JPH06243645A - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
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- JPH06243645A JPH06243645A JP4748093A JP4748093A JPH06243645A JP H06243645 A JPH06243645 A JP H06243645A JP 4748093 A JP4748093 A JP 4748093A JP 4748093 A JP4748093 A JP 4748093A JP H06243645 A JPH06243645 A JP H06243645A
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- JP
- Japan
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- guide groove
- tape
- lid
- groove
- lower half
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 上ハーフを下方に降ろすことで裏蓋のガイド
部材のガイド溝への挿入作業と上下ハーフの組み合わせ
作業とが一度にできるので組立てが簡単になり、装置に
よる組立ての自動化が可能になる。 【構成】 テープカセット30は、磁気テープ2を巻回
した一対のテープリール3a,3bをカセット筐体4内
に収納し、ローディングポケット5の前方で磁気テープ
2を張架し、張架した磁気テープ2の前面側と裏面側と
を前蓋6と裏蓋7で保護している。下ハーフ45の側壁
4bにガイド溝16を形成し、このガイド溝16に裏蓋
7に設けたガイド部材15bをガイドさせている。下ハ
ーフ45の側壁4bに形成したガイド溝の上前後溝16
b2部位に上方に開口した開口部45bを形成し、上ハ
ーフ44に開口部45bを塞いでガイド溝16bの上前
後溝16b2の上側面を一部構成する被覆部44bを設
けている。
部材のガイド溝への挿入作業と上下ハーフの組み合わせ
作業とが一度にできるので組立てが簡単になり、装置に
よる組立ての自動化が可能になる。 【構成】 テープカセット30は、磁気テープ2を巻回
した一対のテープリール3a,3bをカセット筐体4内
に収納し、ローディングポケット5の前方で磁気テープ
2を張架し、張架した磁気テープ2の前面側と裏面側と
を前蓋6と裏蓋7で保護している。下ハーフ45の側壁
4bにガイド溝16を形成し、このガイド溝16に裏蓋
7に設けたガイド部材15bをガイドさせている。下ハ
ーフ45の側壁4bに形成したガイド溝の上前後溝16
b2部位に上方に開口した開口部45bを形成し、上ハ
ーフ44に開口部45bを塞いでガイド溝16bの上前
後溝16b2の上側面を一部構成する被覆部44bを設
けている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープカセットに関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すテープカセットは、磁気テー
プ2を巻回した一対のテープリール3a,3bをカセッ
ト筐体4内に収納し、カセット筐体4の前面側に形成し
たローディングポケット5の前方で磁気テープ2を張架
した周知の構成をもつ。そして、磁気テープ2の張架部
分2aの前面側(磁気記録面側)を覆う開閉自在な前蓋
6と、磁気テープ2の張架部分2aの裏面側(非磁気記
録面側)を覆う開閉自在な裏蓋7と、ローディングポケ
ット5の上面を覆う上蓋8とを備える。
プ2を巻回した一対のテープリール3a,3bをカセッ
ト筐体4内に収納し、カセット筐体4の前面側に形成し
たローディングポケット5の前方で磁気テープ2を張架
した周知の構成をもつ。そして、磁気テープ2の張架部
分2aの前面側(磁気記録面側)を覆う開閉自在な前蓋
6と、磁気テープ2の張架部分2aの裏面側(非磁気記
録面側)を覆う開閉自在な裏蓋7と、ローディングポケ
ット5の上面を覆う上蓋8とを備える。
【0003】前蓋6は略コ字形とされ、その両側板6
a,6bに設けた軸9a,(9b)をカセット筐体4の
