JPH09260675A - 薄膜トランジスタおよび薄膜トランジスタ基板 - Google Patents
薄膜トランジスタおよび薄膜トランジスタ基板Info
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- JPH09260675A JPH09260675A JP6998296A JP6998296A JPH09260675A JP H09260675 A JPH09260675 A JP H09260675A JP 6998296 A JP6998296 A JP 6998296A JP 6998296 A JP6998296 A JP 6998296A JP H09260675 A JPH09260675 A JP H09260675A
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- Japan
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- film
- thin film
- film transistor
- channel
- gate electrode
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型で且つ高いON電流を得ることができる
薄膜トランジスタを提供する。 【解決手段】 ゲート電極2の平坦部上に収まるように
形成されたi型非晶質Si膜上にチャネル保護膜6を屈
曲した形状でパターニングすることにより、実質的なチ
ャネル幅を大きくする。
薄膜トランジスタを提供する。 【解決手段】 ゲート電極2の平坦部上に収まるように
形成されたi型非晶質Si膜上にチャネル保護膜6を屈
曲した形状でパターニングすることにより、実質的なチ
ャネル幅を大きくする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
等のスイッチング素子として用いられる薄膜トランジス
タと、上記薄膜トランジスタを備えた薄膜トランジスタ
基板に関する。
等のスイッチング素子として用いられる薄膜トランジス
タと、上記薄膜トランジスタを備えた薄膜トランジスタ
基板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶ディスプレイ等のスイッチン
グ素子として、薄膜トランジスタ(以下、TFT:Thin
film transistorと称する)が好適に用いられている。
ここで、従来のTFTの構成を製造方法と共に説明す
る。
グ素子として、薄膜トランジスタ(以下、TFT:Thin
film transistorと称する)が好適に用いられている。
ここで、従来のTFTの構成を製造方法と共に説明す
る。
【0003】従来のTFTの製造方法では、まず、図7
(a)に示すように、絶縁性基板31の上に、スパッタ
法により金属膜を成膜した後にこれをパターニングする
ことによりゲート電極32を形成し、さらにこのゲート
電極32を陽極酸化することにより第1のゲート絶縁膜
33を形成する。
(a)に示すように、絶縁性基板31の上に、スパッタ
法により金属膜を成膜した後にこれをパターニングする
ことによりゲート電極32を形成し、さらにこのゲート
電極32を陽極酸化することにより第1のゲート絶縁膜
33を形成する。
【0004】次に、同図(b)に示すように、第2のゲ
ート絶縁膜34、i型非晶質Si薄膜35、およびチャ
ネル保護膜36を、プラズマCVD(Chemical Vapor De
position) 法により順次成膜すると共に、チャネル保護
膜36をパターン化する。
ート絶縁膜34、i型非晶質Si薄膜35、およびチャ
ネル保護膜36を、プラズマCVD(Chemical Vapor De
position) 法により順次成膜すると共に、チャネル保護
膜36をパターン化する。
【0005】さらに、同図(c)に示すように、n+ 型
非晶質Si薄膜37をプラズマCVD法により成膜した
後、i型非晶質Si薄膜35をn+ 型非晶質Si薄膜3
7と共にパターニングする。
非晶質Si薄膜37をプラズマCVD法により成膜した
後、i型非晶質Si薄膜35をn+ 型非晶質Si薄膜3
7と共にパターニングする。
【0006】続いて、同図(d)に示すように、スパッ
タ法を用いてソース・ドレイン電極膜38・39を形成
した後、絵素電極膜40およびパッシベーション膜41
を順次積層することにより、TFTが完成する。なお、
同図(d)は、図6の平面図におけるB−B線断面図で
ある。ただし、図6では、パッシベーション膜41は図
示されていない。
タ法を用いてソース・ドレイン電極膜38・39を形成
した後、絵素電極膜40およびパッシベーション膜41
を順次積層することにより、TFTが完成する。なお、
同図(d)は、図6の平面図におけるB−B線断面図で
ある。ただし、図6では、パッシベーション膜41は図
示されていない。
【0007】上記従来のTFTのチャネル保護膜36
は、図6に示すように、ゲート電極32に沿って等しい
チャネル幅wを有する帯状に形成されている。また、上
記チャネル保護膜36は、図7(b)中に示すように、
チャネル長lがゲート電極32の平坦部とほぼ等しい長
さになるように形成されているので、i型非晶質Si薄
膜35は、図7(c)または(d)に示すように、ゲー
ト電極32よりも広い幅を有している。
は、図6に示すように、ゲート電極32に沿って等しい
チャネル幅wを有する帯状に形成されている。また、上
