JPH06248191A - 湿気硬化性組成物 - Google Patents
湿気硬化性組成物Info
- Publication number
- JPH06248191A JPH06248191A JP5059645A JP5964593A JPH06248191A JP H06248191 A JPH06248191 A JP H06248191A JP 5059645 A JP5059645 A JP 5059645A JP 5964593 A JP5964593 A JP 5964593A JP H06248191 A JPH06248191 A JP H06248191A
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- JP
- Japan
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- compound
- moisture
- compounds
- water
- isocyanate
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】水酸基価30のポリオキシプロピレンポリオキ
シエチレントリオールとMDIを反応させてイソシアネ
ート含有量1.95wt%のプレポリマーを得た。この
プレポリマーに、乾燥した重合度約500のポリビニル
アルコールを加え、混合し湿気硬化性組成物を得た。 【効果】表面外観に影響を与えずに硬化させることがで
きかつ硬化物の強度が高い湿気硬化性組成物が得られ
る。
シエチレントリオールとMDIを反応させてイソシアネ
ート含有量1.95wt%のプレポリマーを得た。この
プレポリマーに、乾燥した重合度約500のポリビニル
アルコールを加え、混合し湿気硬化性組成物を得た。 【効果】表面外観に影響を与えずに硬化させることがで
きかつ硬化物の強度が高い湿気硬化性組成物が得られ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は湿気硬化性組成物に関す
るものである。
るものである。
【0002】
【従来の技術】湿気硬化性組成物としては、イソシアネ
ート基を有する化合物が知られており、特にポリイソシ
アネート化合物と2以上の活性水素含有基を含む活性水
素化合物からイソシアネート基末端プレポリマーを製造
し、これを空気中に放置することにより硬化させること
が、一般に行われている。具体的な用途は、シーラン
ト、防水剤等である。
ート基を有する化合物が知られており、特にポリイソシ
アネート化合物と2以上の活性水素含有基を含む活性水
素化合物からイソシアネート基末端プレポリマーを製造
し、これを空気中に放置することにより硬化させること
が、一般に行われている。具体的な用途は、シーラン
ト、防水剤等である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】湿気硬化可能な官能基
を有する化合物としてイソシアネート基末端プレポリマ
ーを使用する場合、イソシアネート基の濃度が大きくな
ると、水とイソシアネート基の反応によって生ずる二酸
化炭素の影響により、硬化物の表面に気泡が発生し外観
を損なうことが知られている。イソシアネート基濃度が
高くなると硬化速度が速く、硬化物強度も高くなり、プ
レポリマー粘度も大幅に下がって加工性が格段に良くな
るため、イソシアネート基濃度が高くても、表面外観に
影響を与えずに硬化させる方法が強く求められていた。
を有する化合物としてイソシアネート基末端プレポリマ
ーを使用する場合、イソシアネート基の濃度が大きくな
ると、水とイソシアネート基の反応によって生ずる二酸
化炭素の影響により、硬化物の表面に気泡が発生し外観
を損なうことが知られている。イソシアネート基濃度が
高くなると硬化速度が速く、硬化物強度も高くなり、プ
レポリマー粘度も大幅に下がって加工性が格段に良くな
るため、イソシアネート基濃度が高くても、表面外観に
影響を与えずに硬化させる方法が強く求められていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の問題点
を解決すべくなされた発明であり、湿気硬化可能な官能
基を有する化合物及び吸水性の化合物を含有することを
特徴とする湿気硬化性組成物を提供するものである。
を解決すべくなされた発明であり、湿気硬化可能な官能
基を有する化合物及び吸水性の化合物を含有することを
特徴とする湿気硬化性組成物を提供するものである。
【0005】本発明における吸水性の化合物は、周囲の
環境から水分を積極的に取り込んで平衡状態をつくろう
とする化合物が好ましい。特に、デンプン系化合物、セ
ルロース系化合物、ポリアクリル酸塩系化合物、ポリビ
ニルアルコール系化合物、ポリアクリルアミド系化合
物、ポリオキシエチレン系化合物が好ましい。
