JPH0624818U - スローアウェイ式エンドミル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 工具本体１の先端部外周に形成された外周刃
チップ取付座３および底刃チップ取付座４に、外周刃チ
ップ５および底刃チップ８が着脱自在に装着されてい
る。外周刃チップ５には、その工具先端側および基端側
を向く周面５Ｄ，５Ｄに、これら各周面にそれぞれ開口
し、着座面となる下面５Ｂから上面５Ａ側に向かって凹
む一対の係合凹部２１，２１が形成される一方、外周刃
チップ取付座３の工具先端側および基端側には、その底
面３Ａから工具外周側に突出して係合凹部２１，２１に
係合する一対の係合凸部２２，２２が形成されている。
また底刃チップ８および底刃チップ取付座４にも係合凹
部２３，２３および係合凸部２４，２４が形成されてい
る。 【効果】 引き上げ加工のように外周刃チップ５に工具
先端側に向けて切削負荷が作用するような場合でも、チ
ップを確実に保持することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、工具本体の外周にスローアウェイチップ（以下、チップと略する。 ）が装着されて外周刃が形成されたスローアウェイ式エンドミルに関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

図６および図７は、この種のスローアウェイ式エンドミル（以下、エンドミル と略する。）の一例を示すものである。 これらの図において符号１は、鋼材等から形成されて略円柱状をなす工具本体 であり、その先端部１Ａは工具基端側のシャンク部１Ｂよりも僅かに拡径されて いる。この先端部１Ａには、その先端面および外周面に開口する４つのチップポ ケット２…が工具本体１の周方向に略等間隔に形成されていて、これらのチップ ポケット２…のうち工具軸線Ｏを挟んで反対側に位置する一対のチップポケット ２Ａ，２Ａの工具回転方向（図７において反時計回り方向）後方には外周刃チッ プ取付座３，３が形成されている。また、他の一対のチップポケット２Ｂ，２Ｂ の工具回転方向後方には、底刃チップ取付座４，４が形成されている。

【０００３】 上記外周刃チップ取付座３は、工具本体１の先端部１Ａの外周面から工具本体 １の径方向内側に向けて一段凹んだ凹部として形成されており、その工具外周側 を向く底面３Ａは、該底面３Ａからそれぞれ工具回転方向前方および工具先端側 を向くようにして工具外周側に延びる２つの壁面３Ｂ，３Ｃを介し、上記先端部 １Ａの外周面に連なっている。また、この外周刃チップ取付座３の工具先端側お よび工具回転方向前方側は、それぞれ工具本体１の先端面およびチップポケット ２Ａに開口せしめられている。 一方、上記底刃チップ取付座４は、工具本体１の先端面から工具基端側に向け て一段凹んだ凹部として形成されており、その工具先端側を向く底面４Ａは、該 底面４Ａからそれぞれ工具回転方向前方および工具外周側を向くようにして工具 先端側に延びる２つの壁面４Ｂ，４Ｃを介し、上記先端面に連なっている。また 、この底刃チップ取付座４の工具外周側および工具回転方向前方側は、それぞれ 工具本体１の外周面およびチップポケット２Ｂに開口せしめられている。

【０００４】 ここで、上記外周刃チップ取付座３に取り付けられる外周刃チップ５は、平面 視に略平行四辺形状をなす上下面５Ａ，５Ｂと、これらの上下面５Ａ，５Ｂの周 囲に配置される２対の周面５Ｃ，５Ｃ，５Ｄ，５Ｄとを有する平板状のポジティ ブスローアウェイチップとされており、上記上面５Ａの互いに反対側に位置する 一対の辺稜部には、それぞれ主切刃６，６が形成されている。 また、上記上面５Ａの鋭角をなす一対の角部Ｃ₁，Ｃ₁にて交差する周面５Ｃと ５Ｄとの交差稜線部には、それぞれ上記主切刃６，６に連なるように副切刃７， ７が形成されている。さらに、上面５Ａの中央から下面５Ｂの中央にかけては、 当該外周刃チップ５をその厚さ方向に貫くようにして、取付孔５Ｅが穿設されて いる。

