JPH0624370U - モータのヨークとジョイント部材との結合構造 - Google Patents

モータのヨークとジョイント部材との結合構造

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JPH0624370U
JPH0624370U JP9530391U JP9530391U JPH0624370U JP H0624370 U JPH0624370 U JP H0624370U JP 9530391 U JP9530391 U JP 9530391U JP 9530391 U JP9530391 U JP 9530391U JP H0624370 U JPH0624370 U JP H0624370U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
joint member
boss
motor
joint
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Pending
Application number
JP9530391U
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English (en)
Inventor
孝 横塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 治具による結合時の位置決めが不要とされ、
溶接信頼性の向上を図ることができるモータのヨークと
ジョイント部材との結合構造を提供する。 【構成】 モータのヨーク1とジョイント部材2との対
向的な結合面がプロジェクション溶接されて双方が結合
されるモータのヨーク1とジョイント部材2との結合構
造であって、前記ヨーク1の結合面ないし前記ジョイン
ト部材2の結合面の一方にボス3が複数形成されている
とともに、他方にボス孔5が複数形成され、前記ボス3
が前記ボス孔5にそれぞれ挿入されて前記ヨーク1と前
記ジョイント部材2との結合の位置決めがされてプロジ
ェクション溶接によって双方が結合されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はモータのヨークとジョイント部材との結合構造に関し、特に、たとえ ば、自動車などにおいて、シートスライドモータなどのヨークのエンド部にトル クケーブルなどを取り付けるようにしたモータのヨークとそのジョイント部材と の結合構造などに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、前記したようなモータのヨークとジョイント部材との結合構造とし ては、ジョイント部材がモータのヨークにプロジェクション溶接で固定されてい る構造が知られている。
【0003】 このような構造は、たとえば、図5に示すように、ヨークインロー部10にジ ョイントハウジング部11が冠帽され、ヨーク12とジョイント部材13との対 向的な結合面がプロジェクション溶接されて双方が結合される。
【0004】 なお、同図において、14は、ジョイント部材13の結合面に形成されている プロジェクションウェーブを示す。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記したようなプロジェクション溶接による結合構造においては、 ヨークインロー部とジョイントハウジング部とが接触状態でプロジェクション溶 接されると、その接触部に溶接電流が分流し、溶接強度が著しく損なわれる。
【0006】 そこで、これを防止するために、治具などにより位置決め(芯出し)を行う必 要があるが、このためには、治具とワークとのクリアランスが必要とされ、高精 度の位置決めによる溶接が不可能とされている。
【0007】 本考案の目的は、治具による結合時の位置決めが不要とされ、溶接信頼性の向 上を図ることができるモータのヨークとジョイント部材との結合構造を提供する ことにある。
【0008】 本考案の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添 付図面から明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される考案のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば 、次のとおりである。
【0010】 すなわち、本考案のモータのヨークとジョイント部材との結合構造は、モータ のヨークとジョイント部材との対向的な結合面がプロジェクション溶接されて双 方が結合されるモータのヨークとジョイント部材との結合構造であって、前記ヨ ークの結合面ないし前記ジョイント部材の結合面の一方にボスが複数形成されて いるとともに、他方に挿入部が複数形成され、前記ボスが前記挿入部にそれぞれ 挿入されて前記ヨークと前記ジョイント部材との結合の位置決めがされてプロジ ェクション溶接によって双方が結合されているものである。
