JP3279342B2 - ビデオカメラにおける手振れ補正装置 - Google Patents

ビデオカメラにおける手振れ補正装置

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JP3279342B2
JP3279342B2 JP12416192A JP12416192A JP3279342B2 JP 3279342 B2 JP3279342 B2 JP 3279342B2 JP 12416192 A JP12416192 A JP 12416192A JP 12416192 A JP12416192 A JP 12416192A JP 3279342 B2 JP3279342 B2 JP 3279342B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラの撮影時
に生ずる手振れにより、撮影画面が大きく揺れる現象を
補正するビデオカメラにおける手振れ補正装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラを手持ちにより撮影を行う
とき、手振れによる画面の揺れが生ずることはよく知ら
れている。特にズームレンズを望遠側に設定して撮影し
た場合には、その現象が顕著に現れる。この様な手振れ
現象が生じた場合には、静止しているものが揺れて動い
てしまい、撮影画像が見にくくなり、目が疲れるという
問題が生ずる。また、時には目的とする被写体の一部が
瞬間的に画面から外れてしまうという問題が生じ、さら
には、手振れにより被写体がぼけてしまうといった現象
も生ずる。
【0003】このような問題を解決するために、ビデオ
カメラの撮影時に生ずる手振れを補正する手段が提案さ
れている。例えば手振れ現象がどの程度であるかを検出
する手振れ検出手段としては、 (1)センサによる速度検出、方向検出 (2)画像処理による動きベクトル検出 が一般的に用いられる。
【0004】また、前記した手段により手振れ現象を検
出した場合に、撮影画像を補正する補正手段としては、 (1)CCD等のイメージャの画像データの読み出し位
置を変更する手段 (2)画像データを蓄積する画像メモリからの画像デー
タの読み出し位置を変更する手段 (3)光学プリズムでの偏光による補正手段 が一般的に用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した手
振れ現象は、同じ振幅の手振れが生じていても、ズーム
レンズのズーム位置が広域(ワイド)側である場合には
画像の揺れの振幅は小さく、ズームレンズのズーム位置
が望遠(テレ)側である場合には画像の揺れの振幅は大
きくなる。従って、この画像の揺れを補正する場合、ズ
ームレンズのズーム位置に応じて手振れ検出情報の補正
量を増減する必要が生ずる。
【0006】例えば、手振れ検出手段としてセンサによ
る速度検出、方向検出手段を採用し、撮影画像を補正す
る補正手段として、CCD等のイメージャの画像データ
の読み出し位置を変更する手段、または画像データを蓄
積する画像メモリからの画像データの読み出し位置を変
更する手段を採用した場合には、手振れセンサによって
得られた手振れ検出情報に対して補正量を加える必要が
生ずる。具体的には、ズームレンズのズーム位置がワイ
ド側である場合には補正量を小さく、ズームレンズのズ
ーム位置がテレ側になるに従って補正量を大きくなるよ
うにする必要が生ずる。
【0007】従来のビデオカメラにおける手振れ補正装
置によると、例えば図8に示すように、手振れ検出手段
としての手振れセンサ1によって得られる手振れ検出情
報は、A/D変換回路2によってデジタル信号に変換さ
れ、マイクロコンピュータ(マイコン)3に取り込まれ
る。一方、ズームレンズ4におけるズーム位置に関する
情報が例えばポテンションメータ5により取り出され、
この出力はA/D変換回路6によってデジタル信号に変
換され、前記マイコン3に取り込まれる。
【0008】マイコン3においては、手振れセンサ1に
よって得られる検出情報、すなわち角速度が積分回路3
−1によって角度情報aに変換され、この角度情報aは
乗算回路3−2に供給される。一方、ズームレンズ4に
おけるズーム位置に関するデジタル情報はゲインテーブ
ル3−3においてゲイン(利得)情報に変換され、前記
乗算回路3−2に供給される。
【0009】従って、前記乗算回路3−2、すなわちマ
イコン3からは、手振れセンサ1によって得られる手振
れ情報がズームレンズ4におけるズーム位置に応じたゲ
イン情報によって補正された補正値として出力される。
この補正値は、撮像素子によって得られる画像信号の読
み出し位置、例えば撮像素子によって得られる画像信号
を蓄積する画像メモリからの画像信号の読み出し位置を
変更するように作用し、これにより手振れ補正が成され