【０００５】 一方、上記底刃チップ取付座４に取り付けられる底刃チップ８も、この例では 上下面８Ａ，８Ｂと２対の周面８Ｃ，８Ｃ，８Ｄ，８Ｄとを有する平行四辺形平 板状のポジティブスローアウェイチップとされており、上面８Ａの一対の辺稜部 には主切刃９，９が形成されるとともに、上面８Ａの鋭角部Ｃ₂，Ｃ₂にて交差す る周面８Ｃと８Ｄとの交差稜線部には副切刃１０，１０が形成され、さらに上下 面８Ａ，８Ｂの中央部には取付孔８Ｅが貫設されている。 ただし、この例のエンドミルにおいて外周刃チップ５と底刃チップ８とでは、 それぞれの上面５Ａ，８Ａにおける主切刃６，６または主切刃９，９が形成され る辺稜部の位置は、該上面５Ａ，８Ａの鋭角部Ｃ₁，Ｃ₁またはＣ₂，Ｃ₂を結ぶ対 角線に関して互いに反対側に位置するように形成されている。

【０００６】 そして、上記外周刃チップ５は外周刃チップ取付座３に、その上面５Ａを工具 外周側に向けるとともに下面５Ｂを上記底面３Ａに密着させ、また主切刃６，６ に連なる一対の周面５Ｃ，５Ｃのうちの一方を工具回転方向前方に向けるととも に他方を上記壁面３Ｂに当接させ、さらに他の一対の周面５Ｄ，５Ｄのうちの一 方を工具先端側に向けるとともに他方を上記壁面３Ｃに当接させて、上記取付孔 ５Ｅに挿通されたクランプネジ１１により固定されている。 しかして、この固定状態において外周刃チップ５は、一方の周面５Ｃに連なる 主切刃６が工具外周側に突出して外周刃をなし、またこの主切刃６に連なる副切 刃７が工具先端側に突出して底刃の一部をなすように設定されている。 なお、外周刃チップ５の上面５Ａには上記外周刃とされる主切刃６に対して逃 げ角が与えられていて、外周逃げ面とされている。

【０００７】 また底刃チップ８は底刃チップ取付座４に、その上面８Ａを工具先端側に向け て下面８Ｂを底面４Ａに密着させ、また周面８Ｃ，８Ｃの一方を工具回転方向前 方に向けるとともに他方を壁面４Ｂに当接させ、さらに周面８Ｄ，８Ｄの一方を 工具外周側に向けるとともに他方を壁面４Ｃに当接させて、クランプネジ１１に より固定されている。そして、この状態で底刃チップ８は、一方の周面８Ｃに連 なる主切刃９が工具先端側に突出して底刃をなし、またこの主切刃９に連なる副 切刃１０が工具外周側に突出して外周刃の一部をなすように設定されている。

【０００８】

【考案が解決しようとする課題】

このような構成のエンドミルによる切削加工では、通常は工具本体１をその軸 線Ｏ回りに上記工具回転方向に回転させつつ、この軸線Ｏに垂直な方向に移動さ せることにより、上記外周刃および底刃によって被削材を切削してゆくのが一般 的であるが、このような通常の切削の他に、時には工具本体１をその軸線Ｏに垂 直な方向に移動させるのに加えて工具基端側にも移動させて、いわゆる引き上げ 加工を行う場合がある。 しかして、このような引き上げ加工の場合には、当該エンドミルの底刃の部分 には殆ど切削負荷が作用することはなく、専ら外周刃の部分にのみ該切削負荷が 作用することとなり、さらにこの切削負荷の大部分は、切刃長の長い主切刃６が 外周刃とされている外周刃チップ５に作用することとなる。

【０００９】 一方、上記引き上げ加工の場合には、切削負荷は外周刃に対して、通常の切削 の場合のように工具回転方向後方側に向けて作用するのに加え、工具本体１の引 き上げに伴い工具先端側に向けても作用することとなる。 しかしながら、上述のような構成の従来のエンドミルでは外周刃チップ５は、 工具回転方向後方側に作用する切削負荷に対しては、上記一対の周面５Ｃ，５Ｃ の他方が外周刃チップ取付座３の壁面３Ｂに当接することにより、この負荷に抗 して確実に保持されるが、工具先端側に向けて作用する負荷に対しては、、クラ ンプネジ１１によって支持されているのみである。このため、上述のような引き 上げ加工の際には、外周刃チップ５にがたつきが生じて切削精度の劣化を招いた り、クランプネジ１１に過大な負担を強いる結果となって切損によるチップの脱 落が起きたりするおそれがあった。

