JPH06249622A - 等速ジョイントのボ−ル検査装置 - Google Patents

等速ジョイントのボ−ル検査装置

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JPH06249622A
JPH06249622A JP5038829A JP3882993A JPH06249622A JP H06249622 A JPH06249622 A JP H06249622A JP 5038829 A JP5038829 A JP 5038829A JP 3882993 A JP3882993 A JP 3882993A JP H06249622 A JPH06249622 A JP H06249622A
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velocity joint
lever
balls
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良雄 山田
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康久 白神
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国博 入江
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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/20Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
    • F16D3/22Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts
    • F16D3/223Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
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  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は等速ジョイントに用いられたボ−
ルの数と大きさとを同時に検出することができる等速ジ
ョイントのボ−ル検出装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 等速ジョイント1の外輪3と内輪4との間
に、ケ−ジ5に保持されて収容されたボ−ル2の数と大
きさを、上記等速ジョイントを回転させながら検査する
検査装置において、中途部を支点として回転自在に設け
られたレバ−31と、このレバ−の一端に設けられ回転
される上記等速ジョイントの上記ボ−ルに接触するロ−
ラ33と、上記等速ジョイントが1回転する間に上記ロ
−ラが上記ボ−ルに接触する回数および上記接触子が接
触するボ−ルの大きさに応じた上記レバ−の他端側の回
動角度を検出するセンサ41、42とを具備したことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は等速ジョイントの外輪
と内輪との間に収容保持されるボ−ルの数と大きさとを
検査するための検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示す上記等速ジョイント1は、周
知のように、エンジンからの回転力を車輪に伝達するた
めに、駆動軸と被駆動軸とを連結する部分に用いられて
いる。この等速ジョイント1は、外輪3と内輪4とを有
し、外輪3の内周面および内輪の外周面にはそれぞれ周
方向に所定間隔で複数の溝3a、4aが対応して形成さ
れている。対応する一対の溝にはケ−ジ5に保持された
ボ−ル2がそれぞれ収容される。
【0003】上記構成の等速ジョイント1は、通常、手
作業で組立てが行われており、そのため組立て時の作業
ミスで外輪3と内輪4との間に収容されるボ−ル2の数
が少ない場合がある。また、組立て後、上記外輪3の開
口部分はブ−ツで覆われるのだが、それまでにボ−ル2
が脱落する虞があり、それによって収容されるボ−ル2
の数が少なくなるということもある。
【0004】ボ−ル2の数が少ない状態で等速ジョイン
ト1が自動車に組み込まれると、振動や騒音の異常発生
を招くということがある。したがって、上記等速ジョイ
ントをブ−ツで覆う前に、その内部にボ−ル2が正規の
数だけ収容されているか否やかを検査する必要がある。
【0005】そこで、従来は図7に示す構成の検査装置
によって等速ジョイント1のボ−ル2の数が検査されて
いた。この従来の検査装置は、まず、等速ジョイント1
の外輪3を内輪4に対して所定の角度で傾動させる。そ
