JPH06247422A - 袋詰め装置 - Google Patents

袋詰め装置

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Publication number
JPH06247422A
JPH06247422A JP5471093A JP5471093A JPH06247422A JP H06247422 A JPH06247422 A JP H06247422A JP 5471093 A JP5471093 A JP 5471093A JP 5471093 A JP5471093 A JP 5471093A JP H06247422 A JPH06247422 A JP H06247422A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packaging bag
bucket
bag
air
air outlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5471093A
Other languages
English (en)
Inventor
Fuyuhira Tsuchikura
冬平 土倉
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HAKURA SEIKI KK
Original Assignee
HAKURA SEIKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 リップ部のない包装袋を使用することがで
き、且つ包装袋を被包装物を装入し易い状態に膨らませ
ることができる袋詰め装置を提供すること。 【構成】 被包装物を置く作業台1と、この作業台1の
一端側に隣接して回動可能に枢支される包装袋ケース2
と、作業台1の一端側に開口し、包装袋ケース2方向に
エアを吹き出すエア吹出口3とを有し、枢支部を境とし
た作業台1側の包装袋ケース2部分には、付勢手段等に
より上方への回転モーメントが与えられ、前記作業台1
の一端側には、少なくとも1対の包装袋係止部材6が、
前記エア吹出口3に対して略対称で且つ包装袋ケース2
方向に延出するように設けられ、各包装袋係止部材6の
先端には、下向きに鋭角的に突起した刃部60が形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、食品をはじめとする
各種物品を袋詰めするための装置およびその装置を適用
したパンスライサーに関する。
【0002】
【従来の技術】パン等を店頭において袋詰めするための
簡単な装置として、包装袋の内部にエアを吹き込んで膨
らまし、これにパン等を装入できるようにしたものが知
られている。従来、この種の装置では図21に示すよう
なリップ部aが付いた所謂ウィケットタイプの包装袋A
が用いられている。すなわち従来の装置では、この包装
袋Aを例えば数十枚〜数百枚単位で重ねて、リップ部a
に設けられた1対の孔bに係止金具dの取付軸を通し、
この取付軸の先端を装置基台部に設けられた差し込み孔
に差し込むことにより、袋のリップ部aが装置のエア吹
出口の前面に係止される。そして、このようにして係止
された最上部の包装袋Aの内部に、エア吹出口から吹き
出されるエアを流入させることで包装袋Aを膨らませ、
この包装袋Aの内部に被包装物を装入する。そして、包
装袋Aを手前に引っ張ることにより、包装袋Aのリップ
部aを予め形成されたスリットcを介して係止金具dの
取付軸から外し、被包装物の袋詰めが完了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の装置では、ウィケットタイプという特殊な形状の包
装袋が必要であり、リップ部のない通常の包装袋は使用
できないという難点があった。また、包装袋の袋口周方
向が比較的広い範囲で係止金具dにより拘束されるた
め、袋口が縦方向に十分に広がらず、このため被包装物
が装入しずらいという問題もあった。
【0004】本発明はこのような従来の問題に鑑みなさ
れたもので、リップ部のない通常の包装袋を使用するこ
とができ、しかも、包装袋を被包装物を装入し易い状態
に膨らませることができる袋詰め装置の提供をその目的
とする。また、本発明の他の目的は、上記のような袋詰
め機構を備え、しかも、一つの装置でパンのスライスと
スライスされたパンの袋詰めを簡単に且つ能率的に行う
ことができるパンスライサーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本発明装置は、被包装物を置くための作業台
と、該作業台の一端側に隣接して設けられる上面が開放
した包装袋ケースと、前記作業台の一端側に開口し、包
装袋ケース方向にエアを吹き出すエア吹出口と、該エア
吹出口にエアを供給する供給手段とを有し、前記包装袋
ケースは前記作業台幅方向と平行な枢支部によりその長
手方向中間部を介して回動可能に枢支されるとともに、
該枢支部を境とした作業台側の包装袋ケース部分には、
付勢手段または/および前記枢支部を境とした荷重配分
により上方への回転モーメントが与えられ、前記作業台
の一端側には、少なくとも1対の包装袋係止部材が、前
記エア吹出口に対して略対称で且つ包装袋ケース方向に