る。
【0010】ところで、図8に示すマイコン3より成る
補正手段においては、ズームレンズ4が静止していて
も、A/D変換回路6の出力にノイズ等が混入して、デ
ジタルデータの下位のビットにいわゆる「ばたつき」が
生じ、これがゲインテーブル3−3におけるゲイン情報
を変化せしめ、従って乗算回路3−2における乗算結果
にまで影響を及ぼす場合が生ずる。すなわち、前記した
「ばたつき」が生じた場合、ゲインテーブル3−3にお
ける出力は、k1乃至k2の範囲で変化し、マイコン3
より成る補正手段における出力は、k1×a乃至k2×
aの範囲で変動することになる。
【0011】その結果、ビデオカメラが静止状態にある
にもかかわらず、例えば画像メモリからの画像信号の読
み出し位置を不必要に変動せしめ、記録画像がふらふら
と動揺するという現象が生ずる。
【0012】本発明は、この様な点に着目して成された
ものであり、ズームレンズのズーミング動作が非動作状
態において生ずる前記したような画像の動揺現象の発生
を阻止し、安定した画像を得ることが可能なビデオカメ
ラにおける手振れ補正装置を提供することを課題として
いる。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に成された本発明の請求項1に記載のビデオカメラにお
ける手振れ補正装置は、手振れ検出手段からもたらされ
る手振れ検出情報に応じて、撮像素子によって得られる
画像信号の読み出し位置を変更して手振れ補正を行うビ
デオカメラにおける手振れ補正装置であって、ズームレ
ンズのズーミング動作中においてのみ、手振れ検出手段
からもたらされる手振れ検出情報に対して補正を加える
補正手段を具備し、補正手段によって得られる手振れ検
出情報に基づいて前記撮像素子によって得られる画像信
号の読み出し位置を変更するようにした点に特徴を有す
る。
【0014】また本発明の請求項2に記載のビデオカメ
ラにおける手振れ補正装置は、請求項1に記載の構成に
おいて、さらに補正手段によって得られる手振れ検出情
報に基づいて、前記撮像素子によって得られる画像信号
を蓄積する画像メモリからの画像信号の読み出し位置を
変更するようにした点に特徴を有する。
【0015】さらに本発明の請求項3に記載のビデオカ
メラにおける手振れ補正装置は、請求項1に記載の構成
において、さらに補正手段によって得られる手振れ検出
情報に基づいて、前記撮像素子からの画像信号の読み出
し位置を変更するようにした点に特徴を有する。
【0016】
【作用】請求項1に記載のビデオカメラにおける手振れ
補正装置においては、ズームレンズのズーミング動作中
においてのみ、手振れ検出手段からもたらされる手振れ
検出情報に対して補正を加える補正手段を具備し、補正
手段によって得られる手振れ検出情報に基づいて前記撮
像素子によって得られる画像信号の読み出し位置を変更
するように成されるため、ズームレンズのズーミング動
作が非動作状態において生ずる画像の動揺現象の発生が
阻止され、安定した画像を得ることが可能となる。
【0017】また請求項2に記載のビデオカメラにおけ
る手振れ補正装置においては、前記したビデオカメラに
おける手振れ補正装置において、前記補正手段によって
得られる手振れ検出情報に基づいて、撮像素子によって
得られる画像信号を蓄積する画像メモリからの画像信号
の読み出し位置を変更するように成される。
【0018】さらに請求項3に記載のビデオカメラにお
ける手振れ補正装置においては、前記補正手段によって
得られる手振れ検出情報に基づいて、撮像素子からの画
像信号の読み出し位置を変更するように成される。
【0019】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説
明する。本発明のビデオカメラにおける手振れ補正装置
は、記録時(撮影時)において手振れを検出し、これを
補正することを前提としており、従って、以下の実施例
は記録系のブロックのみを示している。先ず図1は、本
発明のビデオカメラにおける手振れ補正装置における手
振れ検出情報の補正手段を示している。なお、この図1
において、前記した図8に示した符号と同一部分は同一
機能を果すものであり、従って、その詳細な説明は省略
する。新たに付け加えられた符号7で示す部分は、電動
ズームスイッチに連動するスイッチを示しており、前記
ズームレンズ4のズーム位置をテレ側に移動させる場合
には、接点7−1が選択され、またズームレンズ4のズ
ーム位置をワイド側に移動させる場合には、接点7−3
が選択され、さらにズームレンズ4のズーム動作を停止
させている場合には、接点7−2が選択される。そして
スイッチ7の出力はマイコン3におけるディレイ回路3
−4に供給される。
【0020】前記ディレイ回路3−4は前記スイッチ7
の出力を遅延させて出力を発生するものであり、前記ス
