JPH06246987A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH06246987A
JPH06246987A JP4010793A JP4010793A JPH06246987A JP H06246987 A JPH06246987 A JP H06246987A JP 4010793 A JP4010793 A JP 4010793A JP 4010793 A JP4010793 A JP 4010793A JP H06246987 A JPH06246987 A JP H06246987A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上位の処理装置から供給された大量の印刷デ
ータを連続供給される長尺用紙上に印刷して、長尺用紙
を印刷データの単位ごとに自動的に切断する印刷装置に
関し、印刷装置が停止状態となった場合に、緊急停止の
直前に切断が実行されたか否かを操作者自らが判断する
必要がなく、切断が実行されていない場合でも、操作者
自らが切断部を手動操作して切断を実行させる必要がな
い印刷装置を提供することを目的としている。 【構成】 異常事態が発生した場合に、少なくとも切断
手段12の自動制御された動作を中断させる割込み手段
13と、割込み手段13の実行後に、操作者の指令を待
って、少なくとも切断手段12を自動制御が再開可能な
機構状態にまで復帰させ、かつ、そのとき切断手段12
の動作が完了していなければ、切断手段12に新たな切
断を実行させるリセット手段14と、を有する構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上位の処理装置から供
給された大量の印刷データを連続供給される長尺用紙上
に印刷して、長尺用紙を印刷データの単位ごとに自動的
に切断する印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大型コンピュータの専用出力装置や、ネ
ットワーク化された多数の小型処理装置の共通出力装置
として、種々の高速印刷システムが実用化されている。
このような高速印刷システムでは、通常、上位の装置か
ら刻々と出力されるそれぞれ独立した単位印刷データを
中央記憶装置にまとめて蓄積可能であって、中央記憶装
置から印刷装置の記憶部(バッファ)に一単位の印刷デ
ータを呼び出して単位ごとに印刷を実行する。
【0003】このような印刷装置の例では、上流側か
ら、印刷部、切断部、仕分け部が順に配置される(図2
参照)。印刷部は、折り畳まれて(または巻き取られ
て)数1000mにも達する長尺用紙を順繰りに取り込
んで、長尺用紙の片面上に帯状かつ連続的に印刷を実行
する。印刷部は、印刷部から出力された印刷済みの長尺
用紙を印刷データの単位(ジョブ単位)ごとに切断す
る。仕分け部は、切断済みの長尺用紙を折り畳み、印刷
データの単位ごとに分離した状態で自動的に仕分けす
る。
【0004】このような印刷装置の例では、短時間のう
ちに多数の単位の印刷データが集中的に印刷出力された
場合でも、その1単位づつは容易に識別され、多数の単
位の印刷データの中から所要の単位を速やかに取り出し
得る。
【0005】高速印刷可能な印刷部の例は、LBP(La
ser Beam Printer)である。LBPでは、高速回転する
感光ドラムがその1回転ごとに連続的な製版と印刷を繰
り返し実行する。すなわち、(1) 一様帯電させた感光ド
ラム表面で軸方向にレーザービームを走査してドット化
されたイメージの潜像を形成し、(2) 潜像上にトナーを
塗布して静電吸着させて現像し、(3) 現像されたトナー
イメージを供給された連続用紙の表面に転写し、(4) 転
写後の感光ドラム表面をクリーニングして残余のトナー
イメージを除去し、その後、感光ドラム表面を再度一様
帯電させる。
【0006】また、切断部の例は、ロータリーカッター
