JPH0625019U - 車両用サンルーフ装置のガラスリッド組立体 - Google Patents

車両用サンルーフ装置のガラスリッド組立体

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JPH0625019U
JPH0625019U JP6853892U JP6853892U JPH0625019U JP H0625019 U JPH0625019 U JP H0625019U JP 6853892 U JP6853892 U JP 6853892U JP 6853892 U JP6853892 U JP 6853892U JP H0625019 U JPH0625019 U JP H0625019U
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JP
Japan
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retainer
glass lid
peripheral edge
adhesive
weather strip
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JP6853892U
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弘 今井
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Johnan Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Johnan Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラスリッドの周縁部にリテーナとウエザス
トリップとを接着剤にて取付固定してなる車両用サンル
ーフ装置のガラスリッド組立体において、接着剤が固化
するまでの間治具で押えておかなくてもリテーナとウエ
ザストリップが容易には動かないように固定状態に保持
されているようにする。 【構成】 リテーナ2をリテーナロア21とリテーナア
ッパ22とで構成し、リテーナアッパ22の上側接合面
22aとリテーナロア21のダムラバー25及び緩衝材
24とでガラスリッド1を上下から挟み付けた状態でリ
テーナアッパ22とリテーナロア21とをリベット23
で固定し、接着剤5を充填してリテーナ2をガラスリッ
ド1の周縁部に全周にわたり接着固定し、リテーナアッ
パ22の周溝部22eにウエザストリップ3の基部を接
着剤4にて嵌着してガラスリッド組立体を構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用サンルーフ装置のガラスリッド組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両のルーフの一部に開口部を設け、該開口部にガラスリッドを開閉可能に装 着したものは一般にサンルーフ装置と称され、従来より広く用いられている。
【0003】 サンルーフ装置においては、ルーフ開口部の左右両側下部に前後方向のガイド レールが設置され、該左右のガイドレール内を前後方向にスライドするシューと 上記ガラスリッドの左右両側下部に設けたリッドフレームとを例えばリンク機構 等よりなるフラップ機構にて連結し、ガラスリッドの周縁が開口部周縁に当接し て開口部を閉塞した全閉状態から、例えば駆動用モータの回転にて上記シューが 後方へスライドすると先ずフラップ機構が作動してガラスリッドを下方へ引き下 ろした後ガラスリッドを後方へ移動させて開口部を全開状態とし、全開状態から モータが上記とは逆方向に回転することによりシューが前方へスライドしてガラ スリッドを前端まで移動させた後フラップ機構が作動してガラスリッドをルーフ 面の高さまで上昇させ全閉状態とするようになっているのが普通である。
【0004】 上記ガラスリッドの周縁部には上記リッドフレームを取付けるためのリテーナ と全閉状態においてルーフ開口部周縁に弾接してシールを行うウエザストリップ とが取付けらてガラスリッド・アッセンブリ(組立体)とし、このリテーナにリ ッドフレームをシム等を介して取付位置調整しつつ組み付けるものであり、従来 のガラスリッド組立体は通常図3に示すような構造を採っている。
【0005】 即ち、ウエザストリップbはその内周面にガラスリッドaの周縁部に嵌合する 嵌合溝b′を形成すると共にその下面にリテーナcの外周部に上向きに折曲形成 した折曲部c′が嵌合するリテーナ嵌合溝b″が形成され、嵌合溝b′をガラス リッドaの周縁部に全周にわたり嵌合させると共にリテーナcの折曲部c′をリ テーナ嵌合溝b″に全周にわたり嵌合させてリテーナcをガラスリッドaの周縁 部下面に近接対向させ、ガラスリッドaの周縁部と嵌合溝b′との嵌合部及びガ ラスリッドa下面とリテーナcとの対向部にシール機能をもった接着剤dを充填 して接着固定してガラスリッド組立体を構成するものである。尚、図3において eはダムラバー、fはルーフ開口部の周縁を示している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のガラスリッド組立体は、ウエザストリップbとリテーナcとをガラ スリッドaに取付ける作業が非常に厄介であり、取付作業性が悪くシールが不完 全となることがあるという課題を有している。
