JPH1160334A - アクチュエータ用圧電磁器組成物 - Google Patents
アクチュエータ用圧電磁器組成物Info
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- JPH1160334A JPH1160334A JP9216797A JP21679797A JPH1160334A JP H1160334 A JPH1160334 A JP H1160334A JP 9216797 A JP9216797 A JP 9216797A JP 21679797 A JP21679797 A JP 21679797A JP H1160334 A JPH1160334 A JP H1160334A
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Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】低温焼成でき、また低温焼成したとしても広い
使用温度範囲で大きな圧電歪み定数d33を示すアクチュ
エータ用圧電磁器組成物を提供する。 【解決手段】金属元素として少なくともBa、Tiおよ
びZrを含有し、これらのモル比による組成式を、Ba
x (Ti1-y Zry )O3 と表した時、前記x、yが
0.96≦x≦1.04、0.01≦y≦0.12を満
足する主成分と、該主成分100重量部に対してCuを
CuO換算で0.05〜2.0重量部含有してなるもの
である。
使用温度範囲で大きな圧電歪み定数d33を示すアクチュ
エータ用圧電磁器組成物を提供する。 【解決手段】金属元素として少なくともBa、Tiおよ
びZrを含有し、これらのモル比による組成式を、Ba
x (Ti1-y Zry )O3 と表した時、前記x、yが
0.96≦x≦1.04、0.01≦y≦0.12を満
足する主成分と、該主成分100重量部に対してCuを
CuO換算で0.05〜2.0重量部含有してなるもの
である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアクチュエータ用圧
電磁器組成物に関し、精密工作機械における位置決め、
光学装置の光路長制御、流量制御用バルブ、超音波モー
タ、あるいは自動車のブレーキ装置等に使用するアクチ
ュエータ用圧電磁器組成物に関する。
電磁器組成物に関し、精密工作機械における位置決め、
光学装置の光路長制御、流量制御用バルブ、超音波モー
タ、あるいは自動車のブレーキ装置等に使用するアクチ
ュエータ用圧電磁器組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】電界を加えると機械的な歪みを生じる性
質を有する材料は、一般的に圧電材料と呼ばれ、電気機
械変換素子としてバイモルフ、圧電花火素子、超音波振
動子、圧電ブザー及びセラミックフィルタ等に幅広く利
用されている.また、このような用途に使用される圧電
材料として、BaTiO3 、Pb(Zr,Ti)O3 、
LiNbO3 、LiTaO3 等が良く知られている.一
般に、圧電材料に電界を印加するとその結晶構造が変化
し、その結晶相の相転移点(キュリー点)において極大
の歪み変化を示す。結晶相の相転移点は各圧電材料によ
り異なるので、目的の動作温度に応じ、適当な圧電材料
を選択して使用している。
質を有する材料は、一般的に圧電材料と呼ばれ、電気機
械変換素子としてバイモルフ、圧電花火素子、超音波振
動子、圧電ブザー及びセラミックフィルタ等に幅広く利
用されている.また、このような用途に使用される圧電
材料として、BaTiO3 、Pb(Zr,Ti)O3 、
LiNbO3 、LiTaO3 等が良く知られている.一
般に、圧電材料に電界を印加するとその結晶構造が変化
し、その結晶相の相転移点(キュリー点)において極大
の歪み変化を示す。結晶相の相転移点は各圧電材料によ
り異なるので、目的の動作温度に応じ、適当な圧電材料
を選択して使用している。
【0003】例えば、特開平2−159079号公報で
は、BaTiO3 のBaをSrで一部置換し、強誘電相
(正方晶)と常誘電相(立方晶)との相転移点をBaT
iO3 自身の約120℃から使用温度(−30℃〜+7
0℃)の領域まで低下させ、大きな歪み量を示すアクチ
ュエータ用BaTiO3 系磁器を得ている。