を備えたジョブカッターである。ジョブカッターは、ド
ラムの軸方向に形成した刃物を連続供給される長尺用紙
に押し付けて切断し、前後に分離する。そして、仕分け
部の例は、折り畳まれた連続用紙を単位ごとに90度回
転させて交互に積み重ねるターンテーブルである。
【0007】このような印刷装置の例では、印刷部、切
断部、仕分け部は、処理容量、印刷用途、設置場所等に
適合させて、自由に選択して組み合わせ可能な単独の装
置ユニットとして提供される。それぞれの装置ユニット
は、それぞれ独立したマイコン制御部を有し、それぞれ
の装置ユニットは、単独でも機構を作動させてそれぞれ
の機能を発揮し得る。
【0008】しかし、印刷部、切断部、仕分け部の装置
ユニットを組み合わせて印刷装置を構成した場合には、
それぞれの制御部は、通信ケーブルで連絡されて相互に
情報を交換し合い、それぞれの装置ユニットは、相互に
密接に連繋した動作を実行して長尺用紙の連続的な流れ
状態を円滑に保つ。
【0009】すなわち、上流側から下流側に向かって言
えば、切断部は、印刷部が指定した切断位置で長尺用紙
を切断し、仕分け部は、切断部が切断を完了するごと
に、単位の印刷物を切断部から取り出す。また、逆に下
流側から上流側に向かって言えば、仕分け部は、自身が
印刷物を受け取り可能になるまで、切断部からの印刷物
の受け渡しを待たせ、仕分け部の作業が停滞した場合
や、切断部が長尺用紙の取り込みに支障をきたした場合
には、印刷部の印刷を即刻に中断させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の印刷装置の例で
は、印刷部、切断部、仕分け部が密接に連繋して自動制
御を実行しており、下流側で長尺用紙の流れが支障をき
たした場合には、上流側の動作を自動的に停止して、下
流側の機構に対する長尺用紙の供給をその時点で中止さ
せる。そして、自己診断表示や警報を通じて、操作者に
異常発生を直ちに通知する。
【0011】このような異常発生(事故)の例として
は、(1) 印刷部、切断部等における長尺用紙の紙詰まり
(ジャム)や破損、(2) 仕分け部、切断部等における機
構の誤動作、(3) 印刷物の停滞や渋滞、(4) 操作者が途
中で印刷物を取り出す等、印刷中の操作者の不注意や危
険行動を掲げることができる。
【0012】このとき、印刷部、切断部、仕分け部の全
部の装置ユニットの動作が停止された状態で印刷装置の
制御は操作者に委ねられ、操作者は、自己診断表示等を
参照して事故の原因を取り除き、必要ならばそれぞれの
装置ユニットで手動操作を実施し、その後、それぞれの
装置ユニットで機構を原点復帰(リセット)して、自動
制御による印刷シーケンスの再開のスタートを指令す
る。
【0013】ところで、上述のような印刷装置における
停止原因を検討した結果、切断部の装置ユニットにおけ
る切断動作の緊急停止が起因している場合が大きな割合
を占めることが判明した。
【0014】そして、切断部における切断動作の緊急停
止では、操作者は、事故の原因を取り除く過程でいくつ
かの煩雑な操作を要求される。すなわち、(1) 緊急停止
の直前に切断が実行されたか否かを判断し、(2) 実行さ
れていなければ、切断部を手動操作(マニュアルカッ
ト)して切断を実行させる。
【0015】このとき、操作者が切断済みと誤判断し
て、マニュアルカットを実行せずに自動制御に復帰させ
ると、前後の2つの印刷物が連続したまま、一体として
仕分け部に出力されてしまい、片方の印刷物が行方不明
になる可能性がある。また、操作者が未切断と誤判断し
て、余計なマニュアルカットを実行すると、1つの印刷
物が2以上に分割されてしまい、印刷物の利用が不可能
になったり、下流側の仕分け部で新たな事故(仕分け先
の識別不能)を発生する可能性もある。
【0016】本発明は、印刷装置が停止状態となった場
合に、緊急停止の直前に切断が実行されたか否かを操作
