JPH06250217A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH06250217A
JPH06250217A JP3554393A JP3554393A JPH06250217A JP H06250217 A JPH06250217 A JP H06250217A JP 3554393 A JP3554393 A JP 3554393A JP 3554393 A JP3554393 A JP 3554393A JP H06250217 A JPH06250217 A JP H06250217A
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film
metal film
pixel electrode
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forming
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JP3554393A
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Ryuji Nishikawa
龍司 西川
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 TFTアクティヴマトリクスの画素に用いら
れるITO膜の汚染を防止すること。 【構成】 第1の金属膜(26)をゲート電極(25
B)と画素電極(25A)との上に選択形成し、全面に
第2の絶縁膜(27)、非晶質半導体層(28)、第3
の絶縁膜(29)を順次形成する。動作半導体層の保護
膜(29A)を形成したのちに、動作半導体層(28
A)を形成し、第1の金属膜(26)と同種の第2の金
属膜(31)、第3の金属膜(32)を順次形成し、第
3の金属膜(31),第2の金属膜(32)及びと画素
電極(25A)の上に選択形成された第1の金属膜(2
6A)とをエッチング・除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、更に詳しく言えば、LCD(Liquid Crystal Dis
play: 液晶表示装置)に用いられるTFT(Thin Film
Transistor:薄膜トランジスタ)アクティヴマトリクス
の製造方法の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】以下で、従来例に係る半導体装置の製造
方法について図面を参照しながら説明する。図11〜図
17は、従来例に係る半導体装置の製造方法の工程説明
図である。まず図11に示す如く、ガラス基板(10
1)にゲート(102)および補助容量電極(103)
を形成し、全面に第1のゲート絶縁膜(104)を積層
した後、前記補助容量電極(103)と重畳する位置に
ITOより成る表示電極(105)が形成されて図12
の構成が達成される。
【0003】続いて図13の如く、第2のゲート絶縁膜
(106)がガラス基板(101)全面に積層された
後、順次a−Si膜(107)およびN+a−Si(1
08)を積層し、周知のホトエッチング技術により、T
FTの活性領域のみ残してa−Si(107)およびN
+a−Si(108)が同時にエッチングされ、図14
の如き構成が達成される。
【0004】更に、図15の如く、ソース電極(10
9)と表示電極(105)の接続のために、コンタクト
孔(110)を形成し、全面に例えばAlを積層し、ホ
トエッチングによりソース電極(109)およびドレイ
ン電極(111)を形成した。最後に、図16の如く、
ソース電極(109)およびドレイン電極(111)を
マスクとして、TFTのチャンネル領域に対応するN+
a−Si(108)をエッチングし、TFTが形成され
ていた。
【0005】一方、液晶の駆動電圧を上げるために、図
17に示すように、表示電極(105)上の第2のゲー
ト絶縁膜(106)を除くものもあった。この場合、前
記コンタクト孔(110)の形成工程で、この第2のゲ
ート絶縁膜(106)を除去すればよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法によると、第2のゲート絶縁膜(106)の成
膜工程において、画素電極(105)が露出している。
このため、図18に示すように、第2のゲート絶縁膜
(106)の成膜時に用いられるガス〔例えばシラン(S
iH4)や、アンモニア(NH3) 〕に含まれる水素(H)と画
素電極(105)を構成するITO膜とが還元反応する
ことで、画素電極(105)が薄茶色に着色されてその
透過率が低下するというような問題が生じる。
【0007】また、一般にITO膜は、その表面に水な
どが吸着しやすく、汚染されたりしやすいので、ITO