れによって、外輪3と内輪4との溝3a、4aにケ−ジ
5によって保持されて収容された上記ボ−ル2の一部が
上記外輪3の開口端面から露出する。
【0006】ついで、外輪3の開口端面から露出したボ
−ル2に近接スイッチ6を駆動機構7を作動させて接近
させ、その状態で等速ジョイント1を360度回転させ
る。等速ジョイント1を1回転させる間に、上記近接ス
イッチ6がボ−ル2を検知する回数を、この近接スイッ
チ6の検出信号から検出すれば、上記等速ジョイント1
に収容されたボ−ル2の数を知ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の検査
装置によれば、等速ジョイント1の内部に収容されたボ
−ルの数を正確に検査することが可能である。ところ
で、トラック系と乗用車系などのように、異なる車種に
おいては、等速ジョイントの大きさがわずかに異なる。
そのため、その車種に応じて各等速ジョイントに用いら
れるボ−ルの大きさもわずかに異なる。たとえば、トッ
ラク系と乗用車系では、トラック系のボ−ルの方が乗用
車系のボ−ルに比べて約10分の1ミリ程度大きい。
【0008】このように、車種に応じて大きさにわずか
の差異があるボ−ルを取り扱う場合、作業者はその大き
さを目視で判別することがほとんど困難であるから、正
規の大きさ以外のボ−ルを組み込んでしまうことがあ
る。つまり、トッラク系の等速ジョイントに、乗用車系
の小径なボ−ルを組み込んでしまうことがある。
【0009】小径のボ−ルが組み込まれた等速ジョイン
トは、外観では判別することができず、上記等速ジョイ
ントを自動車に組み込んで使用することで、振動や騒音
が異常に発生することで気付くということが多い。した
がって、組み立て時において、ボ−ルの数を検査する
時、正規の大きさのボ−ルだけが組み込まれているか否
やかも、同時に検査することができる検査装置の開発が
望まれている。
【0010】この発明は上記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、等速ジョイントに組み込
まれたボ−ルの数と大きさとを同時に検査することがで
きるようにしたボ−ル検査装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、等速ジョイントの外輪と内輪との間に、
ケ−ジに保持されて収容されたボ−ルの数と大きさを、
上記等速ジョイントを回転させながら検査する検査装置
において、中途部を支点として回動自在に設けられたレ
バ−と、このレバ−の一端に設けられ回転される上記等
速ジョイントの上記ボ−ルに接触する接触子と、上記等
速ジョイントが1回転する間に上記接触子が上記ボ−ル
に接触する回数および上記接触子が接触するボ−ルの大
きさに応じた上記レバ−の他端側の回動角度を検出する
センサとを具備したことを特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成によれば、等速ジョイントを1回転さ
せることで、接触子がボ−ルに接触する回数からボ−ル
の数を検出することができ、接触子がボ−ルと接触した
状態におけるレバ−の回動角度からボ−ルの大きさを検
出することができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1乃至図5を
参照して説明する。
【0014】図3に示すこの発明の検査装置は本体11
を備えている。この本体11には第1のガイド体12が
設けられている。このガイド体12にはホルダ13が矢
印方向にスライド自在に設けられ、第1、第2のリンク
14a、14bを介して第1の駆動シリンダ14cによ
って駆動されるようになっている。
【0015】上記ホルダ13の上方には回転機構14が
設けられている。この回転機構14は架台15を有す
る。この架台15の上面には第2の駆動シリンダ16が
軸線を垂直にして設けられている。この第2の駆動シリ
ンダ16のロッド16aはスライダ17に連結されてい
る。このスライダ17は上記架台15の下面側に設けら
れた第2のガイド体18にスライド自在に設けられてい
る。したがって、上記第2の駆動シリンダ16が作動す
れば、上記スライダ17を上下方向に駆動できるように
なっている。
【0016】上記スライダ17にはブラケット19が取
着されている。このブラケット19には駆動源21およ
びこの駆動源21によって回転駆動される駆動軸22が
設けられている。駆動軸22は上記ブラケット19の下
端から下方へ突出して設けられている。
【0017】上記ホルダ13には上述した等速ジョイン
ト1の外輪3と一体に設けられたチェッパ軸3aが図示
しない軸受により回転自在かつ揺動自在に支持され、そ
の内部に収容されたボ−ル2の個数と大きさとが後述す
るごとく検査される。
