JPH06243234A - シートの判別装置 - Google Patents
シートの判別装置Info
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- JPH06243234A JPH06243234A JP5029121A JP2912193A JPH06243234A JP H06243234 A JPH06243234 A JP H06243234A JP 5029121 A JP5029121 A JP 5029121A JP 2912193 A JP2912193 A JP 2912193A JP H06243234 A JPH06243234 A JP H06243234A
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- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
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- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
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Classifications
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- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07D—HANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
- G07D7/00—Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of valuable papers or for segregating those which are unacceptable, e.g. banknotes that are alien to a currency
- G07D7/06—Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of valuable papers or for segregating those which are unacceptable, e.g. banknotes that are alien to a currency using wave or particle radiation
- G07D7/12—Visible light, infrared or ultraviolet radiation
-
- G—PHYSICS
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- G07D7/12—Visible light, infrared or ultraviolet radiation
- G07D7/121—Apparatus characterised by sensor details
-
- G—PHYSICS
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- Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Controlling Sheets Or Webs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 シートＳの搬送方向Ｃに直交する方向に、複
数列に配置された複数の発光素子と、それぞれ、発光素
子に対応した位置に設けられた複数の受光センサ12-iで
あって、少なくともその一つが、対応する発光素子から
発せられ、シートＳの側縁ＳＥにより遮られた光を受光
可能に配置された複数の受光センサ12-iと、シートＳに
よって、その全体が遮光される受光センサの出力と、そ
の一部が遮光される受光センサの出力との比率に基づい
て、シートＳの長さＬ(S) を検出するシート長さ検出手
段と、受光センサの時系列的な出力に基づき、シートＳ
のパターンデータを求め、シートの種類に対応した基準
パターンデータと比較するパターン比較手段とを備え、
シート長さ検出手段により検出された長さＬ(S) および
パターン比較手段の比較結果に基づいて、シートの種類
を判別する。 【効果】 シートの種類を高精度で判別できる安価なシ
ートの判別装置を提供することが可能になる。
数列に配置された複数の発光素子と、それぞれ、発光素
子に対応した位置に設けられた複数の受光センサ12-iで
あって、少なくともその一つが、対応する発光素子から
発せられ、シートＳの側縁ＳＥにより遮られた光を受光
可能に配置された複数の受光センサ12-iと、シートＳに
よって、その全体が遮光される受光センサの出力と、そ
の一部が遮光される受光センサの出力との比率に基づい
て、シートＳの長さＬ(S) を検出するシート長さ検出手
段と、受光センサの時系列的な出力に基づき、シートＳ
のパターンデータを求め、シートの種類に対応した基準
パターンデータと比較するパターン比較手段とを備え、
シート長さ検出手段により検出された長さＬ(S) および
パターン比較手段の比較結果に基づいて、シートの種類
を判別する。 【効果】 シートの種類を高精度で判別できる安価なシ
ートの判別装置を提供することが可能になる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、紙幣などのシートの計
数機などに用いられるシートの種類を判別するシートの
判別装置に関するものである。
数機などに用いられるシートの種類を判別するシートの
判別装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、シートの搬送方向に直交する
方向のシートの長さおよびシートのパターンを検出する
ことによって、シートの種類を判別するシートの判別装
置が知られている。たとえば、実開昭６３−８０６８２
号公報には、シートの搬送方向に直交する方向に配置さ
れた受光素子として、ＣＣＤ型のラインセンサを用いた
シートの判別装置が、開示されている。この装置におい
ては、ラインセンサの出力が画像データとして、二値化
され、メモリに格納されて、シートの判別に必要なライ
ン数の画像データの格納が終了したのち、搬送方向に直
交する方向のシートの長さを検出することによって、パ
ターンマッチングをおこなうべきシートの種類が、第一
次的に判定される。他方、シートの種類を判別するのに
適した特徴を有する特徴領域が予め決定されて、その特
徴領域およびそのパターンが、シートの種類毎に、メモ
リに、基準パターンデータとして、格納されている。シ
ートの種類が第一次的に判定された後、その種類のシー
トの特徴領域の画像データが抽出され、この抽出された
画像データと、その種類の基準パターンデータとが比較
されて、シートの種類が判定されている。
方向のシートの長さおよびシートのパターンを検出する
ことによって、シートの種類を判別するシートの判別装
置が知られている。たとえば、実開昭６３−８０６８２
号公報には、シートの搬送方向に直交する方向に配置さ
れた受光素子として、ＣＣＤ型のラインセンサを用いた
シートの判別装置が、開示されている。この装置におい
ては、ラインセンサの出力が画像データとして、二値化
され、メモリに格納されて、シートの判別に必要なライ
ン数の画像データの格納が終了したのち、搬送方向に直
交する方向のシートの長さを検出することによって、パ
ターンマッチングをおこなうべきシートの種類が、第一
次的に判定される。他方、シートの種類を判別するのに
適した特徴を有する特徴領域が予め決定されて、その特
徴領域およびそのパターンが、シートの種類毎に、メモ
リに、基準パターンデータとして、格納されている。シ
ートの種類が第一次的に判定された後、その種類のシー
トの特徴領域の画像データが抽出され、この抽出された
画像データと、その種類の基準パターンデータとが比較
されて、シートの種類が判定されている。
【０００３】また、受光素子として、通常のフォトダイ
オードなどを用い、これをアレイ状に構成して、シート
の長さおよびパターンを判別することによって、シート
の種類を判別するシートの判別装置も提案されている。
オードなどを用い、これをアレイ状に構成して、シート
の長さおよびパターンを判別することによって、シート
の種類を判別するシートの判別装置も提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受光素
