JPH06243680A - 信号レベル変換回路 - Google Patents

信号レベル変換回路

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Publication number
JPH06243680A
JPH06243680A JP5031536A JP3153693A JPH06243680A JP H06243680 A JPH06243680 A JP H06243680A JP 5031536 A JP5031536 A JP 5031536A JP 3153693 A JP3153693 A JP 3153693A JP H06243680 A JPH06243680 A JP H06243680A
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JP
Japan
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potential
channel mos
node
mos transistor
output node
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Application number
JP5031536A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kajimoto
毅 梶本
Seiji Sawada
誠二 澤田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源電位VCC振幅の信号を昇圧電位VPP振幅
の信号に変換する信号レベル変換回路の出力が変化する
ときに流れる貫通電流を小さくする。 【構成】 第1のpチャネルMOSトランジスタ111
cおよび第2のpチャネルMOSトランジスタ111d
からなるクロスカップル型回路111と、第1のnチャ
ネルMOSトランジスタ112aおよび第2のnチャネ
ルMOSトランジスタ112bからなる接地電位印加回
路112と、出力ノード111aまたは反出力ノード1
11bに電荷を供給するための電荷供給回路113とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は信号レベル変換回路に
係り、特に電源電位と接地電位との間の振幅をもつ信号
を上記電源電位より高い昇圧電位と接地電位との間の振
幅をもつ信号に変換する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置、例えばDRAM(Dyna
mic Random Access Memory) においてメモリセルを選択
する際、外部からのアドレス信号に基づくワード線を電
源電位VCCよりも高い電位にする。これはメモリセルを
構成するnチャネルMOSトランジスタのドレイン電極
およびワード線に接続されるゲート電極の電位が電源電
位VCCだとソース電極には電源電位VCCからnチャネル
MOSトランジスタの閾値電圧Vthだけ低い電位が伝わ
るためで、ソース電極にドレイン電極の電源電位VCC
伝えようとすると、上記ゲート電極の電位はVCC+Vth
以上に昇圧しなければならない。近年、ワード線を昇圧
するにはワード線ごとにワード線昇圧回路を設けず、外
部から電源電位VCCを受け、この電源電位VCCを基にチ
ャージポンプなどの方法を用い、上記電源電位VCCより
高い昇圧電位VPPを発生しこれをキャパシタに蓄えてお
き、この昇圧電圧VPPをワード線を立ち上げるめのワー
ド線ドライブ信号を出力するワード線ドライブ信号発生
回路の電源として使用している。
【0003】図9はこのようなワード線ドライブ信号発
生回路を含むDRAMの一部を示すブロック図であり、
図において10は例えば3Vの電源電位VCCが印加され
る電源電位ノード、20は接地電位が印加される接地電
位ノード、30は上記電源電位ノード10からの電源電
位VCCを受けて駆動し、この電源電位VCCよりも高い例
えば5Vの昇圧電位VPPを昇圧電位ノード40に出力す
る昇圧電位発生回路、50は上記昇圧電位ノード40と
接地電位ノード20との間に接続され、昇圧電位ノード
40から電流が流れ出たとき急に上記昇圧電位VPPが低
下しないように設けられているキャパシタである。
【0004】60は上記昇圧電位ノード40から昇圧電
位VPPを受けて駆動し、電源電位VCC振幅のロウアドレ
スストローブ信号/RASを受け、このロウアドレスス
トローブ信号/RASがLレベルになると、昇圧電位V
PP振幅のHレベルとなるワード線ドライブ信号RXを出
力するワード線ドライブ信号発生回路、70は外部から
のロウアドレス信号に基づき活性化するロウプリデコー
ド信号X0 およびX1を受け、このロウプリデコード信
号X0 およびX1 がともに活性化するとHレベルとなる
ロウデコード信号RDおよびLレベルとなるロウデコー
ド信号/RDを出力するロウデコーダ、80は上記ロウ
デコード信号RD、/RDおよび上記ワード線ドライブ
信号発生回路60からのワード線ドライブ信号RXを受
け、上記ロウデコード信号RDがHレベル、/RDがL
レベルおよびワード線ドライブ信号RXが昇圧電位VPP
振幅のHレベルとなると、ワード線WLの電位を昇圧電
位VPPにするワードドライバである。
【0005】90はワード線91とビット線92、93
との交点に配置された複数のメモリセル94がマトリッ
クス状に配置されたメモリセルアレイと、上記ビット線
92および93に接続された複数のセンスアンプ95の
一部を示すメモリアレイ部で、上記メモリセル94は電
源電位VCCと接地電位との中間電位(1/2)VCCが印
加される中間電位ノード94aに一方の電極が接続さ
れ、他方の電極にデータを蓄積するキャパシタ94b
と、ビット線92と上記キャパシタ94bの他方の電極
との間に接続され、ゲート電極がワード線91に接続さ
れ、例えば1Vの閾値電圧VtnをもつnチャネルMOS
トランジスタ94cとで構成される。
【0006】上記ワード線ドライブ信号発生回路60に
おいて、61は電源電位VCC振幅のロウアドレスストロ
ーブ信号/RASを受け、このロウアドレスストローブ
信号/RASを所定時間遅延した電源電位VCC振幅の遅
延信号DLを出力する遅延回路、62は電源電位ノード
10からの電源電位VCCを受けて駆動し、上記電源電位
CC振幅の遅延信号DLを受け、この遅延信号DLの電
源電位VCC振幅の反転信号/DLを出力するインバー
タ、63は上記昇圧電位ノード40からの昇圧電位VPP
を受けて駆動し、上記遅延信号DLおよび上記インバー
タ62からの出力/DLを受け、昇圧電位VPP振幅のワ
ード線ドライブ信号RXを出力する信号レベル変換回路
で、上記昇圧電位ノード40と第1のノード63aとの
間に接続され、ゲート電極が第2のノード63bに接続
され、例えば−1Vの閾値電圧VtpをもつpチャネルM
OSトランジスタ63cと、上記第1のノード63aと
接地電位ノード20との間に接続され、ゲート電極に上
記インバータ62からの出力信号/DLを受け、例えば
1Vの閾値電圧VtnをもつnチャネルMOSトランジス
タ63dと、上記昇圧電位ノード40と上記第2のノー
ド63bとの間に接続され、ゲート電極が上記第1のノ
ード63aに接続され、閾値電圧Vtpをもち、上記pチ
ャネルMOSトランジスタ63cとでクロスカップル型
回路を構成するpチャネルMOSトランジスタ63e
と、上記第2のノード63bと接地電位ノード20との
間に接続され、ゲート電極に上記遅延信号DLを受ける
nチャネルMOSトランジスタ63fとから構成されて
いる。
【0007】上記ロウデコーダ70において、71は上
記電源電位ノード10と第3のノード72との間に接続
され、ゲート電極にプリデコード信号X0 を受けるpチ
ャネルMOSトランジスタ、73は上記第3のノード7
2に接続され、ゲート電極に上記プリデコード信号X0
を受けるnチャネルMOSトランジスタ、74は上記n
チャネルMOSトランジスタ73と接地電位ノード20
との間に接続され、ゲート電極プリデコード信号X1
受けるnチャネルMOSトランジスタ、75は電源電位
CCを受けて駆動し、入力側が上記第3のノード72に
接続され、出力側からロウデコード信号RDを出力する
インバータ、76は上記電源電位ノード10と第3のノ
ード72との間に接続され、ゲート電極が上記インバー
タ75の出力側に接続されたpチャネルMOSトランジ
スタである。
【0008】上記ワードドライバ80において、81は
上記ロウデコーダ70におけるインバータ75の出力側
と接続され、ゲート電極が上記電源電位ノード10に接
続され、閾値電圧VtnをもつnチャネルMOSトランジ
スタ、82は上記ワード線ドライブ信号発生回路60に
おける第2のノード63bとワード線91との間に接続
され、ゲート電極が上記nチャネルMOSトランジスタ
81に接続され、閾値電圧VtnをもつnチャネルMOS
トランジスタ、83は上記ワード線91と接地電位ノー
ド20との間に接続され、ゲート電極が上記ロウデコー
ダ70における第3のノード72に接続されたnチャネ
ルMOSトランジスタである。
【0009】次に以上のように構成されたDRAMの動
作について、図10に基づき説明する。まず、図10の
(a)に示されたロウアドレスストローブ信号/RAS
が非活性状態(電源電位VCC振幅のHレベル)から活性
状態(Lレベル)にされる時刻t0 までは、プリデコー
ド信号X0 およびX1 は図10の(b)および(c)に
示すように接地電位にあり、このプリデコード信号X0
をゲート電極に受けるnチャネルMOSトランジスタ7
3は非導通状態、pチャネルMOSトランジスタ71は
導通状態となり、電源電位ノード10と第3のノード7
2とが導通しいるので、この第3のノード72から出力
されるデコード信号/RDは、図10の(e)に示すよ
うに電源電位VCCとなっている。
【0010】また、インバータ75はこのデコード信号
/RDを受け、図10の(d)に示すように接地電位の
デコード信号RDを出力し、ワードドライバ80におけ
るnチャネルMOSトランジスタ81はゲート電極に電
源電位VCCを受け、上記デコード信号RDとの電位差が
このnチャネルMOSトランジスタ81の閾値電圧Vtn
以上あるので上記nチャネルMOSトランジスタ81は
