JP2890095B2 - 溶接装置及び溶接モード切替方法 - Google Patents

溶接装置及び溶接モード切替方法

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JP2890095B2
JP2890095B2 JP9556294A JP9556294A JP2890095B2 JP 2890095 B2 JP2890095 B2 JP 2890095B2 JP 9556294 A JP9556294 A JP 9556294A JP 9556294 A JP9556294 A JP 9556294A JP 2890095 B2 JP2890095 B2 JP 2890095B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶極式のパルスミグ/
マグ溶接電源とパルスを含まないミグ/マグ 溶接電源と
を兼用した溶接電源を備えた溶接装置及び溶接モード
替方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】溶極式のパルスミグ/マグ溶接電源と
ルスを含まないミグ/マグ溶接電源とを兼用した溶接電
源を備えた溶接装置のこの種の従来例を図5に示す。図
5において1は、交直変換器で、この交直変換器1に入
力された商用交流を直流出力に変換し、次段の高周波イ
ンバータ回路2に供給している。上記インバータ回路2
はスイッチング素子で構成されており、交直変換器1か
らの直流出力を商用周波数より高い交流に変換し、変圧
器3に供給している。
【0003】上記変圧器3ではインバータ回路2からの
交流を降圧させて、交直変換器4に供給している。この
交直変換器4は、降圧交流を直流に変換し、直流リアク
トル5’を介して出力端子6’,7’に出力している。
ここで、直流リアクトル5’の中間タップより出力端子
6’に接続し、この出力端子6’をパルスミグ/マグ溶
用のプラス側出力端子とし、直流リアクトル5’の端
末と接続してある出力端子7’をパルスを含まないミグ
/マグ溶接(以下、「非パルスミグ/マグ溶接」と称
す。)用のプラス側出力端子としている。8はマイナス
側出力端子である。
【0004】従来のパルスミグ/マグ溶接非パルスミ
グ/マグ溶接とを切り替える場合には、プラス側の電源
ケーブル9を出力端子6’あるいは出力端子7’に手作
業で切替え接続を行っている。プラス側の電源ケーブル
9の先端はトーチ11の電極チップ(図示せず)と接続
されている。また10は、マイナス側の電源ケーブルで
あり、マイナス側の出力端子8と母材12とを接続して
いる。
【0005】ワイヤリール13に巻装されている溶接ワ
イヤ14は、ワイヤ送給モータ15にて駆動される送給
ローラ16によりトーチ11に送給されるようになって
おり、トーチ11内の電極チップと導通している溶接ワ
イヤ14と母材12との間に通電することで、所定の種
類のシールドガスの雰囲気内で溶接(パルスミグ/マグ
溶接あるいは非パルスミグ/マグ溶接)するようになっ
ている。なお、図中×印はアークを示している。
【0006】直流リアクトル5’の出力端側とマイナス
側との間には電圧検出器17が接続されており、また、
マイナス側、つまりアースラインには電流検出器18が
介装してある。19は切替器であり、この切替器19は
4個のアナログスイッチ191 〜194 から構成されて
いる。上記アナログスイッチ191 の入力端には電流検
出器18からの電流を電圧に変換した信号が入力され、
アナログスイッチ192 の入力端には電圧検出器17か
らの信号が入力されている。
【0007】20は一定の直流レベルが出力される出力
設定器であり、この出力設定器20からの出力が上記切
替器19のアナログスイッチ194 の入力端と、パルス
パターン発生器21にそれぞれ入力されている。出力設
定器20からは非パルスミグ/マグ溶接の場合に対応し
た所定の基準値の電圧がアナログスイッチ194 の入力
端に入力されるようになっている。また、上記パルスパ
ターン発生器21は、例えばV/F変換器などで構成さ
れており、出力設定器20からの所定の電圧信号が入力
された場合にはパルスミグ/マグ溶接の場合のパルス波
形に対応したパルスパターン信号が出力される。そし
て、パルスパターン発生器21からのパルス信号は切替
器19のアナログスイッチ193 の入力端に入力されて
いる。
【0008】ここで、切替器19のアナログスイッチ1
1 と193パルスミグ/マグ溶接の場合にオープン
となるスイッチであり、アナログスイッチ192 と19
4非パルスミグ/マグ溶接の場合にオープンとなるス
イッチである。出力側の電圧検出器17と電流検出器1
8からの信号はアナログスイッチ192 または191
介して誤差増幅器22の一方の入力端に入力されてい
る。また、出力設定器20とパルスパターン発生器21
からの基準値またはパルス信号はアナログスイッチ19
4 または193 を介して上記誤差増幅器22の他方の入
力端に入力されている。
【0009】誤差増幅器22からの出力信号は上記イン
バータ回路2のスイッチング素子のオン期間を制御して
溶接装置の出力電圧あるいは出力電流を一定に制御する
制御回路23に入力されている。つまり、電流検出器1
8、電圧検出器17からの検出信号と、パルスパターン
発生器21、出力設定器20からの基準信号とが誤差増
幅器22において比較されて、パルスミグ/マグ溶接
ードの場合では定電流制御、非パルスミグ/マグ溶接
ードの場合には定電圧制御を行うように制御回路23を
介してインバータ回路2を制御している。
【0010】24は溶接モード・ワイヤ径選択器であ
り、例えばロータリースイッチで構成されている。この
溶接モード・ワイヤ径選択器24はその設定により上記
パルスミグ/マグ溶接モードか、非パルスミグ/マグ溶
モードの切替えと、使用する溶接ワイヤ14の径を選
択できるようになっている。溶接モード・ワイヤ径選択
器24の共通端子240 は電源27に接続されて、切替
接片により接続される端子241 〜246 をHレベルに
する構成となっている。この溶接モード・ワイヤ径選択
器24は6つの端子241 〜246 を備えており、この
端子241 〜246 を2組に分けて、一方の組の端子2
1 〜243パルスミグ/マグ溶接モードとし、他方
の組の端子244 〜246非パルスミグ/マグ溶接
ードとしている。
【0011】また、溶接モード・ワイヤ径選択器24の
端子241 と244 を使用する溶接ワイヤ14のワイヤ
径をa(例えば、直径1.6mm)とし、端子242
245 を使用する溶接ワイヤ14のワイヤ径をb(例え
ば、直径1.2mm)とし、さらに、端子243 と24
6 を使用する溶接ワイヤ14のワイヤ径をc(例えば、
直径1.0mm)としている。そして溶接モード・ワイ
