JPH06247736A - 光ファイバ用スートプリフォーム合成装置 - Google Patents
光ファイバ用スートプリフォーム合成装置Info
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- JPH06247736A JPH06247736A JP3571693A JP3571693A JPH06247736A JP H06247736 A JPH06247736 A JP H06247736A JP 3571693 A JP3571693 A JP 3571693A JP 3571693 A JP3571693 A JP 3571693A JP H06247736 A JPH06247736 A JP H06247736A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/012—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
- C03B37/014—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
- C03B37/01413—Reactant delivery systems
- C03B37/0142—Reactant deposition burners
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2207/00—Glass deposition burners
- C03B2207/40—Mechanical flame shields
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2207/00—Glass deposition burners
- C03B2207/46—Comprising performance enhancing means, e.g. electrostatic charge or built-in heater
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2207/00—Glass deposition burners
- C03B2207/50—Multiple burner arrangements
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- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高品質の光ファイバ用スートプリフォームを
製造することができる光ファイバ用スートプリフォーム
合成装置を提供する。 【構成】 クラッド部合成用バーナ２４およびコア部合
成用バーナ２６から噴射された火炎１４ａ，１６ａは、
火炎安定化リング１０，１２のリングに形成された貫通
口２ａを通りスートプリフォーム２２に噴射される。リ
ングとスートプリフォーム２２との距離を調整すること
で火炎１４ｂ，１６ｂの形状を調整することができ、安
定した火炎１４ｂ，１６ｂをスートプリフォーム２２に
噴射することができる。
製造することができる光ファイバ用スートプリフォーム
合成装置を提供する。 【構成】 クラッド部合成用バーナ２４およびコア部合
成用バーナ２６から噴射された火炎１４ａ，１６ａは、
火炎安定化リング１０，１２のリングに形成された貫通
口２ａを通りスートプリフォーム２２に噴射される。リ
ングとスートプリフォーム２２との距離を調整すること
で火炎１４ｂ，１６ｂの形状を調整することができ、安
定した火炎１４ｂ，１６ｂをスートプリフォーム２２に
噴射することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバ用スートプリ
フォーム（多孔質母材）の合成方法に関するものであ
り、特に、スートプリフォームへガラス微粒子を均一
に、かつ、コア、クラッドの境界面が明確になるように
付着させる光ファイバ用スートプリフォームの合成装置
に関する。
フォーム（多孔質母材）の合成方法に関するものであ
り、特に、スートプリフォームへガラス微粒子を均一
に、かつ、コア、クラッドの境界面が明確になるように
付着させる光ファイバ用スートプリフォームの合成装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】コアとックラッドからなる光ファイバ
は、光ファイバ用スートプリフォームを加熱、線引し製
