JPH0624390Y2 - エアゾル容器 - Google Patents

エアゾル容器

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JPH0624390Y2
JPH0624390Y2 JP14792088U JP14792088U JPH0624390Y2 JP H0624390 Y2 JPH0624390 Y2 JP H0624390Y2 JP 14792088 U JP14792088 U JP 14792088U JP 14792088 U JP14792088 U JP 14792088U JP H0624390 Y2 JPH0624390 Y2 JP H0624390Y2
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JP
Japan
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nozzle
aerosol container
button
nozzle button
hole
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JP14792088U
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JPH0270746U (ja
Inventor
正俊 木村
康弘 石川
Original Assignee
鐘紡株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、容器本体から噴出される液剤を、化粧等に
使用する柔軟可塑性ガム状発泡体に形成するためのエア
ゾル容器に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、エアゾル容器は、内容物を収容する容器本体の
頂部中央から可動ノズルが突設されているとともに、こ
の可動ノズルの上端に噴出口を有するノズルボタンが取
り付けられて構成されている。そして、使用時には、上
記ノズルボタンを押圧し可動ノズルを下方に押し下げる
ことにより、容器本体内のガス圧を利用して内容物をノ
ズルボタンの噴出口から外部に噴出させるようになつて
いる。この場合、噴出口から噴出される内容物は、霧
状,泡状,クリーム状または紐状となつて取り出され
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
近年では、化粧品等においても様々な新製品が開発さ
れ、その多様化がなされている。このような製品の中
に、例えば、化粧用のパフとして使用できるマシユマロ
状の柔軟可塑性ガム状発泡体がある。この柔軟可塑性ガ
ム状発泡体を、上記のようなエアゾル容器から少量づつ
取り出して使用することができれば非常に便利である。
しかしながら、この柔軟可塑性ガム状発泡体形成用の液
剤を、上記エアゾル容器に収容して使用すると、ノズル
ボタンを押圧した際に、噴出口から上記液剤が周囲に飛
散したり、紐状になつたりして略球形の形状を有するマ
シユマロ状の柔軟可塑性ガム状発泡体に形成することは
困難である。
この考案は、このような事情に鑑みなされたもので、エ
アゾル容器本体から噴出される柔軟可塑性ガム状発泡体
形成用の液剤を、マシユマロ状に形成することのできる
エアゾル容器の提供をその目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この考案のエアゾル容器
は、頂部に噴出口付可動ノズルが突設された柔軟可塑性
ガム状発泡体噴射用のエアゾル容器本体と、上記エアゾ
ル容器本体の可動ノズルに取り付けられる略カツプ形の
ノズルボタンを備え、上記略カツプ形のノズルボタン
が、周壁部に小孔を有するとともに、底部に透孔を有
し、その透孔を上記可動ノズルのノズル孔に合わせた状
態で上記可動ノズルに取り付けられているという構成を
とる。
〔作用〕
すなわち、上記柔軟可塑性ガム状発泡体形成用の液剤を
マシユマロ状に形成するためには、従来例のように、容
器本体から液剤を噴出させるだけではなく、上記液剤を
略閉塞状態になつた空間部に噴出し、その空間部の形状
に形成するか、または噴出された液剤の周囲全体に一定
の圧力を付加してマシユマロのような略球形にする必要
がある。その目的のため、この考案のエアゾル容器は、
エアゾル容器の可動ノズルに略カツプ形のノズルボタン
を透孔を介して連通した状態で連結するとともに、その
略カツプ形のノズルボタンの周壁部に小孔を穿設して構
成されている。したがつて、このノズルボタンの上面開
口を掌で閉塞し、その状態でノズルボタンをエアゾル容
器本体側に押圧すると、エアゾル容器本体内部の液剤が
ガスとともにノズルボタンの内部に噴出し、そのガスに
よつてノズルボタンの内部が高圧になる。その結果、ノ
ズルボタンの内部に噴出された液剤は、ガスの圧力によ
つて周囲を圧迫され、マシユマロ状の柔軟可塑性ガム状
発泡体に形成される。また、ノズルボタン内の余分な噴
出ガスは、小孔から外部に吐出されるためノズルボタン
の内部が適性な圧力状態に維持され良好な発泡状態のマ
シユマロ状パフが得られるようになる。
つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳しく説明す
る。
〔実施例〕
第1図および第2図は、この考案の一実施例のエアゾル
容器を示している。すなわち、図において、1は頂部中