は、BaTiO3 のBaをSrで一部置換し、強誘電相
(正方晶)と常誘電相(立方晶)との相転移点をBaT
iO3 自身の約120℃から使用温度(−30℃〜+7
0℃)の領域まで低下させ、大きな歪み量を示すアクチ
ュエータ用BaTiO3 系磁器を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平2−159079号公報に開示された圧電磁器組成
物では、大きな歪み量を付与するために、強誘電相(正
方晶)と常誘電相(立方晶)の相転移点を大きく低下さ
せるので、圧電特性を示す温度領域が狭くなってしまう
という問題があった。
開平2−159079号公報に開示された圧電磁器組成
物では、大きな歪み量を付与するために、強誘電相(正
方晶)と常誘電相(立方晶)の相転移点を大きく低下さ
せるので、圧電特性を示す温度領域が狭くなってしまう
という問題があった。
【0005】このようなBaTiO3 の相転移点を移動
させる手段として、BaTiO3 のTiをZrで一部置
換することが考えられる。この方法によると強誘電相
(正方晶)と常誘電相(立方晶)との相転移点を大きく
低下させることなく、強誘電相(斜方晶)と強誘電相
(正方晶)との相転移点をBaTiO3 自身の約5℃か
ら常温付近に移動させることができる。これを利用する
ことによって、広い使用温度範囲でBaTiO3 系磁器
の歪み量を大きくすることが可能となる。
させる手段として、BaTiO3 のTiをZrで一部置
換することが考えられる。この方法によると強誘電相
(正方晶)と常誘電相(立方晶)との相転移点を大きく
低下させることなく、強誘電相(斜方晶)と強誘電相
(正方晶)との相転移点をBaTiO3 自身の約5℃か
ら常温付近に移動させることができる。これを利用する
ことによって、広い使用温度範囲でBaTiO3 系磁器
の歪み量を大きくすることが可能となる。
【0006】しかしながら、BaTiO3 のTiをZr
で一部置換した組成物は、BaTiO3 と比較して高い
焼成温度を要するという問題があった。従って、緻密化
し難く、大気中で焼成する場合には還元反応による圧電
特性の劣化が生じ、大きな歪み量を示す磁器を安定して
製造することが困難であるという問題がある。また、焼
成時に起こる特性のバラツキは、アクチュエータの信頼
性を低下させる原因となる。
で一部置換した組成物は、BaTiO3 と比較して高い
焼成温度を要するという問題があった。従って、緻密化
し難く、大気中で焼成する場合には還元反応による圧電
特性の劣化が生じ、大きな歪み量を示す磁器を安定して
製造することが困難であるという問題がある。また、焼
成時に起こる特性のバラツキは、アクチュエータの信頼
性を低下させる原因となる。
【0007】本発明は、低温焼成でき、また低温焼成し
たとしても広い使用温度範囲で大きな圧電歪み定数d33
を有するアクチュエータ用圧電磁器組成物を提供するこ
とを目的とする。
たとしても広い使用温度範囲で大きな圧電歪み定数d33
を有するアクチュエータ用圧電磁器組成物を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み鋭意研究
の結果、BaTiO3 のTiをZrで一部置換した組成
物に対し、CuOを0.05〜2.0重量部含有させる
ことにより、低温で焼成でき、特性のバラツキが小さ
く、しかも−30℃〜+80℃における圧電歪み定数d
33を大きくできることを見い出し、本発明に至った。
の結果、BaTiO3 のTiをZrで一部置換した組成
物に対し、CuOを0.05〜2.0重量部含有させる
ことにより、低温で焼成でき、特性のバラツキが小さ
く、しかも−30℃〜+80℃における圧電歪み定数d
33を大きくできることを見い出し、本発明に至った。
【0009】即ち、本発明のアクチュエータ用圧電磁器
組成物は、金属元素として少なくともBa、Tiおよび
Zrを含有し、これらのモル比による組成式を、Bax
(Ti1-y Zry )O3 と表した時、前記x、yが0.
96≦x≦1.04、0.01≦y≦0.12を満足す
る主成分と、該主成分100重量部に対してCuをCu
O換算で0.05〜2.0重量部含有してなるものであ
る。
組成物は、金属元素として少なくともBa、Tiおよび
Zrを含有し、これらのモル比による組成式を、Bax
(Ti1-y Zry )O3 と表した時、前記x、yが0.
