JPH07116839A - 消耗電極式直流アーク溶接機 - Google Patents

消耗電極式直流アーク溶接機

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JPH07116839A
JPH07116839A JP5288679A JP28867993A JPH07116839A JP H07116839 A JPH07116839 A JP H07116839A JP 5288679 A JP5288679 A JP 5288679A JP 28867993 A JP28867993 A JP 28867993A JP H07116839 A JPH07116839 A JP H07116839A
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国男 狩野
Haruo Moriguchi
晴雄 森口
Toshiichi Fujiyoshi
敏一 藤吉
Kenzo Danjo
謙三 檀上
Atsushi Kinoshita
敦史 木下
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    • B23K9/00Arc welding or cutting
    • B23K9/095Monitoring or automatic control of welding parameters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B23K9/095Monitoring or automatic control of welding parameters
    • B23K9/0956Monitoring or automatic control of welding parameters using sensing means, e.g. optical

Abstract

(57)【要約】 【目的】 短絡時の出力電流を低減してスパッタの発生
を抑え、しかもアーク遷移時の出力電流の不足を防止し
て溶接不良の発生を防止する。 【構成】 インバータ4の出力に設けた出力変圧器7の
3次巻線7cの出力電圧を検知し、整流器29により整
流してその電圧信号Svを形成し、この信号Svと基準
電圧Srとの差を検知し、その差に基づいてインバータ
を制御して平均値的出力電圧を一定に維持する手段を具
備する消耗電極式直流アーク溶接機に、溶接負荷に流れ
る電流を電流検知器36により検知し、この検知信号を
微分回路35により微分した補正信号Sxを上記基準信
号から減ずる手段が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】この発明は消耗電極式直流アーク溶接機に
関し、特にインバータ制御型の直流アーク溶接機に関す
る。
【0003】
【従来の技術】インバータ制御型の直流アーク溶接機
は、商用電源の交流電力を入力整流器で整流し、その直
流出力を半導体スイッチング素子で構成されたインバー
タにより高周波の交流電力に変換し、これを出力変圧器
で適当に降圧した後、再度整流して溶接用の直流電力を
得るようになっている。この型の溶接機は、大重量の入
力変圧器を要せず、インバータの出力周波数を高くする
ことにより、出力変圧器を小型化できるので、装置が小
型軽量化される上、出力電圧と所定の基準電圧の差を制
御電圧としてインバータのスイッチングを制御すること
により、出力電圧を効率よく安定化し得るという利点を
有する。
【0004】CO2溶接、MAG溶接、MIG溶接等の
消耗電極式の直流アーク溶接機は、連続的に供給される
溶接用電極ワイヤと被溶接母材から形成される溶接負荷
に、溶接機から上記のような定電圧化された直流電力を
供給し、母材に短絡された電極ワイヤをその母材から引
き離してアークを形成し、以後同様に短絡とアークを繰
り返すことによって行われるが、溶接負荷に供給される
電流が短絡時に過大になると不都合なスパッタを生成す
る。このスパッタを制御するために、通常は溶接機の出
力側に大型の直流リアクトルを設けて負荷電流の急増を
防止しているが、これが溶接機の小型軽量化を妨げるこ
とになる。
【0005】本願発明者等は、先願の特願平4−826
75号により、この無用のスパッタを防止する手段を提
案した。即ち、図6(a)のように変化する溶接機の出
力電圧Vから短絡期間Tsを検知し、この期間中図6
(b)のように上記の基準電圧Srを所定量Snだけ引
き下げる。その期間中、上記インバータの出力電圧を引
き下げ、これによって図6(c)のように出力電流を低
減してスパッタを制御する。又、アーク期間Taの初期
において出力電流の回復が遅れ、溶接負荷の給熱不足を