造（形成）する。かかる光ファイバ用スートプリフォー
ムを製造する方法としてＶＡＤ方式が知られている。
は、光ファイバ用スートプリフォームを加熱、線引し製
造（形成）する。かかる光ファイバ用スートプリフォー
ムを製造する方法としてＶＡＤ方式が知られている。
【０００３】図７に示すように、ＶＡＤ方式によるスー
トプリフォーム合成装置７０では、石英ガラス等を材料
とする母材合成容器２０内に配置されたスートプリフォ
ーム２２の下方にクラッド部合成用バーナ２４およびコ
ア部合成用バーナ２６が設けられている。
トプリフォーム合成装置７０では、石英ガラス等を材料
とする母材合成容器２０内に配置されたスートプリフォ
ーム２２の下方にクラッド部合成用バーナ２４およびコ
ア部合成用バーナ２６が設けられている。
【０００４】クラッド部合成用バーナ２４は、火炎原料
ガスとしての酸素（Ｏ2 ）、水素（Ｈ2 ）、および、ガ
ラス微粒子用原料ガスとしてのＳｉＣｌ4 を流し、これ
ら原料ガスによってクラッド部合成用バーナ２４の先端
に生成された火炎３２内で加水分解反応および酸化反応
によりガラス微粒子ＳｉＯ2 を生成し、このガラス微粒
子ＳｉＯ2 をスートプリフォーム２２下面のクラッド形
成部分に噴射堆積させる。
ガスとしての酸素（Ｏ2 ）、水素（Ｈ2 ）、および、ガ
ラス微粒子用原料ガスとしてのＳｉＣｌ4 を流し、これ
ら原料ガスによってクラッド部合成用バーナ２４の先端
に生成された火炎３２内で加水分解反応および酸化反応
によりガラス微粒子ＳｉＯ2 を生成し、このガラス微粒
子ＳｉＯ2 をスートプリフォーム２２下面のクラッド形
成部分に噴射堆積させる。
【０００５】また、コア部合成用バーナ２６は、バーナ
から火炎原料ガスとしての酸素（Ｏ 2 ）、水素
（Ｈ2 ）、および、屈折率を増加させるドーパントとし
て機能する、たとえば、Ｇｅとガラス微粒子用原料ガス
との混合ガス（ＳｉＣｌ4 ＋ＧｅＣｌ 4 ）を流し、これ
ら原料ガスによってコア部合成用バーナ２６の先端に生
成された火炎３０内で加水分解反応および酸化反応によ
りガラス微粒子（ＳｉＯ2 ＋ＧｅＯ2 ）を生成し、この
ガラス微粒子（ＳｉＯ2 ＋ＧｅＯ2 ）をスートプリフォ
ーム２２下面のコア形成部分に噴射堆積させる。
から火炎原料ガスとしての酸素（Ｏ 2 ）、水素
（Ｈ2 ）、および、屈折率を増加させるドーパントとし
て機能する、たとえば、Ｇｅとガラス微粒子用原料ガス
との混合ガス（ＳｉＣｌ4 ＋ＧｅＣｌ 4 ）を流し、これ
ら原料ガスによってコア部合成用バーナ２６の先端に生
成された火炎３０内で加水分解反応および酸化反応によ
りガラス微粒子（ＳｉＯ2 ＋ＧｅＯ2 ）を生成し、この
ガラス微粒子（ＳｉＯ2 ＋ＧｅＯ2 ）をスートプリフォ
ーム２２下面のコア形成部分に噴射堆積させる。
【０００６】スートプリフォーム２２は、図７に示すよ
うに回転させられ、クラッド部合成用バーナ２４および
コア部合成用バーナ２６からのガラス微粒子ＳｉＯ2 お
よび（ＳｉＯ2 ＋ＧｅＯ2 ）が周囲に堆積する。また、
スートプリフォーム２２の下面の位置が一定になるよう
にスートプリフォーム２２は上方に引き上げられる。
うに回転させられ、クラッド部合成用バーナ２４および
コア部合成用バーナ２６からのガラス微粒子ＳｉＯ2 お
よび（ＳｉＯ2 ＋ＧｅＯ2 ）が周囲に堆積する。また、
スートプリフォーム２２の下面の位置が一定になるよう
にスートプリフォーム２２は上方に引き上げられる。
【０００７】上述した光ファイバ用スートプリフォーム
合成装置７０では、クラッド部合成用バーナ２４および
コア部合成用バーナ２６からの火炎３２，火炎３０の形
状を安定させるために、吸気および排気を制御する。
合成装置７０では、クラッド部合成用バーナ２４および
コア部合成用バーナ２６からの火炎３２，火炎３０の形
状を安定させるために、吸気および排気を制御する。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のＶＡＤ
方式によるスートプリフォーム合成装置７０ではコア部
合成用バーナ２６およびクラッド部合成バーナ２４から
の火炎３０，３２が安定せず、ゆらぎ、変動等が生じ、
生成されたＳｉＯ2 および（ＳｉＯ2 ＋ＧｅＯ2）のガ
ラス微粒子がスートプリフォーム２２の下面に均一に付
着堆積しない。
方式によるスートプリフォーム合成装置７０ではコア部
合成用バーナ２６およびクラッド部合成バーナ２４から
の火炎３０，３２が安定せず、ゆらぎ、変動等が生じ、
生成されたＳｉＯ2 および（ＳｉＯ2 ＋ＧｅＯ2）のガ
ラス微粒子がスートプリフォーム２２の下面に均一に付
着堆積しない。
