1図
はその実施例のコンデンサ内蔵積層基板の断面図、第2
図は第1図の積層基板の等価回路図である。 第3図および第4図は従来例に係り、第3図はその従来
例の積層基板の断面図、第4図は第3図の積層基板の等
価回路図である。 図中、符号21ないし26…基板、27ないし29…誘
電体、31ないし33…一方のコンデンサ電極、38,
39,41…他方のコンデンサ電極、34,35…バイ
アホール、36,37…導電体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−17227(JP,A) 特開 昭59−172807(JP,A) 特開 昭59−168705(JP,A) 実開 昭59−180463(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の基板を層状に積み重ねて構成さ
    れ、積み重ねられた基板間の適所には誘電体が挿入され
    るとともに、前記基板の積み重ね方向における前記誘電
    体を介して対向する一対のコンデンサ電極が形成されて
    いるコンデンサ内蔵積層基板であって、 各基板の積み重ね方向に沿ってはバイアホールが形成さ
    れており、これらバイアホールの内端部には前記コンデ
    ンサ電極の一方ずつが埋設コンデンサ電極として接続さ
    れているとともに、 前記誘電体は限定された大きさを有し、かつ、複数個設
    けられたものであり、その各々が前記埋設コンデンサ電
    極のそれぞれとは互いに異なる枚数の基板を介して挿入
    されたものである一方、 積み重ねられた基板全体の表面上には、前記バイアホー
    ルを介したうえで前記埋設コンデンサ電極どうし、ある
    いはまた、前記埋設コンデンサ電極と基板表面側コンデ
    ンサ電極との間を選択的に接続する接続パターンが形成
    されていることを特徴とするコンデンサ内蔵積層基板。
JP11225787U 1987-07-21 1987-07-21 コンデンサ内蔵積層基板 Expired - Lifetime JPH0625031Y2 (ja)

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JPH051589U (ja) * 1991-06-25 1993-01-14 株式会社北村製作所 貨物自動車のリフト装置
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