96≦x≦1.04、0.01≦y≦0.12を満足す
る主成分と、該主成分100重量部に対してCuをCu
O換算で0.05〜2.0重量部含有してなるものであ
る。
【0010】
【作用】本発明のアクチュエータ用圧電磁器組成物で
は、BaTiO3 のTiをZrで一部置換することによ
り、強誘電相(正方晶)と常誘電相(立方晶)の相転移
点を大きく低下させることなく、強誘電相(斜方晶)と
強誘電相(正方晶)との相転移点を5〜70℃に移動さ
せることができ、これを利用して広い使用温度範囲で大
きな圧電歪み定数d33が得られ、実際の使用温度範囲
(−30℃〜+80℃)で歪み量を大きくすることが可
能となる。
は、BaTiO3 のTiをZrで一部置換することによ
り、強誘電相(正方晶)と常誘電相(立方晶)の相転移
点を大きく低下させることなく、強誘電相(斜方晶)と
強誘電相(正方晶)との相転移点を5〜70℃に移動さ
せることができ、これを利用して広い使用温度範囲で大
きな圧電歪み定数d33が得られ、実際の使用温度範囲
(−30℃〜+80℃)で歪み量を大きくすることが可
能となる。
【0011】また、主成分100重量部に対してCuを
CuO換算で0.05〜2.0重量部含有することによ
り、BaTiO3 とほぼ同等あるいはそれ以下の低温で
焼成でき、大気中で焼成した場合でも還元反応が起こり
にくく、圧電特性の劣化を抑制でき、磁器特性のバラツ
キを小さく抑え、磁器を安定して製造することが可能と
なる。
CuO換算で0.05〜2.0重量部含有することによ
り、BaTiO3 とほぼ同等あるいはそれ以下の低温で
焼成でき、大気中で焼成した場合でも還元反応が起こり
にくく、圧電特性の劣化を抑制でき、磁器特性のバラツ
キを小さく抑え、磁器を安定して製造することが可能と
なる。
【0012】さらに、CuをCuO換算で所定量含有す
ることにより磁器の圧電特性が向上し、大きな歪みを示
すアクチュエータ用圧電磁器組成物を得ることができ
る。
ることにより磁器の圧電特性が向上し、大きな歪みを示
すアクチュエータ用圧電磁器組成物を得ることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のアクチュエータ用圧電磁
器組成物は、モル比による組成式を、Bax(Ti1-y
Zry )O3 と表した時、x、yが0.96≦x≦1.
04、0.01≦y≦0.12を満足する主成分と、該
主成分100重量部に対してCuをCuO換算で0.0
5〜2.0重量部含有してなるものである。
器組成物は、モル比による組成式を、Bax(Ti1-y
Zry )O3 と表した時、x、yが0.96≦x≦1.
04、0.01≦y≦0.12を満足する主成分と、該
主成分100重量部に対してCuをCuO換算で0.0
5〜2.0重量部含有してなるものである。
【0014】BaTiO3 のTiの一部をZrで0.0
1〜0.12モル置換した理由は以下の通りである。一
般に、BaTiO3 自身は、約120℃に強誘電相(正
方晶)と常誘電相(立方晶)の相転移点(キュリー点)
を有する。BaTiO3 は、このキュリー点より低い温
度領域において圧電特性を示し、これより温度が高くな
ると圧電特性を示さなくなる。
1〜0.12モル置換した理由は以下の通りである。一
般に、BaTiO3 自身は、約120℃に強誘電相(正
方晶)と常誘電相(立方晶)の相転移点(キュリー点)
を有する。BaTiO3 は、このキュリー点より低い温
度領域において圧電特性を示し、これより温度が高くな
ると圧電特性を示さなくなる。
【0015】本発明の目的とするアクチュエータの使用
温度は−30℃〜+80℃の範囲であり、この温度領域
において圧電特性を利用するには、磁器のキュリー温度
Tcは80℃よりも高いことが必要である。使用温度が
キュリー点に近づくと圧電特性が急激に低下することか
ら、80℃の使用温度に対し、磁器のキュリー温度Tc
は90℃以上である必要がある。
温度は−30℃〜+80℃の範囲であり、この温度領域
において圧電特性を利用するには、磁器のキュリー温度
Tcは80℃よりも高いことが必要である。使用温度が
キュリー点に近づくと圧電特性が急激に低下することか
ら、80℃の使用温度に対し、磁器のキュリー温度Tc
は90℃以上である必要がある。
【0016】即ち、Zr量yが0.12モルよりも大き
い場合には、キュリー温度Tcは90℃よりも低くな
り、一方、Zr量yが0.01モルよりも小さい場合、