記チャネル保護膜36は、図7(b)中に示すように、
チャネル長lがゲート電極32の平坦部とほぼ等しい長
さになるように形成されているので、i型非晶質Si薄
膜35は、図7(c)または(d)に示すように、ゲー
ト電極32よりも広い幅を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のTFTは、TFTを大型化することなく充分なON
電流を得ることが難しいという問題点を有していた。上
記従来のTFTをマトリクス状に配置したTFT基板を
作成し、対向電極、ブラックマトリクスおよびカラーフ
ィルタ等からなる対向基板と貼り合わせてその間隙に液
晶を注入してなるTFT液晶ディスプレイを作成した場
合、液晶を応答させるTFTのON電流の大きさは、T
FTのチャネル長に対するチャネル幅の大きさによって
決まる。
来のTFTは、TFTを大型化することなく充分なON
電流を得ることが難しいという問題点を有していた。上
記従来のTFTをマトリクス状に配置したTFT基板を
作成し、対向電極、ブラックマトリクスおよびカラーフ
ィルタ等からなる対向基板と貼り合わせてその間隙に液
晶を注入してなるTFT液晶ディスプレイを作成した場
合、液晶を応答させるTFTのON電流の大きさは、T
FTのチャネル長に対するチャネル幅の大きさによって
決まる。
【0009】例えば、10〜30μs程度の高速書込み
を可能とするTFTのON電流を得るためには、チャネ
ル長lを5μm程度に小さくとり、w/lの値が少なく
とも2以上になるようにチャネル長wを大きく取らなけ
ればならない。このように、従来のTFTでは、ON電
流を大きくしようとすると、TFTが大型化してしまう
という問題点があった。
を可能とするTFTのON電流を得るためには、チャネ
ル長lを5μm程度に小さくとり、w/lの値が少なく
とも2以上になるようにチャネル長wを大きく取らなけ
ればならない。このように、従来のTFTでは、ON電
流を大きくしようとすると、TFTが大型化してしまう
という問題点があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の薄膜トランジスタは、絶縁基板上
に形成されたゲート電極と、該ゲート電極を覆って形成
された絶縁膜と、該絶縁膜上に形成された半導体膜と、
該半導体膜上に形成されたソース電極およびドレイン電
極とを備えた薄膜トランジスタにおいて、チャネル保護
膜が上記半導体膜上に屈曲してパターニングされている
ことを特徴としている。
めに、請求項1記載の薄膜トランジスタは、絶縁基板上
に形成されたゲート電極と、該ゲート電極を覆って形成
された絶縁膜と、該絶縁膜上に形成された半導体膜と、
該半導体膜上に形成されたソース電極およびドレイン電
極とを備えた薄膜トランジスタにおいて、チャネル保護
膜が上記半導体膜上に屈曲してパターニングされている
ことを特徴としている。
【0011】上記の構成によれば、チャネル保護膜が上
記半導体膜上に屈曲してパターニングされていることに
より、薄膜トランジスタ全体を大型化することなく実質
的なチャネル幅を大きくとることが可能となる。これに
より、小型の薄膜トランジスタにおいて大きいON電流
を得ることが可能となり、例えばこの薄膜トランジスタ
を液晶の駆動素子として用いた場合に、短い応答時間内
に、液晶を応答させるのに充分な充電率を得ることが可
能となる。
記半導体膜上に屈曲してパターニングされていることに
より、薄膜トランジスタ全体を大型化することなく実質
的なチャネル幅を大きくとることが可能となる。これに
より、小型の薄膜トランジスタにおいて大きいON電流
を得ることが可能となり、例えばこの薄膜トランジスタ
を液晶の駆動素子として用いた場合に、短い応答時間内
に、液晶を応答させるのに充分な充電率を得ることが可
能となる。
【0012】請求項2記載の薄膜トランジスタは、請求
項1記載の構成において、チャネル部が、ゲート電極の
平坦部上に収まっていることを特徴としている。上記の
構成によれば、リーク電流が生じやすいゲート電極のエ
ッジ部分にチャネル部が及ばないことにより、実質的な
チャネル幅に比例して、TFTのON電流を無駄なく大
きくすることができる。
項1記載の構成において、チャネル部が、ゲート電極の
平坦部上に収まっていることを特徴としている。上記の
構成によれば、リーク電流が生じやすいゲート電極のエ
ッジ部分にチャネル部が及ばないことにより、実質的な
チャネル幅に比例して、TFTのON電流を無駄なく大
きくすることができる。
【0013】請求項3記載の薄膜トランジスタ基板は、
請求項1記載の薄膜トランジスタを備えると共に、上記
薄膜トランジスタの半導体膜およびn+ 型非晶質Si膜
のパターニングを行った後に形成される絵素電極とを備
えたことを特徴としている。
請求項1記載の薄膜トランジスタを備えると共に、上記
薄膜トランジスタの半導体膜およびn+ 型非晶質Si膜
のパターニングを行った後に形成される絵素電極とを備
えたことを特徴としている。
【0014】上記の構成によれば、半導体膜およびn+
型非晶質Si膜のパターニングを行った後に絵素電極が
形成されることにより、絵素電極と、半導体膜およびn
+ 型非晶質Si膜の上層に形成されるソース電極および
ドレイン電極とをコンタクトホールを介さずに接続する
ことが可能となる。すなわち、コンタクトホールを形成
する必要がなくなるため、薄膜トランジスタ基板の開口
率を向上することが可能となる。
型非晶質Si膜のパターニングを行った後に絵素電極が
形成されることにより、絵素電極と、半導体膜およびn