膜からなる画素電極(105)は第2のゲート絶縁膜
(106)の成膜工程までに汚染されるという問題が生
じる。さらに、画素電極(105)が汚染されてしまう
と、第1のゲート絶縁膜(106)をパターニングする
際のエッチング工程で、第2のゲート絶縁膜(106)
が図18に示すような逆テーパ形状になりやすく、のち
にここからクラックなどが生じる原因となる。なお、こ
こで図18は従来例の問題点の説明図である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の欠点
に鑑み成されたもので、画素形成領域以外の領域に遮光
膜(23)が形成された透明基板(21)上に、第1の
絶縁膜(24),ITO膜(25)を順次形成し、該第
1のITO膜(25)を選択的にエッチング・除去して
ゲート電極(25B)と画素電極(25A)とを形成
し、全面に第1の金属膜(26)を形成したのちに、該
第1の金属膜(26)を選択的にエッチング・除去して
ゲート電極(25B)と画素電極(25A)との上に残
存させ、全面に第2の絶縁膜(27)を形成したのち
に、コンタクト用半導体層(30A)、(30B)およ
び動作半導体層(28A)を形成し、上面に、第2の金
属膜(31),第3の金属膜(32)を順次形成し、第
3の金属膜(32),第2の金属膜(31)及び画素電
極(25A)の上に選択形成された第1の金属膜(26
A)をエッチング・除去して、ソース/ドレイン電極
(33,34)を形成しながら画素電極(25A)を露
出させることにより、第2のITO膜(5)の汚染や、
第2のITO膜(5)が還元され、薄茶色に着色される
などして透過率が低下することを抑止することや、IT
O膜(102)の汚染に伴って SiNX 膜(106)がオ
ーバーエッチングされ、図29に示すような逆テーパ形
状になることで、クラックが生じることを抑止すること
が可能になる半導体装置の製造方法を提供するものであ
る。
【0009】
【作 用】本発明に係る半導体装置の製造方法によれ
ば、製造工程中にITO膜からなる画素電極(25A)
の上に、第1の金属膜(26)を選択形成し、第3の金
属膜(32),第2の金属膜(31)及び画素電極(2
5A)の上に選択形成された第1の金属膜(26A)を
エッチング・除去して、ソース/ドレイン電極(33,
34)を形成しながら画素電極(25A)を露出させて
いる。
【0010】このため、当該装置が完成するまではIT
O膜からなる画素電極(25A)が外気に晒されること
が全くないので、画素電極(25A)が汚染されたり、
還元されたりすることを抑止することが可能になる。こ
れにより、ITO膜が還元され、薄茶色に着色されて透
過率が低下することを抑止することが可能になり、ま
た、ITO膜が汚染されないので、第1の SiNX 膜(2
7)がサイドエッチングされ、図18に示すような逆テ
ーパ形状になることを抑止できるので、これが原因とな
るクラックが生じることを抑止することが可能になる。
【0011】なお、本発明に係る半導体装置の製造方法
において、第2の金属膜(31)は第1の金属膜(2
6)と同種類の金属からなり、かつ第2の金属膜(3
1)及び画素電極(25A)の上に選択形成された第1
の金属膜(26A)を同時にエッチング・除去してい
る。このため、同じエッチング条件で画素電極(25
A)の上に選択形成された第1の金属膜(26A)と第
2の金属膜(31)とをエッチング・除去できるので、
工程の簡略化が可能になる。
【0012】
【実施例】
(1)第1の実施例 以下に本発明の第1の実施例に係る半導体装置の製造方
法を図1〜図10を参照しながら説明する。まず、ガラ
ス基板(21)の上に補助容量電極となり、膜厚120
0 の第1のITO膜(22)をスパッタ法によって形
成し、その上に遮光性があって、膜厚1500 の第1
のCr膜(23)を形成したのちに、画素電極形成領域
の第1のCr膜(23)を選択的に除去する。次に、全
面に膜厚8000 のSiO2膜(24)をシラン(SiH4)ガ
スを用いた減圧CVD法によって形成し、次いで画素電
極となり、膜厚1200 の第2のITO膜(25)を
スパッタ法によって全面に形成する(図1)。
【0013】次に、第2のITO膜(25)が画素電極
形成領域とゲート電極形成領域に残存するように塩酸系
エッチング液でエッチング・除去して画素電極(25
A)を形成したのちに、膜厚1500 の第1のMo膜
(26)をスパッタ法によって全面に形成する(図
2)。次いで、第1のMo膜(26)がゲート電極形成
領域にある第2のITO膜(25B)上と、画素電極
(25A)上に残存するように第1のMo膜(26)を
塩酸と塩化第二鉄の溶液との混合液によって選択的にエ
ッチング・除去し、第2のITO膜(25B)と第1の
Mo膜(26B)との2層構造からなるゲート電極(2
