JPH06238487A - 溶接装置 - Google Patents

溶接装置

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JPH06238487A
JPH06238487A JP5030293A JP3029393A JPH06238487A JP H06238487 A JPH06238487 A JP H06238487A JP 5030293 A JP5030293 A JP 5030293A JP 3029393 A JP3029393 A JP 3029393A JP H06238487 A JPH06238487 A JP H06238487A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワーク搬送長の短縮化が図れると共に自動化
率が上げられる溶接装置を提供する。 【構成】 ロボット用架台10上にワーク搬送ラインに
沿って並設された第1〜〜第3溶接ロボット11a〜1
1cと、搬送機用架台12上を往復動してワークを受渡
しし得る第1,第2搬送機14a,14bと、ワーク搬
送ライン方向と直角方向へ往復動して前記第1,第2搬
送機14a,14bへワークを供給し得る第1〜第3治
具16a〜16cと、これらの各動作をシーケンス制御
する制御装置とを備え、ワーク搬送ラインの同一位置で
同一溶接ロボットにより仮溶接と本溶接との両方を行え
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の部品組立ライ
ン等における溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種溶接装置として、例えば図14に
示すようなフロントデッキ溶接装置がある。
【0003】これによれば、シャトルコンベヤ1により
治具2が7工程に亘って搬送されると共に第2,第4及
び第6工程に対応したシャトルコンベヤ1の一側方に溶
接ロボット3が配置される一方、第1,第3,第5及び
第7工程に対応したシャトルコンベヤ1の他側方に所定
数のパレット4が配置される。
【0004】従って、先ず、第1工程で治具2上に、所
定のパレット4から取り出した大物部品としてのカウル
トップパネルインナをセットすると共に、このカウルト
ップパネルインナに、所定のパレット4から取り出した
インナパネルセンタブラケットや吸気ダクト等の小物部
品を、ポータブルスポットや自動溶接機で仮付溶接した
後、第2工程で所定の溶接ロボット3により本溶接す
る。
【0005】次に、第3工程で前記治具2上のカウルト
ップパネルインナに、所定のパレット4から取り出した
フロントデッキクロスメンバやフロントアッパフレーム
インナエクステンション等を第1工程と同様に仮付溶接
した後、第4工程で所定の溶接ロボット3により本溶接
する。
【0006】次に、第5工程で前記治具2上のカウルト
ップパネルインナに、所定のパレット4から取り出した
カウルトップパネルアウタを第1,3工程と同様に仮付
溶接した後、第6工程で所定の溶接ロボット3により本
溶接する。
【0007】最後に、第7工程で前記治具2上に組み立
てられたフロントデッキを取り出して所定のパレット4
に載置するのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した大
物部品に小物部品を溶接により組付けていく従来の溶接
装置にあっては、小物部品を大物部品の規定位置にクラ
ンパなどで固定した状態で小物部品を仮付溶接する工程
と、前記クランパを外し小物部品を大物部品に本溶接す
る工程が必要となるので、各工程がシャトルコンベヤに
沿って一つづつ直列的に設定され、ラインが長くなると
共にシャトルコンベヤも長くなって設備費が増大すると
いう問題点があった。また、ライン長の増大で各工程に
おける部品の供給や溶接作業のための作業者数も多く必
要となると共に、各工程における作業を自動化する場
合、ロボットも工程数に比例して多く必要となり、前述
した設備費の増大をさらに助長するという欠点もあっ
た。
【0009】そこで、本発明の目的は、ワーク搬送長の
短縮化が図れると共に、自動化率及びロボット稼動率を
上げて作業者数及びロボット数の削減が図れる溶接装置
を提供することにある。さらに本発明の目的は、大物部
品に複数の小物部品を溶接付けにより組付けるための溶
接装置として特に作業者数の削減が図れ自動化率の高い
溶接装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の、本発明の構成は、ワーク搬送ライン方向に所定間隔