導通状態にあり、nチャネルMOSトランジスタ82の
ゲート電極の電位VG は上記接地電位のデコード信号R
Dに等しくなり、図10の(f)に示すように接地電位
となり、このnチャネルMOSトランジスタ82は非導
通状態となる。そして、上記電源電位VCCのデコード信
号/RDをゲート電極に受けるnチャネルMOSトラン
ジスタ83は導通状態となっているので、ワード線91
の電位WLは図10の(k)に示すように接地電位とな
っている。
【0011】一方、この電源電位VCCのロウアドレスス
トローブ信号/RASを受けるワード線ドライブ信号発
生回路60における遅延回路61は、図10の(g)に
示すように電源電位VCCの遅延信号DLを出力してお
り、この遅延信号DLをゲート電極に受ける、信号レベ
ル変換回路63におけるnチャネルMOSトランジスタ
63fは導通状態で、第2のノード63bと接地電位ノ
ード20とが導通し、この第2のノード63bから出力
されるワード線ドライブ信号RXは、図10の(j)に
示すように接地電位となっている。また、インバータ6
2は上記電源電位VCCの遅延信号DLを受け、接地電位
の信号/DLを出力し、この信号/DLをゲート電極に
受けるnチャネルMOSトランジスタ63dは非導通状
態で、pチャネルMOSトランジスタ63cは上記第2
のノード63bからの接地電位のワード線ドライブ信号
RXをゲート電極に受け導通状態となっているので、昇
圧電位ノード40と第1のノード63aとが導通し、こ
の第1のノード63aの電位N1 は図10の(i)に示
すように昇圧電位VPPとなっており、この第1のノード
63aの電位N1 をゲート電極に受けるpチャネルMO
Sトランジスタ63eは非導通状態となっている。
【0012】そして、時刻t0 でロウアドレスストロー
ブ信号/RASが活性化(Lレベル)され接地電位にな
ると、これを受けて外部からのアドレス信号が取り込ま
れ、このアドレス信号に基づきプリデコード信号X0
よびX1 が図10の(b)および(c)に示すように時
刻t1 でnチャネルMOSトランジスタ73および74
の閾値電圧Vtnを超え、電源電位VCCに立ち上がる。す
ると、上記nチャネルMOSトランジスタ73および7
4が導通状態、pチャネルMOSトランジスタ71が非
導通状態となり、第3のノード72から出力されるデコ
ード信号/RDは図10の(e)に示すように電源電位
CCから低下し始め、時刻t2 でnチャネルMOSトラ
ンジスタ83の閾値電圧Vtnまで低下し、やがて接地電
位となり、このデコード信号/RDをゲード電極に受け
る上記nチャネルMOSトランジスタ83は非導通状態
となる。
【0013】また、インバータ75は上記デコード信号
/RDを受け、図10の(d)に示すようにほぼ時刻t
2 でnチャネルMOSトランジスタ82の閾値電圧Vtn
を超え、電源電位VCCとなるデコード信号RDを出力
し、これを受けてnチャネルMOSトランジスタ82の
ゲート電極の電位VG も図10の(f)に示すように上
昇し、このVG がnチャネルMOSトランジスタ81の
ゲート電極の電位である電源電位VCCより上記nチャネ
ルMOSトランジスタ81の閾値電圧Vtnだけ低い電位
となると、このnチャネルMOSトランジスタ81は非
導通状態となる。
【0014】一方、ワード線ドライブ信号発生回路60
における遅延回路61は、上記ワードドライバ80にお
けるnチャネルMOSトランジスタ82のゲート電極の
電位VG がVCC−Vtnになる前にワード線ドライブ信号
RXが立ち上がらにように、図10の(g)に示すよう
に上記ロウアドレスストローブ信号/RASが立ち下が
った時刻t0 から所定時間ΔTだけ遅延した時刻t
3 に、nチャネルMOSトランジスタ63fの閾値電圧
tnに立ち下がる遅延信号DLを出力する。すると、上
記nチャネルMOSトランジスタ63fは非導通状態と
なり、また、インバータ62はこの遅延信号DLを受
け、図10の(h)に示すようにほぼ時刻t3でnチャ
ネルMOSトランジスタ63dの閾値電圧Vtnに上昇
し、やがて電源電位VCCとなる反転信号/DLを出力
し、この信号/DLをゲート電極に受けるnチャネルM
OSトランジスタ63dは導通状態となり、第1のノー
ド63aと接地電位ノード20とが導通し、この第1の
ノード63aの電位N1 が図10の(i)に示すように
昇圧電位VPPから低下し始め、時刻t4 で昇圧電位VPP
よりpチャネルMOSトランジスタの閾値電圧の絶対値
|Vtp|だけ低い電位となる。
【0015】そして、上記第1のノード63aの電位N
1 をゲート電極に受けるpチャネルMOSトランジスタ
63eは導通状態となり、昇圧電位ノード40と第2の
ノード63bとが導通し、この第2のノード63bから
出力されるワード線ドライブ信号RXが図10の(j)
に示すように時刻t5 で昇圧電位VPPよりpチャネルM
OSトランジスタ63cの閾値電圧の絶対値|Vtp|だ
け低い電位を越え、昇圧電位VPPに立ち上がる。する
と、上記ワード線ドライブ信号RXをゲート電極に受け
るpチャネルMOSトランジスタ63cは非導通状態と
なり、また、ワードドライバ80におけるnチャネルM
OSトランジスタ82は上記ワード線ドライブ信号RX
を受け、このnチャネルMOSトランジスタ82のゲー
ト容量による容量結合により、ゲート電極の電位VG
図10の(f)に示すように電源電位VCCよりも閾値電
圧Vtnだけ低い電位から昇圧電位VPPよりも閾値電圧V
tnだけ高い電位まで上昇するので、このワード線ドライ
ブ信号RXはそのままワード線91に伝えられ、ワード
線91の電位WLは図10の(k)に示すように昇圧電
位VPPに立ち上がる。
【0016】そして、上記昇圧電位VPPに立ち上がった
ワード線91の電位WLを受け、メモリセル94におけ
るnチャネルMOSトランジスタ94cが導通状態とな
り、このメモリセル94に記憶されていたデータがビッ
ト線92に出力される。このビット線92および93は
あらかじめ中間電位(1/2)VCCにプリチャージされ
ており、上記記憶データHレベルだとビット線92の電
位は中間電位(1/2)VCCよりわずかに上昇し、上記
記憶データがLレベルだとビット線92の電位は中間電
位(1/2)VCCよりわずかに低下し、電位が中間電位
(1/2)VCCのままのビット線93と電位差が生じ
る。この電位差はセンスアンプ95により増幅され、電
位が高いほうのビット線は電源電位VCCに、電位の低い
ほうのビット線は接地電位にされ、nチャネルMOSト
ランジスタ94cを介しビット線92に接続されたキャ
パシタ94bの電極が、再び記憶されていたデータに対
応した電位となる。
【0017】そして、上記のようにメモリセル94が選
択され、記憶されていたデータの出力が終わり、ロウア
ドレスストローブ信号/RASが図10の(a)に示す
ように時刻t6 で非活性化(Hレベル)されると、これ
を受けてプリデコード信号X0 およびX1 が図10の
(b)および(c)に示すように立ち下がり始め、時刻
7 で電源電位VCCよりpチャネルMOSトランジスタ
71の閾値電圧の絶対値|Vtp|だけ低い電位となり、
時刻t8 でnチャネルMOSトランジスタ73および7
4の閾値電圧Vtnとなり、接地電位となる。すると、こ
れを受けてnチャネルMOSトランジスタ73および7
4は非導通状態、pチャネルMOSトランジスタ71は
導通状態となり、第3のノード72から出力されるデコ
ード信号/RDは、図10の(e)に示すように接地電
位から上昇し始め、ほぼ時刻t8 でnチャネルMOSト
ランジスタ83の閾値電圧Vtnを越え、電源電位VCC
なり、このデコード信号/RDをゲート電極に受ける上
記nチャネルMOSトランジスタ83は導通状態とな
り、ワード線91と接地電位ノード20とが導通し、こ
のワード線91の電位WLが図10の(k)に示すよう
に低下し始める。
【0018】また、インバータ75は上記第3のノード
72からのデコード信号/RDを受け、図10の(d)
に示すように時刻t8 で電源電位VCCから低下し始め、
時刻t9 で電源電位VCCからnチャネルMOSトランジ
スタ81の閾値電圧Vtnだけ低い電位となり、やがて接
地電位となるデコード信号RDを出力し、これを受けて
nチャネルMOSトランジスタ81は導通状態となり、
nチャネルMOSトランジスタ82のゲート電極の電位
G は図10の(f)に示すように低下し始め、時刻t
10でnチャネルMOSトランジスタ82の閾値電圧Vtn
となり、やがて接地電位となり、このnチャネルMOS
トランジスタ82は非導通状態となり、上記ワード線9
1の電位WLは図10の(k)に示すように接地電位と
なる。すると、メモリセル94における、上記ワード線
91の電位WLをゲート電極に受けるnチャネルMOS
トランジスタ94は非導通状態となり、HまたはLのデ
ータに対応した電位がキャパシタ94bの電極に保持さ
れる。
【0019】一方、ワード線ドライブ信号発生回路60
における遅延回路61は、図10の(g)に示すように
ロウアドレスストローブ信号/RASが立ち上がった時
刻t6 よりも所定時間ΔTだけ遅れた時刻t11でnチャ
ネルMOSトランジスタ63fの閾値電圧Vtnを越え、
電源電位VCCに立ち上がる遅延信号DLを出力し、この
遅延信号DLをゲート電極に受ける上記nチャネルMO
Sトランジスタ63fが導通状態となり、第2のノード
63bと接地電位ノード20とが導通し、この第2のノ
ード63bから出力されるワード線ドライブ信号RXが
図10の(j)に示すように立ち下がり始め、時刻t12
で昇圧電位VPPよりpチャネルMOSトランジスタ63
cの閾値電圧の絶対値|Vtp|だけ低い電位となり、こ
の第2のノード63bからのワード線ドライブ信号RX
をゲート電極に受けるpチャネルMOSトランジスタ6
3cは導通状態となる。
【0020】また、インバータ62は上記遅延信号DL
を受け、図10の(h)に示すようにほぼ時刻t11で立
ち下がり始め、時刻t13でnチャネルMOSトランジス
タ63dの閾値電圧Vtnとなり、やがて接地電位となる
反転信号/DLを出力し、この信号/DLをゲート電極
に受けるnチャネルMOSトランジスタ63dは非導通
状態となり、第1のノード63aの電位N1 は図10の
(i)に示すように時刻t14で昇圧電位VPPよりpチャ
ネルMOSトランジスタ63eの閾値電圧の絶対値|V