環境から水分を積極的に取り込んで平衡状態をつくろう
とする化合物が好ましい。特に、デンプン系化合物、セ
ルロース系化合物、ポリアクリル酸塩系化合物、ポリビ
ニルアルコール系化合物、ポリアクリルアミド系化合
物、ポリオキシエチレン系化合物が好ましい。
【0006】本発明において吸水性の化合物はよく乾燥
した上で、イソシアネート基末端プレポリマーに混合撹
拌することが好ましい。
した上で、イソシアネート基末端プレポリマーに混合撹
拌することが好ましい。
【0007】本発明における湿気硬化可能な官能基を有
する化合物としては、特にイソシアネート基末端プレポ
リマーが好ましい。
する化合物としては、特にイソシアネート基末端プレポ
リマーが好ましい。
【0008】イソシアネート基末端プレポリマーは、2
以上のイソシアネート基を含むポリイソシアネート化合
物と2以上の活性水素含有基を含む活性水素化合物を反
応させることにより得られるものが好ましい。
以上のイソシアネート基を含むポリイソシアネート化合
物と2以上の活性水素含有基を含む活性水素化合物を反
応させることにより得られるものが好ましい。
【0009】ポリイソシアネート化合物は、少なくとも
2個のイソシアネート基を有する芳香族、脂環族、脂肪
族、その他のポリイソシアネート化合物やその変成物で
ある。
2個のイソシアネート基を有する芳香族、脂環族、脂肪
族、その他のポリイソシアネート化合物やその変成物で
ある。
【0010】芳香族系のポリイソシアネート化合物とし
ては、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメ
チレンポリフェニルイソシアネート、2,4−トリレン
ジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネー
ト、パラフェニレンジイソシアネート、ナフタレンジイ
ソシアネートなどが好ましい。
ては、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメ
チレンポリフェニルイソシアネート、2,4−トリレン
ジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネー
ト、パラフェニレンジイソシアネート、ナフタレンジイ
ソシアネートなどが好ましい。
【0011】脂環族系のポリイソシアネート化合物とし
ては、メチレンービス(シクロヘキシルイソシアネー
ト)、1,3−ビス(シクロヘキシルイソシアネー
ト)、イソフォロンジイソシアネートなどが好ましい。
ては、メチレンービス(シクロヘキシルイソシアネー
ト)、1,3−ビス(シクロヘキシルイソシアネー
ト)、イソフォロンジイソシアネートなどが好ましい。
【0012】脂肪族系のポリイソシアネート化合物とし
ては、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシリレンジ
イソシアネートなどが好ましい。
ては、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシリレンジ
イソシアネートなどが好ましい。
【0013】活性水素化合物としては、ポリオキシアル
キレンポリオール、ポリエステルポリオールなどが好ま
しい。
キレンポリオール、ポリエステルポリオールなどが好ま
しい。
【0014】本発明においてフィラー成分を使用するこ
とができる。炭酸カルシウム、シリカ粉、タルク、珪操
土、カーボン、クレー、マイカ粉、ガラスバルーン、ミ
ルドガラスファイバー、シラスバルーン、珪砂、チタン
酸カリウム、などが好ましい。フィラー成分を添加する
場合は、フィラーをよく乾燥した上で、イソシアネート
基末端プレポリマーに、混合撹拌することが好ましい。
とができる。炭酸カルシウム、シリカ粉、タルク、珪操
土、カーボン、クレー、マイカ粉、ガラスバルーン、ミ
ルドガラスファイバー、シラスバルーン、珪砂、チタン
酸カリウム、などが好ましい。フィラー成分を添加する
場合は、フィラーをよく乾燥した上で、イソシアネート
基末端プレポリマーに、混合撹拌することが好ましい。
【0015】
[実施例1]水酸基価30、平均官能基数3、で分子末
端にポリオキシエチレン鎖を15重量%を含む、ポリオ
キシプロピレンポリオキシエチレンポリオール100部
に対して、MDI 15部を加え、さらにジオクチルフ
タレートを20部加え、80℃で10時間反応させてイ
ソシアネート含有量1.95wt%のプレポリマーを得
た。このプレポリマーに、20mmHgの減圧下で20
時間乾燥した重合度約500のポリビニルアルコールを
2部加え、1時間混合し湿気硬化性組成物を得た。
端にポリオキシエチレン鎖を15重量%を含む、ポリオ
キシプロピレンポリオキシエチレンポリオール100部
に対して、MDI 15部を加え、さらにジオクチルフ
タレートを20部加え、80℃で10時間反応させてイ
