JPS58193223A - 連続真空密着包装方法及びその装置 - Google Patents

連続真空密着包装方法及びその装置

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JPS58193223A
JPS58193223A JP6714782A JP6714782A JPS58193223A JP S58193223 A JPS58193223 A JP S58193223A JP 6714782 A JP6714782 A JP 6714782A JP 6714782 A JP6714782 A JP 6714782A JP S58193223 A JPS58193223 A JP S58193223A
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JP
Japan
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cover film
film
mold
packaged
upper mold
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JP6714782A
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English (en)
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芳郎 佐藤
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Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Publication date
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  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Vacuum Packaging (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 続真空密着包装方法及びその装置に関する。
連続真空密着包装は、通常、被包装物を等間隔で載置し
てこの被包装物間の間隔に合わせた等ピッチで真空ボッ
クスの上型と下型間に移送されるベースフィルム上にカ
バーフィルムラ引キ出L、被包装物を内包するようにし
て上型と下型を閉じて」二型と下型の周縁部でベースフ
ィルムとカバーフィルムを重ねて挾持し、カバーフィル
ムを境にして真空ボックス内の上下の空間内を脱気した
後、−4一方の空間を大気に開放又は上方の空間に圧気
を注入して被包装物を挾んでカバーフィルムをべ一スフ
イルムに密着させ、その後真空ボックス内を大気に開放
して上型と下型を開いて、被包装物を挾んでカバーフィ
ルムが密着されたベースフィルムを1ピツチ移送するこ
とにより、ベースフィルム」一に載置された次の被包装
物を上型と下型間に導入すると共にベースフィルム上に
カバーフィルムを引き出し、以後同様の動作を繰り返す
ことによって行なわれている。また、カバーフィルムは
、特公昭56−21645号公報、同56−30244
号公報並びに特開昭53−14”6891号公報に示さ
れるように、被包装物の形状に沿って密着させるために
、真空ボックス内で脱気に先立って加熱軟化される。更
に、カバーフィルムは、特開昭57−67508号公報
に記載されているように、真空ボックス内での加熱時間
単線のために予備加熱が施されることもある。
従来、上記真空密着包装のカバーフィルムには、100
°Cで70%程度の、比較的大きな熱収縮性を有する二
軸延伸フィルムがもっばら用いられており、熱収縮性の
小さいフィルムをカバーフィルムとして用いると、包装
体としたときにカバーフィルムにしわが発生してし1い
、使用フィルムに制約を受ける欠点がある。カバーフィ