ヤ径選択器24においては1つの端子241 〜246
選択可能となっており、選択された端子241 〜246
は電源27によりHレベルとなる。
【0012】25,26はそれぞれ3入力のオアゲート
を示し、一方のオアゲート25には溶接モード・ワイヤ
径選択器24のパルスミグ/マグ溶接モードの端子24
1 〜243 が接続され、他方のオアゲート26には非パ
ルスミグ/マグ溶接モードの端子244 〜246 が接続
されている。上記オアゲート25の出力端は切替器19
パルスミグ/マグ溶接モードに対応したアナログスイ
ッチ191 と193 のゲートに接続されており、オアゲ
ート25の出力がHレベルとなった場合に上記アナログ
スイッチ191 と193 がオン状態となるようにしてい
る。また他方のオアゲート26の出力端は切替器19の
非パルスミグ/マグ溶接モードに対応したアナログスイ
ッチ192 と194 のゲートに接続されており、オアゲ
ート26の出力がHレベルとなった場合に上記アナログ
スイッチ192 と194 がオン状態となるようにしてい
る。
【0013】また、溶接モード・ワイヤ径選択器24の
パルスミグ/マグ溶接モードの端子241 〜243 はパ
ルスパターン発生器21にそれぞれ入力されており、使
用する溶接ワイヤ14のワイヤ径a〜cに応じて出力さ
れるパルス信号のパルス幅や高さを可変するようにして
いる。また溶接モード・ワイヤ径選択器24の端子24
4 〜246 を選択することで、図5では回路接続してい
ないが選択したワイヤ径a〜cに対応させて出力設定器
20の基準値を変えたり、ワイヤ送給モータ15の速度
を変えるようにしている。
【0014】次に動作について説明する。まずパルスミ
グ/マグ溶接モードの場合には、プラス側の電源ケーブ
ル9を出力端子6’に接続し、溶接モード・ワイヤ径選
択器24では使用する溶接ワイヤ14のワイヤ径に応じ
て端子241 〜243 のいずれかを選択する。この場
合、オアゲート25がアクティブつまりオン状態とな
り、オアゲート26は非アクティブつまりオフ状態とな
り、オアゲート25の出力はHレベルとなる。そのた
め、切替器19のアナログスイッチ191 と193 は導
通状態となり、アナログスイッチ192 と194 は非導
通状態となる。
【0015】したがって出力設定器20によりパルスパ
ターン発生器21からパルス信号が出力され、このパル
ス信号はアナログスイッチ193 を介して誤差増幅器2
2に入力される。一方、電流検出器18で検出した電流
波形は、アナログスイッチ191 を介して上記誤差増幅
器22に入力される。この誤差増幅器22では、パルス
パターン発生器21からのパルス信号と電流検出器18
からの電流波形とを比較して、出力端子6’側の出力が
一定となるように制御回路23によりインバータ回路2
を制御している。つまりパルスミグ/マグ溶接モードの
場合には定電流制御が行われる。
【0016】一方、非パルスミグ/マグ溶接モードのと
きは、溶接モード・ワイヤ径選択器24は端子244
246 のいずれかを選択し、プラス側の電源ケーブル9
非パルスミグ/マグ溶接モード用の出力端子7’に手
作業で接続をし直す。非パルスミグ/マグ溶接モードの
場合、オアゲート26がオン状態、オアゲート25がオ
フとなり、オアゲート26の出力がHレベルとなるた
め、切替器19のアナログスイッチ192 と194 とは
導通状態(オン状態)となる。
【0017】したがって、出力設定器20からの基準値
がアナログスイッチ194 を介して、また電圧検出器1
7からの電圧信号がアナログスイッチ191 を介して誤
差増幅器22にそれぞれ入力される。誤差増幅器22で
は出力設定器20からの信号と電圧検出器17からの信
号とを比較して、制御回路23を介してインバータ回路
2を制御して出力を定電圧化する定電圧制御を行ってい
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ここで、非パルスミグ
/マグ溶接では、短絡時の電流波形の立ち上がりを抑制
するため、直流リアクトル5’には大きな容量が必要と
なる。また、パルスミグ /マグ溶接では逆に鋭い立ち上
がり電流パルスが必要なため、直流リアクトル5’の容
量としては小容量にする必要がある。そのため、出力端
子6’,7’を2つ設け、非パルスミグ/マグ溶接モー
ドでは直流リアクトル5’の全容量が介装する回路構成
とし、パルスミグ/マグ溶接モードでは直流リアクトル
5’の一部の容量を使用する回路構成としている。そし
て、パルスミグ/マグ溶接モードでは電源ケーブル9を
出力端子6’に接続し、非パルスミグ/マグ溶接モード
では電源ケーブル9を出力端子7’に接続する必要があ
る。
【0019】このようにパルスミグ/マグ溶接モードか
非パルスミグ/マグ溶接モードへの変更、逆に非パル
スミグ/マグ溶接モードからパルスミグ/マグ溶接モー
ドへの変更の場合には、電源ケーブル9の出力端子
6’,7’の接続を変更する必要があり、非常に接続変
更作業が煩わしいという問題があった。しかも、パルス
ミグ/マグ溶接モードと非パルスミグ/マグ溶接モード
とを切り替える場合には、上述のように出力端子6’,
7’の接続を変更すると共に、溶接モード・ワイヤ径選
択器24の選択を切り替えるという2つの操作が必要と
なり、簡単に溶接モードを切り替えることができない。
そのため、同じ母材上で連続してパルスミグ/マグ溶接
非パルスミグ/マグ溶接とを途中で切り替えて溶接を
行う場合には、上述したように溶接作業を一旦停止して
電源ケーブル9の接続をし直す必要があり、溶接の途中
で溶接モードを切り替えることが非常に難しいという問
題があった。
【0020】本発明は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、外部からの切替信号だけで容易にパルスミグ/
マグ溶接モードとパルスを含まないミグ/マグ溶接モー
ドとを切り替えることができることを目的とした溶接装
置及び溶接モード切替方法を提供するものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
溶接装置では、直流電源を高周波出力に変換するインバ
ータ回路2と、このインバータ回路2の交流出力を降圧
する変圧器3と、この変圧器3の交流出力を直流に変換
する交直変換器4と、この交直変換器4の出力端に一端
が接続されパルスミグ/マグ溶接に応じた値の容量を有
する直流リアクトル5と、一方はこの直流リアクトル5
の他端が接続され他方は接地されトーチ11と母材12
間をそれぞれ電源ケーブル9,10にて接続される一対
の出力端子6,8と、この出力端子6,8間の電圧を検
出する電圧検出器17と、出力電流を検出する電流検出
器18と、パルスミグ/マグ溶接の場合に所定のパルス
パターンの信号を出力するパルスパターン発生器21
