JPH06250082A - 読取用レンズ - Google Patents

読取用レンズ

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JPH06250082A
JPH06250082A JP3765293A JP3765293A JPH06250082A JP H06250082 A JPH06250082 A JP H06250082A JP 3765293 A JP3765293 A JP 3765293A JP 3765293 A JP3765293 A JP 3765293A JP H06250082 A JPH06250082 A JP H06250082A
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JP
Japan
Prior art keywords
lens
object side
reading
positive
negative
Prior art date
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Pending
Application number
JP3765293A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Takano
正仁 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高性能、大口径の4群5枚構成であり、か
つ、400nm〜700nmの広い波長領域で収差が良好に
補正された読取用レンズを提供することを目的とする。 【構成】 物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メ
ニスカスの第1レンズと、正の第2レンズと、負の第3
レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスの第4レ
ンズと、正の第5レンズとが配列して構成され、第2レ
ンズと第3レンズとが接合された4群5枚構成のレンズ
であって、以下の条件を満たすことを特徴とする。 0.051<1/f・(f1/ν1+f2/ν2+f3/ν3)
<0.058 2.66<(ν1+ν2+ν5)/(ν3+ν4) ただし、fは全系の焦点距離、fiは第iレンズの焦点
距離、νiは第iレンズのアッベ数である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ファクシミリ、イメ
ージスキャナー等に用いられる4群5枚構成の読取用レ
ンズに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の読取用レンズは、使用されるC
CDセンサー等の受像素子と同等の分解能を確保する必
要から、像側において7μm〜14μm程度の分解能が必
要とされる。このような高い空間周波数において良好な
コントラストを得るため、そして、周辺光量の低下を極
力低減するため、開口効率は100%、歪曲収差はきわ
めて良好に補正されている必要がある。
【0003】特開平1−92711号公報には、このよ
うな高性能で大口径の4群5枚構成の読取用レンズが開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た公報に記載される読取用レンズは、モノクロ用として
設計されているために色収差の補正が不十分であり、カ
ラー原稿を扱う装置に適用することが困難であるという
問題がある。
【0005】一般に、4群5枚構成の読取用レンズは、
4群6枚構成の従来のガウスタイプレンズの貼合わせの
第4、第5レンズを第4レンズ1枚で代用した形となっ
ているため、ガウスタイプに比べて色収差が大きくなる
傾向にある。
【0006】
【発明の目的】この発明は、上述した従来技術の課題に
鑑みてなされたものであり、高性能、大口径の4群5枚
構成であり、かつ、400nm〜700nmの広い波長領域
で収差が良好に補正された読取用レンズを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる読取用
レンズは、上記の目的を達成させるため、物体側から順
に、物体側に凸面を向けた正メニスカスの第1レンズ
と、正の第2レンズと、負の第3レンズと、物体側に凹
面を向けた負メニスカスの第4レンズと、正の第5レン
ズとが配列して構成され、第2レンズと第3レンズとが
接合された4群5枚構成であって、以下の条件を満たす
ことを特徴とする。
【0008】 0.051<1/f・(f1/ν1+f2/ν2+f5/ν5)<0.058…(1) 2.66<(ν1+ν2+ν5)/(ν3+ν4) …(2) ただしfは全系の焦点距離、fiは第iレンズの焦点距
離、νiは第iレンズのアッベ数である。
【0009】
【実施例】以下、この読取用レンズの実施例を説明す
る。
【0010】実施例の読取用レンズは、例えば図1に示
されるように、図中左側となる物体側から順に、物体側
に凸面を向けた正メニスカスの第1レンズと、正の第2
レンズと負の第3レンズとの貼合わせレンズと、物体側
に凹面を向けた負メニスカスの第4レンズと、正の第5
レンズとが配列して構成され、全体として4群5枚構成
となっている。
【0011】また、色収差を良好に補正してカラー原稿
の読取にも対応できるよう、以下の(1)(2)の各条件を満
足する。
【0012】
【数1】 0.051<1/f・(f1/ν1+f2/ν2+f5/ν5)<0.058…(1) 2.66<(ν1+ν2+ν5)/(ν3+ν4) …(2) ただしfは全系の焦点距離、fiは第iレンズの焦点距
離、νiは第iレンズのアッベ数である。
【0013】前述したように、4群5枚構成では4群6
枚構成のガウスタイプと比較して色収差が大きくなる傾
向にあるが、正の第1、第2、第5レンズのパワーとア
ッベ数とを条件(1)を満たすよう設定し、かつ、正レン
ズと負レンズとのアッベ数の関係を条件(2)を満たすよ
