JPH06245052A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH06245052A
JPH06245052A JP5025275A JP2527593A JPH06245052A JP H06245052 A JPH06245052 A JP H06245052A JP 5025275 A JP5025275 A JP 5025275A JP 2527593 A JP2527593 A JP 2527593A JP H06245052 A JPH06245052 A JP H06245052A
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JP5025275A
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Taku Sugiura
卓 杉浦
Satoru Kutsuwada
悟 轡田
Akio Ito
秋生 伊藤
Yoshihiro Funamizu
善浩 船水
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の画像を合成する際に、画像メモリに先
に格納しておいた画像のサイズと、あとから読み込んだ
画像のサイズとが異なる場合でも、適切な画像合成が行
えるようにすること。 【構成】 画像の合成に使用する画像情報を画像メモリ
108に格納しておく際に、その画像情報のサイズ情報
をワークRAM313に格納しておく。後で画像メモリ
108内の画像情報と原稿台ガラス81上に載せられた
原稿画像とにより合成を行う時に、画像メモリ108内
の画像情報のサイズが分かっているので、特に画像メモ
リ108内の画像と原稿台ガラス81上の画像とで画像
サイズが異なる時には、センター移動,コーナー移動で
画像の位置を合わせることができる。また同様に、画像
サイズが異なるときに、異なっていることを警告あるい
はメッセージの形で作業者に知らせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の画像の合成を行う
画像処理装置に関し、特に多値データを記憶する画像メ
モリを有するディジタル複写機等の画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿の画像情報を記憶する画像メ
モリを有し、原稿上の画像をCCDイメージセンサ等の
光学撮像素子により読み取り、アナログディジタル変換
して各種画像処理を行い、レーザビームプリンタ等の出
力手段により出力するディジタル複写機が提供されてい
る。この種の複写機において、画像メモリ内の画像情報
と原稿台上の画像情報とを重ね合わせて(オーバーレイ
と称する)、出力するデェジタル複写機が報告されてい
るが、画像メモリが高価であるので、メモリ内には2値
画像を格納し、2値のメモリ内の画像情報と多値の原稿
台上の画像とを合成するのが一般的であった。また、2
値メモリの合成においては、有限なメモリ領域を有効に
活用するために、残りのメモリサイズあるいは画像の解
像度をメモリに格納しておき、出力の際には、出力紙の
サイズに応じてメモリから自動的に変倍して出力するこ
とが報告されている。また、多値メモリを使用した合成
についても報告されているが、記憶された画像サイズを
使用して画像の移動等の画像処理を行うことはいまだ報
告されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術では次のような欠点がある。すなわち、
2値のメモリ内に画像情報を格納する際には、多値の画
像情報を2値に圧縮する必要があるが、この時に画像が
劣化することが避けられない。また、画像の合成処理の
際に、1度メモリ内に画像情報を格納しておき、後で一
定時間以上経過後にそのメモリ内の画像情報と新たに原
稿台上に載せた画像とで合成する時に、作業者ならびに
装置がメモリ内の画像情報のサイズを知らないために、
画像がはみ出してしまったり、あるいは意図しない位置
で画像合成が行われ、思いどうりに画像合成を行えない
ことがある。また、一定時間経過後ではなく、画像情報
を画像メモリに格納後、すぐに合成処理を行う場合で
も、メモリ内の画像と原稿台に載せた原稿とが画像サイ
ズが異なる場合に、どのように画像を合わせて合成する
かということの対策がなされていなかったので、作業者
の希望に合った適切な画像合成が行えないことがある。
【0004】本発明の目的は、上記のような従来の欠点
を解消し、複数の画像を合成する際に、画像メモリに先
に格納しておいた画像のサイズと、あとから読み込んだ
