JPH06239134A - ウインドウパネル昇降装置の取付構造 - Google Patents
ウインドウパネル昇降装置の取付構造Info
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- JPH06239134A JPH06239134A JP2803893A JP2803893A JPH06239134A JP H06239134 A JPH06239134 A JP H06239134A JP 2803893 A JP2803893 A JP 2803893A JP 2803893 A JP2803893 A JP 2803893A JP H06239134 A JPH06239134 A JP H06239134A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ウインドウパネルの建付調整作業の良いウイ
ンドウパネル昇降装置の取付構造を提供する。 【構成】 ウインドウパネル昇降装置２３の上部又は下
部に略水平な取付片３０を車内側Ｒへ向けて形成すると
共に、インナパネル１５の前記取付片に対応する位置に
該取付片３０を上面で受止める略水平な受止片２０を車
外側へ向けて形成し、且つ前記取付片３０又は受止片２
０の一方に車内外方向へ沿う長孔ｈ7 を形成すると共に
他方に取付孔ｈ6 を形成し、該長孔ｈ7 と取付孔ｈ6 と
をボルト・ナット手段Ｂ5 、Ｎ4 にて締結したものであ
る。
ンドウパネル昇降装置の取付構造を提供する。 【構成】 ウインドウパネル昇降装置２３の上部又は下
部に略水平な取付片３０を車内側Ｒへ向けて形成すると
共に、インナパネル１５の前記取付片に対応する位置に
該取付片３０を上面で受止める略水平な受止片２０を車
外側へ向けて形成し、且つ前記取付片３０又は受止片２
０の一方に車内外方向へ沿う長孔ｈ7 を形成すると共に
他方に取付孔ｈ6 を形成し、該長孔ｈ7 と取付孔ｈ6 と
をボルト・ナット手段Ｂ5 、Ｎ4 にて締結したものであ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はウインドウパネル昇降
装置の取付構造に関する。
装置の取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のウインドウパネル昇降装置の取付
構造としては、例えば図５及び図６に示すようなものが
知られている〔日産自動車株式会社昭和６３年５月発行
“サービス周報”第５９９号のＢ−３３頁参照）。
構造としては、例えば図５及び図６に示すようなものが
知られている〔日産自動車株式会社昭和６３年５月発行
“サービス周報”第５９９号のＢ−３３頁参照）。
【０００３】１がドア本体でサッシュレスタイプのもの
である。このドアは右ドアで、Ｒが車内側で、Ｏが車外
側となっている。このドア本体１は、インナパネル２と
アウタパネル３とから構成されており、上部にはドア本
体１内部からウインドウパネル４が出入りするウエスト
開口５が形成されている。このウエスト開口５はドア本
体１内でインナパネル２に取付けられたウインドウパネ
ル昇降装置６に支持されている。
である。このドアは右ドアで、Ｒが車内側で、Ｏが車外
側となっている。このドア本体１は、インナパネル２と
アウタパネル３とから構成されており、上部にはドア本
体１内部からウインドウパネル４が出入りするウエスト
開口５が形成されている。このウエスト開口５はドア本
体１内でインナパネル２に取付けられたウインドウパネ
ル昇降装置６に支持されている。
【０００４】ウインドウパネル昇降装置６は、前後２本
のレール７ａ、７ｂと、該レール７ａ、７ｂに沿って上
下動する可動プレート８ａ、８ｂと、該可動プレート８
ａ、８ｂを上下動させる駆動モータ９等から成ってお
り、前記ウインドウパネル４は前後の可動プレート８
ａ、８ｂに各々ボルトＢ1 、Ｂ2 にて取付けられてい
る。
のレール７ａ、７ｂと、該レール７ａ、７ｂに沿って上