と、パルスを含まないミグ/マグ溶接の場合に所定の基
準信号を出力する出力設定器20と、この出力設定器2
0からの基準信号が入力されると共に、上記電圧検出器
17からの検出信号が入力され、該電圧検出器17から
の検出信号によりパルスを含まないミグ/マグ溶接モー
ド時において短絡状態を検出した場合には電流波形の立
ち上がりを抑制するためインバータ回路2の出力を低減
させるべく基準信号を変化させる波形制御回路31と、
上記電圧検出器17からの検出信号、電流検出器18か
らの検出信号、パルスパターン発生器21からのパルス
パターンの信号、波形制御回路31からの基準信号がそ
れぞれのスイッチ要素191 〜194 に入力される切替
器19と、最初にパルスミグ/マグ溶接パルスを含ま
ないミグ/マグ溶接かいずれかの溶接モードを選択設定
する溶接モード選択器24と、外部からの操作によりオ
ン信号またはオフ信号を出力する外部切替スイッチ36
と、上記溶接モード選択器24と外部切替スイッチ36
からの両信号を入力して外部切替スイッチ36の操作毎
に上記切替器19のスイッチ要素191 〜194 を選択
してパルスミグ/マグ溶接モードかパルスを含まないミ
グ/マグ溶接モードかを切り替える切替制御手段35,
39と、この切替制御手段35,39により選択された
切替器19のスイッチ要素191 〜194 からの検出信
号とパルスパターン発生器21あるいは波形制御回路3
1からの基準となる信号とを比較する誤差増幅器22
と、この誤差増幅器22からの信号によりインバータ回
路2の出力を略一定に制御する制御回路23とを備えて
いることを特徴としている。
【0022】請求項2記載の溶接モード切替方法では、
直流電源をインバータ回路2にて高周波出力に変換し、
上記インバータ回路2の交流出力を変圧器3にて降圧し
た後に交直変換器4により直流に変換し、上記交直変換
器4の出力端よりパルスミグ/マグ溶接に応じた値の容
量を有する直流リアクトル5を介して一対の出力端子
6,8に接続し、この一対の出力端子6,8間に電源ケ
ーブル9,10を介してトーチ11と母材12とに接続
し、上記出力端子6,8間の電圧を検出する電圧検出器
17を設け、出力電流を検出する電流検出器18を設
け、パルスミグ/マグ溶接の場合に所定のパルスパター
ンの信号を出力するパルスパターン発生器21を設け、
パルスを含まないミグ/マグ溶接の場合に所定の基準信
号を出力する出力設定器20を設け、この出力設定器2
0からの基準信号が入力されると共に、上記電圧検出器
17からの検出信号が入力され、該電圧検出器17から
の検出信号によりパルスを含まないミグ/マグ溶接モー
ド時において短絡状態を検出した場合には電流波形の立
ち上がりを抑制するためインバータ回路2の出力を低減
させるべく基準信号を変化させる波形制御回路31を設
け、上記電圧検出器17からの検出信号、電流検出器1
8からの検出信号、パルスパターン発生器21からのパ
ルスパターンの信号、波形制御回路31からの基準信号
がそれぞれのスイッチ要素191 〜194 に入力される
切替器19を設け、最初にパルスミグ/マグ溶接パル
スを含まないミグ/マグ溶接かいずれかの溶接モードを
選択設定する溶接モード選択器24を設け、外部からの
操作によりオン信号またはオフ信号を出力する外部切替
スイッチ36を設け、上記溶接モード選択器24と外部
切替スイッチ36からの両信号を入力して外部切替スイ
ッチ36の操作毎に上記切替器19のスイッチ要素19
1 〜194 を選択してパルスミグ/マグ溶接モードか
ルスを含まないミグ/マグ溶接モードかを切り替える切
替制御手段35,39を設け、この切替制御手段35,
39により選択された切替器19のスイッチ要素191
〜194 からの検出信号とパルスパターン発生器21あ
るいは波形制御回路31からの基準となる信号とを比較
する誤差増幅器22を設け、この誤差増幅器22からの
信号によりインバータ回路2の出力を略一定に制御する
制御回路23を設け、上記溶接モード選択器24にて予
パルスミグ/マグ溶接モードかパルスを含まないミグ
/マグ溶接モードかを選択設定しておき、溶接開始後に
上記外部切替スイッチ36を操作する毎に溶接モード選
択器24で最初に設定した溶接モードから交互に反対の
溶接モードに反転させるようにしたことを特徴としてい
る。
【0023】請求項3記載の溶接装置では、上記外部切
替スイッチ36を、周期的にオン、オフ制御する発振器
48を備えたことを特徴としている。
【0024】請求項4記載の溶接装置では、最初に溶接
モード選択器24でパルスミグ/マグ溶接モードに選択
設定しておき、溶接スタートから所定の時間経過後に外
部切替スイッチ36を操作するタイミング発生器を備え
ていることを特徴としている。
【0025】請求項5記載の溶接装置では、被溶接物4
7の溶接位置情報、パルスミグ/マグ溶接パルスを含
まないミグ/マグ溶接かの溶接情報を予め格納したメモ
リ43を有すると共に、上記被溶接物47を自動溶接す
るロボット45を制御する制御盤41を備え、上記被溶
接物47の溶接箇所に応じて上記制御盤41より外部切
替スイッチ36を制御する外部切替信号を出力するよう
にしたことを特徴としている。
【0026】請求項6記載の溶接装置では、上記外部切
替スイッチ36を足踏みスイッチとして構成し、この足
踏みスイッチを溶接作業位置に設置したことを特徴とし
ている。
【0027】
【作用】本発明の請求項1記載の溶接装置によれば、
ルスを含まないミグ/マグ溶接の場合に短絡時で電圧検
出器17で検出した信号が波形制御回路31に入力さ
れ、この波形制御回路31にてインバータ回路2の出力
を低減させて電流波形の立ち上がりを抑制してパルスを
含まないミグ/マグ溶接の場合でもパルスミグ/マグ溶
の場合の小容量の直流リアクトル5を使用できる。そ
のため、パルスミグ/マグ溶接パルスを含まないミグ
/マグ溶接とを切り替えた場合でも電源ケーブル9の出
力端子6への接続変更をする必要がなく、溶接の作業能
率を向上させることができる。また、一つの外部切替ス
イッチ36の操作毎にパルスミグ/マグ溶接パルスを
含まないミグ/マグ溶接かを容易に切り替えることが可
能となる。したがって、従来パルスミグ/マグ溶接
ルスを含まないミグ/マグ溶接の兼用電源を使用してい
ても、切替作業に時間がかかることから被溶接物に応じ
て電源特性を決め、専用電源として使用していたが、本
溶接装置により、例えば一つの溶接物であっても、その
溶接箇所に応じてパルスミグ/マグ溶接パルスを含ま
ないミグ/マグ溶接かの最適の出力特性を選択すること
ができるようになり、能率向上に多大の効果が得られ
る。
【0028】請求項2記載の溶接モード切替方法によれ
ば、パルスを含まないミグ/マグ溶接の場合に短絡時で
電圧検出器17で検出した信号が波形制御回路31に入