イッチ7が接点7−1または接点7−3に接触している
間のみ、すなわち、ズームレンズ4のズーミング動作が
成されている間のみ、マイコン3内に配置され、A/D
変換回路6とゲインテーブル3−3との間に介在された
スイッチ3−5を閉成(オン)せしめる制御信号を発生
する。なお、マイコン3内に配置された前記ディレイ回
路3−4は、ズームスイッチを操作し終わった後、慣性
によりズームレンズの位置が多少移動したとしても、そ
の最終ズーム位置に対応する出力をゲインテーブル3−
3に供給するためのものである。従って、ディレイ回路
3−4は数乃至数十フィールド程度に相当するディレイ
特性を持たせてある。
【0021】図2は、マイコン3内に配置されたゲイン
テーブル3−3の利得特性を示すものである。すなわ
ち、図2において、横軸はレンズのズームポジションを
示しており、左端がワイド端を、右端がテレ端の関係と
なっている。また縦軸はズームゲインを示しており、ズ
ームポジションがテレ端に近づくに従ってズームゲイン
kが上昇する非線形の相関関係を持たせている。そして
前記ゲインテーブル3−3はズームレンズ4の直前のズ
ーム位置に対応したズームゲインkをホールドし、乗算
回路3−2に対して出力する機能を有している。
【0022】また図3は、前記マイコン3における処理
の詳細をブロック図で表したものである。図3におい
て、先ず手振れセンサ1は、いわゆる角速度センサが用
いられる。この角速度センサは一般に、上下(垂直)方
向のピッチング成分角速度を検出する垂直センサと、左
右(水平)方向のヨーイング成分角速度を検出する水平
センサとを独立に検出する2つのセンサより構成してい
る。しかし、図においては説明の便宜上、1つのセンサ
のみを示している。
【0023】前記センサ1によって得られる角速度の情
報は、A/D変換回路2によってデジタル信号に変換さ
れ、そのデジタルデータはシリアル通信の手段によりマ
イコン3に取り込まれ、マイコン3内においてはソフト
ウエア処理によってズームポジションに基づく補正値を
得るように成される。
【0024】前記デジタルデータは減算回路301に供
給されると共に、ディレイ回路302を介して同じく減
算回路301にフィードホワードされる。また前記減算
回路301の出力は加算回路303に供給され、その出
力はディレイ回路304を介して同じく加算回路303
にフィードバックされる。これら減算回路301、ディ
レイ回路302、加算回路303、ディレイ回路304
により、カットオフ周波数が0.1乃至0.01Hzの
DC除去用のハイパスフィルタ(HPF)を構成してい
る。
【0025】そしてHPFの出力は乗算回路305に供
給され、ここで前記センサ1のバラツキを調整するため
のセンサゲインと乗算され、乗算回路306に供給され
る。この乗算回路306は前記図1に示した乗算回路3
−2に相当するものであり、この乗算回路306の他方
には、ゲインテーブル307、すなわち図1に示すゲイ
ンテーブル3−3からもたらされるズームゲインkが供
給される。こうして、ズームゲインkが乗算された角速
度の情報は、微小ノイズ除去回路308に供給される。
微小ノイズ除去回路308は入力からしきい値を引き算
し、符号が逆になった場合にはゼロにするという、いわ
ゆるコアリング処理が施される。そしてその出力はリミ
ッタ回路309に供給される。このリミッタ回路309
は、入力レベルがしきい値よりも大きい場合には、撮影
状態がパンまたはティルトであると見なし、リミッタ値
に置き換える処理が成される。
【0026】次に、角速度の情報を角度の情報に変換す
るために、加算回路310、ディレイ回路311、乗算
回路312、変換テーブル313より成る積分(ローパ
ス)フィルタを通す。前記変換テーブル313は、入力
信号をアドレスとしてその変換値を乗算回路312にお
いて入力信号に乗算するものであり、従って積分係数は
非線形となる。そして最後に積分(ローパス)フィルタ
の出力は、バッファアンプ314において全体のゲイン
調整が成され、ズームポジションに基づく補正値を得て
出力端315に対してシリアル転送される。
【0027】図4は、以上図1乃至図3に示した手振れ
検出手段および手振れ検出手段からもたらされる手振れ
検出情報に対して補正を加える補正手段を含めた本発明
のビデオカメラにおける手振れ補正装置の一実施例の構
成をブロック図で示したものである。前記図1乃至図3
に示した手振れ検出手段および補正手段は、この図4に
おいては、手振れセンサ10、ズームレンズ11、サン
プリングおよびフィルタリング回路12として示してい
る。
【0028】前記サンプリングおよびフィルタリング回
路12にはタイミングジェネレータ13からのサンプリ
ングパルスが供給されている。このサンプリングパルス
は、例えばCCD等の撮像素子より構成するイメージャ