下動する可動プレート８ａ、８ｂと、該可動プレート８
ａ、８ｂを上下動させる駆動モータ９等から成ってお
り、前記ウインドウパネル４は前後の可動プレート８
ａ、８ｂに各々ボルトＢ1 、Ｂ2 にて取付けられてい
る。
【０００５】そしてウインドウパネル昇降装置６の上部
には２本の溶接ボルトＢ3 が設けてあり、この溶接ボル
トＢ3 をインナパネル２の対応位置に形成された取付孔
ｈ1から車内側Ｒへ突出させ、ナットＮ1 にて固定して
いる。
には２本の溶接ボルトＢ3 が設けてあり、この溶接ボル
トＢ3 をインナパネル２の対応位置に形成された取付孔
ｈ1から車内側Ｒへ突出させ、ナットＮ1 にて固定して
いる。
【０００６】ウインドウパネル昇降装置６の下部には、
図６の如く、溶接ナットＮ2 が前後に設けられており、
そこにアジャストボルト１０の一端側が螺合されてい
る。このアジャストボルト１０に対応するインナパネル
２には、長孔状の取付孔ｈ2 が形成されており、この取
付孔ｈ2 からアジャストボルト１０の他端側を車内側Ｒ
へ突出させている。このアジャストボルト１０の他端側
にはフランジ１１が一体形成されており、このフランジ
１１を取付孔ｈ2 の裏側へ当接させている。
図６の如く、溶接ナットＮ2 が前後に設けられており、
そこにアジャストボルト１０の一端側が螺合されてい
る。このアジャストボルト１０に対応するインナパネル
２には、長孔状の取付孔ｈ2 が形成されており、この取
付孔ｈ2 からアジャストボルト１０の他端側を車内側Ｒ
へ突出させている。このアジャストボルト１０の他端側
にはフランジ１１が一体形成されており、このフランジ
１１を取付孔ｈ2 の裏側へ当接させている。
【０００７】従って、このアジャストボルト１０を工具
１２にて回転させることにより、ウインドウパネル昇降
装置６の下部とインナパネル２との距離Ｌの調整を行な
える。この距離Ｌを変化させることにより、ウインドウ
パネル昇降装置６全体の角度を上部の溶接ボルトＢ3 付
近を中心として変化させ、ウインドウパネル４の建付調
整が行なえるようになっている。すなわち、この距離Ｌ
を大きくすればウインドウパネル４の上端が車内側Ｒへ
倒れ込み、逆に距離Ｌを小さくすれば、ウインドウパネ
ル４が車外側Ｏへ倒れ込むような角度変化をするので、
このアジャストボルト１０にてウインドウパネル４を最
適角度に建付られる。
１２にて回転させることにより、ウインドウパネル昇降
装置６の下部とインナパネル２との距離Ｌの調整を行な
える。この距離Ｌを変化させることにより、ウインドウ
パネル昇降装置６全体の角度を上部の溶接ボルトＢ3 付
近を中心として変化させ、ウインドウパネル４の建付調
整が行なえるようになっている。すなわち、この距離Ｌ
を大きくすればウインドウパネル４の上端が車内側Ｒへ
倒れ込み、逆に距離Ｌを小さくすれば、ウインドウパネ
ル４が車外側Ｏへ倒れ込むような角度変化をするので、
このアジャストボルト１０にてウインドウパネル４を最
適角度に建付られる。
【０００８】また、前後の距離Ｌを相違させることによ
り、ウインドウパネル４のインナパネル２に対する平行
度も微調整することができる。そして、ウインドウパネ
ル４の建付を最適にした後に、ナットＮ3 により最終的
な固定がなされる。
り、ウインドウパネル４のインナパネル２に対する平行
度も微調整することができる。そして、ウインドウパネ
ル４の建付を最適にした後に、ナットＮ3 により最終的
な固定がなされる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のウインドウパネル昇降装置６の取付構造にあ
っては、ウインドウパネル４の建付調整を行なうため
に、アジャストボルト１０を工具１２により回転させる
必要があるため、調整作業が大変困難で、作業時間が長
くなりがちである。すなわち、作業は、ウインドウパネ
ル４のドア本体１に対する位置関係を確認しながらアジ
ャストボルト１０の回転させることにより行なわれるも