力され、この波形制御回路31にてインバータ回路2の
出力を低減させて電流波形の立ち上がりを抑制してパル
スを含まないミグ/マグ溶接の場合でもパルスミグ/マ
グ溶接の場合の小容量の直流リアクトル5を使用でき
る。そのため、パルスミグ/マグ溶接パルスを含まな
いミグ/マグ溶接とを切り替えた場合でも電源ケーブル
9の出力端子6への接続変更をする必要がなく、溶接の
作業能率を向上させることができる。また、一つの外部
切替スイッチ36の操作毎にパルスミグ/マグ溶接
ルスを含まないミグ/マグ溶接かを容易に切り替えるこ
とが可能となる。したがって、従来パルスミグ/マグ溶
パルスを含まないミグ/マグ溶接の兼用電源を使用
していても、切替作業に時間がかかることから被溶接物
に応じて電源特性を決め、専用電源として使用していた
が、本溶接装置により、例えば一つの溶接物であって
も、その溶接箇所に応じてパルスミグ/マグ溶接パル
スを含まないミグ/マグ溶接かの最適の出力特性を選択
することができるようになり、能率向上に多大の効果が
得られる。
【0029】請求項3記載の溶接装置によれば、発振器
48で周期的に外部切替スイッチ36をオン、オフ制御
することで、パルスミグ/マグ溶接パルスを含まない
ミグ/マグ溶接とを周期的に切り替えて溶接を行うよう
にしている。
【0030】請求項4記載の溶接装置によれば、最初に
溶接モード選択器24にてパルスミグ/マグ溶接モード
に選択設定しておき、溶接のスタートから所定の時間が
経過した後にタイミング発生器により信号を出力して外
部切替スイッチ36を操作し、パルスミグ/マグ溶接
ードからパルスを含まないミグ/マグ溶接に切り替えて
溶接をするようにしている。
【0031】請求項5記載の溶接装置によれば、被溶接
物47の溶接位置情報、溶接情報を格納しているメモリ
43から読み出すことで、制御盤41から外部切替信号
を溶接装置の外部切替スイッチ36に送り、該外部切替
スイッチ36を操作することで、溶接箇所に応じてパル
スミグ/マグ溶接パルスを含まないミグ/マグ溶接
の選択が可能となる。
【0032】請求項6記載の溶接装置によれば、作業
が容易に足踏みスイッチを操作すること、作業が容
易に溶接箇所に応じてパルスミグ/マグ溶接パルスを
含まないミグ/マグ溶接かの切り替えが容易となる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の全体のブロック構成図を示してい
る。なお図5に示す従来例と同じ機能を発揮する要素に
は従来と同一の番号を付してその説明を省略し、本発明
の要旨の部分について詳述する。
【0034】アナログスイッチ191 〜194 を有する
切替器19、出力設定器20、パルスパターン発生器2
1等は従来と同じ構成であり、本実施例では出力設定器
20と切替器19のアナログスイッチ194 との間に波
形制御回路31を介設している。この波形制御回路31
には電圧検出器17からの信号が入力されており、
スを含まないミグ/マグ溶接(以下、「非パルスミグ/
マグ溶接」と称す。)モードでのアーク状態、短絡状態
を該波形制御回路31で検出するようにしている。また
溶接モード・ワイヤ径選択器24自体も従来と同じ構成
であるが、端子241 〜246 の接続が異なっている。
溶接モード・ワイヤ径選択器24のパルスミグ/マグ溶
モードに対応した端子241 〜243 はオアゲート2
5の入力端に接続されると共に、オアゲート32〜34
の一方の入力端にそれぞれ接続されている。また、非パ
ルスミグ/マグ溶接モードに対応した端子244 〜24
6 は上記オアゲート32〜34の他方の入力端にそれぞ
れ接続されている。
【0035】ここで、溶接モード・ワイヤ径選択器24
の端子241 と244 は使用する溶接ワイヤ14のワイ
ヤ径aとし、端子242 と245 はワイヤ径bとし、端
子243 と246 はワイヤ径cとして、それぞれ選択可
能となっている。ワイヤ径a,b,cは従来と同様に、
例えば、それぞれ直径が1.6mm、1.2mm、1.
0mmに設定してある。溶接モード・ワイヤ径選択器2
4の各端子241 〜246 から出力されるワイヤ径信号
は上記オアゲート32〜34を介してパルスパターン発
生器21と波形制御回路31にそれぞれ入力されるよう
になっている。そして、パルスパターン発生器21及び
波形制御回路31では、それぞれのワイヤ径に応じたパ
ルスパターン及び波形制御が行われる。
【0036】一方、上記オアゲート25の出力は排他的
論理和素子(以下、EX−ORという)35の一方の入
力端に入力され、このEX−OR35の他方の入力端に
は外部切替スイッチ36の一端が接続されている。ま
た、上記EX−OR35の他方の入力端は抵抗37を介
して接地されている。さらに上記外部切替スイッチ36
の他端は電源38が接続されており、外部切替スイッチ
36がオフのときはEX−OR35の他方の入力端をL
レベルとし、外部切替スイッチ36がオンのときにはH
レベルにする。
【0037】EX−OR35の出力端は、切替器19の
アナログスイッチ191 と193 のゲートに接続してい
ると共に、インバータゲート39の入力端に接続してい
る。そして、インバータゲート39の出力端は、切替器
19のアナログスイッチ192 と194 のゲートのそれ
ぞれ接続してある。したがって、EX−OR35の両入
力の状態により、該EX−OR35の出力あるいはイン
バータゲート39の出力にて切替器19のアナログスイ
ッチ191と193 、192 と194 を導通状態にし
て、パルスミグ/マグ溶接モードと非パルスミグ/マグ
溶接モードとを切り替えるようにしている。
【0038】また、直流リアクトル5は交直変換器4の
正極側と出力端子6との間に介設し、出力端子6にプラ
ス側の電源ケーブル9を接続している。すなわち、本実
施例では、従来のように中間タップを設けていない直流
リアクトル5を使用し、且つ出力端子6も1つだけとし
ている。したがって電源ケーブル9は出力端子6に接続
固定された状態でつながった形となっている。
【0039】次に動作を説明する。パルスミグ/マグ溶
モードと非パルスミグ/マグ溶接モードの選択は溶接
モード・ワイヤ径選択器24で最初の設定が決まり、端
子241 〜243 がセットされている時はパルスミグ/
マグ溶接モードの設定となり、オアゲート25の出力は
Hレベル(アクティブ)となる。そして外部からの外部
切替スイッチ36がオフの時は、抵抗37により入力端
がLレベルとなって両入力が不一致となって、EX−O
R35の出力はHレベル(アクティブ)となる。したが
って、切替器19のアナログスイッチ191 と193
がそれぞれ選択されることになる。なお、EX−OR3
5の出力がHレベルの時は、インバータゲート39の出
力はLレベルとなるので、非パルスミグ/マグ溶接モー
