JP2002290980A - A/d変換器及びこのa/d変換器を備えた撮像装置 - Google Patents

A/d変換器及びこのa/d変換器を備えた撮像装置

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JP2002290980A
JP2002290980A JP2001089428A JP2001089428A JP2002290980A JP 2002290980 A JP2002290980 A JP 2002290980A JP 2001089428 A JP2001089428 A JP 2001089428A JP 2001089428 A JP2001089428 A JP 2001089428A JP 2002290980 A JP2002290980 A JP 2002290980A
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Kenichi Kakumoto
兼一 角本
Yoshio Hagiwara
義雄 萩原
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、固体撮像素子から出力される電気信
号をデジタル信号に変換すると同時にホワイトバランス
を施すことができるA/D変換器を提供することを目的
とする。 【解決手段】固体撮像素子1より出力される入射光量に
対して自然対数的に変換された各種色信号をA/D変換
器2でデジタル信号に変換する際、A/D変換器2で基
準電圧を生成するために与えられる直流電圧VDD,VSS
が色信号の種類毎に制御部3によって切り換えられる。
よって、A/D変換器2で、各色信号のオフセット電圧
を除去して、ホワイトバランスを施すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ信号をデ
ジタル信号に変換するためのA/D変換器に関するもの
で、特に、対数変換出力を行う撮像装置に設けられるA
/D変換器及びこのA/D変換器を備えた撮像装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より使用されている固体撮像素子に
は、光電変換素子で発生した光電荷を読み出す手段によ
ってCCD型とMOS型に大きく分けられる。CCD型
は光電荷をポテンシャルの井戸に蓄積しつつ、転送する
ようになっており、又、MOS型はフォトダイオードの
pn接合容量に蓄積した電荷をMOSトランジスタを通
して読み出すようになっている。しかしながら、このよ
うな従来の固体撮像素子は、発生した光電荷の電荷量に
比例した出力が出力されるため、ダイナミックレンジが
狭いという欠点がある。
【0003】一方、本出願人は、ダイナミックレンジを
広くするために、入射した光量に応じた光電流を発生し
うる感光手段と、光電流を入力するMOSトランジスタ
と、このMOSトランジスタをサブスレッショルド電流
が流れうる状態にバイアスするバイアス手段とが備えら
れることによって、入射光量に対して自然対数的に変換
された電気信号を出力することができる固体撮像素子を
提案した(特開平3−192764号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように自然対数的
に変換された電気信号を出力する固体撮像素子を有する
撮像装置は、図15のように、まず、各種カラーフィル
タが設けられた固体撮像素子1から出力される電気信号
である色信号をA/D変換器101でデジタル信号に変
換した後に、ホワイトバランス回路102に送出する。
このとき、各色信号は、カラーフィルタの透過率が各色
によって異なるため、照度の対数値に対する出力レベル
を表した光電変換特性の傾きは等しいが、それぞれに異
なるオフセットを有した状態となる。
【0005】よって、ホワイトバランス回路102にお
いて、デジタル信号に変換された色信号毎に、そのオフ
セットを調整することによって、ホワイトバランスが施
される。そして、ホワイトバランスが施された各色信号
は、後段の信号処理回路(不図示)に送出されて、γ補
正、マトリクス変換、エッジ強調などが施される。この
ように、従来の撮像装置は、各色信号を同一の光電変換
特性とするために、ホワイトバランス回路を設けて、A
/D変換された各色信号のオフセットの補正を行う必要
があった。
【0006】本発明は、固体撮像素子から出力される電
気信号をデジタル信号に変換すると同時にホワイトバラ
ンスを施すことができるA/D変換器を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載のA/D変換器は、入射光量に対し
て自然対数的に変換された電気信号を出力する複数の画
素を備えるとともに各画素に複数種類のカラーフィルタ
を設けて前記電気信号を色信号として出力する固体撮像
素子から出力される各種類の色信号を、各色信号の信号
レベルを複数の基準電圧と比較することによってデジタ
ル信号に変換するA/D変換器において、前記複数の基
準電圧を生成するために与えられる第1電圧と第2電圧
の値が前記色信号の種類に応じて異なるが、該第1電圧
と該第2電圧の差は一定のままであることを特徴とす
る。
【0008】このようなA/D変換器において、固体撮
像素子よりRGBの色信号が出力されるとき、例えば、
R信号が入力される場合、VDD+ΔV1、VSS+ΔV1
となる第1電圧及び第2電圧が、G信号が入力される場
合、VDD、VSSとなる第1電圧及び第2電圧が、B信号
が入力される場合、VDD−ΔV2、VSS−ΔV2となる
第1電圧及び第2電圧が、それぞれ与えられるようにす
る。
【0009】このとき、請求項2に記載するように、複
数の比較器と、該複数の比較器それぞれに与える複数の
前記基準電圧を生成する基準電圧生成回路とを有する並
列比較方式のA/D変換器とし、前記基準電圧生成回路
に与えられる前記第1電圧及び前記第2電圧の値が前記
色信号の種類に応じて異なるが、該第1電圧と該第2電
圧の差は一定のままとなるようにしても構わない。
【0010】又、請求項3に記載するように、複数の比
較器と、該複数の比較器それぞれに与える複数の前記基
準電圧を生成する基準電圧生成回路とを有する直並列比
較方式のA/D変換器とし、前記基準電圧生成回路に与
えられる前記第1電圧及び前記第2電圧の値が前記色信
号の種類に応じて異なるが、該第1電圧と該第2電圧の
差は一定のままとなるようにしても構わない。
【0011】即ち、この請求項2又は請求項3に記載す
るように構成することで、2x個の抵抗が直列に接続さ
れて成る基準電圧生成回路をバイアスする第1電圧及び
第2電圧を、色信号の種類毎に異なるものとすること
で、各抵抗の接続ノードに現れるとともに比較器に与え
られる2x−1の基準電圧を色信号毎に異なるものとす
ることができる。よって、分解能が一定の状態でデジタ
ル信号に変換するとともに、各種類の色信号のオフセッ