ルムのしわは、得られる包装体の外観を低下させるだけ
で々く、包装体の気密性を損わせ、被包装物の酸化、腐
敗等の原因となる。
本発明は、熱収縮性がほとんどなくしかも常温で伸びに
くいフィルムをカバーフィルムとして用いてもしわのな
い良好な包装体が得られるようにすることを目的とする
もので、熱収縮性の小さな常温で伸びにくいフィルムを
カバーフィルムとした場合のしわの発生原因について鋭
意研究の結果酸されたものである。
即ち、本発明は、カバーフィルムに予備加熱を施シ、更
に真空ボックスの上型内面を熱板と兼務させて、真空ボ
ックスの脱気時にカバーフィルムを過大に引き伸すこと
なくこの上型内面に密着させて加熱した後真空密着包装
を施すことにより、熱収縮性のほとんどない常温で伸び
にくいフィルムをカバーフィルムとしてもしわのない包
装体が得られるようにした連続真空密着包装方法、及び
、内面が熱板を兼務する真空ボックスの上型内形をカバ
ーフィルムの過大な伸びを生じない形状とすると共に、
予熱用の熱板と上型を連動させることによってカバーフ
ィルムの引き出しを妨げることなく熱板と接触させてカ
バーフィルムの予熱を行ない得るようにしだ、前記方法
を実施するだめの簡便な装置を提供するものである。
本発明者の知見によると、熱収縮性が小さくしかも常温
で伸びにくいフィルムをカバーフィルムとして用いた場
合に生ずるしわの発生原因は次のような点にあると認め
られる。
まず、真空ボックス内の脱気は、真空ボックス内でカバ
ーフィルムを加熱して、このカバーフィルムを境にして
真空ボックス内の上下の空間を脱気することによって行
なうが、上下の空間を均等に脱気するのは困難で、ベー
スフィルムに形成された小孔を介して成される下方側の
脱気が遅れがちとなる。従って、この脱気時の上下の差
圧によって、加熱軟化されたカバーフィルムが上方に犬
きくふくらんで]局大の伸びを生じてしまい、被包装物
が載置されたベースフィルムへの圧着時にカバーフィル
ムにたるみが残り、これかしわ発生の一原因となってい
ると考えられる。熱収縮性の比較的大きなフィルムの場
合には、このようなたるみもその熱収縮によって吸収し
得るが、熱収縮性の小さなフィルムではほとんどたるみ
を吸収できずにそのま才色装体に残ってし甘うことにな
る。
」二記原因は、真空ボックス内の脱気時にカバーフィル
ムを過大に伸ばさないようにすれば解消し得るが、単に
このようなことだけを行なってもしわの発生は完全に防
+h L得ないものである。これは、真空ボックスの上
下の型を閉じた時に、カバーフィルムはベースフィルム
上に載置された被包装物の上面を頂部とする山形に張ら
れることになるが、このとき、山形に張られたカバーフ
ィルムの斜面にしわが生ずるのを通常避けられず、熱収
縮性の小さなカバーフィルムでは、前述した脱気時の過
大な伸びを防止したとしても、この山形に張られたとき
のカバーフィルムのしわがその′!!:″!!包装体に
しわとして残ってしまうだめと考えられる、この上下の
型を閉じたときのカバーフィルムのしわは、カバーフィ
ルムを常温で伸びやすいフィルムとすれば、カバーフィ
ルムが山形に張られるときに被包装物の形状に沿って伸
びてしわなく張られるが、常温で伸びやすいフィルムを
カバーフィルムとしたのでは、真空密着包装体とした後
の被包装物の保持力が弱く、良好な包装体が得られなく
なる。従って、真空密着包装のカバーフィルムとしては
、常温において比較的伸びにくいフィルムを用いるのが
通例であって、熱収縮性が小さくしかも常温で伸びにく
いフイルノ・をカバーフィルムとして包装を行なうとき
には、どうしても上記二つのしわの発生原因を解消する
必要がある、本発明は、このようなしわの発生原因に関
する本発明者の知見に基づいて成されたものであって、
以下に本発明を更に詳細に説明する。
捷ず、本発明の方法を第1図で説明すると、ベースフィ
ルム1は、移送手段2で両側端部をクランプされて移送
されるもので、一定間隔毎に成形型6で被包装物4を載
