JPH06246363A - 中空シャフトの凹部成形方法 - Google Patents
中空シャフトの凹部成形方法Info
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- JPH06246363A JPH06246363A JP6755493A JP6755493A JPH06246363A JP H06246363 A JPH06246363 A JP H06246363A JP 6755493 A JP6755493 A JP 6755493A JP 6755493 A JP6755493 A JP 6755493A JP H06246363 A JPH06246363 A JP H06246363A
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Abstract
(57)【要約】
［目的］ 中空のシャフトに高精度の凹部を成形する。
［構成］ 相対する軸端部に反軸端に向かって径方向外
方に傾斜する第１斜面を形成してなる一対の第１芯金を
設け、第１斜面を互いに対向させて各第１芯金を金属製
の中空シャフト内に嵌合し、各第１斜面と対面する中空
シャフトの壁をＶ形の第１パンチにより軸心方向に圧縮
して第１凹部を成形して一次中空シャフトを設け、軸端
部に軸心と平行する平坦部および該平坦部の基部から反
軸端に向かって径方向外方に傾斜する第２斜面を形成し
てなる第２芯金を設け、該第２芯金と一方の第１芯金と
をそれぞれの第２斜面と第１斜面とを互いに対向させて
一次中空シャフト内に嵌合し、前記第１凹部にＶ形の保
形パンチを嵌合させた後、第１凹部の軸方向外側に隣接
しかつ第２斜面と対面する一次中空シャフトの壁をＶ形
の第２パンチにより軸心方向に圧縮して第２凹部を成形
する。
方に傾斜する第１斜面を形成してなる一対の第１芯金を
設け、第１斜面を互いに対向させて各第１芯金を金属製
の中空シャフト内に嵌合し、各第１斜面と対面する中空
シャフトの壁をＶ形の第１パンチにより軸心方向に圧縮
して第１凹部を成形して一次中空シャフトを設け、軸端
部に軸心と平行する平坦部および該平坦部の基部から反
軸端に向かって径方向外方に傾斜する第２斜面を形成し
てなる第２芯金を設け、該第２芯金と一方の第１芯金と
をそれぞれの第２斜面と第１斜面とを互いに対向させて
一次中空シャフト内に嵌合し、前記第１凹部にＶ形の保
形パンチを嵌合させた後、第１凹部の軸方向外側に隣接
しかつ第２斜面と対面する一次中空シャフトの壁をＶ形
の第２パンチにより軸心方向に圧縮して第２凹部を成形
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、金属製の中空シャフト
の長手方向の一部にチェックボール嵌合用の凹部を成形
する中空シャフトの凹部成形方法に関するものである。
の長手方向の一部にチェックボール嵌合用の凹部を成形
する中空シャフトの凹部成形方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来は、図８および図９に示すように、
所定の長さの金属製の中空シャフト１を設け、例えば３
個の加圧突起２ａを並列に有するパンチ２により上記中
空シャフト１の長手方向の一部を軸心方向に加圧し、該
長手方向の一部に３個の凹部３を成形するようにしたも
のがあった。
所定の長さの金属製の中空シャフト１を設け、例えば３
個の加圧突起２ａを並列に有するパンチ２により上記中
空シャフト１の長手方向の一部を軸心方向に加圧し、該
長手方向の一部に３個の凹部３を成形するようにしたも
のがあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、中
空シャフト１の剛性が小さいため、パンチ２の加圧突起
２ａと接触しない凹部３と凹部３との間、つまり山部４
に「だれ」が発生し高精度に成形することができない欠
点があった。本発明は上記欠点を解消した新規な中空シ
ャフトの凹部成形方法を得ることを目的とする。
空シャフト１の剛性が小さいため、パンチ２の加圧突起
２ａと接触しない凹部３と凹部３との間、つまり山部４
に「だれ」が発生し高精度に成形することができない欠