tp|だけ低い電位を越え、昇圧電位VPPとなり、この第
1のノード63の電位N1 をゲート電極に受ける上記p
チャネルMOSトランジスタ63eは非導通状態とな
り、第2のノード63bから出力されるワード線ドライ
ブ信号RXが図10の(j)に示すように接地電位とな
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の信
号レベル変換回路63においては、ワード線91の電位
WLを昇圧電位VPPに立ち上げるとき、図10に示すよ
うにnチャネルMOSトランジスタ63dが導通状態と
なる時刻t3 からpチャネルMOSトランジスタ63c
が非導通状態となる時刻t5 まで、上記nチャネルMO
Sトランジスタ63dおよびpチャネルMOSトランジ
スタ63cはともに導通状態にあり、このとき、pチャ
ネルMOSトランジスタ63cおよびnチャネルMOS
トランジスタ63dを介し、昇圧電位ノード40から接
地電位ノード20へ貫通電流が流れ、また、ワード線9
1の電位WLを接地電位に立ち下げるとき、図10に示
すようにnチャネルMOSトランジスタ63fが導通状
態となる時刻t11からpチャネルMOSトランジスタ6
3eが非導通状態となる時刻t14まで、上記nチャネル
MOSトランジスタ63fおよびpチャネルMOSトラ
ンジスタ63eはともに導通状態にあり、このとき、上
記pチャネルMOSトランジスタ63eおよびnチャネ
ルMOSトランジスタ63fを介し、昇圧電位ノード4
0から接地電位ノード20に貫通電流が流れるので、消
費電力が大きいという問題がある。
【0022】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであり、上記貫通電流が流れる時間が短く、低消費電
力の信号レベル変換回路を得ることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る信号レベル変換回路は、電源電位より高い電位が印
加される高電位ノードと出力ノードとの間に接続され、
ゲート電極が反出力ノードに接続された第1のpチャネ
ルMOSトランジスタ、上記高電位ノードと上記反出力
ノードとの間に接続され、ゲート電極が上記出力ノード
に接続された第2のpチャネルMOSトランジスタ、上
記出力ノードと接地電位ノードとの間に接続され、ゲー
ト電極に入力信号が入力されるnチャネルMOSトラン
ジスタ、上記入力信号に応答し、上記入力信号が上記n
チャネルMOSトランジスタを非導通状態から導通状態
に変化させる信号になると上記反出力ノードに電荷を供
給する電荷供給手段を備えたものである。
【0024】また、この発明の第2の発明に係る信号レ
ベル変換回路は、電源電位ノードに印加される電源電位
より高い電位が印加される高電位ノードと出力ノードと
の間に接続され、ゲート電極が反出力ノードに接続され
た第1のpチャネルMOSトランジスタ、上記高電位ノ
ードと上記反出力ノードとの間に接続され、ゲート電極
が上記出力ノードに接続された第2のpチャネルMOS
トランジスタ、上記出力ノードと接地電位が印加される
接地電位ノードとの間に接続され、ゲート電極に第1の
入力信号が入力される第1のnチャネルMOSトランジ
スタ、上記反出力ノードと上記接地電位ノードとの間に
接続され、ゲート電極に上記第1の入力信号と相補の関
係になっている第2の入力信号が入力される第2のnチ
ャネルMOSトランジスタ、上記電源電位ノードと上記
反出力ノードとの間に接続され、ゲート電極に上記第1
の入力信号が印加される第3のnチャネルMOSトラン
ジスタ、上記電源電位ノードと上記出力ノードとの間に
接続され、ゲート電位に上記第2の入力信号が入力され
る第4のnチャネルMOSトランジスタを備えたもので
ある。
【0025】また、この発明の第3の発明に係る信号レ
ベル変換回路は、電源電位より高い電位が印加される高
電位ノードと出力ノードとの間に接続され、ゲート電極
が反出力ノードに接続された第1のpチャネルMOSト
ランジスタ、上記高電位ノードと上記反出力ノードとの
間に接続され、ゲート電極が上記出力ノードに接続され
た第2のpチャネルMOSトランジスタ、上記出力ノー
ドと接地電位ノードとの間に接続され、ゲート電極に入
力信号が入力されるnチャネルMOSトランジスタ、上
記入力信号に応答し、上記入力信号が上記nチャネルM
OSトランジスタを非導通状態から導通状態に変化させ
る信号になると所定期間のパルスを発生するパルス発生
手段、このパルス発生手段からのパルスに応答して上記
反出力ノードに電荷を供給する電荷供給手段を備えたも
のである。
【0026】また、この発明の第4の発明に係る信号レ
ベル変換回路は、電源電位より高い電位が印加される高
電位ノードと出力ノードとの間に接続され、ゲート電極
が反出力ノードに接続された第1のpチャネルMOSト
ランジスタ、上記高電位ノードと上記反出力ノードとの
間に接続され、ゲート電極が上記出力ノードに接続され
た第2のpチャネルMOSトランジスタ、上記出力ノー
ドと接地電位ノードとの間に接続され、ゲート電極が上
記反出力ノードに接続されるとともに入力信号が入力さ
れるnチャネルMOSトランジスタ、選択及び非選択を
示す選択信号を受け、選択信号が選択を示すと上記nチ
ャネルMOSトランジスタのゲート電極に入力信号を伝
達するためのスイッチング手段、リセット信号を受け、
このリセット信号が活性化すると上記反出力ノードに電
荷を供給し、上記出力ノードと上記接地電位ノードとを
導通させるリセット手段、上記選択信号および上記入力
信号に応答し、上記選択信号が選択を示し、かつ入力信
号が上記nチャネルMOSトランジスタを導通状態から
非導通状態に変化させる信号になると上記出力ノードに
電荷を供給する電荷供給手段を備えたものである。
【0027】
【作用】この発明の第1の発明においては、出力ノード
の電位が電源電位より高い電位、反出力ノードの電位が
接地電位、入力信号がnチャネルMOSトランジスタを
非導通状態とする信号となって、第1のpチャネルMO
Sトランジスタが導通状態、第2のpチャネルMOSト
ランジスタが非導通状態となっている状態から、入力信
号が上記nチャネルMOSトランジスタを非導通状態か
ら導通状態に変化させる信号となり、上記出力ノードと
接地電位ノードとが導通し、この出力ノードの電位が上
記電源電位より高い電位から接地電位へと変化すると
き、この出力ノードの電位をゲート電極に受ける第2の
pチャネルMOSトランジスタは導通状態となり、上記
電源電位より高い電位が印加される高電位ノードと反出
力ノードとが導通し、この反出力ノードの電位が上昇す
る。一方、電荷供給手段によっても上記反出力ノードに
電荷が供給されるので、素早くこの反出力ノードの電位
が上昇し、この反出力ノードの電位をゲート電極に受け
る第1のpチャネルMOSトランジスタは素早く非導通
状態となる。よって出力ノードが接地電位ノードと導通
してから第1のpチャネルMOSトランジスタが非導通
状態となるまでの時間、つまり、高電位ノードから第1
のpチャネルMOSトランジスタおよびnチャネルMO
Sトランジスタを介し、接地電位ノードに貫通電流が流
れる時間が短いので、低消費電力である。
【0028】また、この発明の第2の発明においては、
出力ノードの電位が電源電位より高い電位、反出力ノー
ドの電位が接地電位、第1の入力信号が第1のnチャネ
ルMOSトランジスタを非導通状態とするレベル、第2
の入力信号が第2のnチャネルMOSトランジスタを導
通状態とするレベルとなって、第1のpチャネルMOS
トランジスタが導通状態、第2のpチャネルMOSトラ
ンジスタが非導通状態となっている状態から、上記第1
の入力信号が上記第1のnチャネルMOSトランジスタ
を導通状態にするレベルとなり、上記第2の入力信号が
上記第2のnチャネルMOSトランジスタを非導通状態
にするレベルとなり、上記出力ノードと接地電位ノード
とが導通し、この出力ノードの電位が上記電源電位より
高い電位から接地電位へと変化するとき、この出力ノー
ドの電位をゲート電極に受ける第2のpチャネルMOS
トランジスタは導通状態となり、上記電源電位より高い
電位が印加される高電位ノードと反出力ノードとが導通
し、この反出力ノードの電位が上昇する。
【0029】一方、第3のnチャネルMOSトランジス
タも導通状態となり、電源電位ノードと反出力ノードと
が導通し、上記電源電位ノードから反出力ノードに電荷
が供給されるので、素早くこの反出力ノードの電位が上
昇し、この反出力ノードの電位をゲート電極に受ける第
1のpチャネルMOSトランジスタは素早く非導通状態
となる。よって出力ノードが接地電位ノードと導通して
から第1のpチャネルMOSトランジスタが非導通状態
となるまでの時間、つまり、高電位ノードから第1のp
チャネルMOSトランジスタおよび第1のnチャネルM
OSトランジスタを介し、接地電位ノードに貫通電流が
流れる時間が短いので、低消費電力である。
【0030】また、出力ノードの電位が接地電位、反出
力ノードの電位が電源電位より高い電位、第1の入力信
号が第1のnチャネルMOSトランジスタを導通状態と
するレベル、第2の入力信号が第2のnチャネルMOS
トランジスタを非導通状態とするレベルとなって、第1
のpチャネルMOSトランジスタが非導通状態、第2の
pチャネルMOSトランジスタが導通状態となっている
状態から、上記第1の入力信号が上記第1のnチャネル
MOSトランジスタを非導通状態にするレベルとなり、
上記第2の入力信号が上記第2のnチャネルMOSトラ
ンジスタを導通状態にするレベルとなり、上記反出力ノ
ードと接地電位ノードとが導通し、この反出力ノードの
電位が上記電源電位より高い電位から接地電位へと変化
するとき、この反出力ノードの電位をゲート電極に受け
る第1のpチャネルMOSトランジスタは導通状態とな
り、上記電源電位より高い電位が印加される高電位ノー
ドと出力ノードとが導通し、この出力ノードの電位が上
昇する。
【0031】一方、第4のnチャネルMOSトランジス
タも導通状態となり、電源電位ノードと出力ノードとが
導通し、上記出力ノードに電荷が供給されるので、素早
くこの出力ノードの電位が上昇し、この出力ノードの電
位をゲート電極に受ける第2にpチャネルMOSトラン
ジスタは素早く非導通状態となる。よって反出力ノード
