JPH062402B2 - 印刷機 - Google Patents

印刷機

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JPH062402B2
JPH062402B2 JP17194487A JP17194487A JPH062402B2 JP H062402 B2 JPH062402 B2 JP H062402B2 JP 17194487 A JP17194487 A JP 17194487A JP 17194487 A JP17194487 A JP 17194487A JP H062402 B2 JPH062402 B2 JP H062402B2
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paper
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清一 黒沢
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明はオフセット印刷機等の印刷機に関する。
「従来の技術」 例えばオフセット印刷機は、版の画像をゴムブランケッ
トに転写し、これをさらに印刷用紙に転写することによ
り、印刷を行うようになっている。
従来のこのようなオフセット印刷機を例えば第3図を参
照して説明すると、昇降自在の給紙台11に載置された
印刷用紙12は真空式の紙送り出し装置13の作用によ
って上から1枚ずつ送り出される。この送り出された印
刷用紙12は、繰り出しローラ14と繰り出しコロ15
とによって搬送され、さらに2組の紙送りローラ16と
スチールボール17とによって搬送される。
この搬送される印刷用紙12の先端が、非回転状態で離
間しているフィードローラ21とフィードコロ22との
間を通過して前当て23の手前に到達すると、このタイ
ミングで繰り出しコロ15が上昇して繰り出しローラ1
4から離間し、同時にフィードコロ22が下降してフィ
ードローラ21に当接する。この後、印刷用紙12は2
組の紙送りローラ16とスチールボール17とによって
搬送され、その先端が前当て23に当接して一旦停止さ
れる。印刷用紙12の横方向の位置決めは横見当装置2
4によって行われる。
所定のタイミングで前当て23が前方に倒れもしくは上
方に逃げ、次いでフィードローラ21が回転し始める
と、印刷用紙12は正規に搬送され、その先端を矢印方
向に回転している圧胴25の爪26によって爪台27に
押さえ付けられ、圧胴25の表面に巻回される。この巻
回された印刷用紙12に印刷が行われることになるが、
次にこれについて説明する。
3つの胴すなわち版胴28、転写胴29及び圧胴25は
互いに同期してそれぞれ矢印方向に回転される。版胴2
8の表面に巻回された版(図示せず)に塗布されたイン
キは、転写胴29の表面に巻回されたゴムブランケット
(図示せず)に転写され、さらに圧胴25の表面に巻回
されている印刷用紙12に転写され、かくして印刷が行
われる。
印刷後の印刷用紙12は、所定のタイミングでその先端
を圧胴25の爪26から解放され、代わりに圧胴25と
同期して矢印方向に回転している排紙胴31の爪32に
よって爪台33に押さえ付けられ、排紙胴31の表面に
巻回される。この巻回された印刷用紙12は、所定のタ
イミングでその先端を排紙胴31の爪32から解放さ
れ、排紙ベルト34によって昇降自在の排紙台35に排
出される。
ところで、従来のこのようなオフセット印刷機では、印
刷用紙12を圧胴25に巻回させているので、印刷用紙
12が厚紙である場合には腰が強すぎて巻回させること
ができず、ひいては印刷を行うことができないという問
題があった。
一方、厚紙に印刷を行うことのできるオフセット印刷機
では、図示していないが、フィードローラとフィードコ
ロの前段に給紙ボックスが設けられ、これに収容された
印刷用紙を下から1枚ずつその後端を金属片等で突いて
送り出し、転写胴と圧胴の間を水平状態のまま通過させ
て印刷を行い、印刷後の印刷用紙を排紙ベルトによって
排紙台に排出するようになっている。
ところで、従来のこのようなオフセット印刷機では、印
刷用紙を圧胴に巻回させる必要がなく、印刷用紙の先端
を押さえ付けるための爪機構を備えていないので、印刷
用紙が薄紙である場合には腰が弱く、インキが一種の接
着剤の役目を果たし、印刷後の印刷用紙が転写胴に付着
して巻回され、紙詰まりが生じてしまうという問題があ
った。
「発明が解決しようとする問題点」 このように、従来のオフセット印刷機では、厚紙または
薄紙専用であるので、両方の印刷用紙に印刷を行うよう
な場合には2機種用意しなければならず、設備費が嵩
み、また設置スペースが大きくなってしまうという問題
があった。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、1
台で厚紙と薄紙の両方の印刷用紙に印刷を行うことので
きる印刷機を提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 この発明では、フィードローラの回転により印刷用紙を