延出するように設けられ、該各包装袋係止部材の先端に
は、下向きに鋭角的に突起した刃部が形成されているこ
とを特徴とする袋詰め装置である。
【0006】上記の袋詰め装置において、作業台の一端
側には、被包装物が通過可能で且つ両開き式の開放自在
な1対の扉板を備えたゲートを設けることができる。こ
のような本発明の袋詰め装置は、食品をはじめとするあ
らゆる物品の袋詰め装置として適用することができ、ま
た、独立した袋詰め装置としてだけでなく、他の加工装
置に付随した装置としても適用することができる。
【0007】上記のような袋詰め装置を適用した本発明
のパンスライサーは、基台部上にスライサー機構部と袋
詰め機構部とが隣接して設けられ、前記スライサー機構
部は、円盤状のカッタと、パンを載置して前記カッタ方
向に往復動するキャリッジと、該キャリッジ上に載置さ
れたパンの端部を当接させて切断厚を決める定板とから
なり、前記袋詰め機構部は、切断後落下してきたスライ
スパンを整列させるための作業台と、底板部と背板部と
スライサー機構部側の側板部と前記背板部の背方に連設
される連結部とからなり、常態において前記作業台上の
スライスパン落下領域に位置するバケットと、該バケッ
トをその連結部を介して水平方向回動可能に保持し、前
記カッタと略平行に移動可能なバケットキャリッジと、
該バケットキャリッジの移動方向に沿って設けられ、カ
ッタと略対向位置にある一端側の部分が反カッタ方向に
湾曲または傾斜したバケット移動用ガイドと、バケット
キャリッジの移動方向に沿って設けられるパン整列用ガ
イドと、前記連結部に設けられるローラまたはシューで
あって、前記バケット移動用ガイド上を転動またはスラ
イドする被ガイド部材と、前記バケットキャリッジと連
結部間に連結され、連結部をバケット移動用ガイド方向
に付勢する付勢手段と、バケットキャリッジ移動終端側
となる作業台の一端側において前記バケットが通過可能
に設けられるゲートであって、両開き式の開放自在な1
対の扉板を有するゲートと、バケットキャリッジ移動終
端側となる作業台の一端側に隣接して設けられる上面が
開放した包装袋ケースと、前記作業台の一端側に開口
し、包装袋ケース方向にエアを吹き出すエア吹出口と、
該エア吹出口にエアを供給する供給手段とを有し、前記
包装袋ケースは前記作業台幅方向と平行な枢支部により
その長手方向中間部を介して回動可能に枢支されるとと
もに、該枢支部を境とした作業台側の包装袋ケース部分
には、付勢手段または/および前記枢支部を境とした荷
重配分により上方への回転モーメントが与えられ、前記
作業台の一端側には、少なくとも1対の包装袋係止部材
が、前記エア吹出口に対して略対称で且つ包装袋ケース
方向に延出するように設けられ、該各包装袋係止部材の
先端には、下向きに鋭角的に突起した刃部が形成されて
いることを特徴とするパンスライサーである。
【0008】上記の袋詰め装置またはパンスライサーに
おいて、好ましくは、前記エア吹出口を斜め上方にエア
を吹出するよう構成するとともに、該エア吹出口の下部
にエアの一部を略水平方向に吹出するためのエア案内部
または第2のエア吹出口を設ける。また、このゲートの
上部には、ゲート外方に延出する袋押え板を設けること
ができる。
【0009】
【作用】袋詰め装置の作用は以下の通りである。包装袋
ケースには数十枚〜数百枚単位で重ねられた包装袋が入
れられる。この包装袋は、リップ部のない通常の包装袋
である。包装袋ケースは、その枢支部を境とした作業台
側の包装袋ケース部分が上方への回転モーメントが与え
られているため、1対の包装袋係止部材先端の鋭角的に
突起した刃部は、重ねられた包装袋のうちの上側の1な
いしは数個の包装袋をそれらの袋口近傍で貫き、これに
よって包装袋を係止している。
【0010】エア吹出口からエアが吹き出された状態
で、包装袋ケース内に収納された最上部の包装袋上に指
等を押し付け、袋の上側片を反作業台方向に引くと、包
装袋係止部材先端の刃部によって上側片が袋口までスリ
ットされ、包装袋の上側片がフリーの状態となる。この
ため作業台側のエア吹出口から包装袋ケース方向に吹き
出されているエアが包装袋内に吹き込まれ、包装袋を膨
らませる。これにより、作業台上に置かれた被包装物を
包装袋方向にスライドさせ、そのまま包装袋に装入する
ことができる。しかる後、包装袋をその内部の被包装物
ごと反作業台方向に引くと、前記包装袋係止部材先端の
刃部によって包装袋の下側片も袋口までスリットされ、
袋が装置から切り離される。なお、包装袋を円滑且つ適
切に膨らませるためには、エア吹出口からは斜め方向
(斜め上方)にエアを吹き出すことが好ましい。
【0011】作業台側の包装袋ケース部分は常に上方へ
の回転モーメントが与えられているため、ケース内の袋
が減少するにしたがって上方に回動し、包装袋係止部材
先端の鋭角的に突起した刃部は、常に上側の1ないしは
数個の包装袋をそれらの袋口近傍で貫いた状態にある。
本発明装置では、1対の包装袋係止部材先端の刃先だけ
で包装袋を係止するため、係止部材により拘束される袋
口周方向の範囲を比較的小さくすることができ、このた
めエアが吹き込まれた包装袋は袋口が縦方向に十分に広
がり、被包装物が装入し易い。
【0012】また、前記エア吹出口を斜め上方にエアを