子として、ＣＣＤ型ラインセンサを用いた従来のシート
の判別装置においては、ＣＣＤが高価であるため、必然
的に、シートの判別装置が非常に高価なものとなるとい
う問題点があった。また、受光素子として、通常のフォ
トダイオードなどを用いたシートの判別装置において
は、コストは削減されるが、シートの長さを検知する精
度を高めるために、発光素子および受光素子のピッチを
できるだけ小さくする必要があり、その結果、発光素子
から発せられた光が、対応する受光素子以外の受光素子
に受光されるおそれがあり、正確にシートの長さを検出
し、パターンを判別することが困難であるという問題点
があった。
子として、ＣＣＤ型ラインセンサを用いた従来のシート
の判別装置においては、ＣＣＤが高価であるため、必然
的に、シートの判別装置が非常に高価なものとなるとい
う問題点があった。また、受光素子として、通常のフォ
トダイオードなどを用いたシートの判別装置において
は、コストは削減されるが、シートの長さを検知する精
度を高めるために、発光素子および受光素子のピッチを
できるだけ小さくする必要があり、その結果、発光素子
から発せられた光が、対応する受光素子以外の受光素子
に受光されるおそれがあり、正確にシートの長さを検出
し、パターンを判別することが困難であるという問題点
があった。
【０００５】
【発明の目的】本発明は、シートの種類を高精度で判別
することのできる安価なシートの判別装置を提供するこ
とを目的とする。
することのできる安価なシートの判別装置を提供するこ
とを目的とする。
【０００６】
【発明の構成】本発明のかかる目的は、シートの搬送方
向に直交する方向に、複数列に配置された複数の発光素
子と、それぞれ、前記発光素子に対応した位置に設けら
れ、対応する前記発光素子から発せられた光を受光可能
な複数の受光素子であって、少なくとも１つの受光素子
が、対応する前記発光素子から発せられ、前記シートの
側縁により遮られた光を受光可能なように配置された複
数の受光素子と、搬送される前記シートによって、その
全体が遮光される前記受光素子の出力と、その一部が遮
光される前記受光素子の出力との比率に基づいて、前記
搬送方向に直交する方向の前記シートの長さを検出する
シート長さ検出手段と、前記複数の受光素子の時系列的
な出力に基づき、前記シートのパターンデータを求め、
シートの種類に対応した複数の基準パターンデータのう
ち、１つの基準パターンデータと比較するパターン比較
手段とを備え、前記シート長さ検出手段により検出され
た前記シートの長さおよび前記パターン比較手段の比較
結果に基づいて、前記シートの種類を判別するように構
成されたシートの判別装置によって達成される。
向に直交する方向に、複数列に配置された複数の発光素
子と、それぞれ、前記発光素子に対応した位置に設けら
れ、対応する前記発光素子から発せられた光を受光可能
な複数の受光素子であって、少なくとも１つの受光素子
が、対応する前記発光素子から発せられ、前記シートの
側縁により遮られた光を受光可能なように配置された複
数の受光素子と、搬送される前記シートによって、その
全体が遮光される前記受光素子の出力と、その一部が遮
光される前記受光素子の出力との比率に基づいて、前記
搬送方向に直交する方向の前記シートの長さを検出する
シート長さ検出手段と、前記複数の受光素子の時系列的
な出力に基づき、前記シートのパターンデータを求め、
シートの種類に対応した複数の基準パターンデータのう
ち、１つの基準パターンデータと比較するパターン比較
手段とを備え、前記シート長さ検出手段により検出され
た前記シートの長さおよび前記パターン比較手段の比較
結果に基づいて、前記シートの種類を判別するように構
成されたシートの判別装置によって達成される。
【０００７】本発明の好ましい実施態様においては、前
記シート長さ検出手段が、前記シートによって、その全
体が遮光される前記受光素子の出力と、前記シートによ
って、その一部が遮光される前記受光素子の出力との比
率に基づいて、前記シートによって、その一部が遮光さ
れる前記受光素子の遮光される部分の長さを求め、前記
遮光される部分の長さおよび前記シートによってその全
体が遮光される前記受光素子の長さに基づいて、前記搬
送方向に直交する方向の前記シートの長さを検出するよ
うに構成されている。
記シート長さ検出手段が、前記シートによって、その全
体が遮光される前記受光素子の出力と、前記シートによ
って、その一部が遮光される前記受光素子の出力との比
率に基づいて、前記シートによって、その一部が遮光さ
れる前記受光素子の遮光される部分の長さを求め、前記
遮光される部分の長さおよび前記シートによってその全
体が遮光される前記受光素子の長さに基づいて、前記搬
送方向に直交する方向の前記シートの長さを検出するよ
うに構成されている。
【０００８】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記シート長さ検出手段が、前記受光素子の全体が
遮光されたときに、その出力が略０レベルとなり、か
つ、前記受光素子が遮光されないときに、その出力が、
基準レベルとなるとともに、前記受光素子の一部が遮光
されたときに、遮光される部分の大きさに応じた出力が
得られる第１の回路と、前記第１の回路の出力に基づい
て、その一部分が遮光された前記受光素子の長さおよび
その全体が遮光される前記受光素子の長さを求める第１
の処理手段を有している。
は、前記シート長さ検出手段が、前記受光素子の全体が
遮光されたときに、その出力が略０レベルとなり、か
つ、前記受光素子が遮光されないときに、その出力が、
基準レベルとなるとともに、前記受光素子の一部が遮光
されたときに、遮光される部分の大きさに応じた出力が
得られる第１の回路と、前記第１の回路の出力に基づい
て、その一部分が遮光された前記受光素子の長さおよび
その全体が遮光される前記受光素子の長さを求める第１
の処理手段を有している。
【０００９】本発明の他の好ましい実施態様において
は、前記パターン比較手段が、前記受光素子全体が遮光
されたときに信号の微小な変化に追従する出力が得られ
る第２の回路と、前記第２の回路の出力と、所定の基準
パターンデータとを比較することにより、前記シートの
パターンを判別する第２の処理手段とを有している。本
発明のさらに好ましい実施態様においては、前記第２の
回路が、前記第１の回路に接続され、前記第１の回路の
出力を、所定のレベルに増幅するように構成されてい
る。
は、前記パターン比較手段が、前記受光素子全体が遮光
されたときに信号の微小な変化に追従する出力が得られ
る第２の回路と、前記第２の回路の出力と、所定の基準
パターンデータとを比較することにより、前記シートの
パターンを判別する第２の処理手段とを有している。本
発明のさらに好ましい実施態様においては、前記第２の
回路が、前記第１の回路に接続され、前記第１の回路の
出力を、所定のレベルに増幅するように構成されてい
る。
【００１０】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記複数の発光素子および前記複数の受光素子が、
二列に配置され、前記複数の受光素子が、他の列の隣り
合う受光素子との間に、前記シートの搬送方向と直交す
る方向に対して、間隙がないように、配置されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記シー
ト長さ検出手段により検出された前記シートの長さに基
づき、前記パターン比較手段が、基準パターンデータを
選択するように構成されている。
は、前記複数の発光素子および前記複数の受光素子が、
二列に配置され、前記複数の受光素子が、他の列の隣り
合う受光素子との間に、前記シートの搬送方向と直交す
る方向に対して、間隙がないように、配置されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記シー
ト長さ検出手段により検出された前記シートの長さに基
づき、前記パターン比較手段が、基準パターンデータを
選択するように構成されている。
【００１１】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記基準パターンデータが、各種類のシートの特徴
を示す特徴領域のパターンデータから構成され、前記シ
ート長さ検出手段により検出された前記シートの長さに
基づき、前記パターン比較手段が、前記シートの種類を
第一次的に判定し、対応する種類の基準パターンデータ
を選択するとともに、判定された種類のシートの特徴領