両側面に形成した軸穴10a,(10b)に嵌入するこ
とにより、前蓋6は軸9a,(9b)を中心として回動
自在となっている。
a,6bに設けた軸9a,(9b)をカセット筐体4の
両側面に形成した軸穴10a,(10b)に嵌入するこ
とにより、前蓋6は軸9a,(9b)を中心として回動
自在となっている。
【0004】上蓋8も略コ字形とされ、その前端両端に
設けた軸11a,11bを前蓋6の前面板6cの上端両
側に形成した軸穴(図示せず)に嵌入することにより、
上蓋8は前蓋6に連結され、軸11a,11bを中心に
して回動自在となっている。
設けた軸11a,11bを前蓋6の前面板6cの上端両
側に形成した軸穴(図示せず)に嵌入することにより、
上蓋8は前蓋6に連結され、軸11a,11bを中心に
して回動自在となっている。
【0005】図4に示すように、裏蓋7は、その上端の
支持部(7a),7bに設けた軸(12a),12bを
上蓋8の下面から突出した支持アーム(8a1),8b
1に形成した軸穴(図示せず)に嵌入することにより、
裏蓋7は上蓋8に連結され、軸12a,12bを中心に
して回動自在となっている。
支持部(7a),7bに設けた軸(12a),12bを
上蓋8の下面から突出した支持アーム(8a1),8b
1に形成した軸穴(図示せず)に嵌入することにより、
裏蓋7は上蓋8に連結され、軸12a,12bを中心に
して回動自在となっている。
【0006】図3に戻り、上蓋8の両側板8a,8bの
内側にはガイドピン13a,(13b)が設けてあり、
それぞれがカセット筐体4の両側面に形成したガイド溝
14a,(14b)内でガイドされる。
内側にはガイドピン13a,(13b)が設けてあり、
それぞれがカセット筐体4の両側面に形成したガイド溝
14a,(14b)内でガイドされる。
【0007】図4に戻り、裏蓋7の下端両側にもガイド
ピン(15a),15bが設けてあり、それぞれがカセ
ット筐体4のローディングポケット5の内側面を構成す
る側壁(4a),4bに形成したガイド溝(16a),
16b内でガイドされる。このガイド溝(16a),1
6bは、ほぼ上下方向に延びた上下溝(16a1),1
6b1と、上下溝(16a1),16b1の上端部から
ほぼ後方に延びた上前後溝(16a2),16b2と、
上下溝(16a1),16b1の下端部からほぼ前方に
延びた下前後溝(16a3),16b3とを備えてい
る。
ピン(15a),15bが設けてあり、それぞれがカセ
ット筐体4のローディングポケット5の内側面を構成す
る側壁(4a),4bに形成したガイド溝(16a),
16b内でガイドされる。このガイド溝(16a),1
6bは、ほぼ上下方向に延びた上下溝(16a1),1
6b1と、上下溝(16a1),16b1の上端部から
ほぼ後方に延びた上前後溝(16a2),16b2と、
上下溝(16a1),16b1の下端部からほぼ前方に
延びた下前後溝(16a3),16b3とを備えてい
る。
【0008】このように構成したテープカセットでは、
図5(a)に示すカセット非使用時に、前蓋6、裏蓋
7、上蓋8で磁気テープ2の張架部分2aを密閉するこ
とができる。また、カセット使用時(装置に装着したと
き)に、装置側の機構による前蓋6の回動動作に伴い、
上蓋8のガイドピン13a,13bがカセット筐体4の
ガイド溝14a,14bに案内され、裏蓋7のガイドピ
ン15a,15bがカセット筐体4のガイド溝16a,
16bに案内される。そして図5(b)に示すように、
ガイドピン13a,13bがガイド溝14a,14bの
図中左端まで移動し、ガイドピン15a,15bがガイ
ド溝16a,16bの下前後溝16a3,16b3、上
下溝16a1,16b1を通って上前後溝16a2,1
6b2の図中左端まで移動したときは、ローディングポ
ケット5の上方に前蓋6が移動し、移動した前蓋6のほ
ぼ後方に上蓋8が移動し、上蓋8とカセット筐体4の上
面との間に裏蓋7が移動するようになっている。
図5(a)に示すカセット非使用時に、前蓋6、裏蓋
7、上蓋8で磁気テープ2の張架部分2aを密閉するこ
とができる。また、カセット使用時(装置に装着したと
き)に、装置側の機構による前蓋6の回動動作に伴い、
上蓋8のガイドピン13a,13bがカセット筐体4の
ガイド溝14a,14bに案内され、裏蓋7のガイドピ
ン15a,15bがカセット筐体4のガイド溝16a,