生じて、図7に示すように溶接部Aが母材Bから急峻に
盛り上がり、このため、溶接領域が狭くなって溶接部の
機械的強度が低くなる。この溶接不良を防止するために
アーク期間Taの初期を図6(b)に示すように基準電
圧Srを所定SPだけ立ち上げ、さらにSPを徐々に低
下させる。そしてこの期間、上記のインバータの出力電
圧を引き上げたのち、徐々に低下させて、図6(c)に
示すように出力電流を上昇させて溶接負荷への給熱不足
を防止し、溶接部の急激な盛り上がりを防止し、溶接部
の機械的強度の低下を防いでいる。
【0006】ところで、溶接機の出力電圧は本来図6
(a)のように変化するから、これから短絡期間Tsと
アーク期間Taを識別するのは容易であるが、実際には
これに雑音が重畳して遷移点が不明瞭になる。即ち、通
常溶接機の出力端子と溶接負荷とは、例えば10〜20
mの長いケーブルで接続されるため、出力端子間の電圧
は高周波リップルを含んでいる。従って、誤った検知が
生じ易く、スパッタ防止は困難である。出力端子電圧の
代わりに溶接負荷の両端間電圧を用いると、上記の高周
波リップルの影響を減じることができるが、電極と母材
が変わる度に電圧検知器を接続し直す必要があり、作業
が面倒である上、検知器の導線が破損し易くて漏電を生
じる危険もある。
【0007】そこで、本願出願人は、特願平3−353
356号により出力電流を検知する消耗電極式直流アー
ク溶接機を提案している。即ち、出力電圧を所定の基準
電圧との差を検知し、その差に従ってインバータを制御
して平均出力電圧を一定に維持する帰還制御手段を具備
するとともに、その溶接機の直流出力電流を検知して検
知信号を発生し、その検知信号を微分して得られた信号
の正レベルの間、上記基準電圧に所定値の低減補正を加
えることによって、溶接負荷の短絡期間だけ平均出力電
圧を余分に低下させている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、、溶接負荷
は作業によってその都度変化するにもかかわらず、上記
の特願平3−353356号及び特願平4−82675
号とも溶接負荷の短絡期間、基準電圧に所定値の低減補
正を加えるのみである。このため、平坦な開先を溶接す
る場合の溶接電流よりも手振れなどによる強固な短絡に
よって流れる大きな溶接電流により、アーク遷移時に大
きなワイヤの溶断が生じてスパッタが発生する。
【0009】又、上述の特願平4−82675号におい
ても、溶接負荷の変更にもかかわらず、アーク期間の初
期に基準電圧Srに所定量Spを立ち上げ、その徐々に
低下させる量も一定である。このため厚板を溶接する場
合、溶接負荷への供給が不足ぎみとなり、溶接部の機械
的強度が得られないことがある。一方、薄板を溶接する
場合、過大な給熱が行われ、薄板を損傷することがあ
る。さらに短絡からアークに遷移したとき、所定値Sp
による大きな立ち上がりの補正により給熱が大きく、ワ
イヤ焼き切れによるスパッタの発生がある。
【0010】この発明の目的は、効果的にスパッタを防
止するとともに、溶接負荷への給熱を適正に行い溶接不
良の発生を防止するインバータ型の消耗電極式直流アー
ク溶接機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】交流電源電力を整流する
入力整流器と、その整流器の出力を高周波交流に変換す
るインバータと、そのインバータの出力を変圧する出力
変圧器と、変圧された出力を整流する出力整流器と、そ
の出力整流器の出力を溶接負荷に供給する手段とによっ
て消耗電極式直流アーク溶接機を構成する。さらに、変
圧器の出力電圧を検知し整流後、その電圧と所定の基準
電圧との差に基づいてインバータを駆動する帰還制御手
段と、溶接負荷に流れる電流を検知して対応する検知信
号を発生する手段と、上記検知信号を微分する微分回路
と、上記基準信号から微分回路の出力信号を減ずる補正
手段を設ける。
【0012】又、微分回路と補正手段との間に積分回路
を設ける。
【0013】溶接負荷の短絡期を検知し、所定時間後に
基準信号に短絡解除信号を加算する短絡解除補正手段を
設ける。
【0014】また、微分回路の出力に複数の分圧回路
と、分圧回路を切り換える切換器を設ける。
【0015】微分回路と補正手段との間に負の微分回路
の出力信号を調整する絶対増幅器を設ける。
【0016】
【作用】交流電力を入力整流器により整流し、その整流
器の出力をインバータにより高周波交流に変換する。こ
のインバータの出力を出力変圧器により変圧し、変圧さ
れた出力を整流し、溶接負荷に直流電力を供給する。変
圧器の出力電圧を検知し整流後、その電圧と所定の基準
電圧との差に基づいてインバータを駆動させ、帰還制御
