JPH0624538Y2 - ドアヒンジ構造 - Google Patents

ドアヒンジ構造

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JPH0624538Y2
JPH0624538Y2 JP12735788U JP12735788U JPH0624538Y2 JP H0624538 Y2 JPH0624538 Y2 JP H0624538Y2 JP 12735788 U JP12735788 U JP 12735788U JP 12735788 U JP12735788 U JP 12735788U JP H0624538 Y2 JPH0624538 Y2 JP H0624538Y2
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JP
Japan
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hinge
door
bead portion
door hinge
pillar
Prior art date
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JP12735788U
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JPH0249476U (ja
Inventor
泰弘 中西
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用ドアを開閉可能とするドアヒンジの構
造に関する。
(従来の技術) 車両用ドアのドアヒンジは、ボルトあるいは溶接によっ
てドア側やピラー側に取り付けられ、防錆対策としてド
アパネルやピラーと共に防錆塗装が施されている。この
ようなドアヒンジの素材には、安価で量産性に優れてい
ることから、鋼板が多く用いられている。
そして、開閉頻度の高いドアを保持するという機能上、
ドアヒンジのヒンジセンタ側に補強用のビード部を形成
したり、あるいは、ヒンジセンタ側に補強用のビード部
を形成できるだけの領域が確保出来ない場合には、ヒン
ジセンタから離れた位置に島状のビード部を形成したり
して、ドアヒンジに剛性を付与して強度を高めた構造の
ものがある。
(考案が解決しようとする課題) ところが、島状のビード部を形成したドアヒンジ構造に
すると、例えば、ドアヒンジをピラーに取り付けた場合
に、ビード部がドアヒンジを取り付けるピラー側の面に
対して外方へ膨出しているため、ビード部にはピラーと
の間に空気溜りが出来る。
このような状態で、ドアヒンジにピラーと共に防錆塗装
として、例えば、電着塗装を施すと、空気溜りは外部と
の流通がなく、隔絶されていることから、ドアヒンジや
ピラーの内側には塗料が廻り込まないので電着塗装を施
すことができない。
このため、このような構造の車両用ドアにあっては、車
両走行やドアの開閉による振動や経時変化によって、ド
アヒンジとピラーとの間に隙間が生じ、この隙間から侵
入する雨水等によってビード部の内側に錆が発生し易く
なるという不具合があった。
本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、ドアヒンジ
のビード部の内側にも防錆塗装を施すことができるよう
にして、ビード部の内側における防錆効果を高めたドア
ヒンジ構造を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案においては上記目的を達成するため、車体のピラ
ー側に取り付けられる固定ヒンジと、ドア側に取り付け
られる可動ヒンジとをヒンジピンにより連結してドアを
開閉可能とするドアヒンジ構造において、少なくともい
ずれか一方のドアヒンジに島状のビード部が形成され、
このビード部に孔が穿設されている構成としたのであ
る。
(作用) ドアヒンジに形成した島状のビード部には、孔が設けら
れているので、この孔によってビード部の内部が外部と
連通し、防錆塗装を施すときにビード部の内側にも防錆
塗料が塗布される。
(実施例) 以下本考案の一実施例を第1図乃至第3図に基づいて詳
述する。
図において、1は車体のピラー側に取り付けられる固定
ヒンジで、ピラー2への取付面1aは可動ヒンジ3と連
結される側の幅が狭く、かつ、所定角度に傾斜させた傾
斜縁1bが形成され、取付面1aの両側には、取付面1
aに対して直角に折曲した折曲縁1c,1cと、これら
各折曲縁1cに連設され、先端近傍にピン孔1dを形成
した連結縁1e,1eが夫々設けられている。また、取
付面1aにはこの固定ヒンジ1をピラー2へ取り付ける
ためのボルト孔1fが3箇所設けられ、傾斜縁1bの近
傍には、固定ヒンジ1に剛性を付与する島状のビード部
1gが形成され、このビード部1gに孔1hが穿設され
ている。
一方、固定ヒンジ1と連結される可動ヒンジ3は、ブリ
ッジ部3aの両側に互いに対向する連結部3b,3bが
ブリッジ部3aと直角に連設され、更に、この連結部3
b,3bの端部にブリッジ部3aと平行し、互いに相反