置するための受部を形成し、更に刺孔型5で細孔を形成
してから被包装物4が載置され、被包装物4の間隔に合
わせた等ピッチで真空ボックス6の上型6aと下型6b
間に移送される。
7はカバーフィルムで、予備加熱手段8によって均一に
予備加熱された後、上型6aと下型6b間へのベースフ
ィルム1の移送に伴なってこのベースフィルム1上に引
き出されるものである。1だ、カバーフィルム7は、上
述のように予備加熱を施す関係上、その引き出し方向に
延伸された一動延伸フイルムとすることが必要である。
二軸延伸フィルムでは、予備加熱時にカバーフィルム7
の幅方向に熱収縮を生じてしまい、この熱収縮が比較的
に小さいものであってもカバーフィルム7が包装前から
しわのあるものとなってし捷ってきれいな真空密着包装
ができなくなる、これを防止スルタめニハ、カバーフィ
ルム7もベースフィルム1と同様に両側をクランプ[7
て移送するようにして、このクランプによって予備加熱
時の幅方向の熱収縮を防止するようにすればよいが、実
施するだめの装置が複雑になる。これに対して、引き出
し方向にのみ延伸された一軸延伸フイルムであれば、予
備加熱時にカバーフィルム7が熱収縮しようとしても、
これはカバーフィルム7の長手方向に張力として作用す
るだけで、カバーフィルム7がきれいに張られて包装が
円滑化されることになっても阻害されることはない、。
予備加熱手段8は、赤外線ランプ等の輻射式のものであ
ってもよいが、カバーフィルム7と接触してこれを加熱
する熱板の方が好捷しい3.予備加熱手段8を熱板とす
れば、熱板の表面温度は比較的均一に制御しやすいため
、カバーフィルム7を均一に予備加熱し得るし、カバー
フィルム7の加熱範囲がほぼ熱板との接触面のみに限定
されるため、カバーフィルム7の予備加熱面を特定しや
すい利点がある。丑だ、予備加熱手段8の下方に位置す
る被包装物4を、遮板9によって予備加熱手段8の熱か
ら守りつつ予備加熱をカバーフィルム7に施すようにす
ることが好捷しい。
ベースフィルム1を1ピツチ移送して載置されている被
包装物4を上型6aと下型6b間に導入し、この上に均
一に予備加熱を施したカバーフィルム7を引き出した後
、被包装物4を内包するようにして上型6aと下型6b
を閉じ、上型6aと下型6bの周縁部でベースフィルム
1とカバーフィルム7を重ねて挾持して図示されるよう
な状態とする。このとき、カバーフィルム7は、被包装
物4の上面を頂部とする山形に張られることになるが、
本発明においては、カバーフィルム7に予備加熱が施さ
れて軟化されているだめ、カバーフィルム7はしわなく
きれいに張られることになる。
また、特に予備加熱手段8として熱板を利用するときに
は、カバーフィルム7の引き出し時に予備加熱されたカ
バーフィルム7が熱板と摺れ合って不均一な伸びを生ず
ることがないよう、カバーフィルム7の引き出し時に予
備加熱手段8をカバーフィルム7から離しておくことが
必要である。
上型6aの内面は熱板を兼務するもので、上型6aと下
型6bを閉じた後、カバーフィルム7を大きくふくらま
せることなく上型6aの内面に密着させて更に加熱しつ
つ当該カバーフィルム7を境にして真空ボックス6内の
上下の空間を脱気する。カバーフィルム7を大きくふく
らませないようにするためには、上型6aと下型6bを
閉じたときのカバーフィルム乙の張り状態にできるだけ
沿って接近した形状並びに大きさの内面を有する上型6
aを用いればよい。捷だ、カバーフィルム7を上型6a
の内面に確実に密着させるには、真空ボックス6上方の
脱気を下方の脱気より先行させるようにすればよい。こ
れによってカバーフィルム7は、真空ボックス6内の脱
気時に大きくふくらんで過度に引き伸ばされることなく
熱板を兼務する上型6aの内面で更に均一に加熱される
カバーフィルム7の上型6a内面への密着は、カバーフ
ィルム7の伸びが面積比で20%以下、好1しくけ10
%以下、最適には5%以下で行なわれるようにすること
が必要である。上型6a内面への密着時にカバーフィル