者自らが判断する必要がなく、切断が実行されていない
場合でも、操作者自らが切断部を手動操作して切断を実
行させる必要がない印刷装置を提供することを目的とし
ている。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1の印刷
装置の基本的な構成の説明図である。図1において、請
求項1の印刷装置は、蓄積された単位の印刷データを、
連続供給される長尺用紙上に印刷する印刷手段11と、
該印刷手段11から出力された印刷済み長尺用紙を導入
して、前記印刷データの単位ごとに切断する切断手段1
2と、を有する印刷装置において、異常事態が発生した
場合に、少なくとも前記切断手段12の自動制御された
動作を中断させる割込み手段13と、該割込み手段13
の実行後に、操作者の指令を待って、少なくとも前記切
断手段12を自動制御が再開可能な機構状態にまで復帰
させ、かつ、そのとき前記切断手段12の動作が完了し
ていなければ、前記切断手段12に新たな切断を実行さ
せるリセット手段14と、を有するものである。
【0018】請求項2の印刷装置は、蓄積された単位の
印刷データを、連続供給される長尺用紙上に印刷する印
刷手段と、該印刷手段から出力された印刷済み長尺用紙
を導入して、前記印刷データの単位ごとに切断する切断
手段と、該切断手段から出力された切断済み長尺用紙を
受け取って、前記印刷データの単位ごとに分別する仕分
け手段と、を有する印刷装置において、異常事態が発生
した場合に、少なくとも前記切断手段の自動制御された
動作を中断させる割込み手段と、該割込み手段の実行後
に、操作者の指令を待って、少なくとも前記切断手段を
自動制御が再開可能な機構状態にまで復帰させ、かつ、
前記印刷手段から導入された長尺用紙が前記仕分け手段
に受け渡し完了、もしくは受け渡し可能でなければ、前
記切断手段に新たな切断を実行させるリセット手段と、
を有するものである。
【0019】
【作用】本発明の印刷装置では、切断動作の完了/未完
了に関する制御装置の記憶情報を利用して、切断手段の
機構をリセットする際に、切断動作の完了/未完了を自
動的に判断し、未完了の場合には切断を自動的に実行す
る。従って、少なくとも切断動作の完了/未完了の判断
と、未完了の場合の切断に関して、操作者が開放され
る。
【0020】図1において、請求項1の印刷装置では、
異常発生時の切断動作の完了/未完了に関する切断部の
動作シーケンスを部分的に取り出して利用し、切断が行
われるべくして切断が未完了の場合には、切断部の機構
のリセットに引き続き、そのままの位置で切断を実行さ
せる。
【0021】印刷手段11は、折り畳んで積み重ねた長
尺用紙、または、ロール状に巻き取った長尺用紙の片面
または両面に高速印刷を実行するとともに、長尺用紙上
の単位の印刷データの印刷の始点と終点、あるいは、そ
の前後の区切りの良い位置を切断手段12に切断すべき
位置として連絡する。具体的には、例えば、先行する印
刷データの印刷が終了したら、直ちに後行の印刷データ
の印刷を開始し、印刷位置から切断位置までの長尺用紙
の送り距離だけ印刷が完了した時点で切断手段12を作
動させる。
【0022】印刷手段11は、従来例で説明したLBP
には限定されず、LEDプリンタ、インクジェットプリ
ンタ、書換え可能な複数の版を交互に使用するオフセッ
ト印刷機等で置き換えてもよい。
【0023】切断手段12は、(1) ドラムの軸方向に形
成した刃物を連続供給される長尺用紙に押し付けて切断
するロータリーカッターや、(2) 長尺用紙の所定長さご
とに形成されたミシン目を送り方向の前後方向に付勢し
て分離する付勢ゴムローラ等で構成され、長尺用紙を印
刷データの単位ごとに切断する。
【0024】一方、割込み手段13は、自動制御下の印
刷装置内で長尺用紙の流れが支障をきたした場合に、直
ちに少なくとも上流側の機構、その後は印刷装置の全体
の機構の動作を自動的に停止させ、操作者に異常発生を
通知する。