画像のサイズとが異なる場合でも適切な画像合成が行え
る画像処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、複数の画像を合成して出力することの可
能な画像処理装置において、合成対象の画像情報を読み
込む画像読取手段と、該画像読取手段から読み込まれた
多値の第1の画像情報を格納する第1の記憶手段と、該
第1の記憶手段に格納される前記第1の画像情報の画像
サイズを格納する第2の記憶手段と、前記画像読取手段
または他の画像入力手段から新たに読み込まれる合成対
象の第2の画像情報の画像サイズと前記第2の記憶手段
に格納されている画像サイズとを比較する比較手段とを
具備したことを特徴とする。
【0006】本発明は、好ましくはその一形態として、
前記比較手段の前記比較の結果、前記第1の画像情報の
画像サイズと前記第2の画像情報の画像サイズとが異な
る時には、合成処理を行う時に前記第1の画像情報の画
像の中心と前記第2の画像情報の画像の中心とを合わせ
る制御を行う制御手段をさらに有することを特徴とする
ことができる。
【0007】本発明は、好ましくは他の形態として、前
記比較手段の前記比較の結果、前記第1の画像情報の画
像サイズと前記第2の画像情報の画像サイズとが異なる
時には、合成処理の前にその旨を警告する警告手段をさ
らに有することを特徴とすることができる。
【0008】本発明は、好ましくは他の形態として、前
記警告手段の警告に基づいて、合成処理を行う時に前記
第1の画像情報と前記第2の画像情報の画像の中心を合
わせるモードと、前記第1の画像情報と前記第2の画像
情報の画像のコーナーを合わせるモードのいずれか一方
を選択可能とする指示手段と、該指示手段の選択指示に
応じて選択されたモードで画像の合成処理を制御する制
御手段とをさらに有することを特徴とすることができ
る。
【0009】本発明は、好ましくは他の形態として、前
記第2の記憶手段に格納される前記第1の画像情報の画
像サイズは、画像サイズ検知センサにより検知されたも
のであることを特徴とすることができる。
【0010】本発明は、好ましくは他の形態として、前
記第2の記憶手段に格納される前記第1の画像情報の画
像サイズは、サイズデータ入力手段から入力されたもの
であることを特徴とすることができる。
【0011】本発明は、好ましくは他の形態として、前
記第2の記憶手段に格納される前記第1の画像情報の画
像サイズは、前記画像読取手段から読み込まれた前記第
1の画像情報を処理することにより検出されたものであ
ることを特徴とすることができる。
【0012】
【作用】本発明では画像の合成に使用する画像情報を多
値の画像メモリに格納しておく際、その画像情報のサイ
ズ情報を所定の記憶手段に格納しておくことにより、後
で画像メモリ内の画像情報と原稿台上に載せられた原稿
画像とで合成を行う時に、メモリ内の画像情報のサイズ
が分っているので、特に画像メモリ内の画像と原稿台上
の画像とで画像サイズが異なる時には、センター移動,
コーナー移動で位置を合わせることができる。また同様
に、画像サイズが異なるときに、異なっていることを警
告あるいはメッセージの形で作業者に知らせることもで
きる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0014】後述の各実施例に共通なハード面の構成を
まず最初に説明する。
【0015】(複写機の内部構造)図1は本発明が適用
可能なディジタル複写機の内部構成の一例を示す。本図
において、10はリーダ部、20はプリンタ部である。
リーダ部10において、83は原稿84を走査する原稿
走査ユニットであり、原稿を照明する露光ランプ85,
原稿の反射光を集光する集束性ロッドレンズアレイ86
およびロッドレンズアレイにより結像された光像を電気
信号に変換する密着型CCDセンサ101等を有する。
CCDセンサ101からの出力信号は本発明に係わる画
像処理ブロック100に供給され、所定の一般的な画像
処理および本発明に係わる画像処理が施される。
【0016】画像処理ブロック100から出力された画
像信号はレーザ部112に供給され、レーザビーム出力
を変調する。レーザ部112から出力したレーザビーム
はポリゴンミラー89,反射ミラー90等を通って感光
ドラム91上に照射され、潜像が形成される。この潜像
は現像器92〜95のトナーにより現像され、トナー像
は転写ドラム96により搬送されてきた転写用紙上に転
写帯電器98の働きで転写される。なお、図1は一例と
してフルカラー画像の複写が可能な複写機を示している
が、本発明は一般的なモノカラー(単色)の複写機,フ
ァクシミリ装置等に適用できるのは勿論である。