6C)を形成し、同時に画素電極(25A)の保護膜と
なるITO保護膜(26A)を形成する(図3)。
【0014】しかしここでは、ITOとMoを連続形成
し、前述した塩酸と塩化第二鉄の溶液との混合液をエッ
チャントとして一度にエッチングして形成してもよい。
次に、シランガスを用いたCVD法によって膜厚500
0 の第1の SiNX 膜(27)を全面に形成したのち
に、プラズマCVD法によって膜厚700 のアモルフ
ァスシリコン膜〔以下a-Si膜と称する〕(28)を全面
に形成し、さらにシランガスを用いたCVD法によって
膜厚2500 の第2の SiNX 膜(29)を形成する
(図4)。
【0015】次いで、第2の SiNX 膜(29)がゲート
電極(26C)の形成領域に残存するように、フッ酸と
フッ化アンモニウムの溶液との混合液でエッチング・除
去して動作半導体層の保護膜(29A)を形成し(図
5)、膜厚300 のn+ アモルファスシリコン膜〔以
下n + a-Si膜と称する〕(30)をプラズマCVD法で
全面に形成する(図6)。
【0016】次に、ソース/ドレイン〔以下S/Dと称
する〕電極の形成領域にn + a-Si膜(30)が残存する
ようにn + a-Si膜(30)とa−Siを硝酸,フッ酸及
び酢酸の混合液によって連続してエッチング・除去して
動作半導体層(38)とS/Dコンタクト領域層(30
A,30B)を形成する(図7)。その後、第1の SiN
X 膜(27)をフッ酸とフッ化アンモニウムの溶液との
混合液で選択的にエッチング・除去して画素電極形成領
域のITO保護膜(26A)を露出させる(図8)。
【0017】次に、全面に膜厚500 の第2のMo膜
(31),膜厚7500 のAl膜(32)をスパッタ
法によって順次形成する(図9)。次いで、保護膜(2
9A)と画素電極(25A)との形成領域に開口部が形
成されるように、Al膜(32),第2のMo膜(3
1)及びITO保護膜(26A)を燐酸と硝酸との混合
液によって同時に選択的にエッチング・除去し、画素電
極(25A)を露出させ、S/D電極(33,34)を
形成する(図10)。
【0018】以上のようにして、本発明の第1の実施例
に係る半導体装置の製造方法によれば、第1のMo膜
(26)をパターニングする際に、ゲート電極形成領域
のみならず、画素電極(25A)上にも残存するように
してエッチング・除去させ、画素電極(25A)上にI
TO保護膜(26A)を形成し、S/D電極(33,3
4)を形成する際のAl膜(32)及び第2のMo膜
(31)のエッチングの際に、同時にMoからなるIT
O保護膜(26A)を除去している。
【0019】このため、第1の SiNX 膜(27)の成膜
工程において、画素電極(25A)が露出していないの
で、第1の SiNX 膜(27)の成膜時に反応ガスとして
用いられるシラン(SiH4)に含まれる水素(H)とITO
膜からなる画素電極(25A)とが反応することがな
く、よって画素電極(25A)が薄茶色に着色して透過
率が低下することを抑止できる。
【0020】また、最後にTFTが完成されるまで、I
TO膜からなる画素電極(25A)が露出されることが
ないので、画素電極(25A)が製造中にほとんど汚染
されずに済む。これにより、第1の SiNX 膜(27)が
逆テーパ形状になることでクラックが生じる原因という
ような、画素電極(25A)が汚染されている場合に生
じがちな問題を抑止することが可能になる。
【0021】さらに、本実施例においては、ITO保護
膜(26A)はMoからなるので、S/D電極(33,
34)を構成する第2のMo膜(31)をエッチングす
る際に同時にITO保護膜(26A)をエッチング・除
去でき、また、MoとAl膜は同じエッチング液(燐酸
と硝酸との混合液)でエッチングできるので、Al膜
(32),第2のMo膜(31)及びITO保護膜(2
6A)を同時にエッチング・除去することが可能にな
る。
【0022】このため、工程の簡略化が可能になる。な
お、本実施例において、ガラス基板(21)は透明基板
の一例であり、Cr膜(23)は遮光膜(23)の一例
である。また、SiO2膜(24)は第1の絶縁膜(24)
の一例であり、第1のMo膜(26)は第1の金属膜の
一例である。さらに、第1の SiNX 膜(27)は第2の
絶縁膜の一例であり、a-Si膜(28)は非晶質半導体層
の一例である。また、第2の SiNX 膜(29)は第3の
絶縁膜の一例であり、第2のMo膜(31),Al膜
(32)はそれぞれ第2の金属膜(31)、第3の金属
膜(32)の一例である。
【0023】(2)第2の実施例 以下で、本発明の第2の実施例に係る半導体装置の製造
方法について図1〜図10を参照しながら説明する。第
2の実施例の第1の実施例との相違点は、第1,第2の
金属膜(26,31)の一例としてCr膜を用いている