吹出するよう構成するとともに、このエア吹出口の下部
にエアの一部を略水平方向に吹出するためのエア案内部
または第2のエア吹出口を設けた構造では、包装袋の上
側片が包装袋係止部材先端の刃部によってスリットされ
フリーの状態となった時点で、まず、略水平方向に吹き
出したエアが包装袋の内部に容易に入り込み、その上側
片を持ち上げ、しかる後、斜め上方に吹き出すエアが包
装袋内に吹き込まれるため、包装袋を極めて円滑且つ適
切に膨らませることができる。
【0013】また、前記作業台の一端側に、被包装物が
通過可能で且つ両開き式の開放自在な1対の扉板を備え
たゲートを設けた装置では、作業台上に置かれた被包装
物を包装袋方向にスライドさせ、ゲートを通過させて包
装袋内に装入する。被包装物はゲートを通過する際にゲ
ートの扉板を押してこれを開放し、開放された両扉板は
内部へのエア吹き込みによって膨らんだ包装袋の両内側
面に当たり、袋口を被包装物を装入し易い形状に整え、
且つ被包装物の装入をガイドする。また、ゲートの上部
に、ゲート外方に延出する袋押え板が設けられた装置で
は、袋押さえ板がエアの吹き込みによって膨らんだ包装
袋の上部を押さえ、膨らんだ包装袋を被包装物の装入に
適した形状に整える作用をする。
【0014】次に、本発明のパンスライサーの作用を説
明するが、エア吹出口、包装袋ケースおよび包装袋係止
部材等からなる袋詰め機構の作用は先に述べた通りであ
り、したがって、ここではそれ以外の機構部の作用を説
明する。スライサー機構部によるパンのスライスは従来
のパンスライサーと同様であり、キャリッジにパンを載
置し、パンの端部を定板に当接させてカッタ方向に移動
させることにより、パンを所定厚に順次スライスする。
【0015】袋詰め機構部を構成するバケットは、バケ
ットキャリッジを手動等で移動させることにより、カッ
タの下方位置(すなわち、作業台上のスライスパンの落
下領域)とパンの袋詰めを行うゲート側との間を任意に
移動できる。バケットを構成する連結部は、付勢手段に
よりバケット移動用ガイド方向に付勢されているため、
バケットは常にバケット移動用ガイドに沿って移動す
る。パンをスライスしている間、バケットは作業台上の
スライスパン落下領域に位置している。このバケット位
置においてバケット側(連結部)の被ガイド部材を案内
しているガイド部分は、反カッタ方向に湾曲または傾斜
しているため、バケットはその分だけ斜め方向に後退し
た状態にあり、これによって、切断されて落下してくる
スライスパンの受入れスペースを広くしている。落下し
てくるスライスパンは、少なくともその一部分がバケッ
トの底板部に上載され、順次積み重ねられる。
【0016】所定枚数のパンのスライスが終わると、バ
ケットキャリッジをゲート方向に移動させる。バケット
移動用ガイドに案内される被ガイド部材は、当該ガイド
の前記湾曲または傾斜部から直線部に移行するため、バ
ケットはゲート方向に移動しつつパン整列用ガイド方向
に旋回し、その向きがパン整列用ガイドと平行になる。
これによりスライスパンはその一側がパン整列用ガイド
に拘束され、バケット内に整列して積み重なった状態に
なる。バケットはゲートの扉板を押してこれを開放し、
開放された両扉板は内部へのエア吹き込みによって膨ら
んだ包装袋の両内側面に当たり、袋口をパンの進入に適
した矩形状に整える。バケットキャリッジをさらに進行
させると、バケットはゲートを通過し、包装袋の内部に
進入する。バケット内のパンを手で押さえた状態でバケ
ットを後退させると、パンだけが包装袋内に残り、包装
袋をその内部の被包装物ごと反作業台方向に引くことに
より袋が装置から切り離される。また、ゲートの上部
に、ゲート外方に延出する袋押え板が設けられた装置で
は、袋押さえ板がエアの吹き込みによって膨らんだ包装
袋の上部を押さえ、膨らんだ包装袋を被包装物の装入に
適した形状に整える作用をする。
【0017】
【実施例】図1ないし図5は本発明の袋詰め装置の一実
施例を示すもので、袋詰め装置は、被包装物を置くため
の作業台1と、この作業台の一端側に隣接して設けられ
る包装袋ケース2と、前記作業台の一端側に開口したエ
ア吹出口3と、このエア吹出口にエアを供給する供給手
段である送風機4およびダクト5と、前記作業台の一端
側に設けられる1対の包装袋係止部材6とから構成され
ている。
【0018】前記エア吹出口3は、作業台1の一端側の
略中央部に所定幅で開口し、包装袋ケース方向にエアを
吹き出すよう構成してある。この実施例では、エア吹出
口3は作業台1の上部と側部に亘って開口し、且つダク
ト5の底部を傾斜状とすることで、エアを包装袋ケース
内の包装袋の斜め上方に吹き出すよう構成してある。さ
らに、エア吹出口3の下部には、供給されるエアの一部
を略水平方向に吹出するためのエア案内部7を設けてあ
る。このエア案内部7は、エア吹出口3の前面中央部を
覆う整流板部8と、この整流板部8の下端に形成された
エア吹出穴9(孔若しくは切欠き)により構成され、こ
の整流板部8により整流されたエアをエア吹出穴9から
略水平方向に吹き出すようにしてある。
【0019】このようなエア案内部7を設けなくても本
発明の装置の基本的な機能は損なわれないが、エア案内
部7を設け、エア吹出口3の下部から略水平方向にエア