ム7が20%を越え一1lき伸されてしまうと、このカ
バーフィルム7のベースフィルム1への密着時にたるみ
を生じてしまい、包装体にしわが発生してしまう。まだ
、上記上型6a内面へのカバーフィルム7の密着は、カ
バーフィルム7が予備加熱されているために無理なく成
し得るものである。
真空ボックス6内を十分脱気した後、上方の空間のみを
大気に開放又は上方の空間のみに圧気を注入する。これ
による上方の空間の圧力上昇により、加熱軟化されてい
るカバーフィルム7は被包装物4を挾んでベースフィル
ム1側に押し付けられ、被包装物4並びにベースフィル
ム1に完全に密着される。このとき、カバーフィルム7
は、予備加熱による上型6aと下型6bを閉じたときの
しわ、並びに、真空ボックス6内脱気時の過大な伸びが
防止されているため、確実に被包装物4及びベースフィ
ルム1に密着され、例えカバーフィルム7が熱収縮性の
ほとんどな、いしかも常温で伸びにくいフィルムであっ
てもしわの々い包装体が得られるものである− このようにして1ピツチの真空密着包装を完了した後、
真空ボックス6内を大気に開放して上型6aと下型6b
を開き、更に1ピツチベースフイルム1を移送すると共
にこれに伴なってカバーフィルム7を引き出し、同様の
操作を繰り返すことになる。
前述したように、予備加熱手段8として熱板を利用する
場合、カバーフィルム7の引き出し時には、カバーフィ
ルム7と予備加熱手段8を離さなければならないため、
予備加熱手段8である熱板との接触によるカバーフィル
ム7の予備加熱は、1ピツチの真空密着包装完了後の上
型6aと下型6bの開放時からその後のカバーフィルム
7の引き出しを伴なう1ピツチのベースフィルムの移送
完了時迄を除く任意の一定時間行なうことになる。
但し、予備加熱手段8を輻射式とすれば、予備加熱手段
8をカバーフィルム7に接触させることなく予備加熱を
施せるので、上記の如き予備加熱時間の制約は受けない
予備加熱手段8によるカバーフィルム7の予備加熱は、
真空ボックス乙に近い部分からほぼ1ピツテで引き出さ
れる長さだけ行なうようにすることが好ましい。常に一
定時間予備加熱されたカバーフィルム7を包装に供せる
ようにするためである。
カバーフィルム7の加熱は、最終的にその熱成形に適し
た温度とすることができればよく、本発明[おいては、
予熱時にカバーフィルム7の温度をこの温度1で高めて
し甘い、真空ボックス6内でのカバーフィルム7の加熱
は、カバーフィルム7の引き出し時の冷えを補充する程
度として作業を迅速化することもできる、 本発明によれば、熱可塑性合成樹脂の一軸延伸フィルム
であれば、熱収縮性の大きいものからほとんどないもの
まで、また良好な包装体を得やすい常温で伸びにくいフ
ィルムをカバーフィルムとして使用してしわのない良好
な密着状態の包装体を得ることができる。ちなみに、従
来は100°Cの熱収縮率が70%程度のフィルムをカ
バーフィルムとして使用するのが通例であるが、本発明
によれば、30%Ig下、特に10%以下の熱収縮率で
あって常温での伸びが20%以内のフィルムをカバーフ
ィルムとして使用し得る。また、O,R。
S、値では、幅方向10FI/rnm2以下、長手方向
51/龍2以−トで長手方向のO,R,S、値が幅方向
より大きければ使用し得る。
本発明に用いるカバーフィルム7の材質は、前述のよう
に熱可塑性樹脂であればよく、具体的には、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、塩化ビニリデン、塩化ビニル、ア
イオノマー等積々のフィルムを利用でき、単層フィルム
であっても積層フィルムであってもよい。また、カバー
フィルム7のベースフィルムへの密着一体化は、加熱さ
れたカバーフィルム7の自己粘着性によっても、接着剤
によってもよい。
次に、第2図によって本発明の装置について説明する。
図中6は真空ボックスで、一対を成す上型6aと下型6
bとから構成されている。上型6は、内面が通気性を有
する熱板10により形成されており、上型6の内面は、