点があった。本発明は上記欠点を解消した新規な中空シ
ャフトの凹部成形方法を得ることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の如く構成したものである。即ち、相
対する軸端部に反軸端に向かって径方向外方に傾斜する
第１斜面を形成してなる一対の第１芯金を設け、第１斜
面を互いに対向させて各第１芯金を金属製の中空シャフ
ト内に嵌合し、各第１斜面と対面する中空シャフトの壁
をＶ形の第１パンチにより軸心方向に圧縮して第１凹部
を成形して一次中空シャフトを設け、軸端部に軸心と平
行する平坦部および該平坦部の基部から反軸端に向かっ
て径方向外方に傾斜する第２斜面を形成してなる第２芯
金を設け、該第２芯金と一方の第１芯金とをそれぞれの
第２斜面と第１斜面とを互いに対向させて一次中空シャ
フト内に嵌合し、前記第１凹部にＶ形の保形パンチを嵌
合させた後、第１凹部の軸方向外側に隣接しかつ第２斜
面と対面する一次中空シャフトの壁をＶ形の第２パンチ
により軸心方向に圧縮して第２凹部を成形する構成にし
たものである。また、前記第２芯金と一方の第１芯金と
をそれぞれの第２斜面と第１斜面とを互いに対向させて
前記一次中空シャフト内に嵌合するとともに、第２斜面
と前記一方の第１芯金の第１斜面とを第１凹部に対して
軸方向両側方に離間させ、第１凹部にＶ形の保形パンチ
を嵌合させた後、第２斜面および前記一方の第１芯金の
第１斜面と対面する一次中空シャフトの壁をＶ形の第２
パンチおよび第３パンチにより軸心方向に圧縮して第２
凹部および第３凹部を成形する構成にしたものである。
成するために以下の如く構成したものである。即ち、相
対する軸端部に反軸端に向かって径方向外方に傾斜する
第１斜面を形成してなる一対の第１芯金を設け、第１斜
面を互いに対向させて各第１芯金を金属製の中空シャフ
ト内に嵌合し、各第１斜面と対面する中空シャフトの壁
をＶ形の第１パンチにより軸心方向に圧縮して第１凹部
を成形して一次中空シャフトを設け、軸端部に軸心と平
行する平坦部および該平坦部の基部から反軸端に向かっ
て径方向外方に傾斜する第２斜面を形成してなる第２芯
金を設け、該第２芯金と一方の第１芯金とをそれぞれの
第２斜面と第１斜面とを互いに対向させて一次中空シャ
フト内に嵌合し、前記第１凹部にＶ形の保形パンチを嵌
合させた後、第１凹部の軸方向外側に隣接しかつ第２斜
面と対面する一次中空シャフトの壁をＶ形の第２パンチ
により軸心方向に圧縮して第２凹部を成形する構成にし
たものである。また、前記第２芯金と一方の第１芯金と
をそれぞれの第２斜面と第１斜面とを互いに対向させて
前記一次中空シャフト内に嵌合するとともに、第２斜面
と前記一方の第１芯金の第１斜面とを第１凹部に対して
軸方向両側方に離間させ、第１凹部にＶ形の保形パンチ
を嵌合させた後、第２斜面および前記一方の第１芯金の
第１斜面と対面する一次中空シャフトの壁をＶ形の第２
パンチおよび第３パンチにより軸心方向に圧縮して第２
凹部および第３凹部を成形する構成にしたものである。
【０００５】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。図において、図１は本発明による第１工程の成形前
の要部断面図、図２は本発明による第１工程の成形後の
要部断面図、図３は同第２工程による成形前の要部断面
図、図４は同第２工程による成形後の要部断面図、図５
は図４のV−V断面図である。図１において、５は金属性
のパイプ材、例えばＳＴＫＭ材を所定寸法に切断した中
空シャフトであり、この中空シャフト５内に一対の第１
芯金６，７を左右から対向させて嵌合する。上記各第１
芯金６，７は、相対する軸端部６ａ，７ａを大径にして
中空シャフト５内に密接に嵌合させ、各軸端部６ａ，７
ａの上部に互いに離間しつつ上方に向かって傾斜する第
１斜面６ｂ，７ｂを形成し、これら第１斜面６ｂ，７ｂ
により各第１芯金６，７の突合せ部の上部の中空シャフ
ト５内に側面視三角形状の空間部８を形成する。
る。図において、図１は本発明による第１工程の成形前
の要部断面図、図２は本発明による第１工程の成形後の
要部断面図、図３は同第２工程による成形前の要部断面
図、図４は同第２工程による成形後の要部断面図、図５