16bに案内される。そして図5(b)に示すように、
ガイドピン13a,13bがガイド溝14a,14bの
図中左端まで移動し、ガイドピン15a,15bがガイ
ド溝16a,16bの下前後溝16a3,16b3、上
下溝16a1,16b1を通って上前後溝16a2,1
6b2の図中左端まで移動したときは、ローディングポ
ケット5の上方に前蓋6が移動し、移動した前蓋6のほ
ぼ後方に上蓋8が移動し、上蓋8とカセット筐体4の上
面との間に裏蓋7が移動するようになっている。
【0009】このように構成したテープカセットにおい
ては、移動した前蓋6と上蓋8とは連なって平板状とな
し、カセット筐体4の上面と略平行状態に位置してカセ
ット筐体4の上面からあまり出っ張らないので、装置の
厚みが小さくできるという利点がある。
ては、移動した前蓋6と上蓋8とは連なって平板状とな
し、カセット筐体4の上面と略平行状態に位置してカセ
ット筐体4の上面からあまり出っ張らないので、装置の
厚みが小さくできるという利点がある。
【0010】図6に示す従来のテープカセット20で
は、カセット筐体4は上ハーフ40と下ハーフ41とか
ら構成されている。ローディングポケット5の内側面を
構成する側壁(4a),4bは下ハーフ41側に形成さ
れている。側壁4b側だけを説明すると、側壁4bに形
成されたガイド溝16bの上前後溝16b2は後方に開
口されている。
は、カセット筐体4は上ハーフ40と下ハーフ41とか
ら構成されている。ローディングポケット5の内側面を
構成する側壁(4a),4bは下ハーフ41側に形成さ
れている。側壁4b側だけを説明すると、側壁4bに形
成されたガイド溝16bの上前後溝16b2は後方に開
口されている。
【0011】このテープカセット20では、上ハーフ4
0に予め前蓋6、上蓋8を介して裏蓋7が支持され、こ
の上ハーフ40を側壁4a,4b後方から手前方向に案
内して裏蓋7のガイドピン15bを下ハーフ40側に形
成したガイド溝16bに側壁4a,4bの後方から後部
開口を介して挿入した後、上ハーフ40を下方に降ろす
ことで上ハーフ40と下ハーフ41との組み合わせが行
われる。
0に予め前蓋6、上蓋8を介して裏蓋7が支持され、こ
の上ハーフ40を側壁4a,4b後方から手前方向に案
内して裏蓋7のガイドピン15bを下ハーフ40側に形
成したガイド溝16bに側壁4a,4bの後方から後部
開口を介して挿入した後、上ハーフ40を下方に降ろす
ことで上ハーフ40と下ハーフ41との組み合わせが行
われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のテープ
カセット20では、側壁4a,4b後方から行うガイド
ピン15a,15bのガイド溝16a,16bへの挿入
作業と、上ハーフ40と下ハーフ41との組み合わせ作
業が個別に必要となり、組立てが面倒で装置による組立
ての自動化が困難であった。
カセット20では、側壁4a,4b後方から行うガイド
ピン15a,15bのガイド溝16a,16bへの挿入
作業と、上ハーフ40と下ハーフ41との組み合わせ作
業が個別に必要となり、組立てが面倒で装置による組立
ての自動化が困難であった。
【0013】このような問題点を解決したものとして、
例えば、図7に示すように、ガイド溝を上ハーフ42の
一部42aと下ハーフ43の一部43aとから構成し、
上ハーフ42と下ハーフ43との組み合わせ時に形成す
るという方法がある。この方法だと、予め上ハーフ42
に裏蓋(図示しない)を支持しておけば、単に上ハーフ
43を下方に降ろすことで、裏蓋に形成したガイドピン
のガイド溝への挿入作業を、上ハーフ43と下ハーフ4
4との組合わせ時に同時に行うことができる。
例えば、図7に示すように、ガイド溝を上ハーフ42の
一部42aと下ハーフ43の一部43aとから構成し、
上ハーフ42と下ハーフ43との組み合わせ時に形成す
るという方法がある。この方法だと、予め上ハーフ42
に裏蓋(図示しない)を支持しておけば、単に上ハーフ
43を下方に降ろすことで、裏蓋に形成したガイドピン
のガイド溝への挿入作業を、上ハーフ43と下ハーフ4
4との組合わせ時に同時に行うことができる。
【0014】しかし、ガイド溝は上ハーフ43,44の
組み立て精度に依存することになるため、組み立てによ
ってガイド溝の寸法にバラつきが生じてしまい、裏蓋の