ド用のアナログスイッチ192 と194 は非導通状態で
ある。
【0040】このとき、出力設定器20からの信号はパ
ルスパターン発生器21を通って溶接モード・ワイヤ径
選択器24で設定されたワイヤ径に応じたパルスパター
ンを発生し、このパルス信号は切替器19のアナログス
イッチ193 を通って誤差増幅器22に入力される。一
方、出力検出信号としての電流検出器18からの信号
は、切替器19のアナログスイッチ191 を介して誤差
増幅器22に入力され、誤差増幅器22の出力は上記パ
ルスパターン発生器21からのパルスパターンに応じて
変化するようになる。
【0041】ここで直流リアクトル5の容量はパルスミ
グ/マグ溶接モード時で、十分に鋭い立ち上がり電流パ
ルスが得られる容量としている。
【0042】次に、溶接モード・ワイヤ径選択器24に
おいて端子244 〜246 のいずれかがセットされてい
る場合は、オアゲート25の入力端が抵抗接地となって
該オアゲート25の出力はLレベル(非アクティブ)と
なる。そして外部切替スイッチ36がオフの時はEX−
OR35の両入力が一致するために、EX−OR35の
出力はLレベル(非アクティブ)となる。したがって、
EX−OR35の出力がLレベルなので、インバータゲ
ート39の出力はHレベルとなり、切替器19のアナロ
グスイッチ192 と194 が選択されることになる。な
お、EX−OR35の出力がLレベルなので、アナログ
スイッチ191 と193 は選択されない。
【0043】切替器19のアナログスイッチ192 と1
4 とが導通状態となると、出力設定器20からの基準
信号は波形制御回路31を通って誤差増幅器22に入力
される。そして出力検出信号としての電圧検出器17か
らの信号が誤差増幅器22に供給され、両入力が誤差増
幅器22にて比較されて、インバータ回路2の出力が
パルスミグ/マグ溶接モード特性となるように制御回路
23により制御される。つまり、電圧検出器17からの
検出信号が常時波形制御回路31に入力されており、ア
ーク状態、短絡状態を検出し、短絡状態の場合には波形
制御回路31から出力されて誤差増幅器22に入力され
る基準信号を変化させて、制御回路23を介してインバ
ータ回路2の出力を低減させている。したがって直流リ
アクトル5の容量がパルスミグ/マグ溶接モードに応じ
た小容量の場合でも、短絡時での溶接電流波形の立ち上
がりを抑制することができる。
【0044】ところで、上記EX−OR35は、2つの
入力が一致したときに非アクティブ(Lレベル)とな
り、不一致のときにアクティブ(Hレベル)となる。し
たがって、オアゲート25の出力がHレベル(パルスミ
グ/マグ溶接モードの選択時)のときは、切替器19の
アナログスイッチ191 と193 とを選択しているが、
外部切替スイッチ36がオンすると、EX−OR35の
出力がLレベルとなり、外部切替スイッチ36がオフの
ときと反対となり、切替器19のアナログスイッチ19
2 と194 とが選択され、非パルスミグ/マグ溶接モー
ドに変わる。
【0045】また、オアゲート25の出力がLレベル
非パルスミグ/マグ溶接モードの選択時)のときは、
外部切替スイッチ36がオフのとき、EX−OR35の
出力がLレベルとなってインバータゲート39の出力が
Hレベルとなり、切替器19のアナログスイッチ192
と194 とを選択しているが、外部切替スイッチ36が
オンすると、EX−OR35の出力がHレベルとなり、
切替器19のアナログスイッチ191 と193 とを選択
してパルスミグ/マグ溶接モードに切り換わることにな
る。
【0046】すなわち、外部切替スイッチ36がオフの
ときは、溶接モード・ワイヤ径選択器24で最初に選択
された出力特性(パルスミグ/マグ溶接モードあるいは
非パルスミグ/マグ溶接モード)となるが、外部切替ス
イッチ36をオンすることで、溶接モードの出力特性は
溶接モード・ワイヤ径選択器24で設定したのとは反対
の溶接モードになる。つまり、最初に溶接モード・ワイ
ヤ径選択器24でパルスミグ/マグ溶接モードを設定し
ている場合、外部切替スイッチ36をオンすると非パル
スミグ/マグ溶接モードに切り替えることができる。逆
に最初に非パルスミグ/マグ溶接モードを設定している
場合、外部切替スイッチ36をオンするとパルスミグ/
マグ溶 モードに切り替えることができる。また、上記
外部切替スイッチ36をオフに戻すことで、溶接モード
・ワイヤ径選択器24にて最初に設定した溶接モードに
復帰させることができる。
【0047】したがって、溶接開始後に被溶接物の溶接
箇所に応じて現在の溶接モードと反対の溶接モードが要
求される場合には、外部切替スイッチ36を操作するだ
けで、容易に現在の溶接モード(例えば、パルスミグ/
マグ溶接モード)を反対の溶接モード(例えば、非パル
スミグ/マグ溶接モード)に切り替えることができる。
しかも、溶接モードの切り替えは1回だけでなく、外部
切替スイッチ36を操作する毎に切り替えができるので
作業能率が非常に高いものである。なお、シールドガス
としては、パルスミグ/マグ溶接非パルスミグ/マグ
溶接とに共通に使用が可能な、例えばアルゴン、ヘリウ
ム等が好適例である。また、母材としては、例えば銅、
ステンレス、アルミ等が好適例である。
【0048】また、溶接ワイヤ14のワイヤ径a〜cを
変更する場合には、電源を一旦オフにして、所望の溶接
ワイヤを使用することになる。そして溶接モード・ワイ
ヤ径選択器24によりパルスミグ/マグ溶接モードか
パルスミグ/マグ溶接モードかを選択して、溶接作業を
開始する。
【0049】以上説明したように本実施例においては、
電圧検出器17からの信号にて波形制御回路31におい
てアーク状態、短絡状態を検出し、短絡状態においては
波形制御回路31の出力を可変させてインバータ回路2
の出力を低減させていることで、直流リアクトル5の容
量をパルスミグ/マグ溶接モードに対応した容量に設定
していても、非パルスミグ/マグ溶接モードでの短絡時
の電流波形の立ち上がりを抑制することができる。した
がって、トーチ11側に溶接電源を供給するプラス側の
電源ケーブル9の接続は、1つの出力端子6だけで良い
ことになる。これによりパルスミグ/マグ溶接モードと
非パルスミグ/マグ溶接モードとを変更する場合でも、
従来のように電源ケーブル9の接続の変更を行うことな
く、外部切替スイッチ36のオン、オフの操作だけで良
いことになる。もちろん、溶接モード・ワイヤ径選択器
24の端子241 〜246 を選択するだけでも良い。
【0050】また溶接モード・ワイヤ径選択器24で最
初に選択していた溶接モードを変更する場合にも、外部
切替スイッチ36をオフからオンにするだけで、容易に
溶接モードを変更することができる。したがって最初に
パルスミグ/マグ溶接モードを選択している場合には、
外部切替スイッチ36をオン操作するだけで非パルスミ