離間して並設された二以上の溶接ロボットと、各溶接ロ
ボットのそれぞれに対応して設けられ溶接により組付ら
れる複数のワークがセットされるワークセット位置と溶
接ロボットにより前記複数のワークを仮溶接する第1溶
接位置との間を往復動可能に設けられた治具と、ワーク
搬送ラインに沿って往復動可能に構成されワークをワー
ク搬送ライン下流方向へ搬送せしめる基台を有すると共
に同基台に上下動可能に設けられ仮溶接の完了したワー
クを第1溶接位置にある治具から受け取るワーク受取位
置と同ワーク受取位置の上方に設定され仮溶接された複
数のワークを溶接ロボットにより本溶接を行う第2溶接
位置とで停止可能に構成されたワーク保持手段を有する
搬送機と、から成ることと、ロボット用架台上にワーク
搬送ライン方向へ所定間隔離間して並設された二以上の
溶接ロボットと、同溶接ロボットに対応したフロア上で
前記ワーク搬送ライン方向と直角方向へ、往復動して前
記溶接ロボット側へ搬入したワークを仮溶接位置で保持
し得る二以上の治具と、前記ロボット用架台に添設され
かつ同架台よりも高さが低い搬送機用架台上を前記ワー
ク搬送ライン方向へ往復動して、前記隣接する治具間で
ワークを受渡しし得ると共に同ワークを前記仮溶接位置
上方の本溶接位置で保持し得る一以上の搬送機とから成
ることを特徴とする。
【0011】
【作用】前記構成によれば、ワーク搬送ラインの同一位
置に二つの工程を上下位置で並列的に設定でき、ライン
長が短縮化されるので、狭い工場スペースにも設置可能
となる。
【0012】また、同一のロボットで二つの工程におけ
る異なる作業に対応でき、自動化率とロボット稼動率が
向上される。
【0013】
【実施例】以下添付図面に基づいて、本発明の一実施例
を説明する。
【0014】フロントデッキ溶接装置の概略全体平面図
である図1に示すように、ワーク搬送ライン方向に長い
ロボット用架台10上にその長手方向(図中左右方向)
へ所定間隔離間して第1〜第3溶接ロボット11a〜1
1cが載設される。
【0015】また、ロボット用架台前方のフロア上に
は、前記架台10と略同長ではあるが高さが前記架台1
0より低い矩形の搬送機用架台12が設置されると共
に、この架台12上に敷設されたリニアガイドの前後一
対からなるレール13上を第1,第2搬送機14a,1
4bが往復動し得るようになっている。
【0016】また、フロア上には、前記レール13と直
交しかつ第1〜第3溶接ロボット11a〜11cにそれ
ぞれ対応した位置に、左右一対からなる第1〜第3レー
ル15a〜15cが敷設され、これらのレール上をそれ
ぞれ第1〜第3治具16a〜16cが往復動し得るよう
になっている。
【0017】図1中17a〜17cは次に作業者が治具
16a〜16cへ搬入する部品を事前に載置しておく各
種部品のセット台で、18は各セット台17a〜17c
に作業者により載置される各種部品が種類分けされて載
置された各種部品用のパレットである。さらに、19a
〜19c及び20a〜20cは第1〜第3溶接ロボット
11a〜11c用のコントローラ及びシステムコントロ
ーラで、21は第1,第2搬送機用のコントローラであ
る。また、22は操作盤である。
【0018】前記第1〜第3溶接ロボット11a〜11
cは、図4にも示すように、多関節形ロボットが用いら
れると共に、その内の第1,第2溶接ロボット11a,
11bはそのアーム先端に溶接ガン23を備える一方第
3溶接ロボット11cは溶接ガン23に加えてハンド2
4も備えている。
【0019】前記第1,第2搬送機14a,14bは、
図2及び図3にも示すように、同一構造のものが用いら
れると共に、その内の第1搬送機14aは第1溶接ロボ
ット11aと第2溶接ロボット11bとの間でワークの
受渡しを行う一方第2搬送機14bは第2溶接ロボット
11bと第3溶接ロボット11cとの間でワークの受渡
しを行うものである。
【0020】図5〜図8に、第1,第2搬送機14a,
14bの具体的な構成を示す。即ち、第1,第2搬送機
14a,14bは、架台12上をスライド可能な基台3
0とこの基台30上を長ストロークで昇降可能な第1昇
降台31とこの第1昇降台31上を短ストロークで昇降
可能な第2昇降台32とこの第2昇降台32上をスライ
ド可能な保持台33とを主たる構成部材としている。
【0021】前記基台30は、その下面にリニアガイド
の前後一対からなるベアリング35を左右方向(スライ
ド方向)に二組有していて、それぞれのベアリング35
が架台12上のレール13にスライド可能に嵌合してな
る。そして、基台30の後部には、基台駆動用のサーボ