【００１０】

【課題を解決するための手段】

本考案は、このような課題を解決するためになされたもので、軸線回りに回転 される工具本体の先端部外周に形成された外周刃チップ取付座に、平板状の外周 刃チップが、その上面を外周逃げ面として工具外周側に向けるとともに、その下 面を着座面として上記外周刃チップ取付座の底面に密着させ、着脱自在に装着さ れて成るエンドミルにおいて、上記上面および下面の周囲に配置される上記外周 刃チップの周面のうち、工具先端側および基端側を向く周面に、これら各周面に それぞれ開口し、上記下面から上面側に向かって凹む一対の係合凹部を形成する 一方、上記外周刃チップ取付座の工具先端側および基端側には、上記底面から工 具外周側に突出して上記係合凹部に係合する一対の係合凸部を形成したことを特 徴とするものである。

【００１１】

【作用】

このような構成のエンドミルでは、外周刃チップの工具先端側および基端側に 形成された係合凹部と、外周刃チップ取付座の工具先端側および基端側に形成さ れた係合凸部とが互いに係合することにより、外周刃チップは工具本体の軸線方 向に係止された状態で外周刃チップ取付座に装着されることになる。 このため、外周刃チップはクランプネジ等による支持力に加えて、これら係合 凹部と係合凸部との係合力によっても支持されることとなり、これによってチッ プ取付剛性の向上を図ることができ、通常の切削加工の場合はもとより、上述し たような引き上げ加工においてもチップを強固に保持することが可能となる。

【００１２】

【実施例】

図１ないし図４は、本考案の一実施例を示すものである。 ただし本実施例のエンドミルは、その基本的構成においては図６および図７に 示した従来のエンドミルと変わるところがない。従って、これら図１ないし図４ において、図６および図７に示したエンドミルと同一構成の部分には同じ符号を 配して説明を省略する。

【００１３】 すなわち、本実施例が従来のエンドミルと異なる点は、外周刃チップ５の周面 ５Ｃ，５Ｃ，５Ｄ，５Ｄのうちチップ装着状態において工具先端側および基端側 を向く周面５Ｄ，５Ｄと下面５Ｂとの交差稜線部分の略中央に、下面５Ｂから上 面５Ａ側に向かって一段凹むようにして、これら周面５Ｄ，５Ｄおよび下面５Ｂ にそれぞれ開口する一対の係合凹部２１，２１が形成され、一方外周刃チップ取 付座３，３の工具先端側および基端側の上記係合凹部２１，２１に対応する位置 には、底面３Ａから工具外周側に突出するように、上記係合凹部２１，２１に係 合可能な一対の係合凸部２２，２２が形成されている点にある。

【００１４】 また本実施例では、底刃チップ８，８の工具外周側および内周側を向く周面８ Ｄ，８Ｄにも、これら各周面８Ｄ，８Ｄにそれぞれ開口し、下面８Ｂから上面８ Ａ側に向かって凹む一対の係合凹部２３，２３が形成される一方、底刃チップ取 付座４の工具外周側および内周側の上記係合凹部２３，２３に対応する位置にも 、底面４Ａから工具先端側に突出するように、上記係合凹部２３，２３に係合可 能な一対の係合凸部２４，２４が形成されている。