して溶接負荷に印加する電圧を近似的平均値的に安定化
する。溶接負荷に流れる電流を検知して対応する検知信
号を発生させ、この検知信号を微分し基準信号から微分
された補正信号を減ずる。
【0017】これにより溶接負荷の短絡時、短絡直後立
ち下がりが大きく徐々に上昇し、アーク遷移時は立ち上
がりが大きく、その後徐々に減少する誤差入力信号が得
られ、溶接負荷に流れる出力電流もその誤差入力信号に
応じた電流となる。そして、出力電流が大きくその立ち
上がりが大きいとき、短絡直後は立ち下がりをさらに大
きくし、出力電流を減少させアーク遷移時は立ち上がり
のさらに大きくなり、出力電流を増加させる。これによ
り、出力電流に対応して帰還制御させる。
【0018】又、微分回路の出力に積分回路を設けるこ
とにより、微分信号が緩慢になり、溶接負荷に印加する
出力電圧を定電圧制御性を高くする。
【0019】短絡解除補正手段を設けることにより、溶
接負荷の短絡が長い場合に、基準信号に信号を加算し、
出力電流を増加させ溶接負荷の電極ワイヤを溶断して短
絡解除する。
【0020】複数の分圧回路と切換器を設けることによ
り、補正信号が調整される。
【0021】絶対増幅器を設けることにより、微分信号
の負の信号のみ調整され、アーク遷移時の出力電流が調
整される。
【0022】
【実施例】本考案による消耗電極式直流アーク溶接機の
第1の実施例を図1ないし図3に示す。商用電源からの
交流電力が、溶接機の入力端子1を介して例えばダイオ
ードブリッジ構成の入力整流器2で整流され、平滑コン
デンサ3により平滑化されてインバータ4に供給され
る。インバータ4はIGBT,バイポーラトランジス
タ,電界効果トランジスタ等の半導体スイッチング素子
4a,4bのフルブリッジ回路で構成され、インバータ
駆動回路20の制御による高周波スイッチング動作によ
り高周波交流電力を生成する。この高周波電力は出力変
圧器7により適当に降圧された後、例えばダイオードブ
リッジ構成の出力整流器8により整流され、平滑兼電流
制御用のリアクトル9を介して正負の出力端子10p,
10nから出力される。正の出力端子10pは絶縁ケー
ブル11pを介して供給機構によりフープから連続供給
される電極ワイヤ13に接続され、負の出力端子10n
は絶縁ケーブル11nを介して被溶接母材14に接続さ
れる。電極ワイヤ13と母材14はその間にアークを発
生する溶接負荷12を形成する。
【0023】出力変圧器7には3次巻線7cが巻かれ、
その出力は例えばダイオードブリッジ構成の補助整流器
29により整流され、負の出力電圧信号Svとして抵抗
17を介して、正入力端子が接地された演算増幅器22
の負端子に供給される。演算増幅器22の負端子には、
基準電源28からの所定の正の基準電圧信号Srも抵抗
26を介して供給される。
【0024】さらに、溶接負荷12に流れる出力電流
は、電流検知器36により検知され、この検出信号を抵
抗33,コンデンサ34により構成される微分回路35
により供給され、増幅器30により増幅される。この増
幅された負信号を補正信号Sxとして抵抗25を介して
演算増幅器22に供給される。なお、演算増幅器22に
入力する3つの信号と抵抗24,25,26により出力
設定手段27を構成する。又、31は抵抗を示し、図中
破線の32はコンデンサであり、特に必要としないが、
コンデンサ32を設けることによって演算増幅器30と
ともに積分回路を構成する。
【0025】従って、演算増幅器22の誤差入力信号は
3つの信号の和(Sr−Sv−Sx)を増幅して誤差信
号Seを生成し、これを制御信号としてインバータ駆動
回路20に供給する。駆動回路20はこの誤差信号Se
に応じてこれを零とするようにスイッチング素子の導通
時間を制御し、これによって出力変圧器7の3次巻線7
cの出力電圧を安定化する。23は演算増幅器22の帰
還抵抗である。
【0026】出力変圧器7の3次巻線7cの出力電圧を
安定化することにより、出力変圧器7の出力2次巻線7
bの出力電圧は安定される。従って、溶接機の出力電圧
は出力整流器8,リアクトル9により電圧降下するが、
ほぼ平均値的に安定化される。
【0027】そして、図2(a)に示すようにアーク状
態から電極ワイヤ13が母材14に短絡したとき、図2
(b)に示すように短絡直後の出力電流の立ち上がりが
大きく、時間とともに小さくなる。この出力電流を電流
検知器36により検知し、この検知信号が微分回路35
に入力する。微分出力は図2(c)に示すように内部の
遅れによって短絡直後急激に立ち上がり、その後徐々に
低下し、この微分出力が増幅され、補正信号をSxとし
て演算増幅器22に入力する。演算増幅器22には基準
電圧信号Sr,補正信号Sxが入力し、図2(d)に示
すように短絡直後レベルが急激に低下し、その後徐々に
