JPH0623856U - ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

ブレーキ液圧制御装置

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JPH0623856U
JPH0623856U JP6166792U JP6166792U JPH0623856U JP H0623856 U JPH0623856 U JP H0623856U JP 6166792 U JP6166792 U JP 6166792U JP 6166792 U JP6166792 U JP 6166792U JP H0623856 U JPH0623856 U JP H0623856U
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hydraulic pressure
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泰彦 甘利
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トキコ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 フロント系リザーバ27のブレーキ液を吸入
し各フロント系液圧制御手段11a,11bを介して各
フロントホイールシリンダ8a,8bに吐出する二つの
フロント系ポンプ部30a,30bと、リア系リザーバ
28のブレーキ液を吸入し各リア系液圧制御手段11
c,11dを介して各リアホイールシリンダ8c,8d
に吐出する一つのリア系ポンプ部32と、各フロント系
ポンプ部30a,30bおよびリア系ポンプ部32を全
て駆動する一つのモータとを具備する。 【効果】 負荷圧力が大きいフロント系ポンプ部30
a,30bを各フロントホイールシリンダ8a,8bに
対応してそれぞれ一つずつ設け、負荷圧力の小さいリア
系ポンプ部32を両リアホイールシリンダ8c,8dに
対して一つで共用しているため、ポンプ部の数を減らす
ことができ、コストを低減することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両等のブレーキ装置に用いられるアンチロックブレーキ制御用のブ レーキ液圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、各車輪毎にアンチロックブレーキ制御を行ういわゆる4チャンネル方式 のアンチロックブレーキシステムのブレーキ液圧制御装置は、各ホイールシリン ダ毎にそのブレーキ液の流入出を制御する液圧制御手段が設けられ、減圧のため 各ホイールシリンダからリザーバ内に流入されたブレーキ液を再加圧等のため吸 入し吐出するポンプが各ホイールシリンダ毎に設けられている。これはフロント エンジン・リア駆動のいわゆるFR車等においても同様である。
【0003】 ここで、FR車には、各前輪を制動する各フロントホイールシリンダを、タン デムマスタシリンダの一方の液圧発生室に接続する一系統の液圧制御回路に接続 し、各後輪を制動する各リアホイールシリンダを、タンデムマスタシリンダの他 方の液圧発生室に接続する他系統の液圧制御回路に接続する、いわゆるH配管( 前後配管)を採用しているものがある。そして、この場合、リアホイールシリン ダ側のブレーキ液圧をフロントホイールシリンダ側のブレーキ液圧に対して制限 する液圧制御弁が設けられている。この液圧制御弁は、FR車等はフロント側が 重くリア側が軽いため制動時にリア側が先にロックしてしまうのを防止すべく設 けられたものであり、この液圧制御弁によりフロント側のブレーキ液圧は大きく 、リア側のブレーキ液圧は小さくなっている。そして、この液圧関係は、アンチ ロックブレーキ制御中においても同様に維持される。 なお、前記H配管の場合、前輪側は前輪側で共通のポンプを用い、後輪側にも 共通のポンプを用いるものも知られているが、これらは、ポンプ容量を確保する ためアキュームレータおよびこれに付随する装置を必要としたり、ポンプ容量を 大きくしたシステムであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、従来の各車輪毎にアンチロックブレーキ制御を行う4チャン ネル方式のアンチロックブレーキシステムは、そのブレーキ液圧制御装置が、ポ ンプを各ホイールシリンダ毎に設けているため、コストが高いという問題があっ た。また、ポンプ容量を大きくすると、例えばX配管用のポンプやモータと共用 化できず、全く別のポンプやモータを必要とすることになる。