【0011】
【作用】
前記した本考案のモータのヨークとジョイント部材との結合構造によれば、ヨ ークの結合面ないしジョイント部材の結合面の一方に複数形成されたボスが、他 方に複数形成された挿入部にそれぞれ挿入されてヨークとジョイント部材との結 合の位置決めがなされてプロジェクション溶接されるので、プロジェクション溶 接時において、治具による位置決めが不要とされ、高精度の位置決めが可能とな り、この結果、ヨークとジョイント部材との不要な接触による溶接電流の分流が 防止されて溶接強度が向上され、溶接信頼性の向上を図ることができる。
【0012】
【実施例】 図1は本考案の一実施例であるモータのヨークとジョイント部材との結合構造 を示す断面図、図2はその結合前のヨークとジョイント部材を示す斜視図、図3 はその結合前のジョイント部材を示す側面図、図4はその結合前のヨークを示す 平面図である。
【0013】 本実施例におけるモータのヨーク1とジョイント部材2との結合構造は、たと えば、自動車などにおいて、シートスライドモータなどのヨーク1のエンド部に トルクケーブルなどを取り付けるようにしたモータのヨーク1とそのジョイント 部材2との結合構造などに適用されている。
【0014】 図1に示すように、ジョイント部材2のヨーク1に対する対向的な結合面には 、径方向の断面真円形状のボス3が一対それぞれ突設されてジョイント部材2の ハウジング部4の長手方向両端側にそれぞれ配置されている。
【0015】 図3に示すように、ヨーク1のボス3の高さH1 は、そのプロジェクションウ ェーブ1Aの高さH2 より大きく形成されている。
【0016】 他方、図1に示すように、ヨーク1のジョイント部材2に対する対向的な結合 面には、径方向の断面真円形状のボス孔5(挿入部)が一対それぞれ貫通形成さ れてヨーク1のヨークインロー部6の両端側にそれぞれ配置されている。
【0017】 図4に示すように、ヨーク1のボス3の外径D1 はボス孔5の内径D2 より大 きく形成され、またボス3の内端間の幅員W1 とボス孔5の内端間の幅員W2 は 略同一に形成されているのに対し、ボス3の外端間の幅員W3 はボス孔5の外端 間の幅員W4 より小さく形成されている。
【0018】 そして、各ボス3が各ボス孔5にそれぞれ挿入された際に、各ボス3の内端が 各ボス孔5の内端にそれぞれ接触されることにより、すなわち、ボス3の内端間 の幅員W1 とボス孔5の内端間の幅員W2 が略同一に形成されているために、各 ボス3の内端が各ボス孔5の内端にそれぞれ接触されることにより、ヨーク1と ジョイント部材2との位置決めがなされる構造とされている。
【0019】 また、ヨーク1のボス3の外径D1 はボス孔5の内径D2 より大きく形成され てボス3の外端間の幅員W3 がボス孔5の外端間の幅員W4 より小さく形成され ていることにより、各ボス3が各ボス孔5にそれぞれ挿入された際に、各ボス3 と各ボス孔5との接触面積ができるだけ小さくされるようになっている。
【0020】 したがって、その各ボス3と各ボス孔5との接触面積は、ボス3の外径D1 と ボス孔5の内径D2 と差の増加に従ってより一層減少されることとなる。
【0021】 次に、本実施例の作用について説明する。
【0022】 たとえば、本実施例におけるモータのヨーク1とジョイント部材2とのプロジ ェクション溶接に際しては、先ず、ヨークインロー部6にハウジング部4を冠帽 させ、ジョイント部材2の各ボス3をヨーク1の各ボス孔5にそれぞれ挿入させ る。
【0023】 ヨーク1のボス3の高さH1 はプロジェクションウェーブ1Aの高さH2 より 大きく形成されているため、プロジェクションウェーブ1Aによるボス3のボス 孔5への挿入の妨げは防止される。
【0024】 このようにして、各ボス3が各ボス孔5にそれぞれ挿入されると、各ボス3の 内端が各ボス孔5の内端にそれぞれ接触されてヨーク1とジョイント部材2との 位置決めがなされ、この位置決めによりヨークインロー部6の外周面側とハウジ ング部4の内周面側との間に間隙が形成されその双方間の不要な接触が防止され る。
【0025】 次いで、プロジェクション溶接を行う。
【0026】 このプロジェクション溶接において、ヨークインロー部6とハウジング部4と の不要な接触が防止されているため、その不要な接触に起因する溶接電流の分流 が防止されて溶接強度が向上され、溶接信頼性の向上が図られる。
【0027】 また、治具による位置決めが不要とされて高精度の位置決めが可能となるため 、この点からも溶接信頼性の向上を図ることができる。
【0028】 さらに、ヨーク1のボス3の外径D1 をボス孔5の内径D2 より大きく形成し ボス3の外端間の幅員W3 をボス孔5の外端間の幅員W4 より小さく形成するこ とにより、各ボス3の各ボス孔5への挿入時における双方の接触面積を小さくし てその接触部に起因する溶接電流の分流を無視する程度に小さくすることが可能 であるので、この点からも溶接信頼性の向上を図ることができる。
