JPH06237471A - 電子画像形成システムの改良アナログ信号処理装置 - Google Patents

電子画像形成システムの改良アナログ信号処理装置

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JPH06237471A
JPH06237471A JP5203473A JP20347393A JPH06237471A JP H06237471 A JPH06237471 A JP H06237471A JP 5203473 A JP5203473 A JP 5203473A JP 20347393 A JP20347393 A JP 20347393A JP H06237471 A JPH06237471 A JP H06237471A
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JP5203473A
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David M Boisvert
マイケル ボァヴァート デヴィド
Michael J Gaboury
ジョセフ ガボリー マイケル
Gregory O Moberg
オスカー モバーグ グレゴリー
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 広範囲にわたる信号サンプリングレートで、
暗背景のばらつきを低減し、画像カラー成分の有効なホ
ワイトバランスを提供し得る電子アナログ信号処理装
置。 【構成】 CCD画像形成ユニット12と1つ以上の独
自のアナログ信号処理装置(ASP)14A,14B,
14Cを用いた電子画像形成システムである。各ASP
14A,14B,14Cは、CCD画像形成ユニット1
2からカラー成分画像信号を受信し、フルカラー画像に
合成するための適当なホワイトバランスを有する赤、
緑、青のカラー成分の各出力画像信号を供給する。出力
画像信号の暗背景、つまりゼロレベルは、共通の“暗”
基準電圧に基準化され、ASP、または複数のASPの
利得設定とは無関係に、合成されたカラー画像の暗背景
の変動分を最小にする。ASPは広範囲にわたる信号サ
ンプリングレートにわたって、実質的に8ビット以上の
ダイナミックレンジを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電荷結合素子(CC
D)等を用いる画像形成システムのための高性能、低コ
ストな電子アナログ信号処理装置に係わり、特に、高鮮
明度カラーテレビ(HDTV)システムで用いる高品質
電子画像、あるいは比較的低スピードの静止写真画像を
形成するシステムに要求される高画質電子画像を提供す
る。
【0002】
【従来の技術】本発明は、同一出願人による米国特許出
願930,137号(File No.KOD 647
81B)の関連出願である。この出願は、「改良された
電子カラー画像形成システム及びそのためのアナログ信
号処理装置」の名称で本特許出願と同時に出願され、そ
の発明者は、デビッド M.ボワバート及びチャールズ
V.スタンキャンピアーノである。
【0003】近年、シーンの電子画像形成のための光検
出性の電荷結合素子(CCD)が急速に発達している。
CCDは、その多くの利点(小型サイズ、低パワー、低
コスト等)のために、消費者用カムコーダ(camcorder)
等の多くの装置においては、選り抜きの画像形成ユニッ
トとなった。その性能、及び品質の向上につれ、CCD
は、高解像度、フルカラーバランス、広いダイナミック
レンジ、低レベル光に対する感度、高周波数レスポンス
特性が要求される様々な画像形成システム、例えば、高
鮮明度テレビジョン(HDTV)や照射光レベルが極め
て低い天文学上の観察に用いられる装置、において益々
用いられるようになっている。
【0004】CCD光画像形成ユニットは、通常、所定
の領域内に、X−Yパターンで配列された光検出セルか
らなる水平方向の行と垂直方向の列を有し、この上に、
あるシーンの画像が光学的に集束される。例として挙げ
ると、このようなセルは、各行及び列についてそれぞれ
1000個以上配列され、その結果、わずか1または数
センチメートル平方中に合計100万以上のセルが配置
される。各セルは、画像全体の中のごく小さな領域(画
素と呼ばれる)を示している。そして、CCDユニット
に画素が増えるほど、そのCCDにより再生される画像
における粒子が細かくなる。将来的なHDTVの応用の
場合、1つのCCDの画像領域につき約200万の画素
が用いられる。その画素信号はサンプリングルされ、約
40MHzのレートでアナログ画像信号電圧として、こ
のユニットから信号処理装置に出力される。このレート
は、例えば、(米国)テレビジョン標準委員会(NTS
C)の仕様に従って動作する25万画素しか持たない現
在のカラーテレビジョンシステムに要求されるレートに
比べると、はるかに速い。しかしながら、この40MH
zという高速性を、極めて低いノイズ、良質なカラーバ
ランス、及び広い動力範囲にわたる直線性とともに実現
するのは困難である。
【0005】CCD写真画像生成ユニットには、高画質
画像を得るために、そのCCDユニットにより生成され
たビデオ信号の受信・処理を行う電子アナログ信号回路
によって補正しなければならない所定の特性が存在す
る。CCDユニットの各セルに蓄積される電気信号は、
その特定のセル領域にある瞬間に入力する画像光強度と
関連を有する。面積当たりの画素数を多くするために
(例えば、面積当たり200万個)、個々のセルは極め
て小さくなっている(例えば、約5ミクロン平方)。そ
の結果、各セルは高いインピーダンスを有し、各セルか
らの電気信号(画像画素を示す)は、比較的小さい。従
って、CCDユニット内における熱雑音やスイッチング
過渡電流(switching transients)等の雑音が、このユ
ニットにより再生される画像の質に影響を及ぼす重大な
要因となる。
【0006】CCD画像形成ユニット、及びこれに関連
する諸問題についての広範囲にわたる論議が、IEEE
ソリッドステート回路ジャーナル(IEEE Journal of So
lidState Circuits)(vol.SC−9,No.1,
1974年2月,1〜14ページ)に掲載されたM.
H.ホワイトらによる論文「低光レベルにおける、表面
チャネルCCDイメージアレイの特性」に開示されてい
る。この論文は、CCD画像形成ユニットの理論及び作
用を説明し、さらに、相関ダブルサンプリング(CD
S)と呼ばれる方法を説明している。この方法は、CC
Dユニットのスイッチング過渡電流を除去し、リセット
スイッチ/ノードキャパシタンス結合に関連するナイキ
スト雑音を除去し、“1/f”表面ステート雑音の影響
を抑制するためのものである。この相関ダブルサンプリ
ング方法を利用したCDS信号処理装置の概略図が、前
記論文4ページの図5に示される。
【0007】本出願と同一出願人による米国特許第5,
010,408号(Toohey)は、CCD画像形成
ユニットからの信号中の雑音とひずみを低減するための
改良CDS回路を開示する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】より高速のサンプリン
グスピード、及びCCDユニットによる生成画像の高忠
実性と高解像性、に対する要求が高まるにつれ、これに
対応して、Toohey特許や前述のホワイトらによる
論文に開示された回路よりも優れた高速性能及び高精度
を有するアナログ信号処理装置が要求されるようになっ
た。
【0009】CCDユニットの個々のセル上には、画像
の各カラー成分に対応するカラーマスク(フィルター)
がそれぞれ設けられる。例えば、あるセルは赤(R)の
マスクで被覆され、あるセルは緑(G)、他のセルは青
(B)のマスクというように被覆される。従って、ある
1つの画像のR、G、Bのカラー成分は、CCDユニッ
トにおける対応するR、G、Bの各マスクによって別々
に検出される。しかしながら、緑のマスクの光透過率
は、赤及び青のマスクに対し異なるため、緑の光に対す
るセルの感度は、赤の光、あるいは、青の光に対するセ
ルの感光度よりも実質的に大きくなる。“緑の”セル
は、(入射した“白色光”、すなわち各色成分の釣り合
いのとれたカラー画像に対して)、“赤”または“青”
のセルよりも実質的に大きい電気出力信号を生成する。
従って、電子的に再生された画像において適正な“ホワ
イトカラーバランス”を得るために、このR、G、B信
号出力におけるこれらの差異を補正する必要がある。さ
らに、R、G、Bのセルが、光を受けない場合(全体的
に暗い状態)でも、各セルは、小さな最小限の“暗”信
号電圧を生成する。セル自体はすべて同じ(カラーマス
クだけが異なる)であり、“暗”(光のない状態)信号
は、CCDユニットの任意の横列におけるすべてのセル
について実質的に同じである。以下に詳説するように、
R、G、Bセルの“暗”信号特性が、(各カラーのホワ
イトカラーバランスに沿って)適切に補正されなけれ
ば、HDTVシステム等の高解像度カラー画像におい
て、目障りな“すじ”、すなわちそのカラー画像の
“暗”背景での差が現れてしまう。本発明は、適正なホ
ワイトカラーバランス及び暗背景の差の低減という問題
に対し、極めて有効な解決法を提供するものである。
【0010】アナログイメージ信号のダイナミックレン
ジは、便宜上2進ビット数として表される。従って、8
ビット数(10進法では256に等しい)は、その信号
を正確に256の部分に分割(ディジタル化)する回路
の能力を表している。逆に、このことは、雑音とひずみ
の影響は、全体の画像信号の256分の1以下(約0.