+ 型非晶質Si膜の上層に形成されるソース電極および
ドレイン電極とをコンタクトホールを介さずに接続する
ことが可能となる。すなわち、コンタクトホールを形成
する必要がなくなるため、薄膜トランジスタ基板の開口
率を向上することが可能となる。
【0015】また、一般的に高熱に弱い材料から形成さ
れる絵素電極をTFTプロセスの終了後に形成するの
で、ITO膜の耐熱温度に関係なく高温でTFTプロセ
スを実行することが可能となり、特性の良いTFTを提
供することが可能となるという利点も有している。
れる絵素電極をTFTプロセスの終了後に形成するの
で、ITO膜の耐熱温度に関係なく高温でTFTプロセ
スを実行することが可能となり、特性の良いTFTを提
供することが可能となるという利点も有している。
【0016】なお、上記絵素電極の形成は、半導体膜お
よびn+ 型非晶質Si膜のパターニングを行い、さら
に、ソース電極およびドレイン電極の形成を行った後で
あっても良い。
よびn+ 型非晶質Si膜のパターニングを行い、さら
に、ソース電極およびドレイン電極の形成を行った後で
あっても良い。
【0017】請求項4記載の薄膜トランジスタは、絶縁
基板上に形成されたゲート電極と、該ゲート電極を覆っ
て形成された絶縁膜と、該絶縁膜上に形成された半導体
膜と、該半導体膜上に形成されたソース電極およびドレ
イン電極とを備えた薄膜トランジスタにおいて、上記半
導体膜上にn+ 型非晶質Si膜が積層され、該n+ 型非
晶質Si膜が選択的にエッチングされてソース・ドレイ
ンギャップが形成されると共に、上記ソース・ドレイン
ギャップが屈曲していることを特徴とする。
基板上に形成されたゲート電極と、該ゲート電極を覆っ
て形成された絶縁膜と、該絶縁膜上に形成された半導体
膜と、該半導体膜上に形成されたソース電極およびドレ
イン電極とを備えた薄膜トランジスタにおいて、上記半
導体膜上にn+ 型非晶質Si膜が積層され、該n+ 型非
晶質Si膜が選択的にエッチングされてソース・ドレイ
ンギャップが形成されると共に、上記ソース・ドレイン
ギャップが屈曲していることを特徴とする。
【0018】上記の構成によれば、チャネルエッチ型の
薄膜トランジスタにおいて、半導体膜上にn+ 型非晶質
Si膜が積層され、ソース・ドレインギャップが屈曲し
た形状で形成されることにより、薄膜トランジスタ全体
を大型化することなく実質的なチャネル幅を大きくとる
ことが可能となる。これにより、小型の薄膜トランジス
タにおいて大きいON電流を得ることが可能となり、例
えばこの薄膜トランジスタを液晶の駆動素子として用い
た場合に、短い応答時間内に、液晶を応答させるのに充
分な充電率を得ることが可能となる。
薄膜トランジスタにおいて、半導体膜上にn+ 型非晶質
Si膜が積層され、ソース・ドレインギャップが屈曲し
た形状で形成されることにより、薄膜トランジスタ全体
を大型化することなく実質的なチャネル幅を大きくとる
ことが可能となる。これにより、小型の薄膜トランジス
タにおいて大きいON電流を得ることが可能となり、例
えばこの薄膜トランジスタを液晶の駆動素子として用い
た場合に、短い応答時間内に、液晶を応答させるのに充
分な充電率を得ることが可能となる。
【0019】請求項5記載の薄膜トランジスタは、請求
項4記載の構成において、チャネル部が、ゲート電極の
平坦部上に収まっていることを特徴としている。上記の
構成によれば、リーク電流が生じやすいゲート電極のエ
ッジ部分にチャネル部が及ばないことにより、実質的な
チャネル幅に比例して、TFTのON電流を無駄なく大
きくすることができる。
項4記載の構成において、チャネル部が、ゲート電極の
平坦部上に収まっていることを特徴としている。上記の
構成によれば、リーク電流が生じやすいゲート電極のエ
ッジ部分にチャネル部が及ばないことにより、実質的な
チャネル幅に比例して、TFTのON電流を無駄なく大
きくすることができる。
【0020】請求項6記載の薄膜トランジスタ基板は、
請求項4記載の薄膜トランジスタを備えると共に、上記
薄膜トランジスタの半導体膜およびn+ 型非晶質Si膜
のパターニングを行った後に形成される絵素電極とを備
えたことを特徴とする。
請求項4記載の薄膜トランジスタを備えると共に、上記
薄膜トランジスタの半導体膜およびn+ 型非晶質Si膜
のパターニングを行った後に形成される絵素電極とを備
えたことを特徴とする。
【0021】上記の構成によれば、半導体膜およびn+
型非晶質Si膜のパターニングを行った後に絵素電極が
形成されることにより、絵素電極と、半導体膜およびn
+ 型非晶質Si膜の上層に形成されるソース電極および
ドレイン電極とをコンタクトホールを介さずに接続する
ことが可能となる。すなわち、コンタクトホールを形成
する必要がなくなるため、薄膜トランジスタ基板の開口
率を向上することが可能となる。
型非晶質Si膜のパターニングを行った後に絵素電極が
形成されることにより、絵素電極と、半導体膜およびn
+ 型非晶質Si膜の上層に形成されるソース電極および
ドレイン電極とをコンタクトホールを介さずに接続する
ことが可能となる。すなわち、コンタクトホールを形成
する必要がなくなるため、薄膜トランジスタ基板の開口
率を向上することが可能となる。
【0022】また、一般的に高熱に弱い材料から形成さ
れる絵素電極をTFTプロセスの終了後に形成するの
で、ITO膜の耐熱温度に関係なく高温でTFTプロセ
スを実行することが可能となり、特性の良いTFTを提
供することが可能となるという利点も有している。