開閉移動が不安定となるばかりか、場合によっては開閉
移動時の磁気テープ間のクリアランスが保てず、磁気テ
ープと接触してテープダメージを与える虞れがあった。
また、ローディングポケットの内側面を構成する側壁は
ガイド溝を境に上ハーフ43と下ハーフ44それぞれに
片持ち状態で構成されるため、ガイド溝の強度が十分に
とれず、例えば、裏蓋に強い力がかかるとガイド溝が変
形する虞れがあった。
組み立て精度に依存することになるため、組み立てによ
ってガイド溝の寸法にバラつきが生じてしまい、裏蓋の
開閉移動が不安定となるばかりか、場合によっては開閉
移動時の磁気テープ間のクリアランスが保てず、磁気テ
ープと接触してテープダメージを与える虞れがあった。
また、ローディングポケットの内側面を構成する側壁は
ガイド溝を境に上ハーフ43と下ハーフ44それぞれに
片持ち状態で構成されるため、ガイド溝の強度が十分に
とれず、例えば、裏蓋に強い力がかかるとガイド溝が変
形する虞れがあった。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解消するものであり、磁気テープを巻回した一対のテー
プリールを上ハーフと下ハーフとから構成したカセット
筐体内に収納し、このカセット筐体に形成したローディ
ングポケットの前方で前記磁気テープを張架し、張架し
た磁気テープの前面側と裏面側とを夫々開閉自在となる
前蓋と裏蓋で保護し、前記ローディングポケットの内側
面を構成する前記下ハーフの側壁に、ほぼ上下方向に延
びた上下溝と、この上下溝の上端部からほぼ後方に延び
た上前後溝とを少なくとも備えたガイド溝を形成し、こ
のガイド溝に前記裏蓋に設けたガイド部材をガイドさせ
ることで前記裏蓋の開閉移動が案内され得るテープカセ
ットにおいて、前記下ハーフの側壁に形成したガイド溝
の上前後溝部位に上方に開口した開口部を形成し、前記
上ハーフに上下ハーフの結合時に前記ガイド溝の開口部
を塞いで前記ガイド溝の上前後溝の上側面を一部構成す
る被覆部を設けたことを特徴とするテープカセットと、
また、このようなテープカセットにおいて、前記下ハー
フの側壁に形成したガイド溝の開口部を、前記上下溝と
前記上前後溝との変曲点より後方に位置させたことを特
徴とするテープカセットとを提供するものである。
解消するものであり、磁気テープを巻回した一対のテー
プリールを上ハーフと下ハーフとから構成したカセット
筐体内に収納し、このカセット筐体に形成したローディ
ングポケットの前方で前記磁気テープを張架し、張架し
た磁気テープの前面側と裏面側とを夫々開閉自在となる
前蓋と裏蓋で保護し、前記ローディングポケットの内側
面を構成する前記下ハーフの側壁に、ほぼ上下方向に延
びた上下溝と、この上下溝の上端部からほぼ後方に延び
た上前後溝とを少なくとも備えたガイド溝を形成し、こ
のガイド溝に前記裏蓋に設けたガイド部材をガイドさせ
ることで前記裏蓋の開閉移動が案内され得るテープカセ
ットにおいて、前記下ハーフの側壁に形成したガイド溝
の上前後溝部位に上方に開口した開口部を形成し、前記
上ハーフに上下ハーフの結合時に前記ガイド溝の開口部
を塞いで前記ガイド溝の上前後溝の上側面を一部構成す
る被覆部を設けたことを特徴とするテープカセットと、
また、このようなテープカセットにおいて、前記下ハー
フの側壁に形成したガイド溝の開口部を、前記上下溝と
前記上前後溝との変曲点より後方に位置させたことを特
徴とするテープカセットとを提供するものである。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図面に沿って説明する。
【0017】図1は本発明によるテープカセットの一実
施例を示す分解斜視図、図2は同テープカセットの組立
状態図である。なお、本実施例のテープカセットは図3
で示したテープカセットと基本構成が同じなため、本実
施例では発明のポイントだけを説明していく。
施例を示す分解斜視図、図2は同テープカセットの組立
状態図である。なお、本実施例のテープカセットは図3
で示したテープカセットと基本構成が同じなため、本実
施例では発明のポイントだけを説明していく。
【0018】図1に示すテープカセット30は、図3で
示したテープカセットの構成を備え、カセット筐体4は
上ハーフ44と下ハーフ45とから構成されている。ロ
