JPH05318393A - 袋詰め機構を備えたパンスライサー - Google Patents

袋詰め機構を備えたパンスライサー

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JPH05318393A
JPH05318393A JP4200432A JP20043292A JPH05318393A JP H05318393 A JPH05318393 A JP H05318393A JP 4200432 A JP4200432 A JP 4200432A JP 20043292 A JP20043292 A JP 20043292A JP H05318393 A JPH05318393 A JP H05318393A
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JP
Japan
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bucket
bread
carriage
gate
guide
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JP4200432A
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English (en)
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Fuyuhira Tsuchikura
冬平 土倉
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HAKURA SEIKI KK
Original Assignee
HAKURA SEIKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一つの装置でパンのスライスとスライスされ
たパンの袋詰めを簡単に行うことができようにする。 【構成】 装置は、基台部上にスライサー機構部と袋詰
め機構部とが隣接して設けられ、このうちスライサー機
構部は、従来のパンスライサーと同様の構造を有する。
袋詰め機構部は、一側面および前面が開放し、バケット
移動用ガイドに沿って移動可能なバケットと、このバケ
ットの移動方向の前方に位置する扉板付きのゲートと、
ゲート前面に係止された包装袋内に空気を吹き込む空気
吹き込み手段とを有する。バケット移動用ガイドの作用
により、バケットはパンを受ける際には斜め方向に後退
し、ゲート方向に移動する過程でパン整列用ガイドと協
動ししてバケット内のパンを整列させる。バケットは、
ゲートを開放してその扉板を包装袋内側に当て、空気に
より膨らんだ包装袋内に進入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はスライスパンの袋詰め
機構を備えたパンスライサーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、店頭等においてパンスライサーが
用いられている。このパンスライサーは、円盤状のカッ
タと、このカッタ方向に手動または自動で往復動するキ
ャリッジを備え、パンを載置したキャリッジをカッタ方
向に移動させることにより、食パン等のスライスを行
う。スライスされたパンはカッタ下方の受台等に落下
し、順次積み重なる。このようにしてスライスされたパ
ンは、一般の店頭では手作業で袋詰めされる。また、ス
ライスされたパンを袋詰めする簡単な装置として、装置
に係止された包装袋内にエアを吹き込んで膨らませ、こ
の包装袋内にスライスパンを入れたバケットを送り込む
ことにより袋詰め作業を省力化した装置が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来、
店頭等におけるスライスパンの袋詰めは、ほとんどが手
作業で行われ、また、機械により袋詰め作業を省力化す
るためには、そのための専用機を別途用意する必要があ
り、設備コストや設置スペース等の面で問題があった。
本発明はこのような従来の問題に鑑み、一つの装置でパ
ンのスライスとスライスされたパンの袋詰めを簡単に行
うことができる袋詰め機構を備えたパンスライサーを提
供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明は以下のような構成を有する。装置は、
基台部上にスライサー機構部と袋詰め機構部とが隣接し
て設けられている。前記スライサー機構部は、従来のパ
ンスライサーと同様、円盤状のカッタと、パンを載置し
て前記カッタ方向に往復動するキャリッジと、該キャリ
ッジ上に載置されたパンの端部を当接させて切断厚を決
める定板とからなっている。
【0005】一方、前記袋詰め機構部は、切断後落下し
たパンを受ける平面状のスペースと、底板部と背板部と
スライサー機構部側の側板部と前記背板部の背方に連設
される連結部とからなり、常態において前記スペース上