のであるが、２本のアジャストボルト１０を同時に回転
させることが実際上できないため、ウインドウパネル４
の状態を見ながらアジャストボルト１０を一本づつ交互
に回転させていかなければならず作業がとても面倒であ
る。
うな従来のウインドウパネル昇降装置６の取付構造にあ
っては、ウインドウパネル４の建付調整を行なうため
に、アジャストボルト１０を工具１２により回転させる
必要があるため、調整作業が大変困難で、作業時間が長
くなりがちである。すなわち、作業は、ウインドウパネ
ル４のドア本体１に対する位置関係を確認しながらアジ
ャストボルト１０の回転させることにより行なわれるも
のであるが、２本のアジャストボルト１０を同時に回転
させることが実際上できないため、ウインドウパネル４
の状態を見ながらアジャストボルト１０を一本づつ交互
に回転させていかなければならず作業がとても面倒であ
る。
【００１０】また、ウインドウパネル昇降装置６をイン
ナパネル２に取付ける際において、アジャストボルト１
０を取付孔ｈ2 に挿入するまでは、ウインドウパネル昇
降装置６がインナパネル２に対して仮止めされた状態と
ならず、その間、作業者はウインドウパネル昇降装置６
を保持していなければならないため作業性の面で不利で
ある。
ナパネル２に取付ける際において、アジャストボルト１
０を取付孔ｈ2 に挿入するまでは、ウインドウパネル昇
降装置６がインナパネル２に対して仮止めされた状態と
ならず、その間、作業者はウインドウパネル昇降装置６
を保持していなければならないため作業性の面で不利で
ある。
【００１１】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、ウインドウパネルの建付調整
作業の良いウインドウパネル昇降装置の取付構造を提供
するものである。
してなされたものであり、ウインドウパネルの建付調整
作業の良いウインドウパネル昇降装置の取付構造を提供
するものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】この発明に係るウインド
ウパネル昇降装置の取付構造は、上記の目的を達成する
ために、ウインドウパネル昇降装置の上部又は下部に略
水平な取付片を車内側へ向けて形成すると共に、インナ
パネルの前記取付片に対応する位置に該取付片を上面で
受止める略水平な受止片を車外側へ向けて形成し、且
つ、前記取付片又は受止片の一方に車内外方向へ沿う長
孔を形成すると共に他方に取付孔を形成し、該長孔と取
付孔とをボルト・ナット手段にて締結したものである。
ウパネル昇降装置の取付構造は、上記の目的を達成する
ために、ウインドウパネル昇降装置の上部又は下部に略
水平な取付片を車内側へ向けて形成すると共に、インナ
パネルの前記取付片に対応する位置に該取付片を上面で
受止める略水平な受止片を車外側へ向けて形成し、且
つ、前記取付片又は受止片の一方に車内外方向へ沿う長
孔を形成すると共に他方に取付孔を形成し、該長孔と取
付孔とをボルト・ナット手段にて締結したものである。
【００１３】
【作用】この発明では、インナパネルに形成した受止片
の上にウインドウパネル昇降装置の取付片を載せる構造
としたので、一方に設けた長孔の範囲内において、取付
片を受止片に対して車内外方向で自由に移動させること
ができ、ウインドウパネルの建付調整のために行われる
ウインドウパネル昇降装置とインナパネルとの間の距離
調整をきわめて容易に行うことができる。しかも、長孔
及び取付孔を複数設けた場合は、その複数の孔同士の位
置関係を同時に変えることができるため、作業性の面で
有利であり、ウインドウパネルの建付作業時間を大幅に
短縮することができる。
の上にウインドウパネル昇降装置の取付片を載せる構造
としたので、一方に設けた長孔の範囲内において、取付
片を受止片に対して車内外方向で自由に移動させること
ができ、ウインドウパネルの建付調整のために行われる
ウインドウパネル昇降装置とインナパネルとの間の距離
調整をきわめて容易に行うことができる。しかも、長孔