低下していく。この信号に応じた溶接機の出力電圧によ
り出力電流は短絡直後低下する。
【0028】そして、溶接機の出力電流が大きい場合に
は、微分出力信号の立ち上がりが大きくなり、補正信号
の立ち下がりも大きい。従って溶接機の出力電圧が低く
なり出力電流は減少し短絡時及びアーク遷移時のスパッ
タの発生が抑制される。
【0029】又、図2(a)に示すように短絡状態から
アーク状態に遷移したとき、アーク遷移直後は図2
(c)に示すように微分出力が急減に立ち下がり、その
後徐々に上昇する。そして、演算増幅器22の入力は図
2(d)に示すようにアーク遷移直後に立ち上がりが大
きくその後徐々に低下し、この信号に応じた出力電圧と
なり出力電流もアーク遷移直後増加する。
【0030】そして、溶接機の出力電流が大きい場合、
微分出力の立ち下がりが大きくなり、補正信号Sxも大
きく、従って溶接機の出力電圧が高くなり、出力電流は
増加しアーク遷移時の溶接負荷への給熱が十分行われ
る。図3に示すような溶接領域の広い強固な溶接ができ
る。又、出力電流が小さい場合は、アーク遷移時の出力
電流は小さくなり薄板溶接において母材を損傷させるこ
とはない。
【0031】なお、演算増幅器30の入出力間にコンデ
ンサ32を接続することによって、微分出力信号を積分
回路により小さく補正すれば、微分出力信号を緩慢に
し、低電圧制御を高くすることができる。特に電極ワイ
ヤが母材に短絡しないスプレー状態又はスプレー状態と
短絡が混在するグロビュラー状態で使用する場合、電流
変化の少ない定電圧制御が求められ、このスプレー状態
及びグロビュラー状態の使用に適する。
【0032】次に第2の実施例について図4により説明
する。図4の溶接機が図1の溶接機と異なる点は、溶接
機の出力電圧を電圧検知器41により検知し、短絡時の
短絡時間を検知する短絡期間検知器42を設け、検知器
42から出力される正の短絡解除信号Syを抵抗43を
介して演算増幅器22に入力した点にある。
【0033】すなわち、溶接機の出力電流が小さいと
き、電極ワイヤ13が母材14に短絡した後、短絡を継
続しアークに遷移できない場合に動作させる。電極ワイ
ヤ13が母材14に短絡したとき、短絡期間を検知器4
2によりカウントし、所定期間に達すると、検知器42
から出力される正の短絡解除信号Syを抵抗43を介し
て演算増幅器22に入力する。演算増幅器22の誤差入
力信号は、4つの信号の和(Sr−Sv−Sx+Sy)
が入力され、短絡解除信号が加算された分、出力電圧、
出力電流が増加し、ワイヤ13と母材14の短絡をすみ
やに解除する。
【0034】第3の実施例について図5により説明す
る。図5の溶接機が図1の溶接機と異なる点は、微分回
路35の微分出力信号を増幅した後、信号レベルを可変
する抵抗51と,切換器52及び切換器52の出力に設
けられた抵抗53a,53b,53c…を設けた点と、
微分出力信号を増幅する絶対増幅器56と、絶対増幅器
56の負の出力量を設定する絶対量設定器57を設けた
ものである。
【0035】すなわち、電極ワイヤの径や材料等の種類
やシールドガスの種類によって、電極ワイヤ13と母材
14の短絡時及びアーク遷移時の要求される補正は異な
っている。このため微分出力信号の増幅信号を切換器5
2の切り換えにより信号レベルを変化させて電極ワイヤ
の種類やシールドガスの種類に応じて対応させる。
【0036】又、微分出力信号の負の信号のみを絶対値
増幅器56と設定器57により可変させる。これによ
り、溶接負荷の短絡時は上述と同様に動作させ、アーク
遷移時の補正信号レベルを変化させることができ、溶接
負荷への給熱を調整でき、溶接領域と溶接深さを調整で
き、溶接負荷に最適な溶接が可能となる。なお、この場
合、抵抗51,切換器52,抵抗53a,53b,53
cを除くことができる。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下に記載する効果を奏する。溶接負荷の
短絡時、出力電流が大きくその立ち上がりが狭いとき、
微分信号の立ち上がりを大きくして、誤差入力信号の立
ち下がりを大きくし、出力電圧を減少させ、出力電流を
減少させることができる。このため、短絡直後のスパッ
タを抑制することができる。また、短絡直後から徐々に
出力電流を上昇させているので、アーク遷移時には大き
な電極ワイヤの溶断がなく、スパッタの発生を防止でき
る。
【0038】また、アーク遷移時、出力電流の立ち上が
りを大きくして、溶接負荷への給熱を大きくすることが
でき、溶接部の機械的強度を高くすることができるとと
もに、美観のよいビートが得られる。さらに薄板溶接
時、出力電流が小さくその出力電流の立ち上がりも小さ
いため、過大な給熱が行われることがなく、薄板を損傷