する方向に伸びる取付部3c,3cが連設されている。
そして、各連結部3bの相対する位置にはピン孔3d
が、また各取付部3cにはこの可動ヒンジ3をドアに取
り付けるためのボルト孔3eが、夫々設けられている。
そして、上記両ドアヒンジ1,3は、図示のように、固
定ヒンジ1の連結縁1e,1eの間に可動ヒンジ3のブ
リッジ部3aを配置し、固定ヒンジ1のピン孔1d,1
d及び可動ヒンジ3のピン孔3d,3dにヒンジピン4
を挿通して連結される。
以上のように構成されるドアヒンジ構造においては、固
定ヒンジ1をピラー2に取り付けると、島状のビード部
1gとピラー2との間には空間Sが形成される。しかし
ながら、第2図からも明らかなように、この空間Sはビ
ード部1gに穿設された孔1hによって外部と連通して
いる。したがって、固定ヒンジ1にピラー2と共に防錆
塗装を施すと、この孔1hを通して塗料がビード部1g
の空間S内まで入り込み、空間S内も防錆塗装が施され
る。
尚、前記孔1hは、ビード部1gとピラー2との間に形
成される空間Sが外部と連通しうる小さな孔であれば十
分で、余り大き過ぎると固定ヒンジ1の強度が低下する
ので好ましくない。
また、上記実施例においては、ビード部を固定ヒンジに
形成した場合について説明したが、ビード部は可動ヒン
ジに形成されていてもよい。
(考案の効果) 本考案のドアヒンジ構造においては、固定ヒンジ及び可
動ヒンジの少なくともいずれか一方のドアヒンジに島状
のビード部が形成され、このビード部に孔が穿設されて
いる構成としたので、従来のドアヒンジと同様に製造が
簡単でありながら、ビード部は常に外部と連通している
ことから従来のドアヒンジ以上に防錆効果が高いドアヒ
ンジ構造となる等、優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図は本考案のドアヒンジ構造を示す平面図、第2図は
第1図のII-II断面図、第3図は同じく側面図である。 1…固定ヒンジ、1g…島状のビード部、1h…孔、3
…可動ヒンジ、4…ヒンジピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体のピラー側に取り付けられる固定ヒン
    ジと、ドア側に取り付けられる可動ヒンジとをヒンジピ
    ンにより連結してドアを開閉可能とするドアヒンジ構造
    において、少なくともいずれか一方のドアヒンジに島状
    のビード部が形成され、このビード部に孔が穿設されて
    いることを特徴とするドアヒンジ構造。
JP12735788U 1988-09-30 1988-09-30 ドアヒンジ構造 Expired - Lifetime JPH0624538Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12735788U JPH0624538Y2 (ja) 1988-09-30 1988-09-30 ドアヒンジ構造

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JP12735788U JPH0624538Y2 (ja) 1988-09-30 1988-09-30 ドアヒンジ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0249476U JPH0249476U (ja) 1990-04-05
JPH0624538Y2 true JPH0624538Y2 (ja) 1994-06-29

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ID=31379718

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12735788U Expired - Lifetime JPH0624538Y2 (ja) 1988-09-30 1988-09-30 ドアヒンジ構造

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JP (1) JPH0624538Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012240550A (ja) * 2011-05-19 2012-12-10 Toyota Motor Corp 車体の接合部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012240550A (ja) * 2011-05-19 2012-12-10 Toyota Motor Corp 車体の接合部構造

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Publication number Publication date
JPH0249476U (ja) 1990-04-05

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