JPH06239145A - 車両のエンジン支持構造 - Google Patents
車両のエンジン支持構造Info
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- JPH06239145A JPH06239145A JP2774593A JP2774593A JPH06239145A JP H06239145 A JPH06239145 A JP H06239145A JP 2774593 A JP2774593 A JP 2774593A JP 2774593 A JP2774593 A JP 2774593A JP H06239145 A JPH06239145 A JP H06239145A
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- Japan
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- vehicle
- engine
- engine unit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】エンジン振動に対する対策が十分に確保できる
ようにする。また、シフトノブを含むシフト機構の取り
付け剛性の確保して操作上のダイレクト感を得るように
する。 【構成】車両1の前後方向に略直交するエンジン出力軸
を備えたエンジンユニット6を具備する車両のエンジン
支持構造であって、エンジン出力軸方向に略直交して設
けられるとともに、エンジンユニット6の振動を吸収す
るに十分な全長を有するマウント部材50を介して車両
1に対してエンジンユニット6を取り付ける。
ようにする。また、シフトノブを含むシフト機構の取り
付け剛性の確保して操作上のダイレクト感を得るように
する。 【構成】車両1の前後方向に略直交するエンジン出力軸
を備えたエンジンユニット6を具備する車両のエンジン
支持構造であって、エンジン出力軸方向に略直交して設
けられるとともに、エンジンユニット6の振動を吸収す
るに十分な全長を有するマウント部材50を介して車両
1に対してエンジンユニット6を取り付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のエンジン支持構造
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両がモノコックボテイ構成
の場合において、エンジンマウントのために専用マウン
トブラッケットを溶接などしてボテイに固設し、該ブラ
ッケトに対してエンジン乃至ミッション、デフからなる
所謂パワープラントを防振ラバーを介して固定してい
る。
の場合において、エンジンマウントのために専用マウン
トブラッケットを溶接などしてボテイに固設し、該ブラ
ッケトに対してエンジン乃至ミッション、デフからなる
所謂パワープラントを防振ラバーを介して固定してい
る。
【0003】一方、ボデイ強度が十分でない場合や正面
衝突に対する強度確保が十分でない場合などにおいて
は、適宜補強メンバーを設けている。
衝突に対する強度確保が十分でない場合などにおいて
は、適宜補強メンバーを設けている。
【0004】例えば、特開昭64−22623号公報に
なる「自動車用センタメンバ構造」によれば、エンジン
ルームと車室とを仕切るために設けられるダッシュパネ
ル底面と車体前方に配設されるメンバーの間において、
一対のパイプからなるセンタメンバを設ける構成が開示
されており、該構成により、製造容易化と強度向上を図
るようにしている。
なる「自動車用センタメンバ構造」によれば、エンジン
ルームと車室とを仕切るために設けられるダッシュパネ
ル底面と車体前方に配設されるメンバーの間において、
一対のパイプからなるセンタメンバを設ける構成が開示
されており、該構成により、製造容易化と強度向上を図
るようにしている。
【0005】一方、本願出願人になる実開平1−145
826号公報の「パワープラントの取付構造」によれ
ば、前方の縦置きエンジンと後方のデフを一体的に固定
するパワープラントフレームを設けることで、動力性能
を向上させる提案がなされている。
826号公報の「パワープラントの取付構造」によれ
ば、前方の縦置きエンジンと後方のデフを一体的に固定
するパワープラントフレームを設けることで、動力性能
を向上させる提案がなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