【0005】 したがって、本考案の目的は、H配管の4チャンネル方式のアンチロックブレ ーキシステムに採用されるものにおいて、コストを低減することができるブレー キ液圧制御装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のブレーキ液圧制御装置は、タンデムマス タシリンダの一方の液圧発生室と各フロントホイールシリンダとを接続しかつ他 方の液圧発生室と各リアホイールシリンダとを接続する車両ブレーキ装置に設け られ、リアホイールシリンダ側のブレーキ液圧をフロントホイールシリンダ側の ブレーキ液圧に対して制限する液圧制御弁と、各フロントホイールシリンダにそ れぞれ個別に接続して設けられ、各フロントホイールシリンダへのブレーキ液の 流入出をそれぞれ制御するフロント系液圧制御手段と、前記液圧制御弁よりもリ アホイールシリンダ側で該リアホイールシリンダに接続して設けられ、各リアホ イールシリンダへのブレーキ液の流入出を制御するリア系液圧制御手段と、アン チロックブレーキ制御の減圧時に各フロントホイールシリンダからのブレーキ液 を前記各フロント系液圧制御手段を介して流入させるフロント系リザーバと、ア ンチロックブレーキ制御の減圧時に各リアホイールシリンダからのブレーキ液を 前記リア系液圧制御手段を介して流入させるリア系リザーバと、アンチロックブ レーキ制御の再加圧時に前記フロント系リザーバのブレーキ液をそれぞれ吸入し 前記各フロント系液圧制御手段を介して各フロントホイールシリンダにそれぞれ 吐出する二つのフロント系ポンプ部と、アンチロックブレーキ制御の再加圧時に 前記リア系リザーバのブレーキ液を吸入し前記リア系液圧制御手段を介してリア ホイールシリンダに吐出する一つのリア系ポンプ部と、前記各フロント系ポンプ 部および前記リア系ポンプ部を全て駆動する一つのモータとを具備することを特 徴としている。
【0007】
【作用】
本考案のブレーキ液圧制御装置によれば、アンチロックブレーキ制御の再加圧 時にフロント系リザーバのブレーキ液を吸入し各フロント系液圧制御手段を介し て各フロントホイールシリンダに吐出するフロント系ポンプ部は、フロント系の ブレーキ液圧が高いためその負荷圧力が大きくかつ、必要吐出流量も大きく、一 方アンチロックブレーキ制御の再加圧時にリア系リザーバのブレーキ液を吸入し 各リア系液圧制御手段を介して各リアホイールシリンダに吐出するリア系ポンプ 部は、リア系のブレーキ液圧が液圧制御弁により低められているためその負荷圧 力が小さくかつ、必要吐出流量が小さくてすむので、フロント系ポンプ部を各フ ロントホイールシリンダに対応してそれぞれ一つずつ設け、リア系ポンプ部を両 リアホイールシリンダに対して一つで共用している。したがって、ポンプ部の数 を減らすことができる。
【0008】
【実施例】
本考案の第1実施例によるブレーキ液圧制御装置について図1を参照して以下 に説明する。
【0009】 図1は車両ブレーキ装置を示しており、図中符号1はアンチロックブレーキ制 御用のブレーキ液圧制御装置、符号2はブレーキペダル3に連結し該ブレーキペ ダル3の踏込み等に応じて液圧を発生させ、これをそれぞれ、フロント系液圧制 御回路4およびリア系液圧制御回路5に伝達する二つの液圧発生室6,7を有す るタンデムマスタシリンダを示している。
【0010】 フロント系液圧制御回路4には、左右の各フロントホイールシリンダ8a,8 bが接続されており、リヤ系液圧制御回路5には、左右の各リアホイールシリン ダ8c,8dが接続されている。ここで、各ホイールシリンダ8a〜8dは、例 えばディスクブレーキやドラムブレーキの液圧作動装置である。なお、以下の説 明において、各ホイールシリンダ8a〜8dにそれぞれ対応するものについては 、同様のa〜dを付けて説明する。
【0011】 まず、ブレーキ液圧制御装置1の全体構成について説明する。 フロント系液圧制御回路4は、液圧発生室6に接続する経路9と、この経路9 から分岐する二つの経路10a,10bとを有しており、各経路10a,10b にはそれぞれフロント系液圧制御手段の一部を構成するフローバルブ11a,1 1bが設けられている。また、同様に、リア系液圧制御回路5は、液圧発生室7 に接続するとともにリアホイールシリンダ8c,8d側のブレーキ液圧をフロン トホイールシリンダ8a,8b側のブレーキ液圧に対して制限する液圧制御弁1 2が設けられた経路13と、この経路13から分岐する二つの経路10c,10 dとを有しており、各経路10c,10dにはそれぞれリア系液圧制御手段の一 部を構成するフローバルブ11c,11dが設けられている。
