JPH0624842A - 圧電電歪セラミック材料 - Google Patents
圧電電歪セラミック材料Info
- Publication number
- JPH0624842A JPH0624842A JP4200641A JP20064192A JPH0624842A JP H0624842 A JPH0624842 A JP H0624842A JP 4200641 A JP4200641 A JP 4200641A JP 20064192 A JP20064192 A JP 20064192A JP H0624842 A JPH0624842 A JP H0624842A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramic material
- piezoelectric electrostrictive
- electrostrictive ceramic
- amount
- piezoelectric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 室温のみならず130℃程度の高温でも大き
な歪を与えることができる圧電電歪セラミック材料を提
供する。 【構成】 Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物に、周期表のVI
II族元素、又はNd、La、Ybを除くIIIa族元素を不純物と
してドープしてなる圧電電歪セラミック材料とする。
な歪を与えることができる圧電電歪セラミック材料を提
供する。 【構成】 Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物に、周期表のVI
II族元素、又はNd、La、Ybを除くIIIa族元素を不純物と
してドープしてなる圧電電歪セラミック材料とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精密工作機器における
位置決め、流量制御バルブ、自動車のブレーキ装置等に
使用するアクチュエータに好適な圧電電歪セラミック材
料に関し、特に、室温でのみならず100℃を超す高温
でも十分に大きな歪量を与える圧電電歪セラミック材料
に関する。
位置決め、流量制御バルブ、自動車のブレーキ装置等に
使用するアクチュエータに好適な圧電電歪セラミック材
料に関し、特に、室温でのみならず100℃を超す高温
でも十分に大きな歪量を与える圧電電歪セラミック材料
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】電界を
加えると機械的な歪みを生じる性質を有する物質は、一
般に圧電材料または圧電電歪材料と呼ばれ、電気機械変
換素子として、バイモルフ、圧電着火素子、超音波振動
子、圧電ブザー、セラミックフィルター等に広く利用さ
れている。
加えると機械的な歪みを生じる性質を有する物質は、一
般に圧電材料または圧電電歪材料と呼ばれ、電気機械変
換素子として、バイモルフ、圧電着火素子、超音波振動
子、圧電ブザー、セラミックフィルター等に広く利用さ
れている。
【0003】一般に圧電材料に電界をかけるとその結晶
構造が変化し、その結晶変態点において極大の歪量(電
気機械結合定数)を示す。結晶変態点は各圧電材料によ
り異なるので、目的の作動温度に応じ、適当な圧電材料
を選択して用いている。
構造が変化し、その結晶変態点において極大の歪量(電
気機械結合定数)を示す。結晶変態点は各圧電材料によ
り異なるので、目的の作動温度に応じ、適当な圧電材料
を選択して用いている。
【0004】このような圧電材料としては、BaTiO3 、
Pb(Zr,Ti)O3 (一般にPZTと呼ばれる)、LiNbO3 、
LiTaO3 等が知られている。また上記材料に他の酸化物
等を添加して、圧電材料の各種特性を向上させたものも
用いられている。たとえば、上記のPZT材において、
Zrの一部をNb及びSnで置換したいわゆるPNZST材
(Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系セラミック材であって、たとえ
ば、Pb0.99Nb0.02〔 (Zr0.6 Sn0.4 ) 0.94Ti0.06〕0.98
O3 等)が知られている。このようなPNZST材は、
破壊を起こすことなく大きな歪みを生じるので、アクチ
ュエータ材としてたいへん有望である。しかしながら、
PNZST材は大きな電界ヒステリシスを有するために
アクチュエータ材としては実用化されていない。
Pb(Zr,Ti)O3 (一般にPZTと呼ばれる)、LiNbO3 、
LiTaO3 等が知られている。また上記材料に他の酸化物
等を添加して、圧電材料の各種特性を向上させたものも
用いられている。たとえば、上記のPZT材において、
Zrの一部をNb及びSnで置換したいわゆるPNZST材
(Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系セラミック材であって、たとえ
ば、Pb0.99Nb0.02〔 (Zr0.6 Sn0.4 ) 0.94Ti0.06〕0.98
O3 等)が知られている。このようなPNZST材は、
破壊を起こすことなく大きな歪みを生じるので、アクチ
ュエータ材としてたいへん有望である。しかしながら、
PNZST材は大きな電界ヒステリシスを有するために
アクチュエータ材としては実用化されていない。
【0005】PNZST系の圧電電歪セラミック材料に
おいて、大きな歪量を有するとともにヒステリシスを小
さくしたものとして、特開平3−174784号には、
一般式:Pb1-0.5a-cBac Nb a{ (Zr1-b Snb ) 1-y T
iy }1-a O3 (ただし、0.01≦a≦0.03、0.2 ≦b≦0.6 、0.01≦
c、かつ0.04≦(2/3) x+y≦0.075 )により表わされ
る組成を有するものが開示されている。
おいて、大きな歪量を有するとともにヒステリシスを小
さくしたものとして、特開平3−174784号には、
一般式:Pb1-0.5a-cBac Nb a{ (Zr1-b Snb ) 1-y T
iy }1-a O3 (ただし、0.01≦a≦0.03、0.2 ≦b≦0.6 、0.01≦
c、かつ0.04≦(2/3) x+y≦0.075 )により表わされ
る組成を有するものが開示されている。
【0006】上記の圧電電歪材料は大きな歪量を与える
とともに、ヒステリシス/歪が小さく、アクチュエータ
材としての使用が見込まれる。しかしながら、本発明者
の研究によれば、上記の圧電電歪材料は室温においては
大きな歪量を与えることができるが、100℃を超す高
温になると歪量が小さくなり、そのためこのような高温
ではアクチュエータ材として使用することが難しい。1
00℃を超す環境で大きな歪量を与えることができれ
ば、圧電電歪材料の利用範囲が大幅に広がる。
とともに、ヒステリシス/歪が小さく、アクチュエータ
材としての使用が見込まれる。しかしながら、本発明者
の研究によれば、上記の圧電電歪材料は室温においては
大きな歪量を与えることができるが、100℃を超す高