グ/マグ溶接モードに変更でき、また逆に、非パルスミ
グ/マグ溶接モードから外部切替スイッチ36をオン操
作するだけでパルスミグ/マグ溶接モードに容易に変更
することができる。
【0051】しかも、この溶接モードの変更は、従来で
パルスミグ/マグ溶接モードと非パルスミグ/マグ溶
モードの兼用電源を使用していても、切替え作業に時
間がかかるなどのため、被溶接物に応じて電源特性を決
めて専用電源として使用していたが、本溶接装置ないし
本溶接モード切替方法を用いることで、例えば、一つの
溶接物であっても、その溶接箇所に応じて外部切替スイ
ッチ36をオン、またはオフすることで最適の溶接出力
特性を選択することができる。そのため、能率が非常に
向上するものである。
【0052】ところで、図2(a)はパルスミグ/マグ
溶接によるビード40の断面形状を示し、図2(b)は
非パルスミグ/マグ溶接によるビード40の断面形状を
示している。図2(a)に示すように、パルスミグ/マ
グ溶接ではスパッタが少なく、溶け込みも深く、ビード
外観は幅が広く、余盛りが低い。一方、非パルスミグ/
マグ溶接では、スパッタは多少出るが、溶け込みが浅
く、ビード外観はパルスミグ/マグ溶接に比べて幅が狭
く、余盛りが高い。しかし、母材への入熱が少なく、溶
け落ちの危険が少ない。
【0053】そこで、パルスミグ/マグ溶接非パルス
ミグ/マグ溶接との特徴を生かすべく、一つの溶接物で
あっても、その溶接箇所に応じて外部切替スイッチ36
をオン、またはオフすることで最適の溶接出力特性(
ルスミグ/マグ溶接モード、または非パルスミグ/マグ
溶接モード)を選択することができる。
【0054】ここで、半自動溶接の例として、外部切替
スイッチ36を、例えば足踏みスイッチとして溶接作業
位置に設置すれば、溶接作業者が溶接を行いながら、い
つでも溶接箇所に応じてパルスミグ/マグ溶接非パル
スミグ/マグ溶接の使い分けが可能となり、電源を一旦
オフすることなく溶接モードを切り替えながら連続して
同一の母材に対して溶接作業ができて、作業能率の向上
を図ることができる。
【0055】 (実施例2) 実施例2を図3に示す。本実施例では、溶接箇所に応じ
て最適の出力特性を選択することができる具体例とし
て、ロボットによる自動溶接の場合について説明する。
45は溶接ロボットであり、アームの先端にはトーチ1
1が設けられている。この溶接ロボット45はマイクロ
コンピュータ等で構成される制御盤41により制御され
ている。この制御盤41の主な構成としては、制御を司
るCPU42、治具46の上に設置されている被溶接物
47の溶接箇所の位置情報やパルスミグ/マグ溶接を行
うか非パルスミグ/マグ溶接を行うかの溶接情報等を予
め格納したメモリ43、CPU42から図1に示す溶接
装置Aに外部切替信号を出力するI/Oインターフェイ
ス44等から構成されている。
【0056】上記制御盤41のI/Oインターフェイス
44から出力される外部切替信号により、図1に示す外
部切替スイッチ36をオン、またはオフさせるようにし
ている。したがって被溶接物47の溶接箇所の状態に応
じてパルスミグ/マグ溶接モードと非パルスミグ/マグ
溶接モードとを切り替えるための外部切替信号をI/O
インターフェイス44を介して溶接装置Aに入力するこ
とで、溶接箇所に応じた最適の溶接方法(パルスミグ/
マグ溶接か、あるいは非パルスミグ/マグ溶接か)を連
続的に切り替えて使用することが可能となる。
【0057】 (実施例3) 図4に実施例3を示す。本実施例では、外部切替スイッ
チ36をアナログスイッチで構成し、この外部切替スイ
ッチ36のオン、オフを低周波発振器48の出力にて行
うようにしたものである。すなわち、低周波発振器48
の出力により外部切替スイッチ36を交互に、オン、オ
フすることで、パルスミグ/マグ溶接モードと非パルス
ミグ/マグ溶接モードとを周期的且つ交互に繰り返すよ
うにしたものである。なお、低周波発振器48の周波数
としては、0.5〜20Hzが好適例である。
【0058】本実施例では低周波発振器48を用いて交
互にパルスミグ/マグ溶接モードと非パルスミグ/マグ
溶接モードとを切り替えることで、ビード幅が相対的に
広く入熱が大きいパルスミグ/マグ溶接と、ビード幅が
相対的に狭く入熱が低い非パルスミグ/マグ溶接とが交
互に繰り返されるため、非パルスミグ/マグ溶接のみの
場合よりも、ビード幅がやや広くなり、且つ入熱がパル
スミグ/マグ溶接のみの場合より低くなり、ビード外観
もTIGフィラー溶接を行ったときのようにウロコ状ビ
ードとなり、外観の向上と共に、入熱が低下するため、
入熱過大による溶け落ち等の溶接不良防止に効果があ
る。
【0059】 (実施例4) 本実施例では、図4に示す低周波発振器48の代わり
に、アークスタート時のみパルスミグ/マグ溶接となる
タイミング発生器を用いたものである。この場合、溶接
モード・ワイヤ径選択器24で最初にパルスミグ/マグ
溶接モードの何れかの端子241 〜243 を選択してお
く。そして、スタートから所定の時間後に上記タイミン
グ発生器から外部切替スイッチ36をオンさせる信号を
出力させる。これにより、アークスタート時のみ(例え
ば、0.1〜1秒程度が好適)パルスミグ/マグ溶接
行い、それ以降は非パルスミグ/マグ溶接を行うことが
できる。
【0060】本実施例のような切替を行うことで、非パ
ルスミグ/マグ溶接の欠点の一つである、アークスター
ト部の入熱不足によるスタート部のビード余盛の過大・
溶け込み不足が、スタート部に入熱の大きいパルスミグ
/マグ溶接を利用できるため、スタート部の余盛過大・
溶け込み不足が軽減され、ビードの外観の向上を図るこ
とができるものである。
【0061】なお、本発明は各実施例で説明した構成に
限定されるものではなく、本発明の効果を発揮する構成
であれば種々の変更が可能である。例えば外部切替スイ
ッチ36をオンさせることで、溶接モードを切り替える
ようにしているが、反対に外部切替スイッチ36を最初
にオンしておき、オフした場合に溶接モードを反転させ
るように構成しても良い。この場合、EX−OR35と
インバータゲート39の構成も共に変更されることは言
うまでもない。また、切替器19もアナログスイッチ1
1 〜194 で構成しているが、他のスイッチ要素を用
いても良い。さらに、論理回路は図示した場合に限定さ
れるものではなく、本発明の効果を奏するような論理構
成とした場合にも本発明を適用することができるもので
ある。
【0062】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の溶接装置によれ
ば、パルスミグ/マグ溶接パルスを含まないミグ/マ
グ溶接とを切り替えた場合でも電源ケーブルの出力端子
への接続変更をする必要がなく、溶接の作業能率を向上