5%)であるということを意味している。例を挙げる
と、消費者用カムコーダは約8ビットのダイナミックレ
ンジを有するが、現行の品質カラーフィルムはおよそ1
2から14ビット(10進法で4096から16、38
4)のダイナミックレンジを有する。従って、HDTV
システムで要求されるような高品質電子カラー画像を生
成する場合には、CCD画像形成ユニット出力のための
アナログ信号処理装置(ASP)として、8ビット以上
のダイナミックレンジを有するものを提供することが望
ましい。
【0011】さらに、低コスト、小型サイズ、均一の品
質、などの見地から、アナログ信号処理装置(ASP)
を集積回路(IC)化できることが望ましい。しかしな
がら、ICとして実現するためにはASPの回路構造に
限界があり、逆に、どのようにIC化するかによってA
SPの性能も制限される。このように、(HDTVによ
って要求されるように)ASPにおいてより高速のサン
プリングを行おうとする場合、このASPを相補型金属
酸化膜半導体(CMOS)技術により実施するのは困難
である。これは、CMOS装置の高周波数応答特性に制
限があるためである。しかしながら、ICの製作コスト
を節減するためには、高速サンプリング用ICとして既
に製造されたASPを、低サンプリングレート(例え
ば、1MHz)でも利用できることが望ましい。10ビ
ット以上のダイナミックレンジとともにこのような低い
サンプリングレートを有することは、高感度及び極低ノ
イズが重要となる写真のような静止画像形成への応用に
おいては、望ましい。本発明は、バイポーラトランジス
タ技術あるいは接合電界効果トランジスタ技術における
ICとして容易に製造できるようなASPのための技術
を提供する。(集積回路としての)ASPは、高性能電
子画像形成への応用において広範囲にわたって適してい
る。ICとして、本発明によるASPは、コスト的にも
高い効果を有する。
【0012】多機能で、以下の機能を提供し得る電子ア
ナログ信号処理装置及び画像形成システムを得ることが
望まれる。
【0013】1.広いレンジの信号サンプリングレート
(例えば、1から40MHz)にわたって動作するこ
と。
【0014】2.低サンプリングレートにおいて10ビ
ット以上のダイナミックレンジを有し、40MHzのサ
ンプリングレートにおいて8ビット以上のダイナミック
レンジを有すること 3.CCD画像形成ユニットの出力信号をより有効に利
用しより高い信号対雑音比(S/N比)を得るための改
良されたクランプ機能、サンプル機能、信号保持機能
(モディファイされ“相関ダブルサンプリング”)。
【0015】4.極微暗背景での差を伴った画像カラー
成分(例えば、R、G、B)の“ホワイトバランス”を
有効に行うこと 5.周期的に“暗”画素を参照すること(ラインレート
クランピング(line rate clamping)) 6.有効な温度補償を伴い、極めて安定した線形動作を
行うこと 7.集積回路としての製作が容易なこと 8.超小型サイズであること 9.コスト上の効果を有すること
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の1つの
特徴によれば、各種の高性能電子画像形成システムにお
ける使用に適するアナログ信号処理装置(ASP)のた
めの独自の構成が提供される。この新規な構成により、
ASPを、バイポーラまたは接合電界効果トランジスタ
(JFET)技術による単一のICとして容易に製造で
きる。
【0017】この新規な構成は、4つのセクションから
なる。第1のセクションは、CCD画像形成ユニットの
出力に接続される前置回路である。第2のセクション
は、第1のセクションに接続され、増幅された低ノイズ
画像信号を供給する可変利得広帯域増幅器である。第3
のセクションは、第2セクションに接続され、低ノイ
ズ、低インピーダンスの出力画像信号を供給する出力多
重インバータ増幅器である。第4のセクションはフィー
ドバックサーボループであって、その出力は第2のセク
ションの入力に接続され、その入力は増幅された画像信
号を受信するために接続されている。
【0018】ASPの第1のセクションは、CCD画像
形成ユニットからの画素画像信号のクランプとサンプリ
ングと保持を行う改良された回路構成である。この回路
では、極めて広範囲の信号サンプリングレート(例え
ば、1から40MHz)が可能であると同時に、さらに
雑音及び切り替え時の過渡電流を低減することができ
る。
【0019】第2の増幅器ステージは、電子的に調節可
能な利得及びバイアス設定を有し、画像信号を極めて広
範囲にわたる帯域で極低ノイズで増幅できるように設計
されている。
【0020】第3の出力セクションは、第2セクション
からの増幅された画像信号を受信し、その信号の暗画素
部分を”ブランク”基準レベルに変換し、その信号を反
転させ、CCDユニットからのマイナス方向の画像信号
に対応するプラス方向の出力画像信号を供給する。第3
のステージは、CCDユニットにおける垂直から水平へ
のラインの移動の間に、雑音のない“ブランク”基準レ
ベルをASPの出力画像信号に多重送信する。
【0021】第4のセクションは、フィードバックサー
ボループとして機能し、第2(増幅器)セクションから
の画像信号の“暗”レベルを、第2セクションの利得設
定に関わりなく、所望の直流“ゼロ”レベルにリセット
する。これにより、ASPからの出力画像信号における
暗背景の変動分(variation) が効果的に除去される。フ
ィードバックサーボループを第2のセクションの後段に
置くことにより、第2セクションの利得調節の際にこの
調節によって出力画像信号の直流”ゼロ”レベルに影響
が及ぶことがない。以下に詳説するように、“暗”背景
レベルを第2のセクションの利得設定から独立させるこ
とによって、電子カラー画像形成システムのカラー成分
(例えば、R, G, B)の“ホワイトバランス”の処理
を大幅に簡素化することができる。
【0022】ASPの第1(入力)セクションには、互
いに密接に接続された2つの極小蓄電コンデンサ(例え
ば、それぞれ3pF)を含む差動サンプリング回路およ
びホールド回路が設けられる。これらのコンデンサの1
つを用いることで、CCD画像形成ユニットにより出力
されている瞬間画素信号をサンプリングし保持する。こ
のコンデンサは、キャパシタンスが極めて小さく、その
ため高周波数においてもインピーダンスが高いため、4
0MHzのレートでコンデンサにサンプリングされてい
る画像信号の精度を劣化させることがない。これらの極
小蓄電コンデンサはまた、ASPの能動素子(例えば、
スイッチやトランジスタ)の製作に利用されるIC技術
によって、回路要素として容易に製作可能である。2つ
のコンデンサは、第2のセクションの差動増幅器の各入
力に接続されている。(1MHz程度の低速サンプリン
グレートにおいてはインターバルが長いため)、あるサ
ンプリングピリオドから次のサンプリングピリオドまで
に、それぞれに蓄電される電圧がわずかに減少したとし
ても、これらの2つのコンデンサの差動装置により、電
圧におけるこのわずかな変化(減少)は、ASPの第2
セクションの次の回路において解消される。
【0023】本発明の別の特徴によれば、電子カラー画
像形成システムが提供される。このシステムは、複数の
画像信号を生成するCCD画像形成ユニットを用いるも
のである。各画像信号は、全体画像のカラー成分(R、
G、Bなど)に対応する。CCDユニットからのこれら
のカラー成分信号はそれぞれ、(本発明の第1の特徴と
して具体例を示した)各ASPに供給される。ASP
は、互いに同時、並列に駆動される。各ASPの利得は
別々に設定されており、各ASPによって個別に処理さ
れたカラー成分がフルカラー画像に再結合されるときに
“ホワイトバランス”処理が行われる。ホワイトバラン
ス処理を行うため、カラー成分が各ASPによって異な
る量だけ増幅されたとしても、“暗”レベル変動分(var
iation) は除去される。既に説明したように、ASPは
IC化するのが効果的である。このように、このカラー
システムの複数のASPは、互いに同一であり、同一の
条件の下で動作する(ただし、利得とフィードバックは
別々に設定される)。これにより、システムデザインが
簡易化され、全体のコストが大幅に削減されると同時
に、より完全なレベルに近い画像再生が可能になる。
【0024】本発明のさらに別の特徴によれば、電子画
像システムのCCD画像形成ユニットに用いられるアナ
ログ信号処理装置(ASP)が提供される。このASP
は、CCDユニットからの入力画像画素信号を受信し、
ASP内での処理のためにこの画素信号のクランプとサ
ンプリングを行ってそのサンプル値を保持する手段、を
含む入力セクションを有する。このASPは、さらに、
この画素信号のサンプル値を受信し、選択された利得で
広範囲の帯域にわたり低ノイズで信号増幅を行って出力
画像信号を得る増幅手段、を有する。この増幅手段は、
ある範囲で調節可能な利得を有し、出力画像信号の直流
レベルを所望の暗ゼロ値に設定するためのフィードバッ
ク信号が入力される。このASPは、さらに、画像信号
のためのフィードバック手段を有する。このフィードバ
ック手段は、補正信号を増幅手段のフィードバック信号
入力にフィードバックし、増幅手段の利得設定とは別個
に、出力画像信号の暗ゼロ値を設定する。
【0025】本発明は、添付の図面及びクレームととも
に、下記の詳しい説明を考慮することにより、一層の理
解が得られる。
【0026】
【実施例】図1は、本発明に係る電子カラー画像形成シ
ステム10を表したものである。この画像形成システム
10は、CCD画像形成ユニット(以下、CCDユニッ