型としての役割と熱板とし5 ての役割を兼務するものとなっている。壕だ、上型6は
、その内側面が内側に10°〜45°の角度で傾斜され
ており、高さが被包装物4とほぼ等しい断面台形状の内
形を成すものとなっている。丁形6bには、被包装物4
が載置されて移送されて来るベースフィルム1を受ける
だめの、多数の細孔を有する台板11が設けられている
8′はカバーフィルム7と接触してこれを予備加熱する
だめの熱板で、通気性を有し、背面は適宜の間隔をおい
てカバー12で覆われている。そして、この熱板8′は
、一端が」二型6aに上下に傾動自在に取付けられてい
ると共に、他端がカバーフィルム7の引き出し方向に傾
動自在なアーム16にピン接されていることによって、
少なくとも上型6aと下型6bを閉じたときにカバーフ
ィルム7と接触するよう、カバーフィルム7の引き出し
通路に沿って設けられている、尚、9は熱板8′の熱か
ら被包装物4を守るための遮板である。
まず(a)に示されるように、ベースフィルム1を移送
して載置されている被包装物4を上型6aと6 下型6b間に入れると共に熱板8′で予熱済のカバーフ
ィルム7をベースフィルム1上に引き出して上型6aと
下型6bを閉じると、上型6aの下降に伴なって熱板8
′も押し下げられて後続するカバーフィルム7との接触
が維持される。
上型6aと下型6bを閉鎖後、真空ボックス6内の脱気
を行なうが、カバーフィルム7を境にして真空ボックス
6内の上方の空間は極めて狭く、逆に下方の空間は比較
的広くなるばかりか、下方の空間の脱気はベースフィル
ム1の微細な孔を介して行なうことになるため、通常、
上方の空間の方が速く脱気される。従って、この脱気に
よってカバーフィルム7は上型6a内面に密着され、熱
板10によって脱気完了まで更に加熱されることになる
。このとき、下型6aが前述の如き内形を成しているだ
め、カバーフィルム7は過度の伸びを生ずることなく熱
板10に密着し、均一に加熱されることになる。前述の
ように上型6aの内側面は、内側に10°〜45°の角
度で傾斜されているもので、この角度が10未満である
と、上型6a内面のコーナーが深くなり過ぎて上記熱板
10へのカバーフィルム7の密着時にカバーフィルム7
の過度の伸びを生じやすくなる。逆に上型6aの内側面
を45°以上内側に傾斜させると、真空ボックス6をか
なり大型にし々いと被包装物4を収容できなくなり、実
用性が失なわれる。最適には、上型6aと下型6bを閉
じたときのカバーフィルム7の張り勾配に合わせること
が好捷しい。
このようにしてカバーフィルム7を真空ボックス6内で
十分加熱し、真空ボックス6内を脱気した後、」二方の
空間のみを大気に開放又は上方の空間のみに圧気を注入
して真空密着包装を完了し、真空ボックス6を大気に開
放して下型6aと下型6bを開くと、(b)に示される
ように、上型6aの上昇に伴なって熱板8′が押し上げ
られてカバーフィルム7から離される。従って、完了し
た包装体を上型6aと下型6b間から送り出すと共に次
の被包装物4を上型6aと下型6b間に導入するだめに
ベースフィルム1を1ピツチ移送するときに、−」二型
6aと下型6bの開放時にすでに熱板8′とカバーフィ
ルム7が離されているので、ベースフィルム1の移送に
伴なって引き出される予熱されたカバーフィルム7が熱
板8′と摺れ合って極部的に伸ばされてし1うことがな
い。捷だ、(c)に示されるように、ベースフィルム1
の1ピツチの移送が完了すると、カバーフィルム7が引
き出されることによって再び熱板8′とカバーフィルム
7が接触して、熱板8′による均一なカバーフィルム7
の予熱が行なわれることになる。この状態で上型6aと
下型6bを閉じると、被包装物4上に引き出されている
予熱済のカバーフィルム7に張力が加わって、これにき
れいな張りを加えた状態で上型6aと下型6bが閉じら
れ、(a)に示される状態に戻り、(b)の上型6aと
下型6bの開放時迄後続するカバーフィルム7の予熱が
成される。
