JPH0624302U - 電気自動車の回生制動装置 - Google Patents

電気自動車の回生制動装置

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JPH0624302U
JPH0624302U JP6435492U JP6435492U JPH0624302U JP H0624302 U JPH0624302 U JP H0624302U JP 6435492 U JP6435492 U JP 6435492U JP 6435492 U JP6435492 U JP 6435492U JP H0624302 U JPH0624302 U JP H0624302U
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邦雄 西田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータの発電作用によるバッテリ充電効率を
向上させた電気自動車の回生制動装置を提供する。 【構成】 車両に設けられた4個の車輪6には、ブレー
キ配管5内の油圧により作動するブレーキ機構が各々配
置されている。一対の車輪6,6には、各々モータ7が
配置されており、モータ7は、駆動モードにおいてはバ
ッテリを電源として車輪6,6を駆動し、回生モードお
いては逆に車輪6,6により駆動されて発電機として機
能し得る直流電動機からなる。ブレーキ配管5の基端部
には、マスタシリンダ8が連通されており、該マスタシ
リンダ8に設けられたピストンロッド9の先端部にはピ
ン10が固着されている。該ピン10は、ブレーキペダ
ル1に設けられた長孔4に遊嵌されているとともに、ブ
レーキペダル1が非踏み込み状態にあるとき、長孔4の
前傾方向F側の端部4aに位置している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モータを駆動源として走行する電気自動車の回生制動装置に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気自動車の回生制動装置としては、図5に示した構造が提案されてい る(実開平1−58203号公報参照)。すなわち、車両に設けられた4個の車 輪50には、ブレーキ配管51内の油圧により機械的に制動するブレーキ機構( 図示せず)が設けられている。前記ブレーキ配管51には油圧センサ52が介装 されているとともに、ブレーキペダル53の踏み込み操作により加圧作動するマ スタシリンダ54が配設されている。一方、モータ55の駆動力は、減速機56 を介して一対の車輪50,50に伝動されるようになっており、前記モータ55 の回転数を検出する回転数センサ57、前記油圧センサ52及びブレーキペダル 53の踏み込み操作によりオンとなるブレーキスイッチ58からの各信号は制御 装置59に入力される。
【0003】 かかる構造において、ブレーキペダル53が踏み込み操作されずに、ブレーキ スイッチ58がオフとなっている状態では、制御装置59は駆動モードを設定す る。該駆動モードが設定されている状態においては、アクセルペダルの踏み込み 量に応じた電力が図示しないバッテリからモータ55に供給される。これにより 、モータ55が回転して、減速機56を介して一対の車輪50,50が駆動され 、車両は走行する。
【0004】 そして、ブレーキペダル53を踏み込み操作すると、マスタシリンダ54が加 圧作動して、ブレーキ配管51内の油圧が上昇する。すると、ブレーキ機構が作 動して各車輪50は機械的に制動されるとともに、ブレーキ配管51内の油圧は 油圧センサ52により検出される。また、このようにブレーキペダル53が踏み 込み操作されると、ブレーキスイッチ58がオンとなり、制御装置59はこれに 応答して、前記駆動モードから回生モードに切り換える。これにより、駆動モー ドにおいてバッテリからの電源により回転動作していたモータ55は、逆に減速 機56を介して車輪50,50により駆動されて発電機として機能する。