ーディングポケット5の内側面を構成する側壁(4
a),4bは下ハーフ45側に形成されている。以下、
ここから先の説明は側壁4b側に限って説明していく。
示したテープカセットの構成を備え、カセット筐体4は
上ハーフ44と下ハーフ45とから構成されている。ロ
ーディングポケット5の内側面を構成する側壁(4
a),4bは下ハーフ45側に形成されている。以下、
ここから先の説明は側壁4b側に限って説明していく。
【0019】下ハーフ45の側壁4bにはガイド溝16
bの上前後溝16b2部位に上方に開口した開口部45
bが形成されている。また、上ハーフ44には上記した
開口部45bと係合し同開口部45bを塞いでガイド溝
16bの上前後溝16b2の上側面を一部構成する被覆
用突起(被覆部)44bが設けてある。
bの上前後溝16b2部位に上方に開口した開口部45
bが形成されている。また、上ハーフ44には上記した
開口部45bと係合し同開口部45bを塞いでガイド溝
16bの上前後溝16b2の上側面を一部構成する被覆
用突起(被覆部)44bが設けてある。
【0020】このようなテープカセット30では、上ハ
ーフ44と下ハーフ45とを離した状態でほぼ位置合わ
せした後、上ハーフ44を下方に降ろして裏蓋7のガイ
ドピン15bを開口部45bから下ハーフ40側に形成
したガイド溝16bに挿入することができると同時に、
そのまま上ハーフ44と下ハーフ45との組み合わせも
できる。このように上ハーフ44を下方に降ろすだけで
上記したガイドピン15bのガイド溝16bへの挿入作
業と上下ハーフ44,45の組み合わ作業の2つの作業
が一度にできるので組立てが簡単になり、装置による組
立ての自動化が可能になる。
ーフ44と下ハーフ45とを離した状態でほぼ位置合わ
せした後、上ハーフ44を下方に降ろして裏蓋7のガイ
ドピン15bを開口部45bから下ハーフ40側に形成
したガイド溝16bに挿入することができると同時に、
そのまま上ハーフ44と下ハーフ45との組み合わせも
できる。このように上ハーフ44を下方に降ろすだけで
上記したガイドピン15bのガイド溝16bへの挿入作
業と上下ハーフ44,45の組み合わ作業の2つの作業
が一度にできるので組立てが簡単になり、装置による組
立ての自動化が可能になる。
【0021】また、ガイド溝16bにおいて、裏蓋7の
開閉動作時に磁気テープ2と対峙する、開閉動作初期に
裏蓋7を磁気テープ2から離間する方向に移動させるた
めの下前後溝16b3部位及び開閉動作中の裏蓋7を案
内してその姿勢を規制する上下溝16b1部位は下ハー
フ45のみで構成され、磁気テープ2と裏蓋7との対峙
が外れた部位に当る、上昇した裏蓋7を後方に移動させ
るための上前後溝16b2部位は上下ハーフ44,45
で構成されている。よって、裏蓋7の開蓋動作時に磁気
テープ2と対峙するガイド溝16b部位を、下ハーフ形
成時に精度よく形成することが可能で、この部位におけ
る裏蓋7のガイドピン15bの移動を常に安定且つスム
ーズに行え、磁気テープ2と裏蓋7とのクリアランスを
確実に保持することができ、テープダメージを与える虞
れもないと共に強度も充分とれるので、たとえ裏蓋7に
強い力が加わってもガイド溝16bの磁気テープ2と対
峙する部位が変形する虞れもない。
開閉動作時に磁気テープ2と対峙する、開閉動作初期に
裏蓋7を磁気テープ2から離間する方向に移動させるた
めの下前後溝16b3部位及び開閉動作中の裏蓋7を案
内してその姿勢を規制する上下溝16b1部位は下ハー
フ45のみで構成され、磁気テープ2と裏蓋7との対峙
が外れた部位に当る、上昇した裏蓋7を後方に移動させ
るための上前後溝16b2部位は上下ハーフ44,45
で構成されている。よって、裏蓋7の開蓋動作時に磁気
テープ2と対峙するガイド溝16b部位を、下ハーフ形
成時に精度よく形成することが可能で、この部位におけ
る裏蓋7のガイドピン15bの移動を常に安定且つスム
ーズに行え、磁気テープ2と裏蓋7とのクリアランスを
確実に保持することができ、テープダメージを与える虞
れもないと共に強度も充分とれるので、たとえ裏蓋7に
強い力が加わってもガイド溝16bの磁気テープ2と対
峙する部位が変形する虞れもない。
【0022】仮に、上下ハーフ44,45の組合わせ精
度によって上下ハーフ44,45で構成される上前後溝