トという)12、同一構成の複数のアナログ信号処理装
置(ASP)14A、14B、14C、カラー信号マル
チプレクス(MUX)ユニット16、アナログ・ディジ
タル(A/D)コンバータ18、ディジタル信号処理装
置(DSP)20、及び画像表示装置22から構成され
る。CCDユニット12は、当業者の間では周知のタイ
プのもので、多数の極小の感光セル24上に光学的に集
束されるシーン画像を受け取る。感光セル24は、ここ
では例として3つが図示されているが、ある領域にわた
って近接した間隔で行列XYに配列されており、各セル
24が全体画像の中の個々の画素を形成する。それぞれ
のセル24は、すでに説明したように、別個のカラーマ
スク(例えばR、G、B)で被覆され、別個のカラー成
分画像信号を供給する。ここでは、例として、画像信号
の第1カラー成分が、ASP14Aに入力される信号
“Vin”として、CCDユニット12から信号線26に
出力される。同様に、別の第2カラー成分がCCDユニ
ット12からASP14Bの入力に接続する信号線27
に出力され、別の第3のカラー成分がASP14Cの入
力に接続する信号線28に出力される。これらの3つの
カラー成分(例えばRGB)は、ASP14A、14
B、14Cにより、個別に、ただし同時に処理される。
以下に説明するように、ASP14A、14B、14C
の信号利得(増幅定数)は、個々のカラー成分信号がフ
ルカラー画像に再結合されたときに所望の“ホワイトバ
ランス”を得るように、個々に調節される。
【0027】ASP14Aは、入力された画像信号“V
in”をサンプルし、増幅し、反転し、信号線30を介し
て、出力信号(第1カラー成分)をMUXユニット16
に供給する。同様に、ASP14Bからの出力信号(第
2カラー成分)は信号線31を介してMUXユニット1
6に、ASP14Cからの出力信号(第3のカラー成
分)は信号線32を介してMUXユニット16にそれぞ
れ供給される。各ASPにおいてホワイトバランスのた
めに調節された3つのカラー成分信号は、MUXユニッ
ト16によって適当なシーケンスで結合され、信号線3
4を介してA/Dコンバータ18の入力に供給される。
A/Dコンバータ18でディジタル化されたカラー画像
信号は信号線36によってDSP20に供給され、さら
に、DSP20の出力側から信号線38を介して表示装
置22に供給される。MUXユニット16、A/Dコン
バータ18、DSP20、及び表示装置22は、当業者
に周知のものであり、(例えばHDTVシステムの1部
としての)それらの動作は従来通りである。
【0028】次に、同一物であるASP14A、14
B、14Cのうちの1つについて、その構成及び作用を
詳説する。ASP14A、14B、14Cからの、3つ
のカラー成分出力信号は、必要に応じて、破線の各信号
線40、41、42で示すように、表示装置22の対応
する入力(例えばR、G、B)に直接接続される。ある
タイプの画像形成への応用においては、システム10に
例示された3つ以上、または以下のカラー成分信号を用
いてもよい。また、以下にさらに説明するように、AS
P14A、14B、14Cは、これらの3つの信号すべ
てに共通に与えられる特定の制御信号(φ)と基準電圧
によって同時に制御される。ASP14A、14B、1
4Cの各信号利得は、生成された電子画像のカラー成分
のホワイトバランスを得るのに必要なだけ個別に調節さ
れる。
【0029】図2は、図1のASP14A、14B、1
4Cのいずれとしても機能するASP14の回路図であ
る。ASP14を構成するブロックは、第1(入力)セ
クション50、第2(増幅器)セクション52、第3の
(出力)セクション54、第4(フィードバック)セク
ション56である。これらのセクション50、52、5
4、56は、それぞれ、対応する破線ボックス内に図示
されている。ASP14の第1セクション50は、CC
Dユニット12から出力された画像信号“Vin”の各カ
ラー成分(図1参照)を受け取るための入力端子58を
有する。セクション50の入力端子58は、カップリン
グコンデンサ60の第1の端子に接続される。カップリ
ングコンデンサ60の第2の端子は、導線62を介して
バッファアンプ64の入力に接続されるとともに、導線
66を介してクランピングスイッチ68の第1の端子に
接続される。クランピングスイッチ68の第2の端子は
端子70に接続される。端子70には基準電圧“V
clamp1”が供給され、この端子70は導線72を介して
バッファアンプ74の入力に接続されている。クランピ
ングスイッチ68は、破線71で示される制御信号“φ
clamp1”により駆動される。入力された画像信号
“Vin”に関連したクランピングスイッチ68の開閉動
作については後述する。バッファアンプ64と74(こ
れらは同一構成である)は、ASP14の低ノイズ・広
レンジ動作を向上させるための差動回路の一部を構成す
る。
【0030】バッファアンプ64の出力はスイッチ76
の第1の端子に、バッファアンプ74の出力は同様のス
イッチ78の第1の端子にそれぞれ接続されている。ス
イッチ76、78はともに、破線79で示される制御信
号“φsample”によって同時に駆動される。入力信号
“Vin”に関連したスイッチ76と78の開閉動作につ
いては後述する。スイッチ76の第2の端子には、小型
の蓄電用のコンデンサ80の第1の端子が接続される。
コンデンサ80は接地された第2の端子を有する。コン
デンサ80に蓄電された電圧は、導線82を介してバッ
ファアンプ84の入力側に供給される。バッファアンプ
84は、導線86に供給される出力を有する。同様に、
スイッチ78の第2の端子は小型の蓄電用のコンデンサ
90の第1の端子に接続される。コンデンサ90の第2
の端子は接地されている。コンデンサ90に蓄電された
電圧は、導線92を介してバッファアンプ94の入力側
に供給される。バッファアンプ94は、導線96に供給
される出力を有する。コンデンサ80と90は、極めて
小さく(例えば、それぞれ3pF)、互いに同一である
のが好ましい。コンデンサ80及び90のキャパシタン
スはサンプリングレートに従って選択され、かなりの範
囲にわたって変化可能である(例えば、1pF以下から
999pFまで)。CCDユニット12から端子58に
供給される画像信号“Vin”が40MHzという高いサ
ンプリングレートであっても、コンデンサ80は極めて
小さいため、スイッチ76が閉じられているときにはフ
ル入力信号レベルまで急速に充電できる。コンデンサ8
0は極めて小型であるが、スイッチ76が開けられ約2
5ナノ秒後に再び閉じられるまで、実質的にそのレベル
に電荷を保つ。この間に、コンデンサ90は基準電圧
“Vclamp1”のレベルまで充電される。両コンデンサ8
0、90は同じ時定数を有するので、(リーク等によ
り)実質的に同じ割合でそれぞれの電荷をオーバータイ
ム損失する。すなわち、1周期の間に、コンデンサ80
と90に蓄積された各電圧は、同時に低下する。このよ
うな電圧低下は低サンプリングレート(例えば1MH
z)においてより問題になるが、これは効果的に解消さ
れる。これは、導線86を介してバッファアンプ84の
出力を、導線96を介してバッファアンプ94の出力
を、第2(増幅器)セクション52の対応する差動入力
に接続することによって解消される。これにより、AS
P14が、端子58における入力信号“Vin”のサンプ
リングレートの広い範囲にわたって効率的に動作するこ
とが可能になる。例としてあげると、カップリングコン
デンサ60は2000pFの値を有し、セクション50
の残りの部分の回路の外部に設けられてもよい。このカ
ップリングコンデンサ60とクランピングスイッチ68
は、前述のホワイトらによる論文の図5(4ページ)に
示されたコンデンサ“C1”、クランプスイッチ“1”
に対応する。本発明におけるASP14は、広いレンジ
の信号サンプリングレートにわたって、“相関ダブルサ
ンプリング”(CDS)によるノイズ低減を図るととも
に、差動ノイズ及びエラーをキャンセルするものであ
る。
【0031】ASP14の第2セクション52は、導線
86に接続される第1の入力端子102と導線96に接
続される第2の入力端子104とを有する可変利得増幅
器(“Av ”)100から成る。増幅器100は出力端
子108を有する。増幅器100の利得は調節可能であ
り、端子110に供給される外部電圧“Vgain”により
決定される。この電圧“Vgain”は、導線112によっ
て増幅器100内部の適当なノード(図示せず)に供給
される。出力端子108における増幅器100の出力信
号の“暗”レベルは、端子114における電圧“V
offset”によって設定される。この電圧“Voffset
は、導線116によってこの回路の適当な地点(図示せ
ず)に供給される。増幅器100は、入力端子102及
び104に供給された各信号を差動的に増幅し、適正に
増幅されたシングルエンドの出力信号を出力端子108
に供給する。増幅器100は、3つの主要な機能ブロッ
クから構成される。ここでは図示されていないが、その
3つの機能ブロックは、差電圧−差電流入力ステージ、
ギルバート利得セル、差電流−シングルエンド電圧出力
ドライバである。これらの機能ブロックのそれぞれの回
路は、当業者に周知のものである。増幅器100は、例
えば、IEEEソリッドステート回路ジャーナル(Vo
l.SC−16,No.6,1981年12月,626
−633ページ)掲載のR.A.ブローズチャイルド
(Brauschild)による論文「拡張された周波
数範囲を有するオープンループのプログラム可能な増幅
器」に詳説された増幅器と実質的に同一であってもよ
い。(ICとして製作される)完全な増幅回路の詳細図