【0025】そして、リセット手段14は、割込み手段
13が機能して、印刷装置の全体の機構の制御が操作者
に委ねられ、操作者の判断と手動操作等を通じて、異常
の原因が除去された後に、操作者によって動作指令(ス
イッチ操作)される。
【0026】リセット手段14は、切断手段12におい
て異常発生時のままに維持されたシーケンス状態を識別
し、(1) 切断の指令が出ているにもかかわらず、(2) 機
構による切断が完了していない場合には、切断手段12
の機構を動作させて、直ちに切断を完了させる。
【0027】ここで、未完了の切断を機構の原点復帰に
連繋して実行する理由は、機構の原点復帰(リセット)
が自動制御の再開に先立って操作者により行われ、機構
の原点復帰が操作者により指令される際には、異常の原
因は既に除去され、操作者は原点復帰動作に巻き込まれ
ない安全な位置(リセットボタン位置)にいて、リセッ
ト操作後の印刷装置の動作に対して責任を持ち得るから
である。
【0028】請求項2の印刷装置では、異常事態が発生
した時点で、切断手段が完全に切断動作を完了させてい
なくても、少なくともリセット時点で実質的に切断動作
が完了していれば追加の切断を省略する。すなわち、リ
セット手段は、切断手段から仕分け手段に印刷物の受け
渡しが完了している場合、および、切断手段に印刷物が
滞留していても長尺用紙の切断が実質的に完了してい
て、仕分け手段に印刷物を受け渡し可能な状態に達して
いる場合には、追加の切断を実行しないで、機構の原点
復帰のみを実行し、そのまま自動制御の再開を可能とす
る。
【0029】実質的な長尺用紙の切断を検知する手段に
は、例えば、長尺用紙の連続/破断状態を識別する非接
触検出器(フォトセンサ、超音波センサ)を利用でき
る。
【0030】また、仕分け手段は、(1) 折り畳まれた連
続用紙を放射状に並べる円板状のテーブル、(2) 折り畳
まれた連続用紙を単位ごとに90度回転させて交互に積
み重ねるターンテーブル、(3) 折り畳まれた連続用紙を
切断部の直下から搬出するベルトコンベア等である。ま
た、多数の収納番地に対応させた仕分け棚にエレベータ
や搬送装置を組み合わせ、仕分け先番地ごとに印刷物を
分別して収納させてもよい。
【0031】
【実施例】図2は実施例の印刷装置の構成の説明図、図
3は図2の印刷装置におけるリセットシーケンスであ
る。図2中、(a) は印刷装置の全体構成、(b) は印刷装
置の通信配置である。ここでは、感光ドラムを利用した
LBP(Laser Beam Printer)で高速印刷を行う。
【0032】図2(a) 、(b) において、実施例の印刷装
置は、印刷部21、カッタ部22、送出部23の3つの
装置ユニットを組み合わせて構成される。印刷部21、
カッタ部22、送出部23はそれぞれマイコン制御され
た制御部21C、22C、23Cを有し、それぞれの装
置ユニット単独でもそれぞれの機能を発揮できる。
【0033】しかし、実施例の印刷装置では、制御部2
1C、22C、23Cが相互に通信ケーブルで連絡され
て、相互に制御情報を交換しており、印刷部21、カッ
タ部22、送出部23は、密接に連繋した一連の印刷出
力動作を遂行して、長尺用紙の連続した円滑な流れを実
現させる。
【0034】印刷部21では、高速回転する感光ドラム
34がその1回転ごとに連続的な製版と印刷を繰り返し
実行する。すなわち、光学ユニット31は、一様帯電し
た感光ドラム34の表面で軸方向にレーザービームを走
査して、データバッファに蓄えた単位の印刷データどお
りの印字や画像の潜像を形成し、現像部33は、潜像上
にトナーを塗布して静電吸着させて現像し、転写部36
は、現像された感光ドラム34上のトナーイメージを供
給された長尺用紙25の表面に転写し、クリーニングユ
ニット35は、転写後の感光ドラム34の表面をクリー
ニングして残余のトナーイメージを除去する。
【0035】そして、トナーイメージを転写された長尺