を吹き出すことにより、後述するように包装袋を極めて
円滑且つ適切に膨らませることができる。
【0020】作業台1の下方には、前記送風機4とこれ
に接続されるダクト5が設けられ、このダクト5の先端
が前記エア吹出口3に接続されている。上述したように
ダクト5の底面は、エアをエア吹出口3から斜め上方に
吹き出すため、エア吹出口3に向かって上向き傾斜状に
構成してある。前記包装袋ケース2は上面が開放し、前
記作業台1の幅方向と平行な枢支部10により、その長
手方向中間部を介して回動可能に枢支されている。この
包装袋ケース2は枢支部10に対して取外し可能であ
り、使用する包装袋のサイズに合わせて異なるサイズの
ケースを取り付けられるようにしてある。
【0021】この包装袋ケース2は、枢支部10を境と
した作業台側の包装袋ケース部分200に上方への回転
モーメントが与えられるよう、枢支部10を包装袋ケー
ス長さ方向で略1:2の位置に設け、さらに、包装袋ケ
ース下方の機体部には、先端上面が包装袋ケース部分2
00下面に当接し、該ケース部分を上方に付勢する板バ
ネ材11が設けられている。なお、この実施例では、枢
支部10の位置による荷重配分と付勢手段(板バネ1
1)の両方により包装袋ケース部分200に上方への回
転モーメントを与えているが、場合によっては、荷重配
分のみ或いは付勢手段のみにより上記回転モーメントを
与えるようにしてもよい。
【0022】前記1対の包装袋係止部材6は、エア吹出
口3の両側位置にエア吹出口3に対して略対称に且つ包
装袋ケース方向に延出するようにして設けられている。
これら包装袋係止部材6は、図5に示すように先端に下
向きに鋭角的に突起した刃部60を有している。なお、
この包装袋係止部材6の配置数は本実施例のような1対
に限定されない。その他図面において、201は包装袋
ケース2を所定範囲以上に回動させないようにするため
のストッパであり、作業台下部の適当な部位に係合でき
ようようにしてある。また、50はダクト5内に設けら
れる整流板である。
【0023】なお、前記エア案内部7の構成は本実施例
の構造に限定されるものではなく、例えば、図7に示す
ようにエア吹出口3の中央下部にダクト内側方向に開口
した風箱12を設け、この風箱12の前面にエア吹出穴
9を設けた構造とする等、その構成は任意である。ま
た、図8に示すようにエア吹出口3の下部中央に、第2
のエア吹出口13とこれに連なる第2のダクト14を設
け、エア吹出口13からエアを略水平方向に吹き出すよ
うにしてもよい。また、包装袋ケース部分200に上方
への回転モーメントを与える付勢手段としては、例え
ば、枢支部10を挾んで包装袋ケース部分200と反対
側の包装袋ケース部分を下方に付勢(牽引)する付勢手
段(コイルスプリング等)を設けてもよい。
【0024】図9および図10は本発明の他の実施例を
示すもので、前記作業台1の一端側に、被包装物が通過
可能なゲート15を設けたものである。このゲート15
は両開き式の開放自在な1対の扉板16a,16bを備
えている。これら扉板16a,16bは支柱17に開放
可能に枢支され、常態においてスプリングの作用により
閉鎖状態に保持される。この扉板16a,16bは、被
包装物により押されることで開放された際に、包装袋の
両内側面に当たることで袋口を被包装物が装入され易い
形状に整えるとともに、被包装物の装入をガイドするも
のであり、包装袋の袋口内部に進入し易いようにするた
め、先端側が先細り状に構成してある。
【0025】また、ゲート15の上部には、袋押え板1
8がゲート外方に延出するようにして設けてある。この
袋押え板18はエアが吹き込まれて膨らんだ包装袋の上
部を押え、包装袋を被包装物が装入され易い形状に整え
る作用する。また、図11は袋押さえ板18にエア逃し
穴180を形成した実施例を示している。このようなエ
ア逃し穴180は、包装袋に吹き込まれた後、これから
出ようとするエアの一部を適度に逃す役目をし、これに
より包装袋を安定した形状に膨ませることができる。こ
のエア逃し穴180は、本実施例に限定されることなく
適宜な形状に設けることができる。
【0026】以下、上記実施例の袋詰め装置の使用方法
を説明する。包装袋ケース2には数十枚〜数百枚単位で
重ねられた包装袋B(リップ部のない通常の袋)が入れ
られる。包装袋ケース2の部分200は上方への回転モ
ーメントが与えられているため、1対の包装袋係止部材
6の刃部60は、図5に示すように重ねられた包装袋B
のうちの上側の1ないしは数個の包装袋をそれらの袋口
近傍で貫き、これによって包装袋Bを係止している。
【0027】エア吹出口3からエアが吹き出された状態
で、図6の(a)に示すように最上部の包装袋B1上に
指等を押し付け、袋の上側片xを反作業台方向に引く。
これにより包装袋係止部材6の刃部60によって上側片
xが袋口までスリット(図6(b)中、Lが刃部60で
スリットされた部分)され、包装袋の上側片xがフリー
の状態となる。このためエア吹出口3から包装袋ケース
方向に吹き出されているエアが包装袋内に吹き込まれて
包装袋を膨らませるが、この際、まず、図6(b)に示
すようにエア吹出穴9から略水平方向に吹き出したエア
が、包装袋B1の内部に入り込んでその上側片xを持ち
上げ、しかる後、図6(c)に示すように斜め上方に吹