BaTiO3 自身と比較し、その圧電特性において顕著
な差異が認められないことから、Zrの置換量yの範囲
は0.01〜0.12モルである。Zrの置換量yは、
耐熱性に優れるという点から0.01〜0.08モルで
あることが望ましい。
い場合には、キュリー温度Tcは90℃よりも低くな
り、一方、Zr量yが0.01モルよりも小さい場合、
BaTiO3 自身と比較し、その圧電特性において顕著
な差異が認められないことから、Zrの置換量yの範囲
は0.01〜0.12モルである。Zrの置換量yは、
耐熱性に優れるという点から0.01〜0.08モルで
あることが望ましい。
【0017】また、組成式Bax (Ti1-y Zry )O
3 において、ペロブスカイト型組成物のAサイトとBサ
イトの比(A/B)を示すxを0.96〜1.04とし
たのは、xが1.04よりも大きな場合には焼結性が悪
化し、磁器中に異相が顕著に出現するために圧電特性が
低下するからである。またxが0.96よりも小さい場
合には還元反応が起こりやすく、磁器の圧電特性が低下
するからである。xは、特に圧電特性に優れるという点
から0.98〜1.02が望ましい。
3 において、ペロブスカイト型組成物のAサイトとBサ
イトの比(A/B)を示すxを0.96〜1.04とし
たのは、xが1.04よりも大きな場合には焼結性が悪
化し、磁器中に異相が顕著に出現するために圧電特性が
低下するからである。またxが0.96よりも小さい場
合には還元反応が起こりやすく、磁器の圧電特性が低下
するからである。xは、特に圧電特性に優れるという点
から0.98〜1.02が望ましい。
【0018】本発明では、Bax (Ti1-y Zry )O
3 (但し、xが0.96〜1.04、yが0.01〜
0.12)なる主成分100重量部に対し、CuをCu
O換算で0.05〜2.0重量部含有するが、これは、
CuがCuO換算で0.05重量部よりも少ない場合に
は、添加効果が殆どなく、低温焼成ができず、圧電特性
の劣化を抑制できないからである。また磁器の圧電特性
が殆ど向上しないからである。一方、2.0重量部より
も多い場合には、圧電特性が劣化するからである。圧電
特性を向上させるという観点で、Cuは主成分100重
量部に対してCuO換算で0.2〜2.0重量部が望ま
しい。
3 (但し、xが0.96〜1.04、yが0.01〜
0.12)なる主成分100重量部に対し、CuをCu
O換算で0.05〜2.0重量部含有するが、これは、
CuがCuO換算で0.05重量部よりも少ない場合に
は、添加効果が殆どなく、低温焼成ができず、圧電特性
の劣化を抑制できないからである。また磁器の圧電特性
が殆ど向上しないからである。一方、2.0重量部より
も多い場合には、圧電特性が劣化するからである。圧電
特性を向上させるという観点で、Cuは主成分100重
量部に対してCuO換算で0.2〜2.0重量部が望ま
しい。
【0019】本発明のアクチュエータ用圧電磁器組成物
では、Si、Nb、Ce、Sr、Ca、Al、Na等の
不可避不純物が混入する場合があり、また、プレス成形
の金型等から、Fe、Ni、Cr、Mo、Ni等の金属
元素が混入する場合もある。
では、Si、Nb、Ce、Sr、Ca、Al、Na等の
不可避不純物が混入する場合があり、また、プレス成形
の金型等から、Fe、Ni、Cr、Mo、Ni等の金属
元素が混入する場合もある。
【0020】さらに、温度特性、耐熱性を向上するため
に、Mn、Co、Cr等を添加しても良い。
に、Mn、Co、Cr等を添加しても良い。
【0021】本発明のアクチュエータ用圧電磁器組成物
では、Bax (Ti1-y Zry )O3 で表されるペロブ
スカイト型結晶相にCuの大部分が固溶してなる結晶相
を主結晶相とする。
では、Bax (Ti1-y Zry )O3 で表されるペロブ
スカイト型結晶相にCuの大部分が固溶してなる結晶相
を主結晶相とする。
【0022】本発明のアクチュエータ用圧電磁器組成物
は、例えば、次のようにして製造することができる。先
ず、BaCO3 、TiO2 、ZrO2 及びCuOの各粉
末を所定の割合で混合し、1000〜1150℃で1〜
5時間仮焼した後、粉砕することにより所望の組成の圧
電材料の粉末を得る。この粉末を金型プレス、静水圧プ
レス等により所望の形状に成形した後、1200〜13
00℃で1〜3時間焼成することにより磁器を得る。こ
れを必要に応じて所望の厚さに加工して使用する。