【０００９】そのため、製造されたスートプリフォーム
２２は、場所によりスート密度が異なり、また、コア
部、クラッド部の分離の精度が低く境界面が明確に形成
されず品質が低かった。その結果、このスートプリフォ
ーム２２を加熱延伸して製造される光ファイバの品質も
低くなるという問題があった。
２２は、場所によりスート密度が異なり、また、コア
部、クラッド部の分離の精度が低く境界面が明確に形成
されず品質が低かった。その結果、このスートプリフォ
ーム２２を加熱延伸して製造される光ファイバの品質も
低くなるという問題があった。
【００１０】本発明は、スートプリフォームへガラス微
粒子を均一に、かつ、コア部、クラッド部の境界面が明
確になるように付着させることができ高品質の光ファイ
バ用スートプリフォームを製造することができる光ファ
イバ用スートプリフォーム合成装置を提供することを目
的とする。
粒子を均一に、かつ、コア部、クラッド部の境界面が明
確になるように付着させることができ高品質の光ファイ
バ用スートプリフォームを製造することができる光ファ
イバ用スートプリフォーム合成装置を提供することを目
的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
を解決し、上述した目的を達成するために本発明の光フ
ァイバ用スートプリフォーム合成装置では、ガラス微粒
子合成用の火炎を噴射するバーナの先端に前記火炎の形
状を調整する火炎調整手段を設ける。
を解決し、上述した目的を達成するために本発明の光フ
ァイバ用スートプリフォーム合成装置では、ガラス微粒
子合成用の火炎を噴射するバーナの先端に前記火炎の形
状を調整する火炎調整手段を設ける。
【００１２】前記火炎調整手段は、好ましくは、火炎遮
断部に火炎が噴射される貫通口を有する。
断部に火炎が噴射される貫通口を有する。
【００１３】本発明の光ファイバ用スートプリフォーム
合成装置は、好ましくは、前記貫通口の形状を変えるこ
とで火炎の形状を調整する。
合成装置は、好ましくは、前記貫通口の形状を変えるこ
とで火炎の形状を調整する。
【００１４】本発明の光ファイバ用スートプリフォーム
合成装置は、好ましくは、前記バーナと前記火炎調整手
段との距離を変えることで火炎の形状を調整する。
合成装置は、好ましくは、前記バーナと前記火炎調整手
段との距離を変えることで火炎の形状を調整する。
【００１５】
【作用】本発明の光ファイバ用スートプリフォーム合成
装置では、バーナからの火炎が、バーナの先端に設けら
れた火炎調整手段に噴射される。火炎調整手段に噴射さ
れた火炎は、火炎調整手段の貫通口を介してスートプリ
フォームに噴射される。
装置では、バーナからの火炎が、バーナの先端に設けら
れた火炎調整手段に噴射される。火炎調整手段に噴射さ
れた火炎は、火炎調整手段の貫通口を介してスートプリ
フォームに噴射される。
【００１６】このとき、貫通口を介してスートプリフォ
ームに噴射された火炎は、貫通口の形状、および、バー
ナの先端と火炎調整手段の貫通口との距離に応じた形状
になり、これらの調整することでスートプリフォームに
噴射される火炎の形状を調整することができる。
ームに噴射された火炎は、貫通口の形状、および、バー
ナの先端と火炎調整手段の貫通口との距離に応じた形状
になり、これらの調整することでスートプリフォームに
噴射される火炎の形状を調整することができる。
【００１７】
【実施例】第１の実施例について説明する。本実施例で
は、ＶＡＤ方式の光ファイバ用スートプリフォーム合成
装置について説明する。図１に光ファイバ用スートプリ
フォーム合成装置１の構成図を示す。
は、ＶＡＤ方式の光ファイバ用スートプリフォーム合成
装置について説明する。図１に光ファイバ用スートプリ
フォーム合成装置１の構成図を示す。
【００１８】ＶＡＤ方式の光ファイバ用スートプリフォ
ーム合成装置１では、母材合成容器２０内でスートプリ
フォーム２２が矢印Ｂの方向に回転させられながら矢印
Ａの方向に上昇させられる。スートプリフォーム２２
は、たとえば、１分間に十数回回転させられる。
ーム合成装置１では、母材合成容器２０内でスートプリ
フォーム２２が矢印Ｂの方向に回転させられながら矢印
Ａの方向に上昇させられる。スートプリフォーム２２
は、たとえば、１分間に十数回回転させられる。
【００１９】スートプリフォーム２２の下方には、クラ
ッド部合成用バーナ２４およびコア部合成用バーナ２６
が配設されている。クラッド部合成用バーナ２４および
コア部合成用バーナ２６の先端には、火炎調整手段とし
ての火炎安定化リング１０，１２がそれぞれ取り付けら