は、ブローズチャイルドの論文の631ページ、図10
に開示されている。利得設定制御電圧(本発明における
ASP14の“Av ”増幅器100の“Vgain”に対応
する)は、ブローズチャイルドの図10の“バイアス
6”で定義された回路ノードに供給され、“零点(zero
ing )”電圧(本発明の“Vof fset”に対応)は“バイ
アス8”に供給される。増幅器100の帯域(ひいては
ノイズ)を限定することにより、低サンプリングレート
(例えば1から15MHz)におけるASP14のダイ
ナミックレンジは、実質的に10ビット以上になること
に留意すべきである。
【0032】第2セクション52の増幅器100の出力
端子108は、導線120を介して第3セクション54
の入力端子122に接続される。第3セクション54内
には、マルチプレクス(MUX)ユニット124と反転
増幅器126が設けられている。これらは、ともに当業
者に周知のものである。MUX124は、破線129で
示された制御信号“φblank ”によって駆動される単極
双投スイッチ128を含む。スイッチ128は、第1の
端子130、第2の端子132、及び共通端子である第
3の端子134を有する。端子130は入力端子122
に接続され、端子132は、基準電圧“Vblank ”が供
給される第2の入力端子136に接続されている。スイ
ッチ128が図示のように“アップ”位置にある場合、
端子122の入力信号はスイッチ128の端子134に
供給される。一方、スイッチ128が“ダウン”位置に
ある場合(図示せず)、端子136の基準電圧“V
blank”が端子134に供給される。MUX124から
の出力信号は、導線140を介して、端子134から抵
抗142を通って増幅器126の負入力端子(−)14
4に接続される。増幅器126は、これに接続された出
力線148に、入力端子144における負方向の入力に
対して正方向の出力信号“Vout ”を供給する。出力線
148と増幅器126の入力端子144の間には、フィ
ードバック抵抗150が接続される。増幅器126は、
抵抗154を介して接地接続された正入力端子(+)1
52を有する。抵抗142と150は、同じ抵抗値を有
し、それぞれが抵抗154の2倍の抵抗値を有してもよ
い。ここで、第3セクション54の出力線148は、図
1に示した導線30、31、32の1つまたは導線4
0、41、42(破線)の1つに対応することに留意す
べきである。増幅器126は、低出力インピーダンスを
有する。
【0033】ASP14の第4セクション56は、第3
セクション54からの出力画像信号“Vout ”を第2セ
クション52の利得設定とは無関係に所望の出力“ゼ
ロ”レベルに設定するためのフィードバックサーボルー
プとして機能する。以下に詳説するように、それぞれの
第3セクション54からの出力画像信号の“ゼロ”レベ
ル(例えば、図1のASP14A、14B、14Cのそ
れぞれによって処理された各カラー成分信号の暗レベ
ル)は、各第2セクション52の利得設定にかかわらず
等しくなければならない。
【0034】第4セクション56は、演算増幅器(OA
MP)160、スイッチ162、コンデンサ164及び
バッファアンプ165から構成される。OAMP160
は、導線167を介して第3セクション54の出力線1
48に接続される負入力端子(−)166を有する。ま
た、OAMP160は、基準電圧“Vclamp2”が印加さ
れる正入力端子(+)168を有する。端子166に供
給される画像信号(“Vout ”)と端子168に印加さ
れる基準電圧の電圧差は、OAMP160によって増幅
され、スイッチ162の第1の端子に接続された導線1
70に適正な極性で出力される。このスイッチ162
(開状態が図示されている)は、破線172で示す制御
信号“φclamp2”によって駆動される。スイッチ162
の第2の端子は、導線174によって、コンデンサ16
4の第1の端子及びバッファアンプ165に接続されて
いる。コンデンサ164の第2の端子は接地されてい
る。
【0035】スイッチ162が閉じられると、導線17
0の電圧は、導線174を介してコンデンサ164と接
地間に印加される。バッファアンプ165は、導線17
6によって端子114に接続される。これにより、端子
114は、コンデンサ164に蓄積された電圧に比例し
た電圧(“Voffset”という)を受け取る。コンデンサ
164は、例えば2000pFのキャパシタンスを有
し、外付けされる。コンデンサ164は、スイッチ16
2の開状態サイクルから次の開状態サイクルまで電圧
“Voffset”を実質的に一定に維持するのに十分な大き
さである。第4(フィードバック)セクション56のサ
ーボ動作によって得られる電圧“Voffset”は、第2セ
クション52の利得設定と無関係に、導線148上に現
れた画像信号“Vout ”の直流レベル“ゼロ”すなわち
暗レベルを、基準電圧“Vclamp2”で定まる設定値に自
動的に維持する。もちろん、画像形成システム10(図
1)において、電圧“Vclamp2”は(“Vclamp1”及び
“Vblank ”と共に)ASP14A、14B、14Cに
共通に印加されることとなる。このように、ASP14
のフィードバック(第4)セクションを、可変利得増幅
器(第2)セクションの後に設けることにより、画像信
号のカラー成分のホワイトバランスがカラー成分の暗レ
ベルバランスに影響を及ぼすことがなくなる。各スイッ
チ68、76、78、128、162は、JFETトラ
ンジスタまたはダイオードブリッジで容易に構成するこ
とができる。各制御信号“φclamp1”、“φsample”、
“φblank”、“φclamp2”、及びCCDユニット12
からの画像信号の時間関係を以下に説明する。各ASP
14の構造の新規な点は、回路をバイポーラ技術やJF
ET技術を用いて単一の集積回路として簡単に製作でき
ることである。外部要素としては、コンデンサ60と1
64の2つが必要となるだけである。
【0036】図3は、図1のCCDユニットのような画
像形成ユニットからの画素画像信号の赤(R)、緑
(G)、青(B)のカラー成分200、202、204
を概略的に図示したものである。これらのR、G、Bの
要素信号200、202、204は、例えば画像形成シ
ステム10(図1)の第1、第2、第3カラー成分信号
に対応する。図示されるように、縦軸は、ゼロ値(0
V)から最大マイナス電圧(−V)まで、負の方向に増
加する信号電圧を示す。横軸(不定縮小)は、R、G、
Bの各画素信号の“信号”と“リセット”のインターバ
ルの相対継続時間を示す。
【0037】“信号”インターバル期間においては、C
CDユニット12からの各画素信号が“サンプル”さ
れ、その結果生じるアナログ電圧がASP14によって
処理される。信号インターバル期間と信号インターバル
期間との間の各“リセット”インターバルでは、当業者
に周知のように、次の画像画素がCCDユニット12の
出力に移動され、サンプルされる。(任意の最大明度に
対する)R画素信号を実線矩形200で示す。同様に、
G信号を符号202で、B信号を符号204で示す。画
像信号の各カラー成分を得るのに用いられるCCDユニ
ット12のカラーマスクの光透過率は異なること、及び
入射する“白色”光のカラー成分の強度が相違すること
から、R信号200の最大輝度振幅206は、G信号2
02の最大輝度振幅208よりも実質的に小さくなる。
同様に、B信号204の最大輝度振幅210は、G信号
202の最大輝度振幅208に比べてかなり小さい。こ
こでは、例として、R信号の最大輝度振幅206をG信
号の最大輝度振幅208の半分とし、B信号の最大輝度
振幅210をG信号の最大輝度振幅208の3分の1と
して示している。
【0038】既に説明したように、CCDユニット12
に光が到達しない場合であっても、CCDユニット12
の各セル(例えばセル24)によって、最小の“暗”信
号レベル(“最小暗”電圧)が生成される。この最小暗
電圧“Vdark”(ゼロボルト以下)は、R、G、B信号
200、202、204についてそれぞれ矢印214で
示される。CCDユニット12から再生される画像にお
ける暗背景の変動分(variation) を除去するためには、
ASP14からの画像信号“Vout ”を、正確に“ゼ
ロ”あるいは一定の直流レベルに基準化(reference)す
る必要がある。これは、既に説明したように、第4(フ
ィードバック)セクション56によって行われる。しか
しながら、ここに図示したような画像信号のカラー成分
R、G、Bの“ホワイトバランス”を得るためには、R
GB信号200、202、204の各最大輝度レベルを
等しくし、本来の“ホワイト”シーンすなわち元の画像
におけるそれらの実際のレベルに対応させる必要があ
る。R、G、Bアナログ信号200、202、204の
ホワイトバランスは、各ASP14A、14B、14C
における増幅器100の利得を調節することによって簡
単に得られる。従って、アナログ出力画像信号が導線4
0、41、42を経て表示装置22に供給される場合
は、それ以上のホワイトバランスは要求されない。一
方、システム10(図1)のA/Dコンバータ18にお
ける量子化誤差の最小化を図るという見地からすると、
導線34によってA/Dコンバータ18に供給される各
アナログ画像信号R、G、Bが等しく最大光度をもつこ
とが望ましい。しかるのち、ディジタル化されたR、
G、B信号のホワイトバランスはDSP20によって容
易に得られる。
【0039】このように、R信号200を処理する各A
SP14の増幅器(第2)セクション52の利得を調節
することにより、最大輝度レベル206は、G信号20
