JPH0624335A - 鉄道車両におけるプラットホームからの乗客落下防止装置 - Google Patents

鉄道車両におけるプラットホームからの乗客落下防止装置

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JPH0624335A
JPH0624335A JP32022491A JP32022491A JPH0624335A JP H0624335 A JPH0624335 A JP H0624335A JP 32022491 A JP32022491 A JP 32022491A JP 32022491 A JP32022491 A JP 32022491A JP H0624335 A JPH0624335 A JP H0624335A
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六郎 安藤
Minoru Ishikawa
實 石川
Takezo Ishida
丈三 石田
Manabu Chibana
学 知花
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラットホーム上の乗客が車両連結部の空間
内に落下することを防止する外幌を提案する。この外幌
が車両の曲線通過時、偏倚時、ローリング時においても
その動きに順応して外幌の破損を防止する。 【構成】 基端部9aを車体妻面側に平面回転可能に連
結し、先端部9bを車両の外側面方向に突出させた可動
部材9と、該可動部材9の先端部9bと車両妻面の外側
近傍との間に架設した可撓性材料からなる側板11と、
前記可動部材9を常時妻面から遠ざける方向へ付勢した
ばね13とからなる外幌6,7を、連結した車両の妻面
に対向的に備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄道車両において、車両
がプラットホームに停車しているときに、プラットホー
ム上の乗客が、車両連結部の空間に落下することを防止
する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラットホームから鉄道車両にお
ける編成列車の2車間の隙間に、特にプラットホームの
混雑時に乗降客が落下することを防止したり、2車間の
妻面に取付けた機器等を目隠しするために、車両妻面間
に外幌を付設するものがある。
【0003】このような外幌として、従来、図14及び
図15に示すように、ゴム等の可撓性材料で作った板状
体を2つに折返した形状の外幌1a,1bを対向する車
体2,3の妻面に対向的に突設したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の外幌におい
ては、車両の偏倚、ローリング時に対向する外幌1a,
1b相互が干渉して押し漬されたり、例えば一方の幌1
aが他方の外幌1bの内側に入り込んだ状態で外方へ移
動してその外幌1a又は1bが破損する等の問題があ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するために、基端部(9a)を車体妻面側に平面回転
可能に連結し、先端部(9b)を車両の外側面方向に突
出させた可動部材(9)と、該可動部材(9)の先端部
(9b)と車両妻面の外側近傍との間に架設した可撓性
材料からなる側板11と、前記可動部材(9)を常時妻
面から遠ざける方向へ付勢したばね(13)とからなる
外幌(6)(7)を、連結した車両の妻面に対向的に備
えたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】直線軌道又はほぼ直線に近い軌道において車両
がプラットホームに停車している場合には、対向する両
外幌(6)(7)が共にばね13により開いた状態にあ
り、その側板(11)(11)が車両妻面間の側部を遮
閉してプラットホーム上の乗客が車両連結部内に落下す
ることを防止する。
【0007】また、車両が曲線軌道上を通過して対向妻
面間の一側方が縮小した場合には、その側にある外幌
(6)(7)が相互に押し付けあって、ばね(13)に
抗して閉じる。
【0008】更に車両が偏倚した場合には、一方の外幌
(6)の先部が他方の外幌(7)の可動部材(9)の表
面を摺動する。更に車両がローリングを起こした場合に
は、両外幌(6)(7)が相互に上下方向に摺動する。
【0009】
【実施例】図1乃至図10に示す本発明の第1実施例に
ついて説明する。図中、4,5は相互に連結された車体
を示す。
【0010】6,7及び6a,7aは両車両4,5の夫
々の妻面に突出的に固着された外幌で、夫々の妻面から
の突出長は、図1,2に示すように対向する妻面間の半
分より若干短くして、直線軌道上においては外幌6,7
及び6a,7a間に若干の隙間Dが生じるようになって
いる。
【0011】また、該外幌6,7及び6a,7aは、プ
ラットホームから連結部への乗客の落下を防止できるよ
うに、その取付位置及び背丈が定められている。更に、
該外幌6,7及び6a,7aは車両の妻面の両側におい
て対向設置されている。
【0012】各外幌は同一構造であるため、1個の外幌
6について詳述する。8は取付板で、車体4の妻面にボ
ルト等によって固着されている。9は可動部材で、その
基端部9aが回転ピン10によって平面的に回転できる
ように前記取付板8に支持され、先端部9bが自由移動
可能になっている。該可動部材9の外表面9cはステン
レス板等により平滑面に形成されている。
【0013】更に該可動部材9の平面の長さは、これが
その回転ピン10を中心として車体4の妻面側へ回転し
た場合、その先端部9bの外端面9dが車体4の側板面
4aとほぼ面一状になるように設定されている。
【0014】更に可動部材9の先部9eの平面形状は先
端方向に向って曲面に形成されている。11は可撓材で
形成された側板で、乗客の落下を防止できる所定の幅と
高さを有する面積の板状に形成されている。