16b2に寸法バラつきが生じても、ここは磁気テープ
2との対峙が外れた部位であるとともに、上昇した裏蓋
7の水平移動動作だけであるため、特に裏蓋7の開閉動
作に影響を与えることはない。
度によって上下ハーフ44,45で構成される上前後溝
16b2に寸法バラつきが生じても、ここは磁気テープ
2との対峙が外れた部位であるとともに、上昇した裏蓋
7の水平移動動作だけであるため、特に裏蓋7の開閉動
作に影響を与えることはない。
【0023】また、図2にも示すように、側壁4bに形
成したガイド溝16bの開口部45bが、上下溝16b
1と上前後溝16b2との変曲点Hより後方に位置して
いると、開口部45bを塞いでガイド溝16bの上前後
溝16b2の上側面を一部構成する上ハーフ44の被覆
部44bをほぼ直線形状とすることができ、ガイド溝1
6bの変曲点H近傍の形状がより滑らかになってガイド
部材15bの移動がスムーズになり、裏蓋7の開閉移動
がより安定したものとなる。
成したガイド溝16bの開口部45bが、上下溝16b
1と上前後溝16b2との変曲点Hより後方に位置して
いると、開口部45bを塞いでガイド溝16bの上前後
溝16b2の上側面を一部構成する上ハーフ44の被覆
部44bをほぼ直線形状とすることができ、ガイド溝1
6bの変曲点H近傍の形状がより滑らかになってガイド
部材15bの移動がスムーズになり、裏蓋7の開閉移動
がより安定したものとなる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のテープカセットでは次のような効果を得ることができ
る。
のテープカセットでは次のような効果を得ることができ
る。
【0025】まず、請求項1記載のテープカセットで
は、上ハーフを下方に降ろすことで裏蓋のガイド部材の
ガイド溝への挿入作業と、上下ハーフの組み合わせ作業
とが一度にできるので組立てが簡単になり、装置による
組立ての自動化が可能になるという効果がある。
は、上ハーフを下方に降ろすことで裏蓋のガイド部材の
ガイド溝への挿入作業と、上下ハーフの組み合わせ作業
とが一度にできるので組立てが簡単になり、装置による
組立ての自動化が可能になるという効果がある。
【0026】また、ガイド溝において、裏蓋の開閉動作
時に磁気テープと対峙する、開閉動作中の裏蓋を案内し
てその姿勢を規制する上下溝部位は下ハーフのみで構成
され、磁気テープと裏蓋との対峙が外れた部位に当る、
上昇した裏蓋を後方に移動させるための上前後溝部位は
上下ハーフで構成されている。よって、裏蓋の開蓋動作
時に磁気テープと対峙するガイド溝部位を、下ハーフ形
成時に精度よく形成することが可能で、この部位におけ
る裏蓋7のガイド部材の移動を常に安定且つスムーズに
行え、磁気テープと裏蓋とのクリアランスを確実に保持
することができ、テープダメージを与える虞れもないと
共に強度も充分とれるので、たとえ裏蓋に強い力が加わ
ってもガイド溝の磁気テープと対峙する部位が変形する
虞れもない。
時に磁気テープと対峙する、開閉動作中の裏蓋を案内し
てその姿勢を規制する上下溝部位は下ハーフのみで構成
され、磁気テープと裏蓋との対峙が外れた部位に当る、
上昇した裏蓋を後方に移動させるための上前後溝部位は
上下ハーフで構成されている。よって、裏蓋の開蓋動作
時に磁気テープと対峙するガイド溝部位を、下ハーフ形
成時に精度よく形成することが可能で、この部位におけ
る裏蓋7のガイド部材の移動を常に安定且つスムーズに
行え、磁気テープと裏蓋とのクリアランスを確実に保持
することができ、テープダメージを与える虞れもないと
共に強度も充分とれるので、たとえ裏蓋に強い力が加わ
ってもガイド溝の磁気テープと対峙する部位が変形する
虞れもない。
【0027】また、請求項2記載のテープカセットで
は、下ハーフに形成した開口部を上下溝と上前後溝との
変曲点より後方に位置させたので、開口部を塞いでガイ
ド溝の上前後溝の上側面を一部構成する上ハーフの被覆
部をほぼ直線形状とすることができ、ガイド溝の変曲点
近傍の形状がより滑らかになってガイド部材の移動がス
ムーズになり、裏蓋の開閉移動がより安定したものとな
るという効果がある。
は、下ハーフに形成した開口部を上下溝と上前後溝との
変曲点より後方に位置させたので、開口部を塞いでガイ
ド溝の上前後溝の上側面を一部構成する上ハーフの被覆
