JPH062485B2 - スキン包装方法 - Google Patents

スキン包装方法

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JPH062485B2
JPH062485B2 JP62323330A JP32333087A JPH062485B2 JP H062485 B2 JPH062485 B2 JP H062485B2 JP 62323330 A JP62323330 A JP 62323330A JP 32333087 A JP32333087 A JP 32333087A JP H062485 B2 JPH062485 B2 JP H062485B2
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Japan
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film
skin
packaged
laminated film
layer
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正孝 山本
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Kureha Corp
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Publication date
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  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は連続スキン包装方法に関し、更に詳しくは、所
定ピッチ毎に移送される軟質ポリ塩化ビニル/ポリ塩化
ビニリデン系共重合体/ポリオレフィンからなる厚さ40
〜250μmの未延伸共押出積層フィルムの被包装品配置
部分を60〜150゜Cで0.3〜10秒間予備加熱成形する工程、
3秒〜5分間冷却した後、被包装品を積層フィルムの加
熱された部分の上に配置する工程、該積層フィルムに対
して上方より上側フィルムを、加熱装置付下側真空ボッ
クスと上側シール熱板とから成るスキン成形装置内で、
該下側積層フィルムと該上側フィルムとの間に被包装品
が位置するサンドイッチ体となるように供給する工程、
被包装品、下側積層フィルム及び上側フィルムとから成
るサンドイッチ体を挟持する該スキン成形装置内を真空
にし、80〜150゜Cにてスキン成形し且つ被包装品の周囲
を熱シールする工程、及び真空シールした包装物のシー
ル外側部のカット及び該スキン成形装置から取出すトリ
ミング工程とから成るスキン包装方法に関する。
[先行の技術] 通常、包装用フィルムが製品に一致する形状を取るタイ
プの包装は従来から開発されて且つ利用されてきてい
る。例えば、特開昭53-51090には、被包装品を載置して
所定ピッチ毎に移送される予熱された下側リジッドフィ
ルムに対して斜上方より斜傾降下状に上側フィルムを供
給し、上側フィルムの斜傾降下状部に沿って上側真空ボ
ックスの下面を臨ませ、その状態で斜傾降下状部を加熱
軟化した後、上側真空ボックスを下方へ回動し、下側真
空ボックスとの間で被包装品を含めて上側及び下側フィ
ルムを一体に挟持し、真空包装を行なうようにした連続
真空密着包装方法が開示されている。
この方法では、リジッドな下側フィルムを予備加熱して
いるのでフィルムに加熱むらが出来やすく、且つ包装体
にしわが発生しやすくなる。また、上側フィルムは予備
加熱されてなく、スキン成形中に加熱されるため、加熱
むらや、フィルムの厚さむらが発生しやすくなる問題点
がある。
本発明者等は上述の問題点を解決すべく鋭意研究をした
結果、軟質ポリ塩化ビニル/ポリ塩化ビニリデン系共重
合体/ポリオレフィンからなる未延伸共押出積層スキン
包装用フィルムを予らかじめ加熱することによって、剛
性の支持層であるポリ塩化ビニリデン系共重合体層を一
時的に柔軟な状態に維持し且つ、表面層の軟質ポリ塩化
ビニル及びシール層のポリオレフィン層を次の冷却工程
で固化させることによって、包装機への機械適性に優れ
且つ成形後の包装体の表面にしわが残りにくいことを見
出し、この知見に基づいて本発明を成すに至った。
[問題点を解決するための手段] 本発明のスキン包装方法は、所定ピッチ毎に移送される
軟質ポリ塩化ビニル/ポリ塩化ビニリデン系共重合体/
ポリオレフィンからなる厚さ40〜250μmの未延伸共押
出積層フィルムの被包装品配置部分を60〜150゜Cで0.3〜
10秒間予備加熱成形する工程、3秒〜5分間冷却した
後、被包装品を積層フィルムの加熱された部分の上に配
置する工程、該積層フィルムに対して上方より上側フィ
ルムを、加熱装置付下側真空ボックスと上側シール熱板
とから成るスキン成形装置内で、該下該積層フィルムと
