JPH0623813Y2 - 硬質樹脂、銅管等からなる硬質流体管の端末部における配管構造 - Google Patents

硬質樹脂、銅管等からなる硬質流体管の端末部における配管構造

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JPH0623813Y2
JPH0623813Y2 JP2936788U JP2936788U JPH0623813Y2 JP H0623813 Y2 JPH0623813 Y2 JP H0623813Y2 JP 2936788 U JP2936788 U JP 2936788U JP 2936788 U JP2936788 U JP 2936788U JP H0623813 Y2 JPH0623813 Y2 JP H0623813Y2
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hard
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hard fluid
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昭八 清水
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Mirai Kogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、硬質樹脂、銅管、あるいは樹脂と金属の複合
管のように硬質な材料で作製され、内部に湯、水、瓦斯
等を通す硬質流体管の端末部における配管構造に関す
る。
(従来の技術) 出願人は、配管が容易で、配管後の補修、交換等が容易
に行なえる便利さから、第5図に示すように給湯口(10
0)と給湯栓(200)との間に可とう管(20)及び継手収納ボ
ックス(10)を配管し、これら可とう管(20)及び継手収納
ボックス(10)内に流体管(30)及び継手(50)を収納する配
管構造を提案している。
このような配管構造に使用する流体管には、可とう管内
を挿通して配管する関係上、フレキシブルな流体管を採
用している。例えば、ポリエチレンの架橋構造をもつ合
成樹脂管等である。
(考案が解決しようとする課題) ところで、このようなフレキシブルな流体管を使用する
と、壁材に開口を設けて壁裏から壁表に引き出して配管
する場合の前記開口は、継手を出し入れできる程度の丸
に近い小さな開口で足りる。
しかしながら、硬質樹脂管、銅管、あるいは合成樹脂と
金属との複合管等の硬質な流体管になると、前記のよう
な引き出し配管する場合に管の曲げが容易でなく、フレ
キシブルな流体管のような小さな壁孔では出し入れでき
ない。このため壁材に大きな開口を設ける必要が出てく
る。さらに、流体管を挿通する可とう管や継手収納ボッ
クスも、このような流体管の硬さに合わせて、流体管の
配管の行ないやすい構造とする必要がある。
本考案は、このような事情に鑑みなされたものであり、
これら硬い流体管に対して配管作業が容易に行なえるよ
うに工夫された硬質流体管の端末部における配管構造を
提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) すなわち、本考案に係る配管構造は、 「硬質樹脂、銅管等からなる硬質流体管の端末に継手を
接続固定する配管構造であって、 硬質流体管の曲げの許容範囲を包含するとともに継手を
収納する収納空間を有し、斜め方向に壁表に引き出され
る硬質流体管と硬質流体管に接続した継手とを、硬質流
体管の曲げの許容範囲内で壁表で出し入れできる大きさ
の長孔開口部を備えた継手収納ボックスを形成し、 壁材にも前記継手の出し入れを許容する開口を設けたこ
とを特徴とする硬質流体管の端末部における配管構造」
と、 「硬質樹脂、銅管等からなる硬質流体管の端末に継手を
接続固定する配管構造であって、 硬質流体管の曲げの許容範囲を包含するとともに継手を
収納する収納空間を有し、かつ硬質流体管の曲げの許容
範囲において硬質流体管の配管方向を引き出し方向に向
けて規制する傾斜内壁面を有し、硬質流体管に接続した
継手を硬質流体管の曲げの許容範囲内で壁表で出し入れ
できる大きさの長孔開口部を備えた継手収納ボックスを
形成し、 壁材にも前記継手の出し入れを許容する開口を設けたこ