れている。
ッド部合成用バーナ２４およびコア部合成用バーナ２６
が配設されている。クラッド部合成用バーナ２４および
コア部合成用バーナ２６の先端には、火炎調整手段とし
ての火炎安定化リング１０，１２がそれぞれ取り付けら
れている。
【００２０】クラッド部合成用バーナ２４およびコア部
合成用バーナ２６について説明する。クラッド部合成用
バーナ２４は、バーナ内に火炎原料ガスとしての、たと
えば、酸素（Ｏ2 ）、水素（Ｈ2 ）、および、ガラス微
粒子用原料ガスとしてのＳｉＣｌ4 を流し、これら原料
ガスによってクラッド部合成用バーナ２４の先端に生成
された火炎１４ａ内で加水分解反応および酸化反応によ
りガラス微粒子ＳｉＯ 2 が生成され、このガラス微粒子
を火炎１４ａと共に火炎安定化リング１０に噴射する。
合成用バーナ２６について説明する。クラッド部合成用
バーナ２４は、バーナ内に火炎原料ガスとしての、たと
えば、酸素（Ｏ2 ）、水素（Ｈ2 ）、および、ガラス微
粒子用原料ガスとしてのＳｉＣｌ4 を流し、これら原料
ガスによってクラッド部合成用バーナ２４の先端に生成
された火炎１４ａ内で加水分解反応および酸化反応によ
りガラス微粒子ＳｉＯ 2 が生成され、このガラス微粒子
を火炎１４ａと共に火炎安定化リング１０に噴射する。
【００２１】コア部合成用バーナ２６は、バーナ内に火
炎原料ガスとしての、たとえば、酸素（Ｏ2 ）、水素
（Ｈ2 ）、および、ガラス微粒子用原料ガスとしてのＳ
ｉＣｌ 4 にドーパント剤ＧｅＣｌ4 を混合して流し、こ
れら原料ガスによってコア部合成用バーナ２６の先端に
生成された火炎１６ａ内で加水分解反応および酸化反応
によりガラス微粒子ＳｉＯ2 ＋ＧｅＯ2 が生成され、こ
のガラス微粒子を火炎１６ａと共に火炎安定化リング１
２に噴射する。
炎原料ガスとしての、たとえば、酸素（Ｏ2 ）、水素
（Ｈ2 ）、および、ガラス微粒子用原料ガスとしてのＳ
ｉＣｌ 4 にドーパント剤ＧｅＣｌ4 を混合して流し、こ
れら原料ガスによってコア部合成用バーナ２６の先端に
生成された火炎１６ａ内で加水分解反応および酸化反応
によりガラス微粒子ＳｉＯ2 ＋ＧｅＯ2 が生成され、こ
のガラス微粒子を火炎１６ａと共に火炎安定化リング１
２に噴射する。
【００２２】火炎安定化リング１０について説明する。
図２に火炎安定化リング１０の概略外観図、図３にリン
グ２の正面図を示す。図２に示すように、火炎安定化リ
ング１０は、リング２、リング支持棒４、リング移動機
構６で構成される。
図２に火炎安定化リング１０の概略外観図、図３にリン
グ２の正面図を示す。図２に示すように、火炎安定化リ
ング１０は、リング２、リング支持棒４、リング移動機
構６で構成される。
【００２３】火炎安定化リング１０に取り付けられたリ
ング移動機構６には、レール溝６ａが形成され、このレ
ール溝６ａにリング支持棒４の先端４ａがレール溝６ａ
に沿って可動的に嵌め込まれている。リング支持棒４の
先端４ａの他端には火炎形状調整部としてのリング２が
取り付けられている。
ング移動機構６には、レール溝６ａが形成され、このレ
ール溝６ａにリング支持棒４の先端４ａがレール溝６ａ
に沿って可動的に嵌め込まれている。リング支持棒４の
先端４ａの他端には火炎形状調整部としてのリング２が
取り付けられている。
【００２４】リング２は、図２および図３に示すような
円形薄板形状をしていて、貫通口２ａを有する。リング
２は、火炎に対する耐熱性に優れ、熱により変形しな
い、たとえば、セラミックを材質としたものが用いられ
る。クラッド部合成用バーナ２４から噴射された火炎１
４ａのうちリング２に噴射された火炎１４ａはリング２
で形状が調整される。
円形薄板形状をしていて、貫通口２ａを有する。リング
２は、火炎に対する耐熱性に優れ、熱により変形しな
い、たとえば、セラミックを材質としたものが用いられ
る。クラッド部合成用バーナ２４から噴射された火炎１
４ａのうちリング２に噴射された火炎１４ａはリング２
で形状が調整される。
【００２５】リング２の貫通口２ａは、クラッド部合成
用バーナ２４から噴射された火炎１４ａを通し、形状が
調整された火炎１４ｂとしてスートプリフォーム２２に
噴射する。このとき、火炎１４ｂは貫通口２ａの形状に
応じた形状になり、貫通口２ａの大きさはスートプリフ
ォーム２２噴射される火炎１４ｂの形状に応じて決定さ
れる。
用バーナ２４から噴射された火炎１４ａを通し、形状が
調整された火炎１４ｂとしてスートプリフォーム２２に
噴射する。このとき、火炎１４ｂは貫通口２ａの形状に
応じた形状になり、貫通口２ａの大きさはスートプリフ