【0029】 以上、本考案者によってなされた考案を実施例に基づき具体的に説明したが、 本考案は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種 々変更可能であることはいうまでもない。
【0030】 たとえば、前記実施例のモータのヨーク1とジョイント部材2との結合構造に おいては、ジョイント部材2の結合面側にボス3が形成され、ヨーク1の結合面 側に挿入部としてのボス孔5が形成されている構造とされているが、本考案にお いては、ジョイント部材2の結合面側にボス孔5が形成され、ヨーク1の結合面 側にボス3が形成されている構造とすることも可能である。
【0031】 また、前記実施例においては、その挿入部がヨーク1の結合面に貫通形成され ているボス孔5によって形成されているが、たとえば、本考案においては、その 挿入部を凹部などによって形成することも可能である。
【0032】
【考案の効果】 本願によって開示される考案のうち、代表的なものによって得られる効果を簡 単に説明すれば、以下のとおりである。
【0033】 (1) 本考案のモータのヨークとジョイント部材との結合構造によれば、ヨークの 結合面ないしジョイント部の結合面の一方に複数形成されたボスが、他方に複数 形成された挿入部にそれぞれ挿入されてヨークとジョイント部材との結合の位置 決めがなされてプロジェクション溶接されるので、プロジェクション溶接時にお いて、治具による位置決めが不要とされ、高精度の位置決めが可能となり、この 結果、ヨークとジョイント部材との不要な接触による溶接電流の分流が防止され て溶接強度が向上され、溶接信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるモータのヨークとジョ
イント部材との結合構造を示す断面図である。
【図2】その結合前のヨークとジョイント部材を示す斜
視図である。
【図3】その結合前のジョイント部材を示す側面図であ
る。
【図4】その結合前のヨークを示す平面図である。
【図5】従来のモータのヨークとジョイント部材との結
合構造における結合前の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ヨーク 1A プロジェクションウェーブ 2 ジョイント部材 3 ボス 4 ハウジング部 5 ボス孔(挿入部) 6 ヨークインロー部 10 ヨークインロー部 11 ジョイントハウジング部 12 ヨーク 13 ジョイント部材 14 プロジェクションウェーブ H1 高さ H2 高さ D1 外径 D2 内径 W1 幅員 W2 幅員 W3 幅員 W4 幅員

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータのヨークとジョイント部材との対
    向的な結合面がプロジェクション溶接されて双方が結合
    されるモータのヨークとジョイント部材との結合構造で
    あって、前記ヨークの結合面ないし前記ジョイント部材
    の結合面の一方にボスが複数形成されているとともに、
    他方に挿入部が複数形成され、前記ボスが前記挿入部に
    それぞれ挿入されて前記ヨークと前記ジョイント部材と
    の結合の位置決めがされてプロジェクション溶接によっ
    て双方が結合されていることを特徴とするモータのヨー
    クとジョイント部材との結合構造。
JP9530391U 1991-11-21 1991-11-21 モータのヨークとジョイント部材との結合構造 Pending JPH0624370U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9530391U JPH0624370U (ja) 1991-11-21 1991-11-21 モータのヨークとジョイント部材との結合構造

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JP9530391U Pending JPH0624370U (ja) 1991-11-21 1991-11-21 モータのヨークとジョイント部材との結合構造

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JP (1) JPH0624370U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011092834A1 (ja) * 2010-01-29 2011-08-04 三菱重工業株式会社 風力発電装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011092834A1 (ja) * 2010-01-29 2011-08-04 三菱重工業株式会社 風力発電装置

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