2の最大輝度レベル208に対応する最大電圧(−V)
まで増加される。R信号200の最大輝度レベルのこの
ような増加分を破線部分216で示す。ここでは一例と
して、第2セクションにおいて、元のR信号200の2
倍の増幅が行われた場合を示している。同様に、B信号
204は3倍に増幅され、その最大輝度レベルが破線部
分218で示すように増加する。このようなR信号20
0及びB信号204の増分増幅(incremental amplific
ation )により、その最大輝度振幅がG信号202の最
大輝度振幅と等しくなる。しかし、場合によっては、
R、B信号の増分増幅によって、その最小暗レベル“V
dark”が異なる量ずつ増分増幅されてしまうことがあ
る。ところが、各ASP14(例えば14A、14B、
14C)のフィードバック(第4)セクション56のサ
ーボ動作によって、暗レベルにおけるそのような変動分
(ばらつき :variation)は帳消しにされる。各ASP1
4の第4セクション56(図2)は、制御信号“φ
clamp2”のタイミングで定まる適切なインターバルで、
導線148の出力画像信号“Vout ”を電圧“Vclamp
2”に基準化する。電圧“Vclamp2”は、以下に説明す
るように、CCDユニット12の画素の各水平行(すな
わち画素ライン)の先頭の“暗”画素の出力レベルに従
って、当業者に周知の方法で選択される。第4(フィー
ドバック)セクション56のサーボ動作は、“ラインレ
ートクランピング”(line rate clamping)と呼ばれ
る。端子114における電圧“Voffset”は、CCDユ
ニット12の画素の各水平行の先頭で更新される。この
ようにして、CCDユニット内部の暗レベルにおける低
周波の変動分(variation) 及び熱的変動分は、ASP1
4の出力画像信号“Vout ”の直流出力レベルから取り
除かれる。フィードバック(第4)セクション52のレ
スポンスは、精度向上のため、比較的低速に設定され
る。
【0040】図4は、ASP14により生成され“V
out ”として導線148に供給される出力画像信号波形
250のグラフを表したものである。グラフの縦軸は電
圧Vを表し、横軸は任意のゼロ点を有する正規化された
時間単位を表す。40MHzサンプリングレートの場
合、ここでの時間単位はナノ秒となり、1つの画素信号
から次の画素信号までのタイムインターバルは25ナノ
秒である。出力画像波形250は、任意に階段状の信号
を描く。この波形は、暗レベル(0.0ボルト)252
から最大輝度レベル(+1.0ボルト)254まで増加
し、その後暗から明までの増加を繰り返す画像輝度スケ
ール(image brightness scale)を表したものである。
これに対応して、CCDユニット12から入力されAS
P14によりサンプルされた画素画像信号が、“サンプ
リング”された負方向の波形260として破線で示され
ている。サンプリングされた波形260の“暗”レベル
もまた符号252(0.0ボルト)で示され、最大輝度
レベルは符号262(ここでは、約−0.5ボルト)で
示される。例としてここでは、“サンプリング”され
た”波形260として、図3の“緑”(green)画
素信号202を示す。“赤”(red)及び“青”(b
lue)の信号200及び204はその後、対応するA
SP14で増幅される。これにより、RとBの最大輝度
出力が、Gの最大輝度と同じ信号出力レベル254(+
1.0v)にまで増加し、すでに説明したように、A/
Dコンバータ18における量子化誤差が低減される。
R、G、Bの暗レベルは、ASP14の第4セクション
56のサーボ動作によって、第2セクション52の利得
設定とは無関係に、ゼロレベル(0.0ボルト)252
に維持される。
【0041】図5は、“CCD出力”信号と各制御信号
“φclamp1”、“φsample”、“φclamp2”、“φ
blank ”との相対的な時間及び継続時間を示したタイミ
ング図(不定縮小)を図示したものである。横軸には時
間が示され、また、各種の信号に対する相対的な電圧
(各信号について“0”値以上または以下)が縦軸に沿
って示されている。CCD出力300は、CCDユニッ
ト12の1つの画素ラインについて、水平読出し時間
(矢印304と306によって示される)の期間中の一
連の(階段状に任意に増加する)負極性信号パルス30
2として示される。例として、CCD出力300には、
水平読出しの終わりに“暗”レベル(光のない)信号パ
ルス302Aが発生する。これらの暗レベルパルス30
2Aが次の水平読み出しの始めに3つ発生している。パ
ルス302と302Aの間の短いリセットインターバル
が両側矢印308によって示される。信号の継続時間3
02及び302Aはリセットインターバル308とほぼ
等しく図示されている。これらは、図3に示した“シグ
ナル”インターバル及び“リセット”インターバルに対
応する。水平読出しの各インターバルの終わりに、“垂
直から水平への移行”と呼ばれるインターバル(矢印3
10と312で示される)がある。このインターバルの
間に、CCDユニット12内の次の画素ラインが、別の
水平読出し位置に移動する。以下同様である。垂直から
水平への移行の間に、破線波形314で示すような好ま
しくないスイッチング過渡電流が生じるかもしれない
が、これは、以下に説明するように、ASP14によっ
て生成される出力画像信号“Vout ”から取り除かれ
る。
【0042】制御信号“φclamp1”は、CCD出力30
0の各リセットインターバル308のほぼ中心に位置す
る一連の短継続時間パルス316から構成される。各
“φcl amp1”パルス316は、基準電圧“Vclamp1”が
コンデンサ60に印加される短い時間の間、ASP14
の第1セクション(図2)内のクランピングスイッチ6
8を閉じる。“φsample”制御信号は、1連の短継続時
間パルス318から構成される。この短継続時間パルス
318は、CCD出力300の各信号パルス302及び
302Aのインターバルのほぼ中心に位置する。“φ
sample”パルス318は、“φclamp1”パルス316の
間に発生することに留意すべきである。このように、ス
イッチ76及び78は、クランピングスイッチ68が開
いているときに閉じ、クランピングスイッチ68が閉じ
ているときに開いている。
【0043】“φclamp2”制御信号は、垂直から水平へ
移行するインターバルの直後に発生するパルス320で
ある。“φclamp2”パルス320は、スイッチ128を
制御する“φblank ”制御信号パルス322の終了後に
始まる。“φclamp2”パルス320が発生しているとき
(すなわち、図示された3つの“φclamp ”パルス31
8の間は)、第4(フィードバック)セクション56の
スイッチ162は閉じられている。これにより、コンデ
ンサ164は、“Vclamp2”に基準化された3つの暗レ
ベル信号302Aのサンプル値から、第4セクション5
6のサーボ動作により決定された(“Voffset”に比例
する)電圧に、十分に充電される。“φblank ”制御信
号パルス322は、垂直・水平移行インターバルの開始
直後に始まり、このインターバルが終了する少し前に終
了する。パルス322が発生しているときは、MUX1
24のスイッチ128は接点132側に移動し、基準電
圧“Vblank ”が導線148の出力信号“Vout ”に挿
入される。MUX124の端子136に印加された基準
電圧“Vblank ”は、“φblank ”制御信号パルス32
2の継続時間中、図示のように、垂直水平移行インター
バル内にゼロボルトレベルを挿入するように調節され
る。この代わりとして、電圧“Vblank ”を調節して、
ここに図示したゼロボルトレベルとは異なる“ステッ
プ”電圧レベルを挿入することもできる。各制御信号
(φ)を発生するための回路は当業者に周知である。各
基準電圧は、(図示されない供給電圧とともに)温度補
償されているので、ASP14の動作は一定の温度範囲
にわたって安定している。
【0044】図6は、本発明に係る電子カラー画像形成
システム400を表したものである。後述する説明から
わかるように、システム400では写真等のカラー画像
を得ることができ、その回路構成は極めて有効的かつ経
済的である。システム400は、CCD画像形成ユニッ
ト402、単一のアナログ信号処理装置(ASP)40
4、アナログ・ディジタル(A/D)コンバータ40
6、ディジタル信号処理装置(DSP)408及び表示
装置412から構成される。ここで、CCDユニット4
02(通常、当業者に周知のタイプ)は、一例として、
−R、−G、−Bとして示されるカラー成分画素画像信
号をシリアルに出力する。これらの画素画像信号は、導
線414を介してASP404の入力に供給される。A
SP404は、−R、−G、−Bを順次処理し、一様な
暗ゼロレベルと同一振幅を有するカラー成分出力画像信
号+R、+G、+Bを出力する。R、G、B出力画像信
号は、導線416を介して直接A/Dコンバータ406
に供給され、ここでディジタル化された後、導線418
を介してDSP408に供給される。R、G、B成分デ
ィジタル信号はDSP408によって“ホワイトバラン
ス”処理が施され、導線420によって表示装置412
に供給されて写真画像品質のフルカラー画像として映し
出される。A/Dコンバータ406、DSP408及び
表示装置412は、当業者に周知のものである。
【0045】図7は、図6のASP404の回路図であ
る。ASP404の要素のうちのいくつかは、図2のA
SP14の対応する要素と同一のものである。ASP4
04の回路及び作用を簡単に理解できるように、ASP
14の要素に対応する要素には同じ符号を用い、その詳