温になると歪量が小さくなり、そのためこのような高温
ではアクチュエータ材として使用することが難しい。1
00℃を超す環境で大きな歪量を与えることができれ
ば、圧電電歪材料の利用範囲が大幅に広がる。
【0007】したがって、本発明の目的は、室温のみな
らず130℃程度の高温でも大きな歪を与えることがで
きる圧電電歪セラミック材料を提供することである。
らず130℃程度の高温でも大きな歪を与えることがで
きる圧電電歪セラミック材料を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべくP
NZST系の圧電電歪材料について鋭意研究の結果、本
発明者は、PNZST材に特定の元素を不純物としてド
ープするか、または、PNZST材におけるペロブスカ
イト型結晶構造中のAサイト又はBサイトに存在する元
素の一部を特定の元素により置換してやれば、130℃
程度でも大きな歪量を保持することができることを発見
し、本発明に想到した。
NZST系の圧電電歪材料について鋭意研究の結果、本
発明者は、PNZST材に特定の元素を不純物としてド
ープするか、または、PNZST材におけるペロブスカ
イト型結晶構造中のAサイト又はBサイトに存在する元
素の一部を特定の元素により置換してやれば、130℃
程度でも大きな歪量を保持することができることを発見
し、本発明に想到した。
【0009】すなわち、Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物か
らなる本発明の第1の圧電電歪セラミック材料は、周期
表のVIII族元素、又はNd、La、Ybを除くIIIa族元素を不
純物としてドープしてなることを特徴とする。
らなる本発明の第1の圧電電歪セラミック材料は、周期
表のVIII族元素、又はNd、La、Ybを除くIIIa族元素を不
純物としてドープしてなることを特徴とする。
【0010】また、Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物からな
る本発明の第2の圧電電歪セラミック材料は、そのペロ
ブスカイト型結晶構造中のAサイトの元素の一部を、N
d、La、Ybを除くIIIa族元素により置換してなることを
特徴とする。
る本発明の第2の圧電電歪セラミック材料は、そのペロ
ブスカイト型結晶構造中のAサイトの元素の一部を、N
d、La、Ybを除くIIIa族元素により置換してなることを
特徴とする。
【0011】さらに、Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物から
なる本発明の第3の圧電電歪セラミック材料は、そのペ
ロブスカイト型結晶構造中のBサイトの元素の一部をVI
II族元素により置換してなることを特徴とする。
なる本発明の第3の圧電電歪セラミック材料は、そのペ
ロブスカイト型結晶構造中のBサイトの元素の一部をVI
II族元素により置換してなることを特徴とする。
【0012】本発明を以下詳細に説明する。本発明の圧
電電歪セラミック材料は、Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系の酸化
物に対して特定の元素を不純物としてドープしてなる
か、または、Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系の酸化物(これはペ
ロブスカイト型結晶構造を有する)のAサイト又はBサ
イトの元素の一部を特定の元素により置換してなる。そ
こで、まず、本発明の圧電電歪セラミック材料のベース
として使用することができるPb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化
物について説明する。
電電歪セラミック材料は、Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系の酸化
物に対して特定の元素を不純物としてドープしてなる
か、または、Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系の酸化物(これはペ
ロブスカイト型結晶構造を有する)のAサイト又はBサ
イトの元素の一部を特定の元素により置換してなる。そ
こで、まず、本発明の圧電電歪セラミック材料のベース
として使用することができるPb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化
物について説明する。
【0013】Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物としては、一
般式: Pb1-0.5a-cBac Nb a{ (Zr1-b Snb ) 1-y Tiy }1-a O3 ・・・(1) (ただし、a≦0.03、0.15≦b≦0.6 、c≦0.12、かつ
y≦0.1 )で表わされるものを用いるのが好ましい。
般式: Pb1-0.5a-cBac Nb a{ (Zr1-b Snb ) 1-y Tiy }1-a O3 ・・・(1) (ただし、a≦0.03、0.15≦b≦0.6 、c≦0.12、かつ
y≦0.1 )で表わされるものを用いるのが好ましい。
【0014】Nbの含有量aは0.03以下とするのがよい。
Nbが0.03を超す量であると、電界を除去しても強誘電相
から反強誘電相への相転移が起こらず、不良となる。よ
り好ましいNb含有量aは0.015 〜0.025 である。
Nbが0.03を超す量であると、電界を除去しても強誘電相
から反強誘電相への相転移が起こらず、不良となる。よ
り好ましいNb含有量aは0.015 〜0.025 である。
【0015】次にSnの含有量bは0.15〜0.6 の範囲とす
るのがよい。これに伴ってZrの含有量(1−b)は0.4
〜0.85の範囲となる。Snの含有量bが0.15未満(Zrが0.
85を超す量)であれば、電界を除去しても強誘電相から
反強誘電相への相転移が起こらず不良となる。またSnの
含有量bが 0.6を超す量(Zrが 0.4未満)であると、高
電界を印加しなければ(反強誘電相から強誘電相への)
相転移を起こさないので好ましくない。より好ましいSn
の含有量bは0.25〜0.45であり、これに伴って好ましい
Zr含有量(1−b)は0.55〜0.75となる。
るのがよい。これに伴ってZrの含有量(1−b)は0.4
〜0.85の範囲となる。Snの含有量bが0.15未満(Zrが0.
85を超す量)であれば、電界を除去しても強誘電相から
反強誘電相への相転移が起こらず不良となる。またSnの
含有量bが 0.6を超す量(Zrが 0.4未満)であると、高
電界を印加しなければ(反強誘電相から強誘電相への)
相転移を起こさないので好ましくない。より好ましいSn
の含有量bは0.25〜0.45であり、これに伴って好ましい
Zr含有量(1−b)は0.55〜0.75となる。
【0016】Pbの一部をBaによって置換すると、歪量が
大きくなるとともにヒステリシスが小さくなる(ヒステ
リシス/歪みの値が小さくなる)。これは以下の3つの
