JPH0624739A - 硫酸塩の分離方法 - Google Patents

硫酸塩の分離方法

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JPH0624739A
JPH0624739A JP3198315A JP19831591A JPH0624739A JP H0624739 A JPH0624739 A JP H0624739A JP 3198315 A JP3198315 A JP 3198315A JP 19831591 A JP19831591 A JP 19831591A JP H0624739 A JPH0624739 A JP H0624739A
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sodium
chlorate
liquid
mother liquor
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Raymond E Alford
レイモンド・エワート・アルフォード
Felix M Mok
フェリックス・マン・モック
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    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
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    • C25B1/00Electrolytic production of inorganic compounds or non-metals
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】水性液体に含まれる汚染クロム成分から硫酸塩
を硫酸塩化合物の結晶化により分離する。 【構成】pHを約2.0〜約6.5の範囲に調節し、さ
らに液体を冷却して硫酸塩が実質的に除去された溶液か
ら硫酸化合物を沈殿させることにより硫酸塩からクロム
成分を実質的に除去できるようにする。 【効果】重クロム酸から硫酸塩が効果的に分離され、塩
素酸塩の製造に特に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、水性液体に含まれる望まない
クロム成分不純物からのアルカリ金属硫酸塩の分離方法
に関する。より詳細には、本発明は、結晶塩素酸塩製造
で実質的にクロム酸塩を含まない硫酸ナトリウムの分離
に関する。
【0002】
【発明の背景】塩素酸ナトリウムは、塩化ナトリウムを
電気分解して塩素、水酸化ナトリウムおよび水素を製造
する塩化ナトリウムの電気分解により通常は製造され
る。塩素と水酸化ナトリウムは直ちに反応させて次亜塩
素酸ナトリウムを形成し、これを、pHと温度の制御し
た条件下で塩素酸塩と塩化物とに変換する。
【0003】電気分解システム内で、塩化ナトリウム
は、実際には、水と結合して塩素酸ナトリウムと水素ガ
スを形成する。電気分解は、陽極(貴金属または金属酸
化物被覆チタニウムであってよい)と陰極(鋼であって
よい)とを含む電解槽内で60〜90℃で典型的に起こ
る。
【0004】塩素酸ナトリウムのようなハレート(ha
late)の製造でのブラインの電気分解では、全体的
な効果を向上させる手段としてクロム酸塩(クロムV
I)を通常は重クロム酸塩の形で、典型的には重クロム
酸ナトリウムの形で電解液に加えることが通常行われて
いる。クロム酸塩は、陰極での電流効率の損失を防ぎ、
副反応を減少させ、ヒポハリト(hypohalit
e)のハレートへの変換たとえば次亜塩素酸塩の塩素酸
塩への変換を向上させる。クロム(VI)は、プロセス
で消費されることなく、金属ハレート/ブライン溶液と
共に出て行く。