ソシアネート含有量1.95wt%のプレポリマーを得
た。このプレポリマーに、20mmHgの減圧下で20
時間乾燥した重合度約500のポリビニルアルコールを
2部加え、1時間混合し湿気硬化性組成物を得た。
【0016】[実施例2]実施例1と同様に製造して得
たイソシアネート含有量1.95wt%のプレポリマー
に、20mmHgの減圧下で20時間乾燥した分子量約
2000のポリエチレングリコールを0.7部加え、3
5℃で1時間混合し、湿気硬化性組成物を得た。
たイソシアネート含有量1.95wt%のプレポリマー
に、20mmHgの減圧下で20時間乾燥した分子量約
2000のポリエチレングリコールを0.7部加え、3
5℃で1時間混合し、湿気硬化性組成物を得た。
【0017】実施例1及び2の湿気硬化性組成物と、比
較例として吸水性の化合物を含有しないイソシアネート
含有量1.95wt%のプレポリマーを、3mm厚のシ
ート状流し、室温下湿度80%で、40時間反応した後
表面外観と膜強度の比較を行った。結果を表1に示す。
較例として吸水性の化合物を含有しないイソシアネート
含有量1.95wt%のプレポリマーを、3mm厚のシ
ート状流し、室温下湿度80%で、40時間反応した後
表面外観と膜強度の比較を行った。結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【発明の効果】本発明により表面外観に影響を与えずに
硬化させることができかつ硬化物の強度が高い湿気硬化
性組成物が得られる。
硬化させることができかつ硬化物の強度が高い湿気硬化
性組成物が得られる。
Claims (3)
- 【請求項1】湿気硬化可能な官能基を有する化合物及び
吸水性の化合物を含有することを特徴とする湿気硬化性
組成物。 - 【請求項2】吸水性の化合物が、デンプン系化合物、セ
ルロース系化合物、ポリアクリル酸塩系化合物、ポリビ
ニルアルコール系化合物、ポリアクリルアミド系化合物
及びポリオキシエチレン系化合物から選ばれる、請求項
1の湿気硬化性組成物。 - 【請求項3】湿気硬化可能な官能基を有する化合物がイ
ソシアネート基末端プレポリマーである、請求項1の湿
気硬化性組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5059645A JPH06248191A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 湿気硬化性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5059645A JPH06248191A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 湿気硬化性組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06248191A true JPH06248191A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=13119164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5059645A Pending JPH06248191A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 湿気硬化性組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06248191A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010031280A (ja) * | 2009-07-30 | 2010-02-12 | Daido Kasei Kogyo Kk | 一液湿気硬化型道床安定剤 |
JP2019206699A (ja) * | 2018-05-29 | 2019-12-05 | 日東電工株式会社 | 粘着シート |
-
1993
- 1993-02-24 JP JP5059645A patent/JPH06248191A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010031280A (ja) * | 2009-07-30 | 2010-02-12 | Daido Kasei Kogyo Kk | 一液湿気硬化型道床安定剤 |
JP4545224B2 (ja) * | 2009-07-30 | 2010-09-15 | 大同化成工業株式会社 | 一液湿気硬化型道床安定剤 |
JP2019206699A (ja) * | 2018-05-29 | 2019-12-05 | 日東電工株式会社 | 粘着シート |
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