に位置するバケットと、該バケットをその連結部を介し
て水平方向回動可能に保持し、前記カッタと略平行に移
動可能なバケットキャリッジと、該バケットキャリッジ
の移動方向に沿って設けられ、カッタと略対向位置にあ
る一端側の部分が反カッタ方向に湾曲または傾斜したバ
ケット移動用ガイドと、該バケットキャリッジの移動方
向に沿って設けられるパン整列用ガイドと、前記連結部
に設けられるローラまたはシューであって、前記バケッ
ト移動用ガイド上を転動またはスライドする被ガイド部
材と、前記バケットキャリッジと連結部間に連結され、
連結部をバケット移動用ガイド方向に付勢する付勢手段
と、バケット移動用ガイドの他端側において前記バケッ
トが通過可能に設けられるゲートであって、両開き式の
開放自在な1対の扉板を有するゲートと、該ゲート近傍
の基台部面に形成される空気吹き出し孔と、該空気吹き
出し孔に空気を供給するため基台部内に設けられる空気
供給装置と、前記空気吹き出し孔前面の基台部面上に包
装袋の端部を係止するための係止機構とを有している。
また、ゲートの上部には、ゲート外方に延出する袋押え
板を設けることができる。
【0006】
【作用】スライサー機構部によるパンのスライスは従来
のパンスライサーと同様であり、キャリッジにパンを載
置し、パンの端部を定板に当接させてカッタ方向に移動
させることにより、パンを所定厚に順次スライスする。
袋詰め機構部を構成するバケットは、バケットキャリッ
ジを手動等で移動させることにより、カッタの下方位置
(すなわち、切断後落下したパンを受ける平面状のスペ
ース)とパンの袋詰めを行うゲート側との間を任意に移
動できる。バケットを構成する連結部は、付勢手段によ
りバケット移動用ガイド方向に付勢されているため、バ
ケットは常にバケット移動用ガイドに沿って移動する。
包装袋は、その袋口部の片面側端部が係止機構によりゲ
ートの出口前面に係止され、その内部には空気吹き出し
孔から吹き出される空気が流入し、包装袋を膨らませて
いる。
【0007】パンをスライスしている間、バケットはカ
ッタ下方位置(切断後落下したパンを受ける平面状のス
ペース)にある。このバケット位置においてバケット側
(連結部)の被ガイド部材を案内しているガイド部分
は、反カッタ方向に湾曲または傾斜しているため、バケ
ットはその分だけ斜め方向に後退した状態にあり、これ
によって、切断されて落下してくるスライスパンの受入
れスペースを広くしている。落下してくるスライスパン
は、少なくともその一部分がバケットの底板部に上載さ
れ、順次積み重ねられる。
【0008】所定枚数のパンのスライスが終わると、バ
ケットキャリッジをゲート方向に移動させる。バケット
移動用ガイドに案内される被ガイド部材は、当該ガイド
の前記湾曲または傾斜部から直線部に移行するため、バ
ケットはゲート方向に移動しつつパン整列用ガイド方向
に旋回し、その向きがパン整列用ガイドと平行になる。
これによりスライスパンはその一側がパン整列用ガイド
に拘束され、バケット内に整列して積み重なった状態に
なる。バケットはゲートの扉板を押してこれを開放し、
開放された両扉板は内部への空気吹き込みによって膨ら
んだ包装袋の両内側面に当たり、袋口をパンの進入に適
した矩形状に整える。バケットキャリッジをさらに進行
させると、バケットはゲートを通過し、包装袋の内部に
進入する。バケット内のパンを手で押さえた状態でバケ
ットを後退させると、パンだけが包装袋内に残り、包装
袋を係止機構から取外すことでパンの袋詰めが完了す
る。
【0009】また、ゲートの上部に、ゲート外方に延出
する袋押え板が設けられた装置では、袋押さえ板が空気
の吹き込みによって膨らんだ包装袋の上部を押さえ、膨
らんだ包装袋をパンの容入に適した形状に整える作用を
する。
【0010】
【実施例】図1ないし図8は本発明装置の一実施例を示
すものである。本発明のパンスライサーは、図1に示す
ように基台部1と、その上部に互いに隣接して設けられ
るスライサー機構部2および袋詰め機構部3とからなっ
ている。前記スライサー機構部2は、円盤状のカッタ4
と、パンを載置して前記カッタ方向(図1中の矢印方
向)に往復動するキャリッジ5と、該キャリッジ上に載
置されたパンの端部を当接させて切断厚を決める定板6
とからなり、このような構成は従来のパンスライサーと
変らない。
【0011】前記袋詰め機構部2は、以下のような構成
を有している。7はカッタにより切断され落下したパン
を受ける平面状のスペースである。8はバケットであ
り、このバケット8は切断されたスライスパンを受入
れ、これを袋詰め作業部方向に搬送する役目をする。バ
ケット8は、底板部81と、背板部82と、スライサー
機構部側の側板部83と、前記背板部82の背方に連設
される連結部84とからなり、その前面および側板部8
3と対向する側面が開放された形状を有している。ま
た、前記側板部83は、後述するゲートの扉板を開放す
るため、底板部81よりもその進行方向前方、つまりゲ
