JP2002090634A - 顕微鏡結像レンズ - Google Patents

顕微鏡結像レンズ

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JP2002090634A
JP2002090634A JP2000285806A JP2000285806A JP2002090634A JP 2002090634 A JP2002090634 A JP 2002090634A JP 2000285806 A JP2000285806 A JP 2000285806A JP 2000285806 A JP2000285806 A JP 2000285806A JP 2002090634 A JP2002090634 A JP 2002090634A
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lens
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imaging lens
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Ikuhito Miyazaki
敢人 宮崎
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Sony Manufacturing Systems Corp
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Sony Precision Technology Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディストーションを補正し、且つ、小型化さ
れた顕微鏡結像レンズを提供する。 【解決手段】 前群GFは、正レンズFL11で構成さ
れ、正の屈折力を有する。後群GBは、物体側から順に
両凹レンズBL11、空気間隔、物体に凸面を向けた正
メニスカスレンズBL12から構成され、これら2つの
レンズBL11,BL12の相向き合う面の曲率半径r
4 ,r5 を同符号とする。そして、この後群GBは、全
体として負の屈折力を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無限遠設計の顕微
鏡対物レンズより射出される光束を所定の位置に結像す
るための顕微鏡結像レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡の結像光学系は、対物レンズのみ
で像を形成する有限系とよばれるものと、対物レンズは
無限遠に像を形成し、それを結像レンズで有限距離に結
像させる無限系とよばれるものがある。
【0003】そして、従来の無限系の顕微鏡結像レンズ
については特公昭61−61650号公報や特開平4−
93911号公報に開示されているが、これらの従来の
顕微鏡結像レンズでは、ディストーションの補正が十分
になされておらず、また、1.0〜0.7程度の望遠比
であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、顕微鏡で微細な
構造物の測長をする需要が高まっているが、測長精度を
高めるためには、光学系のディストーションが補正され
ている方がよい。
【0005】また、有限系の顕微鏡と無限系の顕微鏡を
比較すると、対物レンズと結像レンズの間隔をある程度
自由に設計できる無限系の方が使用し易いため、無限系
顕微鏡の利用が広まっている。
【0006】このため、無限系の顕微鏡で精度の高い測
長をしようとすれば、用いられる結像レンズにおいても
ディストーションが補正されていることが要求される。
【0007】顕微鏡による測長では、画像取得には主に
CCD(Charge Coupled Device) イメージセンサが用い
られる。CCD イメージセンサによって画像取得をす
る場合には、所謂馬鹿拡大と呼ばれる高倍率で結像させ
ることが多い。
【0008】対物レンズの規格値としての倍率は、通常
高いものでも100倍から150倍程度である。
【0009】この倍率よりも高い倍率で結像させるため
には、より長い焦点距離の結像レンズを用いなければな
らない。しかし、単純に結像レンズの焦点距離を長くす
ると、レンズ前面から結像位置までの距離が長くなって
しまい、システムの大型化を招いてしまう。
【0010】これを防ぐためには、レンズ系を所謂テレ
フォトタイプとするのが有効である。しかし、テレフォ