【0017】(操作部)図2は本発明が適用可能なディ
ジタル複写機の操作部の配置構成の一例を示す。本図に
おいて、315は操作部の全体を表す。501はテンキ
ーであり、複写枚数やズーム(拡大,縮小)の倍率等の
入力の時に、0〜9までの数値を入力するためものであ
る。502は液晶表示パネルおよびタッチパネルであ
り、複写モードの設定または操作方法の表示、あるいは
本発明に係わる移動処理,合成処理,原稿サイズの入
力,サイズが異なることに対する警告等の表示を行う。
503はリセットキーであり、現在設定されているモー
ドを初期化するためのキーである。504はクリア/ス
トップキーであり、機械が作動中の動作をストップし、
機械が作動中でない時は、枚数などのテンキーなどで設
定された数値をクリアする時に用いる。
【0018】505はコピースタートキーであり、複写
動作をスタートさせる場合に用いる。506は用紙サイ
ズを選択するためのキーであり、選択された用紙のサイ
ズ(例えばA4)は表示パネル502に表示される。5
07は濃度調整キーであり、複写濃度を薄いものから濃
いものへ調整するためのキーである。508は9個の発
光ダイオード(以下、LEDと略す)により現在の濃度
レベルを表示する濃度表示ランプである。
【0019】また、525は合成処理を選択するモード
選択キーである。511はカーソル移動部であり、液晶
表示タッチパネル502内のカーソルを移動するのに使
用する。また512,513,514,515はカーソ
ル移動スイッチである。
【0020】(原稿サイズ検知機構)図3は本発明が適
用可能なディジタル複写機の原稿サイズ検知機構の構成
例を示す。原稿台ガラス81の下方に、反射型のセンサ
802を配置し、そのセンサの出力に従って原稿84の
有無を検知する。804は原稿押え圧板である。反射型
センサ802は、公知の技術なので詳しい説明は省略す
るが発光素子,受光素子を含んだ反射型センサにより構
成されており、上方に向かって発光し、原稿ガラス81
上に置かれた原稿84によって反射された光を検出し、
原稿を検知するものである。
【0021】図4は上記の検知センサを使用した原稿サ
イズの検知の実際例を示す。802A,802B,80
2Cはそれぞれ検知センサであり、原稿台ガラス81上
にA3,A4,B4,B5のサイズの原稿を載せた場合
について示してある。3個のセンサのすべてが原稿を検
知しない場合には原稿はB5であり、センサ802Aの
みが検知した時はA4、802Aと802Bのセンサ2
個が検知した時はB4、すべてのセンサが検知した時は
A3サイズと判定できる。
【0022】(画像処理ブロック)図5は本発明が適用
されたディジタル複写機の画像処理ブロック100の全
体の概略構成を示す。原稿84は露光ランプ85により
照射され、その原稿の反射光はCCDイメージセンサ1
01により読み取られ、増幅回路103で所定レベルに
増幅される。このCCDイメージセンサ101はCCD
ドライバ102により駆動されている。所定レベルに増
幅された画像信号はサンプルホールド回路(S/H)1
04において所定信号レベルをサンプルホールドされ
る。サンプルホールドされたアナログ画像信号はA/D
変換器105において、アナログ信号からディジタル信
号へと変換され、黒補正/白補正回路106へ送られ
る。黒補正/白補正回路では、CCDイメージセンサの
暗出力レベルの補正および白レベルによる光学系および
センサの感度ばらつきの補正を行う。補正された画像情
報は画像処理部107においてディジタル複写機特有の
処理である変倍,ネガポジ変換,移動等の各種編集処理
が行われる。
【0023】108は多値の画像メモリであり、前段の
画像処理部107で画像処理の行われた画像情報を格納
すると共に、画像メモリ108から後段の画像処理部1
09へ画像情報を送る。画像処理部109では本発明に
係わる多値と多値の画像の合成も行われる。
【0024】各種画像処理が行われた後、ディジタル画
像信号はD/A変換器110により再びアナログ画像信
号に変換され、パルス幅変調回路111でアナログ画像
信号はそのレベルがパルス幅に変調され、レーザ部11
2により感光体であるドラム91等に書き込まれ、前述
のように電子写真プロセスにより転写用紙上に複写され
ることになる。
【0025】(画像合成部)図6に上記画像処理部10
9内の多重による画像合成処理の回路構成例を示す。2
01は前段の画像処理部107から後段の画像処理部1
09への画像入力部であり、202はメモリ108から
画像処理部109への画像入力部である。203は比較
器であり、204はセレクタである。また両画像入力部
201,202共に画像情報は濃度レベルである。原稿