【0005】関連したまたは専用の(dedicate
d)塩素酸塩消費プロセスに近接して位置させた塩素酸
塩製造プラントは、塩素酸塩を含む液体生成物をしばし
ば生じ得る。広い地域に分布した多くの顧客に供給する
商業塩素酸塩プラントは、典型的には塩素酸塩を結晶生
成物として製造する。このように、運賃を最小限とし、
液体中の残留クロムイオンの損失を除去する。
【0006】塩素酸ナトリウムへの電気分解用のブライ
ンを製造するために用いられる塩化ナトリウム塩は、通
常、不純物を含んでいて、不純物の性質および用いる製
造技術に依存して不純物は、本分野に精通した者によく
知られたプラント操作の問題をもたらし得る。これらの
不純物を制御する手段は、様々であり、それらをシステ
ムから他のプロセスまたは排水へと出してしまうか、不
溶性の塩に変換して沈殿させるか、または結晶化または
イオン交換処理をするようにする。陰イオン性の不純物
の制御は、陽イオン性の不純物の制御よりもより複雑な
問題を提起する。
【0007】硫酸イオンは、商業的な塩の一般的な成分
である。そのような塩を直接、または、ブラインの形で
用い、硫酸塩を除去する特別な段階を取らなければ、硫
酸塩は電気分解システムに入ることになる。硫酸イオン
は、電気分解システムの条件下でその本質を保ってい
て、蓄積し、何らかの方法で除去しないなら、システム
中で濃度が次第に増す。液体生成物を製造する塩素酸塩
プラントでは、硫酸イオンは生成物液体と共に出て行く
ことになる。結晶塩素酸塩だけを製造するプラントで
は、硫酸塩は、塩素酸塩の結晶化の後、母液中に残り、
槽へと再循環される。時間の経過と共に、硫酸イオンの
濃度が上がり電気分解に悪影響し、電解槽内での局所的
な沈殿による操作上の問題を起こす。
【0008】1987年10月27日付バーケルおよび
ワレン(Burkell andWarren)の米国
特許第4,702,805号は、結晶塩素酸塩プラント
での電解液の流れの中の硫酸塩の制御のための改良方法
を開示して硫酸塩が晶出するようにしている。米国特許
第4,702,805号にしたがう結晶塩素酸ナトリウ
ムの製造では、塩素酸ナトリウムを塩素酸ナトリウムに
富んだ液体から結晶させ、結晶を除去し、主に塩素酸ナ
トリウムおよび塩化ナトリウムと他の成分(硫酸イオン
および重クロム酸イオンを含んでいる)を含んでなる母
液を得る。母液の一部は、硫酸塩の一部を結晶化する温
度に冷却して塩素酸ナトリウムとの混合物となった硫酸
ナトリウムとする。結晶化した混合物を除去し得られる
使用済み母液を電解プロセスに再び循環させる。
【0009】米国特許第4,702,805号の方法に
従う典型的な商業的な液体から得られる硫酸塩と塩素酸
塩の結晶化した混合物は、結晶中のクロム成分の予期し
ない吸蔵に起因して黄色に変色し得ることが分かったの
である。変色は、分離させた混合物を、結晶化した硫酸
塩と塩素酸塩が不溶である液体で洗浄することによって
は排除できない。このことは、米国特許第4,702,
805号に教示されるような方法には限度があることを
示す。そのような硫酸塩生成物中のクロムの存在はこの
生成物の後での使用に有害であり得ることが認識されよ
う。
【0010】塩素酸塩の製造で用いられる重クロム酸塩
は、高価な化学薬品であり、塩素酸塩含有液体からの重
クロム酸塩の除去のための方法が開発されているが、硫
酸塩の除去に先立つ液体からの重クロム酸塩のそのよう
な除去方法は、電解プロセスの全体的な操作にとって経
済的でも効率的でもない。マロネイおよびカーバウ(M
aloney and Carbaugh)の米国特許
第4,636,376号は、有意的な量のクロム酸塩の
同時除去を伴わないクロム酸塩含有塩素酸ナトリウム水
性液体からの硫酸塩の除去を開示している。pH範囲約
2.0〜約6.0を有するクロム酸および硫酸塩含有塩
素酸塩液体を、約40℃〜95℃の温度で2〜24時