が接地電位ノードと導通してから第2のpチャネルMO
Sトランジスタが非導通状態となるまでの時間、つま
り、高電位ノードから第2のpチャネルMOSトランジ
スタおよび第2のnチャネルMOSトランジスタを介
し、接地電位ノードに貫通電流が流れる時間が短いの
で、低消費電力である。
【0032】また、この発明の第3の発明においては、
出力ノードの電位が電源電位より高い電位、反出力ノー
ドの電位が接地電位、入力信号がnチャネルMOSトラ
ンジスタを非導通状態とする信号となって、第1のpチ
ャネルMOSトランジスタが導通状態、第2のpチャネ
ルMOSトランジスタが非導通状態となっている状態か
ら、入力信号が上記nチャネルMOSトランジスタを非
導通状態から導通状態に変化させる信号となり、上記出
力ノードと接地電位ノードとが導通し、この出力ノード
の電位が上記電源電位より高い電位から接地電位へと変
化するとき、この出力ノードの電位をゲート電極に受け
る第2のpチャネルMOSトランジスタは導通状態とな
り、上記電源電位より高い電位が印加される高電位ノー
ドと反出力ノードとが導通し、この反出力ノードの電位
が上昇する。
【0033】一方、パルス発生手段から電荷供給手段に
所定期間のパルスが出力され、この電荷供給手段によっ
ても上記所定期間上記反出力ノードに電荷が供給される
ので、素早くこの反出力ノードの電位が上昇し、この反
出力ノードの電位をゲート電極に受ける第1のpチャネ
ルMOSトランジスタは素早く非導通状態となる。よっ
て出力ノードが接地電位ノードと導通してから第1のp
チャネルMOSトランジスタが非導通状態となるまでの
時間、つまり、高電位ノードから第1のpチャネルMO
SトランジスタおよびnチャネルMOSトランジスタを
介し、接地電位ノードに貫通電流が流れる時間が短いの
で、低消費電力である。
【0034】この発明の第4の発明においては、出力ノ
ードの電位が接地電位に、反出力ノードの電位が電源電
位より高い電位にリセットされるとき、上記反出力ノー
ドに第2のpチャネルMOSトランジスタだけでなく、
リセット手段によっても電荷が供給されるので、この反
出力ノードの電位は素早く上昇し、第1のpチャネルM
OSトランジスタが素早く非導通状態となる。よって出
力ノードが接地電位ノードと導通してから第1のpチャ
ネルMOSトランジスタが非導通状態となるまでの時
間、つまり、高電位ノードから第1のpチャネルMOS
トランジスタおよびリセット手段を介し、接地電位ノー
ドに貫通電流が流れる時間が短いので、低消費電力であ
る。
【0035】また、選択信号が選択を示し、かつ入力信
号がnチャネルMOSトランジスタを導通状態から非導
通状態に変化させる信号になったとき、出力ノードに第
1のpチャネルMOSトランジスタだけでなく、電荷供
給手段によっても電荷が供給されるので、この出力ノー
ドの電位は素早く上昇し、第2のpチャネルMOSトラ
ンジスタが素早く非導通状態となる。よって反出力ノー
ドの電位がnチャネルMOSトランジスタを非導通状態
にする電位になってから第2のpチャネルMOSトラン
ジスタが非導通状態となるまでの時間、つまり、高電位
ノードから第2のpチャネルMOSトランジスタおよび
反出力ノードを介し、スイッチング手段に電流が流れこ
む時間が短いので、低消費電力である。
【0036】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1である信号レベル
変換回路について、図1に基づき説明する。図において
10は電源電位VCCが印加される電源電位ノード、11
はこの電源電位VCCより高い昇圧電位が印加される高電
位ノードである昇圧電位ノード、110は信号レベル変
換回路で、この信号レベル変換回路110において11
1は上記昇圧電位ノード11とVPP振幅の出力信号φ
out が出力される出力ノード111aとの間に接続さ
れ、ゲート電極が反出力ノード111bに接続され、閾
値電圧Vtpをもつ第1のpチャネルMOSトランジスタ
111cと、上記昇圧電位ノード11と反出力ノード1
11bとの間に接続され、ゲート電極が出力ノード11
1aに接続され、閾値電圧Vtpをもつ第2のpチャネル
MOSトランジスタ111dとを有するクロスカップル
型回路である。
【0037】112は上記出力ノード111aと接地電
位ノード20との間に接続され、ゲート電極にLレベル
と電源電位VCC振幅のHレベルの2値レベルをもつ第1
の入力信号φinを受ける第1のnチャネルMOSトラン
ジスタ112aと、上記反出力ノード111bと接地電
位ノード20との間に接続され、ゲート電極に上記第1
の入力信号φinと相補の関係で、インバータ120によ
る上記入力信号φinの反転信号である第2の入力信号/
φinを受ける第2のnチャネルMOSトランジスタ11
2bとを有する接地電位印加回路、113は上記電源電
位ノード10と反出力ノード111bとの間に接続さ
れ、ゲート電極に上記第1の入力信号φinを受ける第3
のnチャネルMOSトランジスタ113aと、上記電源
電位ノード10と出力ノード111aとの間に接続さ
れ、ゲート電極に上記第2の入力信号/φinを受ける第
4のnチャネルMOSトランジスタ113bとを有する
電荷供給手段である電荷供給回路とで構成されている。
【0038】次に、以上のように構成された信号レベル
変換回路110の動作について、図2に基づき説明す
る。まず、第1の入力信号φinが図2の(a)に示すよ
うに時刻t20で立ち下がり始める前の電源電位VCCにあ
るときは、この第1の入力信号φinを受ける上記第1の
nチャネルMOSトランジスタ112aは導通状態で、
出力ノード111aと接地電位ノード20とが導通し、
この出力ノード111aから出力される出力信号φout
は図2の(d)に示すように接地電位となっており、こ
の出力信号φout をゲート電極に受ける第2のpチャネ
ルMOSトランジスタ111dは導通状態となってい
る。
【0039】一方、インバータ120から出力される上
記第1の入力信号φinと相補の関係になっている第2の
入力信号/φinは図2の(b)に示すように接地電位
で、この第2の入力信号/φinをゲート電極に受ける第
2のnチャネルMOSトランジスタ112bは非導通状
態で、上記第2のpチャネルMOSトランジスタ111
dは導通状態で、昇圧電位ノード11と反出力ノード1
11bとが導通しているので、この反出力ノード111
bの電位/φout は図2の(c)に示すように昇圧電位
PPとなっており、この反出力ノード111bの電位/
φout をゲート電極に受ける第1のpチャネルMOSト
ランジスタ111cは非導通状態となっている。さら
に、上記電源電位VCCの第1の入力信号φinをゲート電
極に受ける第3のnチャネルMOSトランジスタ113
aは電源電位ノード10の電位VCCよりも、昇圧電位V
PPとなっている反出力ノード111bの電位/φout
ほうが高いので、上記電源電位ノード10の電位VCC
ソース電位となり、ゲート・ソース間の電圧は0で非導
通状態となっており、上記接地電位の第2の入力信号/
φinをゲート電極に受ける第4のnチャネルMOSトラ
ンジスタ113bは非導通状態となっている。
【0040】次に、第1の入力信号φinが図2の(a)
に示すように時刻t20で立ち下がり始め、時刻t21で第
1のnチャネルMOSトランジスタ112aの閾値電圧
tnとなり、やがて接地電位に立ち下がると、この第1
の入力信号φinをゲート電極に受ける第1のnチャネル
MOSトランジスタ112aは非導通状態となり、同様
に上記第1の入力信号φinをゲート電極に受ける第3の
nチャネルMOSトランジスタ113aは非導通状態の
ままで、また、インバータ120は上記第1の入力信号
φinを受け、図2の(b)に示すようにほぼ時刻t21
第2のnチャネルMOSトランジスタ112bおよび第
4のnチャネルMOSトランジスタ113bの閾値電圧
tnを越え、やがて電源電位VCCとなる第2の入力信号
/φinを出力し、この第2の入力信号/φinをゲート電
極に受ける上記第4のnチャネルMOSトランジスタ1
13bは、電源電位ノード10の電位VCCより接地電位
の出力ノード111aの電位φout の方が低いので、こ
の出力ノード111aの電位φout がソース電位とな
り、ゲート・ソース間の電位が閾値電圧Vtn以上あるの
で導通状態となり、電源電位ノード10と出力ノード1
11aとが導通し、この出力ノード111aに電荷が供
給され、図2の(d)に示すように出力ノード111a
の電位φout が上昇し始める。
【0041】さらに、上記第2の入力信号/φinを受け
第2のnチャネルMOSトランジスタ112bは導通状
態となり、反出力ノード111bと接地電位ノード20
とが導通し、この反出力ノード111bの電位/φout
が図2の(c)に示すように立ち下がり始め、時刻t22
で昇圧電位VPPより第1のpチャネルMOSトランジス
タ111cの閾値電圧の絶対値|Vtp|だけ低い電位と
なり、この反出力ノード111bの電位/φout をゲー
ト電極に受ける第1のpチャネルMOSトランジスタ1
11cは導通状態となり、昇圧電位ノード11と出力ノ
ード111aとが導通し、この出力ノード111aの電
位φout はさらに素早く上昇し、ほぼ上記時刻t22で電
源電位VCCより第4のnチャネルMOSトランジスタ1
13bの閾値電圧Vtnだけ低い電位となると、この第4
のnチャネルMOSトランジスタ113bのゲート・ソ
ース間の電圧が上記閾値電圧Vtn以下となるので、上記
nチャネルMOSトランジスタ113bは非導通状態と
なる。
【0042】しかし、第1のpチャネルMOSトランジ
スタ111cは導通状態のままなので、出力ノード11
1aの電位φout は図2の(d)に示すように上昇し続
け、時刻t23で昇圧電位VPPより第2のpチャネルMO
Sトランジスタ111dの閾値電圧の絶対値|Vtp|だ
け低い電位を越え、やがて昇圧電位VPPとなり、この出
力ノード111aの電位φout をゲート電極に受ける第
2のpチャネルMOSトランジスタ111dは非導通状
態となり、反出力ノード111bの電位/φout は図2
の(c)に示すように接地電位となる。
【0043】そして、第1の入力信号φinが図2の
(a)に示すように時刻t24で立ち上がり始め、時刻t
25で第1のnチャネルMOSトランジスタ112aの閾
