JPH06246223A - 浸漬被覆方法 - Google Patents

浸漬被覆方法

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Publication number
JPH06246223A
JPH06246223A JP3310593A JP3310593A JPH06246223A JP H06246223 A JPH06246223 A JP H06246223A JP 3310593 A JP3310593 A JP 3310593A JP 3310593 A JP3310593 A JP 3310593A JP H06246223 A JPH06246223 A JP H06246223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
masking
masking cap
workpiece
condenser pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP3310593A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Kawashima
高廣 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3310593A priority Critical patent/JPH06246223A/ja
Publication of JPH06246223A publication Critical patent/JPH06246223A/ja
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加工物の端部をマスキングするためのマス
キング用キャップの付け外しが容易にでき、またコスト
の低減化に寄与できる浸漬被覆方法を提供する。 【構成】 コンデンサパイプ11を防錆用の塗料16中
に浸漬させる際に、コンデンサパイプ11の端部11a
に例えば鉄製のマスキング用キャップ14を遊嵌状態に
被せて行う。このとき、マスキング用キャップ14の内
部に閉じ込められた空気の空気圧によって塗料16がマ
スキング用キャップ14の内部に浸入することが規制さ
れ、コンデンサパイプ11の端部11aをマスキングで
きる。マスキング用キャップ14は、コンデンサパイプ
11の端部11aに対する付け外しが容易にでき、ま
た、熱劣化しないから交換する必要もない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液状の被覆材料中に被
加工物全体を浸漬させて該被加工物の表面に被覆材料の
被膜を付着させる浸漬被覆方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば冷蔵庫の冷凍サイクル
に使用されるコンデンサパイプは、防錆用の塗料を被覆
するようにしている。この際の被覆方法としては、浸漬
被覆方法が採用されている。
【0003】具体的には、図3に示すように、タンク1
内に収容された溶融状態の塗料2中に、コンベア3にハ
ンガー4を介して吊持された被加工物としてのコンデン
サパイプ5全体を浸漬させることにより、コンデンサパ
イプ5の表面に塗料2の被膜2a(便宜上、斜線で示
す)を付着させ、この後、そのコンデンサパイプ5をタ
ンク1から取り出してコンベア3にて次の場所へ運び、
焼付乾燥工程により被膜2aを乾燥させる。
【0004】ここで、コンデンサパイプ5の両端部5a
は、塗装後の後工程でパイプ同志を溶接により接続する
必要があるために、上記塗装工程において塗料2の被膜
2aが付着しないようにマスキングする必要がある。こ
のため従来では、コンデンサパイプ5の両端部5aにゴ
ム製のキャップ6を嵌合させて、塗装及び焼付乾燥を行
うようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の方法では、次のような欠点があった。すなわ
ち、キャップ6はコンデンサパイプ5の端部5aに圧入
状態で嵌合させるようにしているため、そのキャップ6
を嵌合したり、外したりするのに手間がかかる。また、
キャップ6には耐熱性を有するゴムで製作する必要があ
るため高価であり、しかも使用回数が増えると熱劣化す
るために新しいものと交換する必要が生じるため、コス
トが高くなってしまう。
【0006】そこで、本発明の目的、被加工物の端部を
マスキングするためのマスキング用キャップの付け外し
が容易にでき、またそのマスキング用キャップのコスト
の低減化に寄与できる浸漬被覆方法を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、液状の被覆材料中に被加工物全体を浸
漬させて該被加工物の表面に被覆材料の被膜を付着さ
せ、この後、前記被加工物を取り出して該被加工物に付
着した被覆材料を乾燥させるようにした浸漬被覆方法に
おいて、前記被加工物を前記被覆材料中に浸漬させる際
に、被加工物の端部に一端が閉塞した金属製若しくはセ
ラミック製のマスキング用キャップを遊嵌状態に被せて
行うようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上記した方法によれば、被加工物を被覆材料中
に浸漬させる際に、被加工物の端部にマスキング用キャ
ップを遊嵌状態に被せることで、マスキング用キャップ
の内部に空気が閉じ込められ、その空気圧によって被覆
材料がマスキング用キャップの内部に浸入することが規
制されることにより、被加工物の端部に被覆材料は付着
しない。
【0009】ここで、上記マスキング用キャップは、被
加工物の端部に対して遊嵌状態で被せられるのであるか
ら、被加工物の端部に対する付け外しが容易にできる。
また、マスキング用キャップは、金属製若しくはセラミ
ック製とすることで、本来的に耐熱性を有していて熱劣