ート方向に延出している。このバケット8は、下記する
バケットキャリッジに保持され、常態において前記スペ
ース7上に位置している。前記連絡部84の上面には、
後述するスプリングを係止するための係止軸16が突設
されている
【0012】9はバケットキャリッジであり、カッタ4
と略並行に設けられた2本のガイド軸10に沿って移動
可能に設けられている。前記ガイド軸10は、支持フレ
ーム28に支持されている。このバケットキャリッジ9
は、断面逆L字状の板体で構成され、その垂直板部91
に上下左右4つのガイドローラ11が取付けられ、この
ガイドローラ11を介して前記ガイド軸10に沿って移
動可能となっている。バケットキャリッジ9を構成する
水平板部92は、バケット方向に延出し、この水平板部
92から垂下した保持軸13がバケット8を構成する連
結部84に回転自在に連結されている。バケットキャリ
ッジ9は、この保持軸13によりバケット8をその連結
部84を介して水平方向回動可能に保持している。バケ
ットキャリッジ9の水平板部92の上面には、バケット
キャリッジ9を手動にて移動させるためのハンドル12
が取付けられている。また水平板部92の下面には、後
述するスプリングを係止するための係止軸15が突設さ
れている。
【0013】17および171はバケットキャリッジ9
の移動方向に沿って設けられるバケット移動用ガイドで
あり、このバケット移動用ガイド17、171は、バケ
ット8とバケットキャリッジ9との間に設けられたガイ
ド板19と、このガイド板19の端部に連設された小ガ
イド板191とから構成されている。カッタ4と略対向
位置にある前記小ガイド板191により形成されるガイ
ド部171は、図4に示すように反カッタ方向に傾斜し
ている。20はバケット8の連結部84の下面に設けら
れるガイドローラであり、このガイドローラ20は前記
バケット移動用ガイド17、171上を転動する。
【0014】14は前記連結部84をバケット移動用ガ
イド方向に付勢するスプリングであり、このスプリング
14の各端部は、図4に示すように前記バケットキャリ
ッジの水平板部92に突設された係止軸15とバケット
キャリッジの連結部84に突設された係止軸16にそれ
ぞれ係止されている。18はバケットキャリッジ9の移
動方向に沿って設けられるパン整列用ガイドであり、こ
のパン整列用ガイド18は前記ガイド板19により構成
されている。つまり、本実施例ではガイド板19はバケ
ット移動用ガイド17とパン整列用ガイド18の両方を
兼ねている。
【0015】21はバケット移動用ガイド17の他端側
においてバケット8が通過可能に設けられるゲートであ
り、このゲート21は、両開き式の開放自在な1対の扉
板23a,23bを有している。この扉板23a,23
bは、支柱22に開放可能に枢止され、常態においてス
プリングの作用により閉鎖状態にある。この扉板23
a,23bは、開放された際に包装袋の両内側面に当た
り袋口をパンの進入に適した形状(矩形状)に整える作
用をするものであり、包装袋の袋口内部に進入し易いよ
うにするため、先端側が先細り状に構成されている。
【0016】24はゲート21近傍の基台部面に形成さ
れる空気吹き出し孔であり、図2に示すようにこの空気
吹き出し孔24には、基台部1内に設けられた空気供給
装置25(送風機)からダクト30を通じて空気が供給
される。26は前記空気吹き出し孔24の前面の基台部
面上に包装袋の端部を係止するための係止金具である。
この係止金具26は、図6に示すように押え板部261
とこの押え板部の裏面に突設された1対の短軸262と
からなっており、この短軸262を基台部に設けられた
挿込み孔に挿し込み、押え板部261と基台部との間で
包装袋の端部を挾み込むことにより、包装袋を基台部面
上に係止する。
【0017】27はゲート21の上部にゲート外方に延
出するようにして設けられる袋押え板であり、この袋押
え板27は空気が吹き込まれて膨らんだ包装袋の上部を
押え、包装袋をパン容入に適した形状に整える作用す
る。
【0018】なお、その他図面において29はスライサ
ー機構部寄りの支柱22の近傍に設けられるガイドパネ
ルであり、このガイドパネルはバケット内部のパンをゲ
ート方向にガイドする役目をする。なお、本実施例では
バケット移動用ガイド17にガイドされる被ガイド部材
をローラにより構成したが、これ以外にガイド面をスラ
イドするシューを用いてもよい。また、バケット移動用
ガイド17とパン整列用ガイドは別々の部材により構成
してもよい。
【0019】図9ないし図12は、本発明の他の実施例
を示すものである。この実施例では、スペース7および
バケット8の底板部81上に落下したスライスパンのパ
ン屑が包装袋内に入り込まないようにするため、バケッ
ト8の底板部81とスペース7を構成する板部にそれぞ
れ多数の窓孔80、100が形成され、パン屑がこの窓
孔80、100を通じて基台部の内部に排出されるよう
に構成してある。
【0020】また、図11および図12に示すようにこ