れる絵素電極をTFTプロセスの終了後に形成するの
で、ITO膜の耐熱温度に関係なく高温でTFTプロセ
スを実行することが可能となり、特性の良いTFTを提
供することが可能となるという利点も有している。
【0023】なお、上記絵素電極の形成は、半導体膜お
よびn+ 型非晶質Si膜のパターニングを行い、さら
に、ソース電極およびドレイン電極の形成を行った後で
あっても良い。
よびn+ 型非晶質Si膜のパターニングを行い、さら
に、ソース電極およびドレイン電極の形成を行った後で
あっても良い。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1ないし図5に基づいて説明すれば、以下のとおりで
ある。
図1ないし図5に基づいて説明すれば、以下のとおりで
ある。
【0025】図1は、本発明の実施の一形態としての薄
膜トランジスタ(以下、TFTと称する)の平面図であ
る。図2(a)ないし(d)は、上記TFTの製造工程
の主要部を示すものである。図2(d)は、図1におけ
るA−A線断面図である。なお、図1では、パッシベー
ション膜11は図示されていない。
膜トランジスタ(以下、TFTと称する)の平面図であ
る。図2(a)ないし(d)は、上記TFTの製造工程
の主要部を示すものである。図2(d)は、図1におけ
るA−A線断面図である。なお、図1では、パッシベー
ション膜11は図示されていない。
【0026】ここで、図2(a)ないし(d)を参照し
ながら、上記TFTの構成を製造工程に従って説明す
る。まず、絶縁性基板1の上に、アルミニウム等の低抵
抗で陽極酸化できる金属膜を約3000〜5000Åの
厚さで成膜し、パターニングすることにより、ゲート電
極2を形成する。次に、このゲート電極2を陽極酸化す
ることにより、第1のゲート絶縁膜3を約2000〜4
000Åの厚さになるように形成する。なお、この第1
のゲート絶縁膜3の形成時に、ゲート電極2の膜厚は約
2000〜4000Åに減少する。
ながら、上記TFTの構成を製造工程に従って説明す
る。まず、絶縁性基板1の上に、アルミニウム等の低抵
抗で陽極酸化できる金属膜を約3000〜5000Åの
厚さで成膜し、パターニングすることにより、ゲート電
極2を形成する。次に、このゲート電極2を陽極酸化す
ることにより、第1のゲート絶縁膜3を約2000〜4
000Åの厚さになるように形成する。なお、この第1
のゲート絶縁膜3の形成時に、ゲート電極2の膜厚は約
2000〜4000Åに減少する。
【0027】さらに、同図(b)に示すように、第2の
ゲート絶縁膜4、i型非晶質Si薄膜5(半導体膜)、
およびチャネル保護膜6を、それぞれ約3000〜50
00Å、約300〜1000Å、約1000〜3000
Åの厚みになるようにプラズマCVD法により順次成膜
した後、チャネル保護膜6をパターニングする。なお、
上記チャネル保護膜6は、例えば窒化シリコン(SiN
x )等により実現される。
ゲート絶縁膜4、i型非晶質Si薄膜5(半導体膜)、
およびチャネル保護膜6を、それぞれ約3000〜50
00Å、約300〜1000Å、約1000〜3000
Åの厚みになるようにプラズマCVD法により順次成膜
した後、チャネル保護膜6をパターニングする。なお、
上記チャネル保護膜6は、例えば窒化シリコン(SiN
x )等により実現される。
【0028】この時、チャネル保護膜6は、図1に示す
ように屈曲した形状にパターニングする。なお、図1に
示されたチャネル保護膜6は、ほぼ矩形波状に形成され
ているが、この他に、図3に示すように、円弧状に屈曲
した形状としても良い。なお、この場合のチャネル保護
膜6における実質的なチャネル幅Wは、図4(a)ある
いは(b)に示す線15あるいは線16の全長によって
与えられる。なお、上記の図4(a)および(b)は、
i型非晶質Si薄膜5上に形成されたチャネル保護膜6
の形状を示している。
ように屈曲した形状にパターニングする。なお、図1に
示されたチャネル保護膜6は、ほぼ矩形波状に形成され
ているが、この他に、図3に示すように、円弧状に屈曲
した形状としても良い。なお、この場合のチャネル保護
膜6における実質的なチャネル幅Wは、図4(a)ある
いは(b)に示す線15あるいは線16の全長によって
与えられる。なお、上記の図4(a)および(b)は、
i型非晶質Si薄膜5上に形成されたチャネル保護膜6
の形状を示している。
【0029】ここで、上記チャネル保護膜6における実
質的なチャネル長Lの算出例について説明する。図4
(a)中に示すように、チャネル保護膜6のチャネル長
方向において互いに異なる長さを有する部分の長さを、
それぞれLa 、Lb 、Lc とし、各部分のチャネル幅方
向の長さをWal、Wbm、Wcnと定義する。このとき、チ
ャネル長Lは、下記の数1に示す一般式から求められ
る。なお、一般式としての数1において、αはチャネル
長方向の長さがLa の部分の総数を表し、同様に、β、
γはチャネル長方向の長さがそれぞれLb 、Lz の部分
の総数を表す。
質的なチャネル長Lの算出例について説明する。図4
(a)中に示すように、チャネル保護膜6のチャネル長
方向において互いに異なる長さを有する部分の長さを、
それぞれLa 、Lb 、Lc とし、各部分のチャネル幅方
向の長さをWal、Wbm、Wcnと定義する。このとき、チ
ャネル長Lは、下記の数1に示す一般式から求められ
る。なお、一般式としての数1において、αはチャネル
長方向の長さがLa の部分の総数を表し、同様に、β、
γはチャネル長方向の長さがそれぞれLb 、Lz の部分
の総数を表す。