は、例えば、次のようにして製造することができる。先
ず、BaCO3 、TiO2 、ZrO2 及びCuOの各粉
末を所定の割合で混合し、1000〜1150℃で1〜
5時間仮焼した後、粉砕することにより所望の組成の圧
電材料の粉末を得る。この粉末を金型プレス、静水圧プ
レス等により所望の形状に成形した後、1200〜13
00℃で1〜3時間焼成することにより磁器を得る。こ
れを必要に応じて所望の厚さに加工して使用する。
【0023】尚、CuOは調合時だけでなく、仮焼後・
粉砕前に添加しても同様な結果が得られるが、この場合
は1重量部以下のCuOを添加することが望ましい。こ
れよりも多いと磁器中に異相が生じ易く、圧電特性が低
下し易いからである。
粉砕前に添加しても同様な結果が得られるが、この場合
は1重量部以下のCuOを添加することが望ましい。こ
れよりも多いと磁器中に異相が生じ易く、圧電特性が低
下し易いからである。
【0024】また、CuはCuO換算で所定量含有する
ものであるが、CuO粉末のみならず、Cu粉末、その
他のCuを含む化合物粉末であっても良い。
ものであるが、CuO粉末のみならず、Cu粉末、その
他のCuを含む化合物粉末であっても良い。
【0025】さらに、BaCO3 、TiO2 、ZrO2
及びCuO粉末は、それぞれの金属元素を含有する酸化
物、炭酸塩、酢酸塩等の無機化合物、もしくは有機金属
等の有機化合物のいずれであっても、焼成により酸化物
となるものであれば良い。
及びCuO粉末は、それぞれの金属元素を含有する酸化
物、炭酸塩、酢酸塩等の無機化合物、もしくは有機金属
等の有機化合物のいずれであっても、焼成により酸化物
となるものであれば良い。
【0026】
【実施例】出発原料として、BaCO3 、TiO2 、Z
rO2 を用いて、焼結体組成が、モル比による組成式B
ax (Ti1-y Zry )O3 におけるx、yが表1に示
す値となるように秤量し、この主成分100重量部に対
して表1に示す値となるようにCuO粉末を添加した。
この混合物をZrO2 ボールを用いたボールミルで12
時間湿式混合した。
rO2 を用いて、焼結体組成が、モル比による組成式B
ax (Ti1-y Zry )O3 におけるx、yが表1に示
す値となるように秤量し、この主成分100重量部に対
して表1に示す値となるようにCuO粉末を添加した。
この混合物をZrO2 ボールを用いたボールミルで12
時間湿式混合した。
【0027】次いで、この混合物を脱水、乾燥した後、
大気中で1100℃で3時間仮焼し、該仮焼物を再び上
記ボールミルで粉砕した。その後、この粉砕物にバイン
ダー(PVA)を混合して造粒した。得られた粉末を
1.5t/cm2 の圧力で直径5mm、厚さ15mmの
寸法からなる円柱にプレス成形した。これらの成形体を
MgOからなる板に並べ、大気中において表1に示す温
度で2時間焼成した。
大気中で1100℃で3時間仮焼し、該仮焼物を再び上
記ボールミルで粉砕した。その後、この粉砕物にバイン
ダー(PVA)を混合して造粒した。得られた粉末を
1.5t/cm2 の圧力で直径5mm、厚さ15mmの
寸法からなる円柱にプレス成形した。これらの成形体を
MgOからなる板に並べ、大気中において表1に示す温
度で2時間焼成した。
【0028】得られた圧電磁器に銀電極を焼き付け、8
0℃のシリコンオイル中で3kV/mmの直流電界を印
加して分極処理した。そして共振法により室温(25
℃)下での圧電歪み定数(d33)を求めた。
0℃のシリコンオイル中で3kV/mmの直流電界を印
加して分極処理した。そして共振法により室温(25
℃)下での圧電歪み定数(d33)を求めた。
【0029】また、上記圧電磁器の比誘電率を温度の関
数としてプロットすることにより強誘電相(正方晶)と
常誘電相(立方晶)の相転移点の温度(キュリー温度)
を求めた。これらの結果を表1に記載した。尚、焼成温
度は、磁器の理論密度を1としたとき相対密度が0.9
5になる温度とした。
数としてプロットすることにより強誘電相(正方晶)と
常誘電相(立方晶)の相転移点の温度(キュリー温度)
を求めた。これらの結果を表1に記載した。尚、焼成温
度は、磁器の理論密度を1としたとき相対密度が0.9
5になる温度とした。
【0030】
【表1】
【0031】この表1から、上記組成式中のxが0.9
6よりも小さい場合や1.04よりも大きい場合には圧
電歪み定数d33が低下することが判る。また、yが0.