域のパターンデータと、前記基準パターンデータとを、
比較して、前記シートの種類を判別するように構成され
ている。
は、前記基準パターンデータが、各種類のシートの特徴
を示す特徴領域のパターンデータから構成され、前記シ
ート長さ検出手段により検出された前記シートの長さに
基づき、前記パターン比較手段が、前記シートの種類を
第一次的に判定し、対応する種類の基準パターンデータ
を選択するとともに、判定された種類のシートの特徴領
域のパターンデータと、前記基準パターンデータとを、
比較して、前記シートの種類を判別するように構成され
ている。
【００１２】
【発明の作用】本発明によれば、シートの判別装置は、
シートの搬送方向に直交する方向に、複数列に配置され
た複数の発光素子と、それぞれ、発光素子に対応した位
置に設けられ、対応する発光素子から発せられた光を受
光可能な複数の受光素子であって、少なくとも１つの受
光素子が、対応する発光素子から発せられ、シートの側
縁により遮られた光を受光可能なように配置された複数
の受光素子とを備えているから、ある発光素子から発せ
られた光は、その発光素子に対応する受光素子以外の受
光素子に受光されることがなく、また、搬送されるシー
トによって、その全体が遮光される受光素子の出力と、
その一部が遮光される受光素子の出力との比率に基づい
て、搬送方向に直交する方向の前記シートの長さを検出
するシート長さ検出手段と、複数の受光素子の時系列的
な出力に基づき、シートのパターンデータを求め、シー
トの種類に対応した複数の基準パターンデータのうち、
１つの基準パターンデータと比較するパターン比較手段
とを備え、シート長さ検出手段により検出されたシート
の長さおよびパターン比較手段の比較結果に基づき、シ
ートの種類を判別するように構成されているから、高精
度で、シートの判別をおこなうことが可能になる。ま
た、ＣＣＤのような高価な受光素子を用いる必要がない
ので、シートの判別装置のコストを低減することができ
る。
シートの搬送方向に直交する方向に、複数列に配置され
た複数の発光素子と、それぞれ、発光素子に対応した位
置に設けられ、対応する発光素子から発せられた光を受
光可能な複数の受光素子であって、少なくとも１つの受
光素子が、対応する発光素子から発せられ、シートの側
縁により遮られた光を受光可能なように配置された複数
の受光素子とを備えているから、ある発光素子から発せ
られた光は、その発光素子に対応する受光素子以外の受
光素子に受光されることがなく、また、搬送されるシー
トによって、その全体が遮光される受光素子の出力と、
その一部が遮光される受光素子の出力との比率に基づい
て、搬送方向に直交する方向の前記シートの長さを検出
するシート長さ検出手段と、複数の受光素子の時系列的
な出力に基づき、シートのパターンデータを求め、シー
トの種類に対応した複数の基準パターンデータのうち、
１つの基準パターンデータと比較するパターン比較手段
とを備え、シート長さ検出手段により検出されたシート
の長さおよびパターン比較手段の比較結果に基づき、シ
ートの種類を判別するように構成されているから、高精
度で、シートの判別をおこなうことが可能になる。ま
た、ＣＣＤのような高価な受光素子を用いる必要がない
ので、シートの判別装置のコストを低減することができ
る。
【００１３】
【実施例】以下、添付図面を用いて、本発明の実施例に
つき詳細に説明を加える。図１は、本発明の実施例にか
かるシートの判別装置の略横断面図である。図１に示さ
れるように、シートＳの判別装置は、シートＳを搬送方
向Ｃに搬送する一対の搬送ローラ１、２および一対の搬
送ローラ３、４を備え、搬送されるシートＳの表面に対
して、光を照射する発光素子部１０、発光素子部１０の
上方に配置され、発光素子部１０から発せられて、シー
トＳを透過した光を受光する受光センサ部１２、発光素
子部１０に塵などが付着するのを防止するフィルター１
４、シートＳを透過した光を、受光センサ部１２に対向
する部分のみを透過させるとともに、受光センサ部１２
に塵などが付着するのを防止するフィルター１６、受光
センサ部１２を支持する基板１８、フィルター１６およ
び基板１８を支持するホルダー２０、発光素子部１０お
よびフィルター１４を支持するホルダー２２を備えてい
る。
つき詳細に説明を加える。図１は、本発明の実施例にか
かるシートの判別装置の略横断面図である。図１に示さ
れるように、シートＳの判別装置は、シートＳを搬送方
向Ｃに搬送する一対の搬送ローラ１、２および一対の搬
送ローラ３、４を備え、搬送されるシートＳの表面に対
して、光を照射する発光素子部１０、発光素子部１０の
上方に配置され、発光素子部１０から発せられて、シー
トＳを透過した光を受光する受光センサ部１２、発光素
子部１０に塵などが付着するのを防止するフィルター１
４、シートＳを透過した光を、受光センサ部１２に対向
する部分のみを透過させるとともに、受光センサ部１２
に塵などが付着するのを防止するフィルター１６、受光
センサ部１２を支持する基板１８、フィルター１６およ
び基板１８を支持するホルダー２０、発光素子部１０お
よびフィルター１４を支持するホルダー２２を備えてい
る。
【００１４】一対の搬送ローラ１、２は、それぞれ、軸
２４、２６に、また、一対の搬送ローラ３、４は、それ
ぞれ、軸２８、３０に、ゴムなどの高摩擦材料を焼付け
て、形成され、一対の搬送ローラ１、２および一対の搬
送ローラ３、４は、互いに押圧状態に保持されている。
ここに、搬送ローラ１、３は駆動ローラであり、搬送ロ
ーラ２、４は従動ローラであって、搬送ローラ１、３
は、駆動手段（図示せず）により、同じ周速で、時計回
りに回転され、その結果、搬送ローラ２、４は、反時計
まわりに回転されるように構成されている。また、軸２
６には、ロータリーエンコーダー（図示せず）が取付け
られ、軸２６の回転数を検出している。
２４、２６に、また、一対の搬送ローラ３、４は、それ
ぞれ、軸２８、３０に、ゴムなどの高摩擦材料を焼付け
て、形成され、一対の搬送ローラ１、２および一対の搬
送ローラ３、４は、互いに押圧状態に保持されている。
ここに、搬送ローラ１、３は駆動ローラであり、搬送ロ
ーラ２、４は従動ローラであって、搬送ローラ１、３
は、駆動手段（図示せず）により、同じ周速で、時計回
りに回転され、その結果、搬送ローラ２、４は、反時計
まわりに回転されるように構成されている。また、軸２
６には、ロータリーエンコーダー（図示せず）が取付け
られ、軸２６の回転数を検出している。
【００１５】図１に示されるように、受光センサ部１２
は、基板１８に取り付けられ、この基板１８は、さら
に、ホルダー２０に取り付けられている。フィルター１
６は、透明なガラス板或いはアクリル板から構成され、
受光センサ部１２と離間するように、ホルダー２０に取
り付けられている。このフィルター１６は、受光センサ
部１２に塵などが付着するのを防止する機能を有してい
る。
は、基板１８に取り付けられ、この基板１８は、さら
に、ホルダー２０に取り付けられている。フィルター１
６は、透明なガラス板或いはアクリル板から構成され、
受光センサ部１２と離間するように、ホルダー２０に取
り付けられている。このフィルター１６は、受光センサ
部１２に塵などが付着するのを防止する機能を有してい
る。
【００１６】また、フィルター１４は、透明なガラス板
あるいはアクリル板から構成され、発光素子部１０と離
間するように、ホルダー２２の表面に取付けられてい
る。このフィルター１４は、発光素子部１０に塵などが
付着するのを防止する機能を有している。図２は、図１
のＸ−Ｘ線矢視図であり、図３は、受光センサ部１２の
略部分拡大図である。図２に示されるように、本実施例
においては、受光センサ部１２は、29個の受光センサ12
-1乃至12-29 からなり、受光センサ12-i（ｉは１から29
までの整数である。）は、それぞれ、横断面が長方形を
なし、千鳥状に二列に配列されている。この受光センサ
12-iは、受光した光の強度にしたがって、受光した光を
電圧に変換するフォトダイオード等から構成されてい
る。また、図３に詳細に示されるように、各受光センサ
12-iは、シートＳの搬送方向ＣにＬ(A) 、たとえば、
１．６mm、搬送方向Ｃに直交する方向にＬ(B) 、たとえ
ば、７mmの長さを有し、搬送方向ＣにＰ(A) 、たとえ
ば、３．５mm、搬送方向Ｃに直交する方向にＰ(B) 、た
とえば、６mmのピッチで配置されている。また、Ｐ(B)
とＬ(B) との間の関係は、関係式Ｐ(B) ≦Ｌ(B) となる
ように設定されている。したがって、搬送されるシート
Ｓの搬送方向Ｃに平行な側縁ＳＥが、必ず、受光センサ
12-iの何れか一つの上を通過するようになっている。ま