用紙25は、定着部38に導かれてフラッシュ光を照射
され、トナーイメージは熱融解して長尺用紙25の表面
に定着する。
【0036】ホッパ24は、折り畳んで積み重ねた長尺
用紙25を繰り出して、テーブル37を介して、印刷部
21に連続的に供給する。また、スタッカ27は、定着
部38の下流側で長尺用紙の走路を切換えれば、印刷完
了した長尺用紙をカッタ部22側へ出力する替わりに蓄
積できる。操作者は、スタッカ27から印刷物26を直
ちに入手可能である。
【0037】カッタ部22では、長尺用紙25上の印刷
部21から指示された位置でロータリカッタ41を動作
させ、長尺用紙25を単位の印刷データごとに独立した
印刷物45に切り分ける。印刷物45は、エレベータ4
2上に折り畳んで積み重ねられる。エレベータ42は、
光センサ43が前後の印刷物45の完全な切断分離を確
認するごとに、下方の送出部23に印刷物45を引き降
ろしてベルトコンベア44に乗せ替える。
【0038】送出部23のベルトコンベア44は、印刷
物45をエレベータ42の直下から水平方向に持ち去
る。ベルトコンベア44は、さらに下流の図示しない印
刷物仕分け装置に通じている。
【0039】図2(b) において、印刷部21は、ホスト
コンピュータ20からのコマンド通信に基づいて、ホス
トコンピュータ20のデータ出力部20Bから出力され
る印刷データをデータバッファ32に蓄積し、自動的に
印刷を開始する。
【0040】印刷部21、カッタ部22は、それぞれの
操作パネルにエラーリセットスィッチ21E、22E、
および、マニュアルカットスィッチ21M、22Mを備
えている。印刷部21のエラーリセットスィッチ21E
およびマニュアルカットスィッチ21Mは、通信ライン
を通じて、カッタ部22のエラーリセットスィッチ22
Eおよびマニュアルカットスィッチ22Mを連動させ
る。
【0041】ここで、エラーリセットスィッチ21E、
22Eは、印刷装置にエラーが発生して印刷が自動停止
した場合に、エラーの原因が除去された後に、操作者が
自ら操作してそれぞれの装置ユニットの機構を原点復帰
させて、引き続く自動印刷シーケンスの再開を可能な状
態とする。一方、マニュアルカットスィッチ21M、2
2Mは、無条件でカッタ部22のロータリカッタ41を
動作させ、長尺用紙25をその位置で直ちに切断する。
【0042】そして、エラーの原因を除去した操作者が
印刷部21のエラーリセットスィッチ21Eまたはカッ
タ部22のエラーリセットスィッチ22Eを操作する
と、その時点で、カッタ部22の制御部22Cにおける
切断のシーケンスの進行状態が確認され、切断の指令が
実行されているにもかかわらず切断動作が完了していな
い状態であれば、制御部22Cは、マニュアルカットス
ィッチ22Mの操作を待つことなく、直ちに、ロータリ
ーカッタ41を作動させ、未遂の切断を完了させる。そ
して、操作者の指令(スタートボタンの押圧)を待っ
て、自動制御された印刷を再開させる。
【0043】図3において、ステップ51では、図2の
印刷部21、カッタ部22、送出部23を密接に連繋さ
せた一連の自動的な印刷出力が遂行される。そして、カ
ット動作が正常終了を続ける限り、少なくとも切断未完
了に関する印刷装置の停止は発生しない。しかし、1度
でもカット正常終了が途切れると、割込みループ52に
シーケンスに移行して、印刷部21およびカッタ部22
が直ちに動作を停止して長尺用紙25の高速の流れを止
める。
【0044】割込みループ52では、図2の印刷部2
1、カッタ部22のそれぞれの操作パネルに切断未完了
のエラーメッセージを表示し、操作者によるエラーリセ
ットスィッチ21E(または22E)の操作を待って、
カッタ部22の機構のリセットを完了させ、再カットト
ライのループ53を通じて、再度カッタ部22を動作さ
せる。
【0045】このとき、多くの場合では、カットが正常
終了して、いつでも自動的な印刷動作を再開できる状態