モータ36が下向きに取り付けられ、その出力軸に固着
したピニオン37が架台12の後端縁に固設したラック
38に噛合している。また、基台30と架台12とに
は、多数本の配線,配管を収納したまま基台30の往復
動に対し円滑に追従し得る可撓ダクト39が介装され
る。
【0022】前記第1昇降台31は、前記基台30に上
向きに取り付けられた第1エアシリンダ40により昇降
されるもので、該シリンダのピストンロッド41先端が
当該第1昇降台31にねじ結合されている。また、第1
昇降台31には、対角線上に位置して2本のガイドシャ
フト42が取り付けられ、これらガイドシャフト42が
前記基台30に貫設したガイド筒43内を上下摺動自在
に貫通している。そして、前記基台30の下面部には、
ブラケット44を介して第2エアシリンダ45と該シリ
ンダで駆動されるベルクランク状のストッパ46とが組
み付けられ、前記第1昇降台31の最大上昇時に一方の
ガイドシャフト42下端をストッパ46で押圧して第1
エアシリンダ40をアシストし、第1昇降台31の下降
を防ぐようになっている。
【0023】前記第2昇降台32は、前記第1昇降台3
1に上向きに取り付けられた第3エアシリンダ48によ
り昇降されるもので、該シリンダのピストンロッド49
先端が当該第2昇降台32にねじ結合されている。ま
た、第2昇降台32には、第1昇降台31とは異なる対
角線上に位置して2本のガイドシャフト50が取り付け
られ、これらガイドシャフト50が前記第1昇降台31
に貫設したガイド筒51内を上下摺動自在に貫通してい
る。なお、図中52a,52b及び53a,53bはそ
れぞれ緩衝部材である。
【0024】前記保持台33は、前記第2昇降台32上
に前後方向に横架されたエアシリンダ等のアクチュエー
タ60により駆動されるものである。また、保持台33
の下面部には、リニアガイドの左右一対からなるベアリ
ング61が前後方向(スライド方向)に二組設けられて
いて、それぞれのベアリング61が第2昇降台32上に
設けたリニアガイドの左右一対のレール62にスライド
可能に嵌合している。なお、図中63a,63bは緩衝
部材で、64a及び64bはそれぞれ保持台33の前,
後両端位置を検出するリミットスイッチ及びドグであ
る。
【0025】そして、前記保持台33の左右両側から下
前方へブラケット65が延設され、このブラケット65
にワークをクランプするクランプ機構66が組み付けら
れる。
【0026】このクランプ機構66は、図9にも示すよ
うに、前記ブラケット65に取付ブラケット67を介し
てねじ結合される受け板68と、この受け板68の基端
寄りに枢支された押え板69と、この押え板69と受け
板68との基端間に介装したクランプシリンダ70とか
らなり、クランプシリンダ70の伸縮作動により、押え
板69が受け板68に対し開閉するようになっている。
また、前記受け板68の上端面には、前記押え板69と
対応するパネル受け部68aとこの受け部の前方に位置
してロッド受け部68bとが形成される。なお、図9中
71はワークの有無を検出する近接スイッチである。
【0027】前記第1〜第3治具16a〜16cは、図
3及び図4に示すように、フロア上に横向きに取り付け
られた第4エアシリンダ72によりそれぞれ駆動される
もので、該シリンダのピストンロッド73先端が当該第
1〜第3治具16a〜16cの本体部74a〜74c下
面に連結されている。
【0028】そして、前記第1治具16aは、図10に
も示すように、その本体部74a上にカウルトップパネ
ルインナ80をクランプするための複数(図中では8
つ)のクランプ機構81a〜81hと、前記カウルトッ
プパネルインナ80の内面に吸気ダクト82を前記カウ
ルトップパネルインナ80の規定位置にクランプするた
めのクランプ機構83と、前記カウルトップパネルイン
ナ80の外面に前記吸気ダクト82と同様にインナパネ
ルセンタブラケット84をクランプするためのクランプ
機構85等が設けられる。
【0029】また、第2治具16bは、図11にも示す
ように、その本体部74b上にカウルトップパネルイン
ナ80をクランプするための複数(図中では8つ)のク
ランプ機構81a〜81hと、フロントデッキクロスメ
ンバ86をクランプするための2つのクランプ機構87
a,87bと、前記カウルトップパネルインナ80の内
面に2つのフロントアッパフレームインナエクステンシ
ョン88をクランプするための上下左右方向へ移動可能
な2つのクランプ機構89a,89b等が設けられる。
【0030】また、第3治具16cは、図12にも示す
ように、その本体部74c上にカウルトップパネルイン