間、カルシウム含有物質で処理して硫酸塩含有沈殿を形
成させる。沈殿は、主にグラウバー石Na2 Ca(SO
4 2である。
【0011】
【発明の概要】驚くべきことに我々は、硫酸ナトリウム
の結晶が、硫酸塩およびクロム酸塩(クロムVI)さら
に好ましくはハレートを含有する水性液体から実質的に
クロム酸塩(クロムVI)を含まないで得られることを
見いだしたのである。本発明の目的は、クロム酸種を含
む硫酸塩水性液体からのクロム酸塩(クロムVI)化合
物から硫酸塩を実質的に分離することである。
【0012】本発明のもう1つの目的は、クロムVI含
有硫酸塩水性液体から得られる硫酸塩結晶のクロムVI
汚染すなわち変色を実質的に減ずることである。本発明
のもう1つの目的は、塩素酸ナトリウムと混合した硫酸
ナトリウム(この混合物は、塩素酸ナトリウム製造の電
気分解法で生じた液体から分離されたものである)のク
ロム(VI)汚染を実質的に減ずることである。したが
って、本発明は、水性液体に含まれたアルカリ金属硫酸
塩を該液体に溶存したクロム種から分離する改良方法で
あり、該クロム種が、約7より大きいpHでの該液体か
らの該硫酸塩の沈殿に際して該アルカリ金属硫酸塩によ
り吸蔵される種であると定義されるものであり、該改良
方法が、該水性液体のpHを約2.0〜約6.5の範囲
の値に調節する段階、該液体を冷却して該クロム種を実
質的に含まない沈殿した硫酸塩を含んでなる水性スラリ
ーを与えるのに十分な温度にする段階および該沈殿した
硫酸塩を除去する段階を含む改良方法を提供する。
【0013】固体粒子は、結晶の形でよく、この場合、
該液体の冷却段階は、結晶化工程であると考えてよい。
固体粒子が非晶質であるなら、冷却段階は、沈殿工程で
あると考えてよい。アルカリ金属硫酸塩は、好ましくは
硫酸ナトリウムである。クロム種は、硫酸塩を含むもの
と同じ液体に溶けていて、約7よりも大きいpHで液体
から晶出または沈殿するとき硫酸塩に吸蔵される種であ
ってよく;この種は、約2.0〜約6.5の範囲の液体
のpHでの液体からの硫酸塩化合物の結晶化または沈殿
に際して該液体に溶存したままでいる。水性液体中のク
ロム種は、pH調節した液体から結晶化するまたは沈殿
する固体粒子の一部として求められるものではない。本
質的にすべてのクロムが液体中に溶存したままでいるこ
とが大いに望まれる。本発明の方法では、固体粒子の汚
染が、実質的に減ぜられる。液体に含まれる化合物、成
分、種などに関して本明細書で用いられる用語『含まれ
る』は、用語『溶存してる』をも包含するが限定をする
ものではない。
【0014】本発明の好ましい特徴では、金属のハレー
トまたはパーハレートが、水性液体に追加的に含まれ
る。この特徴の一部として、形成する固体粒子は、該ハ
レートまたはパーハレートをさらに含み得る。アルカリ
金属塩素酸塩は好ましくは塩素酸ナトリウムである。し
たがって、結晶化または沈殿に際する金属硫酸塩は、硫
酸塩化合物と共結晶化するまたは共沈する液体中に溶存
した塩素酸塩との混合物であってもよい。本発明のもう
1つの好ましい特徴では、水性液体は、電解槽中での塩
化物の電解で得られる塩素酸塩、硫酸塩およびクロム種
を含んでいる。好ましくは、水性液体は、電解槽で塩化
物の電解により得られた塩素酸塩に富んだ液体から塩素
酸塩の一部を除去して得た母液である。好ましくは、該
塩素酸塩は、塩素酸ナトリウムであり、該硫酸塩化合物
は、硫酸ナトリウムであり、該クロム種は、クロム(V
I)たとえばクロム酸塩である。液体からの固体粒子の
除去は、液体から固体を除去する慣用の手段すなわち固
体を集める濾過、沈降後のデカンテーション、または遠
心分離とデカンテーションを含む慣用の手段を用いて達
成され得る。
【0015】
【発明の説明】本発明の方法の実施では、液体のpH
は、約2.0〜約6.5、好ましくは約3.0〜約5.