【００１５】 上記係合凹部２１，２１は、外周刃チップ５の下面５Ｂ側から見て、周面５Ｄ ，５Ｄとの交差稜線部からチップ内方側（取付孔５Ｅ側）に向けて膨らむ半円状 をなすように形成されており、またこれに応じて上記係合凸部２２，２２も工具 外周側から見て、外周刃チップ取付座３の底面３Ａと壁面３Ｃおよび工具本体１ の先端面との交差稜線部から該底面３Ａの中央側に向かって膨らむ半円状をなし ている。 一方、底刃チップ８の係合凹部２３，２３もその下面８Ｂ側からみてチップ内 方に膨らむ半円状を呈しており、底刃チップ取付座４の係合凸部２４，２４もこ れに応じ工具先端側から見て、底刃チップ取付座４の底面４Ａと壁面４Ｃおよび 工具本体１の外周面との交差稜線部から該底面４Ａの中央側に向かって膨らむ半 円状を呈している。

【００１６】 しかして、本実施例ではこれら外周刃チップ５および底刃チップ８は、それぞ れの係合凹部２１，２１または２３，２３を係合凸部２２，２２または２４，２ ４に嵌合させて、外周刃チップ取付座３または底刃チップ取付座４に着座せしめ られており、クランプネジ１１によって工具本体１に固定されている。

【００１７】 このような構成のエンドミルでは外周刃チップ５，５は、その係合凹部２１， ２１が外周刃チップ取付座３，３の係合凸部２２，２２に嵌合することにより、 工具本体１の軸線Ｏ方向に係止された状態で外周刃チップ取付座３，３に着座さ れ、その上でクランプネジ１１によって固定されることとなる。このため、各外 周刃チップ５，５は、クランプネジ１１によって支持されるのに加えて、上記軸 線Ｏ方向には係合凹部２１，２１と係合凸部２２，２２との係合力によっても支 持されることとなり、その取付剛性の強化を図ることができる。

【００１８】 従って上記構成のエンドミルによれば、通常の切削加工の場合は勿論のこと、 上述したような引き上げ加工において各外周刃チップ５，５に工具先端側に向か う切削負荷が作用した場合でも、外周刃チップ５，５を外周刃チップ取付座３， ３に確実に保持することが可能となる。 そしてこれにより、外周刃チップ５のがたつきを抑えて切削精度の劣化を防ぐ ことが可能となるとともに、クランプネジ１１への負担を軽減し得て該クランプ ネジ１１に切損等が生じるような事態を未然に防止することが可能となる。

【００１９】 また本実施例では、底刃チップ８，８の下面８Ｂにも係合凹部２３，２３が形 成されるとともに底刃チップ取付座４，４にもこれに係合する係合凸部２４，２ ４が形成されており、このため底刃チップ８，８は工具本体１の径方向に係止さ れた状態で底刃チップ取付座４，４に着座せしめられることとなる。従って、底 刃チップ８，８も、そのクランプネジ１１による支持に加えて、これら係合凹部 ２３，２３と係合凸部２４，２４との係合力によっても支持されることとなるの で、本実施例によれば底刃チップ８，８の取付剛性の強化をも図ることが可能と なり、底刃チップ８，８のがたつきを抑えたり、クランプネジ１１の負担を軽減 できるという利点を得ることが可能となる。

【００２０】 さらに、本実施例ではこれら係合凹部２１，２３と係合凸部２２，２４とが、 上述したようにチップ内方あるいは取付座の底面３Ａ，４Ａの中央に向かって膨 らむ半円状に形成されている。 このため、例えば上記引き上げ加工の際に、工具本体１の回転速度と引き上げ 速度との関係により、外周刃チップ５，５に軸線Ｏ方向に沿っていずれの方向に 切削負荷が作用したとしても、これを常に均等な保持力で受けとめることが可能 となるので、幅広い切削条件下において効果的に係合凹部２１と係合凸部２２と の係合力によってチップを保持することができるという利点も得られる。これは 、底刃チップ８についても同様である。

【００２１】 さらにまた上記構成のエンドミルでは、各係合凹部２１，２３は外周刃チップ ５および底刃チップ８の下面５Ｂ，８Ｂ側に形成されており、このため係合凸部 ２２，２４との係合部分がチップの上面５Ａ，５Ｂに露出することはない。この ため本実施例のエンドミルによれば、例えば切削時に生成される細かな切屑等が この係合部分に噛み込まれたりするようなことはなく、従ってこのような噛み込 みによりチップ取付精度の劣化が生じたりするような事態を、未然に防止するこ とが可能である。