【0005】 また、モータ55が発電機として機能すると、これに伴う回生制動が減速機5 6を介して一対の車輪50,50に作用する。よって、車両は前記ブレーキ機構 による機械的制動と、モータ55が発電機として機能した際の回生制動とを併用 して制動されるとともに、制動時におけるモータ55の発電作用により発生した 電力がバッテリに充電され、バッテリの一充電当たりの走行距離を増大させるこ とができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来における電気自動車の回生制動装置にあっては 、ブレーキペダル53を踏み込み操作すると、これと同時にマスタシリンダ54 が加圧作動して、ブレーキ機構により各車輪50が機械的に制動される。したが って、ブレーキペダル53の踏み込み操作に応答して駆動モードから回生モード に切り換えても、ブレーキ機構により車輪50,50が制動されてエネルギ損失 が生じ、最も車輪50が高回転状態にある制動初期の慣性エネルギを有効に利用 してモータ55を発電機として機能させることができない。このため、エネルギ 回生効率が低下し、モータ55の発電作用によるバッテリ充電を効率的に行うこ とができるものではなかった。
【0007】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、モータの発電 作用によるバッテリ充電効率を向上させた電気自動車の回生制動装置を提供する ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本考案にあっては、ブレーキペダルの踏み込み操作 に応じて機械的に制動する制動手段と、バッテリを電源として車輪を駆動する駆 動モード及び発電作用により回生制動する回生モードとに切り換え可能なモータ とを有し、前記制動手段の機械的制動と前記モータの回生制動とを併用するとと もに、前記発電作用により生じた電力を前記バッテリに還流させる電気自動車に おいて、前記ブレーキペダルの踏み込み操作に応答して前記駆動モードから回生 モードに切り換える切換手段を設けるとともに、前記ブレーキペダルが所定量踏 み込み操作された位置から前記制動手段の機械的制動を開始させる遊び手段を設 けてある。
【0009】
【作用】
前記構成において、駆動モードの状態では、モータはバッテリを電源として作 動し、これにより車両は走行する。そして、ブレーキペダルを踏み込み操作する と、切換手段はこれに応答して駆動モードから回生モードに切り換え、該回生モ ードによりモータは発電機として機能する。このとき遊び手段は、ブレーキペダ ルが所定量踏み込み操作された位置から、制動手段の機械的制動を開始させるこ とから、該制動手段はブレーキペダルが踏み込み操作されても、その踏み込み量 が所定量となるまでは、非制動状態にある。よって、この間モータは制動手段に よる機械的制動がない状態で、車両の慣性エネルギにより駆動されて発電機とし て機能し、電力を発生させてバッテリ充電を行う。そして、ブレーキペダルが所 定量踏み込み操作されると、制動手段が機械的制動を開始し、車両は制動手段の 機械的制動とモータの回生制動とを併用して制動される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図にしたがって説明する。すなわち、図1に 示したように、ブレーキペダル1は上端部にペダル部2を有し、下端部に挿通さ れた軸3にて前傾方向Fへ回動自在に枢支されている。また、ブレーキペダル1 は、リターンスプリング(図示せず)により起立状態に付勢されているとともに 、下端部側には前記前傾方向Fに沿って遊び手段としての長孔4が設けられてい る。
【0011】 一方、車両には4個の車輪6が設けられており、各車輪6にはブレーキ配管5 内の油圧により作動する制動手段としての公知のブレーキ機構が各々配置されて いる。また、一対の車輪6,6には、モータ7が配置されており、該モータ7は 、後述する駆動モードにおいてはバッテリを電源として車輪6,6を駆動し、回 生モードおいては逆に車輪6,6により駆動されて発電機として機能し得る直流 電動機からなる。
【0012】 前記ブレーキ配管5の基端部には、マスタシリンダ8が連通されており、該マ スタシリンダ8に設けられたピストンロッド9の先端部にはピン10が固着され ている。該ピン10は、前記ブレーキペダル1に設けられた長孔4に遊嵌されて いるとともに、ブレーキペダル1が非踏み込み状態にあるとき、前記長孔4の前 傾方向F側の端部4aに位置している。