【0030】すなわち、同図(a)に示すチャネル保護
膜6の場合には、数1のzがcに対応すると共に、α、
β、γの値はそれぞれ2、4、3である。なお、数1に
おけるWA は、下記の数2で与えられる。
膜6の場合には、数1のzがcに対応すると共に、α、
β、γの値はそれぞれ2、4、3である。なお、数1に
おけるWA は、下記の数2で与えられる。
【0031】
【数1】
【0032】
【数2】
【0033】図6に示した従来の非晶質SiTFTで
は、10〜30μs程度の書込み時間で液晶が応答する
のに充分なON電流を発生させるためには、チャネル長
lを5μm程度に小さくとり、なお且つチャネル長wを
チャネル長lの少なくとも2倍程度に形成することが必
要であった。これに対して本実施の形態のTFTは、上
述のようにチャネル保護膜6を屈曲した形状にパターニ
ングしたことにより、実質的なチャネル長Lに対して実
質的なチャネル幅Wを大きくとることが可能となり、T
FT全体を大型化せずにON電流を充分に大きくするこ
とができる。
は、10〜30μs程度の書込み時間で液晶が応答する
のに充分なON電流を発生させるためには、チャネル長
lを5μm程度に小さくとり、なお且つチャネル長wを
チャネル長lの少なくとも2倍程度に形成することが必
要であった。これに対して本実施の形態のTFTは、上
述のようにチャネル保護膜6を屈曲した形状にパターニ
ングしたことにより、実質的なチャネル長Lに対して実
質的なチャネル幅Wを大きくとることが可能となり、T
FT全体を大型化せずにON電流を充分に大きくするこ
とができる。
【0034】次に、i型非晶質Si薄膜5およびチャネ
ル保護膜6を覆うように、n+ 型非晶質Si薄膜7を約
300〜1000Åで形成した後に、図2(c)に示す
ように、このn+ 型非晶質Si薄膜7をi型非晶質Si
薄膜5と共にパターニングする。なお、このパターニン
グの際に、i型非晶質Si薄膜5およびn+ 型非晶質S
i薄膜7が、ゲート電極2の平坦部上に完全に収まるよ
うにする。これにより、チャネル部がゲート電極2の平
坦部上からはみ出さないので、実質的なチャネル幅Wに
比例して、TFTのON電流を無駄なく大きくすること
ができる。
ル保護膜6を覆うように、n+ 型非晶質Si薄膜7を約
300〜1000Åで形成した後に、図2(c)に示す
ように、このn+ 型非晶質Si薄膜7をi型非晶質Si
薄膜5と共にパターニングする。なお、このパターニン
グの際に、i型非晶質Si薄膜5およびn+ 型非晶質S
i薄膜7が、ゲート電極2の平坦部上に完全に収まるよ
うにする。これにより、チャネル部がゲート電極2の平
坦部上からはみ出さないので、実質的なチャネル幅Wに
比例して、TFTのON電流を無駄なく大きくすること
ができる。
【0035】続いて、n+ 型非晶質Si薄膜7におい
て、チャネル保護膜6上面にあたる部分の一部をエッチ
ングすることにより、ソース部とドレイン部とに分離
し、その後、図2(d)に示すように、ソース・ドレイ
ン電極膜8・9を約3000〜5000Åの厚みに成膜
した後、パターニングする。この時に、図1に示すよう
に、屈曲した形状のチャネル保護膜6に追随するように
ソース・ドレイン電極膜8・9のパターニングを行う。
さらに、ソース・ドレイン電極膜8・9の表面にパッシ
ベーション膜11を成膜する。以上の工程によって、チ
ャネル保護膜型TFTが完成する。
て、チャネル保護膜6上面にあたる部分の一部をエッチ
ングすることにより、ソース部とドレイン部とに分離
し、その後、図2(d)に示すように、ソース・ドレイ
ン電極膜8・9を約3000〜5000Åの厚みに成膜
した後、パターニングする。この時に、図1に示すよう
に、屈曲した形状のチャネル保護膜6に追随するように
ソース・ドレイン電極膜8・9のパターニングを行う。
さらに、ソース・ドレイン電極膜8・9の表面にパッシ
ベーション膜11を成膜する。以上の工程によって、チ
ャネル保護膜型TFTが完成する。
【0036】上記のTFTを駆動素子として用いるTF
T基板を作成する場合には、上述の工程によって絶縁性
基板1上にTFTをマトリクス状に形成した後、この絶
縁性基板1上にITO膜を約300〜3000Åの厚み
に成膜し、これをパターニングすることにより、絵素電
極10を形成する。
T基板を作成する場合には、上述の工程によって絶縁性
基板1上にTFTをマトリクス状に形成した後、この絶
縁性基板1上にITO膜を約300〜3000Åの厚み
に成膜し、これをパターニングすることにより、絵素電
極10を形成する。
【0037】このように、i型非晶質Si薄膜5および
n+ 型非晶質Si薄膜7を形成した後に絵素電極膜10
を形成するので、コンタクトホールを必要とせずに、ソ
ース・ドレイン電極膜8・9と絵素電極10とのコンタ
クトが容易に得られる。この結果、絵素電極10が露出
している開口部12を、コンタクトホール等の制約なく
大きくとることが可能となり、開口率が高いTFT基板
を実現することができる。
n+ 型非晶質Si薄膜7を形成した後に絵素電極膜10
を形成するので、コンタクトホールを必要とせずに、ソ
ース・ドレイン電極膜8・9と絵素電極10とのコンタ
クトが容易に得られる。この結果、絵素電極10が露出
している開口部12を、コンタクトホール等の制約なく
大きくとることが可能となり、開口率が高いTFT基板
を実現することができる。
【0038】また、300℃以上の熱に弱いITO膜を
TFTプロセスの終了後に形成するので、ITO膜の耐
熱温度に関係なく高温でTFTプロセスを実行すること