部をほぼ直線形状とすることができ、ガイド溝の変曲点
近傍の形状がより滑らかになってガイド部材の移動がス
ムーズになり、裏蓋の開閉移動がより安定したものとな
るという効果がある。
【図1】テープカセットの一実施例を示す部分分解図で
ある。
ある。
【図2】テープカセットの組立状態図である。
【図3】本発明を適用するテープカセットを示す斜視図
である。
である。
【図4】同テープカセットを示す部分説明図である。
【図5】(a),(b)は同テープカセットの非使用状
態と使用状態を示す説明図である。
態と使用状態を示す説明図である。
【図6】従来のテープカセットを示す部分分解図であ
る。
る。
【図7】従来の技術を示す図である。
2 磁気テープ 3a,3b テープリール 4 カセット筐体 44 上ハーフ 45 下ハーフ 5 ローディングポケット 6 前蓋 7 裏蓋 4b 側壁 16b ガイド溝 16b1 上下溝 16b2 上前後溝 44b 被覆部 45b 開口部
Claims (2)
- 【請求項1】磁気テープを巻回した一対のテープリール
を上ハーフと下ハーフとから構成したカセット筐体内に
収納し、このカセット筐体に形成したローディングポケ
ットの前方で前記磁気テープを張架し、張架した磁気テ
ープの前面側と裏面側とを夫々開閉自在となる前蓋と裏
蓋で保護し、 前記ローディングポケットの内側面を構成する前記下ハ
ーフの側壁に、ほぼ上下方向に延びた上下溝と、この上
下溝の上端部からほぼ後方に延びた上前後溝とを少なく
とも備えたガイド溝を形成し、このガイド溝に前記裏蓋
に設けたガイド部材をガイドさせることで前記裏蓋の開
閉移動が案内され得るテープカセットにおいて、 前記下ハーフの側壁に形成したガイド溝の上前後溝部位
に上方に開口した開口部を形成し、 前記上ハーフに上下ハーフの結合時に前記ガイド溝の開
口部を塞いで前記ガイド溝の上前後溝の上側面を一部構
成する被覆部を設けたことを特徴とするテープカセッ
ト。 - 【請求項2】請求項1記載のテープカセットにおいて、 前記下ハーフの側壁に形成したガイド溝の開口部を、前
記上下溝と前記上前後溝との変曲点より後方に位置させ
たことを特徴とするテープカセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4748093A JPH06243645A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | テープカセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4748093A JPH06243645A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | テープカセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06243645A true JPH06243645A (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=12776302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4748093A Pending JPH06243645A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | テープカセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06243645A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6218847B2 (ja) * | 1981-07-23 | 1987-04-24 | Chinoo Kk |
-
1993
- 1993-02-12 JP JP4748093A patent/JPH06243645A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6218847B2 (ja) * | 1981-07-23 | 1987-04-24 | Chinoo Kk |
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