【0013】 前記軸3には、ブレーキペダル1とともに補助アーム11の下端部が枢支され ており、該補助アーム11の上端部にはポテンショメータ12の摺動子13が枢 支されている。前記補助アーム11の下端部は、補助スプリング14を介してブ レーキペダル1に係止されている。これにより、ブレーキペダル1が踏み込み操 作された際には、補助アーム11はブレーキペダル1と一体的に前傾方向Fに回 動し、補助アーム11の回動に伴って、ポテンショメータ12の摺動子13がフ ルストローク位置まで摺動したときには、補助スプリング14に抗して補助アー ム11が停止し、ブレーキペダル1のみが引き続き回動し得るように構成されて いる。
【0014】 前記ポテンショメータ12からの出力信号は、制御装置15に入力される。該 制御装置15はマイクロコンピュータ等からなり、駆動モードと回生モードとを 切り換える切換手段を構成する。そして、駆動モードにおいては前記モータ7に 図外のバッテリからの電源が供給される回路を形成し、回生モードおいては車輪 6,6により駆動されて発電機として機能するモータ7からの電力をバッテリに 還流させる回路を形成する。
【0015】 なお、長孔4の長さとポテンショメータ12のフルストロークとの関係は、ブ レーキペダル1のストロークに対して図2に示した特性となるように設定されて いる。すなわち、長孔4はブレーキペダル1のストロークが0からPまでの領域 において、前記ピン10が相対摺動し得る長さを有し、ポテンショメータ12は ブレーキペダル1がストロークEとなった時点でフルストロークとなる。ここで 、P<Eであり、よって、ポテンショメータ12がフルストロークとなる直前で 、ピン10が長孔4の他端部4bに到達するように構成されている。
【0016】 次に、以上の構成にかかる本実施例の動作を、図3に示した制御装置の動作フ ローチャートに基づいて説明する。すなわち、図示しないメインスイッチのオン に伴って制御装置15は、このフローチャートにしたがって動作し、前記ポテン ショメータ12からの出力信号に基づき、ブレーキペダル1がONか否か、つま りブレーキペダル1が踏み込み操作されているか否かを判別する(S1)。
【0017】 この判別がNOであって、ブレーキペダル1が踏み込み操作されていない状態 にあれば駆動モードを設定し(S2)、よって、ブレーキペダル1が踏み込み操 作されてない状態にあると、S1,S2のループが繰り返されることにより、駆 動モードの状態が継続して形成される。この駆動モードにおいては、前述のよう にモータ7,7はバッテリを電源として作動し、アクセルペダルの踏み込み量に 応じて、一対の車輪6,6を駆動し、これにより車両は走行する。
【0018】 そして、車両を制動あるいは停止させるべく、ブレーキペダル1を踏み込み操 作すると、該ブレーキペダル1が前傾方向Fに回動するとともに、補助スプリン グ14により弾持されている補助アーム11もブレーキペダル1と一体的に同方 向に回動する。すると、摺動子13が押圧されてポテンショメータ12内に退入 し、該ポテンショメータ12からの出力信号により制御装置15はブレーキペダ ル1が踏み込み操作されたことを検出する。
【0019】 よって、S1の判別がYESとなり、制御装置15はこれに応答して駆動モー ドから回生モードに切り換え、該回生モードを設定する(S3)。これにより、 モータ7,7は発電機として機能し、発電作用により生じた電力をバッテリに還 流させ、バッテリは制動時における慣性エネルギを利用して充電される。また、 このように回生モードが設定されると、制御装置15は抵抗値を変化させる等に より、図2に示したようにブレーキペダル1のペダルストロークに応じて制動力 を増加させ、これによりブレーキペダル1の踏み込み量に応じた回生制動aが作 用する。
【0020】 このとき、図2をもって説明したように、ブレーキペダル1が所定ストローク Pとなるまで、ピン10は長孔4内を摺動する。よって、ブレーキペダル1が所 定ストロークPとなるまでは、ピストンロッド9はブレーキペダル1により押圧 されず、マスタシリンダ8及びブレーキ配管5は常圧状態に維持され、各車輪6 はブレーキ機構により制動されることなく回転する。
【0021】 したがって、モータ7,7は、最も車輪6が高回転状態にある制動初期におい て、ブレーキ機構により制動されることなくエネルギ損失のない状態で回転して いる車輪6,6により駆動されることとなる。よって、このときのモータ7,7 の発電作用により、車両の慣性エネルギを効率的に回生して、バッテリ充電を行 うことができ、これにより充電効率を向上させることができる。