の実施例ではガイド部171の端部に、空気供給装置2
5の作動をONO、OFFできるスイッチ30(マイク
ロスイッチ)が設けられている。このスイッチ30の作
動レバー300はバケットガイド用のガイドローラ20
の終端移動位置に延出しており、バケット8が図9に示
すようにカッタ下方位置にあるときは、そのガイドロー
ラ20が作動レバー300を押してスイッチ30をOF
Fの状態とし、バケット8をゲート方向に移動させたと
き、ガイドローラ20が作動レバー300から離れてス
イッチ30をONの状態とし、空気供給装置25を作動
させるようにしてある。これにより、袋詰めを行う時だ
け空気供給装置25を作動させることができる。
【0021】さらに、本実施例では袋押さえ板27の幅
方向複数箇所に空気逃し孔270が形成されている。こ
のような空気逃し孔270は、包装袋に吹き込まれた
後、これから出ようとする空気の一部を適度に逃す役目
をし、これにより包装袋を安定した形状に膨ませること
ができる。
【0022】次に、本発明装置の作用を実施例に示すも
のについて説明する。スライスすべきパンをキャリッジ
5の上に載置し、パンのスライスを開始する。 スライ
サー機構部2によるパンのスライスは従来のパンスライ
サーと同様であり、キャリッジ5にパンを載置し、パン
の端部を定板6に当接させてカッタ4方向に移動させる
ことによりパンを所定厚に順次スライスする。
【0023】袋詰め機構部3を構成するバケット8は、
バケットキャリッジ9をハンドル12で移動させること
により、カッタ4の下方位置(平面状のスペース7)と
パンの袋詰めを行うゲート21側との間を任意に移動で
きる。バケット8を構成する連結部84は、スプリング
14によりバケット移動用ガイド17方向に付勢されて
いるため、バケット8は常にバケット移動用ガイド17
に沿って移動する。
【0024】包装袋Aは、図13に示すようにその片面
側の袋口部に舌部aが形成され、この舌部aに1対の孔
bが形成され、さらに舌部aの端部には前記各孔bに通
じるスリットcが形成されている。このような包装袋A
は、例えば数十枚単位で重ねられ、図6に示すようにそ
の舌部aの1対の孔bに係止金具26の短軸262を通
し、この短軸262の先端を基台部1に設けられた差し
込み孔に差し込むことにより、その舌部aがゲート21
の出口前面に係止される。そして、このようにして係止
された最上部の包装袋Aの内部には、空気吹き出し孔2
4から吹き出される空気が流入し、包装袋Aを膨らませ
る。なお、図2に示すように袋押さえ板27が空気の吹
き込みによって膨らんだ包装袋Aの上部を押さえ、膨ら
んだ包装袋をパンの容入に適した形状に整える作用をす
る。
【0025】パンをスライスしている間、バケット8は
カッタ下方位置(平面状のスペース7)にある。図1お
よび図3に示すように、このバケット位置においてガイ
ドローラ20を案内しているガイド部171は、反カッ
タ方向に傾斜しているため、バケット8はその分だけ斜
め方向に後退した状態にあり、これによって、切断され
て落下してくるスライスパンBの受入れスペースを広く
している。落下してくるスライスパンBは、少なくとも
その一部分がバケット8の底板部8に上載され、順次積
み重ねられる。
【0026】所定枚数のパンのスライスが終わると、ハ
ンドル12によりバケットキャリッジ9をゲート21方
向に移動させる。図9ないし図12に示す実施例では、
この動作によりガイドローラ20がスイッチ30の作動
レバー300から離れることにより、空気供給装置25
が作動し、包装袋Aに対する空気の吹き込みが開始され
る。バケット移動用ガイド17に案内されるガイドロー
ラ20は、傾斜したガイド部170から直線部に移行す
るため、バケット8はゲート21方向に移動しつつパン
整列用ガイド18方向に旋回し、その向きがパン整列用
ガイド18と平行になる。これによりパンBはその一側
がパン整列用ガイド18に拘束され、バケット8内に整
列して積み重なった状態になる。
【0027】次いで、図7に示すようにバケット8はゲ
ート21の扉板23a,23bを押してこれを開放(ま
ず、側板部83が扉板23aを開放し、次いで、底板部
81またはスライスパンBが扉板23bを開放する)
し、開放された両扉板23a,23bは、内部への空気
吹き込みによって膨らんだ包装袋Aの両内側面に当た
り、袋口をパンの進入に適した矩形状に整える。図8に
示すようにバケットキャリッジ9をさらに進行させる
と、バケット8はゲート21を通過して包装袋Aの内部
に進入する。バケット8内のパンBを手で押さえた状態
でバケット8を後退させると、パンBだけが包装袋A内
に残る。包装袋Aを手前に引張ることにより、包装袋A
の舌部aをスリットcを介して係止金具26の短軸26
2から外し、パンの袋詰めが完了する。
【0028】図9ないし図12に示す実施例では、バケ
ット8を元位置に後退させた時点で、ガイドローラ20
がスイッチ30の作動レバー300に当って、スイッチ
をOFFにし、空気供給装置25からの空気の供給が停