【0007】 即ち、ウエザストリップbはゴム等の弾性材によって構成されリテーナcは鋼 板等の金属板にて構成されるものであり、これらをガラスリッドaの周縁部に全 周にわたり組み付け接着剤dで接着する場合、接着剤が固化し固定が完了ずるま では弾性材よりなるウエザストリップbとリテーナcとを治具で固定しておかな ければならず、その間に何らかの原因によってウエザストリップやリテーナが少 しでも動くようなことがあると、ウエザストリップbのルーフ開口部周縁fへの 弾接が不均一になったり或は接着固定部のシール性に問題が生じたりするので、 治具による固定作業に手数がかかり面倒な上に接着剤が固化するまでのガラスリ ッド組立体の取扱いが極めて厄介であるという課題を有している。
【0008】 本考案は上記従来の課題に対処することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記のようにガラスリッドにリテーナとウエザストリップとを組付け てなる車両用サンルーフ装置のガラスリッド組立体において、リテーナをリテー ナロアとリテーナアッパとにより構成し、リテーナアッパの上側接合面とリテー ナロアの下側対向面上に設けたダムラバーとでガラスリッド周縁部を上下から挟 み付けて該リテーナロアのガラスリッド周端縁より外側に突出した突出面上にリ テーナアッパのほぼU字状の周溝部の底面をリベット等にて接合固定し、該ガラ スリッドの周縁部とそれを挟んでいるリテーナとをシール機能をもった接着剤に て接着固定し、ウエザストリップの基部をリテーナアッパの周溝部に嵌着してガ ラスリッド組立体を構成したことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
上記のように、リテーナアッパの上側接合面とリテーナロア上に設けたダムラ バーとでガラスリッドの周縁部を上下から挟み付けてリテーナが組付けられるの で、リテーナとウエザストリップとは接着剤が固化するまでの間治具を用いなく てもリテーナが容易には動くことがないよう充分な強度をもって固定状態に保持 され、組付作業性の向上と取扱性の容易化をはかることができ、又ウエザストリ ップはガラスリッドに直接固定されていないので、該ウエザストリップの取り換 えが容易に行える。
【0011】
【実施例】
以下本考案の実施例を図1及び図2を参照して説明する。
【0012】 図1において、1は車両用サンルーフ装置のガラスリッド、2はリテーナであ って、該リテーナ2はリテーナロア21とリテーナアッパ22とからなる。
【0013】 リテーナロア21とリテーナアッパ22の詳細は図2の分解斜視図に示す通り である。即ち、リテーナロア21は内周側にガラスリッド1の周縁部下面に全周 にわたり対向する下側対向面21aを有し該下側対向面21aの内周端部には上 向きのフランジ21bを有し外周側にガラスリッド1の周端縁より外側に突出す る突出面21cをもった形状に鋼板等の金属板にて一体にプレス形成される。リ テーナアッパ22は内周側にガラスリッド1の周縁部上面に全周にわたり接合さ れる上側接合面22aを有し外周側にガラスリッド1の周端縁より外側において 内側縦面22b,底面22c,外側縦面22dとからなるほぼU字形断面の周溝 部22eを有する形状に鋼板等の金属板にて一体にプレス成形される。
【0014】 これらのリテーナロア21とリテーナアッパとは、リテーナアッパ22の周溝 部22eの底面22cをリテーナロア21の突出面21c上に重ね図1に示すよ うにリベット23にて固定することによりリテーナ2が構成される。24はリテ ーナロア21のフランジ21bの先端に嵌着したゴム又は合成樹脂製の緩衝材で ある。
【0015】 3はゴム等の弾性材よりなるウエザストリップであり、該ウエザストリップ3 の基部にはリテーナアッパ22の外側縦面22dが嵌合する嵌合溝3aとリテー ナアッパ22の周溝部22eに嵌合する嵌合部が形成されている。