熱板8′が上型6aの上昇に伴々つで一旦カバーフィル
ム7から離された後再びカバーフィルム7に接触するの
は、(c)に示されるベースフィルム1の1ピツチの移
送完了時だけでなく、この時から上型6aと下型6bの
閉鎖完了時迄の間であれば9 よい。ベースフィルム1の移送完了時に熱板8′がカバ
ーフィルム7から離れていても、上14.6 aの下降
に伴なって再び熱板8′はカバーフィルム7に接触し得
るためである。
熱板8′は、図示されるもののようにカバーフィルム7
を吸着し得るものとしておくことが好ましい。カバーフ
ィルム7を十分熱板8′に密着させて均一な加熱を確実
にするためである。この場合、熱板8′をカバーフィル
ム7から離す必要のある上型6a上昇時から少なくとも
ベースフィルム1の移送完了時迄はカバーフィルム7の
熱板8′への吸着を解除する必要がある。
熱板8’、10は、カバーフィルム7を接触加熱し得る
板状物であればよいが、表面温度のできるだけ均一々も
のが好ましい。まだ、熱板8′は、重複した予熱を避け
るため、ベースフィルム1の1ピツチの移送に伴なって
引き出されるカバーフィルム7の長さにできるだけ近い
ものとし、かつできるだけ真空ボックス乙に接近して設
けることが好ましい。
以−にのような本発明の装置を用いれば、均一加熱を施
しやすい熱板8′を予備加熱手段として使用して包装を
行なうことができ、寸だ真空ボックス6内でのカバーフ
ィルム7の過大の伸びも防止し得るので、本発明の方法
を利用したしわの々い真空密着包装を容易に実施し得る
ものである。
更に、本発明の方法の実施例及び比較例を以下に説明す
る。
実施例1 塩化ビニリデン系重合体フィルムの一面に、酢酸ビニル
含有量が60%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を接着
層として、酢酸ビニル含有量が20%のエチレン−酢酸
ビニル共重合体フィルムを積層し、更に他面に同様の接
着層によりポリビニルアルコールのフィルムを積層した
、実質的に三層構造を有するフィルムをカバーフィルム
として真空密着包装を行なった。このカバーフィルムは
、引き出し方向に延伸されている一軸延伸フイルムで、
そのO,R,S、値は、幅方向が2 ’t /qnv・
2、長手方向が15 f /WIn12であった。
被包装物は、直径約100 H!rnで、高さ約207
11111に槓み重ねられたスライスノ・ムとし、これ
を第1図及び第2図に示されるような装置を用いて1ピ
ツチ6パツクずつ包装した。上型内側面は内側に約30
傾斜させ、かつ上型内高さは約22mmとし、全体とし
て断面台形状の内形を有する上型を用いた。
本文で説明したように、前記カバーフィルムを予備加熱
し、これをベースフィルム、上に引き出して」−型と下
型を閉じ、真空ボックス内を脱気しつつカバーフィルム
を上型内面に密着させて更に加熱した後賞空ボックス」
一方の空間を大気に開放して包装を施したところ、しわ
の々い良好な包装体が得られた。
比較例1 予備加熱を施さなかったことを除いて、実施例1と全く
同様にして包装を行なった。得られた包装体−1、周縁
部から中心部1で向ってヒダ状のしわのあるものであっ
た。
比較例2 3 真空ボックスの上型を、十分な内高を有する単なる箱状
とし、上型上面に赤外線ヒーターを設け、カバーフィル
ムをこの赤外線ヒーターで加熱した後真空ボックス内を
脱気するようにした点を除いて実施例1と全く同様にし
て包装を行々つだ。得られた包装体は、周縁部に沿った
ヒダ状のしわのあるものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る方法の説明図、第2図(a)〜(
c)は本発明に係る装置を各操作段階に分けて示した断
面図である。 1:ベースフィルム、2:移送手段、3:成形型、4:
被包装物、5:刺孔型、6:真空ボックス、6a:上型
、6b:下型、7:カバーフィルム、8:予備加熱手段
、8′:熱板、9:遮板、10:熱板、11:台板、1