説は省略することにする。
【0046】簡単に説明すると、ASP404は、第1
(入力)セクション50、第2(増幅器)セクション5
2、第3(出力)セクション54、第4(フィードバッ
ク)セクション56及び第5(フィードバック)セクシ
ョン440から構成される。ASP404の第1セクシ
ョン50は、−R、−G、−B画素画像信号をCCDユ
ニット402(図6)から入力端子58にシリアルに受
信する。これらのシリアル信号は、図2のASP14に
ついて既に説明した方法により、それぞれクランプ、サ
ンプル及びホールドされる。セクション50からの差動
信号は増幅器セクション52の端子102及び104に
供給される。ここで、各RGBカラー成分信号は、既に
説明したように、(同量ずつではなく)個別に増幅さ
れ、暗レベル差が除去される。ここで注目すべきなの
は、ASP404の増幅器セクション52の利得制御端
子110に、(図示されない制御ユニットから、)連続
的に、個別の利得制御信号“VgainR ”、“VgainG
及び“VgainB ”が供給されていることである。これら
の個々の利得制御信号は、以下に説明するように、AS
P404の増幅器セクション52によって処理される各
R、G、Bカラー成分画像信号に同期化される。このよ
うに、カラー成分信号がASP404の増幅器セクショ
ン52を通過する各瞬間において、これらの信号の各最
大振幅が等しくなるようにR信号、G信号、B信号に対
して適切な利得量が定められる。セクション52は、そ
の増幅されたR、G、B信号を、既述のように機能する
第3セクション54に供給する。ASP404のセクシ
ョン54は、その出力導線148を介して、最大振幅+
R、+G、+B信号を、導線416及び図6のA/Dコ
ンバータ406に供給する。
【0047】第4(フィードバック)セクション56
は、出力画像信号における暗レベル差を最小限にするた
めのサーボループを形成する。第4セクション56は前
述のように動作する。しかしながらASP404におい
ては、増幅器(第2)セクション52の利得が、シーケ
シャルな制御信号“VgainR ”、“VgainG ”及び“V
gainB ”によって直接変化されているので、増幅器セク
ション52の利得変化による暗レベル変動を縮小するた
めに、フィードバック手段を追加している。第5(フィ
ードバック)手段はこのような目的で設けられたもので
ある。
【0048】第5セクション440は、演算増幅器(O
AMP)442、スイッチ444、蓄電コンデンサ44
6、バッファアンプ448及び“差電圧−差電流”コン
バータ450(当業者に周知)から構成される。OAM
P442は、導線452及び導線454によって“Av
”増幅器100内部の適当なノード(図示せず)に接
続された正及び負の入力を有する。一例として、これら
のノードは、前記Blauschild論文の図10に
示される回路のトランジスタQ29及びQ30のコレク
タに対応するものでもよい。OAMP442は、導線4
56によってスイッチ444の第1の端子に接続され
る。このスイッチは、破線460で示す“φclamp2”制
御信号(図5参照)により駆動される。スイッチ444
の第2の端子は、導線462を介して、コンデンサ44
6の第1の端子とバッファアンプ448の入力に接続さ
れる。コンデンサ446の第2の端子は接地されてい
る。一例として、コンデンサ446は2000pFのキ
ャパシタンスを有し、外付けされる。バッファアンプ4
48の出力は、コンバータ450の入力端子464に接
続される。コンバータ450の別の入力端子466は、
基準電圧“Vreference ”に接続されている。例えば、
この電圧は“Vclamp2”と同じでもよい。コンバータ4
50は、2つの出力導線470及び472によって“A
v ”増幅器100内部のノード(図示せず)に接続され
た出力を有する。たとえば、導線470と472は、前
述のBlauschild論文の図4及び図10にそれ
ぞれ示されたトランジスタQ1のコレクタと及びトラン
ジスタQ2のコレクタに接続される。
【0049】導線470及び472は、第5(フィード
バック)セクション440のサーボ動作により、増幅器
100内部の“暗”レベル画素信号(たとえば、図5の
パルス302A)を示す差電流のその差分を効果的にゼ
ロにするための差電流(すなわち、補正信号)を供給す
る。一例として、導線470及び472によって増幅器
100に供給された補正信号は、(Bluaschil
dの図4における電流IA 及びIB 等の)信号電流の差
を効果的にゼロにする。そして次に、暗レベル信号電流
との差分“ゼロ”を増幅することにより、“Av ”増幅
器100の利得設定に関係なく、“ゼロ”暗信号が出力
される。つまり、“ゼロ”は、何倍しても“ゼロ”であ
る。
【0050】このようにして、増幅器100の利得は、
R、G、Bの各出力画像信号の暗ゼロレベルに影響を及
ぼすことなく、端子110に供給されるR、G、B利得
制御信号“Vgain R”、“Vgain G”、“Vgain B”の
順に適当なタイミングで変化する。端子110に供給さ
れたR、G、Bの利得制御信号は、ASP404の端子
58に入力される−R、−G、−Bを順次サンプリング
ルするための各制御信号“φsample”に同期する。AS
P404の第4(フィードバック)セクションは、さら
に、第5(フィードバック)セクション440の後段に
おけるエラーや熱ドリフト(thermal drift )等によっ
て生じる暗ゼロレベルの変動分(ばらつき)を除去す
る。最高画質の画像再生が要求されない場合は、第4セ
クション56はASP404から削除してもよい。優れ
た経済性及び有効性を有するただ1つのASP404に
よってR、G、Bのカラー成分出力画像信号が得られ、
この出力画像信号を合成することで写真等の電子カラー
画像が生成されることが判るだろう。一例として、R、
G、Bのシーケンシャルな画素画像信号は、10MHz
のレートでASP404により処理される。
【0051】ここで説明した画像システム10、40
0、ASP14及び404は、本発明の一般的原理の例
示にすぎず、当業者が、発明の精神及び範囲を逸脱する
ことなく変更を行うことが可能である。例えば、画像形
成システムは、特定のCCD画像形成ユニット、3つの
カラー成分、つまり前述のR、G、Bカラーに限定され
ない。さらに、ASPは、特定のフィードバックルー
プ、例示した増幅器利得値、特定の入力信号サンプリン
グレート及び前述の電圧レベルに限定されない。またA
SPは、ICとして実施化されること、すなわち特定の
処理技術によるICとしての製造にも限定されない。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各種の高性能電子画像形成システムにおける使用に適す
るアナログ信号処理装置(ASP)のための独自の構成
が提供され、これにより、広範囲にわたる信号サンプリ
ングレートで、暗背景のばらつきを低減し、画像カラー
成分の有効なホワイトバランスを得ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子カラー画像形成システムのブ
ロック図である。
【図2】本発明に係る図1のアナログ信号処理装置(A
SP)の回路図である。
【図3】CCD画像形成ユニットにより生成される画像
信号の各R、G、Bカラー成分の電圧レベルを例示した
概略図である。
【図4】ASPへの入力画像信号(破線)とASPから
の出力画像信号(実線)を例示した電圧対時間のグラフ
である。
【図5】CCDユニットからの画素信号と図2のASP
に関連して用いられる各種の制御信号(φ)の時間関係
を示すタイミング図である。
【図6】本発明に係る別のカラー画像形成システムのブ
ロック図である。
【図7】本発明に係る図6の画像形成システムにおける
単一のアナログ信号処理装置(ASP)の回路図であ
る。
【符号の説明】
10,400 画像形成システム 12,402 CCD画像形成ユニット 14A,14B,14C,404 アナログ信号処理装
置(ASP) 16 カラー信号マルチプレクスユニット 18,406 A/D コンバータ 20,408 ディジタル信号処理装置(DSP) 22,412 表示装置 50 第1(入力)セクション 52 第2(増幅器)セクション 54 第3(出力)セクション 56,440 第4(フィードバック)セクション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グレゴリー オスカー モバーグ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ロチェ スター イングリウッド ドライヴ 84

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子画像システムにおけるCCD画像形
    成ユニットに用いるアナログ信号処理装置であって、 CCDユニットからの入力画像画素信号を受信し、当該
    アナログ信号処理装置内での処理のためクランプ及びサ
    ンプリングを行い、その画素信号のサンプル値を保持す
    る手段を有する入力セクションと、 前記画素信号のサンプル値を受信し、この信号を、選択
    された利得で広い帯域にわたって低ノイズで増幅して出
    力画像信号を得るための手段であって、ある範囲にわた
    って調節可能な利得と、出力画像信号の直流レベルを所
    望の暗ゼロ値(dark zero value )に設定するためのフ
    ィードバック信号入力と、を有する増幅手段と、 出力画像信号を検出し、増幅器手段の利得設定とは別個