が可能となり、特性の良いTFTを提供することが可能
となるという利点も有している。
TFTプロセスの終了後に形成するので、ITO膜の耐
熱温度に関係なく高温でTFTプロセスを実行すること
が可能となり、特性の良いTFTを提供することが可能
となるという利点も有している。
【0039】なお、上記のTFT基板に対し、対向透明
電極、ブラックマトリクス、およびカラーフィルタを形
成した対向基板を貼り合わせ、その間隙に液晶を注入す
ることにより、従来のものよりも開口率が高く、明るい
表示が実現されるTFT液晶ディスプレイを提供するこ
とが可能となる。
電極、ブラックマトリクス、およびカラーフィルタを形
成した対向基板を貼り合わせ、その間隙に液晶を注入す
ることにより、従来のものよりも開口率が高く、明るい
表示が実現されるTFT液晶ディスプレイを提供するこ
とが可能となる。
【0040】なお、上記では、チャネル保護膜型TFT
の構成およびその製造方法について説明したが、チャネ
ルエッチ型TFTも類似の製造方法で作成することが可
能である。
の構成およびその製造方法について説明したが、チャネ
ルエッチ型TFTも類似の製造方法で作成することが可
能である。
【0041】チャネルエッチ型TFTの場合、まず、図
5(a)に示すように、前述のチャネル保護膜型TFT
と同様に、絶縁性基板1上に、ゲート電極2および第1
のゲート絶縁膜3を形成する。さらに、同図(b)に示
すように、第2のゲート絶縁膜4およびi型非晶質Si
薄膜5を形成し、その上に、チャネル保護膜6の代わり
にn+ 型非晶質Si薄膜7を成膜する。
5(a)に示すように、前述のチャネル保護膜型TFT
と同様に、絶縁性基板1上に、ゲート電極2および第1
のゲート絶縁膜3を形成する。さらに、同図(b)に示
すように、第2のゲート絶縁膜4およびi型非晶質Si
薄膜5を形成し、その上に、チャネル保護膜6の代わり
にn+ 型非晶質Si薄膜7を成膜する。
【0042】続いて、i型非晶質Si薄膜5のアイラン
ド化エッチングを行うが、この時にはn+ 型非晶質Si
薄膜7をソースおよびドレインに分離するためのソース
・ドレインギャップエッチングは行わない。また、i型
非晶質Si薄膜5が、ゲート電極2の平坦部上に完全に
収まるようにパターニングを行う。
ド化エッチングを行うが、この時にはn+ 型非晶質Si
薄膜7をソースおよびドレインに分離するためのソース
・ドレインギャップエッチングは行わない。また、i型
非晶質Si薄膜5が、ゲート電極2の平坦部上に完全に
収まるようにパターニングを行う。
【0043】なお、上記ソース・ドレインギャップエッ
チングは、上記アイランド化エッチングの後に別途実行
し、同図(c)に示すように、i型非晶質Si薄膜5と
選択的にエッチングを行う。このソース・ドレインギャ
ップエッチングの際に、n+型非晶質Si薄膜7が選択
的にエッチングされて形成されるi型非晶質Si薄膜5
の露出部が、図1あるいは図3に示したチャネル保護膜
6のように、矩形波状あるいは円弧状に屈曲するようパ
ターニングを行う。
チングは、上記アイランド化エッチングの後に別途実行
し、同図(c)に示すように、i型非晶質Si薄膜5と
選択的にエッチングを行う。このソース・ドレインギャ
ップエッチングの際に、n+型非晶質Si薄膜7が選択
的にエッチングされて形成されるi型非晶質Si薄膜5
の露出部が、図1あるいは図3に示したチャネル保護膜
6のように、矩形波状あるいは円弧状に屈曲するようパ
ターニングを行う。
【0044】さらに、ソース・ドレイン電極膜8・9
を、上記のソース・ドレインギャップの形状に沿ってパ
ターニングし、パッシベーション膜11を成膜すること
により、図5(d)に示すようなチャネルエッチ型TF
Tが完成する。
を、上記のソース・ドレインギャップの形状に沿ってパ
ターニングし、パッシベーション膜11を成膜すること
により、図5(d)に示すようなチャネルエッチ型TF
Tが完成する。
【0045】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の薄膜トラ
ンジスタは、チャネル保護膜が半導体膜上に屈曲してパ
ターニングされた構成である。これにより、薄膜トラン
ジスタ全体を大型化することなく実質的なチャネル幅を
大きくとり、充分大きいON電流を得ることが可能とな
る。この結果、小型で且つ短い応答時間で充分な充電率
を得ることができる薄膜トランジスタを提供することが
可能となるという効果を奏する。
ンジスタは、チャネル保護膜が半導体膜上に屈曲してパ
ターニングされた構成である。これにより、薄膜トラン
ジスタ全体を大型化することなく実質的なチャネル幅を
大きくとり、充分大きいON電流を得ることが可能とな
る。この結果、小型で且つ短い応答時間で充分な充電率
を得ることができる薄膜トランジスタを提供することが
可能となるという効果を奏する。
【0046】請求項2記載の薄膜トランジスタは、チャ
ネル部が、ゲート電極の平坦部上に収まっている構成で
ある。これにより、請求項1記載の構成による効果に加
えてさらに、実質的なチャネル幅に比例してTFTのO
N電流を無駄なく大きくすることができるという効果を
奏する。
ネル部が、ゲート電極の平坦部上に収まっている構成で
ある。これにより、請求項1記載の構成による効果に加
えてさらに、実質的なチャネル幅に比例してTFTのO
N電流を無駄なく大きくすることができるという効果を
奏する。
【0047】請求項3記載の薄膜トランジスタ基板は、
請求項1記載の薄膜トランジスタを備えると共に、上記