該上側フィルムの間に被包装品が位置するサンドイッチ
体となるように供給する工程、被包装品、下側積層フィ
ルム及び上側フィルムとから成るサンドイッチ体を挟持
する該スキン成形装置内を真空にし、80〜150゜Cにてス
キン成形し且つ被包装品の周囲を熱シールする工程、及
び真空シールした包装物のシール外側部のカット及び該
スキン成形装置から取出すトリミング工程とから成る。
本発明で用いる未延伸共押出積層フィルムは軟質ポリ塩
化ビニル/ポリ塩化ビニリデン系共重合体/ポリオレフ
ィンから成る構成を有している。
軟質ポリ塩化ビニルとしては、公知の方法で製造される
ポリ塩化ビニルを用いることが出来、重合度1300〜1700
のポリ塩化ビニル、100重量部に対し、可塑剤としてジ
オクチルアジペート,ジオクチルフタレート,ブタンジ
オールアジペートなどを30〜60重量部含んだものを例示
し得る。
ポリ塩化ビニリデン系共重合体としては、公知の方法で
製造されるポリ塩化ビニリデン系共重合体を用いること
が出来、例えば、約85重量%の塩化ビニリデンと約15重
量%の塩化ビニルとの共重合体、又は、塩化ビニリデン
を主体とし、これと塩化ビニル,アクリロニトリル,ア
クリル酸エステル等のコモノマーの一種以上との共重合
体100重量部に対し通常の可塑剤,安定剤等の助剤を10
重量部以下添加したものを例示し得る。
ポリオレフィンとしては、エチレンホモポリマー又はエ
チレン及びそれと共重合可能なモノマーとの共重合体を
例示し得、例えば、エチレン共重合体としては、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレー
ト共重合体,エチレン−メタクリル酸共重合体等を例示
し得る。
軟質ポリ塩化ビニル層の厚さは10〜100μm、好ましく
は30〜60μmで、ポリ塩化ビニリデン系共重合体層の厚
さは20〜100μm、好ましくは20〜60μmで、ポリオレ
フィン層の厚さは10〜60μm、好ましくは20〜40μmで
ある。本発明で使用する未延伸共押出積層フィルム(ス
キン包装用フィルム)の厚さは40〜250μm、好ましく
は50〜150μmである。
また、各層間には、必要に応じて1〜5μmの接着層を
置くことが出来る。接着層としては、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体が用いられる。
本発明で用いる未延伸共押出積層フィルムは公知の共押
出法により、軟質ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン
系共重合体及びポリオレフィンを加熱溶融共押出しして
得られる。
軟質ポリ塩化ビニル/ポリ塩化ビニリデン系共重合体/
ポリオレフィンから成る未延伸共押出積層フィルム(ス
キン包装用フィルム)を所定のピッチで移送し、被包装
品の設置部分を60〜150゜C、好ましくは80〜130゜Cで0.3
〜10秒間予備加熱する。
予備加熱された積層フィルムは、3秒〜5秒間急冷又は
空気中に放冷して、フィルム温度0〜50゜Cにする。次い
で、冷却された積層フィルムの所定の位置(予備加熱さ
れた部分)に被包装品を置く。
加熱装置付下側真空ボックスと上側シール熱板とから成
るスキン成形装置内で上側フィルムと下側積層フィルム
(スキン包装用フィルム)の間に被包装品を挟んでサン
ドイッチ体になるように、上側フィルムを供給する。こ
の上側フィルムは、成形に直接関与するものではない
が、下側フィルムとのシール性,包装後の商品の外観,
保存性等の条件を満すものであればよい。例えば150μ
mの硬質ポリ塩化ビニールと30μmのエチレン酢酸ビニ
ルからなる2層フィルム,30μmの2軸延伸ポリプロピ
レン,15μmのエチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化
物,40μmのエチレン・酢酸ビニル共重合体かなる3層
ラミネートフィルムがあげられる。
サンドイッチ状になった被包装品を挟持するスキン成形
装置は、ボックス内を真空にすると同時に80〜150゜C、
好ましくは100〜130゜Cに加熱してスキン成形をする。次
いで同じ温度で被包装品の周囲を熱シールする。
本発明の包装方法によれば、剛性の層であるポリ塩化ビ
ニリデン共重合体層を一次的に柔軟な状態に維持するの
で、被包装品の凹部に対しても均一に伸びることが可能
となり、スキン成形後の包装物の表面にしわが残りにく
い。また、一般にフィルムの柔軟化は包装機に対する適
性を低下させるが、本発明の方法では、表面層(軟質ポ
リ塩化ビニル層)及びシール層(ポリオレフィン層)が
固化している又は必要に応じて成形に必要な部分だけを
柔軟化出来るので、本発明で用いる積層フィルムの包装
機に対する適性を低下させることはない。
かようにスキン成形された包装物は、真空シールした包
装物のシール外側部のカット及び取り出しのトリミング
