JPH0858393A - サンルーフ - Google Patents

サンルーフ

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Publication number
JPH0858393A
JPH0858393A JP6202502A JP20250294A JPH0858393A JP H0858393 A JPH0858393 A JP H0858393A JP 6202502 A JP6202502 A JP 6202502A JP 20250294 A JP20250294 A JP 20250294A JP H0858393 A JPH0858393 A JP H0858393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window glass
weather strip
lip
flange
seal portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP6202502A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Ito
誠治 伊藤
Michihiro Suzuki
倫宏 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウェザーストリップの取外しができ、また、
それの組付が容易であると共に十分なシール性を得る。 【構成】 窓ガラス1と、これに接着剤層4を介して接
着され、周縁にフランジ21を有する窓枠パネル2と、
ウェザーストリップ3とを具備し、ウェザーストリップ
3は、フランジ21の外側面に両面接着テープ7を介し
て接着された取付基部37と、ルーフ開口部6に弾性的
に接触するシール部33と、窓ガラス1の上面に圧接す
るリップ状シール部35と、窓ガラス1の端面に当接す
るストッパ部39とを備える。ウェザーストリップ3は
両面接着テープ7によって接着されるため、それの取外
しができると共にそれの組付も容易である。また、スト
ッパ部39によってリップ状シール部35の浮き上がり
が防止され、それの確実なシール性を保持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のルーフパネルの
開口部に開閉可能に装着されるサンルーフに関するもの
で、特に、窓ガラス、窓枠パネル、及びウェザーストリ
ップのアセンブリとして形成されたガラス製のサンルー
フに関するものである。
【0002】
【従来の技術】スライド式サンルーフ、チルト式サンル
ーフ等、自動車のルーフパネルの開口部に開閉可能に装
着されるサンルーフは、一般にガラス製とされ、窓ガラ
スとそれに接着された窓枠パネルに加えて、その周縁に
組付けられルーフ開口部との隙間をシールするウェザー
ストリップとのアセンブリとして形成される。
【0003】図3は従来の一般的なサンルーフの周縁部
の構造、特に、ウェザーストリップの組付構造を示す断
面図である。
【0004】図3において、1はリッドとしてのサンル
ーフを形成する窓ガラス、2は一般に金属板から形成さ
れた窓枠パネルである。この窓枠パネル2は、シーラを
兼ねた接着剤層4を介して窓ガラス1の下面の周囲に接
着され、サンルーフを開閉駆動するためのワイヤ等と連
結される。なお、5はゴム等から形成されたダム部材で
あり、窓ガラス1と窓枠パネル2との間隔を確保すると
共に、接着剤層4が内方へ広がることを防止している。
また、窓枠パネル2の周縁にはフランジ21が一体に形
成され、窓ガラス1の端面と一定の間隔を置いて対向す
る。
【0005】そして、3はウェザーストリップであり、
エチレン・プロピレン系ゴム(EPDM)等のエラスト
マ材料から形成され、窓ガラス1と自動車のルーフの開
口部6との間をシールする。このウェザーストリップ3
は、上記の窓枠パネル2のフランジ21に嵌合する嵌合
溝32を有する略逆U字状の取付基部31を備え、取付
基部31の外周側の側面にはシール部33が一体に形成
されている。このシール部33は十分な柔軟性を得るた
めに、例えばスポンジゴムから一般に中空状に形成さ
れ、ルーフ開口部6を形成するボディパネルに弾性的に
接触し、雨水の進入を防止する。なお、34は水切りリ
ップである。また、取付基部31の内周側の上部には、