点である。なお、第1の実施例と共通する事項(膜の機
能、膜厚,膜の形成条件など)については重複するので
説明を省略し、全実施例で用いた符号を使い説明する。
【0024】まず、ガラス基板(21)の上に第1のI
TO膜(22)を形成し、その上に第1のCr膜(2
3)を形成したのちに、画素電極形成領域の第1のCr
膜(23)を選択的に除去する。次に、全面にSiO2膜
(24)を形成し、次いで第2のITO膜(25)を全
面に形成する(図1)。次に、第2のITO膜(25)
が画素電極形成領域とゲート電極形成領域に残存するよ
うにエッチング・除去して画素電極(25A)を形成し
たのちに、膜厚1500 の第1のCr膜(26)をス
パッタ法で全面に形成する(図2)。
【0025】次いで、第1のCr膜(26)がゲート電
極形成領域にある第2のITO膜(25B)上と、画素
電極(25A)上に残存するように第1のCr膜(2
6)を硝酸第2セリウムアンモニウムの溶液と過塩素酸
との混合液によって選択的にエッチング・除去し、第2
のITO膜(25B)と第1のCr膜(26B)との2
層構造からなるゲート電極(26C)を形成し、同時に
画素電極(25A)の保護膜となるITO保護膜(26
A)を形成する(図3)。
【0026】次に、第1の SiNX 膜(27)を全面に形
成したのちに、a-Si膜(28)を全面に形成し、さらに
第2の SiNX 膜(29)を形成する(図4)。次いで、
第2の SiNX 膜(29)がゲート電極(26C)形成領
域に残存するようにエッチング・除去して動作半導体層
の保護膜(29A)を形成し(図5)、n + a-Si膜(3
0)をプラズマCVD法で全面に形成する(図6)。
【0027】次に、S/D電極の形成領域にn + a-Si膜
(30)が残存するようにn + a-Si膜(30)とa-Si膜
(28)を連続してをエッチング・除去し、S/Dコン
タクト領域層(30A,30B)、動作半導体層(28
A)を形成する(図7)。その後、第1の SiNX 膜(2
7)を選択的にエッチング・除去して画素電極形成領域
のITO保護膜(26A)を露出させる(図8)。
【0028】次に、全面に膜厚500 の第2のCr膜
(31),膜厚7500 のAl膜(32)をスパッタ
法によって順次形成する(図9)。次いで、保護膜(2
9A)と画素電極(25A)との形成領域に開口部が形
成されるように、Al膜(32)を燐酸と硝酸との混合
液によってエッチング・除去し、第2のCr膜(31)
及びITO保護膜(26A)を硝酸第2セリウムアンモ
ニウムの溶液と過塩素酸との混合液によって同時に選択
的にエッチング・除去し、画素電極(25A)を露出さ
せ、S/D電極(33,34)を形成する(図10)。
【0029】以上のようにして、本発明の第2の実施例
に係る半導体装置の製造方法によれば、第1のCr膜
(26)をパターニングする際に、ゲート電極形成領域
のみならず、画素電極(25A)上にも残存するように
エッチング・除去させ、画素電極(25A)上にITO
保護膜(26A)を形成し、S/D電極(33,34)
を形成する際の第2のCr膜(31)のエッチングの際
に、同時にCrからなるITO保護膜(26A)を除去
している。
【0030】このため、第1の実施例と同様にして、第
1の SiNX 膜(27)の成膜工程において、ITO膜か
らなる画素電極(25A)が露出していないので、画素
電極(25A)が薄茶色に着色して透過率が低下するこ
とを抑止できる。また、画素電極(25A)が製造中に
ほとんど汚染されずに済むので、第1のSiNX 膜(2
7)がサイドエッチングされて逆テーパ形状になり、の
ちにここからクラックや膜剥がれなどが生じるというよ
うな問題を抑止することが可能になる。
【0031】さらに、本実施例においては、ITO保護
膜(26A)はCrからなるので、S/D電極(33,
34)を構成する第2のCr膜(31)をエッチングす
る際に同時にITO保護膜(26A)をエッチング・除
去できるので、工程の簡略化が可能になる。なお、本実
施例において、ガラス基板(21)は透明基板の一例で
あり、Cr膜(23)は遮光膜の一例である。また、Si
O2膜(24)は第1の絶縁膜の一例であり、第1のCr
膜(26)は第1の金属膜の一例である。さらに、第1
のSiNX 膜(27)は第2の絶縁膜の一例であり、a-Si
膜(28)は非晶質半導体層の一例である。また、第2
の SiNX 膜(29)は第3の絶縁膜の一例であり、第2
のCr膜(31),Al膜(32)はそれぞれ第2の金
属膜、第3の金属膜の一例である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る半導
体装置の製造方法によれば、製造工程中にITO膜から
なる画素電極の上に、第1の金属膜を選択形成し、ソー