値電圧Vtnを越え、電源電位VCCに立ち上がると、この
第1の入力信号φinをゲート電極に受ける第3のnチャ
ネルMOSトランジスタ113aは、電源電位ノード1
0の電位VCCより接地電位の反出力ノード111bの電
位/φout の方が低いので、この反出力ノード111b
の電位/φout がソース電位となり、ゲート・ソース間
の電圧が閾値電圧Vtn以上あるので導通状態となり、電
源電位ノード10と上記反出力ノード111bとが導通
し、この反出力ノード111bに電荷が供給され、反出
力ノード111bの電位/φout は図2の(c)に示す
ように上昇し始める。
【0044】さらに、上記第1の入力信号φinをゲート
電極に受ける第1のnチャネルMOSトランジスタ11
2aも導通状態となり、出力ノード111aと接地電位
ノード20とが導通し、上記出力ノード111aの電位
φout が図2の(d)に示すように下がり始め、時刻t
26で昇圧電位VPPより第2のpチャネルMOSトランジ
スタ111dの閾値電圧の絶対値|Vtp|だけ低い電位
となり、この出力ノード111aの電位φout をゲート
電極に受ける上記第2のpチャネルMOSトランジスタ
111dは導通状態となり、昇圧電位ノード11と反出
力ノード111bとが導通し、この反出力ノード111
bの電位/φout が図2の(c)に示すように上昇し始
める。
【0045】一方、インバータ120は上記第1の入力
信号φinを受け、図2の(b)に示すように時刻t27
第2のnチャネルMOSトランジスタ112bおよび第
4のnチャネルMOSトランジスタ113bの閾値電圧
tnとなり、接地電位に立ち下がる第2の入力信号/φ
inを出力し、この第2の入力信号/φinをゲート電極に
受ける上記第2のnチャネルMOSトランジスタ112
bは非導通状態となり、上記導通状態にある第2のpチ
ャネルMOSトランジスタ111dおよび第3のnチャ
ネルMOSトランジスタ113aとにより反出力ノード
111bの電位/φout が図2の(c)に示すように素
早く上昇し、ほぼ時刻t27で電源電位VCCより第3のn
チャネルMOSトランジスタ113aの閾値電圧Vtn
け低い電位を越えると、上記第3のnチャネルMOSト
ランジスタ113aのゲート・ソース間電圧が閾値電圧
tn以下となるので、この第3のnチャネルMOSトラ
ンジスタ113aは非導通状態となる。
【0046】しかし、第2のpチャネルMOSトランジ
スタ111dは導通状態のままなので、上記反出力ノー
ド111bの電位/φout は図2の(c)に示すように
上昇し続け、時刻t28で昇圧電位VPPより第1のpチャ
ネルMOSトランジスタ111cの閾値電圧の絶対値|
tp|だけ低い電位を越え昇圧電位VPPとなり、この反
出力ノード111bの電位/φout をゲート電極に受け
る上記第1のpチャネルMOSトランジスタ111cは
非導通状態となり、出力ノード111aの電位φout
図2の(d)に示すように接地電位となる。
【0047】上記実施例1における信号レベル変換回路
110においては、出力ノード111aから出力される
出力信号φout が接地電位から昇圧電位VPPへ立ち上が
るとき、第1のpチャネルMOSトランジスタ111c
だけでなく、電荷供給回路113における第4のnチャ
ネルMOSトランジスタ113bとで上記出力ノード1
11aに電荷を供給することで、この出力ノード111
aの電位φout が素早く昇圧電圧VPPとなり、第2のp
チャネルMOSトランジスタ111dが素早く非導通状
態となるので、第2のnチャネルMOSトランジスタ1
12bが導通する時刻t21から上記第2のpチャネルM
OSトランジスタ111dが非導通状態となる時刻t23
までの、昇圧電位ノード11から第2のpチャネルMO
Sトランジスタ111dおよび第2のnチャネルMOS
トランジスタ112bを介し、接地電位ノード20に貫
通電流が流れる時間が短く、低消費電力である。
【0048】また、上記出力信号φout が昇圧電位VPP
から接地電位へ立ち下がるとき、第2のpチャネルMO
Sトランジスタ111dだけでなく、電荷供給回路11
3における第3のnチャネルMOSトランジスタ113
aとで上記反出力ノード111bに電荷を供給すること
で、この反出力ノード111bの電位/φout が素早く
昇圧電位VPPとなり、第1のpチャネルMOSトランジ
スタ111cが素早く非導通状態となるので、第1のn
チャネルMOSトランジスタ112aが導通する時刻t
25から上記第1のpチャネルMOSトランジスタ111
cが非導通状態となる時刻t28までの、昇圧電位ノード
11から第1のpチャネルMOSトランジスタ111c
および第1のnチャネルMOSトランジスタ112aを
介し、接地電位ノード20に貫通電流が流れる時間が短
く、低消費電力である。
【0049】実施例2.以下にこの発明の実施例2であ
る信号レベル変換回路について図3に基づき説明する。
この実施例2が上記実施例1と異なるのは、電荷供給回
路の出力ノードおよび反出力ノードへの電荷供給をパル
スで行っている点で、図3において114は直列に接続
されたインバータ114aa、114abおよび114
acからなり、上記インバータ120からの第2の入力
信号/φinを受けこの反転遅延信号を出力する遅延回路
114aと、上記第2の入力信号/φinおよび遅延回路
114aからの出力を受けるNAND回路114bから
構成され、上記第2の入力信号/φinが接地電位から電
源電位VCCへ立ち上がるときに所定時間だけ電源電位V
CCから接地電位となる第1のパルスを出力するパルス発
生手段である第1のパルス発生回路、115は直列に接
続されたインバータ115aa、115abおよび11
5aからなり、入力信号φinを受けこの反転遅延信号を
出力する遅延信号を出力する遅延回路115aと、上記
入力信号φinおよび遅延回路115aからの出力を受け
るNAND回路115bから構成され、上記入力信号φ
inが接地電位から電源電位VCCへ立ち上がるときに所定
時間だけ電源電位VCCから接地電位となる第2のパルス
を出力するパルス発生手段である第2のパルス発生回路
である。
【0050】116は上記第1のパルス発生回路114
からの第1のパルスおよび第2のパルス発生回路115
からの第2のパルスに応答して上記出力ノード111a
および反出力ノード111bに電荷を供給する電荷供給
手段である電荷供給回路で、ソース電極が電源電位ノー
ド10に接続され、ゲート電極に上記第1のパルスを受
けるpチャネルMOSトランジスタ116aと、入力側
に上記第1のパルスを受けるインバータ116bと、上
記pチャネルMOSトランジスタ116aのドレイン電
極と出力ノード111aとの間に接続され、ゲート電極
がインバータ116bの出力側に接続されたnチャネル
MOSトランジスタ116cと、ソース電極が電源電位
ノード10に接続され、ゲート電極に上記第2のパルス
を受けるインバータ116eと、上記pチャネルMOS
トランジスタ116dのドレイン電極と反出力ノード1
11bとの間に接続され、ゲート電極がインバータ11
6eの出力側に接続されたnチャネルMOSトランジス
タ116fとで構成されている。
【0051】次に、上記のように構成されたこの発明の
実施例2の信号レベル変換回路110の動作について図
4に基づき説明する。まず、入力信号φinが図4の
(a)に示すように時刻t30で立ち下がり始める前の電
源電位VCCにあるときは、インバータ120から出力さ
れる上記入力信号φinの反転信号である第2の入力信号
/φinは図4の(b)に示すように接地電位で、この第
2の入力信号/φinをゲート電極に受ける第2のnチャ
ネルMOSトランジスタ112bは非導通状態で、ま
た、上記第2の入力信号/φinを受けるインバータ13
0は図4の(c)に示すように電源電位VCCの第1の入
力信号φG を出力し、この第1の入力信号φGをゲート
電極に受ける第1のnチャネルMOSトランジスタ11
2aは導通状態で、出力ノード111aと接地電位ノー
ド20とが導通し、この出力ノード111aから出力さ
れている出力信号φout は図4の(e)に示すように接
地電位となっており、この出力信号φout はゲート電極
に受ける第2のpチャネルMOSトランジスタ111d
は導通状態となっており、第2のnチャネルMOSトラ
ンジスタ112bは非導通状態となっているので、反出
力ノード111bの電位/φout は図4の(d)に示す
ように昇圧電位VPPとなっている。
【0052】また、第1のパルス発生回路114におけ
るNAND回路114bは、一方の入力に上記接地電位
の第2の入力信号/φinを受け電源電位VCCの信号を出
力しており、この信号をゲート電極に受けるpチャネル
MOSトランジスタ116aおよびこの信号のインバー
タ116bによる反転信号を受けるnチャネルMOSト
ランジスタ116cは非導通状態となっており、第2の
パルス発生回路115におけるNAND回路115b
は、一方の入力に遅延回路115aによる電源電位VCC
の入力信号φinの接地電位の反転信号を受け、電源電位
CCの信号を出力しており、この信号をゲート電極に受
けるpチャネルMOSトランジスタ116dおよびこの
信号のインバータ116eによる反転信号を受けるnチ
ャネルMOSトランジスタ116fは非導通状態となっ
ている。
【0053】次に、入力信号φinが図4の(a)に示す
ように時刻t30で立ち下がり始め、電源電位VCCから接
地電位に立ち下がると、インバータ120はこの入力信
号φinを受け、図4の(b)に示すように接地電位から
立ち上がり、時刻t31で第2のnチャネルMOSトラン
ジスタ112bの閾値電圧Vtnを越え、電源電位VCC
立ち上がる第2の入力信号/φinを出力し、この第2の
入力信号/φinをゲート電極に受ける上記第2のnチャ
ネルMOSトランジスタ112bは導通状態となり、反
出力ノード111bと接地電位ノード20とが導通し、
この反出力ノード111bの電位/φout が図4の
(d)に示すように昇圧電位VPPから立ち下がり始め、
時刻t32で昇圧電位VPPより第1のpチャネルMOSト
ランジスタ111cの閾値電圧の絶対値|Vtp|だけ低
い電位となり、上記反出力ノード111bの電位/φ
out をゲート電極に受ける上記第1のpチャネルMOS
トランジスタ111cは導通状態となる。
【0054】一方、インバータ130は上記インバータ