【0012】 各フローバルブ11a〜11dは、同様の構成のものであり、四つのポートが 設けられたケーシング14と、該ケーシング14内に摺動自在に設けられかつス プリング15により一方向に付勢されたスプール16とを有している。そして、 スプール16には複数の孔が設けられており、両側に生じる差圧で移動して、各 ポートの連通を切り換えるようになっている。
【0013】 上記ポートは、対応する経路10a〜10dに接続する第一ポート17、対応 する経路18a〜18dを介して対応するホイールシリンダ8a〜8dに連通す る第二ポート19、対応する経路20a〜20dに接続する第三ポート21、対 応する経路22a〜22dに接続する第四ポート23である。なお、上記第二ポ ート19は、ケーシング14内でポート24およびポート25に分割されている 。
【0014】 各フローバルブ11a〜11dの第三ポート21に接続する経路20a〜20 d上には、フロント系液圧制御手段の一部を構成する電磁常閉弁26a,26b およびリア系液圧制御手段の一部を構成する電磁常閉弁26c,26dが対応配 置されている。そして、経路20aおよび経路20bは相互に合流した後、容量 可変のフロント系リザーバ27に接続している。同様に、経路20cおよび経路 20dも合流した後、リア系リザーバ28に接続している。 また、フロント系のフローバルブ11a,11bの第四ポート23に接続する 経路22a,22b同士はその中間位置において経路29で相互に接続されてお り、経路22a,22bの末端にはフロント系ポンプ部30a,30bがそれぞ れ対応接続されている。そして、リア系のフローバルブ11c,11dの第四ポ ート23に接続する経路22c,22d同士は合流して経路31となり、この経 路31にはリア系ポンプ部32が一つ接続されている。
【0015】 ここで、上記フロント系ポンプ部30a,30bおよびリア系ポンプ部32は 、同様の構成をなしており、ブレーキ液を吸入する吸入ポート33およびブレー キ液を吐出する吐出ポート34をそれぞれが有していて、上記した経路22a, 22b,31は、対応する吐出ポート34にそれぞれ接続されている。そして、 フロント系ポンプ部30a,30bの吸入ポート33は、それぞれ経路35a, 35bに対応接続されており、これら経路35a,35bは共に経路20aに接 続してフロント系リザーバ27に接続している。また、リア系ポンプ部32の吸 入ポート33は、経路36を介してリア系リザーバ28に接続している。
【0016】 また、フロント系の経路9、経路29および経路35aに接続してリリーフ弁 37が設けられており、リア系の経路13、経路22cおよび経路36に接続し てリリーフ弁38が設けられている。
【0017】 上述したフローバルブ11a〜11dは、それぞれ個別に作動が制御されるも ので、スプール16がスプリング15により付勢された静止状態(図1に示す状 態)にあるとき、第一ポート17と第二ポート19のポート24とを連通させて 液圧発生室6,7からの液圧を対応するホイールシリンダ8a〜8dに伝達させ るようになっている。また、アンチロックブレーキ制御の減圧時においては、対 象となる電磁常閉弁26a〜26dが開かれることにより両側に生じる差圧で移 動して第一ポート17と第二ポート19のポート24との連通を制限しつつ、第 二ポート19のポート25と第三ポート21とを連通させて、対象となるホイー ルシリンダ8a〜8dのブレーキ液をこれに接続するリザーバ27,28に流出 させるとともに、対応するポンプ部30a,30b,32でリザーバ27,28 から吸入され吐出されるブレーキ液を第四ポート23から流入させ内部オリフィ ス39を通じてほぼ一定流量でリザーバ27,28へと循環させるようになって いる。さらに、アンチロックブレーキ制御の再加圧時においては、対象となる電 磁常閉弁26a〜26dが閉じられることによりバランスして第四ポート23と 第二ポート19のポート25とを連通させて、内部オリフィス39を通じて対応 するポンプ部30a,30b,32により吐出されたブレーキ液を対象となるホ イールシリンダ8a〜8dへほぼ一定流量で供給するようになっている。なお、 上記減圧時および再加圧時には、第一ポート17と第四ポート23とはスプール 16によりその連通が遮断されている。
【0018】 上述したリリーフ弁37,38は、対応接続する液圧発生室6,7側の液圧よ り所定値高い開弁圧を常に維持するように構成されており、接続するポンプ部3 0a,30b,32の吐出圧が前記所定値を超えたレベルになると開弁して該ポ ンプ部30a,30b,32の余剰吐出圧を吸入側に逃し、接続するフローバル ブ11a〜11dに戻されるブレーキ液圧を前記レベルに維持するようにしてい わゆる不快なペダルキックバックを低減するものである。また、このリリーフ弁 37,38にはカップ40が設けられており、このカップ40によって、アンチ ロックブレーキ作動中にブレーキペダルが戻され液圧発生室6,7の圧力が低下 した場合にポンプ部30a,30b,32を作動させることなく対応するリザー バ27,28側に残留したブレーキ液を対応する液圧発生室6,7側に戻すよう になっている。