【００２２】 なお、本実施例では係合凹部２１，２３および係合凸部２２，２４を、それぞ れチップの下面５Ｂ，８Ｂ側および取付座の底面３Ａ，４Ａ側から見て、互いに 係合する半円状の凹部または凸部として形成し、上述のように幅広い切削条件下 で効果的に係合力を発揮できるという利点を得ているが、本考案の係合凹部およ び係合凸部の形状がこのようなもののみに限定されることはない。例えば、これ らの係合凹部および係合凸部をチップ下面側または取付座底面側から見て、チッ プ内方あるいは底面中央側に膨らむ三角形状に形成したりしてもよい。

【００２３】 また本実施例では、外周刃チップ５の下面５Ｂの工具先端側および基端側のみ に係合凹部２１，２１を形成する一方、外周刃チップ取付座３のこれに対応する 位置に係合凸部２２，２２を形成したが、これに加えて例えば図５に示すように 下面５Ｂに他の係合凹部２５，２５を形成する一方、これに対応する位置の外周 刃チップ取付座３の底面３Ａに、他の係合凸部２６，２６を形成するようにして もよい。このような構成を採った場合には、より強い係合力で外周刃チップ５を いっそう確実に保持することが可能となる。

【００２４】

【考案の効果】

以上説明したように本考案は、外周刃チップの工具先端側および基端側を向く 周面に、これら各周面にそれぞれ開口し、チップの着座面とされる下面から上面 側に向かって凹む一対の係合凹部を形成する一方、外周刃チップ取付座の工具先 端側および基端側には、その底面から工具外周側に突出して外周刃チップの係合 凹部に係合する一対の係合凸部を形成したものであるから、外周刃チップはクラ ンプネジ等による支持力に加えて係合凹部と係合凸部との係合力によっても支持 されることとなる。このため、引き上げ加工のように外周刃チップに工具先端側 に向けて切削負荷が作用するような場合でも、チップを確実に保持してがたつき を押さえ、このがたつきに起因する切削精度の劣化を防いだり、クランプネジへ の負担の低減を図って切損によるチップの脱落を未然に防止したりすることが可 能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す側面図である。

【図２】図１に示す実施例の工具先端側からの正面図で
ある。

【図３】図１に示す実施例の外周刃チップ取付座３周り
の拡大側面図である。（ただし、クランプネジ１１は図
示が略されている。）

【図４】図１に示す実施例の外周刃チップ取付座３周り
の拡大正面図である。（ただし、クランプネジ１１は図
示が略されている。）

【図５】本考案の他の実施例を示す外周刃チップ取付座
３周りの拡大側面図である。

【図６】従来のエンドミルの一例を示す側面図である。

【図７】図６に示す従来例の工具先端側からの正面図で
ある。

【符号の説明】

１ 工具本体 ２ チップポケット ３ 外周刃チップ取付座 ４ 底刃チップ取付座 ５ 外周刃チップ ８ 底刃 ５Ａ，８Ａ チップ上面 ５Ｂ，８Ｂ チップ下面（着座面） ５Ｃ，５Ｄ，８Ｃ，８Ｄ チップ周面 ６，９ 主切刃 ７，１０ 副切刃 １１ クランプネジ ２１，２３ 係合凹部 ２２，２４ 係合凸部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 軸線回りに回転される工具本体の先端部
   外周に形成された外周刃チップ取付座に、平板状の外周
   刃チップが、その上面を外周逃げ面として工具外周側に
   向けるとともに、その下面を着座面として上記外周刃チ
   ップ取付座の底面に密着させ、着脱自在に装着されて成
   るスローアウェイ式エンドミルにおいて、 上記上面および下面の周囲に配置される上記外周刃チッ
   プの周面のうち、工具先端側および基端側を向く周面に
   は、これら各周面にそれぞれ開口し、上記下面から上面
   側に向かって凹む一対の係合凹部が形成される一方、上
   記外周刃チップ取付座の工具先端側および基端側には、
   上記底面から工具外周側に突出して上記係合凹部に係合
   する一対の係合凸部が形成されていることを特徴とする
   スローアウェイ式エンドミル。