JPH06238445A - 一元制御式のアーク溶接装置 - Google Patents

一元制御式のアーク溶接装置

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JPH06238445A
JPH06238445A JP3186993A JP3186993A JPH06238445A JP H06238445 A JPH06238445 A JP H06238445A JP 3186993 A JP3186993 A JP 3186993A JP 3186993 A JP3186993 A JP 3186993A JP H06238445 A JPH06238445 A JP H06238445A
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JP
Japan
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welding
current
voltage
output
circuit
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3186993A
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English (en)
Inventor
Takayuki Kashima
孝之 鹿島
Tadashi Aso
正 麻生
Tsuneo Mita
常夫 三田
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Via Mechanics Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiko Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ケーブルによる電圧降下を正確に補正すること
ができる一元制御式のアーク溶接装置を提供すること。 【構成】出力設定手段で設定される溶接電流を出力する
とともに溶接電流に対応して予め設定された溶接電圧を
出力する一元制御式のアーク溶接装置において、定電流
制御もしくは定電圧制御の測定用出力手段と、出力電圧
測定器と、出力電流測定器と、溶接モードと測定モード
とを切り換える切換え手段と、演算手段と、記憶手段と
を備え、測定モードのときには溶接出力回路に測定用出
力手段を接続するとともに、出力電圧測定器と出力電流
測定器の測定値とから出力回路の抵抗値を演算手段によ
り演算して記憶手段に記憶し、溶接モードのときには設
定された溶接電流と記憶した上記抵抗値とから補正電圧
を演算し、その演算結果を予め設定された溶接電圧に加
算して出力するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一元制御式のアーク溶接
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】消耗電極式アーク溶接では、溶接電流と
この溶接電流に適する溶接電圧との間に図2に示す関係
がある。なお、上記の関係は、ワイヤおよびシールドガ
スの種類が決まるとほぼ一義的に決まる。そこで、上記
の関係を利用し、溶接電流に対応して出力する溶接電圧
を予め設定しておく、いわゆる一元制御が使用されてい
る。そして、一元制御の場合、作業者は溶接電流だけを
設定すればよいから、操作性が向上する。◆ところで、
上記予め設定される溶接電圧は出力側のケーブル長が標
準的な場合を想定している。このため、出力側のケーブ
ルを延長して使う場合には溶接電圧を同図に点線で示す
ものとし、電気抵抗による電圧降下を補正する必要があ
る。そこで、ケーブルの電気抵抗による電圧降下を補正
するため、予め出力側のケーブル長を例えば10mごと
に区分しておき、作業前に選択させるようにしている。
また、ケーブルの電気抵抗による電圧降下を正確に知る
ために、ワイヤ送給装置に電圧検出線を設けて測定させ
るようにしたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、出力側のケー
ブル長を10mごとに区分しておいたとしても、予め設
定する溶接電圧は中間的なところであり、必ずしも適切
なものとは言えない。また、ワイヤ送給装置に電圧測定
用の検出線を配線すると、ケーブルが太くなって操作性
が低下するだけでなく、母材側の電圧降下は測定できな
い。◆本発明の目的は、上記した課題を解決し、ケーブ
ルによる電圧降下を正確に補正することができる一元制
御式のアーク溶接装置を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、出力設
定手段で設定される溶接電流を出力するとともに溶接電
流に対応して予め設定された溶接電圧を出力する一元制
御式のアーク溶接装置において、定電流制御もしくは定
電圧制御の測定用出力手段と、出力電圧測定器と、出力
電流測定器と、溶接モードと測定モードとを切り換える
切換え手段と、演算手段と、記憶手段とを備え、測定モ
ードのときには溶接出力回路に測定用出力手段を接続す
るとともに、出力電圧測定器と出力電流測定器の測定値
とから出力回路の抵抗値を演算手段により演算して記憶
手段に記憶し、溶接モードのときには設定された溶接電
流と記憶した上記抵抗値とから補正電圧を演算し、その
演算結果を予め設定された溶接電圧に加算して出力する
ように構成することにより解決される。
【0005】
【作用】出力電圧測定器と出力電流測定器の測定値とか
ら出力回路の抵抗値を演算して記憶し、溶接時には設定
された溶接電流と記憶した上記抵抗値とから補正電圧を
演算して予め設定された溶接電圧に加算する。この結
果、溶接電圧は常に最適なものとなる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す図である。