【0016】 上記において、リテーナロア21の下側対向面21aの適所にダムラバー25 を全周にわたり載置固定しフランジ21b先端に緩衝材24を瞬間接着剤にて嵌 着してガラスリッド1の周縁部下面に当て、該リテーナロア21の突出面21c 上にリテーナアッパ22の周溝部22eの底面22cを接合してリベット23に て固定することにより、ガラスリッド1の周縁部がリテーナアッパ22の上側接 合面22aと内側縦面22bとリテーナロア21の下側対向面21aとで形成さ れるリテーナ2内周のほぼコ字状断面部内に全周にわたり嵌りガラスリッド1周 縁部がリテーナアッパ22の上側接合面22aとダムラバー25及び緩衝材24 とで全周にわたり上下より挟み付けられた状態でリテーナ2が組付けられる。そ してリテーナアッパ22の外側縦面22dにウエザストリップ3の嵌合溝3aを 嵌合させて嵌合部3bをリテーナアッパ22の周溝部22e内に嵌合させ、少な くとも外側縦面22dと嵌合溝3aとの嵌合部を接着剤4にて接着して固定し、 上記ガラスリッド1の周縁部が嵌っているリテーナ2内周のコ字状断面部内にシ ール機能をもった接着剤5を充填して接着固定する。尚、6は図示しないリッド フレームを取付けるためのボルトであり、該ボルト6はガラスリッド1への組付 け前にリテーナロア21の下側対向面21aの左右両側部のダムラバー25より 内側部に下方に突出させて溶接固定されるものである。
【0017】 上記のようにして構成されるガラスリッド組立体は、接着剤5による接着固定 前に金属製のリテーナアッパ22の上側接合面22aがガラスリッド1の周縁部 上面に接合しガラスリッド1の周縁部下面にはダムラバー25と緩衝材24とが 接合し、これらのガラスリッド周縁部全周にわたる接合によってリテーナ2及び ウエザストリップ3はガラスリッド1に対し充分な強度をもってしっかりと保持 されているので、接着剤5が固化するまでの間に特別な治具にてリテーナ2及び ウエザストリップ3を固定しておく必要がなく、ガラスリッド組立体の組付作業 性の著しい向上をはかることができる。又接着剤5が固化するまでの間にリテー ナ2がガラスリッド1に対して容易には動かないのでシール性に問題が生じるこ とがなく取扱いも非常に楽になる。更に、ウエザストリップ3はガラスリッド1 に直接固定されていないので、長期間使用によってウエザストリップ3が摩耗し たような場合のウエザストリップの取り換えが非常に容易に行えるという利点も ある。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、極めて簡単なる構成によってガラスリッド組立 体の組付作業性の向上をはかることができると共に、ウエザストリップの取り換 えも容易に行うことができるもので、実用上多大の効果をもたらし得るものであ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すもので、(A)はガラス
リッド組立体の側方部分の断面図、(B)はガラスリッ
ド組立体の前方部分の断面図である。
【図2】図1に示すリテーナの分解斜視図である。
【図3】従来のガラスリッド組立体の一例を示す前方部
分の断面図である。
【符号の説明】
1 ガラスリッド 2 リテーナ 3 ウエザストリップ 3a 嵌合溝 3b 嵌合部 4 接着剤 5 接着剤 21 リテーナロア 21a 下側対向面 21b フランジ 21c 突出面 22 リテーナアッパ 22a 上側接合面 22b 内側縦面 22c 底面 22d 外側縦面 22e 周溝部 23 リベット 24 緩衝材 25 ダムラバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスリッドの周縁部下面に対向する下
    側対向面とガラスリッドの周端縁より外側に突出する突
    出面とを有するリテーナロアと、ガラスリッドの周縁部
    上面に接合する上側接合面とガラスリッドの周端縁外側
    に位置する断面ほぼU字状の周溝部とを有するリテーナ
    アッパとからなり、ガラスリッドの周縁部下面にリテー
    ナロアの下側対向面上に設けたダムラバーを接合させガ
    ラスリッドの周縁部上面にリテーナアッパの上側接合面
    を接合させ該リテーナアッパの周溝部の底面をリテーナ
    ロアの突出面上にリベット等にて接合固着して構成した
    リテーナを、ガラスリッド周縁部にシール機能をもった
    接着剤にて接着固定し、上記リテーナアッパの周溝部に
    ウエザストリップの基部を嵌着して構成したことを特徴
    とする車両用サンルーフ装置のガラスリッド組立体。
JP6853892U 1992-09-04 1992-09-04 車両用サンルーフ装置のガラスリッド組立体 Pending JPH0625019U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6357330A (ja) * 1986-06-07 1988-03-12 ロツクウエル・ゴルデ・ゲ−エムベ−ハ− 自動車屋根の剛体蓋

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6357330A (ja) * 1986-06-07 1988-03-12 ロツクウエル・ゴルデ・ゲ−エムベ−ハ− 自動車屋根の剛体蓋

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