2:カバー、13:アーム1−出願人旭ダウ株式会社 代理人  豊   1)  善   雄4 手続補正書 昭和57年5月28日 特許庁長官 島 1)春 樹 殿 1、事件の表示 特願昭57−67147号 2、発明の名称 連続真空密着包装方法及びその装置 3、補正をする者 事件との関係・特許出願人 東京都千代田区有楽町1丁目1番2号 (046)旭ダウ株式会社 代表者  角 1)吉 雄 4代理人 東京都千代田区有楽町1丁目4番1号 三信ビル 204号室 電話501−2138〜・・−
一−ツメ 5補正の対象 明細書の「特許請求の範囲」及び「発明の詳細な説明」
の欄 6、補正の内容 6−1 特許請求の範囲を別紙の通り訂正する。 6−2 発明の詳細な説明を下記の通り訂正する。 1)明細書筒4頁18行目 「70%」を150%」に訂正する。 2)〃  第15頁14〜15行目 「良好な一一一一一得やすい」を削除する。 3)〃  同頁18行目 r7D%」を「50%」に訂正する。 4)〃  第16頁2〜3行目 rO,R,s、値」の後に[(80°Cの温水中に緊張
した状態で入れて測定)」を挿入する、5)ll  第
18頁19行目 「内側に」を「水平向に対し」に1正する。 6)ll  同頁20行目 110未満」を「45°を越えると」に訂正する。 7)〃  第19頁4行目 「45°以」−内側に」を110°未満」に訂正する。 8)〃  第22頁19行目 ro、R,s、値」の後にr(800Cの温水中に緊張
した状態で入れて測定)」を挿入する。 以上 特許請求の範囲 1)被包装物を載置して所定ピッチで真空ボックスの上
型と下型間に移送されるベースフィルム上に、引き出し
方向に延伸されている一軸延伸フイルムをカバーフィル
ムとして均一に予備加熱を施した後引き出し、被包装物
を内包するようにして上型と下型を閉じて上型と下型の
周縁部でベースフィルムとカバーフィルムを重ねて挾持
し、カバーフィルムを面積比で20%を越えて引き伸す
ことなくこれを熱板を兼務する上型内面に密着させて更
に加熱しつつ当該カバーフィルムを境にして真空ボック
ス内の上下の空間を脱気した後、上方の空間を大気に開
放又は上方の空間に圧気を注入することによシ被包装物
を挾んでカバーフィルムをベースフィルムに密着させ、
その後真空ボックス内を大気に開放して上型と下型を開
き、被包装物を挾んでカバーフィルムが密着されたベー
スフィルムを1ピツチ移送することにより、包装体の取
り出しと、ベースフィルムに載置された次の被包装物の
」二型と下型間への導入と、このベースフィルム上への
予備加熱されたカバーフィルムの引き出しとを行々い、
以後同様の操作を繰り返すことを特徴とする連続真空密
着包装方法。 2)内側面が水平向(/7C対し10’〜45°の角度
で傾斜されて被包装物とほぼ同様の高さの断面台形状の
内形を成しかつ内面が熱板を兼務する上型及びこの」二
型と対を成す下型とから構成される真空ボックスと、被
包装物を載置して所定ピッチ毎に上型と下型間に移送さ
れるベースフィルムの移送と共にベースフィルム上に引
き出されるカバーフィルムの通路に沿って設けられたカ
バーフィルムが接触される熱板とを有し、この熱板は、
一端が上型に対して上下に傾動自在に取付けられている
と共に他端がカバーフィルムの引き出し方向に傾動自在
なアームにビン接されていて、1ピツチの真空密着包装
完了後の上型と下型の開放時に上型の上昇と共に押し上
げられてカバーフィルムから離れ、その後のカバーフィ
ルムの引き出しを伴なうベースフィルムの1ピツチの移
送完了時から上型と下型の閉鎖時までのカバーフィルム
の移動又は上型の下降によって再びカバーフィルムに接
触する位置に位置されていることを特徴とする連続真空
密着包装装置。 手  続  補  正  書 昭和57年6月15 日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 特願昭57−67147号 2発明の名称 連続真空密着包装方法及びその装置 6、補正をする者 事件との関係・特許出願人 東京都千代田区有楽町1丁目1番2号 (046)旭ダウ株式会社 代表者  弓 倉 礼 − 4代理人 東京都千代田区有楽町1丁目4番1号 三信ビル 204号室 電話50j−21385補正の