た、ホルダー２０に取付けられたフィルター１６には、
各受光センサ12-1乃至12-29 に対向する部分を除き、そ
の表面にシルク印刷がなされ、或いは、シール等が貼布
され、シートＳを透過した光が、各受光センサ12-1乃至
12-29 に対向する部分のみを透過するように、構成され
ている。
あるいはアクリル板から構成され、発光素子部１０と離
間するように、ホルダー２２の表面に取付けられてい
る。このフィルター１４は、発光素子部１０に塵などが
付着するのを防止する機能を有している。図２は、図１
のＸ−Ｘ線矢視図であり、図３は、受光センサ部１２の
略部分拡大図である。図２に示されるように、本実施例
においては、受光センサ部１２は、29個の受光センサ12
-1乃至12-29 からなり、受光センサ12-i（ｉは１から29
までの整数である。）は、それぞれ、横断面が長方形を
なし、千鳥状に二列に配列されている。この受光センサ
12-iは、受光した光の強度にしたがって、受光した光を
電圧に変換するフォトダイオード等から構成されてい
る。また、図３に詳細に示されるように、各受光センサ
12-iは、シートＳの搬送方向ＣにＬ(A) 、たとえば、
１．６mm、搬送方向Ｃに直交する方向にＬ(B) 、たとえ
ば、７mmの長さを有し、搬送方向ＣにＰ(A) 、たとえ
ば、３．５mm、搬送方向Ｃに直交する方向にＰ(B) 、た
とえば、６mmのピッチで配置されている。また、Ｐ(B)
とＬ(B) との間の関係は、関係式Ｐ(B) ≦Ｌ(B) となる
ように設定されている。したがって、搬送されるシート
Ｓの搬送方向Ｃに平行な側縁ＳＥが、必ず、受光センサ
12-iの何れか一つの上を通過するようになっている。ま
た、ホルダー２０に取付けられたフィルター１６には、
各受光センサ12-1乃至12-29 に対向する部分を除き、そ
の表面にシルク印刷がなされ、或いは、シール等が貼布
され、シートＳを透過した光が、各受光センサ12-1乃至
12-29 に対向する部分のみを透過するように、構成され
ている。
【００１７】発光素子部１０は、受光センサ部１２に対
向するように、配置されている。図４は、図１のＹ−Ｙ
線矢視図である。図４に示されるように、発光素子部１
０は、29個の発光素子10-1乃至10-29 からなり、各発光
素子10-i（ｉは１から29までの整数である。）は、それ
ぞれ、その横断面が長方形をなし、フィルタ１４，１６
に対して、受光センサ12-iと、面対称になるように、二
列に、かつ、千鳥状に配列されている。また、発光素子
10-iは、それぞれ、後述するように、その発光量を、独
立して調整できるようになっている。
向するように、配置されている。図４は、図１のＹ−Ｙ
線矢視図である。図４に示されるように、発光素子部１
０は、29個の発光素子10-1乃至10-29 からなり、各発光
素子10-i（ｉは１から29までの整数である。）は、それ
ぞれ、その横断面が長方形をなし、フィルタ１４，１６
に対して、受光センサ12-iと、面対称になるように、二
列に、かつ、千鳥状に配列されている。また、発光素子
10-iは、それぞれ、後述するように、その発光量を、独
立して調整できるようになっている。
【００１８】ここに、発光素子10-iは、半値幅の大きい
ものが用いられている。一般に、発光素子の発する光
は、平行ではなく、ある半値幅を有し、受光センサが受
ける光の強度は、一つの受光センサにおいても、その領
域 (例えば、受光センサの中央部或いは端部) によって
異なる場合がある。したがって、一つの受光センサが受
光する光の強度を均一にするため、本実施例において
は、できるかぎり半値幅の大きな発光素子を用い、受光
センサ12-iの全域に、できるだけ光が均一の光量でに当
たるようにしている。また、発光素子の発する光の強度
に依存するが、発光素子部１０と受光センサ部１２との
間の距離をできるだけ大きく設定すると、受光センサ12
-iに、光がより均一に当たることになり、好ましい。本
実施例においては、発光素子部１０と受光センサ部１２
との間の距離は、３０mmに設定されている。また、図４
に示されるように、本実施例においては、ホルダー２２
の受光センサ部１２側の表面の各受光センサ12-1乃至12
-29 に対向する部分に、孔22-1乃至22-29 を形成すると
ともに、受光センサを、所定のピッチをもって、二列
に、かつ、千鳥状に配置し、半値幅の大きな発光素子10
-iを用いても、発光素子10-iから発せられた光が、対応
する受光センサ12-i以外の受光センサに受光されること
が防止されている。
ものが用いられている。一般に、発光素子の発する光
は、平行ではなく、ある半値幅を有し、受光センサが受
ける光の強度は、一つの受光センサにおいても、その領
域 (例えば、受光センサの中央部或いは端部) によって
異なる場合がある。したがって、一つの受光センサが受
光する光の強度を均一にするため、本実施例において
は、できるかぎり半値幅の大きな発光素子を用い、受光
センサ12-iの全域に、できるだけ光が均一の光量でに当
たるようにしている。また、発光素子の発する光の強度
に依存するが、発光素子部１０と受光センサ部１２との
間の距離をできるだけ大きく設定すると、受光センサ12
-iに、光がより均一に当たることになり、好ましい。本
実施例においては、発光素子部１０と受光センサ部１２
との間の距離は、３０mmに設定されている。また、図４
に示されるように、本実施例においては、ホルダー２２
の受光センサ部１２側の表面の各受光センサ12-1乃至12
-29 に対向する部分に、孔22-1乃至22-29 を形成すると
ともに、受光センサを、所定のピッチをもって、二列
に、かつ、千鳥状に配置し、半値幅の大きな発光素子10
-iを用いても、発光素子10-iから発せられた光が、対応
する受光センサ12-i以外の受光センサに受光されること
が防止されている。
【００１９】図５は、本発明の実施例にかかるシートの
判別装置の制御回路のブロック図である。図５に示され
るように、この制御回路は、第１の回路４０、第２の回
路５０、Ａ／Ｄ変換器６０，６５、ＣＰＵ７０、Ｄ／Ａ
変換器８０および受光レベル一定化回路９０を備えてい
る。受光センサ12-iは、第１の回路４０に接続され、第
１の回路４０は、第２の回路５０に接続されるととも
に、Ａ／Ｄ変換器６０を介してＣＰＵ７０の第１の端子
Ｔ１に接続されている。また、第２の回路５０は、Ａ／
Ｄ変換器６５を介して、ＣＰＵ７０の第２の端子Ｔ２に
接続されている。
判別装置の制御回路のブロック図である。図５に示され
るように、この制御回路は、第１の回路４０、第２の回
路５０、Ａ／Ｄ変換器６０，６５、ＣＰＵ７０、Ｄ／Ａ
変換器８０および受光レベル一定化回路９０を備えてい
る。受光センサ12-iは、第１の回路４０に接続され、第
１の回路４０は、第２の回路５０に接続されるととも
に、Ａ／Ｄ変換器６０を介してＣＰＵ７０の第１の端子
Ｔ１に接続されている。また、第２の回路５０は、Ａ／
Ｄ変換器６５を介して、ＣＰＵ７０の第２の端子Ｔ２に
接続されている。
【００２０】受光センサ12-iが発光素子10-iから発せら
れた光を受けると、第１の回路４０に、信号が出力され
る。第１の回路４０は、増幅器Am１および所定の抵抗値
を有する抵抗R1，R2から構成された電圧の増幅率の小さ
な回路であり、受光センサ12-iが、シートＳによって遮
られることなく、発光素子10-iから発せられた光を受光
するときに、例えば、５Ｖ（ボルト）の基準電圧を出力
し、他方、シートＳが、フィルター１４とフィルター１
６の間を搬送され、受光センサ12-iが、発光素子10-iか
ら発せられた光を全く受光しないとき、すなわち、判別
すべき材質のシートＳにより完全に遮光されるときに、
その出力電圧が、０Ｖ（ボルト）近傍となるように調整
されている。したがって、発光素子10-iから発せられた
光が、判別すべきシートにより遮光されていないときの
出力電圧と、遮光されているときの出力電圧の変化量
は、すなわち、基準電圧変化量Ｖ（０）は、約５Ｖ（ボ
ルト）となる。これに対して、第２の回路５０は、増幅
器Am２および所定の抵抗値を有する抵抗R3，R4，R5から
構成された電圧の増幅率の大きな回路であり、シートＳ
が、フィルター１４とフィルター１６の間を搬送され、
受光センサ12-iが、発光素子10-iから発せられた光を全
く受光しないとき、すなわち、シートＳにより完全に遮
光されるときに、受光センサ12-iが受光した透過光量の
変化に基づく微小な電圧変化が検出できるようになって
いる。
れた光を受けると、第１の回路４０に、信号が出力され
る。第１の回路４０は、増幅器Am１および所定の抵抗値