は図４のV−V断面図である。図１において、５は金属性
のパイプ材、例えばＳＴＫＭ材を所定寸法に切断した中
空シャフトであり、この中空シャフト５内に一対の第１
芯金６，７を左右から対向させて嵌合する。上記各第１
芯金６，７は、相対する軸端部６ａ，７ａを大径にして
中空シャフト５内に密接に嵌合させ、各軸端部６ａ，７
ａの上部に互いに離間しつつ上方に向かって傾斜する第
１斜面６ｂ，７ｂを形成し、これら第１斜面６ｂ，７ｂ
により各第１芯金６，７の突合せ部の上部の中空シャフ
ト５内に側面視三角形状の空間部８を形成する。
【０００６】上記空間部８の上方に第１パンチ９を配置
する。この第１パンチ９は、下部に上記各第１斜面６
ｂ，７ｂと対応するＶ形の加圧突起９ａを形成してな
る。そして、上記第１パンチ９を下方に移動させて図２
に示すように、空間部８と対面する中空シャフト５の壁
を各第１斜面６ｂ，７ｂに沿って軸心方向（下方）に圧
縮変形させて第１凹部５ａを成形し、一次中空シャフト
Ｂを得る。
する。この第１パンチ９は、下部に上記各第１斜面６
ｂ，７ｂと対応するＶ形の加圧突起９ａを形成してな
る。そして、上記第１パンチ９を下方に移動させて図２
に示すように、空間部８と対面する中空シャフト５の壁
を各第１斜面６ｂ，７ｂに沿って軸心方向（下方）に圧
縮変形させて第１凹部５ａを成形し、一次中空シャフト
Ｂを得る。
【０００７】次いで図３に示すように、上記一次中空シ
ャフトＢ内の左部に第２芯金１０を、また一次中空シャ
フトＢ内の右部に一方の第１芯金７を嵌合させて両者を
突き合わせる。上記第２芯金１０は、その右端部、即ち
軸端部１０ａを大径にして一次中空シャフトＢ内の左部
に密接に嵌合させ、この軸端部１０ａの右部上部に一次
中空シャフトＢの軸心と平行する平坦部１０ｂおよび該
平坦部１０ｂの左端（基部）から左方（反軸端方向）に
向かって上方に傾斜する第２斜面１０ｃを形成してな
る。上記第２芯金１０の第２斜面１０ｃおよび第１芯金
７の第１斜面７ｂは、一次中空シャフトＢの第１凹部５
ａに対して左右に離間し、これにより第１凹部５ａの左
右両側に空間部１１，１２を形成する。
ャフトＢ内の左部に第２芯金１０を、また一次中空シャ
フトＢ内の右部に一方の第１芯金７を嵌合させて両者を
突き合わせる。上記第２芯金１０は、その右端部、即ち
軸端部１０ａを大径にして一次中空シャフトＢ内の左部
に密接に嵌合させ、この軸端部１０ａの右部上部に一次
中空シャフトＢの軸心と平行する平坦部１０ｂおよび該
平坦部１０ｂの左端（基部）から左方（反軸端方向）に
向かって上方に傾斜する第２斜面１０ｃを形成してな
る。上記第２芯金１０の第２斜面１０ｃおよび第１芯金
７の第１斜面７ｂは、一次中空シャフトＢの第１凹部５
ａに対して左右に離間し、これにより第１凹部５ａの左
右両側に空間部１１，１２を形成する。
【０００８】また、上記第１凹部５ａおよび空間部１
１，１２の上方に、保形パンチ１３、第２パンチ１４、
第３パンチ１５を配置する。保形パンチ１３はその下部
を第１凹部５ａと対応するＶ形に形成し、ばね１６によ
り第２パンチ１４、第３パンチ１５よりも下方に突出付
勢され、また、第２パンチ１４、第３パンチ１５はその
下部を前述した第１パンチ９の加圧突起９ａと略同形状
のＶ形に形成してなる。そして、図３に示すように、上
記保形パンチ１３を第１凹部５ａに嵌合させた後、第２
パンチ１４、第３パンチ１５を下方に移動させて空間部
１１，１２と対面する一次中空シャフトＢの壁を軸心方
向（下方）に圧縮変形させ、図４に示すように、第１凹
部５ａの左右両側にこれと同形状の第２凹部５ｂおよび
第３凹部５ｃを成形し、製品Ａを得る。
１，１２の上方に、保形パンチ１３、第２パンチ１４、
第３パンチ１５を配置する。保形パンチ１３はその下部
を第１凹部５ａと対応するＶ形に形成し、ばね１６によ
り第２パンチ１４、第３パンチ１５よりも下方に突出付
勢され、また、第２パンチ１４、第３パンチ１５はその
下部を前述した第１パンチ９の加圧突起９ａと略同形状
のＶ形に形成してなる。そして、図３に示すように、上
記保形パンチ１３を第１凹部５ａに嵌合させた後、第２
パンチ１４、第３パンチ１５を下方に移動させて空間部
１１，１２と対面する一次中空シャフトＢの壁を軸心方
向（下方）に圧縮変形させ、図４に示すように、第１凹