とを特徴とする硬質流体管の端末部における配管構造」
とである。
(考案の作用) 請求項1記載の配管構造では、硬質流体管の曲げの許容
範囲を包含する収納空間を有する継手収納ボックスによ
って、可とう管内から継手収納ボックス内に挿通されて
きた硬質流体管を、無理なく曲げ配管して長孔開口部よ
り壁表に引き出すことができる。
また、斜め方向に引き出される硬質流体管と硬質流体管
に接続した継手とを壁表で出し入れできる大きさを有す
る長孔開口部によって、引き出した硬質流体管に接続し
た継手を、硬質流体管に曲げの負担をかけることなく長
孔開口部より挿入し、所定の位置に設置することができ
る。
同様に、請求項2記載の配管構造についても、硬質流体
管の曲げの許容範囲において硬質流体管の配管方向を引
き出し方向に向けて規制する継手収納ボックスの傾斜内
壁面によって、可とう管内から継手収納ボックス内に挿
通されてきた硬質流体管を無理なく所定の方向に曲げ配
管することができる。さらに、請求項2記載の配管構造
については、継手収納ボックスの傾斜内壁面に沿わせて
硬質流体管を引き出せるので配管作業を容易に行なうこ
とができる。
(実施例) 以下、図面に示す実施例にしたがって、本考案に係る配
管構造を詳細に説明する。
第1図及び第2図は本考案に係る配管構造の一実施例を
示したものである。図は、下方から配管された可とう管
(20)と、その端部に取り付けられ、壁孔(61)に長孔開口
部(11)が臨むように設置された継手収納ボックス(10)内
に、硬質流体管(30)と硬質流体管(30)に接続された継手
(50)とが収納された配管構造を示している。
可とう管(20)には、合成樹脂管が使用されている。この
可とう管(20)は、曲げが容易な外面に凹凸を有する波付
管が適している。また波付管であると、その外面の凹凸
を利用し、例えば外面の凹部内に突起を係止させること
により継手収納ボックス(10)に取り付ける等、継手収納
ボックス(10)への取り付けが便利である。また、硬質流
体管(30)と継手との接続箇所からの漏水が、継手収納ボ
ックス(10)との取付部分から外部に漏れないように、前
記外面の凹部内にリング状で弾性を有するゴムを嵌挿し
て取付部分の止水構造を採ることができる。
継手収納ボックス(10)は、硬質流体管(30)が挿入される
挿入口(12)と、挿入された硬質流体管(30)を引き出す引
出口である長孔開口部(11)とが形成され、第3図に示す
ように内部には硬質流体管(30)の曲げの許容範囲を包含
する収納空間(13)を有している。すなわち、曲げにくい
硬質流体管(30)に対しては、曲げやすい軟質の流体管に
比べ挿入口(12)から引出口までの距離が長めに形成され
ている。
また、この継手収納ボックス(10)は、硬質流体管(30)の
曲げの許容範囲において硬質流体管(30)の配管方向を引
き出し方向に向けて規制する傾斜内壁面(14)を有してい
る。この傾斜内壁面(14)は、図に示すようにゆるやかな
湾曲線を描くように形成され、壁面に対して鋭角の傾斜
角で接すように形成されているものが好ましく、硬質流
体管(30)の引き出しを容易にしている。
前記継手収納ボックス(10)の傾斜内壁面(14)に連続し
て、継手収納ボックス(10)には硬質流体管(30)を引き出
す引出口である長孔開口部(11)が形成されている。この
長孔開口部(11)は硬質流体管(30)の配管方向に長く形成
され、第4図に示すように斜め方向に引き出される硬質
流体管(30)と硬質流体管に接続した継手(50)とを壁表で
出し入れできる大きさを有している。
これら継手収納ボックス(10)及び可とう管(20)は、図に
示すように継手収納ボックス(10)の上下部に設けられた
角孔(15)に挿通した鋼材等の支持部材を使って、この支
持部材を建物の柱や支骨鉄筋あるいは桟、柱等に固定す
る等の手段により、所定の配管位置に固定されるように
なっている。なお、継手収納ボックス(10)及び可とう管
(20)の固定は、桟、柱等に直接ビス止めによりなされて
もよい。
継手(50)は、真鍮等の金属によって作製され、ほぼ直角
に曲った通路を有し、一端の接続口には雌ねじ環(51)の
締めつけによって硬質流体管(30)を接続できるようにな
っており、他端の接続口には水栓、ガス栓を取り付ける
ための螺子溝(52)が形成されている。また、継手(50)の
外周には取付孔(53)を有した鍔部(54)が形成されてお
