JPH06238544A - 工作機械の切屑処理装置 - Google Patents
工作機械の切屑処理装置Info
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- JPH06238544A JPH06238544A JP2774993A JP2774993A JPH06238544A JP H06238544 A JPH06238544 A JP H06238544A JP 2774993 A JP2774993 A JP 2774993A JP 2774993 A JP2774993 A JP 2774993A JP H06238544 A JPH06238544 A JP H06238544A
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- Japan
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- cutting agent
- nozzle
- cutting
- head
- arm
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q11/00—Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
- B23Q11/10—Arrangements for cooling or lubricating tools or work
- B23Q11/1084—Arrangements for cooling or lubricating tools or work specially adapted for being fitted to different kinds of machines
Abstract
(57)【要約】
【目的】 広範囲の切屑を完全に排除することができる
工作機械の切屑処理装置を提供する。 【構成】 切削剤噴射ノズル（７）（14）を可動に取付
け、この切削剤噴射ノズル（７）（14）を切削剤の流力
等を利用して回転または揺動させることによって、切削
剤を広範囲に亘って万べんなく、しかも、ランダムな噴
流で噴射する。
工作機械の切屑処理装置を提供する。 【構成】 切削剤噴射ノズル（７）（14）を可動に取付
け、この切削剤噴射ノズル（７）（14）を切削剤の流力
等を利用して回転または揺動させることによって、切削
剤を広範囲に亘って万べんなく、しかも、ランダムな噴
流で噴射する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械の切屑処理装
置に関するものである。
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】マシニングセンタ等の工作機械には、切
削や研削に伴って発生した切屑を、テーブルやオイルパ
ン等から排除する目的で切屑処理装置が設けられてい
る。従来の切屑処理装置は、工作機械の一部に切削剤噴
射ノズルを、テーブルやオイルパン等の切屑の排除部位
に向けて固設し、このノズルから切削剤を噴射すること
によって、切屑をチップボックスまたはチップコンベヤ
上に押し流して排除させるようにしている。
削や研削に伴って発生した切屑を、テーブルやオイルパ
ン等から排除する目的で切屑処理装置が設けられてい
る。従来の切屑処理装置は、工作機械の一部に切削剤噴
射ノズルを、テーブルやオイルパン等の切屑の排除部位
に向けて固設し、このノズルから切削剤を噴射すること
によって、切屑をチップボックスまたはチップコンベヤ
上に押し流して排除させるようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の切屑処理装置は
切削剤噴射ノズルが固定式であるため、工作機械の広範
囲の切屑を排除させるためには切削剤の噴射位置を異に
する多数の切削剤噴射ノズルが必要となる。しかしなが
ら、切削剤噴射ノズルの個数が多くなると、個々の切削
剤噴射ノズルにおける切削剤の噴射圧力が弱くなり、切
屑の押し流し能力が低下する。このような不都合を回避
するためには、大容量の切削剤供給ポンプを使用する必
要があり、設備投資やワーク加工コストの高騰等の問題
が発生する。しかも、固定式の切削剤噴射ノズルは切削
剤を真正面に噴射させているだけであるから、隣接する
切削剤噴射ノズルの切削剤の噴射位置の間にある切屑が