12よりも多い場合には強誘電相(正方晶)と常誘電相
(立方晶)の相転移点(キュリー点)が90℃よりも低
下することが判る。さらに、主成分100重量部に対し
てCuO粉末が0.05重量部よりも少ない場合や2.
0重量部よりも多い場合には圧電歪み定数d33が低下す
ることが判る。
6よりも小さい場合や1.04よりも大きい場合には圧
電歪み定数d33が低下することが判る。また、yが0.
12よりも多い場合には強誘電相(正方晶)と常誘電相
(立方晶)の相転移点(キュリー点)が90℃よりも低
下することが判る。さらに、主成分100重量部に対し
てCuO粉末が0.05重量部よりも少ない場合や2.
0重量部よりも多い場合には圧電歪み定数d33が低下す
ることが判る。
【0032】これに対して、本願発明のアクチュエータ
用圧電磁器組成物では、1300℃以下の低温で焼成で
き、しかも圧電歪み定数d33が301pC/N以上であ
り、さらに強誘電相(正方晶)と常誘電相(立方晶)の
相転移点(キュリー点)が91℃以上であることが判
る。
用圧電磁器組成物では、1300℃以下の低温で焼成で
き、しかも圧電歪み定数d33が301pC/N以上であ
り、さらに強誘電相(正方晶)と常誘電相(立方晶)の
相転移点(キュリー点)が91℃以上であることが判
る。
【0033】表1の試料No.1〜7についてxと圧電歪
み定数d33との関係を図1に示す。
み定数d33との関係を図1に示す。
【0034】xが0.96〜1.04には圧電歪み定数
d33が300pC/N以上であることが判る。
d33が300pC/N以上であることが判る。
【0035】また、試料No.4、8〜13についてyと
キュリー温度(Tc)との関係を図2に示す。強誘電相
(正方晶)と常誘電相(立方晶)の相転移点の温度(キ
ュリー温度Tc)はZr量yの増加に伴って低下するの
がわかる。一方、強誘電相(斜方晶)と強誘電相(正方
晶)の相転移点は、BaTiO3 自身の約5℃からZr
量の増加に伴って室温付近まで上昇した。これら相転移
点付近では、外部電場を印加すると結晶の格子定数が大
きく変化するので大きな歪みが得られる。
キュリー温度(Tc)との関係を図2に示す。強誘電相
(正方晶)と常誘電相(立方晶)の相転移点の温度(キ
ュリー温度Tc)はZr量yの増加に伴って低下するの
がわかる。一方、強誘電相(斜方晶)と強誘電相(正方
晶)の相転移点は、BaTiO3 自身の約5℃からZr
量の増加に伴って室温付近まで上昇した。これら相転移
点付近では、外部電場を印加すると結晶の格子定数が大
きく変化するので大きな歪みが得られる。
【0036】さらに、試料No.4、14〜24について
CuO粉末の添加量と圧電歪み定数d33との関係を図3
に示す。圧電歪み定数d33は、CuO粉末の添加量が
0.05〜2.0重量部の場合には300pC/N以上
となることが判る。
CuO粉末の添加量と圧電歪み定数d33との関係を図3
に示す。圧電歪み定数d33は、CuO粉末の添加量が
0.05〜2.0重量部の場合には300pC/N以上
となることが判る。
【0037】さらにまた、試料No.14〜17につい
て、磁器の相対密度と焼成温度との関係を示すグラフを
図4に示す。この図4から、0.05重量部以上のCu
Oを添加した場合、焼成温度が著しく低下することが判
る。
て、磁器の相対密度と焼成温度との関係を示すグラフを
図4に示す。この図4から、0.05重量部以上のCu
Oを添加した場合、焼成温度が著しく低下することが判
る。
【0038】CuOの添加量が0.05重量部よりも少
ない試料No.15の場合、無添加のNo.14と比較して
焼成温度は低下しなかった。0.05重量部のCuOを
添加したNo.16では焼成温度が約150℃低下し、
0.2重量部のCuOを添加したNo.4では、焼成温度
が約180℃低下した。さらに、1.5重量部と2.0
重量部のCuOを添加した試料No.21、23の場合に
も、焼成温度が約210〜230℃低下した。
ない試料No.15の場合、無添加のNo.14と比較して
焼成温度は低下しなかった。0.05重量部のCuOを
添加したNo.16では焼成温度が約150℃低下し、
0.2重量部のCuOを添加したNo.4では、焼成温度
が約180℃低下した。さらに、1.5重量部と2.0
重量部のCuOを添加した試料No.21、23の場合に
も、焼成温度が約210〜230℃低下した。
【0039】焼成温度を低下させるという観点から、C
uOの添加は、0.05重量部以上であれば良く、より
好ましくは0.2重量部以上である。しかしながら、
2.0重量部より多くのCuOを添加すると、磁器中に
異相が顕著に発生し、磁器の特性を低下させる原因とな
る。
uOの添加は、0.05重量部以上であれば良く、より
好ましくは0.2重量部以上である。しかしながら、
2.0重量部より多くのCuOを添加すると、磁器中に
異相が顕著に発生し、磁器の特性を低下させる原因とな
る。
【0040】また、試料No.4と14について圧電歪み
定数d33と温度との関係を示すグラフを図5に示す。こ
こでは、基本組成:Ba(Ti0.95Zr0.05)O3 10
0重量部に対し0.2重量部のCuOを添加した磁器
(No.4)の圧電歪み定数d33を−30〜+95℃の温
度範囲において求めた。また、比較例として、同じ基本
組成を有するがCuOが無添加である磁器(No.14)