トタイプのレンズ系は、後群を構成するレンズの曲率半
径が小さくなるためディストーションが大きくなってし
まう傾向があり、これにより、測長精度が悪化してしま
う。
【0011】そこで、上述の如き従来の問題点に鑑み、
本発明の目的は、ディストーションを補正し、且つ、小
型化された顕微鏡結像レンズを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、無限遠設計の
顕微鏡対物レンズより射出される光束を所定の位置に結
像するための顕微鏡結像レンズであって、物体側から順
に正の屈折力を有する前群と負の屈折力を有する後群か
らなり、上記後群において、少なくとも1対の、空間で
隔てられ曲率半径が同符号の相向き合う面を有すること
を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る無限遠設計の顕微鏡
対物レンズより射出される光束を所定の位置に結像する
ための顕微鏡結像レンズは、物体側から順に正の屈折力
を有する前群と負の屈折力を有する後群からなり、上記
後群において、少なくとも1対の、空間で隔てられ曲率
半径が同符号の相向き合う面を有する。
【0014】この顕微鏡結像レンズは、上記前群の焦点
距離をff 、後群の焦点距離をfrとして、 |ff |/|fr |>2.5 ・・・(1) なる条件を満たすことが望ましい。条件式(1)は、望
遠比に関する条件を規定したものである。もし、この条
件式(1)で規定した下限を超えれば望遠比が大きく、
レンズの第1面から焦点面まで距離が長くなり、レンズ
系を小型化することができなくなってしまう。
【0015】また、この顕微鏡結像レンズは、上記後群
における曲率半径が同符号の相向き合う面のうち、物体
側の面の曲率半径をrf 、同じく像側の面の曲率半径を
rとして、 0.5<rf /rr <2 ・・・(2) なる条件を満たすことが望ましい。
【0016】条件式(2)は、ディストーションの補正
に関する条件を規定したものである。望遠比を小さくす
ると、前群及び後群の各パワーが強くなり、レンズの曲
率半径が小さくなるので、ディストーションが悪化して
しまう。この発明では、後群において、空間で隔てられ
曲率半径が同符号の相向き合う面を設けることによって
ディストーションを補正している。もし、条件式(2)
で規定した範囲を超えてしまうと、後群の相向き合う面
におけるディストーションに係る収差係数のバランスが
保てなくなり、他の部分でディストーションの補正をす
ることが困難となる。
【0017】
【実施例】[第1の実施例]図1に、本発明に係る顕微
鏡結像レンズの第1の実施例のレンズ構成を示す。図1
中の符号r1 ,r2 ・・・r6 は各レンズの曲率半径を
示し、d1 ,d2 ・・・d5 は各レンズの厚さ又は間隔
を示す。
【0018】この第1の実施例の顕微鏡結像レンズは、
物体側から順に前群GFと後群GBからなる。
【0019】前群GFは、正レンズFL11で構成され
ており、正の屈折力を有する。
【0020】後群GBは、物体側から順に両凹レンズB
L11、空気間隔、物体に凸面を向けた正メニスカスレ
ンズBL12から構成されており、これら2つのレンズ
BL11,BL12の相向き合う面の曲率半径r4 ,r
5 が同符号である。そして、この後群GBは、全体とし
て負の屈折力を有する。
【0021】この顕微鏡結像レンズの入射瞳は、r1
面の物体側220mmの位置にある。また、望遠比は、
0.295である。
【0022】以下の表1に、この第1の実施例の諸元を
示す。
【0023】この表1において、n1 ,n2 ・・・n5
はλ=266nmに対する屈折率である。また、ff
前群GFの焦点距離、fr は後群GBの焦点距離であ
る。また、rf は後群GBにおける相向き合う面のう
ち、物体側の面の曲率半径(この第1の実施例ではr
4 )であり、また、rr は同じく像側の面の曲率半径
(この第1の実施例ではr5 )である。さらに、FNO
はF値である。
【0024】[表1] r1 = 70.0000 d1 = 5.0000 n1 =1.499680 r2 = ∞ d2 =118.065 r3 =−15.0000 d3 = 1.5000 n3 =1.499680 r4 = 20.0000 d4 = 2.5000 r5 = 15.0000 d5 = 3.0000 n5 =1.499680 r6 = 24.7000 ff = 140.09 fr =−22.48 |ff |/|fr |=6.23 rf =20.0 rr =15.0 rf /rr =1.33 焦点距離=762 像高=4.0 FNO=190.5 この第1の実施例の顕微鏡結像レンズの諸収差図を図2