前者の提案においては、エンジン振動に対する対策が十
分ではなく、特にエンジンが横置きの場合には一対のパ
イプからなるセンタメンバのスパンが十分確保されてい
ない結果、エンジン振動が車室内に侵入することにな
る。また、シフトノブを含むシフト機構の取り付けはエ
ンジンの取り付けとは独立してなされていることから、
エンジンにミッションを一体的に設けた場合において
は、所謂シフト剛性の確保が困難であった。
前者の提案においては、エンジン振動に対する対策が十
分ではなく、特にエンジンが横置きの場合には一対のパ
イプからなるセンタメンバのスパンが十分確保されてい
ない結果、エンジン振動が車室内に侵入することにな
る。また、シフトノブを含むシフト機構の取り付けはエ
ンジンの取り付けとは独立してなされていることから、
エンジンにミッションを一体的に設けた場合において
は、所謂シフト剛性の確保が困難であった。
【0007】一方、後者の場合には、長いスパンを有し
たパワープラントフレームを設けることで振動対策乃至
ドライバビリテイの確保は可能となるが、エンジンにミ
ッションを一体的に設けた場合においては、前者と同様
にシフト剛性の確保が困難であった。
たパワープラントフレームを設けることで振動対策乃至
ドライバビリテイの確保は可能となるが、エンジンにミ
ッションを一体的に設けた場合においては、前者と同様
にシフト剛性の確保が困難であった。
【0008】したがって、本発明の車両のエンジン支持
構造は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、エンジン振動に対する対策が十
分に確保できるようにすることにある。また、シフトノ
ブを含むシフト機構の取り付け剛性の確保して操作上の
ダイレクト感を得ることにある。
構造は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、エンジン振動に対する対策が十
分に確保できるようにすることにある。また、シフトノ
ブを含むシフト機構の取り付け剛性の確保して操作上の
ダイレクト感を得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】上述の課題を解決し、目的を達成するために本
発明は、車両の前後方向に略直交するエンジン出力軸を
備えたエンジンユニットを具備する車両のエンジン支持
構造であって、エンジン出力軸方向に略直交して設けら
れるとともに、エンジンユニットの振動を吸収するに十
分な全長を有するマウント部材を介して車両に対してエ
ンジンユニットを取り付けることで、エンジン振動を吸
収するように働き車室内に振動伝達しないようにする。
発明は、車両の前後方向に略直交するエンジン出力軸を
備えたエンジンユニットを具備する車両のエンジン支持
構造であって、エンジン出力軸方向に略直交して設けら
れるとともに、エンジンユニットの振動を吸収するに十
分な全長を有するマウント部材を介して車両に対してエ
ンジンユニットを取り付けることで、エンジン振動を吸
収するように働き車室内に振動伝達しないようにする。
【0010】また、好ましくは、マウント部材上に変速
機のシフト機構を固定することで、シフト操作のダイレ
クト感を得るように働く。
機のシフト機構を固定することで、シフト操作のダイレ
クト感を得るように働く。
【0011】また、好ましくは、車両は前輪駆動車であ
って、マウント部材の一端を車両の前方横方向に沿うよ
うに設けられたクロスメンバに対して固定し、他端を車
室下方において横方向に沿うように設けられたクロスメ
ンバに対して固定するとともに、エンジンユニットの後
方部位をマウント部材に対して取り付ける3点支持とす
ることで、エンジン振動を吸収するように働き車室内に
振動伝達しないようにする。
って、マウント部材の一端を車両の前方横方向に沿うよ
うに設けられたクロスメンバに対して固定し、他端を車
室下方において横方向に沿うように設けられたクロスメ
ンバに対して固定するとともに、エンジンユニットの後
方部位をマウント部材に対して取り付ける3点支持とす
ることで、エンジン振動を吸収するように働き車室内に
振動伝達しないようにする。
【0012】また、好ましくは、車両は前輪駆動車であ
って、マウント部材の一端をエンジンユニットの後方部
位に固定し、他端を車室下方において横方向に沿うよう
に設けられたクロスメンバに対して取り付けるととも
に、エンジンユニットの前方部位を車両の前方横方向に
沿うように設けられたクロスメンバに対して固定する3
点支持とすることで、エンジン振動を吸収するように働