させることができる。また、一つの外部切替スイッチの
操作毎にパルスミグ/マグ溶接パルスを含まないミグ
/マグ溶接かを容易に切り替えることが可能となる。し
たがって、従来パルスミグ/マグ溶接パルスを含まな
いミグ/マグ溶接の兼用電源を使用していても、切替作
業に時間がかかることから被溶接物に応じて電源特性を
決め、専用電源として使用していたが、本溶接装置によ
り、例えば一つの溶接物であっても、その溶接箇所に応
じてパルスミグ/マグ溶接パルスを含まないミグ/マ
グ溶接かの最適の出力特性を選択することができるよう
になり、能率向上に多大の効果が得られる。
【0063】請求項2記載の溶接モード切替方法によれ
ば、パルスミグ/マグ溶接パルスを含まないミグ/マ
グ溶接とを切り替えた場合でも電源ケーブルの出力端子
への接続変更をする必要がなく、溶接の作業能率を向上
させることができる。また、一つの外部切替スイッチの
操作毎にパルスミグ/マグ溶接パルスを含まないミグ
/マグ溶接かを容易に切り替えることが可能となる。し
たがって、従来パルスミグ/マグ溶接パルスを含まな
いミグ/マグ溶接の兼用電源を使用していても、切替作
業に時間がかかることから被溶接物に応じて電源特性を
決め、専用電源として使用していたが、本溶接装置によ
り、例えば一つの溶接物であっても、その溶接箇所に応
じてパルスミグ/マグ溶接パルスを含まないミグ/マ
グ溶接かの最適の出力特性を選択することができるよう
になり、能率向上に多大の効果が得られる。
【0064】請求項3記載の溶接装置によれば、発振器
で周期的に外部切替スイッチをオン、オフ制御すること
で、パルスミグ/マグ溶接パルスを含まないミグ/マ
グ溶接とを周期的に切り替えて溶接を行うようにしてい
る。したがって、発振器を用いて交互にパルスミグ/マ
グ溶接モードとパルスを含まないミグ/マグ溶接モード
とを切り替えることで、ビード幅が相対的に広く入熱が
大きいパルスミグ/マグ溶接と、ビード幅が相対的に狭
く入熱が低いパルスを含まないミグ/マグ溶接とが交互
に繰り返されるため、パルスを含まないミグ/マグ溶接
のみの場合よりも、ビード幅がやや広くなり、且つ入熱
パルスミグ/マグ溶接のみの場合より低くなり、ビー
ド外観もTIGフィラー溶接を行ったときのようにウロ
コ状ビードとなり、外観の向上と共に、入熱が低下する
ため、入熱過大による溶け落ち等の溶接不良防止に効果
がある。
【0065】請求項4記載の溶接装置によれば、最初に
溶接モード選択器にてパルスミグ/マグ溶接モードに選
択設定しておき、溶接のスタートから所定の時間が経過
した後にタイミング発生器により信号を出力して外部切
替スイッチを操作し、パルスミグ/マグ溶接モードから
パルスを含まないミグ/マグ溶接に切り替えて溶接をす
るようにしている。このためパルスを含まないミグ/マ
グ溶接の欠点の一つである、アークスタート部の入熱不
足によるスタート部のビード余盛の過大・溶け込み不足
が、スタート部に入熱の大きいパルスミグ/マグ溶接
利用できるため、スタート部の余盛過大・溶け込み不足
が軽減され、ビードの外観の向上を図ることができる。
【0066】請求項5記載の溶接装置によれば、被溶接
物の溶接位置情報、溶接情報を格納しているメモリから
読み出すことで、制御盤から外部切替信号を溶接装置の
外部切替スイッチに送り、該外部切替スイッチを操作す
ることで、溶接箇所に応じてパルスミグ/マグ溶接
ルスを含まないミグ/マグ溶接かの選択が可能となる。
したがって被溶接物の溶接箇所の状態に応じてパルスミ
グ/マグ溶接モードとパルスを含まないミグ/マグ溶接
モードとを切り替えるための外部切替信号を溶接装置の
外部切替スイッチに入力することで、溶接箇所に応じた
最適の溶接方法(パルスミグ/マグ溶接か、あるいは
ルスを含まないミグ/マグ溶接か)を連続的に切り替え
て使用することが可能となる。
【0067】請求項6記載の溶接装置によれば、作業
が容易に足踏みスイッチを操作すること、作業が容
易に溶接箇所に応じてパルスミグ/マグ溶接パルスを
含まないミグ/マグ溶接かの切り替えが容易となる。し
たがって、溶接作業者が溶接を行いながら、いつでも溶
接箇所に応じてパルスミグ/マグ溶接パルスを含まな
いミグ/マグ溶接の使い分けが可能となり、電源を一旦
オフすることなく溶接モードを切り替えながら連続して
同一の母材に対して溶接作業ができて、作業能率の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の溶接装置のブロック構成図で
ある。
【図2】(a)はパルスミグ/マグ溶接をした場合のビ
ードの断面を示す図である。 (b)は非パルスミグ/マグ溶接をした場合のビードの
断面を示す図である。
【図3】本発明の実施例2のブロック構成図である。
【図4】本発明の実施例3の溶接装置のブロック構成図
である。
【図5】従来例の溶接装置のブロック構成図である。
【符号の説明】
2 インバータ回路 3 変圧器 4 交直変換器 5 直流リアクトル 6 プラス側出力端子 8 マイナス側出力端子 9 電源ケーブル 10 電源ケーブル 11 トーチ 12 母材 17 電圧検出器 18 電流検出器 19 切替器 191 〜194 アナログスイッチ 20 出力設定器 21 パルスパターン発生器 22 誤差増幅器 23 制御回路 24 溶接モード・ワイヤ径選択器 31 波形制御回路 35 EX−OR(排他的論理和素子) 36 外部切替スイッチ 39 インバータゲート 41 制御盤 43 メモリ 45 溶接ロボット 47 被溶接物 48 低周波発振器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 9/073,9/09

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源を高周波出力に変換するインバ
    ータ回路(2)と、このインバータ回路(2)の交流出
    力を降圧する変圧器(3)と、この変圧器(3)の交流
    出力を直流に変換する交直変換器(4)と、この交直変
    換器(4)の出力端に一端が接続されパルスミグ/マグ
    溶接に応じた値の容量を有する直流リアクトル(5)
    と、一方はこの直流リアクトル(5)の他端が接続され
    他方は接地されトーチ(11)と母材(12)間をそれ
    ぞれ電源ケーブル(9)(10)にて接続される一対の
    出力端子(6)(8)と、この出力端子(6)(8)間
    の電圧を検出する電圧検出器(17)と、出力電流を検
    出する電流検出器(18)と、パルスミグ/マグ溶接
    場合に所定のパルスパターンの信号を出力するパルスパ
    ターン発生器(21)と、パルスを含まないミグ/マグ
    溶接の場合に所定の基準信号を出力する出力設定器(2
    0)と、この出力設定器(20)からの基準信号が入力