化しないから、使用回数が増えても交換する必要がなく
なる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図1及び図2
を参照して説明する。被加工物としてのコンデンサパイ
プ11は、例えば外形寸法D1が4.8mmの金属製の
パイプを蛇行状に折曲して構成されている。このコンデ
ンサパイプ11は塗装コンベア12にハンガー13を介
して吊持されていて、その塗装コンベア12により矢印
A方向へ移送されるようになっている。
【0011】マスキング用キャップ14は、一端が閉塞
し、内径寸法D2が10〜15mmに設定された筒状を
なしており、金属例えば鉄により製作されている。この
マスキング用キャップ14は、上記コンデンサパイプ1
1の両端部11aに遊嵌状態に被せられる。
【0012】塗装用のタンク15内には、液状の被覆材
料として、例えば溶融状態のエポキシ系樹脂から成る防
錆用の塗料16が収容されている。
【0013】しかして、コンデンサパイプ11に防錆用
の塗装を行う場合には、コンデンサパイプ11の両端部
11aにマスキング用キャップ14を被せた状態で、コ
ンデンサパイプ11全体をタンク15内の塗料16中に
浸漬させ、コンデンサパイプ11の表面に塗料16の被
膜16a(便宜上、斜線で示す)を付着させる。
【0014】このとき、マスキング用キャップ14の内
部には空気が閉じ込められて空間部17が形成され、こ
の空間部17内の空気圧によって塗料16がマスキング
用キャップ14の内部に浸入することが規制される。従
って、マスキング用キャップ14により覆われたコンデ
ンサパイプ11の端部11aには塗料16が付着せず、
その部分をマスキングすることになる。この場合、マス
キング用キャップ14の長さ寸法L1は、マスキング長
さL2より10mm程大きく設定することが好ましい。
【0015】そして、コンデンサパイプ11をタンク1
4内から取り出し、マスキング用キャップ14を付けた
まま塗装コンベア12により図示しない熱風乾燥炉へ運
び、そこで被膜16aの焼付乾燥工程を行う。
【0016】上記した本実施例によれば、コンデンサパ
イプ11の端部11aをマスキングするためのマスキン
グ用キャップ14は、コンデンサパイプ11の端部11
aに対して遊嵌状態で被せられるのであるから、ゴム製
のキャップを圧入状態で嵌合させる場合に比べて、コン
デンサパイプ11の端部11aに対する付け外しが容易
にできる。また、マスキング用キャップ14は、鉄製と
することで、本来的に耐熱性を有していて熱劣化しない
から、半永久的に使用することができる。従って、使用
回数が増えても交換する必要がなく、コストの低減化に
寄与できる。
【0017】なお、本発明は上記し且つ図面に示した実
施例にのみ限定されるものではなく、例えばマスキング
用キャップ14としては金属に代えてセラミック製とし
てもよく、また、被加工物としてはコンデンサパイプ1
1以外にも適用できる等、要旨を逸脱しない範囲内で適
宜変形して実施することができる。
【0018】
【発明の効果】以上の記述にて明らかなように、本発明
によれば、被加工物を被覆材料中に浸漬させる際に、被
加工物の端部に金属製若しくはセラミック製のマスキン
グ用キャップを遊嵌状態に被せて行うようにしたことに
より、被加工物の端部をマスキングするためのマスキン
グ用キャップの付け外しが容易にでき、またそのマスキ
ング用キャップとしては交換の必要がなくコストの低減
化に寄与できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す破断正面図
【図2】要部の拡大縦断正面図
【図3】従来構成を示す図1相当図
【符号の説明】
11はコンデンサパイプ(被加工物)、11aは端部、
14はマスキング用キャップ、15はタンク、16は塗
料(被覆材料)、16aは被膜である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状の被覆材料中に被加工物全体を浸漬
    させて該被加工物の表面に被覆材料の被膜を付着させ、
    この後、前記被加工物を取り出して該被加工物に付着し
    た被覆材料を乾燥させるようにした浸漬被覆方法におい
    て、 前記被加工物を前記被覆材料中に浸漬させる際に、被加
    工物の端部に一端が閉塞した金属製若しくはセラミック
    製のマスキング用キャップを遊嵌状態に被せて行うよう
    にしたことを特徴とする浸漬被覆方法。
JP3310593A 1993-02-23 1993-02-23 浸漬被覆方法 Pending JPH06246223A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3310593A JPH06246223A (ja) 1993-02-23 1993-02-23 浸漬被覆方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3310593A JPH06246223A (ja) 1993-02-23 1993-02-23 浸漬被覆方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06246223A true JPH06246223A (ja) 1994-09-06

Family

ID=12377388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3310593A Pending JPH06246223A (ja) 1993-02-23 1993-02-23 浸漬被覆方法

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JP (1) JPH06246223A (ja)

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