JPH0624978U - 筆記具 - Google Patents
筆記具Info
- Publication number
- JPH0624978U JPH0624978U JP6912292U JP6912292U JPH0624978U JP H0624978 U JPH0624978 U JP H0624978U JP 6912292 U JP6912292 U JP 6912292U JP 6912292 U JP6912292 U JP 6912292U JP H0624978 U JPH0624978 U JP H0624978U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transparent window
- barrel
- ink
- window portion
- writing instrument
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- Pending
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- Pens And Brushes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸筒に設けた透明窓部から軸筒内部に収容し
たインク残量を視認できるように構成した筆記具は、そ
の透明窓部を広くすると、光線の影響によりインクを劣
化させる等の弊害があるので、透明窓部をできるだけ狭
くした方が望ましいが、透明窓部を狭くすると、当然に
インク残量を視認するのが困難になるというジレンマが
ある。そこで本考案は、インク残量を視認するための透
明窓部を、できるだけ狭くして上記の弊害を解消しなが
ら、同時にインク残量の視認の困難化も防止できる筆記
具の提供を目的とする。 【構成】 軸方向の線状の透明窓部2を軸筒1の二箇所
以上の断面対称位置に設け、軸筒1の上記透明窓部2を
除く箇所の外周面に、表面が滑りにくく且つマット面と
なった非透明の被覆層3を設ける。
たインク残量を視認できるように構成した筆記具は、そ
の透明窓部を広くすると、光線の影響によりインクを劣
化させる等の弊害があるので、透明窓部をできるだけ狭
くした方が望ましいが、透明窓部を狭くすると、当然に
インク残量を視認するのが困難になるというジレンマが
ある。そこで本考案は、インク残量を視認するための透
明窓部を、できるだけ狭くして上記の弊害を解消しなが
ら、同時にインク残量の視認の困難化も防止できる筆記
具の提供を目的とする。 【構成】 軸方向の線状の透明窓部2を軸筒1の二箇所
以上の断面対称位置に設け、軸筒1の上記透明窓部2を
除く箇所の外周面に、表面が滑りにくく且つマット面と
なった非透明の被覆層3を設ける。
Description
【0001】
本考案は、中芯のインク残量を軸筒の外部から視認できる筆記具に関する。
【0002】
従来、軸筒の一部に透明窓部を設け、その透明窓部を除く箇所に遮光機能を有 する被覆層を設けて、その透明窓部から軸筒内部に収容したインク残量を視認で きるように構成した筆記具が、実開昭60−88794号公報等によって公知で ある。ところで、このような軸筒に設ける透明窓部を広くすると、光線の影響に よりインクを劣化させ、又、筆記中にインク残量が目に入って筆記に集中できな くなり、更に、透明窓部の部位は滑り易いのでグリップ性が劣る等の弊害が生じ る。従って、このような透明窓部は、できるだけ狭い方が望ましい。しかし、透 明窓部を狭くすると、当然にインク残量を視認するのが困難になるので、本来の 目的を達成できなくなるというジレンマがあった。
【0003】
そこで本考案は、インク残量を視認するための透明窓部を、できるだけ狭くし て上記の弊害を解消しながら、同時にインク残量の視認の困難化も防止できる筆 記具の提供を目的とする。
【0004】
上記目的を達成するために、本考案の筆記具は、軸方向の線状の透明窓部2を 軸筒1の二箇所以上の断面対称位置に設け、軸筒1の上記透明窓部2を除く箇所 の外周面に、表面が滑りにくく且つマット面となった非透明の被覆層3を設けた ことを特徴とするものである。
【0005】
透明窓部2を軸筒1の二箇所以上の断面対称位置に設けたので、一つの透明窓 部2から軸筒1の内部を覗いたときに、中芯4の向こう側の反対側の対称位置に 設けたもう一つの透明窓部2から軸筒1の内部に入射した光線が、中芯4の背面 を照らすことによって中芯4が明瞭に見えるようになる作用がある。また、透明 窓部2の周囲に配した被覆層3が、つや消しのマット面を備えるので防眩作用を 発揮する。従って、これらの作用の相乗効果により、透明窓部2を狭くしても、 インク残量を視認するのが困難になるという弊害は解消される。
【0006】
まず図1乃至図3に示した第一の実施例について説明する。軸筒1は前端に先 首5を、又、後端に尾栓6をそれぞれ螺着して、内部に中芯4を収納している。 中芯4は前端が先首5によって、又、後端が尾栓6によって固定されている。中 芯4は透明なパイプ7の中にインク8を収容している。軸筒1、先首5及び尾栓 6は共に樹脂成形品で、特に軸筒1は透明な樹脂製である。この軸筒1の外周面 には一部個所を除いて転写印刷層又は塗膜層などによる非透明の被覆層3を設け ている。そして、被覆層3を設けていない一部個所は、そのまま透明窓部2とな っている。被覆層3は滑り止め効果を有し、又、ゴム感触を有し、その表面はツ ヤ消しのマット面となっていて防眩作用を発揮する。透明窓部2は軸方向の細い 線状で、軸筒1の四個所に断面対称に配置している。従って、一つの透明窓部2 から軸筒1の内部を覗いたときに、中芯4の向こう側の反対側の対称位置に設け たもう一つの透明窓部2から軸筒1の内部に入射した光線が、中芯4の背面を照 らすことによって中芯4が明瞭に見えるようになる。図3に示すように、透明窓 部2の幅wは、軸筒1の内部の中心に位置する中芯4の外径tよりも小さく設定 している。