台81からの画像情報300Aの方が、メモリ部108
からの画像情報300Bよりも大きいとき、つまり濃度
が濃い時は、比較器203からの出力(A>B)は1
(ハイレベル)となる。この時、セレクタ204はA入
力を選択するので、出力部206へは原稿台からの画像
情報300Aが出力される。また逆に、メモリ部108
からの画像信号300Bの方が濃度が濃い時には、出力
部206にはメモリ部108からの画像300Bが出力
されることになる。また、205は比較器203の比較
結果を出力する出力部であり、この出力信号の使い方に
ついては後で説明する。
【0026】(基準信号)図7は本発明の実施例に用い
る基準信号のタイミングを示す。319はVSYNC信
号であり、出力紙の先端を示す基準信号であると共に副
走査方向の基準信号である。また、318はHSYNC
信号であり、主走査方向の基準信号である。317はビ
デオ転送クロックであり、300はビデオ信号である。
【0027】(メモリ制御部)図8はオーバーレイある
いはリテンションに使用する画像メモリ108を制御す
るメモリ制御部の構成例を示す。本図において、316
はCPU(中央演算処理装置)であり、本システムの全
体をコントロールする。314はプログラムを格納して
いるROM、313はワークRAMである。ワークRA
M313に本発明に係る画像サイズの情報を格納してお
くことになる。また315は本発明に係る動作(合成,
複写)を指示する操作部、312はI/O(入出力装
置)、320はCPU316のデータバス、321はア
ドレスバスである。306はメモリを制御する主走査ア
ドレスカウンタ、307は副走査アドレスカウンタであ
る。305,308は各カウンタのロード値を設定する
レジスタであり、CPU316が任意の値をセットする
ことになる。304の区間信号発生回路は主走査アドレ
スカウンタ306,副走査アドレスカウンタ307に対
して区間信号を発生し、カウンタをイネーブル動作させ
ることになる。また、301は多値画像信号の入力部で
あり、201は出力部である。310は2IN1のセレ
クタであり、主走査アドレスカウンタ306の出力のM
SB(本実施例ではメモリのサイズをA3としているの
で、ビット12に相当する)により、カウント値がセレ
クトされることになる。309はインバータ回路、30
2はトライステートコントロールの出力バッファであ
る。
【0028】(原稿読み取りセンサによる原稿サイズの
検出)前述の図3に示すような原稿サイズ検知センサを
用いずに、原稿読み取り用の固体撮像素子(CCD)1
01の出力信号を利用しても原稿サイズを検出すること
ができる。この場合の具体的方法とその検出回路の構成
例を図9,図10に示す。基本的な考え方は原稿押え圧
板804の裏側は白以外の色(例えば黄色)にしてお
き、原稿84の用紙は白ということを利用して、原稿8
4の外枠の白を連続的に検出し、主走査方向と副走査方
向のMIN(最小)アドレス,MAX(最大)アドレス
(位置)を検出し、この値から原稿サイズを知るもので
ある。具体的な方法について図9を使用して説明する
と、原稿台ガラス81上の原稿84のポイント(場所)
1001,1002,1003,1004の主走査アド
レスおよび副走査アドレスを検知し、図中の破線枠を原
稿サイズとして検出する。
【0029】図10中の317はビデオ転送クロック
(VCLK)、318は主走査方向同期信号(HSYN
C)、319は副走査方向同期信号(VSYNC)、4
01は多値画像信号であり、これらの信号は画像処理部
107内に含まれる。316はCPU、320はCPU
316のデータバス、321はCPU316のアドレス
バスである。また、408は主走査方向アドレスカウン
タ、409は副走査方向アドレスカウンタでありそれぞ
れ、HSYNC,VSYNCの基準信号318,317
からの位置をカウントするカウンタである。また図10
中のLはロード信号である。また、405は2値化処理
部であり、原稿の白を判定するためのデータを出力す
る。406は2値化データの孤立点を除去する孤立点除
去回路である。この回路406は原稿の枠の部分に黒い
ゴミ等が存在していた場合に、そのゴミの部分で原稿が
終了と判定されてしまうのを防ぐために用いられる。具
体的には、例えば連続した5画素の画像データのうちの
少なくとも1画素の白が存在すれば、まだ原稿白枠が連
続していると判定する。
【0030】407はアドレスラッチタイミングの制御
部であるが、一般的なものなのでここでは詳細な説明は
省略する。410は主走査方向の最小アドレスをラッチ
するフリップフロップ(以下F.F.と略記する)、4
11は主走査方向の最大アドレスをラッチするF.