排除できず、切屑を完全に処理することができないと云
う不都合があった。
切削剤噴射ノズルが固定式であるため、工作機械の広範
囲の切屑を排除させるためには切削剤の噴射位置を異に
する多数の切削剤噴射ノズルが必要となる。しかしなが
ら、切削剤噴射ノズルの個数が多くなると、個々の切削
剤噴射ノズルにおける切削剤の噴射圧力が弱くなり、切
屑の押し流し能力が低下する。このような不都合を回避
するためには、大容量の切削剤供給ポンプを使用する必
要があり、設備投資やワーク加工コストの高騰等の問題
が発生する。しかも、固定式の切削剤噴射ノズルは切削
剤を真正面に噴射させているだけであるから、隣接する
切削剤噴射ノズルの切削剤の噴射位置の間にある切屑が
排除できず、切屑を完全に処理することができないと云
う不都合があった。
【０００４】本発明は上記の問題点を解決するために提
案されたもので、その目的とするところは、広範囲の切
屑を完全に排除することができる工作機械の切屑処理装
置を提供することにある。
案されたもので、その目的とするところは、広範囲の切
屑を完全に排除することができる工作機械の切屑処理装
置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、切削剤供給管の先端部に回転ジョイントを介
してノズルヘッドを回転自在に装着し、このノズルヘッ
ドに切削剤を噴射する切削剤噴射ノズルと、切削剤を噴
射してその噴射反力で当該ノズルヘッドに回転モーメン
トを付加する推進力付加ノズルとを設けるとともに、上
記ノズルヘッドの周囲に上記切削剤噴射ノズルから噴射
される切削剤の噴射方向を規制するカバーを固設してい
る。
するため、切削剤供給管の先端部に回転ジョイントを介
してノズルヘッドを回転自在に装着し、このノズルヘッ
ドに切削剤を噴射する切削剤噴射ノズルと、切削剤を噴
射してその噴射反力で当該ノズルヘッドに回転モーメン
トを付加する推進力付加ノズルとを設けるとともに、上
記ノズルヘッドの周囲に上記切削剤噴射ノズルから噴射
される切削剤の噴射方向を規制するカバーを固設してい
る。
【０００６】また、本発明は、切削剤供給管の先端部に
回転ジョイントを介してノズルアームを揺動自在に装着
し、このノズルアームの先端部に切削剤を噴射する切削
剤噴射ノズルを設けるとともに、上記ノズルアームの基
端部に長孔状の案内孔を有する揺動リンクを固定し、こ
の揺動リンクの案内孔にスライド自在に偏心ピンを嵌装
し、この偏心ピンを取付固定するカム円板を上記切削剤
供給管の途中に設けた切削剤の流力によって回転する羽
根車に固定している。
回転ジョイントを介してノズルアームを揺動自在に装着
し、このノズルアームの先端部に切削剤を噴射する切削
剤噴射ノズルを設けるとともに、上記ノズルアームの基
端部に長孔状の案内孔を有する揺動リンクを固定し、こ
の揺動リンクの案内孔にスライド自在に偏心ピンを嵌装
し、この偏心ピンを取付固定するカム円板を上記切削剤
供給管の途中に設けた切削剤の流力によって回転する羽
根車に固定している。
【０００７】更に、本発明は、切削剤供給管の先端部に
回転ジョイントを介してノズルアームを揺動自在に装着
し、このノズルアームの先端部に切削剤を噴射する切削
剤噴射ノズルを設けるとともに、上記ノズルアームの基
端部に長孔状の案内孔を有する揺動リンクを固定し、こ
の揺動リンクの案内孔にスライド自在に偏心ピンを嵌装
し、この偏心ピンを取付固定するカム円板を回転駆動装
置の回転軸に固定している。
回転ジョイントを介してノズルアームを揺動自在に装着
し、このノズルアームの先端部に切削剤を噴射する切削
剤噴射ノズルを設けるとともに、上記ノズルアームの基
端部に長孔状の案内孔を有する揺動リンクを固定し、こ
の揺動リンクの案内孔にスライド自在に偏心ピンを嵌装
し、この偏心ピンを取付固定するカム円板を回転駆動装
置の回転軸に固定している。
【０００８】
【作用】切削剤噴射ノズルを切削剤を噴射しながら可動
とすることによって切削剤が広範囲に亘って噴射され、
しかも、不規則なあるいはランダムな噴流が得られる。
従って、従来の固定式噴射ノズルの場合のようにノズル
とノズルの間にある切屑が排除されずに残ってしまうと
云った問題が解消する。また、ホースで庭先に散水する
ときなどに経験されるように、一箇所に集まって動きに
くくなっている切屑もランダムな噴流が当たることによ
って分散させられ流れ易くなる。
とすることによって切削剤が広範囲に亘って噴射され、
しかも、不規則なあるいはランダムな噴流が得られる。