窓ガラス1の端縁部の上面に圧接してこの端縁部分を覆
うリップ状のシール部35が一体に形成され、窓ガラス
1と窓枠パネル2との間に雨水やごみ等が侵入しないよ
うにシールしている。
【0006】更に、取付基部31の内周側の下部には、
上記のリップ状シール部35と対向して、窓ガラス1の
下面に当接する受容片36が一体に形成されている。そ
して、この受容片36は比較的厚く、また長く形成さ
れ、取付基部31及びリップ状シール部35と共に、窓
ガラス1の端縁部に嵌合する断面コの字状の剛性のある
嵌合部を形成している。また、接着剤層4はこの受容片
36と窓枠パネル2との間にも充填され、それによっ
て、受容片36は接着剤層4を介して窓ガラス1及び窓
枠パネル2に対して接着されている。
【0007】従来のサンルーフは一般に以上のように形
成され、ウェザーストリップ3は、その取付基部31が
フランジ21と嵌合することによって外周側及び内周側
への移動が拘束され、また、リップ状シール部35と受
容片36が窓ガラスの端縁部を挾持することによって上
方への移動も拘束されるため、全ての方向に不動の固定
状態で組付けられると共に、接着剤層4によっても接着
され、二重に固定されている。なお、このような組付け
構造のサンルーフは、例えば、実開昭55−52418
号公報、特開昭60−148717号公報、実開昭63
−104108号公報等において、種々の具体的態様で
開示されている。
【0008】これに対して、ウェザーストリップを両面
接着テープを用いて組付けるようにしたサンルーフが、
特開平1−127409号公報において提案されてい
る。この提案によるサンルーフにおけるウェザーストリ
ップは、上述の従来例のウェザーストリップ3の取付基
部31の内周側部分と受容片36とを省略したものに相
当し、窓枠パネルのフランジの外側面に沿って形成され
た取付基部と、この取付基部とL字状に一体に形成され
たリップ状シール部と、取付基部の外周側に一体に形成
された中空状シール部とを備えている。そして、このサ
ンルーフでは、取付基部とフランジ、またはリップ状シ
ール部と窓ガラスの上面とのいずれか少なくとも一方
を、両面接着テープによって接着するようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ウェザーストリップが組付けられたサンルーフにおい
て、ウェザーストリップの中空状シール部はシール性を
高めるために柔軟に形成されていると共にサンルーフの
開閉時にルーフ開口部と摺接するため、比較的損傷を受
け易く、また、磨耗し、劣化し易い。そして、そのよう
に中空状シール部が損傷を受け、或いは長期間の使用に
よって磨耗し、または劣化した場合には、シール性が悪
化しまたは低下するため、ウェザーストリップを交換す
ることが必要となる。
【0010】しかしながら、図3の従来のサンルーフに
おいては、ウェザーストリップ3は、比較的剛性の高い
受容片36が窓ガラスの下面に係止され、しかもこの受
容片36は接着剤層4によって接着されているために、
取外すことができないものであった。そのため、ウェザ
ーストリップ3の中空状シール部33が損傷し、または
磨耗し、劣化した場合には、アセンブリとしてのサンル
ーフ全体を取替えることが必要となり、非常にコストが
かかる不具合があった。
【0011】これに対して、特開平1−127409号
公報において提案されているサンルーフにおいては、ウ
ェザーストリップは、両面接着テープによって組付けら
れているので、引剥がすだけで容易に取外すことがで
き、新たなウェザーストリップと交換することができ
る。
【0012】しかし、この提案のサンルーフにおいて
は、取付基部とリップ状シール部とが単純な略L字状に
形成されているため、ウェザーストリップの組付に際
し、取付基部とリップ状シール部とのいずれか一方のみ
を両面接着テープで接着した場合には、接着されていな
い側の中空状シール部またはリップ状シール部に浮き上
がりが生じ、そのシール性が不十分となる傾向があっ
た。そのため、両方のシール性を十分なものとするため
には、取付基部をフランジに対して接着すると共に、リ
ップ状シール部を窓ガラス表面に対して接着することが
必要であるが、そのように2個所を両面接着テープを用
いて接着することは、その分コストがかかるだけでな