き出すエアが袋内に吹き込まれるため、包装袋B1が円
滑且つ適切に膨らむ。この状態で作業台1上に置かれた
被包装物を包装袋ケース方向にスライドさせ、そのまま
包装袋B1に装入する。ここで、本発明装置では包装袋
係止部材先端の刃部60だけで包装袋を係止するため、
係止部材により拘束される袋口周方向の範囲を比較的小
さくすることができ、このためエアが吹き込まれた包装
袋B1は袋口が縦方向に十分に広がり、被包装物が装入
し易い。被包装物を装入後、包装袋B1を反作業台方向
に引くと、包装袋係止部材6の刃部60によって包装袋
1の下側片yも袋口までスリットされ、袋が装置から
切り離される。
【0028】袋詰め作業の進行にしたがってケース内の
袋の数は減少するが、包装袋ケース部分200は常に上
方への回転モーメントが与えられているため、袋が減少
するにしたがって上方に回動し、包装袋係止部材6の刃
部60は常に上側の1ないしは数個の包装袋をそれらの
袋口近傍で貫いた状態にある。このため、多数の被包装
物の包装を連続して行うことができる。
【0029】また、図9および図10に示す場合には、
作業台1上に置かれた被包装物を包装袋ケース方向にス
ライドさせ、ゲート15を通じて包装袋B1内に装入す
る。被包装物はゲート15を通過する際に扉板16a,
16bを押してこれを開放し、開放された両扉板16
a,16bはエア吹き込みによって膨らんだ包装袋B1
の両内側面に当たり、袋口を被包装物を装入し易い形状
に整えるとともに、被包装物の装入をガイドする。ま
た、この際袋押さえ板18が膨らんだ包装袋B1の上部
を押さえ、包装袋を被包装物の装入に適した形状に整え
る作用をする。
【0030】図12ないし図18は、本発明による袋詰
め機能付きパンスライサーの一実施例を示すもので、こ
のパンスライサーは、図12に示すように基台部19
と、その上部に互いに隣接して設けられるスライサー機
構部20および袋詰め機構部21とからなっている。前
記スライサー機構部20は、円盤状のカッタ22と、パ
ンを載置して前記カッタ方向(図12中の矢印方向)に
往復動するキャリッジ23と、該キャリッジ上に載置さ
れたパンの端部を当接させて切断厚を決める定板24と
からなり、このような構成は従来のパンスライサーと変
らない。
【0031】前記袋詰め機構部21は、切断後落下して
きたパンを整列させるための作業台1´と、この作業台
上でスライスパンを整列、搬送するバケット26と、こ
のバケットを保持して移動するバケットキャリッジ27
と、このバケットキャリッジをガイドするバケット移動
用ガイド35,350と、バケットキャリッジの移動方
向に沿って設けられるパン整列用ガイド36と、バケッ
ト移動用ガイド上を転動するようバケットに設けられる
ガイドローラ38と、バケットをバケット移動用ガイド
方向に付勢するスプリング32と、バケットキャリッジ
移動終端側となる作業台の一端側に設けられるゲート1
5と、バケットキャリッジ移動終端側となる作業台の一
端側に隣接して設けられる包装袋ケース2と、前記作業
台の一端側に開口したエア吹出口3と、このエア吹出口
にエアを供給する供給手段である送風機4およびダクト
5と、前記作業台の一端側に設けられる1対の包装袋係
止部材6とから構成されている。
【0032】前記作業台1´はカッタにより切断され落
下してきたスライスパンを受け、これを整列するための
台である。前記バケット26は切断されたスライスパン
を受け、これを袋詰め作業部(包装袋ケース等)方向に
搬送するためのもので、該バケット26は底板部260
と、背板部261と、スライサー機構部側の側板部26
2と、前記背板部261の背方に連設される連結部26
3とからなり、その前面および側板部262と対向する
側面が開放された形状を有している。また、前記側板部
262は、後述するゲートの扉板を開放するため、底板
部260よりもその進行方向前方、つまりゲート方向に
延出している。このバケット26は、下記するバケット
キャリッジに保持され、常態において前記作業台1´の
スライスパン落下領域に位置している。前記連結部26
3の上面には、後述するスプリングを係止するための係
止軸34が突設されている。
【0033】前記バケットキャリッジ27は、カッタ2
2と略並行に設けられた2本のガイド軸28に沿って移
動可能に設けられている。前記ガイド軸28は、支持フ
レーム39に支持されている。このバケットキャリッジ
27は、断面逆L字状の板体で構成され、その垂直板部
270に上下左右4つのガイドローラ29が取付けら
れ、このガイドローラ29を介して前記ガイド軸28に
沿って移動可能となっている。バケットキャリッジ27
を構成する水平板部271はバケット方向に延出し、こ
の水平板部271から垂下した保持軸31がバケット2
6を構成する連結部263に回転自在に連結されてい
る。バケットキャリッジ27は、この保持軸31により
バケット26をその連結部263を介して水平方向回動
可能に保持している。バケットキャリッジ27の水平板
部271の上面には、バケットキャリッジ27を手動に
て移動させるためのハンドル30が取付けられている。
また水平板部271の下面には、後述するスプリングを
係止するための係止軸33が突設されている。
【0034】前記バケット移動用ガイド35および35