対象 明細1−の「発明の詳細な説明」の欄 6、補正の内容 明細1第17負2行目及び第26頁4行目「内(111
1に」を各々「水平面に対し」に豹圧する。 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)被包装物を載置して所定ピッチで真空ボックスの上
    型と下型間に移送されるベースフィルム上に、引き出し
    方向に延伸されている一軸延伸フイルムをカバーフィル
    ムとして均一に予備加熱を施した後引き出し、被包装物
    を内包するようにして上型と下型を閉じて上型と下型の
    周縁部でベースフィルムとカバーフィルムを重ねて挾持
    し、カバーフィルムを面積比で20%を越えて引き伸す
    ことなくこれを熱板を兼務する上型内面に密着させて更
    に加熱しつつ当該カバーフィルムを境にして真空ボック
    ス内の上下の空間を脱気した後、上方の空間を大気に開
    放又は上方の空間に圧気を注入することにより被包装物
    を挾んでカバーフィルムをベースフィルムに密着させ、
    その後真空ボックス内を大気に開放して上型と下型を開
    き、被包装物を挾んでカバーフィルムが密着されたベー
    スフィルムを1ピツチ移送することにより、包装体の取
    り出しと、ベースフィルムに載置された次の被包装物の
    上型と下型間への導入と、このベースフィルム上への予
    備加熱されたカバーフィルムの引き出しとを行ない、以
    後同様の操作を繰り返すことを特徴とする連続真空密着
    包装方法、2)内側面が内側に1α〜45°の角度で傾
    斜されて被包装物とほぼ同様の高さの断面台形状の内形
    を成しかつ内面が熱板を兼務する上型及びこの上型と対
    を成す下型とから構成される真空ボックスと、被包装物
    を載置して所定ピッチ毎に上型と下型間に移送されるベ
    ースフィルムの移送と共にベースフィルム上に引キ出さ
    れるカバーフィルムの通路に沿って設けられたカバーフ
    ィルムが接触される熱板とを有し、この熱板は、一端が
    」二型に対して上下に傾動自在に取付けられていると共
    に他端がカバーフィルムの引き出し方向に傾動自在なア
    ームにピン接されていて、1ピツチの真空密着包装完了
    後の上型と下型の開放時に上型の上昇と共に押し上げら
    れてカバーフィルムカラ離れ、その後のカバーフィルム
    の引き出しを伴なうベースフィルムの1ピツチの移送完
    了時から上型と下型の閉鎖時までのカバーフィルムの移
    動又は」二型の下降によって再びカバーフィルムに接触
    する位置に位置されていることを特徴とする連続真空密
    着包装装置。
JP6714782A 1982-04-23 1982-04-23 連続真空密着包装方法及びその装置 Pending JPS58193223A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62208326A (ja) * 1986-02-28 1987-09-12 ダブリユー・アール・グレイス・アンド・カンパニー―コネチカット 可撓性プラスチツクス・フイルムで製品、特に食品製品を真空包装するためのベル・ジヤ−構造物
JPH01167008A (ja) * 1987-12-21 1989-06-30 Kureha Chem Ind Co Ltd スキン包装方法
JPH0789515A (ja) * 1991-11-15 1995-04-04 Chubu Jidoki Kk 脱気包装米の連続式減圧整形装置

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