及び取付孔を複数設けた場合は、その複数の孔同士の位
置関係を同時に変えることができるため、作業性の面で
有利であり、ウインドウパネルの建付作業時間を大幅に
短縮することができる。
【００１４】また、孔同士の位置関係を調整する前に、
ウインドウパネル昇降装置側に形成した取付片を、とり
あえずインナパネルの受止片上に仮に載せることができ
るため、その後の作業が行い易くなる。
ウインドウパネル昇降装置側に形成した取付片を、とり
あえずインナパネルの受止片上に仮に載せることができ
るため、その後の作業が行い易くなる。
【００１５】
【実施例】以下この発明の好適な実施例を図１〜図３に
基づいて説明する。尚、従来と重複する説明は省略す
る。
基づいて説明する。尚、従来と重複する説明は省略す
る。
【００１６】１３がドア本体で、アウタパネル１４とイ
ンナパネル１５、及びインナフレーム１６とから成って
おり、インナパネル１５の略全面には大きな開放部１７
が上側から切欠き形成され、全体側面視形状が凹形状を
呈している。そして、このインナパネル１５の前後ウエ
スト部Ｗには各々上下一対の取付孔ｈ3 が設けてある。
ンナパネル１５、及びインナフレーム１６とから成って
おり、インナパネル１５の略全面には大きな開放部１７
が上側から切欠き形成され、全体側面視形状が凹形状を
呈している。そして、このインナパネル１５の前後ウエ
スト部Ｗには各々上下一対の取付孔ｈ3 が設けてある。
【００１７】このウエスト部Ｗ間にインナパネル１５の
「上部」を形成する前記インナフレーム１６が架設され
る。従って、このインナフレーム１６の前後には前記ウ
エスト部Ｗの取付孔ｈ3 に対応する取付孔ｈ4 が各々設
けられている。また、このインナフレーム１６の中央に
は別の取付孔ｈ5 が設けられている。そして、このイン
ナフレーム１６の前部にはコーナーピース１９も取付け
られる。
「上部」を形成する前記インナフレーム１６が架設され
る。従って、このインナフレーム１６の前後には前記ウ
エスト部Ｗの取付孔ｈ3 に対応する取付孔ｈ4 が各々設
けられている。また、このインナフレーム１６の中央に
は別の取付孔ｈ5 が設けられている。そして、このイン
ナフレーム１６の前部にはコーナーピース１９も取付け
られる。
【００１８】そして、インナパネル１５の下部１５ａに
は、開口１８が形成されており、この開口１８の下辺に
は車外側Ｏへ向けた受止片２０が曲折形成されている。
この受止片２０は略水平で、２つの取付孔ｈ6 が形成さ
れており、各取付孔ｈ6 の下側にはそれぞれ溶接ナット
Ｎ4 が設けられている。また、受止片２０の曲折部には
断面Ｖ状の凹条２１が形成されており、該凹条２１を受
止片２０を下側から支える「リブ」として機能させてい
る。更に、開口１８の他の三辺には車外側Ｏへ向けた細
幅のフランジ１８ａが形成されており、開口１８の剛性
を確保している。
は、開口１８が形成されており、この開口１８の下辺に
は車外側Ｏへ向けた受止片２０が曲折形成されている。
この受止片２０は略水平で、２つの取付孔ｈ6 が形成さ
れており、各取付孔ｈ6 の下側にはそれぞれ溶接ナット
Ｎ4 が設けられている。また、受止片２０の曲折部には
断面Ｖ状の凹条２１が形成されており、該凹条２１を受
止片２０を下側から支える「リブ」として機能させてい
る。更に、開口１８の他の三辺には車外側Ｏへ向けた細
幅のフランジ１８ａが形成されており、開口１８の剛性
を確保している。
【００１９】そして、２３はウインドウパネル昇降装置
で、このウインドウパネル昇降装置２３は、上部に一対
のボルトＢ4 を溶接手段により立てたベース２４と、こ
のベース２４に上下動自在に取付けられたキャリヤプレ
ート２５と、このキャリアプレート２５に取付けられた
ウインドウパネル２６と、を主に備えている。キャリア
プレート２５はべース２４に固定されたモータ２７にて
駆動するワイヤ部材２８に連結されており、ベース２４
に設けられた図示せぬレール手段に沿って上下動するよ