く、接着前処理を含む接着作業が2倍になり、手間のか
かるものであった。
【0013】そこで、本発明は、ウェザーストリップを
取外すことができると共に、それの組付も容易であり、
しかも十分なシール性を得ることができるサンルーフの
提供を課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるサンルー
フは、窓ガラスと、窓ガラスの端面と対向するフランジ
を周縁に備え、窓ガラスの下面に接着剤層を介して接着
された窓枠パネルと、前記フランジの外側面に沿った接
合面を有し、両面接着テープを介して接着された取付基
部と、取付基部の外周側の側面に一体形成され、ルーフ
開口部に弾接触するシール部と、取付基部の内周側の上
部に一体形成され、窓ガラスの上面に圧接するリップ状
シール部と、リップ状シール部の下面から下方に突出し
て一体形成され、窓ガラスの端面に当接するストッパ部
とを備えるウェザーストリップとを具備するものであ
る。
【0015】
【作用】本発明においては、ウェザーストリップの取付
基部が両面接着テープを介して窓枠パネルのフランジに
接着され、その他の部分は窓ガラス及び窓枠パネルに対
して接着または固着されていないので、その取付基部を
フランジから引き剥がすだけで、容易にウェザーストリ
ップを取外すことができる。したがって、ウェザースト
リップが損傷し、または摩耗し或いは劣化した場合に
は、サンルーフ全体を取替えることなく、ウェザースト
リップのみを取外し、新しいウェザーストリップと交換
することができる。
【0016】また、ウェザーストリップは、両面接着テ
ープによって窓枠パネルのフランジに十分な取付強度で
組付けられるので、ルーフ開口部に弾接触するシール部
のシール性は十分に確保される。そして、リップ状シー
ル部には、窓ガラスの端面に当接するストッパ部がその
下面から下方に突出して一体形成されているので、リッ
プ状シール部の上方への浮き上がりは、そのストッパ部
の窓ガラス端面との当接によって阻止され、また、リッ
プ状シール部の窓ガラス表面への圧接状態が保持され
る。そのため、リップ状シール部を両面接着テープを用
いて窓ガラス表面に接着しないでも、それの確実なシー
ル性を得ることができ、その接着を必要としない分ウェ
ザーストリップの組付が容易となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例のサンルーフの周
縁部の構造を、図3と同様に示す断面図、また、図2は
その本発明の一実施例のサンルーフのウェザーストリッ
プを示す断面図である。なお、図中、図3の従来例と同
一または相当する部分には、同一符号を使用している。
【0019】図1のように、本実施例のサンルーフは、
自動車のルーフ開口部6に開閉可能に装着されるスライ
ド式、或いはチルト式等のサンルーフであり、従来例と
同様に、リッドを形成する窓ガラス1と、窓枠パネル2
と、それらの周縁に組付けられたウェザーストリップ3
とのアセンブリからなっている。
【0020】窓枠パネル2は、窓ガラスの周縁の強度を
高めると共にサンルーフを開閉駆動する駆動ワイヤを連
結する等のためのものであり、一般にステンレス鋼板、
アルミニウム合金板等の金属板から形成されている。そ
して、この窓枠パネル2は窓ガラス1の周縁部の下面に
接着剤層4を介して接着され、一体に固着される。この
接着には、例えば、ブチルゴムを主成分とするシーラを
兼ねた接着剤が一般に使用され、そのため、接着剤層4
は比較的厚く形成される。なお、接着剤層4の厚みを確
保し、またその広がりを防止するために、窓枠パネル2
にはゴム等から形成されたダム部材5が取付けられてい
る。しかし、このダム部材5は省かれる場合もあり、ま
た、モールによって代えられる場合もある。
【0021】また、窓枠パネル2の周縁には、ウェザー
ストリップ3を組付けるためのフランジ21が一体に備
えられる。このフランジ21は、例えば、窓枠パネル2
の周縁部をプレス加工によって垂直に折曲げることによ
り形成される。そして、このフランジ21は、窓ガラス
1の端面と一定の間隔を置いて対向している。その間隔
は、従来の場合とほぼ同程度のものである。
【0022】ウェザーストリップ3は、エチレン・プロ
ピレン系ゴム(EPDM)等の天然または合成ゴム、オ
レフィン系、スチレン系等の熱可塑性エラストマー、或