部５ａの左右両側にこれと同形状の第２凹部５ｂおよび
第３凹部５ｃを成形し、製品Ａを得る。
【０００９】図６および図７は他の実施例を示す。この
ものは、図６に示すように、一次中空シャフトＢ内の右
部に第２芯金１０’を、また一次中空シャフトＢ内の左
部に他方の第１芯金６を嵌合させて両者を突き合わせ
る。上記第２芯金１０’は、その左端部、即ち軸端部１
０ａ’を大径にして一次中空シャフトＢ内の右部に密接
に嵌合させ、この軸端部１０ａ’の左部上部に一次中空
シャフトＢの軸心と平行する平坦部１０ｂ’および該平
坦部１０ｂ’の右端（基部）から右方（反軸端方向）に
向かって上方に傾斜する第２斜面１０ｃ’を形成してな
る。上記第１芯金６の第１斜面６ｂは一次中空シャフト
Ｂの第１凹部５ａの左辺に当接させ、第２芯金１０’の
第２斜面１０ｃ’は上記第１凹部５ａに対して右方に離
間させ、これにより第１凹部５ａの右側に空間部１２’
を形成する。
ものは、図６に示すように、一次中空シャフトＢ内の右
部に第２芯金１０’を、また一次中空シャフトＢ内の左
部に他方の第１芯金６を嵌合させて両者を突き合わせ
る。上記第２芯金１０’は、その左端部、即ち軸端部１
０ａ’を大径にして一次中空シャフトＢ内の右部に密接
に嵌合させ、この軸端部１０ａ’の左部上部に一次中空
シャフトＢの軸心と平行する平坦部１０ｂ’および該平
坦部１０ｂ’の右端（基部）から右方（反軸端方向）に
向かって上方に傾斜する第２斜面１０ｃ’を形成してな
る。上記第１芯金６の第１斜面６ｂは一次中空シャフト
Ｂの第１凹部５ａの左辺に当接させ、第２芯金１０’の
第２斜面１０ｃ’は上記第１凹部５ａに対して右方に離
間させ、これにより第１凹部５ａの右側に空間部１２’
を形成する。
【００１０】また、上記第１凹部５ａおよび空間部１
２’の上方に前述と同様にして保形パンチ１３および第
３パンチ１５を配置する。そして、図６に示すように、
上記保形パンチ１３を第１凹部５ａに嵌合させた後、第
３パンチ１５を下方に移動させて空間部１２’と対面す
る一次中空シャフトＢの壁を軸心方向（下方）に圧縮変
形させ、図７に示すように、第１凹部５ａの右側にこれ
と同形状の第２凹部５ｂ’を成形し、製品Ａ’を得る。
２’の上方に前述と同様にして保形パンチ１３および第
３パンチ１５を配置する。そして、図６に示すように、
上記保形パンチ１３を第１凹部５ａに嵌合させた後、第
３パンチ１５を下方に移動させて空間部１２’と対面す
る一次中空シャフトＢの壁を軸心方向（下方）に圧縮変
形させ、図７に示すように、第１凹部５ａの右側にこれ
と同形状の第２凹部５ｂ’を成形し、製品Ａ’を得る。
【００１１】上記実施例によれば、中空シャフト５を第
１芯金６，７で補強するとともに、該第１芯金６，７の
第１斜面６ｂ，７ｂにより中空シャフト５内に局部的な
空間部８を形成し、この空間部８に対面する中空シャフ
ト５の壁部を第１パンチ９により上記第１斜面６ｂ，７
ｂに向けて加圧変形させて第１凹部５ａを成形するよう
にしたので、該第１凹部５ａは高精度に成形されること
になる。また、上記第１凹部５ａが成形された一次中空
シャフトＢを第２芯金１０および一方の第１芯金７で補
強するとともに、該第２芯金１０の第２斜面１０ｃ、平
坦部１０ｂおよび第１斜面７ｂにより一次中空シャフト
Ｂ内に局部的な空間部１１，１２を形成し、上記第１凹
部５ａに保形パンチ１３を嵌合させて該第１凹部５ａを
補強して上記空間部１１，１２に対面する一次中空シャ
フトＢの壁部を第２パンチ１４、第３パンチ１５により
加圧変形させて第２凹部５ｂ、第３凹部５ｃを成形する
ようにしたので、該第２凹部５ｂ、第３凹部５ｃは高精
度に成形されることになる。
１芯金６，７で補強するとともに、該第１芯金６，７の
第１斜面６ｂ，７ｂにより中空シャフト５内に局部的な
空間部８を形成し、この空間部８に対面する中空シャフ
ト５の壁部を第１パンチ９により上記第１斜面６ｂ，７
ｂに向けて加圧変形させて第１凹部５ａを成形するよう
にしたので、該第１凹部５ａは高精度に成形されること
になる。また、上記第１凹部５ａが成形された一次中空
シャフトＢを第２芯金１０および一方の第１芯金７で補
強するとともに、該第２芯金１０の第２斜面１０ｃ、平