5の範囲で選択される値に調節され、液体は、約5℃〜
約−5℃の範囲で選択される温度に好ましくは冷却され
る。液体のpHは、十分で適当な無機酸の添加により所
望のpHに調節できる。得られる液体のpHを所望の範
囲に制御でき、液体中に依存する金属塩素酸塩および6
価クロムに対して還元剤として動かない無機酸が本発明
の方法に用いられ得る。適当な無機酸は、塩酸、硫酸お
よび硝酸である。添加用の酸は、通常、水溶性として約
5重量%〜75重量%の範囲の無機酸を含む濃度であ
る。
【0016】前記したように、本発明の目的は、アルカ
リ金属硫酸塩のクロムイオン汚染を実質的に減ずるこ
と、さらに詳しくは、塩素酸塩製造の電解プロセスで生
じた塩素酸塩含有水性液体から分離した硫酸ナトリウム
のクロム(VI)汚染を実質的に減ずることである。こ
のようにして、重クロム酸塩のようなクロム(VI)の
吸蔵に起因する分離した硫酸塩化合物の黄色変色が実質
的に減じられる。分離した硫酸塩のクロム汚染特に重ク
ロム酸塩汚染の完全な除去が、望ましいが、そのこと
は、本発明の方法から利益を得ることには本質的ではな
いことが理解できよう。
【0017】本発明の方法は、システムの硫酸塩濃度が
制御される米国特許第4,702,805号に開示され
た塩素酸ナトリウム製造の改良方法との関連で特に有用
である。したがって、本発明のもう1つの態様によれ
ば、電気分解法での塩化ナトリウムの電気分解で結晶塩
素酸ナトリウムを製造する改良連続方法において、 (a) 硫酸塩で汚染された塩化ナトリウムと水とを、該塩
化ナトリウムを塩素と水酸化ナトリウムとに電気分解す
るクロム種を含んでいる反応帯域に送り、該塩素と水酸
化ナトリウムとを反応させて、後に反応して富塩素酸ナ
トリウム液体を生ずる次亜塩素酸ナトリウムを形成させ
る段階; (b) 該富塩素酸ナトリウム液体を冷却して該塩素酸ナト
リウムの一部を晶出させて塩素酸ナトリウムの結晶およ
び塩素酸ナトリウムと、塩化ナトリウムと、クロム種
と、硫酸塩とを含んでいる母液を生じさせる段階; (c) 塩素酸ナトリウムの該結晶を除去する段階; (d) 該母液の主要部分を該反応帯域に再循環させる段
階; (e) 該母液の主要部分から該硫酸塩の一部分を硫酸ナト
リウムとして該塩素酸ナトリウムとの混合物の形で結晶
化することと、該クロム種を含む使用済みの母液の冷飽
和溶液の生成とを行う温度に該母液の主要部分を冷却す
る段階; (f) 該使用済み母液から該結晶化した混合物を除去する
段階; (g) 使用済み母液を該反応帯域に再循環させる段階 を含んでいて、該母液の該主要部分の量は、該反応帯域
の硫酸塩濃度が、あらかじめ定めたレベルに実質的に一
定に保持されるように選択され;さらに冷却するのに先
立って、該母液の該主要部分のpHを約2.0〜約6.
5の範囲に調節し、該冷却が該クロム種を実質的に含ま
ない該硫酸塩の一部の沈殿をさせるようになることを特
徴とする電気分解法での塩化ナトリウムの電気分解で結
晶塩素酸ナトリウムを製造する改良連続方法が提供され
る。
【0018】前記したような塩化ナトリウムの電気分解
による結晶塩素酸ナトリウムの製造方法では、該方法
は、カルシウム含有物質が該母液にさらに含まれてい
て、該結晶化した硫酸塩がグラウバー石を実質的に含ま
ない方法を提供する。以下の実施例は本発明を限定する
ものではない本発明のより良い理解を目的とした本発明
の好ましい具体例である。
【0019】
【実施例】塩素酸ナトリウム(30.9%)、塩化ナト
リウム(12.5%)、硫酸ナトリウム十水塩(3.9
%)および重クロム酸ナトリウム二水塩(0.5%)を
含む水溶液(I)をつくった。塩素酸ナトリウム(4
0.0%)と水(60.0)とを含む第2の水溶液(I
I)をつくった。百分率は重量になる。溶液(I)の試
料をとり、そのpHを塩酸で4に調節した。溶液を、冷
蔵浴に入れた攪拌容器に入れて−10℃に冷却した。冷
却期間中に種結晶の塩素酸ナトリウム(0.05%)お
よび硫酸ナトリウム(0.05)を加えた。得られた結
晶スラリーを濾過し、溶液(II)で洗浄し、再濾過し
てから再洗浄した。回収した結晶の試料は、洗浄後、白
色であった。フイルターケーキの試料は、各洗浄後、分
析した。得られた結果を、ここに記載したような結晶化
手順での比較データと共に表1に示してある:比較デー
タは、工業的晶出装置に供給する液体に典型的な値であ
るpH7およびpH10に溶液をする水酸化ナトリウム
塩基を用いて行った。
【0020】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レイモンド・エワート・アルフォード カナダ国 ブリティッシュ・コロンビア、 ウエスト・バンクーバー、サウスバラ・ド ライヴ 335 (72)発明者 フェリックス・マン・モック カナダ国 ブリティッシュ・コロンビア、 バンクーバー、プリンス・エドワード・ス トリート 4399