120からの第2の入力信号/φinを受け、図4の
(c)に示すように時刻t33で第1のnチャネルMOS
トランジスタ112aの閾値電圧Vtnに立ち下がる第1
の入力信号φG を出力し、この第1の入力信号φG を受
ける上記第1のnチャネルMOSトランジスタ112a
は非導通状態となる。さらに、第1のパルス発生回路1
14は上記インバータ120からの第2の入力信号/φ
inを受け、遅延回路114aで決まる遅延時間の間だけ
接地電位となる第1のパルスを発生し、この第1のパル
スをゲート電極に受けるpチャネルMOSトランジスタ
116aと、インバータ116bによる上記第1のパル
スの反転信号をゲート電極に受けるnチャネルMOSト
ランジスタ116cとが導通し、電源電位ノード10か
ら出力ノード111aに電荷が供給され、この出力ノー
ド111aの電位φout は図4の(e)に示すように素
早く上昇し、時刻t34で昇圧電位VPPより第2のpチャ
ネルMOSトランジスタ111dの閾値電圧の絶対値|
tp|だけ低い電位を越え昇圧電位VPPとなり、この出
力ノード111aの電位φout をゲート電極に受ける上
記第2のpチャネルMOSトランジスタ111dは非導
通状態となる。
【0055】この一連の動作の間、第2のパルス発生回
路115は電源電位VCCのままの信号を出力しており、
この信号をゲート電極に受けるpチャネルMOSトラン
ジスタ116dおよびこの信号のインバータ116eに
よる反転信号をゲート電極に受けるnチャネルMOSト
ランジスタ116fは非導通状態のままである。
【0056】そして、入力信号φinが図4の(a)に示
すように時刻t35で立ち上がり始め、接地電位から電源
電位VCCに立ち上がると、インバータ120はこの入力
信号φinを受け、図4の(b)に示すように時刻t36
第2のnチャネルMOSトランジスタ112bの閾値電
圧Vtnとなり、接地電位に立ち下がる第2の入力信号/
φinを出力し、この第2の入力信号/φinをゲート電極
に受ける上記第2のnチャネルMOSトランジスタ11
2bは非導通状態となる。また、インバータ130は上
記第2の入力信号/φinを受け、図4の(c)に示すよ
うにほぼ時刻t36で第1のnチャネルMOSトランジス
タ112aの閾値電圧Vtnとなり、電源電位VCCに立ち
上がる第1の入力信号φG を出力し、この第1の入力信
号φG をゲート電極に受ける上記第1のnチャネルMO
Sトランジスタ112aは導通状態となり、出力ノード
111aと接地電位ノード20とが導通し、この出力ノ
ード111aの電位φout が図4の(e)に示すように
立ち下がり始め、時刻t37で昇圧電位VPPより第2のp
チャネルMOSトランジスタ111dの閾値電圧の絶対
値|Vtp|だけ低い電位となり、上記第2のpチャネル
MOSトランジスタ111dが導通状態となる。
【0057】一方、第2のパルス発生回路115は上記
入力信号φinを受け、遅延回路115aで決まる遅延時
間の間だけ接地電位となる第2のパルスを発生し、この
第2のパルスをゲート電極に受けるpチャネルMOSト
ランジスタ116dと、インバータ116eによる上記
第2のパルスの反転信号をゲート電極に受けるnチャネ
ルMOSトランジスタ116fとが導通し、電源電位ノ
ード10から反出力ノード111bに電荷が供給され、
この反出力ノード111bの電位/φout は図4の
(d)に示すように素早く上昇し、時刻t38で昇圧電位
PPより第1のpチャネルMOSトランジスタ111c
の閾値電圧の絶対値|Vtp|だけ低い電位を越え昇圧電
位VPPとなり、この反出力ノード111bの電位/φ
out をゲート電極に受ける上記第1のpチャネルMOS
トランジスタ111cは非導通状態となる。
【0058】この時刻t35から時刻t38までの一連の動
作の間、第1のパルス発生回路114は電源電位VCC
ままの信号を出力しており、この信号をゲート電極に受
けるpチャネルMOSトランジスタ116aおよびこの
信号のインバータ116bによる反転信号をゲート電極
に受けるnチャネルMOSトランジスタ116cは非導
通状態のままである。
【0059】上記実施例2における信号レベル変換回路
110においては、出力ノード111aから出力される
出力信号φout が接地電位から昇圧電位VPPへ立ち上が
るとき、第1のpチャネルMOSトランジスタ111c
だけでなく、電荷供給回路116とで上記出力ノード1
11aに電荷を供給することで、この出力ノード111
aの電位φout が素早く昇圧電位VPPとなり、第2のp
チャネルMOSトランジスタ111dが素早く非導通状
態となるので、第2のnチャネルMOSトランジスタ1
12bが導通する時刻t31から上記第2のpチャネルM
OSトランジスタ111dが非導通状態となる時刻t34
までの、昇圧電位ノード11から第2のpチャネルMO
Sトランジスタ111dおよび第2のnチャネルMOS
トランジスタ112bを介し、接地電位ノード20に貫
通電流が流れる時間が短く、低消費電力である。
【0060】また、上記出力信号φout が昇圧電位VPP
から接地電位へ立ち下がるとき、第2のpチャネルMO
Sトランジスタ111dだけでなく、電荷供給回路11
6とで上記反出力ノード111bに電荷を供給すること
で、この反出力ノード111bの電位/φout が素早く
昇圧電位VPPとなり、第1のpチャネルMOSトランジ
スタ111cが素早く非導通状態となるので、第1のn
チャネルMOSトランジスタ112aが導通する時刻t
36から上記第1のpチャネルMOSトランジスタ111
cが非導通状態となる時刻t38までの、昇圧電位ノード
11から第1のpチャネルMOSトランジスタ111c
および第1のnチャネルMOSトランジスタ112aを
介し、接地電位ノード20に貫通電流が流れる時間が短
く、低消費電力である。
【0061】実施例3.以下にこの発明の実施例3であ
る信号レベル変換回路について図5に基づき説明する。
図5において、111は図1および図3に示されたクロ
スカップル型回路、141は出力ノード111aと接地
電位ノード20との間に接続され、ゲート電極が反出力
ノード111bに接続されたnチャネルMOSトランジ
スタ、142は所定期間活性化(電源電位VCC振幅のH
レベル)するリセット信号RSTを受け、このリセット
信号RSTが活性化すると反出力ノード111bに電荷
を供給し、出力ノード111aと接地電位ノード20と
を導通させるリセット手段であるリセット回路で、電源
電位ノード10と反出力ノード111bとの間に接続さ
れ、ゲート電極に上記リセット信号RSTを受けるnチ
ャネルMOSトランジスタ142aと上記出力ノード1
11aと接地電位ノード20との間に接続され、ゲート
電極に上記リセット信号RSTを受けるnチャネルMO
Sトランジスタ142bとからなる。
【0062】143は選択および非選択を示す選択信号
SELおよび入力信号φinを受け、選択信号が選択(電
源電位VCC振幅のHレベル)を示すと、上記nチャネル
MOSトランジスタ141のゲート電極に(反出力ノー
ド111bに)上記入力信号φinの反転入力信号/φin
を伝達するスイッチング手段であるスイッチング回路
で、上記入力信号φinを受け、反転入力信号/φinを出
力するインバータ143aと、上記インバータ143a
の出力側と反出力ノード111bとの間に接続され、ゲ
ート電極に上記選択信号SELを受けるnチャネルMO
Sトランジスタ143bとにより構成されている。14
4は上記選択信号SELおよび上記反転入力信号/φin
に応答し、上記選択信号SELが選択を示し、かつ反転
入力信号/φinが上記nチャネルMOSトランジスタ1
41を導通状態から非導通状態に変化させる信号になる
と上記出力ノード111aに電荷を供給する電荷供給手
段である電荷供給回路で、上記インバータ143aの入
力側と出力ノード111aとの間に接続され、ゲート電
極に選択信号SELを受けるnチャネルMOSトランジ
スタ144aから構成されている。
【0063】次に、上記のように構成された信号レベル
変換回路140の動作について、図6に基づき説明す
る。まず、リセット信号RSTが活性化される時刻t40
までは図6の(e)に示すように出力ノード111aの
電位φout は昇圧電位VPP、反出力ノード111bの電
位/φout は接地電位とし、入力信号φinが接地電位の
ときの動作を説明する。上記リセット信号RSTが図6
の(a)に示すように時刻t40で活性化されると、この
リセット信号RSTをゲート電極に受けるnチャネルM
OSトランジスタ142aは導通状態となり、電源電位
ノード10と反出力ノード111bとが導通し、この反
出力ノード111bの電位/φout が図6の(d)に示
すように接地電位から上昇し始める。
【0064】また、上記リセット信号RSTをゲート電
極に受けるnチャネルMOSトランジスタ142bも導
通状態となり、出力ノード111aと接地電位ノード2
0とが導通し、この出力ノード111aの電位φout
図6の(e)に示すように昇圧電位VPPから低下し始
め、時刻t41で昇圧電位VPPより第2のpチャネルMO
Sトランジスタ111dの閾値電圧の絶対値|Vtp|だ
け低い電位となり、上記第2のpチャネルMOSトラン
ジスタ111dは導通状態となり、反出力ノード111
bの電位/φout が図6の(d)に示すように素早く上
昇し、ほぼ時刻t41で電源電位VCCよりnチャネルMO
Sトランジスタ142aの閾値電圧Vtnだけ低い電位を
越え、nチャネルMOSトランジスタ142aはゲート
・ソース間電圧が閾値電圧Vtn以下となり非導通状態と
なる。しかし、第2のpチャネルMOSトランジスタ1
11dは導通状態のままなので、上記反出力ノード11
1bの電位/φout は図6の(d)に示すように上昇し
続け、時刻t42で昇圧電位VPPより第1のpチャネルM
OSトランジスタ111cの閾値電圧の絶対値|Vtp
だけ低い電位を越え昇圧電位VPPとなり、上記第1のp
チャネルMOSトランジスタ111cは非導通状態とな
る。
【0065】そして、リセット信号RSTは図6の
(a)に示すように活性化した時刻t40から所定期間後
の時刻t43で非活性化され、このリセット信号RSTを
ゲート電極に受けるnチャネルMOSトランジスタ14
2aおよび142bは非導通状態となる。そして、選択