転写胴と圧胴との間に送り込み、この間を通過する印刷
用紙に印刷を行うようにした印刷機において、フィード
ローラを回転させるための回転手段と、転写胴もしくは
圧胴の回転力を所定のタイミングで回転手段に伝達する
ための回転力伝達手段と、回転力伝達手段から回転手段
に回転力を伝達し始めるタイミングを所定のタイミング
とこれよりも所定の時間だけ遅いタイミングとのいずれ
かに切り換えるための切り換え手段とを具備させるよう
にしたものである。
この発明によれば、フィードローラが回転し始めるタイ
ミングを所定のタイミングとこれよりも所定の時間だけ
遅いタイミングとのいずれかにすることができることな
るので、所定のタイミングのとき印刷用紙が圧胴に巻回
されるようにし、これよりも所定の時間だけ遅いタイミ
ングのとき印刷用紙が圧胴に巻回されないようにする
と、1台で厚紙と薄紙の両方の印刷用紙に印刷を行うこ
とができることになる。
「実施例」 以下、実施例につきこの発明を詳細に説明する。
第1図〜第3図はこの発明の一実施例におけるオフセッ
ト印刷機の要部を表したものである。第1図及び第2図
において第3図と同一部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。
このオフセット印刷機では、転写胴29の軸41の端部
に所定の形状のカム(回転力伝達手段)42が設けられ
ている。カム42の近傍にはレバー43が配置されてい
る。レバー43の上端部は図示しない機枠に軸44を介
して回動自在に取り付けられている。レバー43の中央
部には軸45を介してコロ46が回動自在に設けられて
いる。レバー43はバネ47によって時計方向に付勢さ
れているが、後で説明する調節ボルト72の先端に当接
するとそれ以上の回動を阻止されるようになっている。
レバー43の下端部には軸51を介してラック52の一
端部が回動自在に取り付けられている。ラック52は、
バネ53によって、フィードローラ21の軸54の端部
に設けられたピニオン55と常に噛合する状態に保持さ
れるようになっている。レバー43、コロ46、ラック
52、ピニオン55等により、フィードローラ21を回
転させるための回動手段が構成されている。
機枠の所定の箇所には軸61を介してレバー62の下端
部が回動自在に取り付けられている。レバー62は、そ
の中央部に形成されたガイド孔63を介して機枠に設け
られたピン64にその回動動作を規制されるようになっ
ている。
レバー62の所定の箇所には係止板65が設けられてい
る。係止板65の近傍にはカム66が配置されている。
カム66は機枠に軸67を介して回動自在に取り付けら
れている。カム66にはハンドル68が取り付けられて
いる。レバー62はバネ69によって反時計方向に付勢
されているが、係止板65がカム66に当接するとそれ
以上の回動を阻止されるようになっている。
レバー62の所定の2箇所には支持板71が設けられて
いる。これらの支持板71には、コロ46のカム42に
対する初期位置を調節するための調節ボルト72が螺装
されている。調節ボルト72はロックナット73によっ
てロックされるようになっている。レバー62、カム6
6、ハンドル68、調節ボルト72等により、切り換え
手段が構成されている。
このオフセット印刷機では、ハンドル68が第1図に示
す状態にされると、調節ボルト72の先端に当接するレ
バー43が同図に示す状態となり、コロ46の通常の状
態における位置がカム42の軸41に近接する近接位置
となる。一方、ハンドル68が第2図に示す状態にされ
ると、調節ボルト72の先端に当接するレバー43が同
図に示す状態となり、コロ46の通常の状態における位
置がカム42の軸41から離間する離間位置となる。
第1図または第2図に示す状態で印刷が開始され、印刷
用紙12の先端が前当て23に当接して一旦停止された
後、前当て23が前方に倒れもしくは上方に逃げたとす
る。すると、所定のタイミングで転写胴29と共に矢印
方向に回転しているカム42がコロ46に当接し、これ
によりレバー43が反時計方向に回動し、ラック52と
ピニオン55の噛合作用により、フィードローラ21が
矢印方向に回転し始め、印刷用紙12が正規に搬送され
る。
カム42の形状は、フィードローラ21によって搬送さ
れる印刷用紙12の速度が転写胴28の表面速度(周速
度)に次第に近づき、等速となったらこの速度を保持つ
つ印刷用紙12の先端を転写胴29と圧胴25との接点
部に送り込むことができるようになっている。
ここで、既に説明したように、第1図に示す状態と第2
図に示す状態とでは、コロ46の位置が異なるので、カ
ム42がコロ46に当接するタイミングに差が生じるこ
とになる。すなわち、第1図に示す状態の場合に対し、
第2図に示す状態の場合には、カム42がコロ46に当
接するタイミングが所定の時間だけ遅れることになる。
したがって、第1図に示す状態の場合に対し、第2図に
示す状態の場合には、フィードローラ21が回転し始め
るタイミングが所定の時間だけ遅れることになる。これ
は、第1図に示す状態の場合には、印刷用紙12の先端
を矢印方向に回転している圧胴25の爪26によって爪