止する。なお、本発明装置は、必要に応じて空気吹き出
し孔24からの空気供給を停止した状態で使用できる。
【0029】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、1つの装置
でパンのスライスとスライスされたパンの袋詰めを簡単
に行うことができ、また装置も極めてコンパクトなもの
であるため、パンの店頭販売のように限られたスペース
での使用に好適な装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図
【図2】図1に示す装置の袋詰め機構部の側面図
【図3】図1に示す装置の袋詰め機構部の斜視図
【図4】図1に示す装置のバケットとバケットキャリッ
ジとの連結構造を示す斜視図
【図5】図1に示す装置のバケットとバケットキャリッ
ジとの連結構造を示す側面図
【図6】図1に示す装置の空気吹き出し孔と包装袋の係
止部の断面図
【図7】図1に示す装置の袋詰め機構部において、バケ
ットがゲートの扉板を一部開放した状態を示す斜視図
【図8】図1に示す装置の袋詰め機構部において、バケ
ットが包装袋内に進入した状態を示す斜視図
【図9】本発明の他の実施例を示す平面図
【図10】図9に示す装置の袋詰め機構部の斜視図
【図11】図9に示す装置のバケットとキャリッジとの
連結構造及び空気供給装置作動用のスイッチの取付位置
を示す斜視図
【図12】図9に示す装置の空気供給装置作動用のスイ
ッチを示す平面図
【図13】本発明装置に用いられる包装袋の斜視図
【符号の説明】
1…基台部、2…スライサー機構部、3…袋詰め機構
部、4…カッタ、5…キャリッジ、6…定板、7…スペ
ース、8…バケット、9…バケットキャリッジ、13…
保持軸、14…スプリング、17…バケット移動用ガイ
ド、18…パン整列用ガイド、20…ガイドローラ、2
1…ゲート、23a,23b…扉板、24…空気吹き出
し孔、25…空気供給装置、26…係止金具、27…袋
押え板、81…底板部、82…背板部、83…底板部、
84…連結部、171…ガイド部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台部上にスライサー機構部と袋詰め機
    構部とが隣接して設けられ、前記スライサー機構部は、
    円盤状のカッタと、パンを載置して前記カッタ方向に往
    復動するキャリッジと、該キャリッジ上に載置されたパ
    ンの端部を当接させて切断厚を決める定板とからなり、
    前記袋詰め機構部は、切断後落下したパンを受ける平面
    状のスペースと、底板部と背板部とスライサー機構部側
    の側板部と前記背板部の背方に連設される連結部とから
    なり、常態において前記スペース上に位置するバケット
    と、該バケットをその連結部を介して水平方向回動可能
    に保持し、前記カッタと略平行に移動可能なバケットキ
    ャリッジと、該バケットキャリッジの移動方向に沿って
    設けられ、カッタと略対向位置にある一端側の部分が反
    カッタ方向に湾曲または傾斜したバケット移動用ガイド
    と、バケットキャリッジの移動方向に沿って設けられる
    パン整列用ガイドと、前記連結部に設けられるローラま
    たはシューであって、前記バケット移動用ガイド上を転
    動またはスライドする被ガイド部材と、前記バケットキ
    ャリッジと連結部間に連結され、連結部をバケット移動
    用ガイド方向に付勢する付勢手段と、バケット移動用ガ
    イドの他端側において前記バケットが通過可能に設けら
    れるゲートであって、両開き式の開放自在な1対の扉板
    を有するゲートと、該ゲート近傍の基台部面に形成され
    る空気吹き出し孔と、該空気吹き出し孔に空気を供給す
    るため基台部内に設けられる空気供給装置と、前記空気
    吹き出し孔前面の基台部面上に包装袋の端部を係止する
    ための係止機構とを有する袋詰め機構を備えたパンスラ
    イサー。
  2. 【請求項2】 ゲートの上部に、ゲート外方に延出する
    袋押え板が設けられた請求項1に記載の袋詰め機構を備
    えたパンスライサー。
JP4200432A 1992-03-27 1992-07-03 袋詰め機構を備えたパンスライサー Pending JPH05318393A (ja)

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JP10177792 1992-03-27
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1024088B1 (fr) * 2015-08-03 2017-11-13 Jac S.A. Machine à couper un pain avec une porte coulissante

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