いは軟質塩化ビニル系樹脂等のエラストマ材料から、一
般に押出成形によって長尺状に形成される。そしてウェ
ザーストリップ3は、上述のフランジ21に取付られる
取付基部37を備える。この取付には感圧型の両面接着
テープ7が用いられ、取付基部37は、この両面接着テ
ープ7を介してフランジ21の外周側の側面に取付けら
れる。このため、取付基部37はそのフランジ21の外
側面に沿った平坦な表面からなる接合面38を内周側に
有する。つまり、本実施例のこの取付基部37は、図3
の従来の逆U字形状の取付基部31の外周側の半体に相
当するものである。
【0023】取付基部37の外周側の側面には、ルーフ
開口部6を形成するボディパネルまたはフレームに弾性
的に接触、即ち、弾接触するシール部33が一体形成さ
れている。このシール部33は、比較的小さな接触圧で
ルーフ開口部6との広い面積での接触が得られるように
変形し易くされており、このために中空状に形成されて
いる。それと共に、この中空状シール部33の材料自体
も、他の部分と同様にエラストマ材料からなるが、他の
部分がソリッド状であるのに対し、例えばEPDMスポ
ンジゴム等の特に軟質の材料からなっている。また、中
空状シール部33の表面には、ルーフ開口部6との摺動
抵抗をより減じるために、ナイロンのパイル等の植毛が
一般に施される。なお、中空状シール部33の下部に
は、このシール部33とルーフ開口部6との間を通過し
て侵入した雨水をドレンに導くために、水切リップ34
が形成されている。
【0024】また、取付基部37の内周側の上部には、
窓ガラス1の方向にリップ状に延びるリップ状シール部
35が一体形成され、窓ガラス1の周縁部の上面に圧接
している。これによって、窓ガラス1の端縁とフランジ
21との間が覆われ、その間に雨水やごみ等が侵入する
ことが防止される。また、リップ状シール部35は、シ
ールとしてだけでなく、取付基部37の頂面と連続して
サンルーフの意匠面を形成している。
【0025】そして、本実施例においては、このリップ
状シール部35と一体に、ストッパ部39が形成されて
いる。図1及び図2のように、このストッパ部39は、
リップ状シール部35の基端側の下面から、窓ガラス1
の端面とフランジ21との間で下方に厚肉状に突出して
形成されている。そして、このストッパ部39の外周側
は取付基部37と連続するが、その内周側は、窓ガラス
1の端面に対応するほぼ垂直の端面として形成され、窓
ガラス1の端面と面接触して当接している。したがっ
て、このストッパ部39は図3の従来の逆U字状の取付
基部31の内周側の部分に対応するものであるが、フラ
ンジ21の嵌合部は形成していない。
【0026】このように、リップ状シール部35には窓
ガラス1の端面に当接するストッパ部39が一体形成さ
れているので、リップ状シール部35の基端部が強化さ
れ曲げ変形に対する強度が増すだけでなく、ストッパ部
39が窓ガラス1の端面に当接することによって、リッ
プ状シール部35の先端部の浮き上がりが阻止され、ま
たそれの窓ガラス1表面への弾性的な圧接状態が保持さ
れる。このため、リップ状シール部35と窓ガラス1表
面との間を例えば両面接着テープで接着しなくても、こ
れらの間に常に十分な密接状態が得られ、それにより良
好なシール性を維持することができる。
【0027】以上のようなウェザーストリップ3を窓枠
パネル2のフランジ21に接着するには、取付基部37
の接合面38とフランジ21の外側面とのいずれか一方
の面に両面接着テープ7を貼着し、次いで、他方の面を
それに重ね合わして圧着することによって行うことがで
きる。なお、この接着に際して、取付基部37の接合面
38とフランジ21の外側面は、予め清浄処理され、ま
た必要があればプライマー処理が施される。また、この
ウェザーストリップ3の接着による組付は、予め窓枠パ
ネル2を窓ガラス1に接着した後において行うことが好
ましいが、窓ガラス1に接着する前に行うこともでき
る。
【0028】また、窓ガラス1と窓枠パネル2とを接着
する接着剤層4は、本実施例では、窓ガラス1と窓枠パ
ネル2の周縁よりも少しだけ内側に充填されているが、
フランジ21に至る範囲まで充填することもできる。ま
た、この接着剤として非硬化性または非乾燥性のものが
使用される場合には、その接着剤はウェザーストリップ
3のストッパ部39の部分に至るまで充填することがで