【0018】等速ジョイント1が上記ホルダ13に保持
された状態において、上記第2の駆動シリンダ16が作
動し、スライダ17を下方へスライドさせると、ブラケ
ット19の下端から突出した上記駆動軸22を上記等速
ジョイント1の内輪4に嵌合させることができる。この
状態を図1(a)と図5に鎖線で示す。
【0019】その状態で、上記第1の駆動シリンダ14
を作動させれば、図1(a)に鎖線で示すように上記駆
動軸22によって保持された内輪4に対して上記外輪3
が傾動するから、ケ−ジ5に保持された1つのボ−ル2
の一部を上記外輪3の開口端面から露出させることがで
き、また駆動軸22を回転すれば外輪3を内輪4に対し
て所定角度で傾斜させた状態を維持しつつ、これらを一
体的に回転させることができる。それによって、内部に
収容保持された6つのボ−ル2が順次露出することにな
る。
【0020】上記等速ジョイント1の回転は、図5に示
すように上記駆動軸22と一体に回転するリング23を
介して近接センサからなる回転角検出センサ24により
検出される。つまり、上記リング23には外周面に複
数、たとえば36枚の歯23aが所定間隔で形成されて
いて、このリング23が回転することで、その歯23a
が上記回転角検出センサ24によってカウントされる。
したがって、上記回転角センサ24からのカウント信号
により、上記リング23の回転角度が検出できるように
なっている。
【0021】上記ホルダ13の近傍には上記等速ジョイ
ント1に収容されたボ−ル2の数と大きさとを同時に検
出する検出機構25が設けられている。この検出機構2
5は図1(a)、(b)に示すように斜面26aが形成
されたテ−ブル26を有する。このテ−ブル26は、上
下駆動部27と前後駆動部28とによって矢印Aで示す
上下方向および矢印Bで示す前後方向に位置決め駆動さ
れる。
【0022】上記テ−ブル26の斜面26aには取付板
29が設けられている。この取付板29には、2つの部
材を結合してほぼL字状に形成されたレバ−31がその
中途部に設けられた第1の支軸32を介して回動自在に
取付けられている。この第1の支軸32は上記取付板2
9にフレ−ム30を介して取付けられている。上記レバ
−31は、図1(b)に示すように上記第1の支軸32
を境とする一端側31aの長さL1 に対して他端側31
bの長さL2 が十分に長く設定されている。
【0023】上記テ−ブル26の前端面から突出した上
記レバ−31の一端側31aの先端には接触子となるロ
−ラ33が第2の支軸34によって回転自在に取付けら
れている。上記レバ−31の上記第1の支軸32によっ
て支持された部分よりもわずかに後端側の部分には、一
対の引張りばね35の一端が連結されている。このばね
35の他端は、上記取付板29に連結されている。
【0024】上記ばね35は上記レバ−31を図1
(b)に矢印Xで示す時計方向に付勢している。レバ−
31の時計方向への回動は、上記ばね35よりもレバ−
31の後端寄りに対向して設けられたストッパ36によ
って規制されている。
【0025】上記レバ−31の他端側31bは後端部に
ゆくにしたがって幅寸法が狭く形成され、その後端部の
下面には図4に示すように第1の遮蔽板37と第2の遮
蔽板38とが所定の間隔で平行に突設されている。上記
取付板29の上記各遮蔽板37、38と対応する部位に
は、第1のフォトセンサ41と第2のフォトセンサ42
とが設けられている。
【0026】各フォトセンサ41、42は図4に示すよ
うにチャンネル形状をなしていて、その一方に投光素子
43a、他方に受光素子43bが設けられている。そし
て、これら素子43a、43b間に、上記遮蔽板37、
38が進退することで、上記受光素子43aが受光ある
いは遮光状態となって遮蔽板37、38の有無、すなわ
ちレバ−31の回動状態を検知するようになっている。
【0027】図2(a)〜(d)にレバ−31の回動角
度と、第1、第2のフォトンセンサ41、42による第
1、第2の遮蔽板37、38の検知状態を示す。図2
(a)に示すように、上記レバ−31の時計方向への回
動がストッパ36によって規制された状態においては、
第1、第2の遮蔽板37、38はそれぞれ第1、第2の
フォトセンサ41、42から外れた位置になるよう設定
される。
【0028】図2(b)、(c)、(d)は上記レバ−
31の先端に設けられたロ−ラ33が図2(a)の状態
から押圧され、レバ−31がばね35の付勢力に抗して
反時計方向に回動した状態で、その回動角度が所定の範
囲内では同図(b)、(c)に示すように第1のフォト
センサ41は第1の遮蔽板37によって遮光されるが、
第2のフォトセンサ42は第2の遮蔽板38によって遮
光さることがない状態となる。
【0029】上記レバ−31がさらに回動して図2
(d)の状態になると、第1のフォトセンサ41が第1