うになっている。
で、このウインドウパネル昇降装置２３は、上部に一対
のボルトＢ4 を溶接手段により立てたベース２４と、こ
のベース２４に上下動自在に取付けられたキャリヤプレ
ート２５と、このキャリアプレート２５に取付けられた
ウインドウパネル２６と、を主に備えている。キャリア
プレート２５はべース２４に固定されたモータ２７にて
駆動するワイヤ部材２８に連結されており、ベース２４
に設けられた図示せぬレール手段に沿って上下動するよ
うになっている。
【００２０】また、このウインドウパネル昇降装置２３
のベース２４の下部には開口２９が形成されており、こ
の開口２９の下辺に車内側Ｒへ向けた取付片３０が曲折
形成されている。この取付片３０も受止片２０に対応す
べく略水平で、先端中央には上向片２２が曲折形成され
ている。この取付片３０には前記受止片２０の取付片ｈ
6 に対応する２つの長孔ｈ7 が形成されており、この長
孔ｈ7 は車内外方向に沿った状態で形成されている。そ
して、この開口２９の残りの三辺にも、車外側Ｒへ向け
た細幅のフランジ２９ａが形成してあり、該開口２９の
剛性を確保している。尚、Ｂ5 はボルトで、該ボルトＢ
5 と前記溶接ナットＮ4 にて、この実施例の「ボルト・
ナット手段」が構成される。
のベース２４の下部には開口２９が形成されており、こ
の開口２９の下辺に車内側Ｒへ向けた取付片３０が曲折
形成されている。この取付片３０も受止片２０に対応す
べく略水平で、先端中央には上向片２２が曲折形成され
ている。この取付片３０には前記受止片２０の取付片ｈ
6 に対応する２つの長孔ｈ7 が形成されており、この長
孔ｈ7 は車内外方向に沿った状態で形成されている。そ
して、この開口２９の残りの三辺にも、車外側Ｒへ向け
た細幅のフランジ２９ａが形成してあり、該開口２９の
剛性を確保している。尚、Ｂ5 はボルトで、該ボルトＢ
5 と前記溶接ナットＮ4 にて、この実施例の「ボルト・
ナット手段」が構成される。
【００２１】次に、ドアの組立手順を説明する。まずウ
インドウパネル昇降装置２３の上部のボルトＢ4 を、イ
ンナフレーム１６の中央の取付孔ｈ5 に通し、ナット
（図示せず）にて固定することにより、両者を一体化さ
せる。そして、インナフレーム１６の前部には、前述の
ようにコーナーピース１９も取付ける。このようにし
て、ウインドウパネル２６の支持・昇降機構を集約した
１つのモジュールが完成する。
インドウパネル昇降装置２３の上部のボルトＢ4 を、イ
ンナフレーム１６の中央の取付孔ｈ5 に通し、ナット
（図示せず）にて固定することにより、両者を一体化さ
せる。そして、インナフレーム１６の前部には、前述の
ようにコーナーピース１９も取付ける。このようにし
て、ウインドウパネル２６の支持・昇降機構を集約した
１つのモジュールが完成する。
【００２２】次に、このようにウインドウパネル昇降装
置２３、コーナーピース１９、インナフレーム１６を一
体化させたものを、ドア本体１３に組付けるべく、その
ウインドウパネル昇降装置２３を開放部１７からドア本
体１３内に入れると共に、インナフレーム１６の前後端
部を、ドア本体１３のウエスト部Ｗに当てる。この時、
ドア本体１３内に入れられたウインドウパネル昇降装置
２３の下部に形成した取付片３０が、インナパネル１５
の下部１５ａに形成された受止片２０の上に仮に載せら
れ、ウインドウパネル昇降装置２３等の重量がこの受止
片２０で支えられるため、作業者は、ウエスト部Ｗとイ
ンナフレーム１６の前後端の取付孔ｈ3、ｈ4 同士の締
結作業を図示せぬボルト・ナット手段により容易に行う
ことができる。
置２３、コーナーピース１９、インナフレーム１６を一
体化させたものを、ドア本体１３に組付けるべく、その
ウインドウパネル昇降装置２３を開放部１７からドア本
体１３内に入れると共に、インナフレーム１６の前後端
部を、ドア本体１３のウエスト部Ｗに当てる。この時、
ドア本体１３内に入れられたウインドウパネル昇降装置
２３の下部に形成した取付片３０が、インナパネル１５