信号SELが図6の(b)に示すように時刻t44で選択
(Hレベル)を示すと、この選択信号SELをゲート電
極に受けるnチャネルMOSトランジスタ144aは導
通状態となり、入力信号φinが入力されるノードと出力
ノード111aとが導通し、出力ノード111aに接地
電位の入力信号φinが伝わるが、この出力ノード111
aの電位は図6の(e)に示すように既に接地電位なの
で何の変化もない。また、インバータ143aは上記接
地電位の入力信号φinを受け、電源電位VCCの反転入力
信号/φinをnチャネルMOSトランジスタ143bに
出力しているが、反出力ノードの電位/φout は図6の
(d)に示すように昇圧電位VPPとなっているので、上
記nチャネルMOSトランジスタ143bのソース電極
は電位の低いインバータ143aの出力側となってお
り、ゲート・ソース間の電圧は0で、このnチャネルM
OSトランジスタ143bは非導通状態となっており、
出力ノード111aの電位φout および反出力ノード1
11bの電位/φout は接地電位および昇圧電位VPP
ままである。
【0066】次に、入力信号φinが電源電位VCCのとき
の動作を説明する。まず、リセット信号RSTが図6の
(a)に示すように時刻t45で活性化すると、このリセ
ット信号RSTをゲート電極に受けるnチャネルMOS
トランジスタ142bは導通状態となるが、出力ノード
111aの電位φout は図6の(e)に示すようにすで
に接地電位となっているので、何の変化もない。また、
nチャネルMOSトランジスタ142aもゲート電極に
上記リセット信号RSTを受けるが、ゲート・ソース間
の電圧が0なので非導通状態のままである。そして、上
記リセット信号RSTが図6の(a)に示すように時刻
45から所定期間経過した時刻t46で非活性化され、選
択信号SELが図6の(b)に示すように時刻t47で選
択(Hレベル)を示すと、この選択信号SELをゲート
電極に受けるnチャネルMOSトランジスタ144aは
導通状態となり、入力信号φinが入力されるノードから
出力ノード111aに電荷が供給され、この出力ノード
111aの電位φout が図6の(e)に示すように上昇
し始める。
【0067】一方、インバータ143aは電源電位VCC
の入力信号φinを受け、接地電位の信号を出力し、nチ
ャネルMOSトランジスタ143bはゲート電極に上記
選択信号SELを受け導通状態となっているので、反出
力ノード111bの電位/φout が図6の(d)に示す
ように立ち下がり始め、時刻t48で昇圧電位VPPから第
1のpチャネルMOSトランジスタ111cの閾値電圧
の絶対値|Vtp|だけ低い電位となり、時刻t49でnチ
ャネルMOSトランジスタ141の閾値電圧Vtnとな
り、接地電位に立ち下がる。すると、上記pチャネルM
OSトランジスタ111cは導通状態となり、出力ノー
ド111aの電位φout は図6の(e)に示すように素
早く上昇し、電源電位VCCよりnチャネルMOSトラン
ジスタ144aの閾値電圧Vtnだけ低い電位を越える
と、上記nチャネルMOSトランジスタ144aのゲー
ト・ソース間電圧が閾値電圧Vtn以下となり、このnチ
ャネルMOSトランジスタ144aは非導通状態とな
る。しかし、第1のpチャネルMOSトランジスタ11
1cが導通状態のままなので、出力ノード111aの電
位φout は図6の(e)に示すように上昇し続け、ほぼ
時刻t49で昇圧電位VPPより第2のpチャネルMOSト
ランジスタ111dの閾値電圧の絶対値|Vtp|だけ低
い電位を越え昇圧電位VPPとなり、上記第2のpチャネ
ルMOSトランジスタ111dは非導通状態となる。
【0068】上記実施例3における信号レベル変換回路
140においては、出力ノード111aの電位φout
昇圧電位VPPから接地電位に、反出力ノード111bの
電位/φout を接地電位から昇圧電位VPPにリセットす
るとき、第2のpチャネルMOSトランジスタ111d
だけでなく、リセット回路142とで上記反出力ノード
111bに電荷を供給することで、この反出力ノード1
11bの電位/φoutが素早く昇圧電位VPPとなり、第
1のpチャネルMOSトランジスタ111cが素早く非
導通状態となるので、nチャネルMOSトランジスタ1
42bが導通する時刻t40から上記第1のpチャネルM
OSトランジスタ111cが非導通状態となる時刻t42
までの、昇圧電位ノード11から第1のpチャネルMO
Sトランジスタ111cおよびnチャネルMOSトラン
ジスタ142bを介し、接地電位ノード20に貫通電流
が流れる時間が短く、低消費電力である。
【0069】また、上記出力信号φout が接地電位から
昇圧電位VPPへ立ち上がるとき、第1のpチャネルMO
Sトランジスタ111cだけでなく、電荷供給回路14
3とで上記出力ノード111aに電荷を供給すること
で、この出力ノード111aの電位φout が素早く昇圧
電位VPPとなり、第2のpチャネルMOSトランジスタ
111dが素早く非導通状態となるので、nチャネルM
OSトランジスタ143bが導通する時刻t47から上記
第2のpチャネルMOSトランジスタ111dが非導通
状態となる時刻t49までの、昇圧電位ノード11から第
2のpチャネルMOSトランジスタ111d、nチャネ
ルMOSトランジスタ143bおよびインバータ143
aを介し、接地電位ノード20に貫通電流が流れる時間
が短く、低消費電力である。
【0070】実施例4.以下にこの発明の実施例4であ
る行選択回路について図7および図8に基づき説明す
る。図7において、100は電源電位VCC振幅のロウプ
リデコード信号X2 およびX3 を受け、このロウプリデ
コード信号X2 およびX3 がHレベルだと昇圧電位VPP
のロウデコード信号RDおよび接地電位のロウデコード
信号/RDを出力するロウデコーダで、このロウデコー
ダ100において、101は電源電位ノード10と第1
のノード102との間に接続され、ゲート電極に上記ロ
ウプリデコード信号X2 を受けるpチャネルMOSトラ
ンジスタ、103はドレイン電極が上記第1のノード1
02に接続され、ゲート電極に上記ロウプリデコード信
号X2 を受けるnチャネルMOSトランジスタ、104
は上記nチャネルMOSトランジスタ103のソース電
極と接地電位ノード20との間に接続され、ゲート電極
に上記ロウプリデコード信号X3 を受けるnチャネルM
OSトランジスタ、105は上記電源電位ノード10と
第1のノード102との間に接続されたpチャネルMO
Sトランジスタ、110および120は図1に示された
この発明の実施例1の信号レベル変換回路およびインバ
ータである。
【0071】200はロウアドレスストローブ信号/R
AS、どちらか1つが活性化するロウプリデコード信号
0 およびX1 を受け、ワード線ドライブ信号RX0
よびRX1 を出力するワード線ドライブ信号発生回路、
310は上記ロウデコーダ100における出力ノード1
11aからの昇圧電位VPP振幅のロウデコード信号R
D、第1のノード102からの電源電位VCC振幅のロウ
デコード信号/RDおよびワード線ドライブ信号発生回
路200からの昇圧電位VPP振幅のワード線ドライブ信
号RX0 を受け、ワード線400を昇圧電位VPPに立ち
上げるためのワードドライバで、ワード線ドライブ信号
発生回路200とワード線400との間に接続されたn
チャネルMOSトランジスタ311と、上記ワード線4
00と接地電位ノード20との間に接続され、ゲート電
極が第1のノード102に接続されたnチャネルMOS
トランジスタ312と、出力ノード111aと上記nチ
ャネルMOSトランジスタ311のゲート電極との間に
接続され、ゲート電極が昇圧電位ノード11に接続され
たnチャネルMOSトランジスタ313とで構成されて
いる。
【0072】320は上記ロウデコーダ100における
出力ノード111aからの昇圧電位VPP振幅のロウデコ
ード信号RD、第1のノード102からの電源電位VCC
振幅のロウデコード信号/RDおよびワード線ドライブ
信号発生回路200からの昇圧電位VPP振幅のワード線
ドライブ信号RX1 を受け、ワード線410を昇圧電位
PPに立ち上げるためのワードドライバで、ワード線ド
ライブ信号発生回路200とワード線410との間に接
続されたnチャネルMOSトランジスタ321と、上記
ワード線410と接地電位ノード20との間に接続さ
れ、ゲート電極が第1のノード102に接続されたnチ
ャネルMOSトランジスタ322と、出力ノード111
aと上記nチャネルMOSトランジスタ321のゲート
電極との間に接続され、ゲート電極が昇圧電位ノード1
1に接続されたnチャネルMOSトランジスタ323と
で構成されている
【0073】図8は上記ワード線ドライブ信号発生回路
200の具体的回路図で、図8において、210はロウ
アドレスストローブ信号/RASを受け、この遅延信号
を出力する遅延回路で、直列に接続されたインバータ2
11、212、213および214から構成されてい
る。220は上記遅延回路210からの遅延信号を受
け、この反転信号である選択信号SELを出力するイン
バータ、230は上記ロウアドレスストローブ信号/R
ASおよびインバータ213の出力を受け、リセット信
号RSTを出力するNOR回路、240は図5に示され
たこの発明の実施例3における信号レベル変換回路14
0からなり、上記電源電位VCC振幅の選択信号SEL、
リセット信号RSTおよびロウプリデコード信号X0
受け、昇圧電位VPP振幅のワード線ドライブ信号RX0
を出力する第1の信号レベル変換回路、250も図5に
示されたこの発明の実施例3における信号レベル変換回
路140からなり、上記電源電位VCC振幅の選択信号S
EL、リセット信号RSTおよびロウプリデコード信号
1 を受け、昇圧電位VPP振幅のワード線ドライブ信号
RX1 を出力する第2の信号レベル変換回路である。
【0074】次に上記のように構成された行選択回路の
動作について説明する。まず、ロウアドレスストローブ
信号/RASが電源電位VCCのHレベルのとき、ロウプ
リデコード信号X2 はLレベルとなっており、このロウ
プリデコード信号X2 をゲート電極に受けるpチャネル
MOSトランジスタ101は導通状態、nチャネルMO
Sトランジスタ103は非導通状態となり、第1のノー
ド102の電位/RDは電源電位VCCとなり、この第1