き車室内に振動伝達しないようにする。
って、マウント部材の一端をエンジンユニットの後方部
位に固定し、他端を車室下方において横方向に沿うよう
に設けられたクロスメンバに対して取り付けるととも
に、エンジンユニットの前方部位を車両の前方横方向に
沿うように設けられたクロスメンバに対して固定する3
点支持とすることで、エンジン振動を吸収するように働
き車室内に振動伝達しないようにする。
【0013】また、好ましくは、車両は車両前方にエン
ジンユニットを備えた後輪または四輪駆動車であって、
マウント部材をエンジンユニットと後輪の差動装置間と
を連結するパワープラントフレームで構成することで、
エンジン振動を吸収するように働き車室内に振動伝達し
ないようにする。
ジンユニットを備えた後輪または四輪駆動車であって、
マウント部材をエンジンユニットと後輪の差動装置間と
を連結するパワープラントフレームで構成することで、
エンジン振動を吸収するように働き車室内に振動伝達し
ないようにする。
【0014】そして、好ましくは、パワープラントフレ
ームで上に変速機のシフト機構を固定することで、シフ
ト操作のダイレクト感を得るように働く。
ームで上に変速機のシフト機構を固定することで、シフ
ト操作のダイレクト感を得るように働く。
【0015】
【実施例】以下に、添付の各図面を参照して本願発明の
好適な各実施例に付き順次説明する。図1は第1実施例
の概略構成平面図であり、また図2は図1の要部断面を
示した正面図であって、全図を通じて同一符号は同一対
象物を示す。
好適な各実施例に付き順次説明する。図1は第1実施例
の概略構成平面図であり、また図2は図1の要部断面を
示した正面図であって、全図を通じて同一符号は同一対
象物を示す。
【0016】両図において、図中の実線で外形線が示さ
れた車体1の前方エンンジンルーム内の下方部位には、
車体の補強メンバーと前方衝突時の緩衝メンバーなどと
しての重要な機能を果たす前方フレーム部2が車体の前
後方向に沿うようにして一対分が設けられている。ま
た、この前方フレーム部2には車両前方において、車体
幅方向にされた第1クロスメンバー2aが溶接などで一
体的に設けられている。このクロスメンバー2aはラジ
エターなどの補機類の取り付け部を提供する一方、本願
発明の最大の特徴であるマウントメンバ50の前方端部
の固定部を提供している。
れた車体1の前方エンンジンルーム内の下方部位には、
車体の補強メンバーと前方衝突時の緩衝メンバーなどと
しての重要な機能を果たす前方フレーム部2が車体の前
後方向に沿うようにして一対分が設けられている。ま
た、この前方フレーム部2には車両前方において、車体
幅方向にされた第1クロスメンバー2aが溶接などで一
体的に設けられている。このクロスメンバー2aはラジ
エターなどの補機類の取り付け部を提供する一方、本願
発明の最大の特徴であるマウントメンバ50の前方端部
の固定部を提供している。
【0017】一方、エンジンユニット6はエンジン出力
軸方向が車体1の前後方向に略直交するように配設され
る横置きエンジンであって、エンジンとクラッチとミッ
ションと差動装置、及び前輪14の駆動用のための前輪
駆動軸15他を一体的に設けた構成を有するものであ
る。
軸方向が車体1の前後方向に略直交するように配設され
る横置きエンジンであって、エンジンとクラッチとミッ
ションと差動装置、及び前輪14の駆動用のための前輪
駆動軸15他を一体的に設けた構成を有するものであ
る。
【0018】そして、このエンジンユニット6の上方に
はサージタンク20及び燃料供給手段(不図示)が吸気
系に対して接続されており、また排気系には排気管16
が接続されており、排気管16の下流に設けらている触
媒部11に排気を送り出し、車両後端に設けられたマフ
ラー(不図示)により消音して排気を行うように構成さ
れている。
はサージタンク20及び燃料供給手段(不図示)が吸気
系に対して接続されており、また排気系には排気管16
が接続されており、排気管16の下流に設けらている触
媒部11に排気を送り出し、車両後端に設けられたマフ
ラー(不図示)により消音して排気を行うように構成さ
れている。
【0019】以上のようにして設けられるエンジンユニ
ット6には、図示のように、本体部位から前方に向けて
設けられた一対のマウント部8a、8bと、エンジンユ
ニット6から後方に向けて設けられたマウント部6cの
以上3か所のマウント部が夫々所定位置に設けられてい
る。
ット6には、図示のように、本体部位から前方に向けて