坦部１０ｂおよび第１斜面７ｂにより一次中空シャフト
Ｂ内に局部的な空間部１１，１２を形成し、上記第１凹
部５ａに保形パンチ１３を嵌合させて該第１凹部５ａを
補強して上記空間部１１，１２に対面する一次中空シャ
フトＢの壁部を第２パンチ１４、第３パンチ１５により
加圧変形させて第２凹部５ｂ、第３凹部５ｃを成形する
ようにしたので、該第２凹部５ｂ、第３凹部５ｃは高精
度に成形されることになる。
【００１２】また、上記各第１芯金６，７の第１斜面６
ｂ，７ｂ、第２芯金１０の第２斜面１０ｃは、それぞれ
相対する軸端部から反軸端に向かって上方に傾斜させる
ようにしたので、各第１芯金６，７および第２芯金１０
は、各第１凹部５ａ〜第３凹部５ｃを成形した後に中空
シャフト５、一次中空シャフトＢ、製品Ａから容易に抜
き取ることができる。
ｂ，７ｂ、第２芯金１０の第２斜面１０ｃは、それぞれ
相対する軸端部から反軸端に向かって上方に傾斜させる
ようにしたので、各第１芯金６，７および第２芯金１０
は、各第１凹部５ａ〜第３凹部５ｃを成形した後に中空
シャフト５、一次中空シャフトＢ、製品Ａから容易に抜
き取ることができる。
【００１３】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明は
中空のシャフト内に一対の芯金を突き合わせて嵌合する
とともに、該突合せ部に互いに反対向きに傾斜する斜
面、平坦部を形成して上記シャフト内に局部的な空間部
を形成し、この空間部に対面するシャフトの壁部をパン
チにより加圧して軸心方向に圧縮変形するようにしたの
で、中空のシャフトに高精度の凹部を成形することがで
きる効果を奏する。
中空のシャフト内に一対の芯金を突き合わせて嵌合する
とともに、該突合せ部に互いに反対向きに傾斜する斜
面、平坦部を形成して上記シャフト内に局部的な空間部
を形成し、この空間部に対面するシャフトの壁部をパン
チにより加圧して軸心方向に圧縮変形するようにしたの
で、中空のシャフトに高精度の凹部を成形することがで
きる効果を奏する。
【図１】本発明による第１工程の成形前の要部断面図で
ある。
ある。
【図２】本発明による第１工程の成形後の要部断面図で
ある。
ある。
【図３】本発明による第２工程の成形前の要部断面図で
ある。
ある。
【図４】本発明による第２工程の成形後の要部断面図で
ある。
ある。
【図５】図４のV−V断面図である。
【図６】本発明による第２工程の他の実施例を示す成形
前の要部断面図である。
前の要部断面図である。
【図７】本発明による第２工程の他の実施例を示す成形
後の要部断面図である。
後の要部断面図である。
【図８】従来による成形後の要部断面図である。
【図９】図８のIX−IX断面図である。
Ａ 製品 Ｂ 一次中空シャフト ５ 中空シャフト ５ａ 第１凹部 ５ｂ 第２凹部 ５ｂ’ 第２凹部 ５ｃ 第３凹部 ６ 第１芯金 ６ａ 軸端部 ６ｂ 第１斜面 ７ 第１芯金 ７ａ 軸端部 ７ｂ 第１斜面 ８ 空間部 ９ 第１パンチ ９ａ 加圧突起 １０ 第２芯金 １０’ 第２芯金 １０ａ 軸端部 １０ａ’ 軸端部 １０ｂ 平坦部 １０ｃ 第２斜面 １０ｃ’ 第２斜面 １１ 空間部 １２ 空間部 １２’ 空間部 １３ 保形パンチ １４ 第２パンチ １５ 第３パンチ １６ ばね
Claims (2)
- 【請求項１】 相対する軸端部に反軸端に向かって径方
向外方に傾斜する第１斜面を形成してなる一対の第１芯
金を設け、第１斜面を互いに対向させて各第１芯金を金
属製の中空シャフト内に嵌合し、各第１斜面と対面する
中空シャフトの壁をＶ形の第１パンチにより軸心方向に
圧縮して第１凹部を成形して一次中空シャフトを設け、
軸端部に軸心と平行する平坦部および該平坦部の基部か
ら反軸端に向かって径方向外方に傾斜する第２斜面を形
成してなる第２芯金を設け、該第２芯金と一方の第１芯
金とをそれぞれの第２斜面と第１斜面とを互いに対向さ
せて一次中空シャフト内に嵌合し、前記第１凹部にＶ形
の保形パンチを嵌合させた後、第１凹部の軸方向外側に
隣接しかつ第２斜面と対面する一次中空シャフトの壁を
Ｖ形の第２パンチにより軸心方向に圧縮して第２凹部を
成形したことを特徴とする中空シャフトの凹部成形方
法。 - 【請求項２】 前記第２芯金と一方の第１芯金とをそれ