させることがない。このように溶接負荷の出力電流に応
じた制御を行うことができる。
【0039】また、積分回路を設けることにより、溶接
機の出力を定電圧制御を高くすることができ、スプレー
状態の溶接及びグロビュラー状態の溶接で使用すること
ができる。
【0040】また、短絡解除補正手段を設けることによ
り、溶接負荷の長時間に渡る短絡に対し、出力電流を増
加させ強制的に電極ワイヤを溶断させ、溶接機の保護を
行うことができる。
【0041】また、分圧回路及び切換器を設けることに
より、溶接ワイヤの径や材質等の種類、シールドガスの
種類に適した補正ができ、これらに適した溶接を行うこ
とができる。
【0042】また、絶対値増幅器と設定器を設けること
により、アーク遷移時の溶接負荷への給熱を調整するこ
とができ、溶接領域と溶接深さを調整でき、溶接負荷に
適する溶接ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による消耗電極式直流アーク溶接機の第
1の実施例のブロック図である。
【図2】(a)〜(d)は図1の各部の波形図である。
【図3】図1の溶接説明図である。
【図4】本発明の消耗電極式直流アーク溶接機の第2の
実施例のブロック図である。
【図5】本発明の消耗電極式直流アーク溶接機の第3の
実施例のブロック図である。
【図6】従来の溶接機の各部の波形図である。
【図7】従来の溶接機の溶接説明図である。
【符号の説明】
2 入力整流器 4 インバータ 7 出力変圧器 7c 3次巻線 8 出力整流器 9 直流リアクトル 10p,10n 出力端子 11p,11n 絶縁ケーブル 12 溶接負荷 13 電極ワイヤ 14 母材 20 インバータ駆動回路 22,30 演算増幅器 23,31 帰還抵抗 24,25,26 抵抗 27 出力設定手段 28 基準電源 29 補助整流器 33 抵抗 34 コンデンサ 35 微分回路 36 電流検知器 41 電圧検知器 42 短絡期間検地器 43 抵抗 51 抵抗 52 切換器 53a,53b,53c 抵抗 56 絶対増幅器 57 絶対量設定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 檀上 謙三 大阪府大阪市東淀川区淡路2丁目14番3号 株式会社三社電機製作所内 (72)発明者 木下 敦史 大阪府大阪市東淀川区淡路2丁目14番3号 株式会社三社電機製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源電力を整流する入力整流器と、
    その整流器の出力を高周波交流に変換するインバータ
    と、そのインバータ出力を変圧する出力変圧器と、その
    変圧器の出力を整流する出力整流器と、その出力整流器
    の出力を溶接負荷に供給する手段とを含む消耗電極式直
    流アーク溶接機において、上記変圧器の出力電圧を検知
    し、整流後その電圧と所定の基準電圧との差に基づいて
    上記インバータを駆動する帰還制御手段と、上記溶接負
    に流れる電流を検知して対応する検知信号を発生する手
    段と、上記検知信号を微分する微分回路と、上記基準信
    号から上記微分回路の出力信号を減ずる補正手段を有す
    ることを特徴とする消耗電極式直流アーク溶接機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の消耗電極式直流アーク溶
    接機において、上記微分回路と上記補正手段との間に積
    分回路を設けたことを特徴とする消耗電極式直流アーク
    溶接機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の消耗電極式直流アーク溶
    接機において、溶接負荷の短絡期間を検知し、所定時間
    後に上記基準信号に短絡解除信号を加算する短絡解除補
    正手段を有することを特徴とする消耗電極式直流アーク
    溶接機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の消耗電極式直流アーク溶
    接機において、上記微分回路の出力に複数の分圧回路と
    分圧回路を切り換える切換器とを設けたことを特徴とす
    る消耗電極式直流アーク溶接機。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の消耗電極式直流アーク溶
    接機において、上記微分回路と上記補正手段との間に負
    の微分回路の出力信号を調整する絶対増幅器を設けたこ
    とを特徴とする消耗電極式直流アーク溶接機。
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