ォーム２２噴射される火炎１４ｂの形状に応じて決定さ
れる。
【００２６】火炎１４ａは、貫通口２ａを通って、形状
が調整された火炎１４ｂとしてスートプリフォーム２２
に噴射されるため、図４に示すように、クラッド部合成
用バーナ２４から噴射される火炎１４ａは、貫通口２ａ
を通過する際の火炎１４ａ自体の気流１５によって収束
される。
が調整された火炎１４ｂとしてスートプリフォーム２２
に噴射されるため、図４に示すように、クラッド部合成
用バーナ２４から噴射される火炎１４ａは、貫通口２ａ
を通過する際の火炎１４ａ自体の気流１５によって収束
される。
【００２７】リング支持棒４は、先端４ａをリング移動
機構６に形成されたレール溝６ａ上を移動させることで
レール溝６ａに沿って移動し、これに連動してリング２
も移動する。リング支持棒４の先端４ａをレール溝６ａ
に沿って移動させてクラッド部合成用バーナ２４の先端
とリング２との距離を調整することでスートプリフォー
ム２２に噴射される火炎１４ｂの形状を調整することが
できる。
機構６に形成されたレール溝６ａ上を移動させることで
レール溝６ａに沿って移動し、これに連動してリング２
も移動する。リング支持棒４の先端４ａをレール溝６ａ
に沿って移動させてクラッド部合成用バーナ２４の先端
とリング２との距離を調整することでスートプリフォー
ム２２に噴射される火炎１４ｂの形状を調整することが
できる。
【００２８】このように、火炎安定化リング１０は、ク
ラッド部合成用バーナ２４の先端とリング２との距離、
および、貫通口２ａの形状を調整することで、クラッド
部合成用バーナ２４からの火炎１４ａを所望の形状の火
炎１４ｂとしてスートプリフォーム２２のクラッド形成
部分に噴射することができる。
ラッド部合成用バーナ２４の先端とリング２との距離、
および、貫通口２ａの形状を調整することで、クラッド
部合成用バーナ２４からの火炎１４ａを所望の形状の火
炎１４ｂとしてスートプリフォーム２２のクラッド形成
部分に噴射することができる。
【００２９】コア部合成用バーナ２６の先端に取り付け
られる火炎安定化リング１２は、上述した火炎安定化リ
ング１０と同様である。火炎安定化リング１２は、リン
グ２の形状、および、コア部合成用バーナ２６の先端と
リング２との距離を調整することで、コア部合成用バー
ナ２６からの火炎１６ａを所望の形状の火炎１６ｂとし
てスートプリフォーム２２のコア形成部分に噴射するこ
とができる。
られる火炎安定化リング１２は、上述した火炎安定化リ
ング１０と同様である。火炎安定化リング１２は、リン
グ２の形状、および、コア部合成用バーナ２６の先端と
リング２との距離を調整することで、コア部合成用バー
ナ２６からの火炎１６ａを所望の形状の火炎１６ｂとし
てスートプリフォーム２２のコア形成部分に噴射するこ
とができる。
【００３０】本発明の光ファイバ用スートプリフォーム
合成装置１では、火炎安定化リング１０，１２を用いる
ことでクラッド部合成用バーナ２４およびコア部合成用
バーナ２６からの火炎１４ａ，１６ａの形状を調整し、
所望の形状の火炎１４ｂ，１６ｂをスートプリフォーム
２２の所定の領域に噴射することができる。そのため、
スートプリフォーム２２のクラッド形成部分にはガラス
微粒子ＳｉＯ2 、コア形成部分にはガラス微粒子ＳｉＯ
2 ＋ＧｅＯを均一に堆積させ、クラッド部とコア部の境
界面を明確に形成することができ高品質の光ファイバ用
スートプリフォームを製造することができる。
合成装置１では、火炎安定化リング１０，１２を用いる
ことでクラッド部合成用バーナ２４およびコア部合成用
バーナ２６からの火炎１４ａ，１６ａの形状を調整し、
所望の形状の火炎１４ｂ，１６ｂをスートプリフォーム
２２の所定の領域に噴射することができる。そのため、
スートプリフォーム２２のクラッド形成部分にはガラス
微粒子ＳｉＯ2 、コア形成部分にはガラス微粒子ＳｉＯ
2 ＋ＧｅＯを均一に堆積させ、クラッド部とコア部の境
界面を明確に形成することができ高品質の光ファイバ用
スートプリフォームを製造することができる。
【００３１】本発明の第２の実施例について説明する。
本実施例の光ファイバ用スートプリフォーム合成装置
は、上述した第１の実施例の光ファイバ用スートプリフ
ォーム合成装置１と火炎安定化リングのみが異なる。図
５に本実施例の光ファイバ用スートプリフォーム合成装
置の火炎安定化リング７２の概略断面図を示す。図５に
示すように、火炎安定化リング７２は、リング支持棒８
０を介して、リング７６がクラッド部合成用バーナ２４
に固定して取り付けられている。リング７６には蛇腹形