【0022】 そして、ブレーキペダル1が所定ストロークPまで踏み込み操作されると、ピ ン10が長孔4の他端部4bに当接し、ピン10を介してピストンロッド9が押 圧される。これにより、該ピストンロッド9がマスタシリンダ8内に退入して、 該マスタシリンダ8が加圧作動し、ブレーキ配管5内が高圧状態となって、図2 に示したように、P点からブレーキ機構による機械的制動bが開始される。よっ て、P点以降は、モータ7,7の発電作用による回生制動aとブレーキ機構によ る機械的制動bとの合成制動cにより車両は制動される。すなわち、このように 車輪6が高速で回転しブレーキ機構の摩耗が著しい制動初期においては、ブレー キ機構による機械的制動が行われず、回生制動aにより車輪6の回転が低下した 所定ストロークP以降に、ブレーキ機構による機械的制動bが行われる。よって 、ブレーキ機構の摩耗が抑制され、該ブレーキ機構の耐久性を向上させることも できる。
【0023】 また、さらにブレーキペダル1を踏み込み操作し、該ブレーキペダル1がスト ロークEに達すると、補助アーム11により押圧されているポテンショメータ1 2の摺動子13がフルストロークとなる。すると、補助アーム11はこの時点で 補助スプリング14に抗して回動を停止し、以降ブレーキペダル1の回動位置に 拘わらず、回生制動力は一定に維持される。他方、ブレーキペダル1は踏み込み 操作に応じて回動を継続し、これにより機械的制動bは、ブレーキペダル1のス トロークに応じて増加する。
【0024】 つまり、図2に示したように、回生制動aはE点までストロークに応じて制動 力を増加させるのに対し、機械的制動bはP点(P<E)からストロークに応じ て制動力を増加させる。よって、P〜E間には回生制動と機械的制動とが、とも にブレーキペダル1のストロークに応じて増加するラップ代dが存在することと なる。このため、ラップ代dを存在させずに、回生制動aから機械的制動bに移 行させた場合のように、急激な制動力の変化が生ずることがなく、ブレーキペダ ル1のストロークに応じて合成制動cが増加する良好なブレーキ操作感を得るこ とができる。
【0025】 図4は、本考案の他の実施例を示す要部斜視図であり、ブレーキペダル1は上 端部にペダル部2を有し、下端部に挿通された軸3にて前傾方向Fへ回動自在に 枢支されているとともに、リターンスプリング(図示せず)により起立状態に付 勢されている。また、ブレーキペダル1の下端部側には前傾方向Fに沿って遊び 手段としての長孔4が設けられおり、さらに中程部には、略L字状のブラケット 16が取り付けられている。
【0026】 一方、マスタシリンダ8に設けられたピストンロッド9の先端部には、縦長状 の受圧板18が固着されており、該受圧板18と前記ブラケット16間にダンパ 17がロッド20を介して支持されている。前記受圧板18の下部側には、ブラ ケット21を介してピン10が取り付けられている。該ピン10は、前記ブレー キペダル1に設けられた長孔4に遊嵌されているとともに、ブレーキペダル1が 非踏み込み状態にあるとき、前記長孔4においてブレーキペダル1の回動方向側 の端部4a(図1参照)に位置している。
【0027】 なお、補助アーム11及び補助スプリング14の構成は、前述した実施例と同 様であり、補助アーム11の上端部にはポテンショメータ12の摺動子13が枢 支されている。
【0028】 以上の構成にかかる本実施例において、車両を制動あるいは停止させるべく、 ブレーキペダル1を踏み込み操作すると、該ブレーキペダル1が前傾方向Fに回 動するとともに、補助スプリング14により弾持されている補助アーム11もブ レーキペダル1と一体的に同方向に回動する。このとき、ブレーキペダル1を通 常の踏み込み速度で踏み込み操作した場合には、ブレーキペダル1の前傾方向F への回動に応じて、ダンパ17が徐々に圧接し収縮する。
【0029】 したがって、ブレーキペダル1の回動に伴う加圧力が受圧板18に伝達されず 、該受圧板18及びピストンロッド9は従前の状態を維持し、他方ピン10は、 長孔4内を相対的に他端部4b方向へ摺動する。よって、その間ピストンロッド 9はブレーキペダル1により押圧されず、マスタシリンダ8及び図1に示したブ レーキ配管5は常圧状態に維持され、各車輪6はブレーキ機構により制動される ことなく回転する。
