JPH06245136A - ビデオカメラ及びビデオ再生装置 - Google Patents

ビデオカメラ及びビデオ再生装置

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JPH06245136A
JPH06245136A JP5002993A JP5002993A JPH06245136A JP H06245136 A JPH06245136 A JP H06245136A JP 5002993 A JP5002993 A JP 5002993A JP 5002993 A JP5002993 A JP 5002993A JP H06245136 A JPH06245136 A JP H06245136A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】手振れ補正機能を有するビデオカメラ及びビデ
オ再生装置におけるパニング撮影時の不自然な画面の動
きを防止する。 【構成】ビデオカメラの揺れを角速度センサで検出し、
ローパスフィルタ61Bで角速度センサの出力から補正
量を求める。このローパスフィルタ61Bの出力に対し
て、補正限界において補正量を非線形処理するような非
線形リミッタ68Bを設ける。これにより、パニング時
に突然補正限界に達することを防止し、パニング時の画
面を自然なものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、手振れ補正機能を有
するビデオカメラ及びビデオ再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラの小型、軽量化が進
んだことに伴って、手振れの問題が生じ易くなってきて
いる。そこで、手振れ補正機能を備えたビデオカメラが
登場してきている。
【0003】このようなビデオカメラの手振れ補正方式
としては、カメラの揺れを角速度センサで検出し、この
角速度センサの出力に応じて、画像メモリの切出し位置
をシフトさせるようにしたものが知られている。
【0004】このようなビデオカメラの手振れ補正方式
では、角速度センサの出力は、ローパスフィルタで積分
され、角速度から角度への変換がなされ、補正量が求め
られる。この補正量に基づいて、画面がシフトされる。
この補正量が限界値を越えないように、ローパスフィル
タの出力の補正限界値を設定するリミッタが設けられて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
手振れ補正機能が付加されていると、従来、パニング撮
影時に、撮像画面が不自然になるとういう問題が生じ
る。つまり、パニング撮影時には、パニング開始時にカ
メラが急激に動かされるため、角速度センサの積分値は
急激に大きくなり、突然、補正限界を越える。このた
め、撮影画面が不自然になる。
【0006】すなわち、パニング撮影を行うと、角速度
センサからは、図10Aに示すような検出信号が出力さ
れる。この検出信号がローパスフィルタで積分される。
この積分値は、図10Bに示すように、時点t11で補正
限界LMTに達する。従来では、図10Cに示すよう
に、補正限界LMTに達する時点t11の点P11から、
積分値が突然リミットされる。
【0007】したがって、この発明は、パニング撮影時
の不自然な画面の動きを防止できるビデオカメラ及びビ
デオ再生装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、ビデオカメ
ラの揺れを検出する揺れ検出手段と、ビデオカメラの揺
れ検出手段の出力から補正量を求めるフィルタ手段と、
フィルタ手段の出力に応じて手振れ補正を行う補正手段
とを備えたビデオカメラにおいて、フィルタ手段の出力
に対して、補正限界において補正量を非線形処理するよ
うなリミッタ回路を設けるようにしたことを特徴とする
ビデオカメラである。
【0009】
【作用】ビデオカメラの揺れを検出し、それを積分して
制御量を求める。この制御の限界値を設定するリミッタ
を、非線形リミッタとすることにより、パニング時に突
然補正限界に達することを防止し、パニング時の画面を
自然なものとする。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、この発明が適用されたビデオ
カメラの全体構成を示すものである。図1において、レ