ト電圧を除去することができるので、A/D変換器で色
信号にホワイトバランスを施すことができる。
【0012】又、請求項4に記載するように、前記固体
撮像素子からの出力を各ビット毎に比較する比較器と、
該比較器の比較結果に応じて各ビット毎に前記基準電圧
を生成して前記比較器に出力するD/A変換器とを有す
る逐次比較方式のA/D変換器とし、前記D/A変換器
に与えられる前記第1電圧及び前記第2電圧の値が前記
色信号の種類に応じて異なるが、該第1電圧と該第2電
圧の差は一定のままとなるようにしても構わない。
【0013】このようにすることで、比較器で固体撮像
素子からの出力を比較して次の下位ビットの値を求める
ために、比較器に与える基準電圧を生成するようにD/
A変換器が動作するとき、アナログ変換して得られる基
準電圧を、色信号の各種類に応じた値とすることができ
る。よって、各種類の色信号のオフセット電圧を除去す
ることができるので、A/D変換器で色信号にホワイト
バランスを施すことができる。
【0014】請求項5に記載するように、前記色信号の
各種類毎に与えられる前記第1電圧及び前記第2電圧
は、前記色信号の各種類毎のオフセット電圧に応じた値
とすることで、ホワイトバランスが施される。又、請求
項6に記載するように、前記複数種類の色信号が入力さ
れるとともに、前記第1電圧及び前記第2電圧が、入力
された前記色信号の種類毎に切り換えられるようにして
も構わない。
【0015】請求項7に記載の撮像装置は、入射光量に
対して自然対数的に変換された電気信号を出力する複数
の画素と、該複数の画素の光電変換部に設けられた複数
種類のカラーフィルタとを有する固体撮像素子と、請求
項1〜請求項6のいずれかに記載のA/D変換器と、を
有することを特徴とする
【0016】請求項8に記載の固体撮像装置は、入射光
量に対して自然対数的に変換された電気信号を出力する
複数の画素と、該複数の画素の光電変換部に設けられた
複数種類のカラーフィルタとを有する固体撮像素子と、
請求項1〜請求項5のいずれかに記載のA/D変換器
と、を有し、前記A/D変換器が、前記色信号の種類毎
に設けられることを特徴とする。
【0017】このような撮像装置において、請求項9に
記載するように、前記固体撮像素子が、前記カラーフィ
ルタが各列毎に同一種類のカラーフィルタが備えられた
ストライプ型カラーフィルタを有し、前記固体撮像素子
の各列毎に、その列に備えられたカラーフィルタに応じ
た前記A/D変換器が設けられるようにしても構わな
い。
【0018】請求項7〜請求項9のように構成された撮
像装置は、A/D変換器において、固体撮像素子から出
力される色信号をデジタル信号に変換するとともに、ホ
ワイトバランスを施すことができる。よって、ホワイト
バランス回路をA/D変換器の後段に設ける必要がな
い。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、以下
に説明する。
【0020】図1は、本実施形態における撮像装置の内
部構成を示すブロック図である。図1の撮像装置は、R
GB(Red Green Blue)のカラーフィルタが設けられた
複数の画素がマトリクス状に配置された固体撮像素子1
と、該固体撮像素子1から入射光量に対して自然対数的
に変換された電気信号である各色信号が与えられてデジ
タル信号に変換するA/D変換器2と、固体撮像素子1
からの各色信号の出力タイミングに同期してA/D変換
器2に与える直流電圧VDD,VSS(VDD>VSS)の切り
換えを行う制御部3とを有する。
【0021】<固体撮像素子の構成>まず、このような
構成の撮像装置における固体撮像素子1について、以下
に説明する。図2は二次元のMOS型固体撮像素子の一
部の構成を概略的に示している。図2の固体撮像素子1
は、フォトダイオードなどの感光素子を有する画素G11
〜Gmnと、画素G11〜Gmnの各列毎にその出力側に接続
された信号線11−1〜11−mと、信号線11−1〜
11−mのそれぞれに接続された定電流源12−1〜1
2−mと、画素G11〜Gmnに後述するパルス信号φVを
与えることによって行毎に信号線11−1〜11−mに
出力信号を出力させる垂直走査回路15と、バッファ1
3a−1〜13a−m,13b−1〜13b−mに後述
するパルス信号φPを与えることによって画素毎に出力
信号を出力回路14に送出させる水平走査回路16とを
有する。即ち、画素Gab(a:1≦a≦mの自然数、
b:1≦b≦nの自然数)からの出力が、それぞれ、信
号線11−aを介して出力されるとともに、この信号線
11−aに接続された定電流源12−aによって増幅さ
れる。
【0022】又、信号線11−1〜11−mのそれぞれ
に、スイッチS1−1〜S1−m及びスイッチS2−1
〜S2−mが接続される。そして、スイッチS1−1〜
S1−mを介して、信号線11−1〜11−mからの映
像信号が、それぞれ、キャパシタC1−1〜C1−mに
与えられる。又、スイッチS2−1〜S2−mを介し
て、信号線11−1〜11−mからのノイズ信号が、そ
れぞれ、キャパシタC2−1〜C2−mに与えられる。
キャパシタC1−1〜C1−mに与えられてサンプルホ
ールドされた映像信号は、それぞれ、バッファ13a−
1〜13a−mを介して、出力回路14に与えられる。
又、キャパシタC2−1〜C2−mに与えられてサンプ
ルホールドされたノイズ信号は、それぞれ、バッファ1
3b−1〜13b−mを介して、出力回路14に与えら
れる。
【0023】このように構成される固体撮像素子1にお
いて、図示していないが、画素G11〜Gmnの各画素の光
電変換部分に赤色、緑色、青色の3原色のカラーフィル
タが設けられる。このように赤色、緑色、青色のカラー
フィルタが設けられた画素から、それぞれ、R信号、G
信号、B信号が出力される。又、一般的には、赤色のカ
ラーフィルタが設けられた1つの画素、青色のカラーフ
ィルタが設けられた1つの画素、緑色のカラーフィルタ
が設けられた2つの画素を1組とした構成とされること
が多い。尚、本実施形態では理解を容易にするため、そ
れぞれのカラーフィルタが設けられた3つの画素を1組
とした構成であるものとして説明する。
【0024】1.バッファの構成 バッファ13a−1〜13a−m及びバッファ13b−
1〜13b−mは、図3のように、MOSトランジスタ
で構成される。即ち、バッファ13(図2のバッファ1
3a−1〜13a−m,13b−1〜13b−mに相当
する)は、スイッチS(図2のスイッチS1−1〜S1
−m,S2−1〜S2−mに相当する)とキャパシタC
(図2のキャパシタC1−1〜C1−m,C2−1〜C
2−mに相当する)との接続ノードにゲートが接続され
たNチャネルのMOSトランジスタQ1と、MOSトラ
ンジスタQ1のソースにドレインが接続されたNチャネ
ルのMOSトランジスタQ2と、MOSトランジスタQ
2のソースにドレインが接続されたNチャネルのMOS
トランジスタQ3とで構成される。
【0025】そして、MOSトランジスタQ1のドレイ