の遮蔽板37によって遮光され、第2のフォトセンサ4
2が第2の遮蔽版38によって遮光されるようになって
いる。このような検知状態を利用して、等速ジョイント
1に収容されたボ−ル2の大きさを、後述するごとくそ
の数と同時に検出することができる。
【0030】つぎに、上記構成の検査装置を用いて等速
ジョイント1に収容されたボ−ル2の数と大きさとを検
査する手順について説明する。等速ジョイント1がトッ
ラク系で、大きい径のボ−ル2が収容される場合と、乗
用車系で、ボ−ル系がトラック系に比べて小さい場合に
別けて説明する。
【0031】乗用車系の等速ジョイント1の場合には、
小さい径D1 のボ−ル2が収容されるので、その外輪3
と内輪4との対向する溝3a、4aに大きな径D2 のボ
−ル2が入り込むことはないので、その場合はボ−ル2
の数だけが以下のように検出される。
【0032】まず、検査対象となる等速ジョイント1の
チェッパ軸3aをホルダ13に保持し、図1(a)に示
すようにその内輪4に駆動軸22を下降させて嵌合させ
たならば、第1の駆動シリンダ14を作動させて外輪3
を所定角度傾動させ、上記外輪3の開口端面から1つの
ボ−ル2の一部を露出させる。
【0033】ついで、検出機構25のテ−ブル26を上
下駆動部27と前後駆動部28とで駆動し、取付板29
のレバ−31の先端に設けられたロ−ラ33を露出した
ボ−ル2に接触させ、上記レバ−31をわずかに回動さ
せる。つまり、第1、第2のフォトセンサ41、42
と、第1、第2の遮蔽板37、38との関係が図2
(b)に示すように第1のフォトセンサ41は第1の遮
蔽板37を検出しているが、第2のフォトセンサ42は
第2の遮蔽板38を検出していない状態に設定する。
【0034】その状態で、回転機構14の駆動源21を
作動させ、駆動軸22を回転角検出センサ24がリング
23の歯23aを検出する信号に基づいて1回転させ
る。上記駆動軸22を回転させれば、等速ジョイント1
は内輪4に対して外輪3が所定角度傾斜した状態を維持
しつつ1回転する。等速ジョイント1が1回転する間
に、レバ−31の先端に設けられたロ−ラ33は上記等
速ジョイント1が所定角度、この実施例では60度回転
するごとに6つのボ−ル2に対して接触を繰り返す。ロ
−ラ33がボ−ル2に接触し、レバ−31が図2(a)
の状態から図2(b)の状態へ回動するごとに、第1の
フォトセンサ41は第1の遮蔽板37を検出する。つま
り、第1のフォトセンサ41が遮光される。
【0035】したがって、上記等速ジョイント1が60
度回転するごとに、上記第1のフォトセンサ41による
第1の遮蔽板37の検出が繰り返されるから、360度
回転させる間に、上記第1のフォトセンサ41の検出信
号(遮光信号)が6回、出力されれば、ボ−ル2が6個
あることになり、そうでなければボ−ル2が欠落してい
ることになる。
【0036】つまり、上記回転角度検出センサ24によ
り検出される等速ジョイント1の回転角度が60度回転
するごとに、第1のフォトセンサ41から遮光信号が出
力されなければ、ボ−ル2が欠落していると判定される
ことになる。
【0037】つぎに、等速ジョイント1がトッラク系の
場合には、大きい径D2 のボ−ル2が用いられるので、
そこに乗用車径の小さい径D1 のボ−ル2が入り込むこ
とがある。したがって、トラック系の等速ジョイント1
の場合には、ボ−ル2の数と大きさとを同時に検出する
ことが要求される。
【0038】そのような場合、検出機構25のロ−ラ3
3を大きい径D2 のボ−ル2に接触させ、図2(d)に
示すように第1のフォトセンサ41と第2のフォトセン
サ42とがそれぞれ第1の遮蔽板37と第2の遮蔽板3
8とによって遮光された状態となるよう、上記レバ−3
1の回動角度、つまり検出機構25のテ−ブル26を位
置決めする。
【0039】この状態で、等速ジョイント1を回転させ
ると、60度回転するごとに上記ロ−ラ33がボ−ル2
に接触し、図2(d)に示すように第1のフォトセンサ
41と第2のフォトセンサ42がそれぞれ第1の遮蔽板
37と第2の遮蔽板38とで遮光される。
【0040】また、ロ−ラ33がボ−ル2と接触しない
状態では同図に(a)で示す状態となる。したがって、
等速ジョイント1が60度回転するごとに、第1、第2
のフォトセンサ41、42の両方が第1、第2の遮蔽板
37、38によって遮光されるか否やかを検出すれば、
上記等速ジョイント1にボ−ル2が所定の数だけ収容さ
れているかどうかを知ることができる。
【0041】このようにして、ボ−ル2の数を検出する
際、上記等速ジョイント1に乗用車系の小さな径D1 の
ボ−ル2が誤って収容されている場合がある。そのよう
な場合、そのボ−ル2にロ−ラ33が接触すると、大径
のボ−ル2と小径のボ−ル2との直径差(D2 −D1 )