14に供給される垂直駆動パルス、すなわちVリセット
パルスに同期しており、1フィールドに1度の間隔でタ
イミングジェネレータ13よりサンプリングおよびフィ
ルタリング回路12に供給される。前記サンプリングお
よびフィルタリング回路12は、タイミングジェネレー
タ13からのサンプリングパルスを受けて補正手段によ
って得られる手振れ検出情報をサンプリングする。
【0029】こうしてサンプリングされた手振れ検出情
報は、フィルタリングされてサンプリングおよびフィル
タリング回路12よりメモリコントローラ15に供給さ
れる。メモリコントローラ15は、画像メモリ16およ
び電子拡大回路17に対し、サンプリングされた手振れ
検出情報に基づいて読み出し制御信号を供給する。すな
わち、画像メモリ16には前記イメージャ14によって
得られた画像信号が蓄積されており、画像メモリ16に
蓄積された画像信号の読み出し位置をサンプリングされ
た手振れ検出情報に基づいて変更するように成される。
【0030】図5は、その作用を説明するものであり、
図5(a)は手振れ現象がなく、手振れ補正量がゼロで
ある場合を、また図5(b)は手振れ現象が生じ、手振
れ補正が行われる場合をそれぞれ示している。まず手振
れ現象がなく、手振れ補正量がゼロである場合には、図
5(a)に示すようにイメージャ14から供給される有
効メモリ領域Aの中央部分Bが画像メモリ16より読み
出される。そして画像メモリ16より読み出された中央
部分Bに対応する部分が電子拡大回路17により拡大さ
れCとして示す画像が得られる。
【0031】また手振れ現象が生じた場合には、図5
(b)に示すように、前記メモリコントローラ15から
供給される読み出し制御信号によって、有効メモリ領域
Aの中央部分Bに対し、垂直方向の手振れ量に対応した
例えば補正量+vが加えられ、また水平方向の手振れ量
に対応した例えば補正量−hが加えられて成る位置B´
に対応する部分が読み出され、これが電子拡大回路17
により拡大されてC´として示す画像が得られる。
【0032】この結果、電子拡大回路17より得られる
画像信号は、手振れによって生じた画像の揺れに相当す
る補正が施され、図5(a)に対して、ほぼ変化のない
図5(b)示したような静止画面が得られることにな
る。
【0033】こうして手振れ補正が成された画像信号
は、記録系信号処理回路18に供給され、これによって
信号処理され、記録ヘッド19によって記録媒体である
磁気テープ20に対して記録される。
【0034】以上の構成は、サンプリングおよびフィル
タリング回路12によってサンプリングされた手振れ検
出情報に基づいて、イメージャ14によって得られる画
像信号を蓄積する画像メモリ16からの画像信号の読み
出し位置を変更するようにした例を示したが、図6に示
すような構成を採用することもできる。
【0035】図6に示す構成は、サンプリング手段によ
ってサンプリングされた手振れ検出情報に基づいて、イ
メージャ14からの画像信号の読み出し位置を変更する
ようにした場合を示す。なお図6において、図1と同一
符号部分は同一の機能を達成するものであり、従ってそ
の詳細な説明は省略する。図6に示す例においては、手
振れセンサ10より供給される手振れ検出情報はサンプ
リングおよびフィルタリング回路12によってサンプリ
ングされ、読み出し制御信号としてイメージャ14に供
給される。
【0036】ここで、サンプリングおよびフィルタリン
グ回路12よりイメージャ14に供給される制御信号
は、イメージャ14におけるVリセット信号として作用
する。すなわち、垂直および水平方向の手振れ情報に基
づいてフィールド毎に補正されたタイミングの読み出し
信号が供給され、イメージャ14における垂直方向およ
び水平方向の画像信号の読み出し開始位置が手振れ情報
によって補正される。この結果、イメージャ14から出
力される画像信号は、垂直方向および水平方向の手振れ
が補正されたものとなる。
【0037】図7は、その作用を説明するものであり、
撮像素子すなわちイメージャ14の有効画面D内に、手
振れ補正用のエリアEを上下左右方向にブランキングと
して保有し、このブランキング部分を利用して、手振れ
検出情報に応じてイメージャ14の上下方向および左右
方向の画像信号の読み出し位置をフレーム毎に変更させ
るように成される。
【0038】なお、例えば図4に示した構成において、
垂直方向の手振れをイメージャ14からの画像信号の読
み出し位置を変更することで補正するようにし、水平方
向の手振れを画像メモリ16からの画像信号の読み出し
位置を変更することで補正することもできる。
【0039】また、以上の説明から容易に想起し得るよ
うに、垂直方向の手振れを画像メモリ16からの画像信
号の読み出し位置を変更することで補正するようにし、
水平方向の手振れをイメージャ14からの画像の信号読