の下部１５ａに形成された受止片２０の上に仮に載せら
れ、ウインドウパネル昇降装置２３等の重量がこの受止
片２０で支えられるため、作業者は、ウエスト部Ｗとイ
ンナフレーム１６の前後端の取付孔ｈ3、ｈ4 同士の締
結作業を図示せぬボルト・ナット手段により容易に行う
ことができる。
【００２３】そして、次にの取付片３０の長孔ｈ7 を受
止片２０の取付片ｈ6 に仮合わせし、上からボルトＢ5
を挿入し、取付片ｈ6 内の溶接ナットＮ4 に仮螺合させ
る。この状態では、長孔ｈ7 が車内側方向に沿った状態
となっていることから、特別の工具等を要することな
く、取付片３０の先端に形成された上向片２２を開口１
８から手を入れて操作することにより、ウインドウパネ
ル昇降装置２３の下部を、インナパネル１５の下部１５
ａに対して自由に接離させることできる。この作業にお
いては、従来のアジャストボルト方式のものと異なり、
前述の如く、取付片３０と受止片２０との関係が長孔ｈ
7 の範囲内においてフリーなので、長孔ｈ7 の取付片ｈ
6 に対する位置関係を２つ同時に変化させることも可能
である。従って、作業者は受止片２０に対する取付片３
０の位置を変化させつつ、ウインドウパネル２６のドア
本体１３に対する位置関係を確認し、ウインドウパネル
昇降装置２３の下部とインナパネル１５の下部１５ａと
の最適な距離Ｌを短時間のうちに見つけ出すことができ
る。すなわち、この距離Ｌを変化させることにより、ウ
インドウパネル２６（ウインドウパネル昇降装置２３全
体）の角度が、上部のボルトＢ4 付近を中心に変化する
ので、ウインドウパネル２６のドア本体１３に対する最
適建付調整を行える。そして、距離Ｌをウインドウパネ
ル２６の最適建付位置が得られるように調整した後に、
ボルトＢ5 を溶接ナットＮ4 に対して最終的に締結する
ことにより、受止片２０に対して取付片３０を固定し、
ウインドウパネル昇降装置２３の取付作業を完了するこ
とができる。
止片２０の取付片ｈ6 に仮合わせし、上からボルトＢ5
を挿入し、取付片ｈ6 内の溶接ナットＮ4 に仮螺合させ
る。この状態では、長孔ｈ7 が車内側方向に沿った状態
となっていることから、特別の工具等を要することな
く、取付片３０の先端に形成された上向片２２を開口１
８から手を入れて操作することにより、ウインドウパネ
ル昇降装置２３の下部を、インナパネル１５の下部１５
ａに対して自由に接離させることできる。この作業にお
いては、従来のアジャストボルト方式のものと異なり、
前述の如く、取付片３０と受止片２０との関係が長孔ｈ
7 の範囲内においてフリーなので、長孔ｈ7 の取付片ｈ
6 に対する位置関係を２つ同時に変化させることも可能
である。従って、作業者は受止片２０に対する取付片３
０の位置を変化させつつ、ウインドウパネル２６のドア
本体１３に対する位置関係を確認し、ウインドウパネル
昇降装置２３の下部とインナパネル１５の下部１５ａと
の最適な距離Ｌを短時間のうちに見つけ出すことができ
る。すなわち、この距離Ｌを変化させることにより、ウ
インドウパネル２６（ウインドウパネル昇降装置２３全
体）の角度が、上部のボルトＢ4 付近を中心に変化する
ので、ウインドウパネル２６のドア本体１３に対する最
適建付調整を行える。そして、距離Ｌをウインドウパネ
ル２６の最適建付位置が得られるように調整した後に、
ボルトＢ5 を溶接ナットＮ4 に対して最終的に締結する
ことにより、受止片２０に対して取付片３０を固定し、
ウインドウパネル昇降装置２３の取付作業を完了するこ
とができる。
【００２４】尚、上記実施例の構造は以下に示すような
変更も可能である。 インナパネル１５が、開放部１７を設けず且つイン
ナフレーム１６に相当する部分を予め一体成形により備
えた如き通常のパネル構造のものであっても良い。
変更も可能である。 インナパネル１５が、開放部１７を設けず且つイン
ナフレーム１６に相当する部分を予め一体成形により備
えた如き通常のパネル構造のものであっても良い。