F.、412は副走査方向の最小アドレスをラッチする
F.F.、413は副走査方向の最大アドレスをラッチ
するF.F.である。そのため、制御部407は、所定
のタイミングで、各F.F.410〜413が該当のア
ドレスをラッチ可能となるタイミングのラッチ信号を発
生する。また、図9と対応させるとF.F.410はポ
イント1002の主走査アドレス、411はポイント1
003の主走査アドレス、412はポイント1001の
副走査アドレス、F.F.413はポイント1004の
副走査アドレスをラッチすることになる。414,41
5,416,417はすべてG端子で出力をコントロー
ルされる出力バッファであり、CPU316はデータバ
ス320,アドレスバス321を介してバッファ414
〜417の出力をリードする。418はこのリード動作
をコントロールするコントロール回路である。このよう
にして、CPU316は図9の破線枠の原稿サイズを知
ることができる。
【0031】次に、図11,図12を参照して本発明の
具体的な実施例について詳述する。
【0032】(第1の実施例)画像情報をメモリに格納
する際に、原稿サイズ検知機構により自動的に原稿のサ
イズを検知し、RAMにそのサイズを記憶させる本発明
の第1の実施例をその動作の順番に従って説明する。
【0033】最初に合成用の画像情報をメモリにあらか
じめ取り込む手順について説明する。まず、図3の原稿
台81上にメモリに取り込む原稿84を載せる。次に図
2の合成モード選択キー525を押すと、液晶表示タッ
チパネル502に図11の701の画面が表示される。
今は取り込みなので、カーソル移動部511で「取り込
み」を選択する。これを選択すると、図11の702の
画面が表示されるので、原稿84をセットしたらコピー
スタートキー505を押し、取り込み動作を開始させ
る。またこの時、図4を参照して先に説明した原稿サイ
ズ検知センサ802A〜802Cが原稿サイズ(この例
ではA4とする)を検知し、このサイズを表示パネル5
02上の画面に表示する。
【0034】また、取り込み動作が開始されると、CP
U316はレジスタ305,308にスタートアドレス
をセットし、I/O312がアドレスカウンタ306,
307をアップ状態(U)に設定し、区間信号発生回路
304が原稿のサイズに対応した有効メモリ空間を選択
し、その後、図1の光学系により原稿走査を開始する。
【0035】取り込み動作が終了すると、画像をメモリ
108に格納すると共に、本発明に係る画像サイズデー
タをCPU316がワークRAM313に格納する。こ
の実施例では行っていないが、RAM313、および画
像メモリ108を電源バックアップタイプに構成してお
けば、複写機の電源が切られた場合でも、対応できるこ
とは言うまでもない。
【0036】次に、画像の合成処理について説明する。
まず、合成に使用する原稿を原稿台801上にセットす
る。次に、合成モード選択キー525を押すと、表示タ
ッチパネル502に図11の701の画面が表示され
る。そこでカーソル移動部511により「合成」を選択
すると、画像メモリ内に格納されていた画像のサイズ
と、原稿サイズ検知センサ802A〜802Cにより検
知した画像サイズとが異なる時には、図11の703の
画面が表示パネル502上に表示される。703の画面
において、「NO」を選択すると、自動的に原稿台上の
基準点を合わせて画像を合成し、他方「YES」を選択
すると、両者の画像の中心を合わせて画像を合成するこ
とになる。カーソル移動キー511により、このどちら
かを選択すると、図11の704の画面が表示パネル5
02に表示され、コピースタートキー505を押して、
合成を行わせる。また、原稿サイズが一致していた時に
は、701の画面で合成を選択後、704の画面が表示
され、合成を開始することになる。
【0037】センター移動の際の画像メモリのアドレス
制御は、CPU316が原稿台81上の原稿84の画像
サイズと、RAM313に格納されていた画像メモリ内
の画像サイズとから、メモリ108から画像を読み出す
タイミングを計算し、スタートアドレス設定レジスタ3
05,308、および区間信号発生回路304を制御し
て、合成処理を開始することになる。
【0038】センター移動以外の移動処理(一定量の移
動)を行うことも可能であるが、その実施手順は基本的
にはセンター移動と同様であるからここでは省略する。
またここではアドレス以外のメモリ制御については一般
的な設計事項であるから省略する。
【0039】次に、実際の複写結果の一例について図1
2を参照して説明する。まず画像メモリ108に図12
の符号602で表す画像を格納し、601の原稿画像と
の合成を行った場合について説明する。この場合、従来
のようにメモリ108に入れた602の画像のサイズが