ンズ群1を介された被写体像光は、アイリス2を介し
て、CCD撮像素子3の受光面に結像される。このビデ
オカメラはNTSC方式により記録を行うものである
が、手振れ補正を行うために、CCD撮像素子3のライ
ン数としては、NTSC方式のライン数に相当するもの
ではなく、PAL方式のライン数に相当するものが用い
られている。
【0011】このCCD撮像素子3は、タイミング発生
回路5からのタイミング信号に基づき、ドライバ4によ
り駆動される。タイミング発生回路5には、同期信号発
生回路6から同期信号が供給される。また、タイミング
発生回路5には手振れ補正コントローラ20の出力が供
給される。CCD撮像素子3は、カメラの垂直方向の揺
れに応じて、垂直ブランキング期間内で高速転送クロッ
クが供給される。
【0012】CCD撮像素子3の出力は、サンプルホー
ルド回路7、AGC回路8を介してA/Dコンバータ9
に供給される。A/Dコンバータ9で、撮像信号がディ
ジタル化される。A/Dコンバータ9の出力が信号処理
回路10に供給されると共に、オプティカルディテクタ
11に供給される。
【0013】信号処理回路10は、必要なカメラ信号処
理を行って、CCD撮像素子3からの撮像信号からNT
SC方式に相当する輝度信号及びクロマ信号を形成する
ものである。信号処理回路10の出力が画像メモリ14
に供給される。
【0014】オプティカルディテクタ11は、露光制
御、フォーカス制御、ホワイトバランス制御等の光学的
な制御に必要な情報を得るためのものである。オプティ
カルディテクタ11でウィンドウが設定され、このウィ
ンドウ内の光量レベルが検出される。この光量レベルが
カメラコントローラ13に供給される。
【0015】カメラコントローラ13は、この光量レベ
ルに応じて、AGC回路8のゲイン、アイリス2の開度
を制御する。これにより、自動露光制御が行われる。ま
た、オプティカルディテクタ11内でウィンドウが設定
され、このウィンドウ内の撮像信号のエッジ成分レベル
が検出される。このエッジ成分レベルがカメラコントロ
ーラ13に供給される。カメラコントローラ13は、こ
のエッジ成分が最大となるようにレンズ群1にあるフォ
ーカスレンズの位置を制御する。これにより自動焦点調
整が行われる。
【0016】オプティカルディテクタ11のウィンドウ
の位置は、ウィンドウ発生回路12により、水平方向に
移動可能とされている。このウィンドウの位置は、手振
れ補正量に応じて変更される。
【0017】画像メモリ14は、電子ズームを行うため
に設けられていると共に、この画像メモリ14は、振動
の大きな手振れ補正を行うのに利用される。画像メモリ
14の出力が電子拡大回路15に供給される。電子拡大
回路15は、1ラインの読み出し位置をシフトすること
により、カメラの水平方向の手振れ補正を行うものであ
る。また、この電子拡大回路15により、1ライン以下
の垂直方向の手振れが補正される。
【0018】電子拡大回路15の出力は、D/Aコンバ
ータ16に供給される。D/Aコンバータ16からは、
アナログビデオ信号が出力される。このアナログビデオ
信号が出力端子17から出力される。
【0019】カメラの揺れは、ピッチ及びヨー角速度セ
ンサ21A及び21Bにより検出される。すなわち、ピ
ッチ角速度センサ21Aにより垂直方向の揺れが検出さ
れる。このピッチ角速度センサ21Aの出力がアンプ2
2Aを介してA/Dコンバータ23Aに供給される。A
/Dコンバータ23Aの出力が手振れ補正コントローラ
20に供給される。ヨー角速度センサ21Bの出力がア
ンプ22Bを介してA/Dコンバータ23Bに供給され
る。A/Dコンバータ23Bの出力が手振れ補正コント
ローラ20に供給される。
【0020】手振れ補正コントローラ20は、ピッチ角
速度センサ21Aで検出された垂直方向の揺れに基づい
てCCD撮像素子3で電荷の高速転送を行うことによ
り、垂直方向の手振れ補正を行う。また、ヨー角速度セ
ンサ21Bで検出された水平方向の揺れに基づいて、水
平方向にシフトがなされる。これにより、水平方向の手
振れ補正を行う。
【0021】つまり、図2に示すように、この発明の一
実施例では、CCD撮像素子3として、PAL方式のラ
イン数、例えば有効ライン数582のものが用いられ
る。これに対して、NTSC方式の有効ライン数は49
4である。したがって、CCD撮像素子3の一画面の有