ンには、直流電圧VDDが印加される。更に、MOSトラ
ンジスタQ2のゲートにパルス信号φPが与えられて、
MOSトランジスタQ2がスイッチとして動作する。M
OSトランジスタQ3のゲートには直流電圧が印加され
るとともに、ソースに直流電圧VSSが印加されて、MO
SトランジスタQ3が定電流源として動作する。又、M
OSトランジスタQ2のソースとMOSトランジスタQ
3のドレインとの接続ノードが、バッファ13の出力と
なる。
【0026】2.出力回路の構成 又、出力回路14は、図4のように、キャパシタC1−
1〜C1−mでサンプルホールドされた映像信号がバッ
ファ13a−1〜13a−mを介して順番に与えられる
温度補正回路20aと、キャパシタC2−1〜C2−m
でサンプルホールドされたノイズ信号がバッファ13b
−1〜13b−mを介して順番に与えられる温度補正回
路20bと、温度補正回路20aで温度補正された映像
信号が非反転入力端子に入力されるとともに温度補正回
路20bで温度補正されたノイズ信号が反転入力端子に
入力される差動増幅回路21とから構成される。尚、温
度補正回路20a,20bで温度補正するために基準と
なる温度は、撮像装置内部の雰囲気温度のことである。
【0027】このように構成される出力回路14におい
て、温度補正回路20a,20bが、図5のような非反
転増幅回路で構成される。即ち、一端に直流電圧VSSが
印加される抵抗Raと、抵抗Raの他端に一端が接続さ
れた抵抗Rbと、抵抗Ra,Rbの接続ノードに反転入
力端子が接続されるとともに非反転入力端子に映像信号
又はノイズ信号が与えられる差動増幅回路22とで構成
される。そして、抵抗Rbの他端が差動増幅回路22の
出力端子に接続される。
【0028】このように温度補正回路20a,20bを
反転増幅回路で構成するとき、抵抗Ra,Rbの少なく
ともいずれか一方を感温抵抗とすることによって、非反
転増幅回路の利得を雰囲気温度に反比例させた値にする
ことができる。よって、温度補正回路20a,20bに
おいて、映像信号及びノイズ信号に、雰囲気温度に対し
て反比例させた値を乗算することで、温度補正を行うこ
とができる。
【0029】更に、温度補正回路20a,20bにおい
て温度補正された映像信号及びノイズ信号がそれぞれ、
差動増幅回路21の非反転入力端子及び反転入力端子に
与えられることによって、差動増幅回路21よりノイズ
成分が減算された映像信号を出力することができる。こ
のようにして、画素の感度バラツキなどによって発生す
るノイズ成分が除去された映像信号が出力回路14より
出力される。
【0030】3.画素の構成の第1例 図2の固体撮像素子1の画素の第1例について、以下に
説明する。図6は、本例の画素の内部構成を示す回路図
である。
【0031】図6の画素において、カソードに直流電圧
VPDが印加されたフォトダイオードPDのアノードにM
OSトランジスタT4のドレインが接続されるととも
に、MOSトランジスタT4のソースにMOSトランジ
スタT1のゲート及びドレインとMOSトランジスタT
2のゲートが接続される。又、MOSトランジスタT2
のソースには、MOSトランジスタT3のドレインが接
続され、MOSトランジスタT3のドレインが信号線1
1(図2の信号線11−1〜11−mに相当する)に接
続される。尚、MOSトランジスタT1〜T4は、その
バックゲートが接地されたNチャネルのMOSトランジ
スタである。
【0032】MOSトランジスタT1のソースには信号
φVPSが入力され、MOSトランジスタT3のゲートに
はφVが入力される。又、MOSトランジスタT4のゲ
ートに信号φSが入力され、MOSトランジスタT2の
ドレインに直流電圧VPDが印加される。このように構成
された画素において、MOSトランジスタT3及び信号
線11を介して、一端に直流電圧VPSが印加された定電
流源12(図2の定電流源12−1〜12−mに相当す
る)が、MOSトランジスタT2のソースに接続され
る。よって、MOSトランジスタT3がONのとき、M
OSトランジスタT2はソースフォロワのMOSトラン
ジスタとして動作し、定電流源12によって増幅された
信号を信号線11に出力する。
【0033】このような構成の画素による撮像動作及び
感度バラツキ検出動作について、以下に説明する。尚、
信号φVPSは2値の電圧信号で、MOSトランジスタT
1をサブスレッショルド領域で動作させるための電圧を
ハイレベルとし、この電圧よりも低くMOSトランジス
タT1にハイレベルの信号φVPSを与えた時よりも大き
い電流が流れうるようにする電圧をローレベルとする。
【0034】まず、図6のような画素が撮像を行うとき
の動作を説明する。尚、信号φSは撮像動作の間、常に
ハイレベルであり、MOSトランジスタT4がONの状
態である。そして、MOSトランジスタT1がサブスレ
ッショルド領域で動作するように、MOSトランジスタ
T1のソースに与える信号φVPSをハイレベルとする。
このとき、フォトダイオードPDに光が入射されると、
光電流が発生し、MOSトランジスタのサブスレッショ
ルド特性により、MOSトランジスタT1,T2のゲー
トに光電流を自然対数的に変換した値の電圧が発生す
る。
【0035】そして、MOSトランジスタT3にパルス
信号φVを与えることによって、MOSトランジスタT
2は、そのゲート電圧に応じてソース電流を、MOSト
ランジスタT3を介して信号線11に出力電流として出
力する。このとき、MOSトランジスタT2がソースフ
ォロワ型のMOSトランジスタとして動作するため、信
号線11には映像信号が電圧信号として現れる。その
後、信号φVをローレベルにしてMOSトランジスタT
3をOFFにする。このように、MOSトランジスタT
2,T3を介して出力される映像信号は、MOSトラン
ジスタT2のゲート電圧に比例した値となるため、フォ
トダイオードPDへの入射光量が自然対数的に変換され
た信号となる。
【0036】次に、画素の感度バラツキを検出するとき
の動作について、図7のタイミングチャートを参照して
説明する。まず、パルス信号φVが与えられて映像信号
が出力された後、信号φSをローレベルにしてMOSト
ランジスタT4をOFFにして、リセット動作が始ま
る。このとき、MOSトランジスタT1のソース側より
負の電荷が流れ込み、MOSトランジスタT1のゲート
及びドレイン、そしてMOSトランジスタT2のゲート
に蓄積された正の電荷が再結合され、ある程度まで、M
OSトランジスタT1のゲート及びドレインのポテンシ
ャルが下がる。
【0037】しかし、MOSトランジスタT1のゲート
及びドレインのポテンシャルがある値まで下がると、そ
のリセット速度が遅くなる。特に、明るい被写体が急に
暗くなった場合にこの傾向が顕著となる。よって、次
に、MOSトランジスタT1のソースに与える信号φV
PSをローレベルにする。このように、MOSトランジス
タT1のソース電圧を低くすることで、MOSトランジ
スタT1のソース側から流入する負の電荷の量が増加