きる。この場合、ストッパ部39が接着剤層4に接着さ
れるが、その接合は強く引剥がすことによって分離する
ことができる。そして、そのように接着されていること
によって、リップ状シール部35のシール性をより確実
に維持することができる。
【0029】以上のように、本実施例のサンルーフは、
自動車のルーフ開口部6に開閉自在に配設される窓ガラ
ス1と、これに接着剤層4を介して接着され、周縁に窓
ガラス1の端面と対向するフランジ21を備える窓枠パ
ネル2と、窓ガラス1の周縁部に組付けられ、窓ガラス
1とル―フ開口部6との間をシールするウェザーストリ
ップ3とからなり、このウェザーストリップ3は、前記
窓枠パネル2のフランジ21の外側面に沿った接合面3
8を有し、両面接着テープ7を介して接着された取付基
部37と、取付基部37の外周側に一体形成され、ルー
フ開口部6に弾性的に接触する中空状シール部33と、
取付基部37の内周側の上部に一体形成され、窓ガラス
1の上面に圧接するリップ状シール部35と、リップ状
シール部35の下面から下方に突出して一体形成され、
窓ガラス1の端面に当接するストッパ部39とを備える
ものである。
【0030】したがって、ウェザーストリップ3の組付
に両面接着テープ7を使用し、ウェザーストリップ3の
取付基部37をこの両面接着テープ7を介して窓枠パネ
ル2のフランジ21に接着しているため、ウェザースト
リップ3は十分な固着強度で取付けられる一方、これを
引剥がすことによって、容易に取外すことができる。こ
のため、ウェザーストリップ3の中空状シール部33が
損傷し、或いは摩耗し、劣化したような場合には、その
ウェザーストリップ3を取外して新しいウェザーストリ
ップに交換することができる。そして、その新しいウェ
ザーストリップは、両面接着テープ7を使用して窓枠パ
ネル2のフランジ21に接着することによって、容易に
再度組付けることができる。したがって、サンルーフ全
体を取替えなくてもよいため、低コストでサンルーフを
補修することができる。
【0031】また、ウェザーストリップ3にはリップ状
シール部35と一体にストッパ部39が形成され、窓ガ
ラス1の端面に当接されているため、リップ状シール部
35が上方に浮き上がることが阻止され、それの窓ガラ
ス1表面への圧接状態を保持することができる。そのた
め、リップ状シール部35の良好なシール性を維持する
ことができ、中空状シール部33と共に、窓ガラス1と
ルーフ開口部6との間を確実にシールすることができ
る。そして、このように、リップ状シール部35を両面
接着テープによって窓ガラス1表面に接着しなくてもそ
れの浮き上がりを防止できるため、その接着に使用する
材料のコストと手間を要することなく、容易にウェザー
ストリップ3の組付を行うことができる。
【0032】以上、本発明のサンルーフの一実施例を説
明したが、ウェザーストリップ3の形状等については、
本発明を実施する場合にはこの実施例に限定されるもの
ではなく、種々に改変し、または変更することができ
る。例えば、ルーフ開口部6に弾性的に接触するシール
部33は、本実施例では中空状に形成しまたスポンジゴ
ムから形成しているが、比較的低い接触圧力で十分なシ
ール性が得られれば、必ずしも中空状でありまたスポン
ジゴムである必要はなく、適宜の形状、及び材料からな
ることができる。
【0033】また、ストッパ部39は、窓ガラス1の端
面に当接してリップ状シール部35の浮き上がりを阻止
できる程度の剛性を備えれば、どのような形状のもので
あることもできる。そして、このストッパ部39は、取
付基部37と共にフランジ21に嵌合する嵌合溝を形成
するようなものであることもできる。これによって、ス
トッパ部39自体が窓ガラス1の端面とフランジ21と
の間で強固に保持されるため、リップ状シール部35の
より確実なシール性を得ることができる。ただし、この
場合は、両面接着テープ7によって取付基部37とフラ
ンジ21とを接着する作業が多少困難となる。
【0034】なお、本発明において、サンルーフを形成
する窓ガラスは、これと実質的に同じである透光性のプ
ラスチックガラスであることもできる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかるサンルー
フは、窓ガラスの端面と対向するフランジを周縁に備
え、窓ガラスの下面に接着剤層を介して接着された窓枠