状の伸縮部材７８が取り付けられ、この伸縮部材７８を
介してリング７４が取り付けられている。
本実施例の光ファイバ用スートプリフォーム合成装置
は、上述した第１の実施例の光ファイバ用スートプリフ
ォーム合成装置１と火炎安定化リングのみが異なる。図
５に本実施例の光ファイバ用スートプリフォーム合成装
置の火炎安定化リング７２の概略断面図を示す。図５に
示すように、火炎安定化リング７２は、リング支持棒８
０を介して、リング７６がクラッド部合成用バーナ２４
に固定して取り付けられている。リング７６には蛇腹形
状の伸縮部材７８が取り付けられ、この伸縮部材７８を
介してリング７４が取り付けられている。
【００３２】伸縮部材７８は伸縮可能であり、伸縮部材
７８を伸縮させることでリング７４とリング伸縮部材７
８の間隔を調整することができる。リング７４，７６
は、上述した第１の実施例の火炎安定化リング１０のリ
ング２と同様に円形薄板形状をしていて、貫通口７４
ａ，７６ａが形成されている。クラッド部合成用バーナ
２４からの火炎はリング７６の貫通口７４ａおよびリン
グ７４の貫通口７４ａを通り、所定の形状の火炎がスー
トプリフォーム２２に噴射される。火炎安定化リング７
２では、伸縮部材７８を伸ばすと、リング７４とスート
プリフォーム２２とが近接しスートプリフォーム２２に
噴射される火炎の範囲が縮小され、伸縮部材７８を縮め
るとリング７４とスートプリフォーム２２とが離れスー
トプリフォーム２２に噴射される火炎の範囲が拡大す
る。
７８を伸縮させることでリング７４とリング伸縮部材７
８の間隔を調整することができる。リング７４，７６
は、上述した第１の実施例の火炎安定化リング１０のリ
ング２と同様に円形薄板形状をしていて、貫通口７４
ａ，７６ａが形成されている。クラッド部合成用バーナ
２４からの火炎はリング７６の貫通口７４ａおよびリン
グ７４の貫通口７４ａを通り、所定の形状の火炎がスー
トプリフォーム２２に噴射される。火炎安定化リング７
２では、伸縮部材７８を伸ばすと、リング７４とスート
プリフォーム２２とが近接しスートプリフォーム２２に
噴射される火炎の範囲が縮小され、伸縮部材７８を縮め
るとリング７４とスートプリフォーム２２とが離れスー
トプリフォーム２２に噴射される火炎の範囲が拡大す
る。
【００３３】本発明の第３の実施例について説明する。
図６に本実施例の光ファイバ用スートプリフォーム合成
装置の火炎安定化リング８２の概略断面図を示す。図６
に示すように、火炎安定化リング８２は、リング支持棒
８４を介して、たとえば、円柱形状の雌ねじ８６がクラ
ッド部合成用バーナ２４に固定して取り付けられてい
る。雌ねじ８６には、筒状のねじ８８が嵌め合わされて
いる。ねじ８８の内周８８ｂはねじ形状に形成され、こ
の内周８８ｂに雄ねじ９０が嵌め合わされている。雄ね
じ９０には貫通口９０ａが形成されている。
図６に本実施例の光ファイバ用スートプリフォーム合成
装置の火炎安定化リング８２の概略断面図を示す。図６
に示すように、火炎安定化リング８２は、リング支持棒
８４を介して、たとえば、円柱形状の雌ねじ８６がクラ
ッド部合成用バーナ２４に固定して取り付けられてい
る。雌ねじ８６には、筒状のねじ８８が嵌め合わされて
いる。ねじ８８の内周８８ｂはねじ形状に形成され、こ
の内周８８ｂに雄ねじ９０が嵌め合わされている。雄ね
じ９０には貫通口９０ａが形成されている。
【００３４】クラッド部合成用バーナ２４から噴射され
た火炎は、雌ねじ８６、ねじ８８、雄ねじ９０の貫通口
９０ａを通り所定形状の火炎がスートプリフォーム２２
に噴射される。
た火炎は、雌ねじ８６、ねじ８８、雄ねじ９０の貫通口
９０ａを通り所定形状の火炎がスートプリフォーム２２
に噴射される。
【００３５】この火炎安定化リング８２では、ねじ８８
を雌ねじ８６に対して回転させてねじ８８とスートプリ
フォーム２２との距離を調整し、さらに、雄ねじ９０を
ねじ８８に対して回転させて雄ねじ９０とスートプリフ
ォーム２２の距離を調整する。そのため、ねじ８８およ
び雄ねじ９０を回転させて雄ねじ９０の貫通口９０ａと
スートプリフォーム２２との距離を調整することで、ス
ートプリフォーム２２に噴射される火炎の形状を調整す
ることができる。
を雌ねじ８６に対して回転させてねじ８８とスートプリ
フォーム２２との距離を調整し、さらに、雄ねじ９０を
ねじ８８に対して回転させて雄ねじ９０とスートプリフ
ォーム２２の距離を調整する。そのため、ねじ８８およ
び雄ねじ９０を回転させて雄ねじ９０の貫通口９０ａと
スートプリフォーム２２との距離を調整することで、ス