の結果を示した。CuOを添加した試料No.4では、−
30〜+95℃の温度領域において無添加のNo.14よ
りも明らかに大きな圧電歪み定数d33の値を示してい
る。CuOを添加することにより、磁器の圧電性が向上
しているのがわかる。図中のNo.4と14とでは、圧電
歪み定数d33の極大が50℃において認められる。これ
はTiの一部をZrで置換することによって、BaTi
O3 において約5℃に観測される強誘電相(斜方晶)と
強誘電相(正方晶)の相転移点が、50℃に移動し、こ
の相転移点付近において圧電性が極大を示すためであ
る。
定数d33と温度との関係を示すグラフを図5に示す。こ
こでは、基本組成:Ba(Ti0.95Zr0.05)O3 10
0重量部に対し0.2重量部のCuOを添加した磁器
(No.4)の圧電歪み定数d33を−30〜+95℃の温
度範囲において求めた。また、比較例として、同じ基本
組成を有するがCuOが無添加である磁器(No.14)
の結果を示した。CuOを添加した試料No.4では、−
30〜+95℃の温度領域において無添加のNo.14よ
りも明らかに大きな圧電歪み定数d33の値を示してい
る。CuOを添加することにより、磁器の圧電性が向上
しているのがわかる。図中のNo.4と14とでは、圧電
歪み定数d33の極大が50℃において認められる。これ
はTiの一部をZrで置換することによって、BaTi
O3 において約5℃に観測される強誘電相(斜方晶)と
強誘電相(正方晶)の相転移点が、50℃に移動し、こ
の相転移点付近において圧電性が極大を示すためであ
る。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明のアクチュエータ
用圧電磁器組成物では、BaTiO3のTiをZrで一
部置換することにより、強誘電相(正方晶)と常誘電相
(立方晶)の相転移点を5〜70℃に移動させることが
でき、広い使用温度範囲で歪み量を大きくできる。
用圧電磁器組成物では、BaTiO3のTiをZrで一
部置換することにより、強誘電相(正方晶)と常誘電相
(立方晶)の相転移点を5〜70℃に移動させることが
でき、広い使用温度範囲で歪み量を大きくできる。
【0042】また、主成分100重量部に対してCuを
CuO換算で0.05〜2.0重量部含有することによ
り、BaTiO3 とほぼ同等あるいはそれ以下の低温で
焼成でき、このため大気中で焼成した場合でも還元反応
を抑制して圧電性の劣化を防止し、磁器特性のバラツキ
を小さく抑えられ、磁器を安定して製造することが可能
となる。
CuO換算で0.05〜2.0重量部含有することによ
り、BaTiO3 とほぼ同等あるいはそれ以下の低温で
焼成でき、このため大気中で焼成した場合でも還元反応
を抑制して圧電性の劣化を防止し、磁器特性のバラツキ
を小さく抑えられ、磁器を安定して製造することが可能
となる。
【0043】さらに、Cuを所定量含有することによっ
て磁器の圧電特性が向上し、大きな歪みを示すアクチュ
エータ用圧電磁器組成物を得ることができる。
て磁器の圧電特性が向上し、大きな歪みを示すアクチュ
エータ用圧電磁器組成物を得ることができる。
【図1】圧電歪み定数d33とxの関係を示す図である。
【図2】キュリー温度(Tc)とZr量yの関係を示す
図である。
図である。
【図3】室温(25℃)下で求めた圧電歪み定数d33と
CuO添加量の関係を示す図である。
CuO添加量の関係を示す図である。
【図4】相対密度と焼成温度の関係を示す図である。
【図5】圧電歪み定数d33の温度依存性を示す図であ
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】金属元素として少なくともBa、Tiおよ
びZrを含有し、これらのモル比による組成式を、 Bax (Ti1-y Zry )O3 と表した時、前記x、yが 0.96≦x≦1.04 0.01≦y≦0.12 を満足する主成分と、該主成分100重量部に対してC
uをCuO換算で0.05〜2.0重量部含有してなる
ことを特徴とするアクチュエータ用圧電磁器組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9216797A JPH1160334A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | アクチュエータ用圧電磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9216797A JPH1160334A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | アクチュエータ用圧電磁器組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1160334A true JPH1160334A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16694038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9216797A Pending JPH1160334A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | アクチュエータ用圧電磁器組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1160334A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6399529B1 (en) | 1999-06-14 | 2002-06-04 | Ngk Insulators, Ltd. | Electric-field-inducible deformable material |