う設定することにより、ガウスタイプと同程度に色収差
を補正することができる。
【0014】さらに、実施例の読取用レンズは、以下の
条件を満たす。
【0015】
【数2】 1.42<(n1+n2+n5)/(n3+n4) …(3) 1/f・r5/d5<0.010 …(4) 1/f・|r6|/d5<0.014 …(5) ただしniは第iレンズのd線の屈折率である、riは物
体側からi番目の面の曲率半径、d5は第5面と第6面
との空気間隔である。
【0016】条件(3)は、像面を平坦にするための条件
である。この条件の下限を下回ると、ペッツバール和が
大きくなり、像面湾曲の補正が不足し、平坦にすること
ができない。
【0017】条件(4)(5)は、第5面、第6面の曲率半径
とその間隔とを規定し、球面収差を良好に補正するため
に必要となる条件である。
【0018】実施例のタイプの4群5枚構成のレンズで
は、第5面、第6面はいずれも強い発散面となり、これ
らの面で発生するコマ収差は互いに打ち消し合って補正
されるが、球面収差はいずれの面でもアンダーとなる。
このため、一般には全系の球面収差もアンダーとなって
軸上性能が劣化する傾向にある。ただし、条件(4)(5)を
満たすよう曲率半径、面間隔を選択することにより、球
面収差の発生を最小限に抑えることができる。
【0019】
【実施例1】図1は、実施例1にかかる読取用レンズの
レンズ構成を示したものである。具体的な数値構成は表
1に示されている。表中、FNO.はFナンバー、fは焦点
距離、ωは半画角、rは曲率半径、dはレンズ厚若しく
は空気間隔、nはd線(588nm)での屈折率、νはアッベ
数である。
【0020】図2は、球面収差SA、正弦条件SC、d線、
g線、C線における球面収差によって示される色収差、
倍率色収差、非点収差(S:サジタル、M:メリディオナ
ル)、歪曲収差を示している。
【0021】
【表1】
【0022】
【実施例2】図3は、この発明の実施例2を示す。具体
的な数値構成は表2に示されている。図4は、この構成
による諸収差をそれぞれ示す。
【0023】
【表2】
【0024】
【実施例3】図5は、この発明の実施例3を示す。具体
的な数値構成は表3に示されている。図6は、この構成
による諸収差をそれぞれ示す。
【0025】
【表3】
【0026】
【実施例4】図7は、この発明の実施例4を示す。具体
的な数値構成は表4に示されている。図8は、この構成
による諸収差をそれぞれ示す。
【0027】
【表4】
【0028】以下の表5は、前述した条件式(1)〜(5)と
各実施例との対応を示す。
【0029】
【表5】
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、カラースキャナー等のカラー原稿を読み取る装置に
も適用できる色収差が補正された読取用レンズを4群5
枚という少ないレンズ枚数の構成で提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1にかかる読取用レンズの
レンズ図である。
【図2】 この発明の実施例1にかかる読取用レンズの
諸収差図である。
【図3】 この発明の実施例2にかかる読取用レンズの
レンズ図である。
【図4】 この発明の実施例2にかかる読取用レンズの
諸収差図である。
【図5】 この発明の実施例3にかかる読取用レンズの
レンズ図である。
【図6】 この発明の実施例3にかかる読取用レンズの
諸収差図である。
【図7】 この発明の実施例4にかかる読取用レンズの
レンズ図である。
【図8】 この発明の実施例4にかかる読取用レンズの
諸収差図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側から順に、物体側に凸面を向けた正
    メニスカスの第1レンズと、正の第2レンズと、負の第
    3レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスの第4
    レンズと、正の第5レンズとが配列して構成され、前記
    第2レンズと前記第3レンズとが接合された4群5枚構
    成であって、以下の条件を満たすことを特徴とする読取
    用レンズ。 0.051<1/f・(f1/ν1+f2/ν2+f5/ν5)<0.058 2.66<(ν1+ν2+ν5)/(ν3+ν4) ただしfは全系の焦点距離、 fiは第iレンズの焦点距離、 νiは第iレンズのアッベ数である。
  2. 【請求項2】さらに、以下の条件を満たすことを特徴と
    する請求項1に記載の読取用レンズ。 1.42<(n1+n2+n5)/(n3+n4) ただしniは第iレンズのd線の屈折率である。
  3. 【請求項3】さらに、以下の条件を満たすことを特徴と
    する請求項1に記載の読取用レンズ。 1/f・r5/d5<0.010 1/f・|r6|/d5<0.014 ただしriは物体側からi番目の面の曲率半径、 d5は第5面と第6面との空気間隔である。
JP3765293A 1993-02-26 1993-02-26 読取用レンズ Pending JPH06250082A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006064829A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Pentax Corp 望遠レンズ系
JP2008250331A (ja) * 2008-04-28 2008-10-16 Ricoh Co Ltd 原稿読取レンズ、原稿読取方法および装置および画像形成装置
JP2018072739A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 株式会社栃木ニコン 結像レンズ、光学機器、および板状部材の製造方法

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