に示す。図2において、FNOはF値を示し、また、Y
は像高を示している。非点収差を示す収差図において、
実線Sはサジタル像面を示し、破線Mはメリディオナル
像面を示している。図2から明らかなように、この第1
の実施例では、歪曲収差が良好に補正されていることが
わかる。
【0025】[第2の実施例]図3に、本発明の第2の
実施例の顕微鏡結像レンズのレンズ構成を示す。図3中
の符号r1 ,r2 ・・・r6 は各レンズの曲率半径を示
し、d1 ,d2 ・・・d5 は各レンズの厚さ又は間隔を
示す。
【0026】この第2の実施例の顕微鏡結像レンズは、
物体側から順に前群GFと後群GBからなる。
【0027】前群GFは、正レンズFL21で構成され
ており、正の屈折力を有する。
【0028】後群GBは、物体側から順に物体に凹面を
向けたに正メニスカスレンズBL21、空気間隔、両凹
レンズBL22から構成されており、これら2つのレン
ズBL21,BL22の相向き合う面の曲率半径r4
5 が同符号である。そして、この後群GBは、全体と
して負の屈折力を有する。
【0029】この顕微鏡結像レンズの入射瞳は、r1
面の物体側220mmの位置にある。また、望遠比は、
0.225である。
【0030】以下の表2に、この第2の実施例の諸元を
示す。
【0031】この表2において、n1 ,n2 ・・・n5
はλ=266nmに対する屈折率である。また、ff
前群GFの焦点距離、fr は後群GBの焦点距離であ
る。また、rf は後群GBにおける相向き合う面のう
ち、物体側の面の曲率半径(この第2の実施例ではr
4 )であり、また、rr は同じく像側の面の曲率半径
(この第2の実施例ではr5 )である。さらに、FNO
はF値である。
【0032】[表1] r1 = 84.8000 d1 = 5.0000 n1 =1.499680 r2 = ∞ d2 =144.307 r3 =−18.0000 d3 = 2.0000 n3 =1.499680 r4 =−10.2200 d4 = 1.5000 r5 =−12.6000 d5 = 1.0000 n5 =1.499680 r6 = 17.3000 ff = 169.71 fr =−21.69 |ff |/|fr |=7.82 rf =−10.22 rr =−12.60 rf /rr =0.81 焦点距離=1356 像高=6.6 FNO=339 この第2の実施例の顕微鏡結像レンズの諸収差図を図4
に示す。図4において、FNOはF値を示し、また、Y
は像高を示している。非点収差を示す収差図において、
実線Sはサジタル像面を示し、破線Mはメリディオナル
像面を示している。図4から明らかなように、この第2
の実施例では、歪曲収差が良好に補正されていることが
わかる。
【0033】[第3の実施例]図5に、本発明の第3の
実施例の顕微鏡結像レンズのレンズ構成を示す。図5中
の符号r1 ,r2 ・・・r8 は各レンズの曲率半径を示
し、d1 ,d2 ・・・d7 は各レンズの厚さ又は間隔を
示す。
【0034】この第3の実施例の顕微鏡結像レンズは、
物体側から順に前群GFと後群GBからなる。
【0035】前群GFは、正レンズFL31と負レンズ
FL32で構成されており、全体として正の屈折力を有
する。後群GBは、物体側から順に両凹レンズBL3
1、空気間隔、物体に凸面を向けた正メニスカスレンズ
BL32から構成されており、これら2つのレンズBL
31,BL32の相向き合う面の曲率半径r6 ,r7
同符号である。そして、この後群GBは、全体として負
の屈折力を有する。
【0036】この顕微鏡結像レンズの入射瞳は、r1
面の物体側100mmの位置にある。また、望遠比は、
0.495である。
【0037】以下の表3に、この第3の実施例の諸元を
示す。
【0038】この表3において、n1 ,n2 ・・・n7
はλ=266nmに対する屈折率である。また、ff
前群GFの焦点距離、fr は後群GBの焦点距離であ
る。また、rf は後群GBにおける相向き合う面のう
ち、物体側の面の曲率半径(この第3の実施例ではr
6 )であり、また、rr は同じく像側の面の曲率半径
(この第3の実施例ではr7 )である。さらに、FNO
はF値である。なお、前群GFの正レンズFL31と後
群GBの両凹レンズBL31の材質は蛍石であり、前群
GFの負レンズFL32と後群GBの正メニスカスレン
ズBL32の材質は合成石英である。この第3の実施例