し、MOSトランジスタT1のゲート及びドレイン、そ
してMOSトランジスタT2のゲートに蓄積された正の
電荷が速やかに再結合される。
【0038】よって、MOSトランジスタT1のゲート
及びドレインのポテンシャルが、更に低くなる。そし
て、MOSトランジスタT1のソースに与える信号φV
PSをハイレベルにすることによって、MOSトランジス
タT1のポテンシャル状態を基の状態に戻す。このよう
に、MOSトランジスタT1のポテンシャルの状態を基
の状態にリセットした後、パルス信号φVをMOSトラ
ンジスタT3のゲートに与えてMOSトランジスタT3
をONにすることによって、MOSトランジスタT1,
T2の特性のバラツキに起因する各画素の感度のバラツ
キを表す出力電流が信号線11に出力される。
【0039】このとき、MOSトランジスタT2がソー
スフォロワ型のMOSトランジスタとして動作するた
め、信号線11にはノイズ信号が電圧信号として現れ
る。そして、信号φVをローレベルにしてMOSトラン
ジスタT3をOFFにした後、信号φSをハイレベルに
してMOSトランジスタT4を導通させて撮像動作が行
える状態にする。
【0040】4.画素の構成の第2例 図2の固体撮像素子の画素の第2例について、以下に説
明する。図8は、本例の画素の内部構成を示す回路図で
ある。尚、図6に示す画素と同様の目的で使用される素
子及び信号線などは、同一の符号を付して、その詳細な
説明は省略する。
【0041】図8に示すように、本実施形態では、画素
の出力側を構成するMOSトランジスタT2,T3が、
図6の画素と同様の構成をしている。このような図8の
画素において、フォトダイオードPDのアノードに直流
電圧VPSが印加され、MOSトランジスタT1のドレイ
ンに信号φVPDが与えられるとともにそのソースがMO
SトランジスタT2のゲートに接続される。又、MOS
トランジスタT1のソースにドレインが接続されるとと
もにフォトダイオードPDのカソードにソースが接続さ
れたMOSトランジスタT4が設けられる。更に、MO
SトランジスタT1のゲートには直流電圧VPGが印加さ
れ、MOSトランジスタT4のゲートには信号φSが与
えられる。
【0042】このような構成の画素による撮像動作及び
感度バラツキ検出動作について、以下に説明する。尚、
信号φVPDは2値の電圧信号で、MOSトランジスタT
1をサブスレッショルド領域で動作させるための電圧を
第1電圧とし、MOSトランジスタT1の閾値のバラツ
キを検出するために、直流電圧VPSに略等しい値となる
電圧を第2電圧とする。
【0043】まず、図8のような画素が撮像を行うとき
の動作を説明する。信号φVPDを第1電圧として、MO
SトランジスタT1をサブスレッショルド領域で動作さ
せるとともに、MOSトランジスタT4のゲートに与え
られる信号φSをハイレベルにし、MOSトランジスタ
T4をONの状態にする。このとき、フォトダイオード
PDに光が入射すると光電流が発生し、MOSトランジ
スタのサブスレッショルド特性により、光電流を自然対
数的に変換した値の電圧がMOSトランジスタT1のソ
ース及びMOSトランジスタT2のゲートに発生する。
尚、このとき、フォトダイオードPDで発生した負の光
電荷がMOSトランジスタT1のソースに流れ込むた
め、強い光が入射されるほどMOSトランジスタT1の
ソース電圧が低くなる。
【0044】そして、MOSトランジスタT3にパルス
信号φVを与えることによって、MOSトランジスタT
2は、そのゲート電圧に応じてソース電流を、MOSト
ランジスタT3を介して信号線11に出力電流として出
力する。このとき、MOSトランジスタT2がソースフ
ォロワ型のMOSトランジスタとして動作するため、信
号線11には映像信号が電圧信号として現れる。その
後、信号φVをローレベルにしてMOSトランジスタT
3をOFFにする。このように、MOSトランジスタT
2,T3を介して出力される映像信号は、MOSトラン
ジスタT2のゲート電圧に比例した値となるため、フォ
トダイオードPDへの入射光量が自然対数的に変換され
た信号となる。
【0045】次に、画素の感度バラツキを検出するとき
の動作について、図9のタイミングチャートを参照して
説明する。まず、パルス信号φVが与えられて映像信号
が出力された後、信号φSをローレベルにしてMOSト
ランジスタT4をOFFにして、リセット動作が始ま
る。そして、信号φVPDを第2電圧にして、MOSトラ
ンジスタT1のドレイン・ソース間に負の電荷を蓄積さ
せる。
【0046】次に、信号φVPDを第1電圧に戻すと、こ
の蓄積された負の電荷が信号φVPDの信号線に流れ出し
て、MOSトランジスタT1のソースに負の電荷が蓄積
された状態になる。この負の電荷の蓄積量は、ゲート・
ソース間の閾値電圧によって決まる。このように、MO
SトランジスタT1のソースに負の電荷が蓄積される
と、MOSトランジスタT3のゲートにパルス信号φV
を与えてノイズ信号を読み出す。
【0047】このとき、読み出されたノイズ信号は、M
OSトランジスタT1の閾値電圧に応じた値となるた
め、これにより、各画素の感度のバラツキを検出するこ
とができる。そして、信号φVをローレベルにしてMO
SトランジスタT3をOFFにした後、信号φSをハイ
レベルにしてMOSトランジスタT4を導通させて撮像
動作が行える状態にする。
【0048】尚、各画素の構成について、図6又は図8
に示すような回路構成の画素に限定されるものでなく、
例えば、MOSトランジスタT2以降に積分回路を設け
た回路構成の画素としても構わない。又、固体撮像素子
をNチャネルのMOSトランジスタで構成しているが、
PチャネルのMOSトランジスタで構成されるようにし
ても構わない。
【0049】又、本実施形態において、固体撮像素子の
構成を図2のような構成としたが、映像信号やノイズ信
号をサンプルホールドする回路が省略された構成の固体
撮像素子でも構わない。又、映像信号やノイズ信号をサ
ンプルホールドする回路についても、図2のような構成
に限定されるものではない。又、温度補正回路につい
て、図5のような非反転増幅回路で構成されたものに限
定するものではなく、反転増幅回路や差動増幅回路で構
成したものでも構わない。
【0050】5.固体撮像素子の動作 このような構成のエリアセンサにおいて、図10に示す
タイミングチャートに基づいて動作を説明する。まず、
垂直走査回路15より画素G1k〜Gmk(k:1≦k≦n
の自然数)にパルス信号φVが与えられて、画素G1k〜
Gmkより信号線11−1〜11−mに映像信号が出力さ
れると、スイッチS1−1〜S1−mがONとされて、
キャパシタC1−1〜C1−mに出力された映像信号が
サンプルホールドされる。このとき、スイッチS2−1
〜S2−m及びバッファ13a−1〜13a−m,13
b−1〜13b−m内のMOSトランジスタQ2は、O
FFである。このように、映像信号がキャパシタC1−
1〜C1−mにサンプルホールドされると、スイッチS
1−1〜S1−mをOFFにする。