理由によるものと考えられる。すなわち、 (a) Baによる一部のPbの置換により結晶の格子定数が拡
大し、それに応じて歪量も増大する。特にa軸の格子定
数が4.120 オングストローム以上になると、歪量は3×
10-3以上となる。 (b) Baの導入により非強誘電組成のBaZrO3 が部分的に
形成される。このときBaは圧電電歪材料内にランダムに
入るので、BaZrO3 は圧電電歪材料中に局所的に不均一
に形成される。 (c) 非強誘電組成のBaZrO3 の生成により、反強誘電相
と強誘電相間の相転移が局所的に妨げられる。
大きくなるとともにヒステリシスが小さくなる(ヒステ
リシス/歪みの値が小さくなる)。これは以下の3つの
理由によるものと考えられる。すなわち、 (a) Baによる一部のPbの置換により結晶の格子定数が拡
大し、それに応じて歪量も増大する。特にa軸の格子定
数が4.120 オングストローム以上になると、歪量は3×
10-3以上となる。 (b) Baの導入により非強誘電組成のBaZrO3 が部分的に
形成される。このときBaは圧電電歪材料内にランダムに
入るので、BaZrO3 は圧電電歪材料中に局所的に不均一
に形成される。 (c) 非強誘電組成のBaZrO3 の生成により、反強誘電相
と強誘電相間の相転移が局所的に妨げられる。
【0017】このようにBaZrO3 の形成部位がランダム
に配置されるので、相転移を起こす電界の強さは一定と
はならない。すなわち形成されたBaZrO3 の割合によっ
て相転移を起こす電界の強さが異なり、BaZrO3 の少な
い部分では弱い電界でも相転移を起こすが、BaZrO3 の
多い部分では、比較的大きな電界を印加しないと相転移
が起きない。したがって圧電電歪セラミック材料全体と
してみると相転移はいわば散漫化され、ある範囲の電界
の強さの中で相転移が連続して起こる。その結果、圧電
電歪セラミック材料の歪量は電界の強さに対してなだら
かに変化する傾向を示し、従来のPNZST材における
ヒステリシスより小さくなる(ヒステリシス曲線がスリ
ム化する)。
に配置されるので、相転移を起こす電界の強さは一定と
はならない。すなわち形成されたBaZrO3 の割合によっ
て相転移を起こす電界の強さが異なり、BaZrO3 の少な
い部分では弱い電界でも相転移を起こすが、BaZrO3 の
多い部分では、比較的大きな電界を印加しないと相転移
が起きない。したがって圧電電歪セラミック材料全体と
してみると相転移はいわば散漫化され、ある範囲の電界
の強さの中で相転移が連続して起こる。その結果、圧電
電歪セラミック材料の歪量は電界の強さに対してなだら
かに変化する傾向を示し、従来のPNZST材における
ヒステリシスより小さくなる(ヒステリシス曲線がスリ
ム化する)。
【0018】上述したように、Pbの一部をBaで置換する
ことにより圧電電歪セラミック材料のヒステリシス/歪
みは小さくなる。しかしながら、Baの添加は反強誘電相
を不安定にする効果があるので、Baを多く添加すると、
電界を除去しても強誘電相から反強誘電相へ相転移しな
くなる。この理由でBaの添加量cの上限を0.12とするの
が好ましい。
ことにより圧電電歪セラミック材料のヒステリシス/歪
みは小さくなる。しかしながら、Baの添加は反強誘電相
を不安定にする効果があるので、Baを多く添加すると、
電界を除去しても強誘電相から反強誘電相へ相転移しな
くなる。この理由でBaの添加量cの上限を0.12とするの
が好ましい。
【0019】このPb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物におい
て、Tiの量yを減少させると一般にヒステリシスが小さ
くなる傾向があるが、Tiが存在しないと強誘電相が不安
定となり、高電界をかけないと反強誘電相から強誘電相
へ相転移しなくなる場合が生じる。一方、Tiの量yを多
くすると、それに応じて反強誘電相が不安定となり、電
界を除去しても反強誘電相へ戻らなくなるので、Tiの量
yの上限値を0.1 とするのが好ましい。なお、上述した
組成式からわかるように、Tiの量yの変化に応じて、
(Zr1-b Snb ) の量も変化する。
て、Tiの量yを減少させると一般にヒステリシスが小さ
くなる傾向があるが、Tiが存在しないと強誘電相が不安
定となり、高電界をかけないと反強誘電相から強誘電相
へ相転移しなくなる場合が生じる。一方、Tiの量yを多
くすると、それに応じて反強誘電相が不安定となり、電
界を除去しても反強誘電相へ戻らなくなるので、Tiの量
yの上限値を0.1 とするのが好ましい。なお、上述した
組成式からわかるように、Tiの量yの変化に応じて、
(Zr1-b Snb ) の量も変化する。
【0020】なお、Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物として
は、上記式(1) で表される酸化物のみならず、実質的に
Nbを含まない酸化物(上記式(1) においてa=0とした
もの)や、実質的にBaを含まない酸化物(上記式(1) に
おいてc=0としたもの)や、実質的にTiを含まない酸
化物(上記(1) 式においてy=0としたもの)を用いる
ことができる。
は、上記式(1) で表される酸化物のみならず、実質的に
Nbを含まない酸化物(上記式(1) においてa=0とした
もの)や、実質的にBaを含まない酸化物(上記式(1) に
おいてc=0としたもの)や、実質的にTiを含まない酸
化物(上記(1) 式においてy=0としたもの)を用いる
ことができる。
【0021】本発明の第1の圧電電歪セラミック材料
は、上述したようなPb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物に、周
期表のVIII族元素又はNd、La、Ybを除くIIIa族元素を不
純物としてドープしてなる。好ましい圧電電歪セラミッ
ク材料としては、上記した式(1) の酸化物をベースとし
て、一般式: Pb1-0.5a-cBac Nb a{ (Zr1-b Snb ) 1-y Tiy }1-a Mx O3 ・・・(2) (ただし、Mは周期表のVIII族元素、又はNd、La、Ybを
除くIIIa族元素であり、a≦0.03、0.15≦b≦0.6 、c
≦0.12、0.01≦x≦0.1 、かつy≦0.1 )により表わす
ことができる。なお、Mが2価(2+)の場合(CoO、
NiO等)には、理論的には上記式(2) の酸素(の組成
比)はO3+x で表され、またMが3価(3+)の場合
(Fe2 O3 等)にはO3+(3/2)xで表されるが、Fe等の金
属元素はいろんな価数を取ることができ、セラミックス
の焼成雰囲気、酸素分圧、その他の条件によって(セラ
ミックス中に)酸素イオン欠陥が生じるので、ドープし
た場合の圧電電歪セラミック材料を式(2) で表すことが
できる。
は、上述したようなPb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物に、周
期表のVIII族元素又はNd、La、Ybを除くIIIa族元素を不
純物としてドープしてなる。好ましい圧電電歪セラミッ
ク材料としては、上記した式(1) の酸化物をベースとし