設けられた一対のマウント部8a、8bと、エンジンユ
ニット6から後方に向けて設けられたマウント部6cの
以上3か所のマウント部が夫々所定位置に設けられてい
る。
【0020】これらの各マウント部は、図示のようにマ
ウント部8a、6cがマウントメンバ50上に位置する
一方、マウント部8bが前方フレーム2の片側上に位置
するようにして、防振ラバー9を介して所謂3点支持さ
れた状態でエンジンマウントするように構成されてい
る。
ウント部8a、6cがマウントメンバ50上に位置する
一方、マウント部8bが前方フレーム2の片側上に位置
するようにして、防振ラバー9を介して所謂3点支持さ
れた状態でエンジンマウントするように構成されてい
る。
【0021】一方、エンジンルーム17と車室18を隔
てるために、ダッシュパネル4がセンター部5に連続し
て設けられる一方、上記の触媒部11を収容するトンネ
ル部にも連続して設けられている。
てるために、ダッシュパネル4がセンター部5に連続し
て設けられる一方、上記の触媒部11を収容するトンネ
ル部にも連続して設けられている。
【0022】この車室18の底面部位であって、前方シ
ートの下方には車体1を横切るようにしてクロスメンバ
44が設けられており、車室18の補強を図るととも
に、マウントメンバ50の後端の取付部位を提供してい
る。さらに、このマウンメンバ50上にはシフトノブ4
8を備えたシフト機構が固定されており、上記のエンジ
ンユニット6のトランスミッションに対して連結するこ
とで、マウントの共通化を図ることで、シフト操作のダ
イレクト感を実現可能にしている。
ートの下方には車体1を横切るようにしてクロスメンバ
44が設けられており、車室18の補強を図るととも
に、マウントメンバ50の後端の取付部位を提供してい
る。さらに、このマウンメンバ50上にはシフトノブ4
8を備えたシフト機構が固定されており、上記のエンジ
ンユニット6のトランスミッションに対して連結するこ
とで、マウントの共通化を図ることで、シフト操作のダ
イレクト感を実現可能にしている。
【0023】一方、マウントメンバ50は図示のように
エンジンユニット6の出力軸の中心から車体後方に向か
って十分な長さのスパンLを有していることから、車室
18の前方シート下方位置まで到達することになる。
エンジンユニット6の出力軸の中心から車体後方に向か
って十分な長さのスパンLを有していることから、車室
18の前方シート下方位置まで到達することになる。
【0024】以上説明の構成において、エンジンの運転
時に発生するエンジン振動は、上述のように十分なスパ
ンLを有したマウントメンバ50自体の有する振動減衰
作用乃マウントメンバ50を振動することで十分に吸収
される結果、不快なエンジン振動が車室18内に伝わる
ことが効果的に防止されることになる。また、正面衝突
の際の強度部材として、マウントメンバ50が機能する
ことができる。
時に発生するエンジン振動は、上述のように十分なスパ
ンLを有したマウントメンバ50自体の有する振動減衰
作用乃マウントメンバ50を振動することで十分に吸収
される結果、不快なエンジン振動が車室18内に伝わる
ことが効果的に防止されることになる。また、正面衝突
の際の強度部材として、マウントメンバ50が機能する
ことができる。
【0025】次に、図3は第2実施例の概略構成平面図
であり、また図4は図3の要部断面を示した正面図であ
る。
であり、また図4は図3の要部断面を示した正面図であ
る。
【0026】両図において、図中の実線で外形線が示さ
れた車体1の前方エンンジンルーム17内の下方部位に
は、車体の補強メンバーと前方衝突時の緩衝メンバーな
どとしての重要な機能を果たす前方フレーム部2が車体
の前後方向に沿うようにして一対分が比較的に高い位置
に設けられている。
れた車体1の前方エンンジンルーム17内の下方部位に
は、車体の補強メンバーと前方衝突時の緩衝メンバーな
どとしての重要な機能を果たす前方フレーム部2が車体
の前後方向に沿うようにして一対分が比較的に高い位置
に設けられている。
【0027】また、この前方フレーム部2には車両前方
において、車体幅方向にされた第1クロスメンバー2a
が溶接などで一体的に設けられており、このクロスメン
バー2aはラジエターなどの補機類の取り付け部を提供
している。そして、このクロスメンバー2aの後方には
エンジンユニット6のマウント部6a、6bをマウント
を2点において支持するためのクロスメンバー2bが図
4に示すように低い位置に設けられている。
において、車体幅方向にされた第1クロスメンバー2a