【0051】次に、再び垂直走査回路15より画素G1k
〜Gmkにパルス信号φVが与えられて、画素G1k〜Gmk
より信号線11−1〜11−mにノイズ信号が出力され
ると、スイッチS2−1〜S2−mがONとされて、キ
ャパシタC2−1〜C2−mに出力されたノイズ信号が
サンプルホールドされる。このとき、スイッチS1−1
〜S1−m及びバッファ13a−1〜13a−m,13
b−1〜13b−m内のMOSトランジスタQ2は、O
FFである。このように、ノイズ信号がキャパシタC2
−1〜C2−mにサンプルホールドされると、スイッチ
S2−1〜S2−mをOFFにする。
【0052】そして、キャパシタC1−1〜C1−mに
画素G1k〜Gmkからの映像信号が、キャパシタC2−1
〜C2−mに画素G1k〜Gmkからのノイズ信号が、それ
ぞれサンプルホールドされると、水平走査回路16より
バッファ13a−1,13b−1内のMOSトランジス
タQ2のゲートにパルス信号φPが与えられて、MOS
トランジスタQ2をONにする。よって、出力回路14
に、画素G1kからの映像信号及びノイズ信号が与えられ
て、その出力に映像信号がノイズ信号に基づいて、感度
のバラツキによるノイズ成分が補正されて出力される。
そして、次に、水平走査回路16よりバッファ13a−
2,13b−2内のMOSトランジスタQ2のゲートに
パルス信号φPが与えられて、MOSトランジスタQ2
をONにして、出力回路14より画素G2kの感度のバラ
ツキによるノイズ成分が補正された映像信号が出力され
る。
【0053】同様に、水平走査回路16より、バッファ
13a−3〜13a−m,13b−3〜13b−m内の
MOSトランジスタQ2のゲートに、パルス信号φPが
順次与えられることによって、感度のバラツキ補正が施
された画素G3k〜Gmkからの映像信号が、出力回路14
より出力される。そして、画素G1k〜Gmkの映像信号が
補正されて、順次、出力回路4より出力されると、次に
画素G1(k+1)〜Gm(k+1)の映像信号が同様に、順次、出
力回路4より出力される。
【0054】<A/D変換器の構成>次に、A/D変換
器2について、以下に説明する。図11は、A/D変換
器の内部構成を示すブロック回路図である。尚、本実施
形態では、並列比較方式のA/D変換器を例にして説明
する。
【0055】図11に示すA/D変換器2は、RGB信
号毎に印加する直流電圧VDD,VSSを切り換えるスイッ
チSW1,SW2と、直列に接続されたx+1(x+1
=2 n)個の抵抗R0〜Rxと、抵抗R0と抵抗R1、
抵抗R1と抵抗R2、…、抵抗R(x−1)と抵抗Rxそ
れぞれの接続ノードに発生する電圧V1,V2,…,V
xが反転入力端子に印加されるコンパレータC1,C
2,…,Cxと、コンパレータC1〜Cxの出力が入力
されるエンコーダ50とを有する。
【0056】まず、スイッチSW1,SW2によって、
R、G、B信号毎に選択されて抵抗Rx,R0に印加さ
れる直流電圧VDD,VSSについて説明する。例えば、撮
像装置の撮影開始時や生産時などに初期設定を行う際、
R信号、G信号及びB信号が図12のような関係になっ
たとする。尚、図12はR信号、G信号及びB信号それ
ぞれについて、照度と信号レベルの関係を示すグラフ
で、照度が対数関数となる片対数グラフである。又、R
信号、G信号及びB信号は、それぞれ、出力回路14
(図2)で温度補正が行われるため、図12のように、
その傾きが等しくなる。しかしながら、カラーフィルタ
の透過率などによって、同一の照度においてもその出力
信号の信号レベルが異なる。
【0057】今、各信号の同一の照度における信号レベ
ルの差が、R信号とG信号の間でΔV1(ΔV1≧
0)、G信号とB信号の間でΔV2(ΔV2≧0)とす
る。このとき、スイッチSW1の接点aに直流電圧VDD
+ΔV1、接点bに直流電圧VDD、接点cに直流電圧V
DD−ΔV2が与えられるとともに、スイッチSW2の接
点aに直流電圧VSS+ΔV1、接点bに直流電圧VSS、
接点cに直流電圧VSS−ΔV2が与えられる。このスイ
ッチSW1,SW2の接点a,b,cの切り換え動作
は、制御部3によって制御される。
【0058】そして、R信号が入力されて、コンパレー
タC1〜Cxの非反転入力端子に与えられるとき、スイ
ッチSW1によって直流電圧VDD+ΔV1が選択され
て、抵抗Rxに印加されるとともに、スイッチSW2に
よって直流電圧VSS+ΔV1が選択されて、抵抗R0に
印加される。又、G信号が入力されて、コンパレータC
1〜Cxの非反転入力端子に与えられるとき、スイッチ
SW1によって直流電圧VDDが選択されて、抵抗Rxに
印加されるとともに、スイッチSW2によって直流電圧
VSSが選択されて、抵抗R0に印加される。更に、B信
号が入力されて、コンパレータC1〜Cxの非反転入力
端子に与えられるとき、スイッチSW1によって直流電
圧VDD−ΔV2が選択されて、抵抗Rxに印加されると
ともに、スイッチSW2によって直流電圧VSS−ΔV2
が選択されて、抵抗R0に印加される。
【0059】即ち、ΔV=VDD−VSSとすると、R信号
が入力されるとき、電圧V1,V2,…,Vxが、VSS
+ΔV1+ΔV/2n、VSS+ΔV1+2×ΔV/2n
…、VDD+ΔV1−ΔV/2nとなる。又、G信号が入
力されるとき、電圧V1,V2,…,Vxが、VSS+Δ
V/2n、VSS+2×ΔV/2n、…、VDD−ΔV/2 n
となる。更に、B信号が入力されるとき、電圧V1,V
2,…,Vxが、VSS−ΔV2+ΔV/2n、VSS−Δ
V2+2×ΔV/2n、…、VDD−ΔV2−ΔV/2n
なる。
【0060】よって、例えば、照度LにおけるR信号、
G信号、B信号それぞれが、順番に入力されるとする。
このとき、照度Lの入射光が光電変換されて得られた出
力レベルがVL+ΔV1となるR信号がA/D変換器2
に入力されると、今、VLが、VSS+k×ΔV/2n
VL<VSS+(k+1)×ΔV/2n(0≦k≦x)を満
たすとき、コンパレータC1〜Ckの出力がハイレベル
になる。そして、エンコーダ50において、整数kが2
進符号化されて出力される。
【0061】又、照度Lの入射光が光電変換されて得ら
れた出力レベルがVLとなるG信号がA/D変換器2に
入力されると、出力レベルがVL+ΔV1となるR信号
と同様に、コンパレータC1〜Ckの出力がハイレベル
になり、エンコーダ50において、整数kが2進符号化
されて出力される。更に、照度Lの入射光が光電変換さ
れて得られた出力レベルがVL−ΔV2となるB信号が
A/D変換器2に入力されると、出力レベルがVL+Δ
V1となるR信号と同様に、コンパレータC1〜Ckの
出力がハイレベルになり、エンコーダ50において、整
数kが2進符号化されて出力される。
【0062】このように、RGB信号はそれぞれコンパ
レータC1〜Cxで電圧比較される段階で、オフセット
電圧が補正された状態となる。よって、エンコーダ50
に入力されるコンパレータC1〜Cxからの出力は、色