ナ80をクランプするための複数(図中では4つ)のク
ランプ機構81a〜81dと、フロントデッキクロスメ
ンバ86をクランプするための2つのクランプ機構87
a,87bと、前記カウルトップパネルインナ80とカ
ウルトップパネルアウタ90との両方をクランプするた
めの左右方向へ移動可能な2つのクランプ機構91a,
91b等が設けられる。
【0031】なお、前述した第1〜第3治具16a〜1
6cの各クランプ機構は、図9に示したクランプ機構6
6と同様に、大概受け板と押え板とクランプシリンダと
からなる通常のものである。
【0032】また、前述した第1〜第3溶接ロボット1
1a〜11cの各動作やクランプ機構66を含めた第
1,第2搬送機14a,14bの各動作やクランプ機構
81a〜81h、83、85、87a,87b、89
a,89b、91a,91bを含めた第1〜第3治具1
6a〜16cの各動作は、リミットスイッチ64aや近
接スイッチ71等の作動状態を検出する検出手段からの
信号に基づいて、図13に示す制御手段によりシーケン
ス制御される。即ち、前述した第1〜第3溶接ロボット
11a〜11c用のコントローラ19a〜19c及びシ
ステムコントローラ20a〜20cと第1,第2搬送機
用のコントローラ21と操作盤22とから構成される制
御手段には、第1〜第3溶接ロボット11a〜11cと
第1,第2搬送機14a,14bと第1〜第3治具16
a〜16cとがそれぞれ接続されると共に、前記第1,
第2搬送機14a,14bに設けたリミットスイッチ6
4a及び近接スイッチ71等からの検出信号が入力され
るのである。
【0033】次に、このように構成された溶接装置の作
用を説明する。第1溶接ロボット11aの部位では、先
ず、第1治具16aが、その本体部74a上にカウルト
ップパネルインナ80やこのパネル80に溶接すべき吸
気ダクト82及びインナパネルセンタブラケット84等
が作業者を介してセット,クランプされた後、第4エア
シリンダ72の収縮作動により第1溶接ロボット11a
に向けて前進する。
【0034】この前進位置が仮溶接位置となり、同位置
で前記パネル80に前記各部品82,84等をクランプ
状態のまま第1溶接ロボット11aで仮溶接する。その
後、当該ロボット11aの下方位置に待機していた、第
1昇降台31及び第2昇降台32が下降状態にある第1
搬送機14aの保持台33が、アクチュエータ60によ
り前進し、クランプ機構66を前記パネル80の下方に
位置させる。
【0035】次いで、第2昇降台32が第3エアシリン
ダ48の伸長作動により短ストローク(例えば55mm)
上昇する。これにより、クランプ機構66による前記パ
ネル80のクランプが可能となり、このクランプ後に前
記第2昇降台32が下降する一方第1昇降台31が第1
エアシリンダ40の伸長作動により長ストローク(例え
ば455mm)上昇する。この時、第1治具16aのクラ
ンプ機構は予め解放されている。
【0036】この上昇位置が本溶接位置となり、同位置
で前記各部品82,84等が第1溶接ロボット11aで
前記パネル80に本溶接された後、第1搬送機14aは
保持台33を後退させつつサーボモータ36により第2
溶接ロボット11bの下方位置まで移動される。一方第
1治具16aは本付溶接以前に後退して次の作業に備え
る。
【0037】第2溶接ロボット11bの下方位置では、
第2治具16bが、その本体部74b上にフロントデッ
キクロスメンバ86やフロントアッパフレームインナエ
クステンション88等をクランプした状態で、予め仮溶
接位置まで前進しており、第1搬送機14aはこの治具
16b上に前記パネル80を第1昇降台31の下降によ
りセットした後、第1溶接ロボット11aの下方位置ま
で戻って次の作業に備える。
【0038】次いで、第2溶接ロボット11bが前記治
具16b上で前記パネル80に前記各部品86,88等
を仮溶接した後、当該ロボット11bの部位に待機して
いた、第1昇降台31及び第2昇降台32が下降状態に
ある第2搬送機14bの保持台33が前進し、クランプ
機構66を前記パネル80の下方に位置させる。
【0039】次いで、第2昇降台32が短ストローク上
昇する。これにより、クランプ機構66による前記パネ
ル80及びフロントデッキクロスメンバ86のクランプ
が可能となり、このクランプ後に前記第2昇降台32が
下降する一方第1昇降台31が長ストローク上昇する。
この時、第2治具16bのクランプ機構は予め解放され
ている。
【0040】この本溶接位置となる上昇位置で、前記各
部品86,88等が第2溶接ロボット11bで前記パネ
ル80に本溶接された後、第2搬送機14bは保持台3