【００２５】 インナパネル１５の「上部」であるイ
ンナフレーム１６に受止片２０を形成し、それに対応す
るウインドウパネル昇降装置２３の上部に取付片３０を
設けるようにしても良い。
ンナフレーム１６に受止片２０を形成し、それに対応す
るウインドウパネル昇降装置２３の上部に取付片３０を
設けるようにしても良い。
【００２６】インナパネル１５が開放部１７やその他
の作業開口を有する場合は、取付片３０及び受止片２０
を形成する部分に、必ずしも開口１８、２９を形成する
必要はない。例えば、図４のように、インナパネル１５
の下部１５ａの上端に受止片２０を形成しても良い。
の作業開口を有する場合は、取付片３０及び受止片２０
を形成する部分に、必ずしも開口１８、２９を形成する
必要はない。例えば、図４のように、インナパネル１５
の下部１５ａの上端に受止片２０を形成しても良い。
【００２７】 受止片２０の取付片ｈ6 側に設けられ
るナットは必ずしも溶接ナットＮ4でなくても良い。ま
た、受止片２０の取付片ｈ6 に上向きの溶接ボルトを設
け、それを取付片３０の長孔ｈ7 に下側から挿入してか
ら、ナットにて固定するようにしても良い。更に、受止
片２０に長孔ｈ7 を設け、取付片３０に取付片ｈ6 を設
けても良い。尚、この場合は、長孔ｈ7 の範囲内でウイ
ンドウパネル昇降装置２３の移動が可能な「ボルト・ナ
ット手段」が選択させる。
るナットは必ずしも溶接ナットＮ4でなくても良い。ま
た、受止片２０の取付片ｈ6 に上向きの溶接ボルトを設
け、それを取付片３０の長孔ｈ7 に下側から挿入してか
ら、ナットにて固定するようにしても良い。更に、受止
片２０に長孔ｈ7 を設け、取付片３０に取付片ｈ6 を設
けても良い。尚、この場合は、長孔ｈ7 の範囲内でウイ
ンドウパネル昇降装置２３の移動が可能な「ボルト・ナ
ット手段」が選択させる。
【００２８】
【発明の効果】この発明に係るウインドウパネル昇降装
置の取付構造は、以上説明してきた如き内容のものであ
り、インナパネルに形成した受止片の上にウインドウパ
ネル昇降装置の取付片を載せる構造としたので、一方に
設けた長孔の範囲内において、取付片を受止片に対して
車内外方向で自由に移動させることができ、ウインドウ
パネルの建付調整のために行われるウインドウパネル昇
降装置とインナパネルとの間の距離調整をきわめて容易
に行うことができる。しかも、長孔及び取付孔を複数設
けた場合は、その複数の孔同士の位置関係を同時に変え
ることができるため、作業性の面で有利であり、ウイン
ドウパネルの建付作業時間を大幅に短縮することができ
る。
置の取付構造は、以上説明してきた如き内容のものであ
り、インナパネルに形成した受止片の上にウインドウパ
ネル昇降装置の取付片を載せる構造としたので、一方に
設けた長孔の範囲内において、取付片を受止片に対して
車内外方向で自由に移動させることができ、ウインドウ
パネルの建付調整のために行われるウインドウパネル昇
降装置とインナパネルとの間の距離調整をきわめて容易
に行うことができる。しかも、長孔及び取付孔を複数設
けた場合は、その複数の孔同士の位置関係を同時に変え
ることができるため、作業性の面で有利であり、ウイン
ドウパネルの建付作業時間を大幅に短縮することができ
る。
【００２９】また、孔同士の位置関係を調整する前に、
ウインドウパネル昇降装置側に形成した取付片を、とり
あえずインナパネルの受止片上に仮に載せることができ
るため、その後の作業が行い易くなる。
ウインドウパネル昇降装置側に形成した取付片を、とり
あえずインナパネルの受止片上に仮に載せることができ
るため、その後の作業が行い易くなる。
【図１】この発明の一実施例に係るウインドウパネル昇
降装置の取付構造を示すドアの分解斜視図である。
降装置の取付構造を示すドアの分解斜視図である。
【図２】図１中矢示ＤＢ部分の取付構造を示す拡大図で
ある。
ある。
【図３】図２中矢示ＳＢ−ＳＢ線に沿う断面図である。
【図４】受止片の変形例を示す図である。