台27に押さえ付けられ、圧胴25の表面に巻回される
のに対し、第2図に示す状態の場合には、矢印方向に回
転している圧胴25の爪26の部分が印刷用紙12の先
端よりも先行し、印刷用紙12の先端が圧胴25の爪2
6によって爪台27に押さえ付けられないようにするた
めである。
以上のことから、このオフセット印刷機で薄紙やコート
紙等に印刷を行う場合には、第1図に示すような状態で
行うことになる。すなわち、薄紙やコート紙等からなる
印刷用紙12は、その先端を圧胴25の爪26によって
爪台27に押さえ付けられ、圧胴25の表面に巻回さ
れ、印刷が行われる。印刷後の印刷用紙12は、所定の
タイミングでその先端を圧胴25の爪26から解放さ
れ、代わりに圧胴25と同期して矢印方向に回転してい
る排紙胴31の爪32によって爪台33に押さえ付けら
れ、排紙胴31の表面に巻回される。この巻回された印
刷用紙12は、所定のタイミングでその先端を排紙胴3
1の爪32から解放され、排紙ベルト34によって昇降
自在の排紙台35に排出される。
一方、このオフセット印刷機で名刺やハガキ、カード類
等に印刷を行う場合には、第2図に示すような状態で行
うことになる。すなわち、名刺やハガキ、カード類等か
らなる印刷用紙12は、その先端を圧胴25の爪26に
よって爪台27に押さえ付けられられることなく、転写
胴29と圧胴25との間を通過し、印刷が行われる。印
刷後の印刷用紙12は、圧胴25の後段に設けられた排
紙ベルト74によって昇降自在の排紙台35に排出され
る。このとき、排紙台35は、排紙ベルト34の後段で
はなく、排紙ベルト74の後段に配置されることにな
る。
第2図に示すような状態の場合には、金縁等のカードの
ように印刷後に断載仕上げを行うことができないもの、
爪跡を付けられないもの、印刷用紙の先端から印刷を行
うもの等に印刷を行うこともできる。
なお、上記実施例ではカム42を転写胴29に設けてい
るが、これに限定されるものではなく、例えば圧胴25
に設けてもよい。
「発明の効果」 以上説明したようにこの発明によれば、フィードローラ
が回転し始めるタイミングを所定のタイミングとこれよ
りも所定の時間だけ遅いタイミングとのいずれかにする
ことができるので、所定のタイミングのとき印刷用紙が
圧胴に巻回されるようにし、これよりも所定の時間だけ
遅いタイミングのとき印刷用紙が圧胴に巻回されないよ
うにすると、1台で厚紙と薄紙の両方の印刷用紙に印刷
を行うことができ、設備費の減少及び設置スペースの縮
小を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの発明の一実施例を説明するために
示すもので、このうち第1図は薄紙に印刷を行う場合を
示す概略側面図、第2図は厚紙に印刷を行う場合を示す
概略側面図、第3図は給紙台から排紙台までの要部を示
す概略側面図である。 11…給紙台、12…印刷用紙、21…フィードロー
ラ、22…フィードコロ、23…前当て、25…圧胴、
26…爪、28…版胴、29…転写胴、31…排紙胴、
32…爪、34…排紙ベルト、35…排紙台、42…カ
ム、43…レバー、46…コロ、47…バネ、52…ラ
ック、53…バネ、54…ピニオン、62…レバー、6
6…カム、68…ハンドル、69…バネ、72…調節ボ
ルト、74…排紙ベルト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィードローラの回転により印刷用紙を転
    写胴と圧胴との間に送り込み、この間を通過する印刷用
    紙に印刷を行うようにした印刷機において、フィードロ
    ーラを回転させるための回転手段と、転写胴もしくは圧
    胴の回転力を所定のタイミングで回転手段に伝達するた
    めの回転力伝達手段と、回転力伝達手段から回転手段に
    回転力を伝達し始めるタイミングを所定のタイミングと
    これよりも所定の時間だけ遅いタイミングとのいずれか
    に切り換えるための切り換え手段とを具備することを特
    徴とする印刷機。
JP17194487A 1987-07-09 1987-07-09 印刷機 Expired - Lifetime JPH062402B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17194487A JPH062402B2 (ja) 1987-07-09 1987-07-09 印刷機

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JP18173787A Division JPH0611539B2 (ja) 1987-07-21 1987-07-21 印刷機における用紙搬送装置

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JPS6416653A JPS6416653A (en) 1989-01-20
JPH062402B2 true JPH062402B2 (ja) 1994-01-12

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