【0015】該側板11の両端は取付板8と可動部材9
に重合させて、その表面に押え板12,12を当て、ボ
ルト等によって押え板12,12と共に取付板8と可動
部材9に固着されている。
【0016】また、側板11における取付板8側の取付
端部は、図4に示すように、先端部11cが外方へ傾斜
するように角度αをもって取付けられている。また、該
側板11の材料としては、例えば図7に示すように、ゴ
ム材11a内に布11bを芯として埋設して可撓性をも
たせたものを使用する。
【0017】13は押しばねで、前記基板8と可動部材
9間に圧縮介在されており、常時可動部材9を図示のよ
うに開き状態へ付勢し、図3のA方向から外圧が作用し
た場合には、ばね13に抗して可動部材9が回転ピン1
0を中心に基板8側へ閉じ移動するように、該外幌全体
が扇状に開閉するようになっている。
【0018】図6において、14は取付板8に設けたフ
ック、15は可動部材9に設けた止環で、非連結時に可
動部材9を閉じた場合に、該フック14を止環15に掛
けて、その閉じ状態を保持するものである。
【0019】次に本実施例の作動について説明する。車
両が直線軌道又はほぼ直線に近い軌道にある場合は、図
2に示すように各外幌6,7、6a,7aは開き状態に
あり、各側板11は、ばね13の押し荷重により、所定
の張力によって張られて平面状態にある。
【0020】そのため、プラットホームに停車している
ときは、対向する外幌6,7又は6a,7aの側板1
1,11によって妻面間の連結部は、両側板11,11
の相互の対向間に若干の隙間を有するが、ほぼ遮閉さ
れ、プラットホームから連結部への乗客の落下を阻止で
きる。
【0021】次に車両が曲線軌道を通過し、図9に示す
ように車両4,5の対向妻面間隔が縮小した側において
は、その対向する両外幌6,7が相互に当接して押し合
い、ばね13に抗して可動部材9が妻面方向へ回転す
る。このとき、側板11の車両側取付部11cが図4に
示すように角度α分傾斜していることにより、側板11
は図9に示すように内側へ折り畳まれるように屈曲す
る。
【0022】次に車両が図10に示すように偏倚した場
合において対向妻面間隔が縮小した側においては、一方
の外幌6の先端部9bが他方の外幌7の外表面9cを摺
動しながら双方の外幌6,7は縮小する。
【0023】図11乃至図13は本発明の第2実施例を
示すもので、前記第1実施例に比較して、車両に付設し
た作業用階段部に外幌を取り付けできるようにしたこ
と、及び側板11を外側に屈曲するようにした点が主に
相違する。
【0024】すなわち、車両の妻面に固設した作業用階
段16の使用に支障とならないように、前記第1実施例
における取付板8に切欠窓部8aを形成すると共に前記
の可動部材9を、外幌の上下部にのみに設けた腕状の可
動部材9f,9gとしている。
【0025】17は前記可動部材9f,9gの表面に固
設した摺動板で、ステンレス等の平滑面材で形成されて
いる。側板11の両側端部11c,11dは、図12に
示すようにその端側が内方へ向うように角度β分傾斜し
て取付けられており、可動部材9f,9gが夫々の車両
の妻面側へ移動した場合に、側板11が外方へ屈曲する
ようになっている。また、該側板11は図8に示すよう
に、ゴム材11a内に布11bを芯として埋設すると共
に、該側板11の外面側に縦方向の溝11eを形成し
て、該側板11が外側へ屈曲しやすいように形成されて
いる。
【0026】更に、可動部材9f,9gと摺動板17
は、図12に示すように、平面形状が若干わん曲してい
る。その他の構造は前記第1実施例と同様であるので、
同一構造には同一符号を付してその説明を省略する。
【0027】本実施例においても、前記第1実施例と同
様な作用、効果を生じる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、プラット
ホーム上の乗客が車両の連結部における空間内に落下す
ることを防止できる。
【0029】更に、車両が曲線軌道を通過する場合や、
偏倚、ローリングを起こした場合には、外幌相互が開
閉、摺動して順応でき、外幌を押し漬したり破損させた
りすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図。
【図2】同平面図。
【図3】外幌の拡大平面図。
【図4】側板の取付状態を示す拡大平面図。
【図5】外幌の側面図。
【図6】可動部材の閉じ状態を保持する金具を示す斜視
図。
【図7】側板の1例を示す平断面図。
【図8】側板の他例を示す平断面図。
【図9】車両の曲線通過時における略平面図。
【図10】車両の偏倚時における略平面図。
【図11】本発明の他の実施例を示す斜視図。
【図12】同平面図。
【図13】同正面図。
【図14】従来構造を示す側面図。
【図15】同外幌の平断面図。
【符号の説明】
4、5 車両 6、7 外幌 9 可動部材 9a 基端部 9b 先端部 10 回転ピン 11 側板 13 ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 知花 学 愛知県名古屋市熱田区花表町20番12号 株 式会社成田製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端部(9a)を車体妻面側に平面回転
    可能に連結し、先端部(9b)を車両の外側面方向に突
    出させた可動部材(9)と、該可動部材(9)の先端部
    (9b)と車両妻面の外側近傍との間に架設した可撓性
    材料からなる側板11と、前記可動部材(9)を常時妻
    面から遠ざける方向へ付勢したばね(13)とからなる
    外幌(6)(7)を、連結した車両の妻面に対向的に備
    えたことを特徴とする鉄道車両におけるプラットホーム
    からの乗客落下防止装置。
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