0はバケットキャリッジ27の移動方向に沿って設けら
れており、このバケット移動用ガイド35、350は、
バケット26とバケットキャリッジ27との間に設けら
れたガイド板37と、このガイド板37の端部に連設さ
れた小ガイド板370とから構成されている。カッタ2
2と略対向位置にある前記小ガイド板370により形成
されるガイド部350は、図15に示すように反カッタ
方向に傾斜している。前記ガイドローラ38はバケット
26の連結部263の下面に設けられ、前記バケット移
動用ガイド35、350上を転動する。
【0035】前記スプリング32は前記連結部263を
バケット移動用ガイド方向に付勢するもので、該スプリ
ング32の各端部は、図15に示すように前記バケット
キャリッジの水平板部271に突設された係止軸33と
バケットキャリッジの連結部263に突設された係止軸
34にそれぞれ係止されている。前記パン整列用ガイド
36はバケットキャリッジ27の移動方向に沿って設け
られている。このパン整列用ガイド36は前記ガイド板
37により構成されている。つまり、本実施例ではガイ
ド板37はバケット移動用ガイド35とパン整列用ガイ
ド36の両方を兼ねている。
【0036】前記ゲート15は、バケットキャリッジ移
動終端側となる作業台1´の一端側においてバケット2
6が通過可能に設けられる。このゲート15は、両開き
式の開放自在な1対の扉板16a,16bを有してい
る。この扉板16a,16bは、支柱17に開放可能に
枢支され、常態においてスプリング(図示せず)の作用
により閉鎖状態にある。この扉板16a,16bは、開
放された際に包装袋の両内側面に当たることで袋口をパ
ンの進入に適した形状(矩形状)に整える作用をするも
のであり、包装袋の袋口内部に進入し易いようにするた
め、先端側が先細り状に構成されている。なお、18は
ゲート15の上部にゲート外方に延出するようにして設
けられる袋押え板であり、この袋押え板18はエアが吹
き込まれて膨らんだ包装袋の上部を押え、包装袋をパン
容入に適した形状に整える作用する。
【0037】なお、包装袋ケース2、エア吹出口3、送
風機4およびダクト5、包装袋係止部材6等の構成は図
1ないし図5に示す実施例と同様であるので、同一の符
号を付し、その説明は省略する。また、エア吹出口3
は、例えば図7或いは図8に示すような構造とすること
もできる。その他図面において、40はスライサー機構
部寄りの支柱17の近傍に設けられるガイドパネルであ
り、このガイドパネルはバケット内部のパンをゲート方
向にガイドする役目をする。なお、本実施例ではバケッ
ト移動用ガイド35にガイドされる被ガイド部材をロー
ラにより構成したが、これ以外にガイド面をスライドす
るシューを用いてもよい。また、バケット移動用ガイド
35とパン整列用ガイド36は別々の部材により構成し
てもよい。
【0038】また、図19および図20に示す実施例
は、ガイド部350の端部に、送風機4の作動をON、
OFFできるスイッチ41(マイクロスイッチ)を設け
たものである。このスイッチ41の作動レバー410は
バケットガイド用のガイドローラ38の移動端位置に延
出しており、バケット26が図12に示すようにスライ
スパンの落下領域位置にあるときは、そのガイドローラ
38が作動レバー410を押してスイッチ41をOFF
の状態とし、バケット26をゲート方向に移動させたと
き、ガイドローラ38が作動レバー410から離れてス
イッチ41をONの状態とし、送風機4を作動させるよ
うにしてある。これにより、袋詰めを行う時だけ送風機
4を作動させることができる。
【0039】次に、上記実施例のパンスライサーの作用
について説明する。スライスすべきパンをキャリッジ2
3の上に載置し、パンのスライスを開始する。スライサ
ー機構部20によるパンのスライスは従来のパンスライ
サーと同様であり、キャリッジ23にパンを載置し、パ
ンの端部を定板24に当接させてカッタ22方向に移動
させることによりパンを所定厚に順次スライスする。袋
詰め機構部21を構成するバケット26は、バケットキ
ャリッジ27をハンドル30で移動させることにより、
カッタ22の下方位置(スライスパン落下領域)とパン
の袋詰めを行うゲート15側との間を任意に移動でき
る。バケット26を構成する連結部263は、スプリン
グ32によりバケット移動用ガイド35方向に付勢され
ているため、バケット26は常にバケット移動用ガイド
35に沿って移動する。
【0040】ここで、包装袋Bの包装袋ケース2内での
係止状態、エアの吹き込み状況および袋詰めする際の包
装袋の操作等は図5、図6に関して述べた通りである。
パンをスライスしている間、バケット26はカッタ下方
位置(スライスパン落下領域)にある。図12および図
14に示すように、このバケット位置においてガイドロ
ーラ38を案内しているガイド部350は、反カッタ方
向に傾斜しているため、バケット26はその分だけ斜め
方向に後退した状態にあり、これによって、切断されて
落下してくるスライスパンCの受入れスペースを広くし
ている。落下してくるスライスパンCは、少なくともそ
の一部分がバケット26の底板部260に上載され、順
次積み重ねられる。
【0041】所定枚数のパンのスライスが終わると、ハ
ンドル30によりバケットキャリッジ27をゲート15