み出し位置を変更することで補正するようにすることも
できる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載のビデオカメラにおける手振れ補正装置によれ
ば、ズームレンズのズーミング動作中においてのみ、手
振れ検出手段からもたらされる手振れ検出情報に対して
補正を加える補正手段を具備し、補正手段によって得ら
れる手振れ検出情報に基づいて前記撮像素子によって得
られる画像信号の読み出し位置を変更するように構成し
たので、ズームレンズのズーミング動作が非動作状態に
おいて生ずる画像の動揺現象の発生が阻止され、安定し
た画像を得ることが可能となる。
【0041】また請求項2に記載のビデオカメラにおけ
る手振れ補正装置によれば、サンプリングされた手振れ
検出情報に基づいて、イメージャによって得られる画像
信号を蓄積する画像メモリからの画像信号の読み出し位
置を変更するように成される。このために前記した独自
の効果に加え、さらにCCD等で構成されるイメージャ
が保有する画素の大部分を有効に使用することができる
ようになるため、解像度を犠牲にすることのない手振れ
補正装置を提供することが可能となる。
【0042】さらに請求項3に記載のビデオカメラにお
ける手振れ補正装置によれば、サンプリングされた手振
れ検出情報に基づいて、イメージャの画像信号の読み出
し位置を変更するように成される。このために、画像メ
モリを別に具備する必要がなく、経済的な手振れ補正装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビデオカメラにおける手振れ補正装置
に使用される手振れ検出情報の補正手段の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の手振れ補正装置に使用されるゲインテ
ーブルの利得特性を示す特性図である。
【図3】手振れ検出情報の補正手段の詳細を説明するブ
ロック図である。
【図4】本発明のビデオカメラにおける手振れ補正装置
の全体の構成を示すブロック図である。
【図5】画像メモリにおける画像信号の読み出し状況を
説明する模式図である。
【図6】本発明のビデオカメラにおける手振れ補正装置
の他の実施例の全体構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示した実施例の作用を説明するための模
式図である。
【図8】従来の手振れ検出情報の補正手段の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1,10 手振れセンサ(手振れ検出手段) 2、6 A/D変換回路 3 マイクロコンピュータ(手振れ検出情報の補正手
段) 4,11 ズームレンズ 5 ポテンションメータ 7 電動ズーム連動スイッチ 12 サンプリングおよびフィルタリング回路 13 タイミングジェネレータ 14 イメージャ(撮像素子) 15 メモリコントローラ 16 画像メモリ 17 電子拡大回路 18 記録系信号処理回路 19 記録ヘッド 20 磁気テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/225 - 5/247

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手振れ検出手段からもたらされる手振れ
    検出情報に応じて、撮像素子によって得られる画像信号
    の読み出し位置を変更して手振れ補正を行うビデオカメ
    ラにおける手振れ補正装置であって、 ズームレンズのズーミング動作中においてのみ、前記手
    振れ検出手段からもたらされる手振れ検出情報に対して
    補正を加える補正手段を具備し、 前記補正手段によって得られる手振れ検出情報に基づい
    て前記撮像素子によって得られる画像信号の読み出し位
    置を変更するようにしたことを特徴とするビデオカメラ
    における手振れ補正装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段によって得られる手振れ検
    出情報に基づいて、前記撮像素子によって得られる画像
    信号を蓄積する画像メモリからの画像信号の読み出し位
    置を変更するようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載のビデオカメラにおける手振れ補正装置。
  3. 【請求項3】 前記補正手段によって得られる手振れ検
    出情報に基づいて、前記撮像素子からの画像信号の読み
    出し位置を変更するようにしたことを特徴とする請求項
    1に記載のビデオカメラにおける手振れ補正装置。
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