従って、従来の固定式噴射ノズルの場合のようにノズル
とノズルの間にある切屑が排除されずに残ってしまうと
云った問題が解消する。また、ホースで庭先に散水する
ときなどに経験されるように、一箇所に集まって動きに
くくなっている切屑もランダムな噴流が当たることによ
って分散させられ流れ易くなる。
【０００９】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【００１０】本発明の第１の実施例を示す図１および図
２において、（１）は切削剤供給ポンプ（図示せず）か
ら高圧の切削剤が供給される切削剤供給管で、この切削
剤供給管（１）の先端部には、回転ジョイント（２）を
介してノズルヘッド（３）が回転自在に装着されてい
る。ノズルヘッド（３）は、回転ジョイント（２）の回
転側部材（２ａ）に略直方体形状のヘッド本体（４）が
固定され、このヘッド本体（４）の中央部に切削剤供給
孔（５）を形成し、この切削剤供給孔（５）から分岐し
てヘッド本体（４）の中央部両側面に開口する第１の切
削剤通路（６）（６）に切削剤噴射ノズル（７）（７）
が装着されるとともに、切削剤供給孔（５）から第１の
切削剤通路（６）（６）と直交するように分岐してヘッ
ド本体（４）の長手方向両端部の相反する側面に開口す
る第２の切削剤通路（８）（８）に推進力付加ノズル
（９）（９）が装着されている。回転ジョイント（２）
の非回転側部材（２ｂ）には取付ブラケット（10）が固
定されており、この取付ブラケット（10）にカバー（1
1）が取付固定されている。カバー（11）はノズルヘッ
ド（３）を覆う案内部（11ａ）を有し、この案内部（11
ａ）は図２に示すようにテーブルやオイルパン等の切屑
を排除したい部位に向かって扇形状に開口している。
２において、（１）は切削剤供給ポンプ（図示せず）か
ら高圧の切削剤が供給される切削剤供給管で、この切削
剤供給管（１）の先端部には、回転ジョイント（２）を
介してノズルヘッド（３）が回転自在に装着されてい
る。ノズルヘッド（３）は、回転ジョイント（２）の回
転側部材（２ａ）に略直方体形状のヘッド本体（４）が
固定され、このヘッド本体（４）の中央部に切削剤供給
孔（５）を形成し、この切削剤供給孔（５）から分岐し
てヘッド本体（４）の中央部両側面に開口する第１の切
削剤通路（６）（６）に切削剤噴射ノズル（７）（７）
が装着されるとともに、切削剤供給孔（５）から第１の
切削剤通路（６）（６）と直交するように分岐してヘッ
ド本体（４）の長手方向両端部の相反する側面に開口す
る第２の切削剤通路（８）（８）に推進力付加ノズル
（９）（９）が装着されている。回転ジョイント（２）
の非回転側部材（２ｂ）には取付ブラケット（10）が固
定されており、この取付ブラケット（10）にカバー（1
1）が取付固定されている。カバー（11）はノズルヘッ
ド（３）を覆う案内部（11ａ）を有し、この案内部（11
ａ）は図２に示すようにテーブルやオイルパン等の切屑
を排除したい部位に向かって扇形状に開口している。
【００１１】本発明の第１の実施例は、以上の構成から
なり、次に動作を説明する。
なり、次に動作を説明する。
【００１２】切削剤供給ポンプから切削剤供給管（１）
に供給される高圧の切削剤は、回転ジョイント（２）を
経てノズルヘッド（３）のヘッド本体（４）の切削剤供
給孔（５）内に供給され、この切削剤供給孔（５）から
更に第１の切削剤通路（６）（６）を経て切削剤噴射ノ
ズル（７）（７）から噴射されると同時に、第２の切削
剤通路（８）（８）を経て推進力付加ノズル（９）
（９）から噴射される。すると、上記ノズルヘッド
（３）のヘッド本体（４）が、推進力付加ノズル（９）
（９）から噴射される切削剤の反力によって回転ジョイ
ント（２）の回転側部材（２ａ）を回転中心とする回転
モーメントを受けて回転する。従って、切削剤噴射ノズ
ル（７）（７）から噴射される切削剤はカバー（11）の
案内部（11ａ）によって案内され、案内部（11ａ）の開
口する範囲で扇形状の領域に亘ってテーブルやオイルパ
ン等の切屑を排除したい部位に向けて噴射される。この
ようにして切削剤が広範囲に、しかも、ランダムに噴射
され、切屑は押し流されてチップボックスまたはチップ
コンベヤ上に排除される。
に供給される高圧の切削剤は、回転ジョイント（２）を
経てノズルヘッド（３）のヘッド本体（４）の切削剤供
給孔（５）内に供給され、この切削剤供給孔（５）から
更に第１の切削剤通路（６）（６）を経て切削剤噴射ノ