方向に移動させる。図19および図20に示す実施例で
は、この動作によりガイドローラ38がスイッチ41の
作動レバー410から離れることにより送風機4が作動
し、包装袋Bに対する空気の吹き込みが開始される。バ
ケット移動用ガイド35に案内されるガイドローラ38
は、傾斜したガイド部350から直線部に移行するた
め、バケット26はゲート15方向に移動しつつパン整
列用ガイド36方向に旋回し、その向きがパン整列用ガ
イド36と平行になる。これによりスライスパンCはそ
の一側がパン整列用ガイド36に拘束され、バケット2
6内に整列して積み重なった状態になる。
【0042】次いで、図17に示すようにバケット26
はゲート15の扉板16a,16bを押してこれを開放
(まず、側板部262が扉板16aを開放し、次いで、
底板部260またはスライスパンCが扉板16bを開放
する)し、開放された両扉板16a,16bは、内部へ
のエア吹き込みによって膨らんだ包装袋Bの両内側面に
当たり、袋口をパンの進入に適した矩形状に整える。図
18に示すようにバケットキャリッジ27をさらに進行
させると、バケット26はゲート15を通過して包装袋
Bの内部に進入する。バケット26内のスライスパンC
を手で押さえた状態でバケット26を後退させると、ス
ライスパンCだけが包装袋B内に残る。次いで、包装袋
Bを反作業台方向に引くことにより袋が装置から切り離
される。
【0043】図19および図20に示す実施例では、バ
ケット26を元位置に後退させた時点で、ガイドローラ
38がスイッチ41の作動レバー410に当って、スイ
ッチをOFFにし、送風機4からのエアの供給が停止す
る。なお、本発明装置は、必要に応じてエア吹出口3か
らのエア供給を停止した状態で使用できる。
【0044】
【発明の効果】以上述べた本発明の袋詰め装置によれ
ば、リップ部のない通常の包装袋を使用することがで
き、しかも、包装袋を被包装物が装入し易い状態に膨ら
ませることができるため、食品等をはじめとする各種物
品の袋詰めを低コストでしかも能率的に行うことができ
る。また、本発明のパンスライサーによれば、1つの装
置でパンのスライスとスライスされたパンの袋詰めを簡
単且つ迅速に行うことができ、しかも、リップ部のない
通常の包装袋を使用することができとともに、包装袋が
被包装物を装入し易い状態に膨らませることができるた
め、パンのスライスと袋詰めを低コストでしかも能率的
に行うことができる。また、装置も極めてコンパクトな
ものであるため、パンの店頭販売のように限られたスペ
ースでの使用に好適な装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の袋詰め装置の一実施例を示す平面図
【図2】図1に示す実施例の側面図
【図3】図1中のIII−III線に沿う断面図
【図4】図1に示す実施例の作業台一端側の斜視図
【図5】図1に示す実施例の包装袋係止部材の側面図
【図6】図1に示す実施例の使用方法を段階的に示す説
明図
【図7】本発明の袋詰め装置を構成するエア吹出口の他
の実施例を示す斜視図
【図8】本発明の袋詰め装置を構成するエア吹出口の他
の実施例を示す斜視図
【図9】本発明の袋詰め装置の他の実施例を示す平面図
【図10】図9に示す実施例の側面図
【図11】本発明の袋詰め装置を構成するゲートの他の
実施例を示す斜視図
【図12】本発明のパンスライサーの一実施例を示す平
面図
【図13】図12に示す実施例の袋詰め機構部の側面図
【図14】図12に示す実施例の袋詰め機構部の斜視図
【図15】図12に示す実施例のバケットとバケットキ
ャリッジとの連結構造部を示す斜視図
【図16】図12に示す実施例のバケットとバケットキ
ャリッジとの連結構造部を示す側面図
【図17】図12に示す実施例の袋詰め機構部におい
て、バケットがゲートの扉板を一部開放した状態を示す
斜視図
【図18】図12に示す実施例の袋詰め機構部におい
て、バケットが包装袋内に進入した状態を示す斜視図
【図19】本発明のパンスライサーを構成するバケット
とバケットキャリッジとの連結構造部および送風機作動
機構の他の実施例を示す斜視図
【図20】図19に示す実施例の送風機作動用のスイッ
チを示す平面図
【図21】従来の袋詰め装置に用いられている包装袋の
斜視図
【符号の説明】
1,1´…作業台、2…包装袋ケース、3…エア吹出
口、4…送風機、5…ダクト、6…包装袋係止部材、7
…エア案内部、8…整流板部、9…エア吹出穴、10…
枢支部、11…板バネ材、12…風箱、13…エア吹出
口、14…ダクト、15…ゲート、16a,16b…扉
体、18…袋押え板、19…基台部、20…スライサー
機構部、21…袋詰め機構部、22…カッタ、23…キ
ャリッジ、24…定板、26…バケット、27…バケッ
トキャリッジ、31…保持軸、32…スプリング、35
…バケット移動用ガイド、36…パン整列用ガイド、3
8…ガイドローラ、60…刃部、200…包装袋ケース
部分、260…底板部、261…背板部、262…側板
部、263…連結部、350…ガイド部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装物を置くための作業台と、該作業
    台の一端側に隣接して設けられる上面が開放した包装袋