ス、ドレイン電極の一構成である第3の金属膜,第2の
金属膜及び画素電極の上に選択形成された第1の金属膜
をエッチング・除去することで、ソース/ドレイン電極
を形成しながら画素電極を露出させている。
【0033】このため、画素電極が汚染されたり、還元
されたりすることを抑止することが可能になる。よっ
て、ITO膜が還元され、薄茶色に着色されて透過率が
低下することを抑止することや、クラックが生じること
を抑止することが可能になる。なお、本発明に係る半導
体装置の製造方法において、第2の金属膜は第1の金属
膜と同種類の金属からなり、かつ第2の金属膜及び画素
電極の上に選択形成された第1の金属膜を同時にエッチ
ング・除去している。
【0034】このため、同じエッチング条件で第1の金
属膜と第2の金属膜とをエッチング・除去できるので、
工程の簡略化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る製造方法を説明す
る第1の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る製造方法を説明す
る第2の断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る製造方法を説明す
る第3の断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係る製造方法を説明す
る第4の断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る製造方法を説明す
る第5の断面図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係る製造方法を説明す
る第6の断面図である。
【図7】本発明の第1の実施例に係る製造方法を説明す
る第7の断面図である。
【図8】本発明の第1の実施例に係る製造方法を説明す
る第8の断面図である。
【図9】本発明の第1の実施例に係る製造方法を説明す
る第9の断面図である。
【図10】本発明の第1の実施例に係る製造方法を説明
する第10の断面図である。
【図11】従来例の製造方法を説明する第1の断面図で
ある。
【図12】従来例の製造方法を説明する第2の断面図で
ある。
【図13】従来例の製造方法を説明する第3の断面図で
ある。
【図14】従来例の製造方法を説明する第4の断面図で
ある。
【図15】従来例の製造方法を説明する第5の断面図で
ある。
【図16】従来例の製造方法を説明する第6の断面図で
ある。
【図17】従来例の製造方法を説明する第7の断面図で
ある。
【図18】従来の問題点の説明図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素形成領域以外の領域に遮光膜が形成
    された透明基板上に、第1の絶縁膜,ITO膜を順次形
    成し、該ITO膜を選択的にエッチング・除去してゲー
    ト電極と画素電極とを形成する工程と、 全面に第1の金属膜を形成したのちに、該第1の金属膜
    を選択的にエッチング・除去して前記ゲート電極と画素
    電極との上に残存させる工程と、 全面に第2の絶縁膜を形成したのちに、コンタクト用半
    導体層および動作半導体層を形成する工程と、 上面に、第2の金属膜,第3の金属膜を順次形成したの
    ちに、前記第3の金属膜,第2の金属膜及び前記画素電
    極の上に選択形成された第1の金属膜をエッチング・除
    去して、ソース/ドレイン電極を形成しながら前記画素
    電極を露出させる工程とを含むことを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の金属膜は前記第1の金属膜と
    同種類の金属からなり、かつ第2の金属膜及び前記画素
    電極の上に選択形成された第1の金属膜を同時にエッチ
    ング・除去することを特徴とする請求項第1項記載の半
    導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の金属膜はモリブデン膜であっ
    て、かつ前記第3の金属膜はアルミニウム膜であること
    を特徴とする請求項第1項,第2項記載の半導体装置の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の金属膜はクロム膜であって、
    かつ前記第3の金属膜はアルミニウム膜であることを特
    徴とする請求項第1項,第2項記載の半導体装置の製造
    方法。
JP3554393A 1993-02-24 1993-02-24 半導体装置の製造方法 Pending JPH06250217A (ja)

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