    に出力画像信号の暗ゼロ値を設定するための補正信号を
    前記増幅手段のフィードバック信号入力にフィードバッ
    クするフィードバック手段と、 を具備することを特徴とするアナログ信号処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記入力手段は、 CCDユニットからの画素信号を受信するために接続さ
    れた第1の端子を有する直列のカップリングコンデンサ
    と、 この直列のカップリングコンデンサの第2の端子を、第
    1の基準電圧が印加される電圧端子に一時的に接続する
    ためのクランピングスイッチと、 第1及び第2の蓄電コンデンサと、 前記カップリングコンデンサの第2の端子から受信した
    画素信号の瞬間的サンプルを、前記第1の蓄電コンデン
    サに供給するために接続された第1のサンプリングスイ
    ッチと、 電圧端子における第1の基準電圧を前記第2の蓄電コン
    デンサに瞬間的に供給するために接続され、前記第1の
    サンプリングスイッチと同時に駆動される第2のサンプ
    リングスイッチと、 前記第1及び第2の蓄電コンデンサの各電圧を前記増幅
    手段に供給するための回路手段であって、前記第1及び
    第2のサンプリングスイッチが開いているときには一時
    的に閉じ、第1及び第2のサンプリングスイッチが閉じ
    ているときには開くように調節されるクランピングスイ
    ッチと、 を具備することを特徴とするアナログ信号処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記第1及び第2の蓄電コンデンサはピコファラドの範
    囲にあり、本質的に同じキャパシタンスを具備すること
    を特徴とするアナログ信号処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記フィードバック手段は、そのサーボ動作によって前
    記増幅手段の利得設定とは無関係に前記出力画像信号の
    暗ゼロレベルを決定する第2の基準電圧を受けるように
    構成されていることを特徴とするアナログ信号処理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、さらに、実質的に同
    一のアナログ信号処理装置を組み込み、 第1のアナログ信号処理装置は、CCDユニットからの
    第1のカラー成分画像信号を受信し、 第2のアナログ信号処理装置は、CCDユニットからの
    第2のカラー成分画像信号を受信し、 これらのアナログ信号処理装置の各利得は、それらのア
    ナログ信号処理装置からの各出力画像信号レベルが等し
    くなるように調節されるとともに、前記第1及び第2の
    基準電圧はこのアナログ信号処理装置に共通に供給され
    ることを特徴とするアナログ信号処理装置。
  6. 【請求項6】 CCDユニットからの画素信号を受信す
    るセクションであって、この画素信号を相関ダブルサン
    プリングし、画素信号と第1の基準電圧の値を各々蓄積
    されたアナログ電圧として差動的にサンプリングして保
    持する回路手段を有する第1のセクションと、 前記蓄積されたアナログ電圧を受信するセクションであ
    って、この蓄積アナログ電圧を差動的に結合して出力信
    号を供給する増幅手段と、調節可能な利得制御と、出力
    信号の直流ゼロ暗レベルを調節するためのフィードバッ
    ク信号入力と、を有する第2のセクションと、 この第2のセクションからの出力信号を受信し、低イン
    ピーダンスで出力信号を供給する第3のセクション出力
    信号を受信し前記第2のセクションのフィードバック信
    号入力に補正信号を供給するよう構成された第4セクシ
    ョンと、 とを具備し、 前記第4セクションは、出力信号のゼロレベルを第2の
    基準電圧に合わせサーボ動作により前記補正信号を調整
    することにより、この第2の基準電圧と、広い範囲にわ
    たるサンプリングレートで画素信号を正確にサンプリン
    グできるようなゼロ暗レベルとの間に所望のバランスを
    維持するフィードバック手段を有し、 第2のセクションの利得は調整可能であって、出力信号
    のゼロ暗レベルはこの利得とは無関係に決定され、 該アナログ信号処理装置の4つのセクションは単一の集
    積回路として構成されることを特徴とするアナログ信号
    処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記第1のセクショ
    ンは、 CCDユニットからの画素信号を受信するために接続さ
    れた第1の端子を有する直列のカップリングコンデンサ
    と、 このカップリングコンデンサの第2の端子を前記第1の
    基準電圧が印加された電圧端子に瞬間的に接続するため
    のクランピングスイッチと、 第1及び第2の蓄電コンデンサと、 カップリングコンデンサの第2の端子から受信した画素
    信号の瞬間的サンプルを、第1の蓄電コンデンサに供給
    するために接続された第1のサンプリングスイッチと、 この第1のサンプリングスイッチと同時に駆動され、前
    記電圧端子における第1の基準電圧を第2の蓄電コンデ
    ンサに瞬間的に供給するために接続された第2のサンプ
    リングスイッチと、 第1及び第2の蓄電コンデンサに蓄電されたそれぞれの
    電圧を、前記第2のセクションに供給するための回路手
    段と、 を具備し、 前記クランピングスイッチは、第1及び第2のサンプリ
    ングスイッチが開いているときには一時的に閉じられ、
    第1及び第2のサンプリングスイッチが閉じているとき
    には開くように調節され、 第1及び第2の蓄電コンデンサは、アナログ信号処理装
    置で用いられるサンプリングレートで動作する適当なキ
    ャパシタンスを有するとともに、高サンプリングレート
    においては8ビット以上、低サンプリングレートにおい
    ては10ビット以上のダイナミックレンジが得られるよ
    う互いに正確に整合が取られている、 ことを特徴とするアナログ信号処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、前記第2のセクショ
    ンは、 差電圧を差電流に変換して入力するステージと、 ギルバート利得セルと、 差電流を単一出力端の(single-ended)電圧に変換して
    出力するドライバと、 を具備することを特徴とするアナログ信号処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項6において、前記第3のセクショ
    ンは、 第2のセクションからの出力信号を受信するための第1
    の入力端子と、第3の基準電圧が印加される第2の端子
    とを有し、CCDユニットからの画素信号の水平読み出
    しの間は出力信号を反転増幅器に供給し、CCDユニッ
    トの垂直−水平ライン移動の間は第3の基準電圧を反転
    増幅器に供給するように構成された多重化ユニットと、 高インピーダンスのCCDユニットからの画素信号の極
    性と反対の極性を有する出力信号を出力するように構成
    された反転増幅器と、 を具備することを特徴とするアナログ信号処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項6において、前記第4セクショ
    ンは、 1つの出力と、前記第3のセクションからの出力信号を
    受信するために接続される第1の入力と、第2の基準電
    圧に接続される第2の入力と、を有する演算増幅器と、 蓄電コンデンサと、 前記出力と前記蓄電コンデンサの間に接続されたスイッ
    チと、 を具備し、 前記補正信号は、前記蓄電コンデンサに蓄積され、前記
    スイッチを瞬間的に閉じることにより周期的に再生され
    る、ことを特徴とするアナログ信号処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項6において、さらに、複数の同
    様のアナログ信号処理装置を組み合せ、 各アナログ信号処理装置は、CCDユニットからの各カ
    ラー成分画像信号を受信するために接続され、 各アナログ信号処理装置の利得は、ホワイトバランスの
    ための各カラー成分出力信号の最大輝度振幅が等しくな
    るよう設定され、 各アナログ信号処理装置は、第1及び第2の基準電圧が
    印加され同時に駆動される、ことを特徴とするアナログ
    信号処理装置。
  12. 【請求項12】 第1、第2、第3、第4のセクション
    からなるアナログ信号処理装置であって、 第1のセクションは、 1方の端子がCCDユニットからの画素信号を受信する
    ために接続された直列カップリングコンデンサと、 このカップリングコンデンサの他端を基準電圧が印加さ
    れた電圧端子に瞬間的に接続するように構成され、第1
    及び第2のサンプリングスイッチが開いているときには
    一時的に閉じ、第1及び第2のサンプリングスイッチが
    閉じているときには開くクランピングスイッチと、 本質的に同じキャパシタンスを有する第1及び第2の蓄
    電コンデンサと、 前記カップリングコンデンサの第2の端子から受信した
    画素信号の瞬間的サンプルを、前記第1の蓄電コンデン
    サに供給するために接続された第1のサンプリングスイ