3を後退させつつ第3溶接ロボット11cの部位まで移
動される。一方第2治具16bは本付溶接以前に後退し
て次の作業に備える。
【0041】第3溶接ロボット11cの下方位置では、
第3治具16cが予め前進しており、第2搬送機14b
はこの治具16c上に前記パネル80及びフロントデッ
キクロスメンバ86を第1昇降台31の下降によりセッ
トした後、第2溶接ロボット11bの下方位置まで戻っ
て次の作業に備える。
【0042】次いで、第3溶接ロボット11cがハンド
24でセット台上からカウルトップパネルアウタ90を
掴んで前記治具16c上にセットし、このセット後に今
度は前記治具16c上で、第3溶接ロボット11cが溶
接ガン23で前記両パネル80,90を本溶接する。
【0043】最後に、このようにして組み立てられたフ
ロントデッキを第3溶接ロボット11cがハンド24で
前記治具16cから取り出して一連の溶接作業が終了す
る。
【0044】なお、本発明に係る溶接装置は上記実施例
に限定されず、溶接ロボット及び治具は二以上で搬送機
はそれらより一つ少ない数であれば、それらの数は特に
限定されないことは言う迄もない。また、ワークもフロ
ントデッキに限定されず、大物部品に小物部品を溶接す
るものであれば適用可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ワ
ーク搬送ラインの同一位置に二つの工程を並列的に設定
できるので、ワーク搬送長の短縮で設備費の低減がはか
れるという効果がある。また、同一のロボットで二つの
工程に対応できるので、自動化率とロボット稼動率を上
げて生産性の向上がはかれるという利点もある。特に、
ロボットが本付溶接中に次のワークをセットできるの
で、セット部品点数が多い場合特に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る溶接装置周辺の平面図
である。
【図2】同じく溶接装置の全体正面図である。
【図3】同じく溶接装置の全体平面図である。
【図4】同じく溶接装置の全体側面図である。
【図5】同じく搬送機の正面図である。
【図6】同じく搬送機の背面図である。
【図7】同じく搬送機の平面図である。
【図8】同じく搬送機の側面図である。
【図9】同じく搬送機クランプ部の側面図である。
【図10】同じく第1治具の平面図である。
【図11】同じく第2治具の平面図である。
【図12】同じく第3治具の平面図である。
【図13】同じく溶接装置の制御ブロック図である。
【図14】従来の溶接ラインの平面図である。
【符号の説明】
10 ロボット用架台 11a〜11c 第1〜第3溶接ロボット 12 溶接機用架台 14a,14b 第1,第2搬送機 16a〜16c 第1〜第3治具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク搬送ライン方向に所定間隔離間し
    て並設された二以上の溶接ロボットと、各溶接ロボット
    のそれぞれに対応して設けられ溶接により組付られる複
    数のワークがセットされるワークセット位置と溶接ロボ
    ットにより前記複数のワークを仮溶接する第1溶接位置
    との間を往復動可能に設けられた治具と、ワーク搬送ラ
    インに沿って往復動可能に構成されワークをワーク搬送
    ライン下流方向へ搬送せしめる基台を有すると共に同基
    台に上下動可能に設けられ仮溶接の完了したワークを第
    1溶接位置にある治具から受け取るワーク受取位置と同
    ワーク受取位置の上方に設定され仮溶接された複数のワ
    ークを溶接ロボットにより本溶接を行う第2溶接位置と
    で停止可能に構成されたワーク保持手段を有する搬送機
    と、から成ることを特徴とする溶接装置。
  2. 【請求項2】 ロボット用架台上にワーク搬送ライン方
    向へ所定間隔離間して並設された二以上の溶接ロボット
    と、同溶接ロボットに対応したフロア上で前記ワーク搬
    送ライン方向と直角方向へ往復動して前記溶接ロボット
    側へ搬入したワークを仮溶接位置で保持し得る二以上の
    治具と、前記ロボット用架台に添設されかつ同架台より
    も高さが低い搬送機用架台上を前記ワーク搬送ライン方
    向へ往復動して前記隣接する治具間でワークを受渡しし
    得ると共に同ワークを前記仮溶接位置上方の本溶接位置
    で保持し得る一以上の搬送機とから成ることを特徴とす
    る溶接装置。
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