て、一般式: Pb1-0.5a-cBac Nb a{ (Zr1-b Snb ) 1-y Tiy }1-a Mx O3 ・・・(2) (ただし、Mは周期表のVIII族元素、又はNd、La、Ybを
除くIIIa族元素であり、a≦0.03、0.15≦b≦0.6 、c
≦0.12、0.01≦x≦0.1 、かつy≦0.1 )により表わす
ことができる。なお、Mが2価(2+)の場合(CoO、
NiO等)には、理論的には上記式(2) の酸素(の組成
比)はO3+x で表され、またMが3価(3+)の場合
(Fe2 O3 等)にはO3+(3/2)xで表されるが、Fe等の金
属元素はいろんな価数を取ることができ、セラミックス
の焼成雰囲気、酸素分圧、その他の条件によって(セラ
ミックス中に)酸素イオン欠陥が生じるので、ドープし
た場合の圧電電歪セラミック材料を式(2) で表すことが
できる。
【0022】ドープする元素Mとしては、周期表のVIII
族元素(Fe、Co、Ni等)や、Nd、La、Ybを除くIIIa族元
素(Y、及びNd以外のLa系列元素、例えばプラセオジ
ム、サマリウム等)が挙げられる。VIII族元素の中で
は、特にFeを用いるのが好ましい。Feをドープした場合
には、130℃程度の高温でも十分に大きな歪量を得る
ことができる。また、IIIa族元素としては、特にYを用
いるのが好ましい。
族元素(Fe、Co、Ni等)や、Nd、La、Ybを除くIIIa族元
素(Y、及びNd以外のLa系列元素、例えばプラセオジ
ム、サマリウム等)が挙げられる。VIII族元素の中で
は、特にFeを用いるのが好ましい。Feをドープした場合
には、130℃程度の高温でも十分に大きな歪量を得る
ことができる。また、IIIa族元素としては、特にYを用
いるのが好ましい。
【0023】Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物にドープする
元素Mの量xは、0.01〜0.1 とするのがよい。ドープす
る元素Mの量xが0.01未満であると元素Mをドープした
効果が顕著とならず、100℃を超す高温での歪量が小
さくなる。一方、ドープ量xが0.1 を超すと、絶縁性が
不良となる。
元素Mの量xは、0.01〜0.1 とするのがよい。ドープす
る元素Mの量xが0.01未満であると元素Mをドープした
効果が顕著とならず、100℃を超す高温での歪量が小
さくなる。一方、ドープ量xが0.1 を超すと、絶縁性が
不良となる。
【0024】このように、Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物
に上述したような元素をドープすると、ドープした元素
を含む酸化物が圧電電歪セラミック材料の結晶構造中に
ランダムに偏析する。この偏析の生成により、130℃
程度まで温度が上昇しても圧電電歪セラミック材料は大
きな歪量を与えることができるようになると思われる。
に上述したような元素をドープすると、ドープした元素
を含む酸化物が圧電電歪セラミック材料の結晶構造中に
ランダムに偏析する。この偏析の生成により、130℃
程度まで温度が上昇しても圧電電歪セラミック材料は大
きな歪量を与えることができるようになると思われる。
【0025】上述した本発明の第1の圧電電歪セラミッ
ク材料の作製は、以下のようにして行うことができる。
たとえば、上記した式(1) の組成のPb−Nb−Zr−Sn−Ti
系酸化物をベースとし、これにFeをドープする場合、ま
ず、式(1) の組成に合うように各種酸化物を混合し、こ
れを所定の温度で仮焼成する。次に、仮焼成して得られ
たものに、ドープする金属、又はその酸化物を式(2) に
おける組成比に合うように加え、均一に混合し、再び
(加圧)焼成して目的の圧電電歪セラミック材料を得
る。
ク材料の作製は、以下のようにして行うことができる。
たとえば、上記した式(1) の組成のPb−Nb−Zr−Sn−Ti
系酸化物をベースとし、これにFeをドープする場合、ま
ず、式(1) の組成に合うように各種酸化物を混合し、こ
れを所定の温度で仮焼成する。次に、仮焼成して得られ
たものに、ドープする金属、又はその酸化物を式(2) に
おける組成比に合うように加え、均一に混合し、再び
(加圧)焼成して目的の圧電電歪セラミック材料を得
る。
【0026】次に本発明の第2の圧電電歪セラミック材
料について説明する。Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物はペ
ロブスカイト型結晶構造をとるが、このペロブスカイト
型結晶は一般にABO3 の組成式で表すことができる。
ここで、A及びBは結晶中の金属元素を表し、Oは酸素
原子を表す。すなわち、ペロブスカイト型結晶構造にお
いてはAサイトとBサイトの二つのサイトに金属元素が
入る。たとえば、圧電電歪セラミック材料用の酸化物と
して、上記した式(1) のものを例にとると、Pb及びBaが
ペロブスカイト型結晶構造のAサイトを占め、Bサイト
にはNb、Zr、Sn、及びTiが入る。
料について説明する。Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物はペ
ロブスカイト型結晶構造をとるが、このペロブスカイト
型結晶は一般にABO3 の組成式で表すことができる。
ここで、A及びBは結晶中の金属元素を表し、Oは酸素
原子を表す。すなわち、ペロブスカイト型結晶構造にお
いてはAサイトとBサイトの二つのサイトに金属元素が
入る。たとえば、圧電電歪セラミック材料用の酸化物と
して、上記した式(1) のものを例にとると、Pb及びBaが
ペロブスカイト型結晶構造のAサイトを占め、Bサイト
にはNb、Zr、Sn、及びTiが入る。
【0027】本発明の第2の圧電電歪セラミック材料
は、Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物のペロブスカイト型結
晶構造中のAサイトの元素の一部を、Nd、La、Ybを除く
IIIa族元素により置換してなる。したがって、上記した
式(1) により表される酸化物をベースとする場合には、
Aサイトを占めるPb及び/又はBaの一部を、Nd、La、Yb
を除くIIIa族元素により置換したものとなる。
は、Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物のペロブスカイト型結
晶構造中のAサイトの元素の一部を、Nd、La、Ybを除く
IIIa族元素により置換してなる。したがって、上記した
式(1) により表される酸化物をベースとする場合には、
Aサイトを占めるPb及び/又はBaの一部を、Nd、La、Yb
を除くIIIa族元素により置換したものとなる。
【0028】第2の圧電電歪セラミック材料の好ましい
例としては、一般式: Pb1-0.5a-1.5x-c Mx Bac Nb a{ (Zr1-b Snb ) 1-y Tiy }1-a O3 ・・(3) (ただし、MはNd、La、Ybを除くIIIa族元素であり、a
≦0.03、0.15≦b≦0.6、c≦0.12、0.01≦x≦0.1 、
かつy≦0.1 である)により表わされるものが挙げられ