に応じてレバ−31が時計方向に回動し、図2(c)に
示すように第1のフォトセンサ41は第1の遮蔽板37
によって遮光されるが、第2のフォトセンサ42は第2
の遮蔽板38によって遮光されるない状態となる。
【0042】したがって、このことにより、上記等速ジ
ョイント1に小径なボ−ル2が収容されていることが検
出できる。つまり、等速ジョイント1に収容されたボ−
ル2の数の検出と同時に、小さい径D1 のボ−ル2が混
入しているかどうかも検出することができる。
【0043】すなわち、2つのフォトセンサ41、42
が遮光されているときには径D2 の大径ボ−ル2である
ことが検出され、一方のフォトセンサ41が遮光されて
いるときには径D2 の小径ボ−ル2であることが検出さ
れる。さらに、両方のフォトセンサ41、42が遮光さ
れていないときには、ボ−ル2がないことが検出され
る。したがって、2つのフォトダイオ−ド41、42か
らの信号により、ボ−ル2の有無と大きさとが上述した
ように検出されることになる。
【0044】一方、レバ−31の先端にロ−ラ33を設
け、このロ−ラ33をボ−ル2に接触させる構成である
と、上記ロ−ラ33によってボ−ル2がケ−ジ5の一方
向に押付けられて位置決めされることになるから、ボ−
ル2の径のわずかな違いを精密に検出することができ
る。
【0045】しかも、レバ−31は第1の支軸32を支
点としてロ−ラ33が設けられた一端側31aに対し、
遮蔽板37、38が設けられた他端側31bが十分に長
く設定されているから、レバ−31は、一端側31a
(先端)の回動変位量に対する他端側31bの回動変位
量が、その一端側と他端側との長さの比に応じて増幅さ
れる。
【0046】そのため、大径ボ−ル2と小径ボ−ル2と
の直径差がわずかで、一端側の変位量が小さくとも、他
端側の変位量を十分、大きくできるから、その他端側に
設けられた遮蔽板37、38およびフォトセンサ41、
42によって、大径ボ−ル2と小径ボ−ル2との直径の
わずかな差を確実に検出することができる。
【0047】なお、上記一実施例ではレバ−の後端側に
2枚の遮蔽板を設け、これらを2つのフォトセンサでボ
−ル径に応じて異なるレバ−の回動角度を検出したが、
回転角センサや変位計などを用いれば、1つのセンサ
で、上記レバ−のボ−ルの有無と大きさに応じた回動角
度を検出することができる。
【0048】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明は、等速ジョ
イントを回転させながら、その内部に収容されたボ−ル
にレバ−の一端に設けられた接触子を接触させ、上記レ
バ−の他端側の回動角度をセンサによって検出するよう
にした。
【0049】そのため、上記等速ジョイントを1回転さ
せる間の上記レバ−の他端側の回動角度から、等速ジョ
イントに収容されたボ−ルの数と、そのボ−ルの大きさ
とを同時に検出することができる。
【0050】しかも、レバ−を用いることで、その他端
側の回動角度を一端側の回動角度に比べて増幅させるこ
とが可能であるから、ボ−ルの径の差がわずかであって
も、その差、つまり異径ボ−ルが混入しているかどうか
を確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明の一実施例を示す検知機構の
側面図、(b)は同じく平面図。
【図2】(a)〜(d)は上記検知機構のレバ−の動き
の説明図。
【図3】この発明の装置の全体構成図。
【図4】同じくレバ−に設けられた遮蔽板とフォトセン
サとの関係を示す拡大図。
【図5】同じく回転機構のリングと回転角センサを一部
断面した正面図。
【図6】等速ジョイントの一般的な構成を示す断面図。
【図7】従来の検出機構の説明図。
【符号の説明】
1…等速ジョイント、2…ボ−ル、3…外輪、4…内
輪、5…ケ−ジ、31…レバ−、33…ロ−ラ(接触
子)、41、42…センサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 等速ジョイントの外輪と内輪との間に、
    ケ−ジに保持されて収容されたボ−ルの数と大きさを、
    上記等速ジョイントを回転させながら検査する検査装置
    において、中途部を支点として回動自在に設けられたレ
    バ−と、このレバ−の一端に設けられ回転される上記等
    速ジョイントの上記ボ−ルに接触する接触子と、上記等
    速ジョイントが1回転する間に上記接触子が上記ボ−ル
    に接触する回数および上記接触子が接触するボ−ルの大
    きさに応じた上記レバ−の他端側の回動角度を検出する
    センサとを具備したことを特徴とする等速ジョイントの
    ボ−ル検査装置。
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