がされる。
[発明の効果] スキン包装用フィルムを予備加熱することによって、ス
キン包装用フィルム自体が軟化するので、フィルムに応
力が加わった際の初期の伸びが容易となり、不均一な伸
びがなくなる。従って、フィルムの金型への密着が向上
し、スキン成形後のシワの発生が少なくなり、且つ成形
物のフィルムの厚みが均一で部分的に薄い所が出来ない
包装品を得ることが出来る。
本発明の予備加熱は、スキン包装用フィルムとしての未
延伸共押出積層フィルムのスキン成形をおこなう部分の
みにおこなわれるので、フィルムの機械適性の低下があ
まりない。
以下、実施例によって、本発明を具体的に説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1 外側より、重合度1700のポリ塩化ビニル100重量部とポ
リブタンジオールアジペート50重量部から成る軟質ポリ
塩化ビニルの第1層、酢酸ビニル25wt%を含む、エチレ
ン酢酸ビニル樹脂層の第2層(接着層)及び第4層、塩
化ビニリデン含量が80wt%及び塩化ビニル20wt%よりなる
塩化ビニリデン共重合体の第3層よりなる4層共押出フ
ィルムで、各層の厚さが第一層35μm、第2層3μm、
第3層25μm、第4層20μmである。このスキン包装用
フィルム1を使用し、大森機械MS-20V型包装機を用いス
キン成形を行った。
この成形機の予備加熱装置の金型2は第1図に示した様
に凹型のものである。
又、スキン成形装置の下金型3は第2図に示す様なヒー
ター4を有している。スキン包装機の工程全体図を第3
図に示す。
まずフィルム1は熱板6により110゜C1秒間予備加熱さ
れた。金型2は冷却用金型で、予備加熱が行なわれた
後、この金型2によりフィルムを30゜C以下にただちに冷
却した。金型2の凹みは、後工程にて充填の際位置決め
を容易にするための型で、深絞りの様な成形性はなくて
も良い。
次に、充填工程にて内容物(被包装品)8がフィルム1
に乗せられた。スキン成形装置内のスキン成形金型3に
てフィルム1を120゜Cまで加熱した。尚、加熱秒数は1.3
秒、真空秒数2.5秒、シール1.5秒にて行なった。
このスキン成形工程は真空チャンバー9の中に於て行な
われ、フィルム1の接触加熱は、金型からの吸引によっ
て行なわれた。
フィルムの加熱後、硬質ポリ塩化ビニル150μ、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体30μmよりなる2層構成の上側
フィルム(蓋材フィルム)5をベースとしてスキン成形
した。
尚、この方法は通常のスキン成形と天地逆であり、通常
はベースフィルムに被充填物をのせ上方よりスキン成形
フィルムにより包装される。
本発明の予備加熱を行うことにより、充填物廻りのシー
ル部にしわの発生もなく、見た目にもきれいな包装が出
来た。
比較例1 実施例1に於て予備加熱、即ち熱板6の温度をかけずに
常温のまま行う事以外は、全て実施例1の条件で包装を
行った。
包装物の外観はシール部にシワが残り、シール部の一部
にフィルム厚さの局部的に薄い所が見られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、予備加熱装置の金型断面図であり、第2図は
スキン成形装置の加熱装置付下金型の断面図であり、第
3図はスキン包装の工程全体図である。 1…スキン包装用フィルム、2…予備加熱装置の金型、
3…スキン成形装置の加熱装置付下金型、4…ヒータ
ー、5…上側フィルム、6…熱板、7…ヒーター、8…
被包装品、9…真空チャンバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定ピッチ毎に移送される軟質ポリ塩化ビ
    ニル/ポリ塩化ビニリデン系共重合体/ポリオレフィン
    からなる厚さ40〜250μmの未延伸共押出積層フィルム
    の被包装品配置部分を60〜150゜Cで0.3〜10秒間予備加熱
    成形する工程、3秒〜5分間冷却した後、被包装品を積
    層フィルムの加熱された部分の上に配置する工程、該積
    層フィルムに対して上方より上側フィルムを、加熱装置
    付下側真空ボックスと上側シール熱板とから成るスキン
    成形装置内で、該下側積層フィルムと該上側フィルムと
    の間に被包装品が位置するサンドイッチ体となるように
    供給する工程、被包装品、下側積層フィルム及び上側フ
    ィルムとから成るサンドイッチ体を挟持する該スキン成
    形装置内を真空にし、80〜150゜Cにてスキン成形し且つ
    被包装品の周囲を熱シールする工程、及び真空シールし
    た包装物のシール外側部のカット及び該スキン成形装置
    から取出すトリミング工程とから成るスキン包装方法。
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