信号の種類に関わらず、その画素への入射光の照度に対
して一定の関係を保つため、各色信号に対するエンコー
ダ50の出力と入射光の照度の対数値との関係を表すグ
ラフを同一直線上に表すことができる。このように、A
/D変換器2において、各色信号をデジタル信号に変換
するとともに、ホワイトバランスを行うことが可能とな
る。
【0063】このように、本実施形態では、A/D変換
器2として並列比較方式のA/D変換器を用いて説明し
たが、直並列方式又は逐次比較方式のA/D変換器を用
いても構わない。以下に、直並列方式のA/D変換器を
用いた例と、逐次比較方式のA/D変換器を用いた例に
ついて、簡単に説明する。
【0064】まず、A/D変換器2に直並列比較方式の
A/D変換器を用いた例について、図面を参照して説明
する。図13は、この例におけるA/D変換器の内部構
成を示すブロック回路図である。尚、本例では、説明を
簡単にするために、4ビットのデジタル信号に変換する
A/D変換器を例にして説明する。
【0065】図13のA/D変換器は、RGB信号毎に
印加する直流電圧VDD,VSSを切り換えるスイッチSW
1,SW2と、直列に接続された16個の抵抗R1〜R
16と、抵抗R4と抵抗R5、抵抗R8と抵抗R9、抵
抗R12と抵抗R13それぞれの接続ノードに発生する
電圧V4,V8,V12が反転入力端子に印加されるコ
ンパレータCa1,Ca2,Ca3と、コンパレータC
a1〜Ca3の出力が入力されるエンコーダ50aと、
抵抗R1〜R4による3つの接続ノードに接続されたス
イッチS01〜S03と、抵抗R5〜R8による3つの接続
ノードに接続されたスイッチS11〜S13と、抵抗R9〜
R12による3つの接続ノードに接続されたスイッチS
21〜S23と、抵抗R13〜R16による3つの接続ノー
ドに接続されたスイッチS31〜S33と、スイッチS01〜
31と接続されたコンパレータCb1と、スイッチS02〜
32と接続されたコンパレータCb2と、スイッチS03〜
33と接続されたコンパレータCb3と、コンパレータC
b1〜Cb3の出力が入力されるエンコーダ50bとを
有する。
【0066】そして、この直並列比較方式のA/D変換
器では、エンコーダ50aより上位2ビットの信号が出
力されるとともに、エンコーダ50bより下位2ビット
の信号が出力される。このとき、固体撮像素子1(図
1)の出力レベルが電圧V4より低く、エンコーダ50
aより出力される上位2ビットが(00)となるとき、
スイッチS01〜S03がONとされる。そして、抵抗R1
と抵抗R2、抵抗R2と抵抗R3、抵抗R3と抵抗R4
それぞれの接続ノードに現れる電圧V1,V2,V3
が、スイッチS01,S02,S03を介して、コンパレータ
Cb1,Cb2,Cb3それぞれの反転入力端子に入力
される。よって、固体撮像素子1(図1)の出力レベル
が電圧V1,V2,V3と比較され、エンコーダ50b
より下位2ビット(00)〜(11)が出力される。そ
して、この図13に示すA/D変換器より(0000)
〜(0011)の4ビットのデジタル信号が出力され
る。
【0067】又、固体撮像素子1の出力レベルが電圧V
4以上で且つ電圧V8より低く、エンコーダ50aより
出力される上位2ビットが(01)となるとき、スイッ
チS11〜S13がONとされる。そして、抵抗R5と抵抗
R6、抵抗R6と抵抗R7、抵抗R7と抵抗R8それぞ
れの接続ノードに現れる電圧V5,V6,V7が、スイ
ッチS11,S12,S13を介して、コンパレータCb1,
Cb2,Cb3それぞれの反転入力端子に入力される。
よって、固体撮像素子1(図1)の出力レベルが電圧V
5,V6,V7と比較されて、この図13に示すA/D
変換器より(0100)〜(0111)の4ビットのデ
ジタル信号が出力される。
【0068】又、固体撮像素子1の出力レベルが電圧V
8以上で且つ電圧V12より低く、エンコーダ50aよ
り出力される上位2ビットが(10)となるとき、スイ
ッチS21〜S23がONとされる。そして、抵抗R9と抵
抗R10、抵抗R10と抵抗R11、抵抗R11と抵抗
R12それぞれの接続ノードに現れる電圧V9,V1
0,V11が、スイッチS21,S22,S23を介して、コ
ンパレータCb1,Cb2,Cb3それぞれの反転入力
端子に入力される。よって、固体撮像素子1(図1)の
出力レベルが電圧V9,V10,V11と比較されて、
この図13に示すA/D変換器より(1000)〜(1
011)の4ビットのデジタル信号が出力される。
【0069】更に、固体撮像素子1の出力レベルが電圧
V12以上で、エンコーダ50aより出力される上位2
ビットが(11)となるとき、スイッチS31〜S33がO
Nとされる。そして、抵抗R13と抵抗R14、抵抗R
14と抵抗R15、抵抗R15と抵抗R16それぞれの
接続ノードに現れる電圧V13,V14,V15が、ス
イッチS31,S32,S33を介して、コンパレータCb
1,Cb2,Cb3それぞれの反転入力端子に入力され
る。よって、固体撮像素子1(図1)の出力レベルが電
圧V13,V14,V15と比較されて、この図13に
示すA/D変換器より(1100)〜(1111)の4
ビットのデジタル信号が出力される。
【0070】このように動作する直並列比較方式のA/
D変換器は、図11の並列比較方式のA/D変換器と同
様、RGB信号が図12のような関係になったとする
と、スイッチSW1の接点aに直流電圧VDD+ΔV1、
接点bに直流電圧VDD、接点cに直流電圧VDD−ΔV2
が与えられるとともに、スイッチSW2の接点aに直流
電圧VSS+ΔV1、接点bに直流電圧VSS、接点cに直
流電圧VSS−ΔV2が与えられる。
【0071】そして、R信号が入力されて、コンパレー
タCa1〜Ca3,Cb1〜Cb3の非反転入力端子に
与えられるとき、スイッチSW1によって直流電圧VDD
+ΔV1が選択されて、抵抗R16に印加されるととも
に、スイッチSW2によって直流電圧VSS+ΔV1が選
択されて、抵抗R1に印加される。又、G信号が入力さ
れて、コンパレータCa1〜Ca3,Cb1〜Cb3の
非反転入力端子に与えられるとき、スイッチSW1によ
って直流電圧VDDが選択されて、抵抗R16に印加され
るとともに、スイッチSW2によって直流電圧VSSが選
択されて、抵抗R1に印加される。更に、B信号が入力
されて、コンパレータCa1〜Ca3,Cb1〜Cb3
の非反転入力端子に与えられるとき、スイッチSW1に
よって直流電圧VDD−ΔV2が選択されて、抵抗R16
に印加されるとともに、スイッチSW2によって直流電
圧VSS−ΔV2が選択されて、抵抗R1に印加される。
【0072】次に、A/D変換器2に逐次比較方式のA
/D変換器を用いた例について、図面を参照して説明す
る。図14は、この例におけるA/D変換器の内部構成
を示すブロック回路図である。
【0073】図14に示すA/D変換器は、RGB信号
毎に印加する直流電圧VDD,VSSを切り換えるスイッチ
SW1,SW2と、固体撮像素子1から出力されるRG