を有する抵抗R1，R2から構成された電圧の増幅率の小さ
な回路であり、受光センサ12-iが、シートＳによって遮
られることなく、発光素子10-iから発せられた光を受光
するときに、例えば、５Ｖ（ボルト）の基準電圧を出力
し、他方、シートＳが、フィルター１４とフィルター１
６の間を搬送され、受光センサ12-iが、発光素子10-iか
ら発せられた光を全く受光しないとき、すなわち、判別
すべき材質のシートＳにより完全に遮光されるときに、
その出力電圧が、０Ｖ（ボルト）近傍となるように調整
されている。したがって、発光素子10-iから発せられた
光が、判別すべきシートにより遮光されていないときの
出力電圧と、遮光されているときの出力電圧の変化量
は、すなわち、基準電圧変化量Ｖ（０）は、約５Ｖ（ボ
ルト）となる。これに対して、第２の回路５０は、増幅
器Am２および所定の抵抗値を有する抵抗R3，R4，R5から
構成された電圧の増幅率の大きな回路であり、シートＳ
が、フィルター１４とフィルター１６の間を搬送され、
受光センサ12-iが、発光素子10-iから発せられた光を全
く受光しないとき、すなわち、シートＳにより完全に遮
光されるときに、受光センサ12-iが受光した透過光量の
変化に基づく微小な電圧変化が検出できるようになって
いる。
【００２１】図２に示すように、搬送方向Ｃに直交する
方向の長さがＬ(S) のシートＳが、その側縁ＳＥが搬送
方向Ｃと平行になるように、搬送方向Ｃに搬送されると
きは、受光センサ12-1、12-2および12-29 は、シートＳ
により全く遮光されず、したがって、これら受光センサ
12-1、12-2および12-29 の第１の回路４０の出力電圧
は、一定電圧である５Ｖ（ボルト）であり、出力電圧の
変化量は、０Ｖ（ボルト）である。また、受光センサ12
-4乃至12-27 は、シートＳが、その上を通過している
間、シートＳにより完全に遮光されるので、受光センサ
12-4乃至12-27 の出力信号が入力される第１の回路４０
の出力電圧は、図６（ａ）のグラフに示されるように、
シートＳの前縁が、受光センサ12-4乃至12-27 上に到達
する時間ｔ１までは、一定電圧である５Ｖ（ボルト）に
維持され、時間ｔ１において、基準電圧変化量Ｖ（０）
だけ降下し、時間ｔ１から、シートＳの後縁が、受光セ
ンサ12-4乃至12-27 上に到達する時間ｔ２まで、０Ｖの
近傍に維持され、さらに、時間ｔ２以降は再び５Ｖ（ボ
ルト）となる。これに対して、受光センサ12-3, 12-28
は、シートＳが、その上を通過している間、その一部が
シートＳにより遮光される。したがって、受光センサ12
-3の出力信号が入力される第１の回路４０および受光セ
ンサ12-28 の出力信号が入力される第１の回路４０の出
力電圧は、それぞれ、図６（ｂ），（ｃ）に示されるよ
うに、受光センサ12-3，12-28 の一部が、シートＳによ
って遮光される時間ｔ１からｔ２までの間、一定電圧で
ある５Ｖ（ボルト）から降下し、その出力電圧の変化量
は、基準電圧変化量Ｖ（０）よりも小さく、それぞれ、
Ｖ(3),Ｖ(28)となる。第１の回路４０の出力信号は、Ａ
／Ｄ変換器６０を介して、ＣＰＵ７０の第１の端子Ｔ１
に入力され、ＣＰＵ７０は、この入力信号に基づいて、
シートＳの長さを演算し、シートＳの種類を第一次的に
判定する。
方向の長さがＬ(S) のシートＳが、その側縁ＳＥが搬送
方向Ｃと平行になるように、搬送方向Ｃに搬送されると
きは、受光センサ12-1、12-2および12-29 は、シートＳ
により全く遮光されず、したがって、これら受光センサ
12-1、12-2および12-29 の第１の回路４０の出力電圧
は、一定電圧である５Ｖ（ボルト）であり、出力電圧の
変化量は、０Ｖ（ボルト）である。また、受光センサ12
-4乃至12-27 は、シートＳが、その上を通過している
間、シートＳにより完全に遮光されるので、受光センサ
12-4乃至12-27 の出力信号が入力される第１の回路４０
の出力電圧は、図６（ａ）のグラフに示されるように、
シートＳの前縁が、受光センサ12-4乃至12-27 上に到達
する時間ｔ１までは、一定電圧である５Ｖ（ボルト）に
維持され、時間ｔ１において、基準電圧変化量Ｖ（０）
だけ降下し、時間ｔ１から、シートＳの後縁が、受光セ
ンサ12-4乃至12-27 上に到達する時間ｔ２まで、０Ｖの
近傍に維持され、さらに、時間ｔ２以降は再び５Ｖ（ボ
ルト）となる。これに対して、受光センサ12-3, 12-28
は、シートＳが、その上を通過している間、その一部が
シートＳにより遮光される。したがって、受光センサ12
-3の出力信号が入力される第１の回路４０および受光セ
ンサ12-28 の出力信号が入力される第１の回路４０の出
力電圧は、それぞれ、図６（ｂ），（ｃ）に示されるよ
うに、受光センサ12-3，12-28 の一部が、シートＳによ
って遮光される時間ｔ１からｔ２までの間、一定電圧で
ある５Ｖ（ボルト）から降下し、その出力電圧の変化量
は、基準電圧変化量Ｖ（０）よりも小さく、それぞれ、
Ｖ(3),Ｖ(28)となる。第１の回路４０の出力信号は、Ａ
／Ｄ変換器６０を介して、ＣＰＵ７０の第１の端子Ｔ１
に入力され、ＣＰＵ７０は、この入力信号に基づいて、
シートＳの長さを演算し、シートＳの種類を第一次的に
判定する。
【００２２】すなわち、ＣＰＵ７０は、図２に示される
受光センサ12-3の遮光される部分の長さＬ(3) を、式
（１）によって求める。 Ｌ(3) ＝Ｌ(B) ×｛Ｖ(3) ／Ｖ（０）｝ ・・・・（１） 同様に、ＣＰＵ７０は、受光センサ12-28 の遮光される
部分の長さＬ(28)を、式（２）によって求める。
受光センサ12-3の遮光される部分の長さＬ(3) を、式
（１）によって求める。 Ｌ(3) ＝Ｌ(B) ×｛Ｖ(3) ／Ｖ（０）｝ ・・・・（１） 同様に、ＣＰＵ７０は、受光センサ12-28 の遮光される
部分の長さＬ(28)を、式（２）によって求める。
【００２３】 Ｌ(28)＝Ｌ(B) ×｛Ｖ(28)／Ｖ（０）｝ ・・・・（２） さらに、シートＳによって、完全に遮光される受光セン
サ12-4乃至12-27 の長さＬ(4-27)は、式（３）によって
求めることができるため、ＣＰＵ７０は、シートＳの長
さＬ(S) を、式（４）に基づいて求めることができる。 Ｌ(4-27)＝Ｐ(B) ×(27-4+1)−｛Ｌ(B) −Ｐ(B) ｝・・・（３） Ｌ(S) ＝Ｌ(3) ＋Ｌ(28)＋Ｌ(4-27) ・・・・（４） また、シートＳの一方の側縁ＳＥによって、異なる列の
２つの受光センサ12-iが遮光される場合、例えば、図７
に示すように、シートＳの側縁ＳＥによって、受光セン
サ12-3の一部および受光センサ12-4の一部が遮光される
場合には、よりシートの中央側にある受光センサ12-4に
ついて、その遮光される部分の長さＬ(4) を求めること
によって、シートの長さＬ(S) を求めることができる。
サ12-4乃至12-27 の長さＬ(4-27)は、式（３）によって
求めることができるため、ＣＰＵ７０は、シートＳの長
さＬ(S) を、式（４）に基づいて求めることができる。 Ｌ(4-27)＝Ｐ(B) ×(27-4+1)−｛Ｌ(B) −Ｐ(B) ｝・・・（３） Ｌ(S) ＝Ｌ(3) ＋Ｌ(28)＋Ｌ(4-27) ・・・・（４） また、シートＳの一方の側縁ＳＥによって、異なる列の
２つの受光センサ12-iが遮光される場合、例えば、図７
に示すように、シートＳの側縁ＳＥによって、受光セン
サ12-3の一部および受光センサ12-4の一部が遮光される
場合には、よりシートの中央側にある受光センサ12-4に
ついて、その遮光される部分の長さＬ(4) を求めること
によって、シートの長さＬ(S) を求めることができる。
【００２４】これに対して、シートＳが所望のように搬
送されず、シートＳの側縁ＳＥが、搬送方向Ｃと平行に
ならない状態で、シートＳが、搬送される場合には、Ｃ
ＰＵ７０は、検知したシートの長さを、以下のようにし
て、補正する。まず、図８に示されるように、シートＳ
がその上を通過することによって、完全に遮光される２
つの受光センサの出力信号を用いて、シートＳの側縁Ｓ
Ｅの搬送方向Ｃに対する角度を検知する。例えば、図８
に示されるような場合には、受光センサ12-9と受光セン
サ12-21 からの出力信号が入力される第１の回路４０に
おいて、その出力電圧の変化量が、1/2(V(0)) となる時
を、それぞれ測定し、その時間のずれ、および、軸２６
に取付けられたロータリーエンコーダ（図示せず）から
出力されるエンコーダパルスに基づいて、図８（ａ）に
示す変位量ｎを算出する。
送されず、シートＳの側縁ＳＥが、搬送方向Ｃと平行に