では、これら2つの材質を組み合わせることにより、λ
=266nmとλ=660nmの2波長補正を行ってい
る。
【0039】[表3] r1 = 38.3894 d1 = 5.000 n1 =1.461887 r2 =−22.8608 d2 = 1.000 r3 =−21.7648 d3 = 2.600 n3 =1.499680 r4 = 163.2651 d4 = 90.000 r5 =−36.2441 d5 = 1.500 n5 =1.461887 r6 = 7.4259 d6 = 0.150 r7 = 7.6720 d7 = 2.500 n7 =1.499680 r8 = 48.5605 ff = 136.48 fr =−50.68 |ff |/|fr |=2.69 rf =7.4259 rr =7.672 rf /rr =0.968 焦点距離=400 像高=5.5 FNO=50 この第3の実施例の顕微鏡結像レンズの諸収差図を図6
に示す。図6において、FNOはF値を示し、また、Y
は像高を示している。球面収差を示す収差図において、
実線はλ=266nmに対する球面収差を示し、破線は
λ=660nmに対する球面収差を示している。また、
非点収差を示す収差図において、実線Sはサジタル像面
を示し、破線Mはメリディオナル像面を示している。さ
らに、非点収差及び歪曲収差を示す各収差図は、それぞ
れλ=266nmに対する非点収差及び歪曲収差を示し
ている。図6から明らかなように、この第3の実施例で
は、歪曲収差が良好に補正されていることがわかる。
【0040】[第4の実施例]図7に、本発明の第4の
実施例の顕微鏡結像レンズのレンズ構成を示す。図7中
の符号r1 ,r2 ・・・r7 は各レンズの曲率半径を示
し、d1 ,d2 ・・・d6 は各レンズの厚さ又は間隔を
示す。
【0041】この第4の実施例の顕微鏡結像レンズは、
物体側から順に前群GFと後群GBからなる。
【0042】前群GFは、正レンズFL41と負レンズ
FL42の接合レンズ構成されており、全体として正の
屈折力を有する。後群GBは、物体側から順に両凹レン
ズBL41、空気間隔、物体に凸面を向けた正メニスカ
スレンズBL42から構成されており、これら2つのレ
ンズBL1,BL2の相向き合う面の曲率半径r5 ,r
6 が同符号である。そして、この後群GBは、全体とし
て負の屈折力を有する。
【0043】この顕微鏡結像レンズの入射瞳は、r1
面の物体側100mmの位置にある。また、望遠比は、
0.495である。
【0044】以下の表4に、この第4の実施例の諸元を
示す。
【0045】この表4において、nd1 ,nd2 ・・・
nd6 はd線(λ=587.6nm)に対する屈折率で
あり、νd1 ,νd2 ・・・νd6 はアッベ数である。
また、ff は前群GFの焦点距離、fr は後群GBの焦
点距離である。また、rf は後群GBにおける相向き合
う面のうち、物体側の面の曲率半径(この第4の実施例
ではr5 )であり、また、rr は同じく像側の面の曲率
半径(この第4の実施例ではr6 )である。さらに、F
NOはF値である。
【0046】 [表4] r1 = 59.2142 d1 = 5.500 nd1 =1.607380 νd1 =56.8 r2 =−78.3450 d2 = 3.000 nd2 =1.688930 νd2 =31.1 r3 = 562.8872 d3 = 85.000 r4 =−26.0043 d4 = 2.000 nd4 =1.516330 νd4 =64.1 r5 = 29.3256 d5 = 1.500 r6 = 29.4148 d6 = 3.000 nd6 =1.717360 νd6 =29.5 r7 = 81.2397 ff = 123.58 fr =−47.06 |ff |/|fr |=2.63 rf =29.3256 rr =29.4148 rf /rr =0.997 焦点距離=400 像高=8 FNO=38.5 この第4の実施例の顕微鏡結像レンズの諸収差図を図8
に示す。図8において、FNOはF値を示し、また、Y
は像高を示している。球面収差を示す収差図において、
実線dはd線(λ=587.6nm)に対する球面収差
を示し、破線FはF線(λ=486.1nm)に対する
球面収差を示し、一点鎖線CはC線(λ=656.3n
m)に対する球面収差を示している。また、非点収差を
示す収差図において、実線Sはサジタル像面を示し、破
線Mはメリディオナル像面を示している。さらに、非点
収差及び歪曲収差を示す各収差図は、それぞれd線(λ
=587.6nm)に対する非点収差及び歪曲収差を示