薄膜トランジスタの半導体膜およびn+ 型非晶質Si膜
のパターニングを行った後に形成される絵素電極とを備
えた構成である。これにより、絵素電極と、半導体膜お
よびn+ 型非晶質Si膜の上層に形成されるソース電極
およびドレイン電極とをコンタクトホールを介さずに接
続することができ、開口率が向上された薄膜トランジス
タを提供できるという効果を奏する。
請求項1記載の薄膜トランジスタを備えると共に、上記
薄膜トランジスタの半導体膜およびn+ 型非晶質Si膜
のパターニングを行った後に形成される絵素電極とを備
えた構成である。これにより、絵素電極と、半導体膜お
よびn+ 型非晶質Si膜の上層に形成されるソース電極
およびドレイン電極とをコンタクトホールを介さずに接
続することができ、開口率が向上された薄膜トランジス
タを提供できるという効果を奏する。
【0048】請求項4記載の薄膜トランジスタは、半導
体膜上にn+ 型非晶質Si膜が積層され、該n+ 型非晶
質Si膜が選択的にエッチングされてソース・ドレイン
ギャップが形成されると共に、上記ソース・ドレインギ
ャップが屈曲した構成である。これにより、薄膜トラン
ジスタ全体を大型化することなく実質的なチャネル幅を
大きくとることができる。この結果、小型で且つ短い応
答時間で充分な充電率を得ることが可能な薄膜トランジ
スタを提供することができるという効果を奏する。
体膜上にn+ 型非晶質Si膜が積層され、該n+ 型非晶
質Si膜が選択的にエッチングされてソース・ドレイン
ギャップが形成されると共に、上記ソース・ドレインギ
ャップが屈曲した構成である。これにより、薄膜トラン
ジスタ全体を大型化することなく実質的なチャネル幅を
大きくとることができる。この結果、小型で且つ短い応
答時間で充分な充電率を得ることが可能な薄膜トランジ
スタを提供することができるという効果を奏する。
【0049】請求項5記載の薄膜トランジスタは、チャ
ネル部が、ゲート電極の平坦部上に収まっている構成で
ある。これにより、請求項4記載の構成による効果に加
えてさらに、実質的なチャネル幅に比例して、TFTの
ON電流を無駄なく大きくすることができるという効果
を奏する。
ネル部が、ゲート電極の平坦部上に収まっている構成で
ある。これにより、請求項4記載の構成による効果に加
えてさらに、実質的なチャネル幅に比例して、TFTの
ON電流を無駄なく大きくすることができるという効果
を奏する。
【0050】請求項6記載の薄膜トランジスタは、請求
項4記載の薄膜トランジスタを備えると共に、上記薄膜
トランジスタの半導体膜およびn+ 型非晶質Si膜のパ
ターニングを行った後に形成される絵素電極とを備えた
構成である。これにより、絵素電極と、半導体膜および
n+ 型非晶質Si膜の上層に形成されるソース電極およ
びドレイン電極とをコンタクトホールを介さずに接続す
ることができ、開口率が向上された薄膜トランジスタ基
板を提供することが可能となるという効果を奏する。
項4記載の薄膜トランジスタを備えると共に、上記薄膜
トランジスタの半導体膜およびn+ 型非晶質Si膜のパ
ターニングを行った後に形成される絵素電極とを備えた
構成である。これにより、絵素電極と、半導体膜および
n+ 型非晶質Si膜の上層に形成されるソース電極およ
びドレイン電極とをコンタクトホールを介さずに接続す
ることができ、開口率が向上された薄膜トランジスタ基
板を提供することが可能となるという効果を奏する。
【図1】本発明の実施に係る一形態としての薄膜トラン
ジスタ(TFT)基板の概略構成を示す平面図である。
ジスタ(TFT)基板の概略構成を示す平面図である。
【図2】同図(a)ないし(d)は、図1に示すA−A
線断面の構成を製造工程の順に示す断面図である。
線断面の構成を製造工程の順に示す断面図である。
【図3】上記薄膜トランジスタのチャネル保護膜に適用
し得る他の形状の一例を示す平面図である。
し得る他の形状の一例を示す平面図である。
【図4】同図(a)および(b)は、図1および図3に
示すチャネル保護膜における実質的なチャネル幅をそれ
ぞれ示す説明図である。
示すチャネル保護膜における実質的なチャネル幅をそれ
ぞれ示す説明図である。
【図5】同図(a)ないし(d)は、本発明の実施に係
る他の形態としての薄膜トランジスタ基板の構成を製造
工程の順に示す断面図である。
る他の形態としての薄膜トランジスタ基板の構成を製造
工程の順に示す断面図である。
【図6】従来の薄膜トランジスタ基板の概略構成を示す
平面図である。
平面図である。
【図7】図6に示すB−B線断面の構成を製造工程の順
に示す断面図である。
に示す断面図である。
2 ゲート電極 5 i型非晶質Si薄膜(半導体膜) 6 チャネル保護膜 7 n+ 型非晶質Si薄膜 8・9 ソース・ドレイン電極膜 10 絵素電極膜
Claims (6)
- 【請求項1】絶縁基板上に形成されたゲート電極と、該
ゲート電極を覆って形成された絶縁膜と、該絶縁膜上に
形成された半導体膜と、該半導体膜上に形成されたソー
ス電極およびドレイン電極とを備えた薄膜トランジスタ
において、 チャネル保護膜が上記半導体膜上に屈曲してパターニン
グされていることを特徴とする薄膜トランジスタ。 - 【請求項2】チャネル部が、ゲート電極の平坦部上に収
まっていることを特徴とする請求項1記載の薄膜トラン
ジスタ。 - 【請求項3】請求項1記載の薄膜トランジスタを備える
と共に、上記薄膜トランジスタの半導体膜およびn+ 型
非晶質Si膜のパターニングを行った後に形成される絵
素電極とを備えたことを特徴とする薄膜トランジスタ基