ならない状態で、シートＳが、搬送される場合には、Ｃ
ＰＵ７０は、検知したシートの長さを、以下のようにし
て、補正する。まず、図８に示されるように、シートＳ
がその上を通過することによって、完全に遮光される２
つの受光センサの出力信号を用いて、シートＳの側縁Ｓ
Ｅの搬送方向Ｃに対する角度を検知する。例えば、図８
に示されるような場合には、受光センサ12-9と受光セン
サ12-21 からの出力信号が入力される第１の回路４０に
おいて、その出力電圧の変化量が、1/2(V(0)) となる時
を、それぞれ測定し、その時間のずれ、および、軸２６
に取付けられたロータリーエンコーダ（図示せず）から
出力されるエンコーダパルスに基づいて、図８（ａ）に
示す変位量ｎを算出する。
【００２５】図２に示された例と同様に、シートＳによ
って、受光センサ12-4および受光センサ12-27 の一部が
遮光されると、ＣＰＵ７０は、シートの搬送方向Ｃに直
交する方向の長さＬ' (S) を式（５）に基づいて求め
る。 Ｌ’(S) ＝Ｌ(3) ＋Ｌ(28)＋Ｌ(4-27)＋Ｐ(A) ・tan(θ） ・・・（５） ここに、θ＝(tan -1(n/d)) であり、ｄは、受光センサ
12-9と受光センサ12-21 との間の搬送方向Ｃに直交する
方向の距離である（図８(a) 参照）。また、Ｐ(A) ・ta
n(θ）は、受光センサ12-4と受光センサ12-27 とが異な
る列に位置させられていることによって生ずる偏位量で
ある。したがって、ＣＰＵ７０は、図８（ｂ）に示され
るような、実際のシートＳの長さＬ(S) を、式（６）に
よって求めることができる。
って、受光センサ12-4および受光センサ12-27 の一部が
遮光されると、ＣＰＵ７０は、シートの搬送方向Ｃに直
交する方向の長さＬ' (S) を式（５）に基づいて求め
る。 Ｌ’(S) ＝Ｌ(3) ＋Ｌ(28)＋Ｌ(4-27)＋Ｐ(A) ・tan(θ） ・・・（５） ここに、θ＝(tan -1(n/d)) であり、ｄは、受光センサ
12-9と受光センサ12-21 との間の搬送方向Ｃに直交する
方向の距離である（図８(a) 参照）。また、Ｐ(A) ・ta
n(θ）は、受光センサ12-4と受光センサ12-27 とが異な
る列に位置させられていることによって生ずる偏位量で
ある。したがって、ＣＰＵ７０は、図８（ｂ）に示され
るような、実際のシートＳの長さＬ(S) を、式（６）に
よって求めることができる。
【００２６】 Ｌ(S) ＝Ｌ'(S)・cos(θ) ＝Ｌ'(S)・cos(tan -1(n/d)) ・・・（６） なお、シートＳによって、その一部が遮光される受光セ
ンサ12-iが、同じ列に位置させられている場合には、Ｐ
(A) ・tan(θ）は０である。こうして、シートＳの長さ
Ｌ(S) を求めるとともに、ＣＰＵ７０は、各受光センサ
12-1乃至12-29 の第２の回路５０の出力信号を、Ａ／Ｄ
変換器６５および第２の端子Ｔ２を介して、受け、これ
をパターンデータとして、ＲＡＭ（図示せず）に記憶す
る。ついで、ＣＰＵ７０は、シートＳの長さＬ(S) に基
づき、電気的に接続されたＲＯＭ（図示せず）に記憶さ
れたデータにしたがって、シートＳの種類を第一次的に
判定するとともに、シートの種類毎に特徴領域を読み出
す。ここに、特徴領域は、シートの種類を判別するのに
適した特徴を有する領域として、予め決定されて、シー
トＳの種類毎に、ＲＯＭに格納されている。さらに、Ｃ
ＰＵ７０は、長さＬ(S) に基づき、第一次的に判定した
シートＳの種類に基づき、ＲＡＭに記憶されたシートＳ
のパターンデータの中から、ＲＯＭから読み取った特徴
領域に対応するシートＳのパターンデータを読み出すと
ともに、予め決定され、ＲＯＭに記憶されているシート
の種類毎の特徴領域の基準パターンデータの中から、第
一次的に判定した種類のシートＳの基準パターンデータ
を読み出して、ＲＡＭから読み出したシートＳのパター
ンデータとパターンマッチングし、シートＳの種類を最
終的に判別する。
ンサ12-iが、同じ列に位置させられている場合には、Ｐ
(A) ・tan(θ）は０である。こうして、シートＳの長さ
Ｌ(S) を求めるとともに、ＣＰＵ７０は、各受光センサ
12-1乃至12-29 の第２の回路５０の出力信号を、Ａ／Ｄ
変換器６５および第２の端子Ｔ２を介して、受け、これ
をパターンデータとして、ＲＡＭ（図示せず）に記憶す
る。ついで、ＣＰＵ７０は、シートＳの長さＬ(S) に基
づき、電気的に接続されたＲＯＭ（図示せず）に記憶さ
れたデータにしたがって、シートＳの種類を第一次的に
判定するとともに、シートの種類毎に特徴領域を読み出
す。ここに、特徴領域は、シートの種類を判別するのに
適した特徴を有する領域として、予め決定されて、シー
トＳの種類毎に、ＲＯＭに格納されている。さらに、Ｃ
ＰＵ７０は、長さＬ(S) に基づき、第一次的に判定した
シートＳの種類に基づき、ＲＡＭに記憶されたシートＳ
のパターンデータの中から、ＲＯＭから読み取った特徴
領域に対応するシートＳのパターンデータを読み出すと
ともに、予め決定され、ＲＯＭに記憶されているシート
の種類毎の特徴領域の基準パターンデータの中から、第
一次的に判定した種類のシートＳの基準パターンデータ
を読み出して、ＲＡＭから読み出したシートＳのパター
ンデータとパターンマッチングし、シートＳの種類を最
終的に判別する。
【００２７】図９(a) は、シートＳの側縁ＳＥから所定
の距離だけ中央に位置している受光センサに対応する第
２の回路５０の出力電圧Ｖの時系列変化を示すものであ
り、Ｖ(a) は、一万円札、Ｖ(b) は、五千円札の場合の
第２の回路５０の出力電圧Ｖの時系列変化を示してい
る。シートＳのパターンデータは、複数の受光センサに
対応する第２の回路５０のこのような出力電圧の時系列
変化から生成され、ＲＡＭに記憶される。
の距離だけ中央に位置している受光センサに対応する第
２の回路５０の出力電圧Ｖの時系列変化を示すものであ
り、Ｖ(a) は、一万円札、Ｖ(b) は、五千円札の場合の
第２の回路５０の出力電圧Ｖの時系列変化を示してい
る。シートＳのパターンデータは、複数の受光センサに
対応する第２の回路５０のこのような出力電圧の時系列
変化から生成され、ＲＡＭに記憶される。
【００２８】なお、受光センサ12-iの感度のバラツキな
どによって、長さの検出精度或いはパターンの判別精度
が低下するのを防止するため、ＣＰＵ７０から、Ｄ／Ａ
変換器８０を介して、受光レベル一定化回路９０に対し
て、制御信号が出力されている。この受光レベル一定化
回路９０において、発光素子10-iに対応する受光センサ
12-iが、同一の条件の下においては、それぞれ同一の電
圧を出力できるように、増幅器Am3 から出力されるトラ
ンジスタＴＲのベース電流が調整されることによって、
発光素子10-iの駆動電流が制御されている。
どによって、長さの検出精度或いはパターンの判別精度
が低下するのを防止するため、ＣＰＵ７０から、Ｄ／Ａ
変換器８０を介して、受光レベル一定化回路９０に対し
て、制御信号が出力されている。この受光レベル一定化
回路９０において、発光素子10-iに対応する受光センサ
12-iが、同一の条件の下においては、それぞれ同一の電
圧を出力できるように、増幅器Am3 から出力されるトラ
ンジスタＴＲのベース電流が調整されることによって、
発光素子10-iの駆動電流が制御されている。
【００２９】本発明は、以上の実施例に限定されること
なく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々
の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含さ
れるものであることはいうまでもない。例えば、前記実
施例においては、各受光センサ12-iに対応して、それぞ
れ、第１の回路４０、第２の回路５０及びＡ／Ｄ変換器
６０，６５を設けているが、図１０に示されるように、
単一の第１の回路４０，第２の回路５０，Ａ／Ｄコンバ
ータ６０，６５を備え、第１の回路４０が、マルチプレ
クサ１００を介して、各受光センサ12-iに接続されてい
てもよい。後者は、マルチプレクサ１０を時分割に駆動
することによって実現できる。同様に、前記実施例にお
いては、各発光素子10-iに対応して、それぞれ、Ｄ／Ａ
変換器８０および受光レベル一定化回路９０を設けてい
るが、図１０に示されるように、マルチプレクサ１１０
およびサンプルアンドホールド回路１２０を適当な位置
に設けることによって、単一のＤ／Ａ変換器８０によっ
て、同一の動作を実現できる。
なく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々