ぞれの第２斜面と第１斜面とを互いに対向させて前記一
次中空シャフト内に嵌合するとともに、第２斜面と前記
一方の第１芯金の第１斜面とを第１凹部に対して軸方向
両側方に離間させ、第１凹部にＶ形の保形パンチを嵌合
させた後、第２斜面および前記一方の第１芯金の第１斜
面と対面する一次中空シャフトの壁をＶ形の第２パンチ
および第３パンチにより軸心方向に圧縮して第２凹部お
よび第３凹部を成形したことを特徴とする請求項１記載
の中空シャフトの凹部成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6755493A JP2733640B2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 中空シャフトの凹部成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6755493A JP2733640B2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 中空シャフトの凹部成形方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06246363A true JPH06246363A (ja) | 1994-09-06 |
| JP2733640B2 JP2733640B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=13348304
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6755493A Expired - Fee Related JP2733640B2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 中空シャフトの凹部成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2733640B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004037459A1 (de) * | 2002-10-25 | 2004-05-06 | Burger, Georg | Verfahren und vorrichtung zum prägen von kerben an hohlrohren |
| JP2006340938A (ja) * | 2005-06-10 | 2006-12-21 | Sanyo Electric Co Ltd | 電気かみそり器の内刃及びその製法 |
| JP2011036867A (ja) * | 2009-08-07 | 2011-02-24 | Ito Kogyo Kk | 金属パイプ自動溝・穴明け加工装置 |
| KR101220863B1 (ko) * | 2004-12-27 | 2013-01-10 | 에이조 우에노 | 워크 원주벽에 있어서의 관통구멍의 형성방법 및형성장치 |
-
1993
- 1993-03-02 JP JP6755493A patent/JP2733640B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR101220863B1 (ko) * | 2004-12-27 | 2013-01-10 | 에이조 우에노 | 워크 원주벽에 있어서의 관통구멍의 형성방법 및형성장치 |
| JP2006340938A (ja) * | 2005-06-10 | 2006-12-21 | Sanyo Electric Co Ltd | 電気かみそり器の内刃及びその製法 |
| JP2011036867A (ja) * | 2009-08-07 | 2011-02-24 | Ito Kogyo Kk | 金属パイプ自動溝・穴明け加工装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2733640B2 (ja) | 1998-03-30 |
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