効ライン数582のうち、利用されるのは494ライン
分であり、図2においてハッチングで示すように、それ
以外のラインの出力は利用されない。画面は、開始位置
STを変化させることにより、垂直方向に動かすことが
できる。したがって、画面の垂直方向の揺れを取り除く
ように開始位置STを動かせば、垂直方向の手振れ補正
を行なえる。
【0022】このように、PAL方式のライン数を有す
るCCD撮像素子3のうちNTSC方式のライン数分を
通常の速度で電荷を転送し、残りのラインでは高速で電
荷を転送すると、図3に示すように、例えば円形の被写
体A1は、縦に延びた円形の像A2として映し出されて
しまう。
【0023】そこで、図4Aに示すように、1ライン分
の信号SLがラインメモリに取り込まれ、図4Bに示す
にように、この信号が時間軸を変えて読み出される。こ
れにより、映出される像の縦横比が補正されると共に、
水平方向の画面が拡大される。このラインメモリの読み
出し位置を、水平方向のビデオカメラの揺れに応じてシ
フトすることで、水平方向の手振れ補正が行なえる。
【0024】この発明が適用されたビデオカメラでは、
ズームレンズを動かすことにより、光学ズーム撮影を行
なえると共に、画像メモリ14を用いることにより、電
子ズーム撮影を行うことができる。すなわち、図5Aに
示すような撮像画面が画像メモリ14に蓄えられている
とすると、この画像メモリ14の画面から、領域B1で
示す部分を切り出して拡大補間することにより、図5B
に示すように、画面を2倍に拡大できる。
【0025】上述の手振れ補正コントローラ20は、ピ
ッチ角速度センサ21A及びヨー角速度センサ21Bの
出力に対してフィルタリング処理を行い、垂直及び水平
方向の補正量を算出している。
【0026】図6は、この手振れ補正コントローラ20
での処理を機能ブロック化して示したものである。先
ず、ピッチ側の処理について説明する。図6において、
入力端子51Aには、ピッチ方向の角速度センサ21A
の出力が、乗算回路22A、A/Dコンバータ23A
(図1)を介して供給される。入力端子51Aからの信
号は、全体ゲイン調整用のアンプ52Aを介して、ハイ
パスフィルタ53Aに供給される。ハイパフィルタ53
Aは、角速度センサ21Aに含まれる直流オフセットを
除去するものである。
【0027】ハイパスフィルタ53Aの出力が角速度セ
ンサばらつき調整用の乗算回路54Aに供給される。こ
の乗算回路54Aには、入力端子55Aからばらつきに
応じたゲインが供給される。乗算回路54Aの出力がノ
イズ除去用のコアリング回路56Aに供給される。コア
リング回路56Aの出力が乗算回路57Aに供給され
る。
【0028】乗算回路57Aには、テーブル58Aから
係数が与えられる。テーブル58Aには、端子59Aか
ら光学ズームのポジションが与えられる。手振れ補正
は、光学ズーム倍率が大きい程、大きく補正する必要が
ある。そこで、テーブル58Aにより、ズームレンズが
テレ側にある時により大きな補正がかかるように、係数
が設定される。
【0029】乗算回路57Aの出力がリミッタ60Aを
介して、ローパスフィルタ61Aに供給される。ローパ
スフィルタ61Aは、角速度から角度への変換を行うも
のである。このローパスフィルタ61Aは、後に詳述す
るように、IIRフィルタにより構成される。そして、
このローパスフィルタ61Aは、端子62Aからの電子
ズーム倍率に応じて係数が設定され、電子ズーム領域で
も効果的な補正が行なえるようにしている。
【0030】ローパスフィルタ61Aの出力がコアリン
グ回路63Aに供給される。コアリング回路63Aの出
力がリミッタ64Aに供給される。リミッタ64Aの出
力がオフセット加算回路69Aを介して、出力端子71
から出力されると共に、減算回路65Aに供給される。
出力端子71からの出力に応じて、PAL用のCCD撮
像素子3の読み出し位置がシフトされ、垂直方向の手振
れ補正がなされる。
【0031】減算回路65Aにより、オフセットを越え
る補正値が得られる。この減算回路65Aの出力が加算
回路66Aに供給される。加算回路66Aには、端子6
7Aから電子ズーム制御データが供給される。加算回路
66Aの出力がリミッタ68Aを介して、出力端子72
から出力される。出力端子72からの出力に応じて、画
像メモリ14の読み出し位置がシフトされ、補正範囲を