わからない時には、基本的に基準点を合わせて合成を行
うため、合成した結果は図12の符号604で示す画像
となるが、本発明のように602の原稿サイズがわかっ
ていれば、上記のようにセンター移動を行って、図12
の符号603で示す出力結果を得ることができる。
【0040】(第2の実施例)画像情報をメモリに格納
する際に、原稿サイズ入力用のキーにより原稿サイズを
入力し、入力された画像サイズ情報をRAMに記憶させ
る本発明の第2の実施例をその動作の順番に従って説明
する。
【0041】最初に合成用の画像情報をメモリにあらか
じめ取り込む手順について説明する。まず、図3の原稿
台81上にメモリに取り込む原稿84を載せる。次に、
図2の合成モード選択キー525を押すと、液晶表示タ
ッチパネル502に図11の701の画面が表示され
る。今は取り込みなので、カーソル移動部511で「取
り込み」を選択する。これを選択すると、図11の70
5の画面が表示されるので、カーソル移動部511のキ
ーで原稿サイズを選択する。この原稿サイズ選択後、O
Kキー512を押すと、図11の704の画面が表示さ
れる。原稿84をセットしたら、コピースタートキー5
05を押し、取り込み動作を開始させる。
【0042】これ以後の動作および合成処理について
は、前述の本発明の第1の実施例と同様なので説明を省
略する。
【0043】(第3の実施例)画像情報をメモリに格納
する際に、原稿読み取りセンサにより同時、あるいはプ
リスキャン時に原稿サイズを検知し、検知した原稿サイ
ズ情報をRAMに記憶させる本発明の第3の実施例をそ
の動作の順番に従って説明する。
【0044】最初に合成用の画像情報をメモリにあらか
じめ取り込む手順について説明する。まず、図3の原稿
台81上にメモリに取り込む原稿84を載せる。次に、
図2の合成モード選択キー525を押すと、液晶表示タ
ッチパネル502に図11の701の画面が表示され
る。ここでは取り込みなので、カーソル移動部511で
「取り込み」を選択する。これを選択すると、図11の
706の画面が表示されるので、原稿84をセットした
らコピースタートキー505を押し、取り込み動作を開
始させる。またこの時、図9,図10を用いて先に説明
した原稿読み取りセンサによる原稿サイズ検出により、
画像の取り込み動作と同時に原稿サイズを検出する。
【0045】これ以後の動作および合成処理について
は、前述の本発明の第1の実施例と同様なので説明を省
略する。
【0046】なお、画像出力部として本発明の上記実施
例ではレーザビームプリンタを例示したが、本発明はこ
れに限定されず、例えばインクジェットプリンタ,LE
Dプリンタ,LCプリンタ等の各種画像記録装置あるい
は表示装置が適用できる。また、先に格納される合成対
象の画像は、複写機以外の装置、例えばパーソナルコン
ピュータ,フロッピ装置等から入力させてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像合成に用いる画像情報を格納しておく際に、その画
像情報のサイズ情報も記憶するようにしているので、そ
の画像情報と合成される他の画像情報(原稿画像)のサ
イズが異なる場合も、使用者の好みに合った適切な画像
合成が行えるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能なディジタル複写機の内部構
成の一例を示す縦断面図である。
【図2】本発明が適用可能なディジタル複写機の操作部
の配置構成の一例を示す平面図である。
【図3】本発明が適用可能なディジタル複写機の原稿サ
イズ検知機構の構成例を示す縦断面図である。
【図4】図3の原稿サイズ検知センサの配置位置と検出
される原稿のサイズとの関係を示す平面図である。
【図5】本発明が適用されたディジタル複写機の画像処
理ブロックの全体の概略構成を示すブロック図である。
【図6】図5の画像処理部内の多重による画像合成処理
の回路構成例を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施例に用いる基準信号のタイミング
を示すタイミングチャートである。
【図8】本発明の実施例のメモリ制御部の構成例を示す
ブロック図である。
【図9】本発明の実施例で用いる原稿読み取りセンサを
用いて原稿サイズを検出する具体例を説明するための平
面図である。
【図10】原稿読み取りセンサを用いて原稿サイズを検
出する検出回路の回路構成を示すブロック図である。
【図11】図2の操作部の液晶表示画面上の本発明実施
例に係わるメッセージ表示例を示す平面図である。
【図12】本発明実施例の効果の一例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