【図５】従来のウインドウパネル昇降装置の取付構造を
示すドアの斜視図である。
示すドアの斜視図である。
【図６】図５中矢示ＳＡ−ＳＡ線に沿う断面図である。
１３ ドア本体 １５ インナパネル １５ａ インナパネルの下部 ２０ 受止片 ２３ ウインドウパネル昇降装置 ２６ ウインドウパネル ３０ 取付片 Ｏ 車外側 Ｒ 車内側 ｈ6 取付孔 ｈ7 長孔 Ｂ5 ボルト（ボルト・ナット手段） Ｎ4 溶接ナット（ボルト・ナット手段）
Claims (2)
- 【請求項１】 ウインドウパネル及び該ウインドウパネ
ルの支持・昇降機構を一体的に備えたウインドウパネル
昇降装置を、ドア本体のインナパネルの車外側面に取付
けるウインドウパネル昇降装置の取付構造において、 前記ウインドウパネル昇降装置の上部又は下部に略水平
な取付片を車内側へ向けて形成すると共に、インナパネ
ルの前記取付片に対応する位置に該取付片を上面で受止
める略水平な受止片を車外側へ向けて形成し、 且つ、前記取付片又は受止片の一方に車内外方向へ沿う
長孔を形成すると共に他方に取付孔を形成し、該長孔と
取付孔とをボルト・ナット手段にて締結したことを特徴
とするウインドウパネル昇降装置の取付構造。 - 【請求項２】 ボルト・ナット手段のナットが取付孔に
設けられた溶接ナットである請求項１記載のウインドウ
パネル昇降装置の取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2803893A JPH06239134A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | ウインドウパネル昇降装置の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2803893A JPH06239134A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | ウインドウパネル昇降装置の取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06239134A true JPH06239134A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12237574
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2803893A Pending JPH06239134A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | ウインドウパネル昇降装置の取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06239134A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10138670B2 (en) | 2014-06-23 | 2018-11-27 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Lifting device and vehicle door with said lifting device |
-
1993
- 1993-02-17 JP JP2803893A patent/JPH06239134A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10138670B2 (en) | 2014-06-23 | 2018-11-27 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Lifting device and vehicle door with said lifting device |
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