    ケースと、前記作業台の一端側に開口し、包装袋ケース
    方向にエアを吹き出すエア吹出口と、該エア吹出口にエ
    アを供給する供給手段とを有し、前記包装袋ケースは前
    記作業台幅方向と平行な枢支部によりその長手方向中間
    部を介して回動可能に枢支されるとともに、該枢支部を
    境とした作業台側の包装袋ケース部分には、付勢手段ま
    たは/および前記枢支部を境とした荷重配分により上方
    への回転モーメントが与えられ、前記作業台の一端側に
    は、少なくとも1対の包装袋係止部材が、前記エア吹出
    口に対して略対称で且つ包装袋ケース方向に延出するよ
    うに設けられ、該各包装袋係止部材の先端には、下向き
    に鋭角的に突起した刃部が形成されている袋詰め装置。
  2. 【請求項2】 エア吹出口が斜め上方にエアを吹出する
    よう構成されるとともに、該エア吹出口の下部にエアの
    一部を略水平方向に吹出すためのエア案内部または第2
    のエア吹出口を設けた請求項1に記載の袋詰め装置。
  3. 【請求項3】 作業台の一端側に、被包装物が通過可能
    で且つ両開き式の開放自在な1対の扉板を備えたゲート
    を有する請求項1または2に記載の袋詰め装置。
  4. 【請求項4】 ゲートの上部に、ゲート外方に延出する
    袋押え板が設けられた請求項3に記載の袋詰め装置。
  5. 【請求項5】 基台部上にスライサー機構部と袋詰め機
    構部とが隣接して設けられ、前記スライサー機構部は、
    円盤状のカッタと、パンを載置して前記カッタ方向に往
    復動するキャリッジと、該キャリッジ上に載置されたパ
    ンの端部を当接させて切断厚を決める定板とからなり、
    前記袋詰め機構部は、切断後落下してきたスライスパン
    を整列させるための作業台と、底板部と背板部とスライ
    サー機構部側の側板部と前記背板部の背方に連設される
    連結部とからなり、常態において前記作業台上のスライ
    スパン落下領域に位置するバケットと、該バケットをそ
    の連結部を介して水平方向回動可能に保持し、前記カッ
    タと略平行に移動可能なバケットキャリッジと、該バケ
    ットキャリッジの移動方向に沿って設けられ、カッタと
    略対向位置にある一端側の部分が反カッタ方向に湾曲ま
    たは傾斜したバケット移動用ガイドと、バケットキャリ
    ッジの移動方向に沿って設けられるパン整列用ガイド
    と、前記連結部に設けられるローラまたはシューであっ
    て、前記バケット移動用ガイド上を転動またはスライド
    する被ガイド部材と、前記バケットキャリッジと連結部
    間に連結され、連結部をバケット移動用ガイド方向に付
    勢する付勢手段と、バケットキャリッジ移動終端側とな
    る作業台の一端側において前記バケットが通過可能に設
    けられるゲートであって、両開き式の開放自在な1対の
    扉板を有するゲートと、バケットキャリッジ移動終端側
    となる作業台の一端側に隣接して設けられる上面が開放
    した包装袋ケースと、前記作業台の一端側に開口し、包
    装袋ケース方向にエアを吹き出すエア吹出口と、該エア
    吹出口にエアを供給する供給手段とを有し、前記包装袋
    ケースは前記作業台幅方向と平行な枢支部によりその長
    手方向中間部を介して回動可能に枢支されるとともに、
    該枢支部を境とした作業台側の包装袋ケース部分には、
    付勢手段または/および前記枢支部を境とした荷重配分
    により上方への回転モーメントが与えられ、前記作業台
    の一端側には、少なくとも1対の包装袋係止部材が、前
    記エア吹出口に対して略対称で且つ包装袋ケース方向に
    延出するように設けられ、該各包装袋係止部材の先端に
    は、下向きに鋭角的に突起した刃部が形成されている袋
    詰め機構を有するパンスライサー。
  6. 【請求項6】 エア吹出口が斜め上方にエアを吹出する
    よう構成されるとともに、該エア吹出口の下部にエアの
    一部を略水平方向に吹出すためのエア案内部または第2
    のエア吹出口を設けた請求項5に記載の袋詰め機構を有
    するパンスライサー。
  7. 【請求項7】 ゲートの上部に、ゲート外方に延出する
    袋押え板が設けられた請求項5または6に記載の袋詰め
    機構を有するパンスライサー。
JP5471093A 1993-02-19 1993-02-19 袋詰め装置 Pending JPH06247422A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109878810A (zh) * 2019-04-09 2019-06-14 迈得医疗工业设备股份有限公司 装袋装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109878810A (zh) * 2019-04-09 2019-06-14 迈得医疗工业设备股份有限公司 装袋装置

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