が溶接などで一体的に設けられており、このクロスメン
バー2aはラジエターなどの補機類の取り付け部を提供
している。そして、このクロスメンバー2aの後方には
エンジンユニット6のマウント部6a、6bをマウント
を2点において支持するためのクロスメンバー2bが図
4に示すように低い位置に設けられている。
【0028】一方、エンジンユニット6はエンジン出力
軸方向が車体1の前後方向に略直交するように配設され
る横置きエンジンであって、エンジンとクラッチとミッ
ションと差動装置、及び前輪14の駆動用のための前輪
駆動軸15他を一体的に設けた構成を有するものである
が、このエンジンの後方にはマウントメンバ50がボル
トとナットなどから構成されるファスナー46を用いて
固定されている。
軸方向が車体1の前後方向に略直交するように配設され
る横置きエンジンであって、エンジンとクラッチとミッ
ションと差動装置、及び前輪14の駆動用のための前輪
駆動軸15他を一体的に設けた構成を有するものである
が、このエンジンの後方にはマウントメンバ50がボル
トとナットなどから構成されるファスナー46を用いて
固定されている。
【0029】このためにマウントメンバ50には取付部
50aが一体形成されており、エンジンユニット6から
後方に延びて一体形成されたマウント部6cに対してフ
ァスナー46を用いて一体的になるように固定されてい
る。このように構成されたマウントメンバ50をクロス
メンバ44に対して取り付けるために図4に示されるよ
うに、防振ラバー9を介してファスナー46により固定
されている。
50aが一体形成されており、エンジンユニット6から
後方に延びて一体形成されたマウント部6cに対してフ
ァスナー46を用いて一体的になるように固定されてい
る。このように構成されたマウントメンバ50をクロス
メンバ44に対して取り付けるために図4に示されるよ
うに、防振ラバー9を介してファスナー46により固定
されている。
【0030】以上のように設けられるエンジンユニット
6には、図示のように、本体部位から前方に向けて設け
られた一対のマウント部8a、8bがクロスメンバ2b
において支持される一方、エンジンユニット6から後方
に向けて一体的に設けられたマウントメンバ50がクロ
スメンバ44において夫々防振ラバー9を介して所謂3
点支持された状態でエンジンマウントするように構成さ
れている。
6には、図示のように、本体部位から前方に向けて設け
られた一対のマウント部8a、8bがクロスメンバ2b
において支持される一方、エンジンユニット6から後方
に向けて一体的に設けられたマウントメンバ50がクロ
スメンバ44において夫々防振ラバー9を介して所謂3
点支持された状態でエンジンマウントするように構成さ
れている。
【0031】また、上記の触媒部11はマウントメンバ
50の上方位置に設けられている。さらに、このマウン
メンバ50上にはシフトノブ48を備えたシフト機構が
クロスメンバ44の直前位置に固定されており、上記の
エンジンユニット6のトランスミッションに対して連結
することで、マウントの共通化を図り、シフト操作のダ
イレクト感を実現可能にしている。
50の上方位置に設けられている。さらに、このマウン
メンバ50上にはシフトノブ48を備えたシフト機構が
クロスメンバ44の直前位置に固定されており、上記の
エンジンユニット6のトランスミッションに対して連結
することで、マウントの共通化を図り、シフト操作のダ
イレクト感を実現可能にしている。
【0032】一方、マウントメンバ50は図3に図示の
ようにエンジンユニット6の出力軸の中心から車体後方
に向かって十分な長さのスパンLを有していることか
ら、車室18の前方シート下方位置まで到達することに
なる。
ようにエンジンユニット6の出力軸の中心から車体後方
に向かって十分な長さのスパンLを有していることか
ら、車室18の前方シート下方位置まで到達することに
なる。
【0033】以上説明の構成において、エンジンの運転
時に発生するエンジン振動は、上述のように十分なスパ
ンLを有したマウントメンバ50自体の有する振動減衰
作用乃マウントメンバ50を振動することで十分に吸収
される結果、不快なエンジン振動が車室18内に伝わる
ことが効果的に防止されることになる。
時に発生するエンジン振動は、上述のように十分なスパ
ンLを有したマウントメンバ50自体の有する振動減衰
作用乃マウントメンバ50を振動することで十分に吸収
される結果、不快なエンジン振動が車室18内に伝わる
ことが効果的に防止されることになる。