ートプリフォーム２２に噴射される火炎の形状を調整す
ることができる。
【００３６】本発明は上述した実施例に限定されない。
たとえば、リング支持棒４の先端４ａのリング移動機構
６のレール溝６ａの移動を駆動するモータおよびモータ
を制御する手段を設け、モータの回転を制御すること
で、スートプリフォーム２２の合成開始初期のターゲッ
トとなる種棒の径が小さい時にはリング２をスートプリ
フォーム２２に近接させ、スートプリフォーム２２の径
の増大に応じてリング２をスートプリフォーム２２から
離すようにしてもよい。
たとえば、リング支持棒４の先端４ａのリング移動機構
６のレール溝６ａの移動を駆動するモータおよびモータ
を制御する手段を設け、モータの回転を制御すること
で、スートプリフォーム２２の合成開始初期のターゲッ
トとなる種棒の径が小さい時にはリング２をスートプリ
フォーム２２に近接させ、スートプリフォーム２２の径
の増大に応じてリング２をスートプリフォーム２２から
離すようにしてもよい。
【００３７】上述の第２、第３の実施例の火炎安定化リ
ング７２，８２では、リング支持棒８０，８４をクラッ
ド部合成用バーナ２４に固定して取り付ける例を説明し
たが、第１の実施例と同じように、リング移動機構６を
設け、リング支持棒４をクラッド部合成用バーナ２４に
対して可動に取り付けてもよい。
ング７２，８２では、リング支持棒８０，８４をクラッ
ド部合成用バーナ２４に固定して取り付ける例を説明し
たが、第１の実施例と同じように、リング移動機構６を
設け、リング支持棒４をクラッド部合成用バーナ２４に
対して可動に取り付けてもよい。
【００３８】また、火炎安定化リング１０，７２，８２
の構成は、クラッド部合成用バーナ２４およびコア部合
成用バーナ２６の先端に取り付けられ、クラッド部合成
用バーナ２４およびコア部合成用バーナ２６からの火炎
の形状を調整してスートプリフォーム２２に噴射するも
のであれば、上述の実施例の構成に限定されない。
の構成は、クラッド部合成用バーナ２４およびコア部合
成用バーナ２６の先端に取り付けられ、クラッド部合成
用バーナ２４およびコア部合成用バーナ２６からの火炎
の形状を調整してスートプリフォーム２２に噴射するも
のであれば、上述の実施例の構成に限定されない。
【００３９】上述の実施例では、ＶＡＤ方式による光フ
ァイバ用スートプリフォーム合成装置を例に説明した
が、本発明は、スートプリフォームに噴射するバーナか
らの火炎の形状を調整し火炎のゆらぎ等を抑えるため
に、その他の、たとえば、ＯＶＤ方式の光ファイバ用ス
ートプリフォーム合成装置においても用いることができ
る。
ァイバ用スートプリフォーム合成装置を例に説明した
が、本発明は、スートプリフォームに噴射するバーナか
らの火炎の形状を調整し火炎のゆらぎ等を抑えるため
に、その他の、たとえば、ＯＶＤ方式の光ファイバ用ス
ートプリフォーム合成装置においても用いることができ
る。
【００４０】
【発明の効果】本発明の光ファイバ用スートプリフォー
ム合成装置によれば、合成されるスートプリフォームの
所望の領域にバーナからの火炎を噴射させることがで
き、スートプリフォームにガラス微粒子を均一に、か
つ、コア、クラッドの境界面が明確になるように付着さ
せることができる。そのため、高品質の光ファイバ用ス
ートプリフォームを製造することができる。
ム合成装置によれば、合成されるスートプリフォームの
所望の領域にバーナからの火炎を噴射させることがで
き、スートプリフォームにガラス微粒子を均一に、か
つ、コア、クラッドの境界面が明確になるように付着さ
せることができる。そのため、高品質の光ファイバ用ス
ートプリフォームを製造することができる。
【図１】本発明の第１の実施例の光ファイバ用スートプ
リフォーム合成装置の構成図である。
リフォーム合成装置の構成図である。
【図２】本発明の第１の実施例の光ファイバ用スートプ
リフォーム合成装置の火炎安定化リングの概略外観図で
ある。
リフォーム合成装置の火炎安定化リングの概略外観図で
ある。
【図３】図２に示す火炎安定化リングのリングの概略正
面図である。
面図である。
【図４】火炎が図３に示すリングの貫通口を通る際の火
炎の形状を説明するための図である。
炎の形状を説明するための図である。
【図５】本発明の第２の実施例の光ファイバ用スートプ
リフォーム合成装置の火炎安定化リングの概略断面図で
ある。
リフォーム合成装置の火炎安定化リングの概略断面図で
ある。
【図６】本発明の第３の実施例の光ファイバ用スートプ
リフォーム合成装置の火炎安定化リングの概略断面図で
ある。
リフォーム合成装置の火炎安定化リングの概略断面図で