◆同図において、点線で囲んだ1は溶接装置。2は商用
交流を直流に変換するための入力側整流器、3はパワー
半導体素子で構成されたインバータ回路で、上記直流を
高周波交流に変換する。4は溶接トランスでその入力側
はインバータ回路3に接続されている。5は溶接トラン
ス4の出力側に接続された出力側整流器で、上記インバ
ータ回路3で作り出す高周波交流を再び直流に変換す
る。6は直流リアクタで、出力側整流器5で整流された
直流出力を平滑する。7は電流測定器で、出力電流を測
定する。8は電圧測定器で、出力回路の電圧を測定す
る。9,10は溶接装置1の出力端子である。11はワ
イヤで、ワイヤ送給装置のローラ12により溶接部に供
給される。13はローラ12を駆動するモータ。14は
図示しないトーチの先端に配置されるチップ。15は母
材。21は除算器。22は記憶回路。23は選択回路
で、選択スイッチ24により選択された測定モードまた
は溶接モードに応じて後述する制御を行なう。25は演
算回路。なお、演算回路25は、測定時には外部特性が
定電流特性となるように、また、溶接時には外部特性が
定電圧特性となるようにインバータ回路3を制御する。
26は演算回路25に接続された切換スイッチで、a接
点は電流測定器7に、b接点は電圧測定器8に接続され
ている。27は演算回路25に接続された切換スイッチ
で、a接点は測定電流設定器28に、b接点は溶接電流
設定器29に接続されている。28は測定電流設定器
で、測定モードのときの電流を設定するためのものであ
る。29は溶接電流設定器で、溶接電流すなわちワイヤ
11の送給速度を設定するためのものである。30はパ
ルス幅制御回路で、演算回路25の出力信号に応じてイ
ンバータ回路3の出力を制御する。
【0007】以下、動作を説明する。◆先ず、以下〜
により出力回路の電気抵抗を求める。なお、このと
き、ワイヤ11を予めチップ14まで送り出し、ワイヤ
11と母材15とを短絡させておく。◆ 選択スイッチ24により測定モードを選択する。◆ 選択回路23は切換スイッチ26,27のa接点を接
続する。◆ 演算回路25は測定電流設定器28に設定された電流
値をパルス幅制御回路30に出力する。なお、測定電流
の大きさは比較的小電流に設定する。◆ パルス幅制御回路30は出力電流が定電流となるよう
にインバータ回路3を制御する。◆ 除算器21は電圧測定器8の測定値を電流測定器7の
測定値で除算する。◆ 記憶回路22は上記で求めた出力回路の電気抵抗を
記憶する。◆ 上記溶接前の準備が完了したら、選択スイッチ24を溶
接モードに切り換える。すると、選択回路23は切換ス
イッチ26,27のb接点を接続する。◆以下、溶接時
の動作を説明する。◆演算回路25は、溶接電流設定器
29により設定された溶接電流に対応する溶接電圧と、
溶接電流と出力回路の電気抵抗とから補正電圧を演算
し、両者を加算してパルス幅制御回路30に出力する。
◆なお、上記実施例では、測定電流設定器28で設定す
る電流の大きさを比較的小電流に設定したが、測定の正
確さからは電流は大きい方がよい。そこで、電流を供給
する時間を短時間とし、電流値を大きくしてもよい。ま
た、測定モードにおいてインバータ回路3を定電流制御
するように構成したが、定電圧制御とすれば、切換スイ
ッチ26を省略することができる。ただし、測定モード
において定電圧制御する場合、出力電圧を低くしかつ異
常電流が流れないように制御する必要がある。さらに、
除算器21,記憶回路22,選択回路23,演算回路2
5を1個のマイクロプロセッサで構成してもよいし、定
電流制御もしくは定電圧制御の測定用出力器を溶接電源
とは別に設けてもよい。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、出
力回路の抵抗値を求め、溶接時には設定された溶接電流
と求めた抵抗値とから補正電圧を演算して予め設定され
た溶接電圧に加算するから、ケーブルによる電圧降下を
正確に補正され、溶接電圧は常に最適なものとなり、溶
接部の品質が安定するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図。
【図2】溶接電流とこの溶接電流に適する溶接電圧との
関係を示す図。
【符号の説明】
1 溶接装置 7 電流測定器 8 電圧測定器 21 除算器 22 記憶回路 23 選択回路 24 選択スイッチ 25 演算回路 26,27 切換スイッチ 28 測定電流設定器 29 溶接電流設定器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力設定手段で設定される溶接電流を出力
    するとともに溶接電流に対応して予め設定された溶接電
    圧を出力する一元制御式のアーク溶接装置において、定
    電流制御もしくは定電圧制御の測定用出力手段と、出力
    電圧測定器と、出力電流測定器と、溶接モードと測定モ
    ードとを切り換える切換え手段と、演算手段と、記憶手
    段とを備え、測定モードのときには溶接出力回路に測定
    用出力手段を接続するとともに、出力電圧測定器と出力
    電流測定器の測定値とから出力回路の抵抗値を演算手段
    により演算して記憶手段に記憶し、溶接モードのときに
    は設定された溶接電流と記憶した上記抵抗値とから補正
    電圧を演算し、その演算結果を予め設定された溶接電圧
    に加算して出力するように構成したことを特徴とする一
    元制御式のアーク溶接装置。
JP3186993A 1993-02-22 1993-02-22 一元制御式のアーク溶接装置 Withdrawn JPH06238445A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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