となる。しかし、いくつかの場合では、再びカット動作
が正常終了せず、割込みループ52に再度流れる結果と
なる。後者では、カッタ部22の機構の故障やセンサ不
良が考えられ、カッタ部22を始めとするさらなる詳し
い点検と修理が必要になる。
【0046】図4は、図2の印刷装置における別のリセ
ットシーケンスのフローチャートである。ここでは、図
2(a) の光センサ43の出力を利用して実質的な長尺用
紙の切断を識別しており、切断が完了していれば再カッ
トを実行しない。
【0047】図4において、ステップ61では、図2の
印刷部21、カッタ部22、送出部23を密接に連繋さ
せた一連の自動的な印刷出力が遂行される。そして、カ
ット動作が正常終了を続ける限り、少なくとも切断未完
了に関する印刷装置の停止は発生しない。しかし、1度
でもカット正常終了が途切れると、割込みループ62に
シーケンスに移行して、印刷部21およびカッタ部22
が直ちに動作を停止して長尺用紙25の高速の流れを止
める。
【0048】割込みループ62では、図2の印刷部2
1、カッタ部22のそれぞれの操作パネルに切断未完了
のエラーメッセージを表示し、操作者によるエラーリセ
ットスィッチ21E(または22E)の操作を待って、
カッタ部22の機構のリセットを完了させる。そして、
図2(a) の光センサ43の出力が素通し状態で、長尺用
紙の切断が実質的に完了している場合には、そのままス
テップ61側の正常なループに戻し、一方、光センサ4
3の出力が遮断状態で、長尺用紙の切断が実質的に未完
了の場合に限り、再カットトライのループ63を通じ
て、再度カッタ部22を動作させる。
【0049】図5は別の実施例の印刷システムの構成の
説明図である。ここでは、複数の印刷装置をベルトコン
ベアで並列に接続して、1台の文書ストッカーに連結し
ており、それぞれの印刷装置で印刷された文書が文書ス
トッカーに仕分け先別に分類されて収納される。
【0050】図5において、ベルトコンベア73は、図
示しない右方の印刷装置を含む複数の印刷装置を貫通し
て左方の文書ストッカー76に接続しており、それぞれ
の印刷装置で受け取った文書を文書ストッカー76に運
び込む。文書ストッカー76は、その内部で、文書の表
紙に記録されたバーコードから仕分け先の番地を読み取
り、仕分け先ごとに設けた多数の棚に分別して蓄積す
る。
【0051】それぞれの仕分け先の担当者は、文書スト
ッカー76のところに来て、端末77を通じて部門のI
Dコードと必要事項を入力し、文書ストッカー76内の
搬送機構が符合する棚から運び出した文書を取り出し口
78から受け取る。
【0052】それぞれの印刷装置は、ホストコンピュー
タ70、印刷部71、カッタ部72を含み、折り畳んで
積み重ねた長尺用紙を大量に収納した専用の用紙ストッ
カー75を備える。ホストコンピュータ70、印刷部7
1、カッタ部72、ベルトコンベア73は、それぞれ図
2の実施例と同様の機能を有し、それぞれの装置ユニッ
トは相互に通信ラインで接続され、密接に連繋して高速
の印刷処理を円滑に遂行させる。
【0053】ホストコンピュータ70の上部、印刷部7
1の下部、カッタ部72の上部にはそれぞれ操作パネル
70P、71P、72Pが配置され、操作者は、操作パ
ネル70P、71P、72Pの側から装置の稼動状況を
監視する。操作者は、異常発生時には、操作パネル70
P、71P、72Pを通じて、異常の発生箇所と内容を
把握し、必要な手動処理を指令する。そして、異常をも
たらした原因が除去された状態で、操作者は、操作パネ
ル70P、71P、72Pのいずれかのエラーリセット
ボタンを操作し、印刷装置全体を自動的な印刷を再開可
能な状態にまで復帰させる。
【0054】
【発明の効果】請求項1の印刷装置によれば、自動制御
下の印刷装置内で長尺用紙の流れが支障をきたした場合
に、直ちに印刷装置内の長尺用紙の高速の流れを停止さ
せるから長尺用紙が途中で堰き止められてあふれる事態
が避けられる。