央に、噴出用の可動ノズル2が突設されたアルミ製の容
器本体であり、内部に柔軟可塑性ガム状発泡体からなる
パフ形成用の液剤が充填されている。3は容器本体1の
肩部に固着されたプラスチツク製の肩カバーであり、外
形が段付の円錐台状に形成されたリング体で構成されて
いる。この肩カバー3は、第3図に示すように、上端部
に円周に沿つて形成されたリング状の下向き溝部4を可
動ノズル2の周囲に設けられたリング状突起5に嵌合さ
せるとともに、下端部内周に円周に沿つて設けられた突
条6を容器本体1の外周に円周に沿つて設けられた溝7
に嵌合させることによつて容器本体1の肩部に固定され
ている。8は肩カバー3の外周略中段部に円周に沿つて
設けられた上向き溝であり、9はその下側に円周に沿つ
て設けられたリング状の凹部である。10はこの容器本
体1の可動ノズル2に連結されたプラスチツク製のノズ
ルボタンであり、上部が有底円筒状のカツプ状体10a
からなつている。このノズルボタン10は、底面の中央
に上記可動ノズル2のノズル孔2aと略同径の透孔11
が設けられて両者が互いに連通しているとともに、この
透孔11の縁部から可動ノズル2の上端部に外嵌できる
筒状体12が垂設され、この筒状体12を可動ノズル2
に嵌合させることにより押圧可能な状態で容器本体1に
連結されている。13は筒状体12の外周側に垂設され
た円筒状のガイド突起であり、肩カバー3の上端部の中
央穴部3aに遊嵌しノズルボタン10を下方に押圧移動
させる際のガイド作用をするようになつている。14は
ガイド突起13の外周側に垂設され、ノズルボタン10
の降下下端位置を規制するリング状のストツパーであ
り、15はそのさらに外周側における肩カバー3の上向
き溝8に対応する部分に設けられた下向き溝である。こ
の下向き溝15と上記上向き溝8の間には、柔軟性を有
するプラスチツク製の円筒状ベロー16が配設されてお
り、その上端縁部が下向き溝15内に位置決めされ、下
端縁部が上向き溝8内に位置決めされている。なお、上
記下向き溝15の内壁部17aは外壁部17bよりも下
方に延び、ノズルボタン10を降下させた際に、ベロー
16が内周側に撓むことを防止するようになつている。
18はそれぞれカツプ状体10aの周壁部における相対
峙する部分に設けられた小孔である。19は透明プラス
チツクからなるキヤツプであり、下端内周に円周に沿つ
て設けられた突条20を、肩カバー3の凹部9に係合さ
せることにより肩カバー3に冠着しノズルボタン10を
被覆保護するようになつている。なお、上記カツプ状体
10aの内容積は略100mlに設定され、小孔18の直
径は0.8mmに設定されている。
この構成において、不使用時には、ベロー16の上端部
を下向き溝15内に位置決めするとともに、その下端部
を上向き溝8内に位置決めした状態で、筒状体12を容
器本体1の可動ノズル2に嵌合させることによりノズル
ボタン10を容器本体1の頂部に連結し、その外周にキ
ヤツプ19を冠着させておく。使用時には、まず、キヤ
ツプ19を取り外し、その状態で容器本体1を振り動か
して内部の液剤を充分に攪拌する。ついで、第4図に示
すように、容器本体1を逆様にしてそのノズルボタン1
0の開口を掌に当て、そのまま掌に押さえ付けるように
して容器本体1を矢印方向に押圧する。その結果、ノズ
ルボタン10によつて可動ノズル2が容器本体1の内部
側に押し込まれ、容器本体1内部の圧力によつて液剤が
ガスとともに可動ノズル2のノズル孔2aから透孔11
を通過してノズルボタン10のキヤツプ状体10a内に
噴出される。この際、上記キヤツプ状体10aの内部
が、小孔18を介して外部に連通している以外は閉塞状
態になつているため、容器本体1の内部から噴出される
ガスによつて高圧状態になる。したがつて、噴出される
液剤はキヤツプ状体10a内に飛散するのではなく、周
囲を高圧で押圧された状態で塊となつて徐々に大きくな
り、第5図に示すようなマシユマロ状のパフ21に形成
される。なお、キヤツプ状体10a内の余分なガスは小
孔18から外部に吐き出されるため、キヤツプ状体10
a内の圧力はパフ21の形成に適正な一定圧力に維持さ
れる。つぎに、このパフ21を手で持つて頬の脂肪分を
拭き取る等して化粧を行う。そして、使用後は、再びキ
ヤツプ19を容器本体1の頂部に冠着しておく。
なお、上記液剤は、皮膜形成用重合体,プロペラント
(大気圧下で7.2℃以下の温度で沸騰する液化ガス)お
よび化粧水等の機能添加剤で構成されており、これらを
充分に攪拌した状態で、常温の大気中に噴出させると、
プロペラントが揮発し皮膜形成用重合体が、多数の開口
状態のセルおよび閉塞状態のセルを有する発泡体に形成
されるとともに、機能添加剤がそのセルの壁に絞り出し
可能な状態で沈積するようになつている。したがつて、
使用時に、パフ21を押圧するとパフ21の内部から化
粧水が滲み出て化粧を行うことができる。この場合、上
記開口状態のセルと閉塞状態のセルとの比率およびセル
の大きさ等は、液剤を構成する材料の選択およびその比
率の調節または、他の溶剤を添加する等によつて制御す
ることができ、これらを使用目的に応じて調節し、パフ
21が適正な発泡状態になるように設定する。
上記プロペラントとしては、プロパン,n−ブタンおよ
びイソブタン等の炭化水素、塩化ビニル、塩化メチル、
臭化メチルおよびクロロジフルオロメタンと1−クロロ
−1−ジフルオロ−2,2,2−トリフルオロエタンの
混合物等のハロゲン化炭化水素等が用いられる。また、
皮膜形成用重合体としては、上記プロペラントに溶解す