10 リーダ部 20 プリンタ部 81 原稿台ガラス 84 原稿 85 露光ランプ 86 ロッドレンズアレイ 91 感光ドラム 96 転写ドラム 100 画像処理ブロック 101 CCDセンサ 107,109 画像処理部 108 画像メモリ 112 レーザ部 201,202 画像入力部 203 比較器 204 セレクタ 300 ビデオ信号 300A,300B 画像情報 304 区間信号発生回路 305,308 スタートアドレス設定レジスタ 306 主走査アドレスカウンタ 307 副走査アドレスカウンタ 310 セレクタ 313 ワークRAM 315 操作部 316 CPU 406 孤立点除去回路 501 テンキー 502 液晶表示タッチパネル 505 コピースタートキー 511 カーソル移動部 525 合成モード選択キー 802,802A,802B,802C 原稿サイズ検
知センサ 804 原稿押え圧板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船水 善浩 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像を合成して出力することの可
    能な画像処理装置において、 合成対象の画像情報を読み込む画像読取手段と、 該画像読取手段から読み込まれた多値の第1の画像情報
    を格納する第1の記憶手段と、 該第1の記憶手段に格納される前記第1の画像情報の画
    像サイズを格納する第2の記憶手段と、 前記画像読取手段または他の画像入力手段から新たに読
    み込まれる合成対象の第2の画像情報の画像サイズと前
    記第2の記憶手段に格納されている画像サイズとを比較
    する比較手段とを具備したことを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記比較手段の前記比較の結果、前記第
    1の画像情報の画像サイズと前記第2の画像情報の画像
    サイズとが異なる時には、合成処理を行う時に前記第1
    の画像情報の画像の中心と前記第2の画像情報の画像の
    中心とを合わせる制御を行う制御手段をさらに有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記比較手段の前記比較の結果、前記第
    1の画像情報の画像サイズと前記第2の画像情報の画像
    サイズとが異なる時には、合成処理の前にその旨を警告
    する警告手段をさらに有することを特徴とする請求項1
    に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記警告手段の警告に基づいて、合成処
    理を行う時に前記第1の画像情報と前記第2の画像情報
    の画像の中心を合わせるモードと、前記第1の画像情報
    と前記第2の画像情報の画像のコーナーを合わせるモー
    ドのいずれか一方を選択可能とする指示手段と、 該指示手段の選択指示に応じて選択されたモードで画像
    の合成処理を制御する制御手段とをさらに有することを
    特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の記憶手段に格納される前記第
    1の画像情報の画像サイズは、画像サイズ検知センサに
    より検知されたものであることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の記憶手段に格納される前記第
    1の画像情報の画像サイズは、サイズデータ入力手段か
    ら入力されたものであることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の記憶手段に格納される前記第
    1の画像情報の画像サイズは、前記画像読取手段から読
    み込まれた前記第1の画像情報を処理することにより検
    出されたものであることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載の画像処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016192745A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取方法
US20180146105A1 (en) * 2016-11-24 2018-05-24 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and method of controlling the same

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