板。 - 【請求項4】絶縁基板上に形成されたゲート電極と、該
ゲート電極を覆って形成された絶縁膜と、該絶縁膜上に
形成された半導体膜と、該半導体膜上に形成されたソー
ス電極およびドレイン電極とを備えた薄膜トランジスタ
において、 上記半導体膜上にn+ 型非晶質Si膜が積層され、該n
+ 型非晶質Si膜が選択的にエッチングされてソース・
ドレインギャップが形成されると共に、上記ソース・ド
レインギャップが屈曲していることを特徴とする薄膜ト
ランジスタ。 - 【請求項5】チャネル部が、ゲート電極の平坦部上に収
まっていることを特徴とする請求項4記載の薄膜トラン
ジスタ。 - 【請求項6】請求項4記載の薄膜トランジスタを備える
と共に、上記薄膜トランジスタの半導体膜およびn+ 型
非晶質Si膜のパターニングを行った後に形成される絵
素電極とを備えたことを特徴とする薄膜トランジスタ基
板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6998296A JPH09260675A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 薄膜トランジスタおよび薄膜トランジスタ基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6998296A JPH09260675A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 薄膜トランジスタおよび薄膜トランジスタ基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09260675A true JPH09260675A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=13418392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6998296A Pending JPH09260675A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 薄膜トランジスタおよび薄膜トランジスタ基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09260675A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009099666A (ja) * | 2007-10-15 | 2009-05-07 | Ricoh Co Ltd | 薄膜トランジスタアレイ、表示装置及び情報表示システム |
US7646044B2 (en) * | 2003-11-20 | 2010-01-12 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Thin film transistor and thin film transistor array panel |
USRE42283E1 (en) | 2001-10-03 | 2011-04-12 | Chunghwa Picture Tubes, Ltd. | LCD and method of improving the brilliance of the same |
CN102569415A (zh) * | 2011-11-11 | 2012-07-11 | 友达光电股份有限公司 | 有源元件 |
-
1996
- 1996-03-26 JP JP6998296A patent/JPH09260675A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE42283E1 (en) | 2001-10-03 | 2011-04-12 | Chunghwa Picture Tubes, Ltd. | LCD and method of improving the brilliance of the same |
US7646044B2 (en) * | 2003-11-20 | 2010-01-12 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Thin film transistor and thin film transistor array panel |
KR100984359B1 (ko) * | 2003-11-20 | 2010-09-30 | 삼성전자주식회사 | 박막 트랜지스터 표시판 |
JP2009099666A (ja) * | 2007-10-15 | 2009-05-07 | Ricoh Co Ltd | 薄膜トランジスタアレイ、表示装置及び情報表示システム |
US8779434B2 (en) | 2007-10-15 | 2014-07-15 | Ricoh Company, Ltd. | Thin film transistor array and displaying apparatus |
CN102569415A (zh) * | 2011-11-11 | 2012-07-11 | 友达光电股份有限公司 | 有源元件 |
US8704220B2 (en) | 2011-11-11 | 2014-04-22 | Au Optronics Corporation | Active device |
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