ズル（７）（７）から噴射されると同時に、第２の切削
剤通路（８）（８）を経て推進力付加ノズル（９）
（９）から噴射される。すると、上記ノズルヘッド
（３）のヘッド本体（４）が、推進力付加ノズル（９）
（９）から噴射される切削剤の反力によって回転ジョイ
ント（２）の回転側部材（２ａ）を回転中心とする回転
モーメントを受けて回転する。従って、切削剤噴射ノズ
ル（７）（７）から噴射される切削剤はカバー（11）の
案内部（11ａ）によって案内され、案内部（11ａ）の開
口する範囲で扇形状の領域に亘ってテーブルやオイルパ
ン等の切屑を排除したい部位に向けて噴射される。この
ようにして切削剤が広範囲に、しかも、ランダムに噴射
され、切屑は押し流されてチップボックスまたはチップ
コンベヤ上に排除される。
【００１３】なお、この第１の実施例の場合、切削剤供
給ポンプから切削剤供給管（１）への切削剤の供給量を
コントロールすることにより、ノズルヘッド（３）の回
転速度と切削剤噴射ノズル（７）（７）からの切削剤の
噴射圧力をコントロールすることができる。また、切削
剤の流量を経時的に変化させることによっても噴流のラ
ンダム度を変えることも可能である。更に、図１および
図２には回転バランスを考慮して切削剤噴射ノズル
（７）と推進力付加ノズル（９）を一対ずつ設けた構造
を例示したが、ランダムな噴流を得るという観点からは
これらのノズルを例えば１個ずつにして意図的に回転バ
ランスを崩してもよい。
給ポンプから切削剤供給管（１）への切削剤の供給量を
コントロールすることにより、ノズルヘッド（３）の回
転速度と切削剤噴射ノズル（７）（７）からの切削剤の
噴射圧力をコントロールすることができる。また、切削
剤の流量を経時的に変化させることによっても噴流のラ
ンダム度を変えることも可能である。更に、図１および
図２には回転バランスを考慮して切削剤噴射ノズル
（７）と推進力付加ノズル（９）を一対ずつ設けた構造
を例示したが、ランダムな噴流を得るという観点からは
これらのノズルを例えば１個ずつにして意図的に回転バ
ランスを崩してもよい。
【００１４】図３乃至図５は本発明の第２の実施例を示
すもので、（12）は切削剤供給ポンプ（図示せず）から
高圧の切削剤が供給される切削剤供給管で、この切削剤
供給管（12）の先端部には、回転ジョイント（13）を介
して切削剤噴射ノズル（14）を有するノズルアーム（1
5）が回転自在に装着されている。切削剤供給管（12）
の中間部には、切削剤が流通し得る矩形の中空ケース
（16）が装着されており、この中空ケース（16）の内部
に羽根車（17）が回転自在に軸支されている。羽根車
（17）は、その回転軸（18）の下端部を中空ケース（1
6）から下方に突出させ、この突出部に偏心ピン（19）
を有するカム円板（20）が固定されている。一方、ノズ
ルアーム（15）の基端部には、揺動リンク（21）が固定
されており、この揺動リンク（21）に形成された長孔状
の案内孔（22）にカム円板（20）の偏心ピン（19）がス
ライド自在に嵌装されている。
すもので、（12）は切削剤供給ポンプ（図示せず）から
高圧の切削剤が供給される切削剤供給管で、この切削剤
供給管（12）の先端部には、回転ジョイント（13）を介
して切削剤噴射ノズル（14）を有するノズルアーム（1
5）が回転自在に装着されている。切削剤供給管（12）
の中間部には、切削剤が流通し得る矩形の中空ケース
（16）が装着されており、この中空ケース（16）の内部
に羽根車（17）が回転自在に軸支されている。羽根車
（17）は、その回転軸（18）の下端部を中空ケース（1
6）から下方に突出させ、この突出部に偏心ピン（19）
を有するカム円板（20）が固定されている。一方、ノズ
ルアーム（15）の基端部には、揺動リンク（21）が固定
されており、この揺動リンク（21）に形成された長孔状
の案内孔（22）にカム円板（20）の偏心ピン（19）がス
ライド自在に嵌装されている。
【００１５】本発明の第２の実施例は、以上の構成から
なり、次に動作を説明する。
なり、次に動作を説明する。
【００１６】切削剤供給ポンプから切削剤供給管（12）
に供給された切削剤は、回転ジョイント（13）を経てノ
ズルアーム（15）に供給され、このノズルアーム（15）
の切削剤噴射ノズル（14）から噴射される。この際に、
中空ケース（16）の内部を流通する切削剤によって羽根
車（17）が回転してカム円板（20）を回転させる結果、