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性液体に含まれたアルカリ金属硫酸塩
    を該液体に溶存したクロム種から分離する改良方法であ
    り、該クロム種が、約7より大きいpHでの該液体から
    の該硫酸塩の沈殿に際して該アルカリ金属硫酸塩により
    吸蔵される種であると定義されるものであり、該改良方
    法が、該水性液体のpHを約2.0〜約6.5の範囲の
    値に調節する段階、該液体を冷却して該クロム種を実質
    的に含まない沈殿した硫酸塩を含んでなる水性スラリー
    を与えるのに十分な温度にする段階および該沈殿した硫
    酸塩を除去する段階を含むことを特徴とする改良方法。
  2. 【請求項2】 該水性液体が、さらにハレートまたはパ
    ーハレートを含んでいることを特徴とする請求項1の方
    法。
  3. 【請求項3】 アルカリ金属塩素酸塩が、該水性液体に
    さらに含まれていることを特徴とする請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 該沈殿した硫酸塩が、さらにアルカリ金
    属塩素酸塩を含んでいることを特徴とする請求項1の方
    法。
  5. 【請求項5】 該水性液体が、電解槽中での塩化物の電
    気分解により得られることを特徴とする請求項1の方
    法。
  6. 【請求項6】 該塩素酸塩が、塩素酸ナトリウムである
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかの方法。
  7. 【請求項7】 該硫酸塩が、硫酸ナトリウムであること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかの方法。
  8. 【請求項8】 電気分解法での塩化ナトリウムの電気分
    解で結晶塩素酸ナトリウムを製造する改良連続方法にお
    いて、 (a) 硫酸塩で汚染された塩化ナトリウムと水とを、該塩
    化ナトリウムを塩素と水酸化ナトリウムとに電気分解す
    るクロム種を含んでいる反応帯域に送り、該塩素と水酸
    化ナトリウムとを反応させて、後に反応して富塩素酸ナ
    トリウム液体を生ずる次亜鉛素酸ナトリウムを形成させ
    る段階; (b) 該富塩素酸ナトリウム液体を冷却して該塩素酸ナト
    リウムの一部を晶出させて塩素酸ナトリウムの結晶およ
    び塩素酸ナトリウムと、塩化ナトリウムと、クロムと、
    硫酸塩とを含んでいる母液を生じさせる段階; (c) 塩素酸ナトリウムの該結晶を除去する段階; (d) 該母液の主要部分を該反応帯域に再循環させる段
    階; (e) 該母液の主要部分から該硫酸塩の一部分を硫酸ナト
    リウムとして該塩素酸ナトリウムとの混合物の形で結晶
    化することと、該クロム種を含む使用済みの母液の冷飽
    和溶液の生成とを行う温度に該母液の主要部分を冷却す
    る段階; (f) 該使用済み母液から該結晶化した混合物を除去する
    段階; (g) 使用済み母液を該反応帯域に再循環させる段階を含
    んでいて、 該母液の該主要部分の量は、該反応帯域の硫酸塩濃度
    が、あらかじめ定めたレベルに実質的に一定に保持され
    るように選択され;さらに冷却するのに先立って、該母
    液の該主要部分のpHを約2.0〜約6.5の範囲に調
    節し、該冷却が該クロム種を実質的に含まない該硫酸塩
    の一部の沈殿をさせるようになることを特徴とする電気
    分解法での塩化ナトリウムの電気分解で結晶塩素酸ナト
    リウムを製造する改良連続方法。
  9. 【請求項9】 該クロム種が、クロム(VI)であるこ
    とを特徴とする請求項1の方法。
  10. 【請求項10】 カルシウム含有物質が、該母液にさら
    に含まれているものであり、該結晶化した硫酸塩が、本
    質的にグラウバー石を含まないことを特徴とする請求項
    8または9の方法。
JP3198315A 1990-07-16 1991-07-15 硫酸塩の分離方法 Pending JPH0624739A (ja)

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US07/552620 1990-07-16
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