【0034】次に、図3は第3実施例に係る要部破断正
面図であって、横置きエンジンユニット6から構成され
る後輪駆動車、及び四輪駆動車の例を示したものであ
る。本図において、後輪34を駆動する駆動軸35を備
えた後方差動装置37とエンジンユニット6の間にはプ
ロペラ軸36が設けられており、後輪駆動車を構成して
いる。
面図であって、横置きエンジンユニット6から構成され
る後輪駆動車、及び四輪駆動車の例を示したものであ
る。本図において、後輪34を駆動する駆動軸35を備
えた後方差動装置37とエンジンユニット6の間にはプ
ロペラ軸36が設けられており、後輪駆動車を構成して
いる。
【0035】また、このプロペラ軸36の長手方向に沿
うように前方のエンジンユニットと後方の差動装置37
を一体的に固定するパワープラントフレーム60が設け
られており、動力性能を向上させるとともに、エンジン
の運転時に発生するエンジン振動は、上述のように十分
なスパンを有したパワープラントフレーム60自体の有
する振動減衰作用などにより、十分に吸収される結果、
不快なエンジン振動が車室18内に伝わることが効果的
に防止されることになる。
うように前方のエンジンユニットと後方の差動装置37
を一体的に固定するパワープラントフレーム60が設け
られており、動力性能を向上させるとともに、エンジン
の運転時に発生するエンジン振動は、上述のように十分
なスパンを有したパワープラントフレーム60自体の有
する振動減衰作用などにより、十分に吸収される結果、
不快なエンジン振動が車室18内に伝わることが効果的
に防止されることになる。
【0036】そして、シフトノブ48を備えたシフト機
構がパワープラントフレーム60上に固定されており、
上記のエンジンユニット6のトランスミッションに対し
て連結することで、マウントの共通化を図ることで、シ
フト操作のダイレクト感を実現可能にしている。
構がパワープラントフレーム60上に固定されており、
上記のエンジンユニット6のトランスミッションに対し
て連結することで、マウントの共通化を図ることで、シ
フト操作のダイレクト感を実現可能にしている。
【0037】なお、以上説明した本願発明は、上記の各
実施例の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を
逸脱しない範囲において適宜設定変更可能なことは勿論
であって、クラッチとミッションとから構成される動力
伝達装置を、流体継ぎ手などから構成される自動変速装
置に置換しても同様の効果が得られるものである。
実施例の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を
逸脱しない範囲において適宜設定変更可能なことは勿論
であって、クラッチとミッションとから構成される動力
伝達装置を、流体継ぎ手などから構成される自動変速装
置に置換しても同様の効果が得られるものである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、エ
ンジン振動に対する対策が十分に確保できる。また、シ
フトノブを含むシフト機構の取り付け剛性の確保して操
作上のダイレクト感を得ることができる。
ンジン振動に対する対策が十分に確保できる。また、シ
フトノブを含むシフト機構の取り付け剛性の確保して操
作上のダイレクト感を得ることができる。
【図1】図1は第1実施例の概略構成平面図である。
【図2】図2は図1の要部破断正面図である。
【図3】図3は第2実施例の概略構成平面図である。
【図4】図4は図3の要部破断正面図である。
【図5】図5は第3実施例の概略構成平面図である。
1 車体、 2 前方フレーム、 2a,2b クロスメンバ、 6 エンジンユニット、 6a,6b マウント部、 9 防振ラバー、 11 触媒コンバータ、 14 前輪、 15 駆動軸、 16 排気管、 17 エンジンルーム、 18 車室、 34 後輪、 44 クロスメンバ、 46 ファスナー、 50 マウントメンバ、 60 パワープラントフレームである。
Claims (6)
- 【請求項1】 車両の前後方向に略直交するエンジン出
力軸を備えたエンジンユニットを具備する車両のエンジ
ン支持構造であって、 前記エンジン出力軸方向に略直交して設けられるととも
に、前記エンジンユニットの振動を吸収するに十分な全
長を有するマウント部材を介して前記車両に対して前記
エンジンユニットを取り付けることを特徴とする車両の
エンジン支持構造。 - 【請求項2】 前記マウント部材上に変速機のシフト機