【0030】 したがって、前述した実施例と同様に、モータ7,7は、最も車輪6が高回転 状態にある制動初期に、ブレーキ機構により制動されることなく回転している車 輪6,6により駆動されることとなる。このため、高回転状態にある車輪6,6 によりモータ7,7が駆動されることにより、効率的にエネルギ回生を行うこと ができ、モータ55の発電作用によるバッテリ充電を効率的に行うことができる 。
【0031】 これに対し、ブレーキペダル1を急激に踏み込み操作した場合には、ブレーキ ペダル1が急速に前傾方向Fへ回動し、ダンパ17には微小時間内に大きな加圧 力が入力される。このため、ダンパ17はこの微小時間内に入力圧に応じた収縮 を行うことができず、その結果ブレーキペダル1の回動に伴う加圧力がダンパ1 7、及びロッド20を介して受圧板18に伝達される。したがって、ピストンロ ッド9は受圧板18に入力された加圧力に応じてマスタシリンダ8内に退入する 。これにより、該マスタシリンダ8が加圧作動して、ブレーキ配管5内が高圧状 態となり、ブレーキ機構による機械的制動が開始される。すなわち、このように ブレーキペダル1を急激に踏み込み操作した場合には、踏み込み直後からモータ 7,7の発電作用による回生制動のみならず、ブレーキ機構による機械制動も同 時に開始され、これにより確実な急ブレーキ効果を得ることが可能となる。
【0032】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、ブレーキペダルの踏み込み操作に応答して駆動 モードから回生モードに切り換えるとともに、ブレーキペダルが所定量踏み込み 操作された位置から制動手段による機械的制動を行うようにした。よって、車両 に大きな慣性エネルギが作用している制動初期において、機械的制動によるエネ ルギ損失がない状態で、モータを駆動して効率的にエネルギ回生を行うことがで き、これによりモータの発電作用によるバッテリ充電を効率的に行うことが可能 となる。また、このように車両に大きな慣性エネルギが作用し制動手段の摩耗が 激しい制動初期には、モータの発電作用による回生制動のみを行い、しかる後に 制動手段による機械的制動を行うことから、制動手段の摩耗を抑制してその耐久 性を向上させることもできる。
【0033】 加えて、前述した実施例にあっては、踏み込み量に応じて回生制動及び機械制 動を増加させるとともに、回生制動と機械的制動とが共に踏み込み量に応じて変 化するラップ代を設けるようにしたことから、ラップ代を存在させずに回生制動 から機械的制動に移行させた場合のように、急激な制動力の変化が生ずることが なく、これにより良好なブレーキ操作感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す模式図である。
【図2】同実施例のペダルストローク−制動力特性図で
ある。
【図3】同実施例の動作フローチャートである。
【図4】本考案の他の実施例を示す要部斜視図である。
【図5】従来の電気自動車の回生制動装置を示す模式図
である。
【符号の説明】
1 ブレーキペダル 4 長孔(遊び手段) 5 ブレーキ配管 6 車輪 7 モータ 8 マスタシリンダ 15 制御装置(切換手段) a 回生制動 b 機械的制動

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキペダルの踏み込み操作に応じて
    機械的に制動する制動手段と、バッテリを電源として車
    輪を駆動する駆動モード及び発電作用により回生制動す
    る回生モードとに切り換え可能なモータとを有し、前記
    制動手段の機械的制動と前記モータの回生制動とを併用
    するとともに、前記発電作用により生じた電力を前記バ
    ッテリに還流させる電気自動車において、 前記ブレーキペダルの踏み込み操作に応答して前記駆動
    モードから回生モードに切り換える切換手段を設けると
    ともに、前記ブレーキペダルが所定量踏み込み操作され
    た位置から前記制動手段の機械的制動を開始させる遊び
    手段を設けたことを特徴とする電気自動車の回生制動装
    置。
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