パネルと、前記フランジの外側面に沿った接合面を有
し、両面接着テープを介して接着された取付基部と、取
付基部の外周側に一体形成され、ルーフ開口部に弾接触
するシール部と、取付基部の内周側の上部に一体形成さ
れ、窓ガラスの上面に圧接するリップ状シール部と、リ
ップ状シール部の下面から下方に突出して一体形成さ
れ、窓ガラスの端面に当接するストッパ部とを備えるウ
ェザーストリップとを具備するものである。
【0036】したがって、ウェザーストリップは、その
取付基部が両面接着テープを介して窓枠パネルのフラン
ジ外側面に接着されることによって組付けられているの
で、この両面接着テープによる接着部分を引剥がすこと
によって、ウェザーストリップを窓ガラス及びこれに一
体に接着された窓枠パネルから容易に取外すことができ
る。そのため、サンルーフのウェザーストリップのシー
ル部が損傷し、または摩耗し或いは劣化した場合には、
そのウェザーストリップを取外して新しいウェザースト
リップと交換することができるので、サンルーフ全体を
取替える必要はなく、低コストでサンルーフを補修する
ことができる。
【0037】また、リップ状シール部には窓ガラスの端
面に当接するストッパ部が一体形成されているので、そ
のリップ状シール部の浮き上がりを防止し、それの窓ガ
ラス表面への圧接状態を保持することができる。そのた
め、リップ状シール部を両面接着テープを用いて窓ガラ
ス表面に接着しないでも、それの確実なシール性を得る
ことができ、その接着を必要としない分ウェザーストリ
ップの組付が容易となり、またコストを低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例のサンルーフの周縁
部の構造を示す断面図である。
【図2】 図2は図1のサンルーフのウェザーストリッ
プを示す断面図である。
【図3】 図3は従来のサンルーフの周縁部の構造を示
す断面図である。
【符号の説明】 1 窓ガラス 2 窓枠パネル 21 フランジ 3 ウェザーストリップ 33 中空状シール部 34 水切リップ 35 リップ状シール部 37 取付基部 38 接合面 39 ストッパ部 4 接着剤層 5 ダム部材 6 ルーフ開口部 7 両面接着テープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓ガラスの端面と対向するフランジを周
    縁に有し、前記窓ガラスの下面を接着剤層によって接着
    された窓枠パネルと、 前記窓枠パネルのフランジの外側面に沿った接合面を有
    し、両面接着テープを介して接着された取付基部と、前
    記取付基部の外周側の側面に一体形成され、ルーフ開口
    部に弾接触するシール部と、前記取付基部の内周側の上
    部に一体形成され、前記窓ガラスの上面に圧接するリッ
    プ状シール部と、前記リップ状シール部の下面から下方
    に突出するように一体形成され、前記窓ガラスの端面に
    当接するストッパ部とを備えるウェザーストリップとを
    具備することを特徴とするサンルーフ。
JP6202502A 1994-08-26 1994-08-26 サンルーフ Pending JPH0858393A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1323563B2 (de) 2001-12-19 2015-07-22 Cooper Standard GmbH Dichtungsanordnung zwischen einem bewegbaren Schiebedeckel und einem Flansch
CN109057668A (zh) * 2018-09-17 2018-12-21 江苏三乔智能科技有限公司 一种新型无框窗密封结构

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EP1323563B2 (de) 2001-12-19 2015-07-22 Cooper Standard GmbH Dichtungsanordnung zwischen einem bewegbaren Schiebedeckel und einem Flansch
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