B信号が非反転入力端子に入力されるコンパレータC
と、コンパレータCからの出力が入力される制御回路5
1と、制御回路51によって動作するとともにデジタル
信号を出力する逐次比較レジスタ52と、逐次比較レジ
スタ52より与えられる信号をアナログ信号に変換して
コンパレータCの反転入力端子に送出するD/A変換器
53とを有する。
【0074】そして、この逐次比較方式のA/D変換器
で4ビットのデジタル信号に変換されるものとすると、
まず、逐次比較レジスタ52より与えられるデジタル信
号(1000)がD/A変換器53でアナログ信号に変
換されて、この信号レベルと固体撮像素子1からの出力
レベルがコンパレータCで比較される。このとき、コン
パレータCの出力がハイレベルとなると、逐次比較レジ
スタ52よりデジタル信号(1100)が、又、コンパ
レータCの出力がローレベルとなると、逐次比較レジス
タ52よりデジタル信号(0100)が、D/A変換器
53に与えられてアナログ信号に変換されて、その信号
レベルと固体撮像素子1からの出力レベルがコンパレー
タCで比較される。
【0075】又、このように4ビット目及び3ビット目
の比較が行われると、次に、2ビット目の比較が行われ
る。即ち、3ビット目の比較が行われた後、コンパレー
タCの出力がハイレベルとなると、逐次比較レジスタ5
2よりデジタル信号(*110)が、又、コンパレータ
Cの出力がローレベルとなると、逐次比較レジスタ52
よりデジタル信号(*010)が、D/A変換器53に
与えられてアナログ信号に変換されて、その信号レベル
と固体撮像素子1からの出力レベルがコンパレータCで
比較される。尚、*は、0,1のいずれかであることを
表す。
【0076】そして、最後に、2ビット目の比較が行わ
れた後、コンパレータCの出力がハイレベルとなると、
逐次比較レジスタ52よりデジタル信号(**11)
が、又、コンパレータCの出力がローレベルとなると、
逐次比較レジスタ52よりデジタル信号(**01)
が、D/A変換器53に与えられてアナログ信号に変換
されて、その信号レベルと固体撮像素子1からの出力レ
ベルがコンパレータCで比較される。
【0077】このように、デジタル信号に変換するため
に、4ビット目から順に決定していく際、1ビット目の
比較が終了するまで、コンパレータCの非反転入力端子
に与えられる固体撮像素子1の出力はサンプルホールド
される。そして、1ビット目の比較が終了すると、逐次
比較レジスタ52より決定した4ビットのデジタル信号
を出力するとともに、固体撮像素子1からの次の出力の
デジタル変換を行う。
【0078】このように動作する逐次比較方式のA/D
変換器は、図11の並列比較方式のA/D変換器と同
様、RGB信号が図12のような関係になったとする
と、スイッチSW1の接点aに直流電圧VDD+ΔV1、
接点bに直流電圧VDD、接点cに直流電圧VDD−ΔV2
が与えられるとともに、スイッチSW2の接点aに直流
電圧VSS+ΔV1、接点bに直流電圧VSS、接点cに直
流電圧VSS−ΔV2が与えられる。
【0079】そして、R信号が入力されて、コンパレー
タCの非反転入力端子に与えられるとき、スイッチSW
1,SW2によって直流電圧VDD+ΔV1,VSS+ΔV
1がそれぞれ選択されて、D/A変換器53に印加され
る。又、G信号が入力されて、コンパレータCの非反転
入力端子に与えられるとき、スイッチSW1,SW2に
よって直流電圧VDD,VSSがそれぞれ選択されて、D/
A変換器53に印加される。更に、B信号が入力され
て、コンパレータCの非反転入力端子に与えられると
き、スイッチSW1,SW2によって直流電圧VDD−Δ
V2,VSS−ΔV2がそれぞれ選択されて、D/A変換
器53に印加される。
【0080】尚、本実施形態において、各色信号それぞ
れに対してA/D変換器に与える直流電圧を固定させて
いるが、例えば、曇天のときの屋外、晴天のときの屋
外、蛍光灯下などの様々な状況に応じて変化させても良
い。即ち、曇天のときの屋外、晴天のときの屋外、蛍光
灯下のそれぞれで撮像が行われる際、R信号とG信号そ
れぞれに対してA/D変換器に与える直流電圧の差ΔV
1を、ΔV1a、ΔV1b、ΔV1cのように切り換
え、又、G信号とB信号それぞれに対してA/D変換器
に与える直流電圧の差ΔV2を、ΔV2a、ΔV2b、
ΔV2cのように切り換える。
【0081】よって、曇天のときの屋外での撮像を行っ
た場合、A/D変換器にR信号が入力されると、直流電
圧VDD+ΔV1a及び直流電圧VSS+ΔV1aがスイッ
チSW1,SW2を介してA/D変換器に与えられ、A
/D変換器にB信号が入力されると、直流電圧VDD−Δ
V2a及び直流電圧VSS−ΔV2aがスイッチSW1,
SW2を介してA/D変換器に与えられる。
【0082】又、晴天のときの屋外での撮像を行ったと
きにA/D変換器にR信号が入力されると、直流電圧V
DD+ΔV1b及び直流電圧VSS+ΔV1bがスイッチS
W1,SW2を介してA/D変換器に与えられ、A/D
変換器にB信号が入力されると、直流電圧VDD−ΔV2
b及び直流電圧VSS−ΔV2bがスイッチSW1,SW
2を介してA/D変換器に与えられる。
【0083】又、屋内の蛍光灯下での撮像を行ったとき
にA/D変換器にR信号が入力されると、直流電圧VDD
+ΔV1c及び直流電圧VSS+ΔV1cがスイッチSW
1,SW2を介してA/D変換器に与えられ、A/D変
換器にB信号が入力されると、直流電圧VDD−ΔV2c
及び直流電圧VSS−ΔV2cがスイッチSW1,SW2
を介してA/D変換器に与えられる。尚、各状況下でG
信号が入力されるときにA/D変換器に与えられる直流
電圧VDD,VSSを一定としたが、各状況下において、R
信号やB信号が入力されるときと同様、直流電圧VDD,
VSSをその差が変化しないように同程度に変化させても
構わない。
【0084】又、固体撮像素子において、ストライプ型
カラーフィルタのように、列毎に同一種類のカラーフィ
ルタが設けられる場合、A/D変換器を列毎に設けても
良い。即ち、並列比較方式のA/D変換器が用いられる
とともに、RGBのカラーフィルタが各列毎に設けられ
ているとすると、Rのカラーフィルタが設けられた列に
は、この列の各画素からの出力であるR信号が入力され
るA/D変換器において、抵抗R0,Rxのそれぞれに
直流電圧VSS+ΔV1,VDD+ΔV1が印加される。
【0085】又、このとき、Gのカラーフィルタが設け
られた列には、この列の各画素からの出力であるG信号
が入力されるA/D変換器において、抵抗R0,Rxの
それぞれに直流電圧VSS,VDDが印加される。更に、B
のカラーフィルタが設けられた列には、この列の各画素
からの出力であるB信号が入力されるA/D変換器にお
いて、抵抗R0,Rxのそれぞれに直流電圧VSS−ΔV
2,VDD−ΔV2が印加される
【0086】又、本実施形態では、撮像装置に設けられ
た固体撮像素子に、RGB系のカラーフィルタを用いた