している。図8から明らかなように、この第4の実施例
では、歪曲収差が良好に補正されていることがわかる。
【0047】ここで、特公昭61−61650号公報に
おいて第2図に示された実施例1の結像レンズの諸元を
2倍することにより得られる焦点距離が200mmの結
像レンズ(以下単に比較例という)と本願発明の第1乃
至第4の実施の結像レンズについて、光線追跡によって
ディストーションを比較したところ次のような結果とな
った。
【0048】
【表1】
【0049】なお、上記特公昭61−61650号公報
において第2図に示された実施例1の結像レンズの諸元
は以下の表5に示す通りで、その焦点距離は100であ
り、これをmm単位とすると焦点距離が100mmの結
像レンズとなるが、顕微鏡の結像レンズの焦点距離は2
00mmが標準的であるので、上記結像レンズの諸元を
2倍することにより得られる焦点距離が200mmの結
像レンズを比較例とした。
【0050】 この表5において、fは全系の焦点距離、f1 は前群の
対物レンズ側のレンズの焦点距離、f3 は後群の焦点距
離、f12は前群の焦点距離である。また、r1,r2
・・は各レンズの肉厚及び空気間隔、n1 ,n2 ・・・
は各レンズの屈折率、ν1 ,ν2 ・・・は各レンズのア
ッベ数である。
【0051】本願発明の実施例1〜4の結像レンズと比
較例との比較結果からも明らかなように、本発明によれ
ば、比較例に対してディストーションを1/100以下
に低減し、しかも、望遠比を0.5以下にした全長の短
い顕微鏡結像レンズを得ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ディス
トーションが十分に補正され、且つ、望遠比が0.5以
下という全長の短い顕微鏡結像レンズを得ることができ
る。このことによって、測長の精度を向上させることが
できるとともに顕微鏡の装置の小型化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る顕微鏡結像レンズの第1の実施例
のレンズ構成を模式的に示す図である。
【図2】上記第1の実施例の顕微鏡結像レンズの収差曲
線図である。
【図3】本発明に係る顕微鏡結像レンズの第2の実施例
のレンズ構成を模式的に示す図である。
【図4】上記第2の実施例の顕微鏡結像レンズの収差曲
線図である。
【図5】本発明に係る顕微鏡結像レンズの第3の実施例
のレンズ構成を模式的に示す図である。
【図6】上記第3の実施例の顕微鏡結像レンズの収差曲
線図である。
【図7】本発明に係る顕微鏡結像レンズの第4の実施例
のレンズ構成を模式的に示す図である。
【図8】上記第4の実施例の顕微鏡結像レンズの収差曲
線図である。
【符号の説明】
GF 前群、GB 後群、BL11,BL22,BL3
1,BL41 両凹レンズ、BL12,BL21,BL
32,BL42 正メニスカスレンズ、FL21,FL
31,FL41 正レンズ、FL32、FL42 負レ
ンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H087 KA09 LA01 PA03 PA04 PA17 PA18 PB03 PB04 QA02 QA06 QA07 QA13 QA21 QA22 QA25 QA26 QA32 QA34 QA39 QA41 QA42 QA45 QA46

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無限遠設計の顕微鏡対物レンズより射出
    される光束を所定の位置に結像するための顕微鏡結像レ
    ンズであって、 物体側から順に正の屈折力を有する前群と負の屈折力を
    有する後群からなり、 上記後群において、少なくとも1対の、空間で隔てられ
    曲率半径が同符号の相向き合う面を有することを特徴と
    する顕微鏡結像レンズ。
  2. 【請求項2】 上記前群の焦点距離をff 、後群の焦点
    距離をfr として、 |ff |/|fr |>2.5 なる条件を満たすことを特徴とする請求項1記載の顕微
    鏡結像レンズ。
  3. 【請求項3】 上記後群における曲率半径が同符号の相
    向き合う面のうち、物体側の面の曲率半径をrf 、同じ
    く像側の面の曲率半径をrr として、 0.5<rf /rr <2 なる条件を満たすことを特徴とする請求項1記載の顕微
    鏡結像レンズ。
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