【0019】 そして、第1実施例においては、上述したように、各フロントホイールシリン ダ8a,8bのアンチロックブレーキ制御用に個別にフロント系ポンプ部30a ,30bが、各リアホイールシリンダ8c,8dのアンチロックブレーキ制御用 に共用して一つのリア系ポンプ部32が設けられている。これらポンプ部30a ,30b,32は、ハウジング41と、該ハウジング41に摺動自在に挿入され たピストン42とを有しており、ピストン42はスプリングに43よりハウジン グ41から突出する方向に付勢されている。そして、ハウジング41内には、吸 入ポート33側から吐出ポート34側へのブレーキ液の流れのみを許容する吸入 弁44および吐出弁45が設けられており、ピストン42が往復運動することに より吸入ポート33からブレーキ液を吸入して吐出ポート34から吐出するよう になっている。
【0020】 上記ピストン42は、すべて突出側が一つの偏心カム46の外周面に当接され ており、この偏心カム46に連結された一つの図示せぬモータの駆動によって、 偏心カム46に連動して往復動するようになっている。 ここで、第1実施例においては、フロント系ポンプ部30a,30bを相互に 180゜をなす位置に配置し、リア系ポンプ部32をフロント系ポンプ部30a ,30bに対し90゜をなす位置に配置している。
【0021】 以上のように、第1実施例のブレーキ液圧制御装置1においては、FR車等フ ロント側が重くリア側が軽い車両の場合に、制動時にリア側が先にロックしてし まうのを防止するため、フロント側のブレーキ液圧を大きくかつ液圧制御弁12 によりリア側のブレーキ液圧を小さくしている点に着目して、負荷圧力が大きい フロント系ポンプ部30a,30b(ここでフロント系ポンプ部30a,30b の負荷圧力は液圧発生室6の液圧とリリーフ弁37の開弁圧の和となる)を、各 フロントホイールシリンダ8a,8bに対応してそれぞれ一つずつ設け、負荷圧 力の小さいリア系ポンプ部32(ここでリア系ポンプ部32の負荷圧力は液圧制 御弁12によって減圧された液圧発生室7の液圧とリリーフ弁38の開弁圧の和 となる)を両リアホイールシリンダ8c,8dに対して一つで共用している。よ って、ポンプ部の数を減らすことができる。しかも、一つのモータの駆動により すべてのポンプ部を駆動しているため、ポンプ部毎にモータを具備する必要がな い。 したがって、コストを低減することができる。
【0022】 また、液圧制御弁12を、アンチロックブレーキ制御のためのモジュレータ( フローバルブ11c,11d、電磁常開弁26c,26d、リリーフ弁38、リ ザーバ28およびポンプ部32等)よりも液圧発生室7側の経路13に設けてい るため、モジュレータとホイールシリンダとの間に設けるタイプのものより、上 記したようにリア系ポンプ部32の負荷圧力が小さくなり、これによりモータの 駆動力も低減できることになる。
【0023】 さらに、負荷圧力の大きいフロント系ポンプ部30a,30bを相互に180 ゜をなす位置に配置し、負荷圧力の小さいリア系ポンプ部32をこれらに対して 直角の位置に配置しているため、偏心カム46に作用する不均衡な力を小さくで きる。
【0024】 次に、本考案の第2実施例によるブレーキ液圧制御装置について図2を参照し て説明する。 このブレーキ液圧制御装置1は、上述した第1実施例に対し、フローバルブ1 1a〜11dの代りにフロント系およびリア系の液圧制御手段の一部として電磁 常開弁47a〜47dを設け、この電磁常開弁47a〜47aをバイパスして逆 止弁48a〜48dを設けたものである。このブレーキ液圧制御装置1は、アン チロックブレーキ制御の減圧時には、対象となる電磁常閉弁26a〜26dを開 き電磁常開弁47a〜47dを閉じて、対応する液圧発生室6,7とホイールシ リンダ8a〜8dとの連通を遮断しつつホイールシリンダ8a〜8dとリザーバ 27,28とを連通させて、対象となるホイールシリンダ8a〜8dのブレーキ 液圧を減圧させる。そしてこの減圧時にホイールシリンダ8a〜8dからリザー バ27,28に流れ込む液量が多いため、次の減圧に備えて対応するポンプ部3 0a,30b,32を駆動しリザーバ27,28に蓄えられたブレーキ液を対応 する液圧発生室6,7側に戻すようになっている。またアンチロックブレーキ制 御の再加圧時には、対象となる電磁常閉弁26a〜26dを閉じ電磁常開弁47 a〜47dを開いて、対応するポンプ部30a,30b,32の吐出側とこれに 接続するホイールシリンダ8a〜8dとを連通させ、作動状態にあるポンプ部3 0a,30b,32により対象となるホイールシリンダ8a〜8dのブレーキ液 圧を再加圧するものである。