構を固定することを特徴とする請求項1に記載の車両の
エンジン支持構造。 - 【請求項3】 前記車両は前輪駆動車であって、前記マ
ウント部材の一端を前記車両の前方横方向に沿うように
設けられたクロスメンバに対して固定し、他端を車室下
方において横方向に沿うように設けられたクロスメンバ
に対して固定するとともに、前記エンジンユニットの後
方部位を前記マウント部材に対して取り付ける3点支持
とすることを特徴とする請求項1に記載の車両のエンジ
ン支持構造。 - 【請求項4】 前記車両は前輪駆動車であって、前記マ
ウント部材の一端を前記エンジンユニットの後方部位に
固定し、他端を車室下方において横方向に沿うように設
けられたクロスメンバに対して取り付けるとともに、前
記エンジンユニットの前方部位を前記車両の前方横方向
に沿うように設けられたクロスメンバに対して固定する
3点支持とすることを特徴とする請求項1に記載の車両
のエンジン支持構造。 - 【請求項5】 前記車両は車両前方に前記エンジンユニ
ットを備えた後輪または四輪駆動車であって、前記マウ
ント部材を前記エンジンユニットと後輪の差動装置間と
を連結するパワープラントフレームで構成することを特
徴とする請求項1に記載の車両のエンジン支持構造。 - 【請求項6】 前記パワープラントフレームで上に変速
機のシフト機構を固定することを特徴とする請求項5に
記載の車両のエンジン支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2774593A JPH06239145A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 車両のエンジン支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2774593A JPH06239145A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 車両のエンジン支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06239145A true JPH06239145A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12229572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2774593A Withdrawn JPH06239145A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 車両のエンジン支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06239145A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007038715A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-15 | Honda Motor Co Ltd | パワーユニット支持構造 |
KR101417223B1 (ko) * | 2011-12-12 | 2014-07-09 | 현대자동차주식회사 | 프론트 디퍼런셜 공체형 엔진 써포트 브라켓 |
-
1993
- 1993-02-17 JP JP2774593A patent/JPH06239145A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007038715A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-15 | Honda Motor Co Ltd | パワーユニット支持構造 |
KR101417223B1 (ko) * | 2011-12-12 | 2014-07-09 | 현대자동차주식회사 | 프론트 디퍼런셜 공체형 엔진 써포트 브라켓 |
US8776937B2 (en) | 2011-12-12 | 2014-07-15 | Hyundai Motor Company | Front differential-integrated engine support bracket |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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