JP2003095737A (ja) * | 2001-09-17 | 2003-04-03 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 圧電磁器組成物 |
JP2007031219A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Toyota Motor Corp | チタン酸ビスマスナトリウム−ジルコニウムチタン酸バリウム系無鉛圧電セラミック及びその製造方法 |
JP2010219509A (ja) * | 2009-02-18 | 2010-09-30 | Canon Inc | 強誘電体材料、強誘電体薄膜、強誘電体材料の製造方法および強誘電体素子 |
JP2013086314A (ja) * | 2011-10-14 | 2013-05-13 | Seiko Epson Corp | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置並びに圧電素子 |
JP2014062035A (ja) * | 2012-08-27 | 2014-04-10 | Canon Inc | 圧電材料、圧電素子、および電子機器 |
JP2014129215A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-07-10 | Kyocera Corp | 圧電磁器およびそれを用いた圧電素子 |
US9673379B2 (en) | 2014-05-30 | 2017-06-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Piezoelectric material, piezoelectric element, and electronic device |
US9981292B2 (en) | 2014-05-30 | 2018-05-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Piezoelectric material, piezoelectric element, method for manufacturing piezoelectric element, and electronic device |
-
1997
- 1997-08-11 JP JP9216797A patent/JPH1160334A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6399529B1 (en) | 1999-06-14 | 2002-06-04 | Ngk Insulators, Ltd. | Electric-field-inducible deformable material |
US6617274B2 (en) | 1999-06-14 | 2003-09-09 | Ngk Insulators, Ltd. | Electric-field-inducible deformable material |
JP2003095737A (ja) * | 2001-09-17 | 2003-04-03 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 圧電磁器組成物 |
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JP2010219509A (ja) * | 2009-02-18 | 2010-09-30 | Canon Inc | 強誘電体材料、強誘電体薄膜、強誘電体材料の製造方法および強誘電体素子 |
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US9673379B2 (en) | 2014-05-30 | 2017-06-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Piezoelectric material, piezoelectric element, and electronic device |
US9981292B2 (en) | 2014-05-30 | 2018-05-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Piezoelectric material, piezoelectric element, method for manufacturing piezoelectric element, and electronic device |
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