り、第2図に示すように取付孔(53)に挿通した螺子(40)
によって継手(50)は継手収納ボックス(10)内に取り付け
られるようになっている。
なお、継手(50)の水栓、ガス栓を取り付ける接続口に
は、外周に雄ねじ(56)が切られており、継手収納ボック
ス(10)の長孔開口部(11)をおおう蓋部材(50)を取り付け
るための固定ナット(70)を螺合することができるように
なっている。
このような配管構造によって、曲げにくい硬質流体管(3
0)も容易に配管することができる。なお、図は可とう管
(20)が下方から配管された場合の配管構造を示している
が、可とう管(20)が上方から配管された場合には図の上
下を反対にする構造とすることにより硬質流体管(30)の
配管が可能となる。
(考案の効果) 以上説明したように、請求項1記載の配管構造では、硬
質流体管の曲げの許容範囲を包含する収納空間を有する
継手収納ボックスによって、可とう管内から継手収納ボ
ックス内に挿通されてきた硬質流体管を、無理なく曲げ
配管して長孔開口部より引き出すことができる。
また、斜め方向に引き出される硬質流体管と硬質流体管
に接続した継手とを壁表で出し入れできる大きさを有す
る長孔開口部によって、引き出した硬質流体管に接続し
た継手を、硬質流体管に曲げの負担をかけることなく長
孔開口部より挿入し、所定の位置に設置することができ
る。
同様に、請求項2記載の配管構造についても、硬質流体
管の曲げの許容範囲において硬質流体管の配管方向を引
き出し方向に向けて規制する継手収納ボックスの傾斜内
壁面によって、可とう管内から継手収納ボックス内に挿
通されてきた硬質流体管を無理なく所定の方向に曲げ配
管することができる。
さらに、請求項2記載の配管構造については継手収納ボ
ックスの傾斜内壁面に沿わせて硬質流体管を引き出せる
ので配管作業を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までは本考案に係る配管構造の一実施
例を示し、第1図はその斜視図、第2図はその断面図、
第3図は硬質流体管の配管状態を説明するための断面
図、第4図は継手の収納状態を説明するための断面図、
第5図は本考案を適用する配管の概要をあらわした正面
図である。 符号の説明 10……継手収納ボックス、11……長孔開口部、 13……収納部、14……傾斜内壁面、 20……可とう管、30……硬質流体管、 50……継手。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬質樹脂、銅管等からなる硬質流体管の端
    末に継手を接続固定する配管構造であって、 硬質流体管の曲げの許容範囲を包含するとともに継手を
    収納する収納空間を有し、斜め方向に壁表に引き出され
    る硬質流体管と硬質流体管に接続した継手とを、硬質流
    体管の曲げの許容範囲内で壁表で出し入れできる大きさ
    の長孔開口部を備えた継手収納ボックスを形成し、 壁材にも前記継手の出し入れを許容する開口を設けたこ
    とを特徴とする硬質流体管の端末部における配管構造。
  2. 【請求項2】硬質樹脂、銅管等からなる硬質流体管の端
    末に継手を接続固定する配管構造であって、 硬質流体管の曲げの許容範囲を包含するとともに継手を
    収納する収納空間を有し、かつ硬質流体管の曲げの許容
    範囲において硬質流体管の配管方向を引き出し方向に向
    けて規制する傾斜内壁面を有し、硬質流体管に接続した
    継手を硬質流体管の曲げの許容範囲内で壁表で出し入れ
    できる大きさの長孔開口部を備えた継手収納ボックスを
    形成し、 壁材にも前記継手の出し入れを許容する開口を設けたこ
    とを特徴とする硬質流体管の端末部における配管構造。
JP2936788U 1988-03-05 1988-03-05 硬質樹脂、銅管等からなる硬質流体管の端末部における配管構造 Expired - Lifetime JPH0623813Y2 (ja)

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JPH01133588U JPH01133588U (ja) 1989-09-12
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