の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含さ
れるものであることはいうまでもない。例えば、前記実
施例においては、各受光センサ12-iに対応して、それぞ
れ、第１の回路４０、第２の回路５０及びＡ／Ｄ変換器
６０，６５を設けているが、図１０に示されるように、
単一の第１の回路４０，第２の回路５０，Ａ／Ｄコンバ
ータ６０，６５を備え、第１の回路４０が、マルチプレ
クサ１００を介して、各受光センサ12-iに接続されてい
てもよい。後者は、マルチプレクサ１０を時分割に駆動
することによって実現できる。同様に、前記実施例にお
いては、各発光素子10-iに対応して、それぞれ、Ｄ／Ａ
変換器８０および受光レベル一定化回路９０を設けてい
るが、図１０に示されるように、マルチプレクサ１１０
およびサンプルアンドホールド回路１２０を適当な位置
に設けることによって、単一のＤ／Ａ変換器８０によっ
て、同一の動作を実現できる。
【００３０】また、前記実施例における発光素子10-iの
形状、サイズおよびピッチならびに受光センサ12-iの形
状、サイズおよびピッチは、一例にすぎず、前記実施例
のものに限定されるものではない。その数も同様であ
る。さらに、前記実施例においては、発光素子10-1乃至
10-29 および受光センサ12-1乃至12-29 を規則的に配置
しているが、シートＳがシートの判別装置を通過すると
きに、シートＳの側縁ＳＥが、少なくとも１つの発光素
子10-iから発せられ、対応する受光センサ12-iに受光さ
れる光を遮るように、発光素子10-1乃至10-29 および受
光センサ12-1乃至12-29 が配置されていればよく、これ
らを規則的に配置することは必ずしも必要でない。
形状、サイズおよびピッチならびに受光センサ12-iの形
状、サイズおよびピッチは、一例にすぎず、前記実施例
のものに限定されるものではない。その数も同様であ
る。さらに、前記実施例においては、発光素子10-1乃至
10-29 および受光センサ12-1乃至12-29 を規則的に配置
しているが、シートＳがシートの判別装置を通過すると
きに、シートＳの側縁ＳＥが、少なくとも１つの発光素
子10-iから発せられ、対応する受光センサ12-iに受光さ
れる光を遮るように、発光素子10-1乃至10-29 および受
光センサ12-1乃至12-29 が配置されていればよく、これ
らを規則的に配置することは必ずしも必要でない。
【００３１】また、前記実施例においては、発光素子10
-1乃至10-29 および受光センサ12-1乃至12-29 を、それ
ぞれ、２列に配置しているが、シートＳがシートの判別
装置を通過するときに、シートＳの側縁ＳＥが、少なく
とも１つの発光素子10-iから発せられ、対応する受光セ
ンサ12-iに受光される光を遮るように、発光素子10-1乃
至10-29 および受光センサ12-1乃至12-29 が、複数列に
配置されていればよく、２列に配置することは必ずしも
必要がない。
-1乃至10-29 および受光センサ12-1乃至12-29 を、それ
ぞれ、２列に配置しているが、シートＳがシートの判別
装置を通過するときに、シートＳの側縁ＳＥが、少なく
とも１つの発光素子10-iから発せられ、対応する受光セ
ンサ12-iに受光される光を遮るように、発光素子10-1乃
至10-29 および受光センサ12-1乃至12-29 が、複数列に
配置されていればよく、２列に配置することは必ずしも
必要がない。
【００３２】さらに、前記実施例においては、ＣＰＵ７
０は、シートＳの長さＬ(S) を求めて、シートＳの種類
を第一次的に判定し、この判定結果にしたがって、シー
トＳの特定の特徴領域のパターンデータを読み取るとと
もに、特徴領域の基準パターンデータを読み取って、両
者をパターンマッチングすることにより、シートＳの種
類を最終的に判別しているが、基準パターンデータとし
て、各種類のシートＳの全体のパターンをＲＯＭに記憶
させておき、長さＬ(S) に基づいて、シートＳの種類を
第一次的に判定し、この判定結果にしたがって、その種
類の基準パターンデータを読み取り、シートＳの全体の
パターンデータとパターンマッチングすることにより、
シートＳの種類を最終的に判別してもよい。
０は、シートＳの長さＬ(S) を求めて、シートＳの種類
を第一次的に判定し、この判定結果にしたがって、シー
トＳの特定の特徴領域のパターンデータを読み取るとと
もに、特徴領域の基準パターンデータを読み取って、両
者をパターンマッチングすることにより、シートＳの種
類を最終的に判別しているが、基準パターンデータとし
て、各種類のシートＳの全体のパターンをＲＯＭに記憶
させておき、長さＬ(S) に基づいて、シートＳの種類を
第一次的に判定し、この判定結果にしたがって、その種
類の基準パターンデータを読み取り、シートＳの全体の
パターンデータとパターンマッチングすることにより、
シートＳの種類を最終的に判別してもよい。
【００３３】また、シートＳの長さＬ(S) に基づくシー
トＳの種類の判別と、別個に、シートＳのパターンデー
タと、基準パターンデータとのパターンマッチングによ
るシートＳの種類の判別とを実行して、両者の判別結果
にしたがって、シートＳの種類を判別するようにしても
よい。さらに、前記実施例においては、第１の回路４０
は、受光センサ12-iが、発光素子10-iから発せられた光
を、シートＳによって遮られることなく受光するとき
に、５Ｖ（ボルト）の基準電圧を出力し、他方、受光セ
ンサ12-iが、発光素子10-iから発せられた光を全く受光
しないときに、０Ｖ（ボルト）近傍の電圧を出力し、基
準電圧変化量Ｖ（０）が、約５Ｖ（ボルト）となるよう
に調整されているが、判別すべきシートＳの材質に対応
して、基準電圧変化量Ｖ（０）が、一定の値をとればよ
く、基準電圧が５Ｖ（ボルト）であること、あるいは、
受光センサ12-iが発光素子10-iから発せられた光を全く
受光しないときの出力電圧が、０Ｖ（ボルト）近傍であ
ることは必ずしも必要でない。
トＳの種類の判別と、別個に、シートＳのパターンデー
タと、基準パターンデータとのパターンマッチングによ
るシートＳの種類の判別とを実行して、両者の判別結果
にしたがって、シートＳの種類を判別するようにしても
よい。さらに、前記実施例においては、第１の回路４０
は、受光センサ12-iが、発光素子10-iから発せられた光
を、シートＳによって遮られることなく受光するとき
に、５Ｖ（ボルト）の基準電圧を出力し、他方、受光セ
ンサ12-iが、発光素子10-iから発せられた光を全く受光
しないときに、０Ｖ（ボルト）近傍の電圧を出力し、基
準電圧変化量Ｖ（０）が、約５Ｖ（ボルト）となるよう
に調整されているが、判別すべきシートＳの材質に対応
して、基準電圧変化量Ｖ（０）が、一定の値をとればよ
く、基準電圧が５Ｖ（ボルト）であること、あるいは、
受光センサ12-iが発光素子10-iから発せられた光を全く
受光しないときの出力電圧が、０Ｖ（ボルト）近傍であ
ることは必ずしも必要でない。
【００３４】また、本発明において、手段とは、必ずし
も物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能が
ソフトウエアによって実現される場合も、本発明は包含
する。また、１つの手段が、２以上の物理的手段により
実現されても、さらには、２つの手段の機能が１つの物
理的手段によって実現されるものでもよい。
も物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能が
ソフトウエアによって実現される場合も、本発明は包含
する。また、１つの手段が、２以上の物理的手段により
実現されても、さらには、２つの手段の機能が１つの物
理的手段によって実現されるものでもよい。
【００３５】
【発明の効果】本発明によれば、シートの種類を高精度
で判別することのできる安価なシートの判別装置を提供
することが可能になる。
で判別することのできる安価なシートの判別装置を提供
することが可能になる。
【図１】 本発明の実施例にかかるシートの判別装置の
略横断面図である。
略横断面図である。
【図２】 図１のＸ−Ｘ線矢視図である。
【図３】 図２の受光センサ部の略部分拡大図である。
【図４】 図１のＹ−Ｙ線矢視図である。
【図５】 本発明の実施例にかかるシートの判別装置の
制御回路のブロック図である。
制御回路のブロック図である。
【図６】 第１の回路の出力電圧の時系列的変化を示す
グラフである。
グラフである。
【図７】 シートの一方の側縁によって、異なる列の２
つの受光センサが遮光される状態を示す図面である。