越える垂直方向の手振れ補正がなされる。また、出力端
子72の出力が電子拡大回路15に供給され、0.5ラ
イン以下の垂直方向の手振れ補正がなされる。
【0032】次に、ヨー方向の処理について説明する。
ヨー方向の処理は、ピッチ方向の処理と同様である。す
なわち、入力端子51Bには、ヨー方向の角速度センサ
21Bの出力がアンプ22B、A/Dコンバータ23B
を介して供給される。入力端子51Bからの信号は、全
体ゲイン調整用のアンプ52Bを介して、直流オフセッ
ト除去用のハイパスフィルタ53Bに供給される。
【0033】ハイパスフィルタ53Bの出力が角速度セ
ンサばらつき調整用の乗算回路54Bに供給される。乗
算回路54Bには、入力端子55Bからばらつきに応じ
たゲインが供給される。乗算回路54Bの出力がノイズ
除去用のコアリング回路56Bに供給される。コアリン
グ回路56Bの出力が乗算回路57Bに供給される。乗
算回路57Bには、テーブル58Bから係数が与えられ
る。テーブル58Bには、端子59Bから光学ズームの
ポジションが与えられる。乗算回路57B及びテーブル
58Bにより、ズームレンズがテレ側にある時により大
きな補正がかかるように、係数が設定される。
【0034】乗算回路57Bの出力がリミッタ60Bを
介して、ローパスフィルタ61Bに供給される。ローパ
スフィルタ61Bは、角速度から角度への変換を行うも
のである。ローパスフィルタ61Bには、端子62Bか
ら電子ズーム倍率が供給される。ローパスフィルタ61
Bの出力がコアリング回路63Bに供給される。コアリ
ング回路63Bの出力がリミッタ64Bに供給される。
リミッタ64Bの出力がオフット加算回路69Bを介し
て、出力端子73から出力されると共に、加算回路66
Bに供給される。加算回路66Bには端子70Bからオ
フセットが供給される。加算回路69Bには、端子67
Bから電子ズーム制御データが供給される。加算回路6
6Bの出力が非線形リミッタ68Bを介して、出力端子
74から出力される。
【0035】出力端子73からの出力は、ウィンドウ発
生回路12に供給され、出力端子73からの出力に応じ
て、オプティカルディテクタ11のウィンドウ位置がシ
フトされる。出力端子74の出力が電子拡大回路15に
供給され、出力端子74からの出力に応じて、電子拡大
回路15の読み出し位置がシフトされ、水平方向の手振
れ補正がなされる。
【0036】前述したように、ローパスフィルタ61A
及び61Bは、角速度から角度への変換を行い、補正量
を求める。この補正量の限界を設定するために、リミッ
タ64A、リミッタ68A、リミッタ64B、リミッタ
68Bが設けられている。これらのリミッタのうち、リ
ミッタ68Bは、非線形リミッタとされている。これ
は、パニング撮影時に、撮像画面が不自然になることを
防止するためである。
【0037】つまり、パニング撮影時には、パニング開
始時にカメラが急激に動かされるため、角速度センサの
積分値は急激に大きくなり、突然、限界値を越える。こ
のため、通常のリミッタを用いると、パニング開始時に
パニングの動きを抑えるような画面状態から、突然、補
正限界に達し、パニングされていくような不自然な撮影
画面となる。
【0038】これに対して、この発明の一実施例では、
図8に示すように、補正量が徐々に限界に近づくような
非線形なリミッタが用いられる。図8は、非線形リミッ
タ68Bのテーブルを示す。図8において、横軸は非線
形リミッタ68Bの入力値であり、縦軸はその出力値で
ある。入力は、ローパスフィルタ61Bの出力に対応す
る。
【0039】このように、この発明の一実施例では、非
線形リミッタ68Bが使用されるため、パニング開始時
にカメラが急激に動かされても、補正限界に急激に達す
ることがなく、パニング時の撮影画面が不自然でなくな
る。
【0040】すなわち、パニング撮影を行うと、角速度
センサからは、図9Aに示すような検出信号が出力され
る。この検出信号がローパスフィルタで積分される。こ
の積分値は、図9Bに示すように、時点t1 で補正限界
LMTに達する。非線形リミッタ68Bは、特性が非線
形であるから、図9Cに示すように、点P1で示すよう
に、補正限界LMTに徐々に達する。このため、パニン
グ時の撮影画面が不自然でなくなる。
【0041】なお、非線形リミッタ68Bの特性は、固
定でも良いが、パニングの速さや、ズーム比に応じて、