る。上記式(3) で表される圧電電歪セラミック材料は上
記式(1) の酸化物をベースにしている。すなわち、式
(1) に示す酸化物のAサイトに存在するPbの一部をMに
より置換してなる。したがって、先に示した第1の圧電
電歪セラミック材料と異なる点は、その製造において、
添加する元素M(実際には元素Mの酸化物)の量xに応
じて、式(1) で表される組成(ベースとなる酸化物の組
成)からPbの量(実際にはPbの酸化物の量)を減じてい
る。
例としては、一般式: Pb1-0.5a-1.5x-c Mx Bac Nb a{ (Zr1-b Snb ) 1-y Tiy }1-a O3 ・・(3) (ただし、MはNd、La、Ybを除くIIIa族元素であり、a
≦0.03、0.15≦b≦0.6、c≦0.12、0.01≦x≦0.1 、
かつy≦0.1 である)により表わされるものが挙げられ
る。上記式(3) で表される圧電電歪セラミック材料は上
記式(1) の酸化物をベースにしている。すなわち、式
(1) に示す酸化物のAサイトに存在するPbの一部をMに
より置換してなる。したがって、先に示した第1の圧電
電歪セラミック材料と異なる点は、その製造において、
添加する元素M(実際には元素Mの酸化物)の量xに応
じて、式(1) で表される組成(ベースとなる酸化物の組
成)からPbの量(実際にはPbの酸化物の量)を減じてい
る。
【0029】Ndを除くIIIa族元素Mとしては、Y、Nd以
外のランタニド元素が挙げられるが、特にY、プラセオ
ジム、サマリウムを用いるのが好ましい。
外のランタニド元素が挙げられるが、特にY、プラセオ
ジム、サマリウムを用いるのが好ましい。
【0030】Ndを除くIIIa族元素MによるAサイトの元
素の置換量xは、0.01〜0.1 とするのがよい。置換量x
が0.01を下回ると、室温及び130℃程度の高温におけ
る歪量が小さくなる。一方、置換量xが0.1 を超すと、
絶縁不良となる。
素の置換量xは、0.01〜0.1 とするのがよい。置換量x
が0.01を下回ると、室温及び130℃程度の高温におけ
る歪量が小さくなる。一方、置換量xが0.1 を超すと、
絶縁不良となる。
【0031】ペロブスカイト型結晶構造の酸化物中にお
いて、金属元素がAサイトを占めるかまたはBサイトを
占めるかは、その金属のイオン半径の大小によって決ま
る。イオン半径が比較的大きい(具体的には、0.9オ
ングストローム程度以上)場合には、その元素はAサイ
トを占める。一方、イオン半径が0.9オングストロー
ムより小さい場合にはBサイトを占めるようになる。た
とえばYについて考えると、Yのイオン半径は0.9オ
ングストローム以上となるので(Y3+のイオン半径は約
0.92オングストローム)、Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸
化物にYを導入すると、YはAサイトを占める。
いて、金属元素がAサイトを占めるかまたはBサイトを
占めるかは、その金属のイオン半径の大小によって決ま
る。イオン半径が比較的大きい(具体的には、0.9オ
ングストローム程度以上)場合には、その元素はAサイ
トを占める。一方、イオン半径が0.9オングストロー
ムより小さい場合にはBサイトを占めるようになる。た
とえばYについて考えると、Yのイオン半径は0.9オ
ングストローム以上となるので(Y3+のイオン半径は約
0.92オングストローム)、Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸
化物にYを導入すると、YはAサイトを占める。
【0032】結晶中のAサイトの元素の一部をYが置換
し、結晶構造中にランダムにYが配置されると、そもそ
も2価の元素が入るべきAサイトに3価のY(Y3+)が
入るために、結晶中にはランダムに陽イオン欠陥が生じ
ることになる。このような欠陥の存在が圧電電歪セラミ
ック材料の特性向上(常温及び高温における歪量の増
大)に寄与するものと考えられる。
し、結晶構造中にランダムにYが配置されると、そもそ
も2価の元素が入るべきAサイトに3価のY(Y3+)が
入るために、結晶中にはランダムに陽イオン欠陥が生じ
ることになる。このような欠陥の存在が圧電電歪セラミ
ック材料の特性向上(常温及び高温における歪量の増
大)に寄与するものと考えられる。
【0033】第2の圧電電歪セラミック材料は、たとえ
ば式(3) に示すような組成範囲になるように出発原料と
なる各種酸化物を混合し、加圧焼成することにより行う
ことができる。
ば式(3) に示すような組成範囲になるように出発原料と
なる各種酸化物を混合し、加圧焼成することにより行う
ことができる。
【0034】最後に本発明の第3の圧電電歪セラミック
材料について説明する。本発明の第3の圧電電歪セラミ
ック材料は、Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物のペロブスカ
イト型結晶構造中のBサイトの元素の一部を、VIII族元
素により置換してなる。ここで、VIII族元素としては、
特に、Fe、Co、Niを用いるのがよい。
材料について説明する。本発明の第3の圧電電歪セラミ
ック材料は、Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物のペロブスカ
イト型結晶構造中のBサイトの元素の一部を、VIII族元
素により置換してなる。ここで、VIII族元素としては、
特に、Fe、Co、Niを用いるのがよい。
【0035】上記のVIII族元素のうち、Co、Ni等の2価
が安定な元素については、一般式: Pb1-0.5a+x-c Ba c Nb a{ (Zr1-b Snb ) 1-y Tiy }1-a-X Mx O3 ・・(4) (ただし、MはCo、Ni等の2価が安定な元素であり、a
≦0.03、0.15≦b≦0.6、c≦0.12、0.01≦x≦0.1 、
かつy≦0.1 である)で表される組成とするのがよい。
が安定な元素については、一般式: Pb1-0.5a+x-c Ba c Nb a{ (Zr1-b Snb ) 1-y Tiy }1-a-X Mx O3 ・・(4) (ただし、MはCo、Ni等の2価が安定な元素であり、a
≦0.03、0.15≦b≦0.6、c≦0.12、0.01≦x≦0.1 、
かつy≦0.1 である)で表される組成とするのがよい。
【0036】また、Bサイトの元素の一部を置換する元
素として、3価が安定なFe等の元素を用いる場合には、
一般式: Pb1-0.5a+0.5x-c Ba c Nb a { (Zr1-b Snb ) 1-y Tiy }1-a-X Mx O3 ・(5) (ただし、MはFe等の3価が安定な元素であり、a≦0.
03、0.15≦b≦0.6 、c≦0.12、0.01≦x≦0.1 、かつ
y≦0.1 である)で表される組成とするのがよい。
素として、3価が安定なFe等の元素を用いる場合には、
一般式: Pb1-0.5a+0.5x-c Ba c Nb a { (Zr1-b Snb ) 1-y Tiy }1-a-X Mx O3 ・(5) (ただし、MはFe等の3価が安定な元素であり、a≦0.