固体撮像素子としたが、CMY(Cyan Magenta Yello
w)系のカラーフィルタを用いた固体撮像素子としても
構わない。
【0087】
【発明の効果】本発明によると、A/D変換器におい
て、固体撮像素子より出力される色信号の種類に応じ
て、デジタル信号に変換する際の基準電圧が異なる。よ
って、固体撮像素子より出力される色信号の種類毎に発
生するオフセット電圧を、A/D変換器で除去すること
ができるため、A/D変換器でホワイトバランスを施す
ことができる。又、このようなA/D変換器が撮像装置
に設けられたとき、従来のように、A/D変換器の後段
にホワイトバランスを施すための信号処理回路を設ける
必要がなくなり、システムの簡略化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮像装置の内部構成を示すブロック
図。
【図2】図1の撮像装置に設けられた固体撮像素子の内
部構成の一例を示すブロック回路図。
【図3】図2の固体撮像素子に設けられたバッファの内
部構成を示す回路図。
【図4】図2の固体撮像素子に設けられた出力回路の内
部構成を示すブロック図。
【図5】図4の出力回路に設けられた温度補正回路の内
部構成を示す回路図。
【図6】図2の固体撮像素子に設けられた画素の構成を
示す回路図の一例。
【図7】図6の画素の動作を示すタイミングチャート。
【図8】図2の固体撮像素子に設けられた画素の構成を
示す回路図の一例。
【図9】図8の画素の動作を示すタイミングチャート。
【図10】図2の固体撮像素子の動作を示すタイミング
チャート。
【図11】図1の撮像装置に設けられたA/D変換器
に、並列比較方式のA/D変換器を用いたときの内部構
成を示すブロック回路図。
【図12】色信号の関係を示すグラフ。
【図13】図1の撮像装置に設けられたA/D変換器
に、直並列比較方式のA/D変換器を用いたときの内部
構成を示すブロック回路図。
【図14】図1の撮像装置に設けられたA/D変換器
に、逐次比較方式のA/D変換器を用いたときの内部構
成を示すブロック図。
【図15】従来の撮像装置の内部構成を示すブロック
図。
【符号の説明】
1 固体撮像素子 2 A/D変換器 3 制御部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/04 H01L 27/14 D Fターム(参考) 4M118 AA10 AB01 BA14 CA02 DD10 FA06 GC08 GC15 5C024 CX27 EX52 GX03 GY31 HX24 5C065 AA01 BB02 CC01 DD15 EE06 GG18 5J022 AA02 AA06 AB01 BA03 CB01 CD03 CF01 CF07 CF10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光量に対して自然対数的に変換され
    た電気信号を出力する複数の画素を備えるとともに各画
    素に複数種類のカラーフィルタを設けて前記電気信号を
    色信号として出力する固体撮像素子から出力される各種
    類の色信号を、各色信号の信号レベルを複数の基準電圧
    と比較することによってデジタル信号に変換するA/D
    変換器において、 前記複数の基準電圧を生成するために与えられる第1電
    圧と第2電圧の値が前記色信号の種類に応じて異なる
    が、該第1電圧と該第2電圧の差は一定のままであるこ
    とを特徴とするA/D変換器。
  2. 【請求項2】 複数の比較器と、該複数の比較器それぞ
    れに与える複数の前記基準電圧を生成する基準電圧生成
    回路とを有する並列比較方式のA/D変換器であり、 前記基準電圧生成回路に与えられる前記第1電圧及び前
    記第2電圧の値が前記色信号の種類に応じて異なるが、
    該第1電圧と該第2電圧の差は一定のままであることを
    特徴とする請求項1に記載のA/D変換器。
  3. 【請求項3】 複数の比較器と、該複数の比較器それぞ
    れに与える複数の前記基準電圧を生成する基準電圧生成
    回路とを有する直並列比較方式のA/D変換器であり、 前記基準電圧生成回路に与えられる前記第1電圧及び前
    記第2電圧の値が前記色信号の種類に応じて異なるが、
    該第1電圧と該第2電圧の差は一定のままであることを
    特徴とする請求項1に記載のA/D変換器。
  4. 【請求項4】 前記固体撮像素子からの出力を各ビット
    毎に比較する比較器と、該比較器の比較結果に応じて各
    ビット毎に前記基準電圧を生成して前記比較器に出力す
    るD/A変換器とを有する逐次比較方式のA/D変換器
    であり、 前記D/A変換器に与えられる前記第1電圧及び前記第
    2電圧の値が前記色信号の種類に応じて異なるが、該第
    1電圧と該第2電圧の差は一定のままであることを特徴
    とする請求項1に記載のA/D変換器。
  5. 【請求項5】 前記色信号の各種類毎に与えられる前記
    第1電圧及び前記第2電圧は、前記色信号の各種類毎の
    オフセット電圧に応じた値であることを特徴とする請求
    項1〜請求項4のいずれかに記載のA/D変換器。
  6. 【請求項6】 前記複数種類の色信号が入力されるとと
    もに、前記第1電圧及び前記第2電圧が、入力された前
    記色信号の種類毎に切り換えられることを特徴とする請
    求項1〜請求項5に記載のA/D変換器。
  7. 【請求項7】 入射光量に対して自然対数的に変換され
    た電気信号を出力する複数の画素と、該複数の画素の光
    電変換部に設けられた複数種類のカラーフィルタとを有
    する固体撮像素子と、 請求項1〜請求項6のいずれかに記載のA/D変換器
    と、 を有することを特徴とする撮像装置。
  8. 【請求項8】 入射光量に対して自然対数的に変換され
    た電気信号を出力する複数の画素と、該複数の画素の光
    電変換部に設けられた複数種類のカラーフィルタとを有
    する固体撮像素子と、 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のA/D変換器
    と、 を有し、 前記A/D変換器が、前記色信号の種類毎に設けられる
    ことを特徴とする撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記固体撮像素子が、前記カラーフィル
    タが各列毎に同一種類のカラーフィルタが備えられたス
    トライプ型カラーフィルタを有し、 前記固体撮像素子の各列毎に、その列に備えられたカラ
    ーフィルタに応じた前記A/D変換器が設けられること
    を特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
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