非線形特性を変化されるようにしても良い。例えば、パ
ニングの速さが速い程、また、ズーム倍率が大きい程、
補正限界に達するカーブが緩やかになるようなリミッタ
特性に設定される。
【0042】上述の一実施例では、水平方向の手振れ補
正系にのみ、非線形リミッタを設けているが、勿論、垂
直方向の手振れ補正系にも非線形リミッタを設けるよう
にしても良い。
【0043】この発明は、ビデオカメラばかりでなく、
手振れ補正機能を備えたビデオ再生装置にも同様に用い
ることができる。つまり、手振れによる画面の揺れは、
記録時に、ビデオカメラ側で補正を行うばかりでなく、
再生時に、再生装置側で行うことができる。すなわち、
再生時に、手振れが検出され、その手振れ量に応じて、
画面がシフトされる。このように、再生時に手振れ補正
を行う場合には、再生ビデオ信号の動きベクトルを検出
することで、手振れが検出される。この動きベクトルか
ら実際の補正量を求めるために、ローパスフィルタが用
いられる。
【0044】このようなビデオ再生装置においても、上
述の一実施例と同様に、非線形リミッタを用いることが
できる。
【0045】
【発明の効果】この発明によれば、制御の限界値を設定
するリミッタを非線形リミッタとすることにより、パニ
ング時に突然補正限界に達することを防止し、パニング
時の画面を自然なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたビデオカメラの全体構成
を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例の説明に用いる略線図であ
る。
【図3】この発明の一実施例の手振れ補正の説明に用い
る略線図である。
【図4】この発明の一実施例の手振れ補正の説明に用い
る略線図である。
【図5】この発明の一実施例の電子ズームの説明に用い
る略線図である。
【図6】この発明の一実施例における手振れ補正コント
ローラの機能ブロック図である。
【図7】この発明の一実施例の手振れ補正の説明に用い
る略線図である。
【図8】この発明の一実施例における非線形リミッタの
テーブルの一例を示すグラフである。
【図9】この発明の一実施例の説明に用いる波形図であ
る。
【図10】従来のリミッタの説明に用いる波形図であ
る。
【符号の説明】
3 PAL用CCD撮像素子 14 画像メモリ 20 手振れ補正コントローラ 21A,21B 角速度センサ 61A,61B ローパスフィルタ 68B 非線形リミッタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオカメラの揺れを検出する揺れ検出
    手段と、上記ビデオカメラの揺れ検出手段の出力から補
    正量を求めるフィルタ手段と、上記フィルタ手段の出力
    に応じて手振れ補正を行う補正手段とを備えたビデオカ
    メラにおいて、 上記フィルタ手段の出力に対して、補正限界において補
    正量を非線形処理するようなリミッタ回路を設けるよう
    にしたことを特徴とするビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 上記リミッタ回路は、パニングの速さに
    応じて特性が変化される請求項1記載のビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 上記リミッタ回路は、ズーム比に応じて
    特性が変化される請求項1記載のビデオカメラ。
  4. 【請求項4】 入力ビデオ信号の画面の揺れを検出する
    揺れ検出手段と、上記ビデオカメラの揺れ検出手段の出
    力から補正量を求めるフィルタ手段と、上記フィルタ手
    段の出力に応じて手振れ補正を行う補正手段とを備えた
    ビデオ再生装置において、 上記フィルタ手段の出力に対して、補正限界において補
    正量を非線形処理するようなリミッタ回路を設けるよう
    にしたことを特徴とするビデオ再生装置。
  5. 【請求項5】 上記リミッタ回路は、パニングの速さに
    応じて特性が変化される請求項4記載のビデオ再生装
    置。
  6. 【請求項6】 上記リミッタ回路は、ズーム比に応じて
    特性が変化される請求項4記載のビデオ再生装置。
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