偏心ピン（19）を介して揺動リンク（21）が往復揺動
し、これによってノズルアーム（15）も往復揺動する。
従って、切削剤噴射ノズル（14）から噴射される切削剤
は、ノズルアーム（15）の揺動角度によって所定の扇形
領域に噴射される。これによって切屑を排除したい部位
に、切削剤が広範囲に、しかも、ランダムに噴射され、
切屑は押し流されてチップボックスまたはチップコンベ
ヤ上に排除される。
に供給された切削剤は、回転ジョイント（13）を経てノ
ズルアーム（15）に供給され、このノズルアーム（15）
の切削剤噴射ノズル（14）から噴射される。この際に、
中空ケース（16）の内部を流通する切削剤によって羽根
車（17）が回転してカム円板（20）を回転させる結果、
偏心ピン（19）を介して揺動リンク（21）が往復揺動
し、これによってノズルアーム（15）も往復揺動する。
従って、切削剤噴射ノズル（14）から噴射される切削剤
は、ノズルアーム（15）の揺動角度によって所定の扇形
領域に噴射される。これによって切屑を排除したい部位
に、切削剤が広範囲に、しかも、ランダムに噴射され、
切屑は押し流されてチップボックスまたはチップコンベ
ヤ上に排除される。
【００１７】なお、この第２の実施例の場合、切削剤供
給ポンプから切削剤供給管（12）への切削剤の供給量を
コントロールすることにより、ノズルアーム（15）の揺
動速度と切削剤噴射ノズル（14）からの切削剤の噴射圧
力をコントロールすることができる。
給ポンプから切削剤供給管（12）への切削剤の供給量を
コントロールすることにより、ノズルアーム（15）の揺
動速度と切削剤噴射ノズル（14）からの切削剤の噴射圧
力をコントロールすることができる。
【００１８】また、回転ジョイント（13）およびカム円
板（20）の中心間距離（ａ）と、カム円板（20）および
偏心ピン（19）の中心間距離（ｂ）との割合を変更する
ことにより、ノズルアーム（15）の揺動角度を変更する
ことができる。
板（20）の中心間距離（ａ）と、カム円板（20）および
偏心ピン（19）の中心間距離（ｂ）との割合を変更する
ことにより、ノズルアーム（15）の揺動角度を変更する
ことができる。
【００１９】図６および図７は本発明の第３の実施例を
示す。この実施例はカム円板（20）を外部駆動源を用い
て回転させるようにしたもので、これはカム円板（20）
を電動モータ（23）の回転軸（23ａ）に固定し、このモ
ータ（23）でカム円板（20）を回転させることによって
偏心ピン（19）および揺動リンク（21）を介してノズル
アーム（15）を往復揺動させるようにしている。但し、
図６および図７において、図３乃至図５と同一符号のも
のは同一物を示す。
示す。この実施例はカム円板（20）を外部駆動源を用い
て回転させるようにしたもので、これはカム円板（20）
を電動モータ（23）の回転軸（23ａ）に固定し、このモ
ータ（23）でカム円板（20）を回転させることによって
偏心ピン（19）および揺動リンク（21）を介してノズル
アーム（15）を往復揺動させるようにしている。但し、
図６および図７において、図３乃至図５と同一符号のも
のは同一物を示す。
【００２０】なお、この第３の実施例の場合、カム円板
（20）を回転させるための外部駆動源としては、上記電
動モータ（23）以外にもエアーまたは油圧アクチェータ
等を用いることも可能である。
（20）を回転させるための外部駆動源としては、上記電
動モータ（23）以外にもエアーまたは油圧アクチェータ
等を用いることも可能である。
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、切削剤噴射ノズルが切
削剤を噴射しながら回動または揺動するため、切削剤を
広範囲に万べんなく、しかも、ランダムな噴流で噴射さ
せることができ、これによって少数の切削剤噴射ノズル
でも広範囲の切屑を完全に排除できるから、最小限の容
量をもった切削剤供給ポンプを使用することができ、設
備投資やワーク加工コストが安価になり経済的である。
削剤を噴射しながら回動または揺動するため、切削剤を
広範囲に万べんなく、しかも、ランダムな噴流で噴射さ
せることができ、これによって少数の切削剤噴射ノズル
でも広範囲の切屑を完全に排除できるから、最小限の容
量をもった切削剤供給ポンプを使用することができ、設
備投資やワーク加工コストが安価になり経済的である。
【図１】本発明の第１の実施例を示す正面図である。
【図２】本発明の第１の実施例の底面図である。