03、0.15≦b≦0.6 、c≦0.12、0.01≦x≦0.1 、かつ
y≦0.1 である)で表される組成とするのがよい。
【0037】Co2+、Ni2+のイオン半径はそれぞれ約0.72
オングストローム及び0.69オングストロームであり、ま
た、3価のFeイオン(Fe3+)のイオン半径は約0.64オン
グストロームであるので、これらの元素はペロブスカイ
ト型結晶構造のBサイトを占める。すなわち、Fe、Co、
NiはPb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物のBサイトの元素を置
換することになる。このように、そもそも4価の元素が
入るべきBサイトに、2価のイオン(Co2+、Ni2+等)ま
たは3価のイオン(Fe3+)が入るために、結晶中にはラ
ンダムに酸素イオン欠陥が生じる。このような欠陥の存
在が圧電電歪セラミック材料の特性向上(常温及び高温
における歪量の増大)に寄与するものと考えられる。
オングストローム及び0.69オングストロームであり、ま
た、3価のFeイオン(Fe3+)のイオン半径は約0.64オン
グストロームであるので、これらの元素はペロブスカイ
ト型結晶構造のBサイトを占める。すなわち、Fe、Co、
NiはPb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物のBサイトの元素を置
換することになる。このように、そもそも4価の元素が
入るべきBサイトに、2価のイオン(Co2+、Ni2+等)ま
たは3価のイオン(Fe3+)が入るために、結晶中にはラ
ンダムに酸素イオン欠陥が生じる。このような欠陥の存
在が圧電電歪セラミック材料の特性向上(常温及び高温
における歪量の増大)に寄与するものと考えられる。
【0038】上述した第3の圧電電歪セラミック材料に
おいては、ベースとなる酸化物のBサイトの元素(たと
えばZr、Sn、Tiであり、これらは4価のイオンとなる)
を、価数の小さな元素(Fe、Co、Ni)で置換している
が、これは半導体の分野で言うところのアクセプタを結
晶構造中に導入したことになる。本発明者の研究によれ
ば、Bサイトの元素をアクセプタにより置換した場合に
は良好な歪量が得られるが、一方、Bサイトの元素をド
ナー(置き換えられる4価の元素より大きな価数を有す
る元素であって、たとえばV(V5+)、Ta(Ta5+)、W
(W6+)等)によって置換すると、得られる圧電電歪セ
ラミック材料の歪量は小さくなる。
おいては、ベースとなる酸化物のBサイトの元素(たと
えばZr、Sn、Tiであり、これらは4価のイオンとなる)
を、価数の小さな元素(Fe、Co、Ni)で置換している
が、これは半導体の分野で言うところのアクセプタを結
晶構造中に導入したことになる。本発明者の研究によれ
ば、Bサイトの元素をアクセプタにより置換した場合に
は良好な歪量が得られるが、一方、Bサイトの元素をド
ナー(置き換えられる4価の元素より大きな価数を有す
る元素であって、たとえばV(V5+)、Ta(Ta5+)、W
(W6+)等)によって置換すると、得られる圧電電歪セ
ラミック材料の歪量は小さくなる。
【0039】VIII族元素MによるBサイトの元素の置換
量xは、上記式(4) 及び(5) のいずれにおいても0.01〜
0.1 とするのがよい。置換量xが0.01を下回ると、室温
及び130℃程度の高温における歪量が小さくなる。一
方、置換量xが0.1 を超すと、絶縁不良となる。
量xは、上記式(4) 及び(5) のいずれにおいても0.01〜
0.1 とするのがよい。置換量xが0.01を下回ると、室温
及び130℃程度の高温における歪量が小さくなる。一
方、置換量xが0.1 を超すと、絶縁不良となる。
【0040】本発明の第3の圧電電歪セラミック材料の
製造方法は、上述した第2の圧電電歪セラミック材料の
場合と同様に行うことができる。
製造方法は、上述した第2の圧電電歪セラミック材料の
場合と同様に行うことができる。
【0041】
【実施例】本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説
明する。実施例1 出発原料としてPbO、BaCO3 、Nb2 O5 、ZrO2 、SnO
2 、TiO2 を用い、これらの原料粉末を下記組成: Pb0.96Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.975 Ti0.025 }0.98O3 となるように秤量し、ボールミルで24時間混合した。
明する。実施例1 出発原料としてPbO、BaCO3 、Nb2 O5 、ZrO2 、SnO
2 、TiO2 を用い、これらの原料粉末を下記組成: Pb0.96Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.975 Ti0.025 }0.98O3 となるように秤量し、ボールミルで24時間混合した。
【0042】得られた混合物を850 〜950 ℃で10時間予
備焼成し、仮焼結体を得た。この仮焼結体に、組成式が
下記の式: Pb0.96Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.975 Ti0.025 }0.98Fe0.02O3 となるようにFe2 O3 を加えて、再びボールミルで24時
間混合した。
備焼成し、仮焼結体を得た。この仮焼結体に、組成式が
下記の式: Pb0.96Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.975 Ti0.025 }0.98Fe0.02O3 となるようにFe2 O3 を加えて、再びボールミルで24時
間混合した。
【0043】得られた混合物を1000kg/cm2 の圧力で金
型成形し、1300℃で2時間焼結し、厚さ0.3 mmの焼結体
を得た。この焼結体の両面に金からなる電極板を形成し
た。電極間に電圧を印加し、−40℃から140℃での
歪量を測定した。結果を図1に示す。また、図2には、
23℃、80℃及び120℃における電界−歪曲線を示
す。
型成形し、1300℃で2時間焼結し、厚さ0.3 mmの焼結体
を得た。この焼結体の両面に金からなる電極板を形成し
た。電極間に電圧を印加し、−40℃から140℃での
歪量を測定した。結果を図1に示す。また、図2には、
23℃、80℃及び120℃における電界−歪曲線を示
す。
【0044】比較例1 Fe2 O3 を加えない以外は、実施例1と同様にして圧電
電歪セラミック材料を作成した。
電歪セラミック材料を作成した。
【0045】得られた圧電電歪セラミック材料につい
て、実施例1と同様にして電圧を印加し、その歪量を測
定した。結果を図1に示す。
て、実施例1と同様にして電圧を印加し、その歪量を測
定した。結果を図1に示す。
【0046】図1からわかるように、実施例1の圧電電
歪セラミック材料は、比較例1の圧電電歪セラミック材
料に比べて、室温〜140℃の間でより大きな歪量を与
える。
歪セラミック材料は、比較例1の圧電電歪セラミック材
料に比べて、室温〜140℃の間でより大きな歪量を与
える。
【0047】また、図2からわかるように、Feをドープ
した実施例1の圧電電歪セラミック材料では、80℃及
び120℃における歪量のほうが、室温(23℃)にお
ける歪量よりも大きく、かつヒステリシスが小さく(ヒ
ステリシス曲線がスリム化)なっている。
した実施例1の圧電電歪セラミック材料では、80℃及
び120℃における歪量のほうが、室温(23℃)にお
ける歪量よりも大きく、かつヒステリシスが小さく(ヒ
ステリシス曲線がスリム化)なっている。
【0048】実施例2 出発原料としてPbO 、BaCO3 、Nb2 O5 、ZrO2 、SnO
2 、TiO2 、及びY2O3 を用い、これらの原料粉末を
下記組成: Pb0.945 Ba0.03Y0.01Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.96Ti0.04}0.98O3 となるように秤量し、ボールミルで24時間混合した。
2 、TiO2 、及びY2O3 を用い、これらの原料粉末を
下記組成: Pb0.945 Ba0.03Y0.01Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.96Ti0.04}0.98O3 となるように秤量し、ボールミルで24時間混合した。
【0049】得られた混合物を850 〜950 ℃で10時間予
備焼成し、再びボールミルで24時間混合した。得られた
混合物を1000kg/cm2 の圧力で金型成形し、1300℃で2