つの受光センサが遮光される状態を示す図面である。
【図８】 シートが所望のとおり搬送されなかった場合
に、シートの長さを算出する方法を説明するための図面
である。
に、シートの長さを算出する方法を説明するための図面
である。
【図９】 第２の回路の出力電圧の時系列変化を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図１０】 本発明の他の実施例にかかるシートの判別
装置の制御回路のブロック図である。
装置の制御回路のブロック図である。
１０ 発光素子部 10-1, ・・・ ,10-29 発光素子 １２ 受光センサ部 12-1, ・・・ ,12-29 受光センサ １４ フィルター １６ フィルター １８ 基板 ２０，２２ ホルダー ４０ 第１の回路 ５０ 第２の回路 ６０，６５ Ａ／Ｄ変換器 ７０ ＣＰＵ ８０ Ｄ／Ａ変換器 ９０ 受光レベル一定化回路
Claims (8)
- 【請求項１】 シートの搬送方向に直交する方向に、複
数列に配置された複数の発光素子と、それぞれ、前記発
光素子に対応した位置に設けられ、対応する前記発光素
子から発せられた光を受光可能な複数の受光素子であっ
て、少なくとも１つの受光素子が、対応する前記発光素
子から発せられ、前記シートの側縁により遮られた光を
受光可能なように配置された複数の受光素子と、搬送さ
れる前記シートによって、その全体が遮光される前記受
光素子の出力と、その一部が遮光される前記受光素子の
出力との比率に基づいて、前記搬送方向に直交する方向
の前記シートの長さを検出するシート長さ検出手段と、
前記複数の受光素子の時系列的な出力に基づき、前記シ
ートのパターンデータを求め、シートの種類に対応した
複数の基準パターンデータのうち、１つの基準パターン
データと比較するパターン比較手段とを備え、前記シー
ト長さ検出手段により検出された前記シートの長さおよ
び前記パターン比較手段の比較結果に基づいて、前記シ
ートの種類を判別することを特徴とするシートの判別装
置。 - 【請求項２】 前記シート長さ検出手段が、前記シート
によって、その全体が遮光される前記受光素子の出力
と、前記シートによって、その一部が遮光される前記受
光素子の出力との比率に基づいて、前記シートによっ
て、その一部が遮光される前記受光素子の遮光される部
分の長さを求め、前記遮光される部分の長さおよび前記
シートによってその全体が遮光される前記受光素子の長
さに基づいて、前記搬送方向に直交する方向の前記シー
トの長さを検出することを特徴とする請求項１に記載の
シートの判別装置。 - 【請求項３】 前記シート長さ検出手段が、前記受光素
子の全体が遮光されたときに、その出力が略０レベルと
なり、かつ、前記受光素子が遮光されないときに、その
出力が、基準レベルとなるとともに、前記受光素子の一
部が遮光されたときに、遮光される部分の大きさに応じ
た出力が得られる第１の回路と、前記第１の回路の出力
に基づいて、その一部分が遮光された前記受光素子の長
さおよびその全体が遮光される前記受光素子の長さを求
める第１の処理手段を有することを特徴とする請求項１
または２に記載のシートの判別装置。 - 【請求項４】 前記パターン比較手段が、前記受光素子
全体が遮光されたときに、信号の微小な変化に追従する
出力が得られる第２の回路と、前記第２の回路の出力
と、所定の基準パターンデータとを比較することによ
り、前記シートのパターンを判別する第２の処理手段と
を有することを特徴とする請求項１または２に記載のシ
ートの判別装置。 - 【請求項５】 前記第２の回路が、前記第１の回路に接
続され、前記第１の回路の出力を、所定のレベルに増幅
することを特徴とする請求項４に記載のシートの判別装
置。 - 【請求項６】 前記複数の発光素子および前記複数の受
光素子が、二列に配置され、前記複数の受光素子が、他
の列の隣り合う受光素子との間に、前記シートの搬送方
向と直交する方向に対して、間隙がないように、配置さ
れたことを特徴とする請求項１ないし５のいずれか１項
に記載のシートの判別装置。 - 【請求項７】 前記シート長さ検出手段により検出され
た前記シートの長さに基づき、前記パターン比較手段
が、基準パターンデータを選択することを特徴とする請
求項１ないし６のいずれか１項に記載のシートの判別装
置。 - 【請求項８】 前記基準パターンデータが、各種類のシ
ートの特徴を示す特徴領域のパターンデータから構成さ
れ、前記シート長さ検出手段により検出された前記シー
トの長さに基づき、前記パターン比較手段が、前記シー
トの種類を第一次的に判定し、対応する種類の基準パタ
ーンデータを選択するとともに、判定された種類のシー
トの特徴領域のパターンデータと、前記基準パターンデ
ータとを、比較して、前記シートの種類を判別すること
を特徴とする請求項１ないし７のいずれか１項に記載の
シートの判別装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5029121A JP2930494B2 (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | シートの判別装置 |
| EP94102073A EP0612043B1 (en) | 1993-02-18 | 1994-02-10 | Sheet Discriminating apparatus |
| DE69413865T DE69413865T2 (de) | 1993-02-18 | 1994-02-10 | Vorrichtung zum Unterscheiden von Blättern |
| US08/197,488 US5465821A (en) | 1993-02-18 | 1994-02-16 | Sheet discriminating apparatus |
| KR1019940002918A KR0141513B1 (ko) | 1993-02-18 | 1994-02-18 | 시트판별장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5029121A JP2930494B2 (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | シートの判別装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06243234A true JPH06243234A (ja) | 1994-09-02 |
| JP2930494B2 JP2930494B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=12267480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5029121A Expired - Fee Related JP2930494B2 (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | シートの判別装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5465821A (ja) |
| EP (1) | EP0612043B1 (ja) |
| JP (1) | JP2930494B2 (ja) |
| KR (1) | KR0141513B1 (ja) |
| DE (1) | DE69413865T2 (ja) |
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| KR100456423B1 (ko) * | 2002-06-14 | 2004-11-10 | 염명식 | 크기센서를 이용한 지폐계수기 |
| KR100456424B1 (ko) * | 2002-06-14 | 2004-11-10 | 염명식 | 지폐계수기용 크기센서의 신호처리장치 |
| KR100481680B1 (ko) * | 2002-06-14 | 2005-04-11 | 염명식 | 이권종 및 위폐판별기능과 이권종 지폐의 합산기능을 갖는지폐계수기 |
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| JP2017107291A (ja) * | 2015-12-07 | 2017-06-15 | 株式会社東芝 | 紙葉類検査装置および紙葉類処理装置 |
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