    ッチと、 前記電圧端子における第1の基準電圧を第2の蓄電コン
    デンサに瞬間的に供給するために接続され、前記第1の
    サンプルスイッチングと同時に駆動される第2のサンプ
    リングスイッチと、 第1及び第2の蓄電コンデンサに蓄積された各アナログ
    電圧を第2のセクションに供給するための回路手段と、 を具備し、 第2のセクションは、 差電圧を差電流に変換して入力するステージと、 ギルバート利得セルと、 差電流を単一出力端の(single-ended)電圧に変換して
    出力するドライバと、 を具備し、 前記第3のセクションは、 CCDユニットからの画素信号の極性と逆極性の出力信
    号を供給するように構成された反転増幅器と、 第2のセクションからの出力信号を受信するための第1
    の入力端子と第2の基準電圧が印加される第2の端子を
    有し、CCDユニットからの画素信号の水平読み出しの
    間に出力信号を反転増幅器に供給し、CCDユニットの
    垂直−水平ライン移動の間に第2の基準電圧を反転増幅
    器に供給するように構成された多重化ユニットと、 を具備し、 第4セクションは、 蓄電コンデンサと、 出力と、その暗レベルが所望のゼロレベルに設定される
    画像信号を受信するために接続された入力とを有し、前
    記蓄電コンデンサに蓄積されスイッチを瞬間的に閉じる
    ことによって周期的に再生されて第2のセクションに印
    加され出力信号の暗ゼロレベルを第3の基準電圧に基準
    化するための補正電圧を出力するように構成された増幅
    器と、 前記出力と蓄電コンデンサの間に接続されたスイッチ
    と、 第3の基準電圧のための入力と、 からなるフィードバックループを具備することを特徴と
    するアナログ信号処理装置。
  13. 【請求項13】 写真画像形成ユニットによって複数の
    カラー成分画素信号が供給される電子カラー画像システ
    ムであって、 実質的に同一で同時に動作し、それぞれカラー成分画素
    画像信号の各1つを受信するために接続され、増幅され
    たカラー成分出力画像信号を出力してホワイトバランス
    と一様な暗背景レベルとを有するフルカラー画像を合成
    する、複数のアナログ信号処理装置から成り、 各アナログ信号処理装置は、 画像形成ユニットから画素信号を受信するセクションで
    あって、この画素信号を相関ダブルサンプリングし、こ
    の画素信号及び各蓄積されたアナログ電圧としての第1
    の基準電圧の値を差動的にサンプリングして保持する回
    路を含む第1のセクションと、 蓄積されたアナログ電圧を受け取るセクションであっ
    て、この蓄積されたアナログ電圧を差動的に結合して出
    力信号を供給する増幅手段を含み、調節可能な利得制御
    と出力信号の直流ゼロ暗レベルを調節するための制御信
    号入力とを有する第2のセクションと、 出力信号を受信してオフセット信号を第2のセクション
    の制御信号出力に供給するセクションであって、出力信
    号のゼロレベルを第2の基準電圧に合わせ込み、サーボ
    動作によるオフセット信号の調節により第2の基準電圧
    とゼロレベルとの所望のバランスを維持し、広範囲にわ
    たるサンプリングレートで画素信号のサンプリングを正
    確に行うフィードバック手段、を有する第3のセクショ
    ンと、 を具備し、 前記第2のセクションの利得は調節可能であり、出力信
    号のゼロ暗レベルはこの利得と無関係に決定される、こ
    とを特徴とする電子カラー画像システム。
  14. 【請求項14】 写真画像形成ユニットによって複数の
    カラー成分画素信号が供給される電子カラー画像システ
    ムであって、 実質的に同一で同時に動作し、それぞれカラー成分画素
    画像信号の各1つを受信するために接続され、増幅され
    たカラー成分出力画像信号を出力してホワイトバランス
    と一様な暗背景レベルとを有するフルカラー画像を合成
    する、複数のアナログ信号処理装置から成り、 各アナログ信号処理装置は、 画像形成ユニットから画素信号を受信するセクションで
    あって、第1の制御信号によって画素信号を相関ダブル
    サンプリングするスイッチ回路手段と、第2の制御信号
    によって前記画素信号及び各蓄積されたアナログ電圧と
    しての第1の基準電圧の値を差動的にサンプリングして
    保持するスイッチサンプリング手段と、を含む第1のセ
    クションと、 蓄積されたアナログ電圧を受け取るセクションであっ
    て、第1のセクションからの蓄積アナログ電圧を差動的
    に結合して出力信号を供給する増幅手段を含み、調節可
    能な利得制御と出力信号の直流ゼロ暗レベルを調節する
    ためのフィードバック信号入力とを有する第2のセクシ
    ョンと、 第2のセクションからの出力信号を受信するための第1
    の入力端子と第2の基準電圧が印加される第2の端子と
    を有しCCDユニットからの画素信号の水平読み出しの
    間に出力信号を反転増幅器に供給しCCDユニットの垂
    直−水平ライン移動の間に第2の基準電圧を反転増幅器
    に供給するように構成された多重化ユニットと、CCD
    ユニットからの画素信号の極性と逆極性の出力信号を出
    力するように調節された反転増幅器と、を有する第3の
    セクションと、 第3のセクションから出力信号を受信してオフセット電
    圧を第2のセクションのフィードバック信号入力に印加
    するセクションであって、第3の制御信号による制御の
    下、出力信号のゼロレベルを第3の基準電圧に合わせ込
    み、サーボ動作よるオフセット電圧の調整により第2の
    基準電圧とゼロ暗レベルとの所望のバランスを維持する
    スイッチフィードバック手段、を有する第4セクション
    と、 を具備し、 各アナログ信号処理装置には第1、第2及び第3の制御
    信号が供給され、画素信号は広範囲のサンプリングレー
    トにわたって正確にサンプリングされ、第2のセクショ
    ンの利得は調節可能であり、低インピーダンスの出力信
    号のゼロ暗レベルはこの利得とは無関係に決定される、
    ことを特徴とする電子カラー画像システム。
  15. 【請求項15】 電子画像システムにおけるCCD画像
    形成ユニットに用いるアナログ信号処理装置であって、 CCDユニットから連続的にカラー成分画素画像信号を
    受信し、当該アナログ信号処理装置内での処理のためク
    ランプ及びサンプリングを行い、その画素信号のサンプ
    ル値を保持する入力セクションと、 前記画素信号のサンプル値を受信し、この信号を、選択
    された利得に広い帯域にわたって低ノイズで増幅して出
    力カラー成分信号を得るための増幅手段であって、ある
    範囲にわたって調節可能な利得制御と、出力信号の直流
    レベルを所望のゼロ値に設定するためのフィードバック
    信号入力と、を有する増幅手段と、 カラー成分画像信号の暗レベルを検出し、増幅手段の利
    得設定とは別個に出力カラー成分画像信号の暗ゼロ値を
    設定するための補正信号を前記増幅手段のフィードバッ
    ク信号入力にフィードバックするフィードバック手段
    と、 を具備することを特徴とするアナログ信号処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項15において、さらに、 前記増幅手段の利得制御に接続され、該増幅手段の利得
    を連続的に直接設定し、CCDユニットからの連続画素
    信号に同期して1つのカラー成分の信号を別のカラー成
    分信号とは異なる量だけ増幅することで異なる色のホワ
    イトバランスを得る制御信号手段、 を設けたことを特徴とするアナログ信号処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項16において、 CCDユニットからの画素信号の色は赤(R)、緑
    (G)、青(B)であり、増幅手段の利得を前記制御信
    号手段で直接調節することによって、出力されるR、
    G、Bカラー成分画像信号の振幅を等しくさせる、こと
    を特徴とするアナログ信号処理装置。
  18. 【請求項18】 請求項15において、 前記増幅手段は、 フィードバック信号入力を有し差電圧を差電流入力に変
    換するステージと、 利得制御を有する利得セルステージと、 出力ドライバステージと、 を具備し、 前記フィードバック手段は、フィードバック信号入力に
    差動補正電流を印加することにより、増幅手段の利得に
    おける変化と無関係に暗レベルカラー成分画像信号を暗
    ゼロ値に合わせ込む、 ことを特徴とするアナログ信号処理装置。
  19. 【請求項19】 請求項18において、 前記フィードバック手段は、 第1のサーボループと、 この第1のサーボループの後段に接続され、フィードバ
    ック信号を増幅手段に供給し出力画像信号における残留
    暗レベル誤差及び熱的変動分を補正することにより、写
    真画像品質の電子画像を得る第2のサーボループと、 を含むことを特徴とするアナログ信号処理装置。
JP5203473A 1992-08-17 1993-08-17 電子画像形成システムの改良アナログ信号処理装置 Pending JPH06237471A (ja)

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