【0025】 そして、このブレーキ液圧制御装置1においても、上述した第1実施例と同様 に、ポンプ部30a,30b,32および偏心カム46を配置しているため、第 1実施例と同様の効果を発揮することになる。
【0026】 なお、第1実施例においては、リア系液圧制御手段として、フローバルブ11 cおよび電磁常閉弁26cをリアホイールシリンダ8cに、フローバルブ11d および電磁常閉弁26dをリアホイールシリンダ8dにそれぞれ対応して設け、 また第2実施例においても、同様に電磁常開弁47cおよび電磁常閉弁26cを リアホイールシリンダ8cに、電磁常開弁47dおよび電磁常閉弁26dをリア ホイールシリンダ8dにそれぞれ設けたものを例にとり説明したが、これらリア 系液圧制御手段を両リアホイールシリンダ8c,8dに対して一組で共用するこ とも勿論可能である。
【0027】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案のブレーキ液圧制御装置によれば、負荷圧力が大 きいフロント系ポンプ部を各フロントホイールシリンダに対応してそれぞれ一つ ずつ設け、負荷圧力の小さいリア系ポンプ部を両リアホイールシリンダに対して 一つで共用しているため、ポンプ部の数を減らすことができる。したがって、コ ストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例によるブレーキ液圧制御装
置を具備する車両ブレーキ装置を概略的に示す構成図で
ある。
【図2】本考案の第2実施例によるブレーキ液圧制御装
置を具備する車両ブレーキ装置を概略的に示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 ブレーキ液圧制御装置 2 タンデムマスタシリンダ 6 一方の液圧発生室 7 他方の液圧発生室 8a,8b フロントホイールシリンダ 8c,8d リアホイールシリンダ 11a,11b フローバルブ(フロント系液圧制御手
段) 11c,11d フローバルブ(リア系液圧制御手段) 26a,26b 電磁常閉弁(フロント系液圧制御手
段) 26c,26d 電磁常閉弁(リア系液圧制御手段) 27 フロント系リザーバ 28 リア系リザーバ 30a,30b フロント系ポンプ部 32 リア系ポンプ部 47a,47b 電磁常開弁(フロント系液圧制御手
段) 47c,47d 電磁常開弁(リア系液圧制御手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンデムマスタシリンダの一方の液圧発
    生室と各フロントホイールシリンダとを接続しかつ他方
    の液圧発生室と各リアホイールシリンダとを接続する車
    両ブレーキ装置に設けられ、 リアホイールシリンダ側のブレーキ液圧をフロントホイ
    ールシリンダ側のブレーキ液圧に対して制限する液圧制
    御弁と、 各フロントホイールシリンダにそれぞれ個別に接続して
    設けられ、各フロントホイールシリンダへのブレーキ液
    の流入出をそれぞれ制御するフロント系液圧制御手段
    と、 前記液圧制御弁よりもリアホイールシリンダ側で該リア
    ホイールシリンダに接続して設けられ、各リアホイール
    シリンダへのブレーキ液の流入出を制御するリア系液圧
    制御手段と、 アンチロックブレーキ制御の減圧時に各フロントホイー
    ルシリンダからのブレーキ液を前記各フロント系液圧制
    御手段を介して流入させるフロント系リザーバと、 アンチロックブレーキ制御の減圧時に各リアホイールシ
    リンダからのブレーキ液を前記リア系液圧制御手段を介
    して流入させるリア系リザーバと、 アンチロックブレーキ制御の再加圧時に前記フロント系
    リザーバのブレーキ液をそれぞれ吸入し前記各フロント
    系液圧制御手段を介して各フロントホイールシリンダに
    それぞれ吐出する二つのフロント系ポンプ部と、 アンチロックブレーキ制御の再加圧時に前記リア系リザ
    ーバのブレーキ液を吸入し前記リア系液圧制御手段を介
    してリアホイールシリンダに吐出する一つのリア系ポン
    プ部と、 前記各フロント系ポンプ部および前記リア系ポンプ部を
    全て駆動する一つのモータとを具備することを特徴とす
    るブレーキ液圧制御装置。
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