このように透明窓部2の幅を狭くすると、光線の影響によるインクの 劣化を防止することができるし、又、筆記中にインク残量が目に入りにくいので 筆記に集中できるようになり、更に、滑り止め効果を有する被覆層3の面積が増 えてグリップ性が向上する。ところで、従来品には、軸筒の全周に柔軟性のある 被覆層を設けたものがあるが、この種のものは、筆記中に指が疲れた場合に、軸 筒を回して持ち替えても感触が変化しないので、指の疲労を癒すことができない が、本考案のようにゴム感触を有する被覆層3と、樹脂の硬い感触の透明窓部2 を共に軸筒2の外周に設ければ、軸筒1を回して持ち替えれば感触が変化するの で、指の疲労を癒すことができる。また、透明窓部2の幅wと、中芯4の外径t との寸法を上記のように、w<tの関係にすれば、透明窓部2を覗いたときに、 反対側の対称位置にある透明窓部2から入射した光線を中芯4が遮蔽して、光線 が目に直射しないので、防眩効果が得られて、一層、中芯4のインク残量の視認 性が向上する。
【0007】 次に、図4は第二の実施例を示したもので、軸筒1の外周部において円周方向 に90°間隔で四個所に透明窓部2を設けている。
【0008】 また、図5は第三の実施例を示したもので、軸筒1の外周部において円周方向 に180°間隔で二個所に透明窓部2を設けたものである。
【0009】 上記の各実施例で、軸筒1の全ての透明窓部2の幅を加えた値Wは,全被覆層 3の幅Tよりも小さく設定している。
【0010】
本考案は以上の通りであり、透明窓部2を軸筒1の二箇所以上の断面対称位置 に設けて、一つの透明窓部2から軸筒1の内部を覗いたときに、中芯4の向こう 側の反対側の対称位置に設けたもう一つの透明窓部2から軸筒1の内部に入射し た光線が中芯4の背面を照らすようになすと共に、透明窓部2の周囲に防眩作用 のあるツヤ消しのマット面を有する被覆層3を配することによる相乗作用によっ て、軸筒1の内部の中芯4のインク残量の視認性を極めて良好になし、これによ って透明窓部2をできるだけ狭くすることができて、インク劣化の防止、筆記作 業への集中の容易化、グリップ性の向上等を可能とすることができる。
【図1】第一の実施例の斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】第二の実施例の断面図である。
【図5】第三の実施例の断面図である。
1 軸筒 2 透明窓部 3 被覆層 4 中芯 5 先首 6 尾栓 7 パイプ 8 インク
Claims (1)
- 【請求項1】 軸方向の線状の透明窓部2を軸筒1の二
箇所以上の断面対称位置に設け、軸筒1の上記透明窓部
2を除く箇所の外周面に、表面が滑りにくく且つマット
面となった非透明の被覆層3を設けたことを特徴とする
筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6912292U JPH0624978U (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6912292U JPH0624978U (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 筆記具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624978U true JPH0624978U (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=13393532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6912292U Pending JPH0624978U (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624978U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0939466A (ja) * | 1995-07-28 | 1997-02-10 | Pentel Kk | 筆記具の把持部構造 |
JP2011121288A (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 筆記具 |
JP2014040074A (ja) * | 2012-08-23 | 2014-03-06 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 塗布具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0624194A (ja) * | 1992-07-10 | 1994-02-01 | Zebura Kk | 筆記具 |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP6912292U patent/JPH0624978U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0624194A (ja) * | 1992-07-10 | 1994-02-01 | Zebura Kk | 筆記具 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0939466A (ja) * | 1995-07-28 | 1997-02-10 | Pentel Kk | 筆記具の把持部構造 |
JP2011121288A (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 筆記具 |
JP2014040074A (ja) * | 2012-08-23 | 2014-03-06 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 塗布具 |
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