時間焼結し、厚さ0.3 mmの焼結体を得た。この焼結体の
両面に金からなる電極板を形成した。
備焼成し、再びボールミルで24時間混合した。得られた
混合物を1000kg/cm2 の圧力で金型成形し、1300℃で2
時間焼結し、厚さ0.3 mmの焼結体を得た。この焼結体の
両面に金からなる電極板を形成した。
【0050】電極間に電圧を印加し、室温から100℃
の温度範囲での歪量を測定した。結果を図3に示す。
の温度範囲での歪量を測定した。結果を図3に示す。
【0051】比較例2、3 Yを含まない圧電電歪セラミック材料を、実施例2と同
様にして作成した。なお、圧電電歪セラミック材料の組
成は、下記式: Pb0.96Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.97Ti0.03}0.98O3 (比較例2) となるようにした。
様にして作成した。なお、圧電電歪セラミック材料の組
成は、下記式: Pb0.96Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.97Ti0.03}0.98O3 (比較例2) となるようにした。
【0052】また、Y2 O3 の代わりに、Ndの酸化物を
用い、下記式: Pb0.945 Ba0.03Nd0.01Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.96Ti0.04}0.98O3 の圧電電歪セラミック材料(比較例3)を作成した。
用い、下記式: Pb0.945 Ba0.03Nd0.01Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.96Ti0.04}0.98O3 の圧電電歪セラミック材料(比較例3)を作成した。
【0053】得られた圧電電歪セラミック材料につい
て、実施例2と同様にして電圧を印加し、その歪量を測
定した。結果を図3に合わせて示す。
て、実施例2と同様にして電圧を印加し、その歪量を測
定した。結果を図3に合わせて示す。
【0054】実施例3、4 出発原料としてPbO、BaCO3 、Nb2 O5 、ZrO2 、SnO
2 、TiO2 と、CoO、又はNiOを用い、これらの原料粉
末を下記組成: 実施例3: Pb0.97Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.97Ti0.03}0.97Co0.01O3 実施例4: Pb0.97Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.97Ti0.03}0.97Ni0.01O3 となるように秤量し、ボールミルで24時間混合した。
2 、TiO2 と、CoO、又はNiOを用い、これらの原料粉
末を下記組成: 実施例3: Pb0.97Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.97Ti0.03}0.97Co0.01O3 実施例4: Pb0.97Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.97Ti0.03}0.97Ni0.01O3 となるように秤量し、ボールミルで24時間混合した。
【0055】得られた混合物を850 〜950 ℃で10時間予
備焼成し、再びボールミルで24時間混合した。得られた
混合物を1000kg/cm2 の圧力で金型成形し、1300℃で2
時間焼結し、厚さ0.3 mmの焼結体を得た。この焼結体の
両面に金からなる電極板を形成した。
備焼成し、再びボールミルで24時間混合した。得られた
混合物を1000kg/cm2 の圧力で金型成形し、1300℃で2
時間焼結し、厚さ0.3 mmの焼結体を得た。この焼結体の
両面に金からなる電極板を形成した。
【0056】電極間に電圧を印加し、室温から100℃
の温度範囲での歪量を測定した。結果を図4に示す。な
お、図4には、参考のために、上述した比較例2の歪量
の測定結果を合わせて示す。
の温度範囲での歪量を測定した。結果を図4に示す。な
お、図4には、参考のために、上述した比較例2の歪量
の測定結果を合わせて示す。
【0057】実施例5及び比較例4、5 出発原料としてPbO 、BaCO3 、Nb2 O5 、ZrO2 、SnO
2 、TiO2 と、Fe2 O3 、Cr2 O3 又はMnの酸化物を用
い、実施例3と同様にして、下記組成: 実施例5: Pb0.965 Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.975 Ti0.025 }0.97Fe0.01O3 比較例4: Pb0.965 Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.97Ti0.03}0.97Cr0.01O3 比較例5: Pb0.965 Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.975 Ti0.025 }0.97Mn0.01O3 を有するセラミック材料を作成した。
2 、TiO2 と、Fe2 O3 、Cr2 O3 又はMnの酸化物を用
い、実施例3と同様にして、下記組成: 実施例5: Pb0.965 Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.975 Ti0.025 }0.97Fe0.01O3 比較例4: Pb0.965 Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.97Ti0.03}0.97Cr0.01O3 比較例5: Pb0.965 Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.975 Ti0.025 }0.97Mn0.01O3 を有するセラミック材料を作成した。
【0058】得られた圧電電歪セラミック材料につい
て、実施例3と同様にして電圧を印加し、その歪量を測
定した。比較例5については電圧を印加しても歪が生じ
なかった。実施例5及び比較例4の圧電電歪セラミック
材料における試験結果を図5に示す。
て、実施例3と同様にして電圧を印加し、その歪量を測
定した。比較例5については電圧を印加しても歪が生じ
なかった。実施例5及び比較例4の圧電電歪セラミック
材料における試験結果を図5に示す。
【0059】比較例6〜8 出発原料としてPbO 、BaCO3 、Nb2 O5 、ZrO2 、SnO
2 、TiO2 と、V2 O5 、Ta2 O5 、又はWO3 を用
い、実施例3と同様にして、下記組成: 比較例6: Pb0.955 Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.97Ti0.03}0.97V0.01O3 比較例7: Pb0.955 Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.975 Ti0.025 }0.97Ta0.01O3 比較例8: Pb0.95Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.975 Ti0.025 }0.97W0.01O3 を有するセラミック材料を作成した。
2 、TiO2 と、V2 O5 、Ta2 O5 、又はWO3 を用
い、実施例3と同様にして、下記組成: 比較例6: Pb0.955 Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.97Ti0.03}0.97V0.01O3 比較例7: Pb0.955 Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.975 Ti0.025 }0.97Ta0.01O3 比較例8: Pb0.95Ba0.03Nb0.02{ (Zr0.7 Sn0.3 ) 0.975 Ti0.025 }0.97W0.01O3 を有するセラミック材料を作成した。
【0060】得られた圧電電歪セラミック材料につい
て、実施例3と同様にして電圧を印加し、その歪量を測
定した。結果を図6に示す。なお、図6には、参考のた
めに、上述した比較例2の結果を合わせて示す。
て、実施例3と同様にして電圧を印加し、その歪量を測
定した。結果を図6に示す。なお、図6には、参考のた
めに、上述した比較例2の結果を合わせて示す。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の圧電電歪
セラミック材料は室温から130℃程度までの温度範囲
において大きな歪量を与える。また、特に、上述した実