【0055】また、印刷装置内の長尺用紙の高速の流れ
を停止させて、支障を発生させた原因を解除した後に機
構を原点復帰(または、自動的な動作の再開が可能な状
態にする操作)の指令と同時に、切断動作の完了/未完
了を自動的に判断し、未完了の場合には切断動作を自動
的に実行するから、(1) 他の手動操作の指令を別に行う
必要がなく、(2) 停止前に切断が実行されたか否かを操
作者自らが判断する必要がなく、(3) 切断が実行されて
いない場合でも、操作者自らが切断手段を手動操作して
切断を実行させる必要がない。
【0056】また、従来の印刷装置で停止原因の大きな
割合を占めていた切断手段における切断動作の緊急停止
に関して、(1) 機構やセンサの修理や再調整を要する重
大な原因と、(2) ドアの閉め忘れ等の軽微な原因とが容
易に分離されるため、事故判断が確実になって事故処理
が短時間で正確に実施できる。また、操作者による不適
当な事故処理によって、同じ事故を繰り返したり、さら
に重大な事故を誘発する事態も避け得る。従って、印刷
装置の稼働率が向上し、操作や修理に要求される操作者
の熟練度が軽減され、信頼性や操作性も改善される。
【0057】請求項2の印刷装置によれば、長尺用紙の
切断が実質的に完了している際に無駄な切断動作を実行
させないで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の印刷装置の基本的な構成の説明図で
ある。
【図2】実施例の印刷装置の構成の説明図である。
【図3】図2の印刷装置のリセットシーケンスのフロー
チャートである。
【図4】図2の印刷装置の別のリセットシーケンスのフ
ローチャートである。
【図5】別の実施例の印刷システムの構成の説明図であ
る。
【符号の説明】
11 印刷手段 12 切断手段 13 割込み手段 14 リセット手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄積された単位の印刷データを、連続供
    給される長尺用紙上に印刷する印刷手段(11)と、 該印刷手段(11)から出力された印刷済み長尺用紙を
    導入して、前記印刷データの単位ごとに切断する切断手
    段(12)と、を有する印刷装置において、 異常事態が発生した場合に、少なくとも前記切断手段
    (12)の自動制御された動作を中断させる割込み手段
    (13)と、 該割込み手段(13)の実行後に、操作者の指令を待っ
    て、少なくとも前記切断手段(12)を自動制御が再開
    可能な機構状態にまで復帰させ、かつ、そのとき前記切
    断手段(12)の動作が完了していなければ、前記切断
    手段(12)に新たな切断を実行させるリセット手段
    (14)と、を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 蓄積された単位の印刷データを、連続供
    給される長尺用紙上に印刷する印刷手段と、 該印刷手段から出力された印刷済み長尺用紙を導入し
    て、前記印刷データの単位ごとに切断する切断手段と、 該切断手段から出力された切断済み長尺用紙を受け取っ
    て、前記印刷データの単位ごとに分別する仕分け手段
    と、を有する印刷装置において、 異常事態が発生した場合に、少なくとも前記切断手段の
    自動制御された動作を中断させる割込み手段と、 該割込み手段の実行後に、操作者の指令を待って、少な
    くとも前記切断手段を自動制御が再開可能な機構状態に
    まで復帰させ、かつ、前記印刷手段から導入された長尺
    用紙が前記仕分け手段に受け渡し完了、もしくは受け渡
    し可能でなければ、前記切断手段に新たな切断を実行さ
    せるリセット手段と、を有することを特徴とする印刷装
    置。
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