のノード102の電位/RDをゲート電極に受けるnチ
ャネルMOSトランジスタ312および322は導通状
態となっており、ワード線400および410の電位W
1 およびWL2 は接地電位にある。
【0075】そして、上記ロウアドレスストローブ信号
/RASがLレベルになると、外部からのアドレス信号
がロウアドレスとしてラッチされ、このロウアドレスに
基づきプリデコード信号がHレベルまたはLレベルとな
る。ここでは、プリデコード信号X0 、X2 およびX3
がHレベル、X1 だけLレベルとなったときの動作につ
いて説明する。プリデコード信号X2 およびX3 がHレ
ベルになると、pチャネルMOSトランジスタ101は
非導通状態となり、nチャネルMOSトランジスタ10
3および104は導通状態となり、第1のノード102
の電位/RDは接地電位となり、この電位/RDを受け
るインバータ120は電源電位VCCの信号を出力し、信
号レベル変換回路110はこの信号および上記第1のノ
ード102の電位/RDを受け、昇圧電位VPPのロウデ
コード信号RDを出力する。
【0076】ワードドライバ310におけるnチャネル
MOSトランジスタ312はゲート電極に上記接地電位
の第1のノード102の電位/RDを受け、非導通状態
となり、さらにnチャネルMOSトランジスタ313は
上記昇圧電位VPPのロウデコード信号RDを受け、nチ
ャネルMOSトランジスタ311のゲート電極の電位が
昇圧電位VPPより上記nチャネルMOSトランジスタ3
13の閾値電圧Vtnだけ低い電位になると非導通状態と
なる。ワードドライバ320におけるnチャネルMOS
トランジスタ321のゲート電極の電位も同様に昇圧電
位VPPよりnチャネルMOSトランジスタ323の閾値
電圧Vtnだけ低い電位となる。
【0077】一方、ワード線ドライブ信号発生回路20
0では、上記Lレベルに立ち下がったロウアドレススト
ローブ信号/RASを受け、このロウアドレスストロー
ブ信号/RASが立ち下がった時刻からインバータ21
1、212および213の遅延で決まる所定時間だけN
OR回路230の入力がともにLレベルとなり、Hレベ
ルのリセット信号RSTが出力され、第1の信号レベル
変換回路240および第2の信号レベル変換回路250
からのワード線ドライブ信号RX0 およびRX1 がこの
リセット信号RSTを受け、接地電位にリセットされ
る。そして、上記リセット信号RSTが立ち下がってか
らインバータ214および220の遅延によって決まる
所定時間経過後、選択信号SELがHレベルに立ち上が
り、電源電位VCCのロウプリデコード信号X0 および接
地電位のロウプリデコード信号X1に対応し、ワード線
ドライブ信号RX0 が昇圧電位VPPに立ち上がり、RX
1 は接地電位のままとなる。
【0078】そして、上記ワード線ドライブ信号RX0
が昇圧電位VPPに立ち上がると、nチャネルMOSトラ
ンジスタ311の容量結合により、このnチャネルMO
Sトランジスタ311のゲート電極の電位が昇圧電位V
PPより閾値電圧Vtn以上高くなり、ワード線400の電
位WL1 は昇圧電位VPPとなる。
【0079】上記したこの発明の実施例4においては、
信号レベル変換回路110、第1の信号レベル変換回路
240および第2の信号レベル変換回路250が実施例
1および実施例3で示したように低消費電力なので、低
消費電力の行選択回路である。また、ワードドライバ3
10および320に入力されるロウデコード信号RDを
昇圧電位VPP振幅とし、nチャネルMOSトランジスタ
313および323のゲート電極に昇圧電位VPPを印加
したので、図9に示されたような電源電位VCC振幅のロ
ウデコード信号RDを入力するよりも、nチャネルMO
Sトランジスタ311および321のゲート電極の電位
をVPP−VCCだけ高く設定することができ、ワード線ド
ライブ信号RX0 およびRX1 が昇圧電位VPPに立ち上
がったときに速く容量結合により上記nチャネルMOS
トランジスタ311および321のゲート電極の電位が
上昇するので、ワード線400および410の電位WL
1およびWL2 が速く昇圧電位VPPに立ち上がる。
【0080】
【発明の効果】この発明の第1の発明、第2の発明、第
3の発明および第4の発明における信号レベル変換回路
は、出力ノードの電位が電源電位より高い電位と接地電
位との間の変化をするときの貫通電流が少なく低消費電
力である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す回路図である。
【図2】この発明の実施例1の動作を示すタイミング図
である。
【図3】この発明の実施例2を示す回路図である。
【図4】この発明の実施例2の動作を示すタイミング図
である。
【図5】この発明の実施例3を示す回路図である。
【図6】この発明の実施例3の動作を示すタイミング図
である。
【図7】この発明の実施例4を示すブロック図である。
【図8】この発明の実施例4におけるワード線ドライブ
信号発生回路の回路図である。
【図9】従来の信号レベル変換回路を含む行選択回路を
示すブロック図である。
【図10】従来の信号レベル変換回路を含む行選択回路
の動作を示すタイミング図である。
【符号の説明】
11 昇圧電位ノード 20 接地電位ノード 110 信号レベル変換回路 111 クロスカップル型回路 111a 出力ノード 111b 反出力ノード 111c 第1のpチャネルMOSトランジスタ 111d 第2のpチャネルMOSトランジスタ 112 接地電位印加回路 112a 第1のnチャネルMOSトランジスタ 112b 第2のnチャネルMOSトランジスタ 113 電荷供給回路 113a 第3のnチャネルMOSトランジスタ 113b 第4のnチャネルMOSトランジスタ 114 第1のパルス発生回路 115 第2のパルス発生回路 116 電荷供給回路 140 信号レベル変換回路 142 リセット回路 143 スイッチング回路 144 電荷供給回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電位より高い電位が印加される高電
    位ノードと出力ノードとの間に接続され、ゲート電極が
    反出力ノードに接続された第1のpチャネルMOSトラ
    ンジスタ、 上記高電位ノードと上記反出力ノードとの間に接続さ
    れ、ゲート電極が上記出力ノードに接続された第2のp
    チャネルMOSトランジスタ、 上記出力ノードと接地電位ノードとの間に接続され、ゲ
    ート電極に入力信号が入力されるnチャネルMOSトラ
    ンジスタ、 上記入力信号に応答し、上記入力信号が上記nチャネル
    MOSトランジスタを非導通状態から導通状態に変化さ
    せる信号になると上記反出力ノードに電荷を供給する電
    荷供給手段を備えた信号レベル変換回路。
  2. 【請求項2】 電源電位ノードに印加される電源電位よ
    り高い電位が印加される高電位ノードと出力ノードとの
    間に接続され、ゲート電極が反出力ノードに接続された
    第1のpチャネルMOSトランジスタ、 上記高電位ノードと上記反出力ノードとの間に接続さ
    れ、ゲート電極が上記出力ノードに接続された第2のp
    チャネルMOSトランジスタ、 上記出力ノードと接地電位が印加される接地電位ノード
    との間に接続され、ゲート電極に第1の入力信号が入力
    される第1のnチャネルMOSトランジスタ、 上記反出力ノードと上記接地電位ノードとの間に接続さ
    れ、ゲート電極に上記第1の入力信号と相補の関係にな
    っている第2の入力信号が入力される第2のnチャネル
    MOSトランジスタ、 上記電源電位ノードと上記反出力ノードとの間に接続さ
    れ、ゲート電極に上記第1の入力信号が印加される第3
    のnチャネルMOSトランジスタ、 上記電源電位ノードと上記出力ノードとの間に接続さ
    れ、ゲート電位に上記第2の入力信号が入力される第4
    のnチャネルMOSトランジスタを備えた信号レベル変
    換回路。
  3. 【請求項3】 電源電位より高い電位が印加される高電
    位ノードと出力ノードとの間に接続され、ゲート電極が
    反出力ノードに接続された第1のpチャネルMOSトラ
    ンジスタ、 上記高電位ノードと上記反出力ノードとの間に接続さ
    れ、ゲート電極が上記出力ノードに接続された第2のp
    チャネルMOSトランジスタ、 上記出力ノードと接地電位ノードとの間に接続され、ゲ
    ート電極に入力信号が入力されるnチャネルMOSトラ
    ンジスタ、 上記入力信号に応答し、上記入力信号が上記nチャネル
    MOSトランジスタを非導通状態から導通状態に変化さ
    せる信号になると所定期間のパルスを発生するパルス発
    生手段、 このパルス発生手段からのパルスに応答して上記反出力
    ノードに電荷を供給する電荷供給手段を備えた信号レベ
    ル変換回路。
  4. 【請求項4】 電源電位より高い電位が印加される高電
    位ノードと出力ノードとの間に接続され、ゲート電極が
    反出力ノードに接続された第1のpチャネルMOSトラ
    ンジスタ、 上記高電位ノードと上記反出力ノードとの間に接続さ
    れ、ゲート電極が上記出力ノードに接続された第2のp
    チャネルMOSトランジスタ、 上記出力ノードと接地電位ノードとの間に接続され、ゲ
    ート電極が上記反出力ノードに接続されるとともに入力
    信号が入力されるnチャネルMOSトランジスタ、 選択及び非選択を示す選択信号を受け、選択信号が選択
    を示すと上記nチャネルMOSトランジスタのゲート電
    極に入力信号を伝達するためのスイッチング手段、 リセット信号を受け、このリセット信号が活性化すると
    上記反出力ノードに電荷を供給し、上記出力ノードと上
    記接地電位ノードとを導通させるリセット手段、 上記選択信号および上記入力信号に応答し、上記選択信
    号が選択を示し、かつ入力信号が上記nチャネルMOS
    トランジスタを導通状態から非導通状態に変化させる信
    号になると上記出力ノードに電荷を供給する電荷供給手
    段を備えたレベル変換回路。
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