るか、または他の溶剤を添加することによりプロペラン
トに溶解し、かつプロペラントの揮発の際に、フイルム
形成能を有し凝集体を形成できる全ての剛性樹脂が使用
できる。例えば、アルキルアクリレートおよびアルキル
メタクリレート重合体および共重合体、アクリルおよび
ビニル化合物の共重合体、その他のビニル重合体、セル
ローズ誘導体、シリコン重合体等がある。
このように、この考案のエアゾル容器によれば、適正な
高圧状態に維持されたカツプ状体10aの内部に、柔軟
可塑性ガム状発泡体形成用の液剤を噴出することができ
るようになるため、その液剤をマシユマロ状のパフ21
に形成することができる。また、その際、余分な噴出ガ
スが、小孔18から外部に吐出されるためカツプ状体1
0aの内部が適正な圧力状態に維持され、得られるパフ
21は良好な発泡状態になる。さらに、ノズルボタン1
0にはガイド突起13が設けられ、ノズルボタン10と
肩カバー3との間にベロー16が設けられている。した
がつて、ノズルボタン10を押圧した際、このノズルボ
タン10が傾斜することなく真つ直ぐな状態で降下する
ようになるとともに、可動ノズル2から噴出する液剤が
ノズルボタン10の下側に漏れてノズルボタン10と肩
カバー3の隙間から外部に飛び散るというようなことを
防止できるようになる。また、カツプ状体10aの容積
および小孔18の直径を変化させることにより得られる
発泡体の大きさを変化させることができ、この発泡体を
上記実施例のように、化粧用のパフ21として使用する
場合は、カツプ状体10aの容積を30〜150mlに設
定することが好ましい。さらに、カツプ状体10aの内
周面における発泡体が接触する部分に刻み模様を設け、
この模様を発泡体に転写させることにより、発泡体の表
面に模様を形成したり、発泡体を手で持ちやすくするこ
ともできる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案のエアゾル容器は、エアゾル容
器の可動ノズルに、カツプ形のノズルボタンを連結し、
その可動ノズルとノズルボタン内を透孔を介して連通さ
せるとともに、ノズルボタンの周壁部に小孔を穿設して
構成されている。したがつて、ノズルボタンの内部を噴
出ガスで高圧状態にしながら、そのノズルボタンの内部
に、柔軟可塑性ガム状発泡体形成用の液剤を噴出させる
ことができるようになる。その結果、ノズルボタンの内
部に噴出された液剤は、ガスの圧力によつて周囲を圧迫
されマシユマロ状の発泡体に形成される。また、ノズル
ボタン内の余分な噴出ガスは、小孔から外部に吐出され
るためのノズルボタンの内部が適正な圧力状態に維持さ
れ良好な発泡状態が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の斜視図、第2図はその分
解斜視図、第3図は第1図の要部を示す縦断面図、第4
図はその使用方法を説明する説明図、第5図はパフの正
面図である。 1……容器本体、2……可動ノズル、2a……ノズル
孔、10……ノズルボタン、11……透孔、16……ベ
ロー、18……小孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】頂部に噴出口付可動ノズル2が突設された
    柔軟可塑性ガム状発泡体噴射用のエアゾル容器本体1
    と、上記エアゾル容器本体1の可動ノズル2に取り付け
    られる略カツプ形のノズルボタン10を備え、上記略カ
    ツプ形のノズルボタン10が、周壁部に小孔18を有す
    るとともに、底部に透孔11を有し、その透孔11を上
    記可動ノズル2のノズル孔2aに合わせた状態で上記可
    動ノズル2に取り付けられていることを特徴とするエア
    ゾル容器。
  2. 【請求項2】エアゾル容器本体1の肩部と略カツプ形の
    ノズルボタン10の底部外周部との間に柔軟性プラスチ
    ツクからなる筒状ベロー16を介在させ両者を連結した
    請求項(1)記載のエアゾル容器。
  3. 【請求項3】略カツプ形のノズルボタン10の内容積が
    30〜150mlである請求項(1)または(2)記載のエアゾ
    ル容器。
JP14792088U 1988-11-11 1988-11-11 エアゾル容器 Expired - Lifetime JPH0624390Y2 (ja)

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JP14792088U JPH0624390Y2 (ja) 1988-11-11 1988-11-11 エアゾル容器

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JPH0270746U JPH0270746U (ja) 1990-05-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6383207B2 (ja) * 2014-07-31 2018-08-29 株式会社吉野工業所 吐出面に内容物を吐出する吐出容器
JP2021095196A (ja) * 2019-12-18 2021-06-24 花王株式会社 吐出容器

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JPH0270746U (ja) 1990-05-29

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