ある。
【図７】従来の光ファイバ用スートプリフォーム合成装
置の構成図である。
置の構成図である。
１，７０・・・光ファイバ用スートプリフォーム合成装
置 ２，７４，７６・・・リング ２ａ・・・貫通口 ４，８０，８４・・・リング支持棒 ４ａ・・・先端 ６・・・リング移動機構 ６ａ・・・レール溝 １０，１２，３０．３２，７２，８４・・・火炎安定化
リング １４ａ，１４ｂ，１６ａ，１６ｂ・・・火炎 ２０・・・母材合成容器 ２４・・・クラッド部合成用バーナ ２６・・・コア部合成用バーナ ７８・・・伸縮部材 ８６・・・雌ねじ ８８・・・ねじ ９０・・・雄ねじ ９０ａ・・・貫通口
置 ２，７４，７６・・・リング ２ａ・・・貫通口 ４，８０，８４・・・リング支持棒 ４ａ・・・先端 ６・・・リング移動機構 ６ａ・・・レール溝 １０，１２，３０．３２，７２，８４・・・火炎安定化
リング １４ａ，１４ｂ，１６ａ，１６ｂ・・・火炎 ２０・・・母材合成容器 ２４・・・クラッド部合成用バーナ ２６・・・コア部合成用バーナ ７８・・・伸縮部材 ８６・・・雌ねじ ８８・・・ねじ ９０・・・雄ねじ ９０ａ・・・貫通口
Claims (2)
- 【請求項１】 ガラス微粒子合成用の火炎を噴射するバ
ーナの先端に前記火炎の形状を調整する火炎調整手段を
設けたことを特徴とする光ファイバ用スートプリフォー
ム合成装置。 - 【請求項２】 前記火炎調整手段は、火炎の形状を調整
する貫通口を有する請求項１記載の光ファイバ用スート
プリフォーム合成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3571693A JPH06247736A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 光ファイバ用スートプリフォーム合成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3571693A JPH06247736A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 光ファイバ用スートプリフォーム合成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06247736A true JPH06247736A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=12449591
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3571693A Pending JPH06247736A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 光ファイバ用スートプリフォーム合成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06247736A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002046112A1 (en) * | 2000-12-05 | 2002-06-13 | Liekki Oy | A method and a device for manufacturing a glass coating |
| JP2012082098A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-26 | Fujikura Ltd | 石英製バーナの破損検知方法、石英製光ファイバ母材の製造装置および製造方法 |
-
1993
- 1993-02-24 JP JP3571693A patent/JPH06247736A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002046112A1 (en) * | 2000-12-05 | 2002-06-13 | Liekki Oy | A method and a device for manufacturing a glass coating |
| JP2012082098A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-26 | Fujikura Ltd | 石英製バーナの破損検知方法、石英製光ファイバ母材の製造装置および製造方法 |
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