施例1の圧電電歪セラミック材料では、高温になるとそ
のステリシス曲線の幅が小さくなる。
セラミック材料は室温から130℃程度までの温度範囲
において大きな歪量を与える。また、特に、上述した実
施例1の圧電電歪セラミック材料では、高温になるとそ
のステリシス曲線の幅が小さくなる。
【0062】本発明による圧電電歪材料は、大きな変位
量を必要とする各種のアクチュエータ用材料として好適
であり、高温の環境でも良好に使用できる。
量を必要とする各種のアクチュエータ用材料として好適
であり、高温の環境でも良好に使用できる。
【図1】実施例1及び比較例1の圧電電歪セラミック材
料の歪量と温度との関係を示すグラフである。
料の歪量と温度との関係を示すグラフである。
【図2】実施例1の圧電電歪セラミック材料に電界を印
加した時の電界−歪曲線を示すグラフである。
加した時の電界−歪曲線を示すグラフである。
【図3】実施例2及び比較例2、3の圧電電歪セラミッ
ク材料の歪量と温度との関係を示すグラフである。
ク材料の歪量と温度との関係を示すグラフである。
【図4】実施例3及び4の圧電電歪セラミック材料に電
界を印加した時の歪量と温度との関係を示すグラフであ
る。
界を印加した時の歪量と温度との関係を示すグラフであ
る。
【図5】実施例5及び比較例4の圧電電歪セラミック材
料に電界を印加した時の歪量と温度との関係を示すグラ
フである。
料に電界を印加した時の歪量と温度との関係を示すグラ
フである。
【図6】比較例6〜8の圧電電歪セラミック材料に電界
を印加した時の歪量と温度との関係を示すグラフであ
る。
を印加した時の歪量と温度との関係を示すグラフであ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物からなる圧
電電歪セラミック材料において、周期表のVIII族元素、
又はNd、La、Ybを除くIIIa族元素を不純物としてドープ
してなることを特徴とする圧電電歪セラミック材料。 - 【請求項2】 請求項1に記載の圧電電歪セラミック材
料において、前記圧電電歪セラミック材料が、下記一般
式: Pb1-0.5a-cBac Nb a{ (Zr1-b Snb ) 1-y Tiy }1-a M
x O3 (ただし、Mは周期表のVIII族元素、又はNd、La、Ybを
除くIIIa族元素であり、a≦0.03、0.15≦b≦0.6 、c
≦0.12、0.01≦x≦0.1 、かつy≦0.1 )により表わさ
れる組成を有することを特徴とする圧電電歪セラミック
材料。 - 【請求項3】 Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物からなり、
ペロブスカイト型結晶構造を有する圧電電歪セラミック
材料において、前記ペロブスカイト型結晶構造における
Aサイトの元素の一部を、Nd、La、Ybを除くIIIa族元素
により置換してなることを特徴とする圧電電歪セラミッ
ク材料。 - 【請求項4】 Pb−Nb−Zr−Sn−Ti系酸化物からなり、
ペロブスカイト型結晶構造を有する圧電電歪セラミック
材料において、前記ペロブスカイト型結晶構造における
Bサイトの元素の一部をVIII族元素により置換してなる
ことを特徴とする圧電電歪セラミック材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4200641A JPH0624842A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 圧電電歪セラミック材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4200641A JPH0624842A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 圧電電歪セラミック材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624842A true JPH0624842A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=16427775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4200641A Pending JPH0624842A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 圧電電歪セラミック材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624842A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6998763B2 (en) | 2001-08-31 | 2006-02-14 | Ngk Insulators, Ltd. | Ceramic device |
JP3904240B2 (ja) * | 1996-11-29 | 2007-04-11 | 日本碍子株式会社 | セラミック素子 |
JP2010023524A (ja) * | 1999-02-01 | 2010-02-04 | Xaar Technology Ltd | 小滴堆積装置 |
-
1992
- 1992-07-03 JP JP4200641A patent/JPH0624842A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3904240B2 (ja) * | 1996-11-29 | 2007-04-11 | 日本碍子株式会社 | セラミック素子 |
JP2010023524A (ja) * | 1999-02-01 | 2010-02-04 | Xaar Technology Ltd | 小滴堆積装置 |
US6998763B2 (en) | 2001-08-31 | 2006-02-14 | Ngk Insulators, Ltd. | Ceramic device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4513948B2 (ja) | 圧電磁器およびその製造方法 | |
EP0476703B1 (en) | Piezoelectric ceramic composition for actuators | |
US5378382A (en) | Piezoelectric ceramic composition for actuator | |
JP2942535B1 (ja) | 圧電体磁器組成物 | |
KR100481226B1 (ko) | 세라믹 액츄에이터용 압전 세라믹 조성물 및 압전 세라믹 제조방법 | |
JP2006501119A (ja) | 圧電セラミック組成物、前記組成物を含有する圧電セラミック体並びに前記組成物及び前記物体の製造方法 | |
JPH0624842A (ja) | 圧電電歪セラミック材料 | |
JP2000272962A (ja) | 圧電体磁器組成物 | |
JPH1160334A (ja) | アクチュエータ用圧電磁器組成物 | |
JPH11217262A (ja) | 圧電磁器組成物 | |
KR100197150B1 (ko) | 작동기용 압전 세라믹 조성물 | |
JP2014069988A (ja) | 圧電磁器およびそれを用いた圧電素子 | |
JP3214055B2 (ja) | アクチュエータ用圧電セラミック組成物 | |
US5171484A (en) | Piezoelectric ceramic composition for actuator | |
JPH11180766A (ja) | 圧電磁器組成物 | |
JPH07315926A (ja) | 耐湿性に優れたセラミックフィルタ素子用圧電磁器組成物 | |
JPS6358777B2 (ja) | ||
JP4102308B2 (ja) | 圧電/電歪材料及びその製造方法 | |
JP2008254961A (ja) | 圧電組成物 | |
EP0328290B1 (en) | Electrostriction element and ceramic material therefor | |
JPH0524917A (ja) | 圧電磁器組成物 | |
JPH0672717A (ja) | 圧電電歪材料 | |
JPH05139830A (ja) | 圧電電歪材料 | |
JPH0624841A (ja) | アクチュエータ用圧電セラミック組成物 | |
JPH0672716A (ja) | 圧電電歪材料 |