【図３】本発明の第２の実施例の正面図である。
【図４】本発明の第２の実施例の底面図である。
【図５】図４のＡ−Ａ線における断面図である。
【図６】本発明の第３の実施例の正面図である。
【図７】本発明の第３の実施例の底面図である。
１ 切削剤供給管 ２ 回転ジョイント ３ ノズルヘッド ４ ヘッド本体 ７ 切削剤噴射ノズル ９ 推進力付加ノズル 11 カバー 12 切削剤供給管 13 回転ジョイント 14 切削剤噴射ノズル 15 ノズルアーム 16 中空ケース 17 羽根車 19 偏心ピン 20 カム円板 21 揺動リンク 22 案内孔 23 電動モータ
Claims (3)
- 【請求項１】 切削剤供給管の先端部に回転ジョイント
を介してノズルヘッドを回転自在に装着し、このノズル
ヘッドに切削剤を噴射する切削剤噴射ノズルと、切削剤
を噴射してその噴射反力で当該ノズルヘッドに回転モー
メントを付加する推進力付加ノズルとを設けるととも
に、上記ノズルヘッドの周囲に上記切削剤噴射ノズルか
ら噴射される切削剤の噴射方向を規制するカバーを固設
したことを特徴とする工作機械の切屑処理装置。 - 【請求項２】 切削剤供給管の先端部に回転ジョイント
を介してノズルアームを揺動自在に装着し、このノズル
アームの先端部に切削剤を噴射する切削剤噴射ノズルを
設けるとともに、上記ノズルアームの基端部に長孔状の
案内孔を有する揺動リンクを固定し、この揺動リンクの
案内孔にスライド自在に偏心ピンを嵌装し、この偏心ピ
ンを取付固定するカム円板を上記切削剤供給管の途中に
設けた切削剤の流力によって回転する羽根車に固定した
ことを特徴とする工作機械の切屑処理装置。 - 【請求項３】 切削剤供給管の先端部に回転ジョイント
を介してノズルアームを揺動自在に装着し、このノズル
アームの先端部に切削剤を噴射する切削剤噴射ノズルを
設けるとともに、上記ノズルアームの基端部に長孔状の
案内孔を有する揺動リンクを固定し、この揺動リンクの
案内孔にスライド自在に偏心ピンを嵌装し、この偏心ピ
ンを取付固定するカム円板を回転駆動装置の回転軸に固
定したことを特徴とする工作機械の切屑処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2774993A JPH06238544A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 工作機械の切屑処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2774993A JPH06238544A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 工作機械の切屑処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06238544A true JPH06238544A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12229683
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2774993A Withdrawn JPH06238544A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 工作機械の切屑処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06238544A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014000632A (ja) * | 2012-06-19 | 2014-01-09 | Brother Ind Ltd | 噴射装置と工作機械 |
-
1993
- 1993-02-17 JP JP2774993A patent/JPH06238544A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014000632A (ja) * | 2012-06-19 | 2014-01-09 | Brother Ind Ltd | 噴射装置と工作機械 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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