    されると共に、上記電圧検出器(17)からの検出信号
    が入力され、該電圧検出器(17)からの検出信号によ
    パルスを含まないミグ/マグ溶接モード時において短
    絡状態を検出した場合には電流波形の立ち上がりを抑制
    するためインバータ回路(2)の出力を低減させるべく
    基準信号を変化させる波形制御回路(31)と、上記電
    圧検出器(17)からの検出信号、電流検出器(18)
    からの検出信号、パルスパターン発生器(21)からの
    パルスパターンの信号、波形制御回路(31)からの基
    準信号がそれぞれのスイッチ要素(191 )〜(19
    4 )に入力される切替器(19)と、最初にパルスミグ
    /マグ溶接パルスを含まないミグ/マグ溶接かいずれ
    かの溶接モードを選択設定する溶接モード選択器(2
    4)と、外部からの操作によりオン信号またはオフ信号
    を出力する外部切替スイッチ(36)と、上記溶接モー
    ド選択器(24)と外部切替スイッチ(36)からの両
    信号を入力して外部切替スイッチ(36)の操作毎に上
    記切替器(19)のスイッチ要素(191 )〜(19
    4 )を選択してパルスミグ/マグ溶接モードかパルスを
    含まないミグ/マグ溶接モードかを切り替える切替制御
    手段(35)(39)と、この切替制御手段(35)
    (39)により選択された切替器(19)のスイッチ要
    素(191 )〜(194 )からの検出信号とパルスパタ
    ーン発生器(21)あるいは波形制御回路(31)から
    の基準となる信号とを比較する誤差増幅器(22)と、
    この誤差増幅器(22)からの信号によりインバータ回
    路(2)の出力を略一定に制御する制御回路(23)と
    を備えていることを特徴とする溶接装置。
  2. 【請求項2】 直流電源をインバータ回路(2)にて高
    周波出力に変換し、上記インバータ回路(2)の交流出
    力を変圧器(3)にて降圧した後に交直変換器(4)に
    より直流に変換し、上記交直変換器(4)の出力端より
    パルスミグ/マグ溶接に応じた値の容量を有する直流リ
    アクトル(5)を介して一対の出力端子(6)(8)に
    接続し、この一対の出力端子(6)(8)間に電源ケー
    ブル(9)(10)を介してトーチ(11)と母材(1
    2)とに接続し、上記出力端子(6)(8)間の電圧を
    検出する電圧検出器(17)を設け、出力電流を検出す
    る電流検出器(18)を設け、パルスミグ/マグ溶接
    場合に所定のパルスパターンの信号を出力するパルスパ
    ターン発生器(21)を設け、パルスを含まないミグ/
    マグ溶接の場合に所定の基準信号を出力する出力設定器
    (20)を設け、この出力設定器(20)からの基準信
    号が入力されると共に、上記電圧検出器(17)からの
    検出信号が入力され、該電圧検出器(17)からの検出
    信号によりパルスを含まないミグ/マグ溶接モード時に
    おいて短絡状態を検出した場合には電流波形の立ち上が
    りを抑制するためインバータ回路(2)の出力を低減さ
    せるべく基準信号を変化させる波形制御回路(31)を
    設け、上記電圧検出器(17)からの検出信号、電流検
    出器(18)からの検出信号、パルスパターン発生器
    (21)からのパルスパターンの信号、波形制御回路
    (31)からの基準信号がそれぞれのスイッチ要素(1
    1 )〜(194 )に入力される切替器(19)を設
    け、最初にパルスミグ/マグ溶接パルスを含まないミ
    グ/マグ溶接かいずれかの溶接モードを選択設定する溶
    接モード選択器(24)を設け、外部からの操作により
    オン信号またはオフ信号を出力する外部切替スイッチ
    (36)を設け、上記溶接モード選択器(24)と外部
    切替スイッチ(36)からの両信号を入力して外部切替
    スイッチ(36)の操作毎に上記切替器(19)のスイ
    ッチ要素(191 )〜(194 )を選択してパルスミグ
    /マグ溶接モードかパルスを含まな いミグ/マグ溶接
    ードかを切り替える切替制御手段(35)(39)を設
    け、この切替制御手段(35)(39)により選択され
    た切替器(19)のスイッチ要素(191 )〜(19
    4 )からの検出信号とパルスパターン発生器(21)あ
    るいは波形制御回路(31)からの基準となる信号とを
    比較する誤差増幅器(22)を設け、この誤差増幅器
    (22)からの信号によりインバータ回路(2)の出力
    を略一定に制御する制御回路(23)を設け、上記溶接
    モード選択器(24)にて予めパルスミグ/マグ溶接
    ードかパルスを含まないミグ/マグ溶接モードかを選択
    設定しておき、溶接開始後に上記外部切替スイッチ(3
    6)を操作する毎に溶接モード選択器(24)で最初に
    設定した溶接モードから交互に反対の溶接モードに反転
    させるようにしたことを特徴とする溶接モード切替方
    法。
  3. 【請求項3】 上記外部切替スイッチ(36)を、周期
    的にオン、オフ制御する発振器(48)を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の溶接装置。
  4. 【請求項4】 最初に溶接モード選択器(24)でパル
    スミグ/マグ溶接モードに選択設定しておき、溶接スタ
    ートから所定の時間経過後に外部切替スイッチ(36)
    を操作するタイミング発生器を備えていることを特徴と
    する請求項1記載の溶接装置。
  5. 【請求項5】 被溶接物(47)の溶接位置情報、パル
    スミグ/マグ溶接パルスを含まないミグ/マグ溶接
    の溶接情報を予め格納したメモリ(43)を有すると共
    に、上記被溶接物(47)を自動溶接するロボット(4
    5)を制御する制御盤(41)を備え、上記被溶接物
    (47)の溶接箇所に応じて上記制御盤(41)より外
    部切替スイッチ(36)を制御する外部切替信号を出力
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載の溶接装
    置。
  6. 【請求項6】 上記外部切替スイッチ(36)を足踏み
    スイッチとして構成し、この足踏みスイッチを溶接作業
    位置に設置したことを特徴とする請求項1記載の溶接装
    置。
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