JPH0623745Y2 - 内燃機関の点火装置取付構造 - Google Patents

内燃機関の点火装置取付構造

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JPH0623745Y2
JPH0623745Y2 JP1988133129U JP13312988U JPH0623745Y2 JP H0623745 Y2 JPH0623745 Y2 JP H0623745Y2 JP 1988133129 U JP1988133129 U JP 1988133129U JP 13312988 U JP13312988 U JP 13312988U JP H0623745 Y2 JPH0623745 Y2 JP H0623745Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、内燃機関の点火装置の取付構造に関する。
(従来の技術) 内燃機関のシリンダヘッドにはシリンダ毎に点火プラグ
が装着されるが、このプラグ部分への水、ゴミ等の侵入
を防ぐために、例えば第4図のように点火プラグ1の上
方にて両側のロッカカバー2,3にカバープレート4を
掛け渡し、カバープレート4に図外の点火コイルと点火
プラグ1とを接続する高圧コード5の導孔を形成すると
共に、高圧コード5に防水カバーを取付け、導孔に装着
するようにしたものがある。
図のシリンダヘッド7は、左右に2つのカム軸8,9を
備えたダブルオーバヘッドカムシャフト(DOHC)型
内燃機関のもので、この場合高圧コード5を防水カバー
6に取付けたパイプ10内に保持し、パイプ10の先端
に点火プラグ1に嵌着するブッシュ11を設けること
で、高圧コード5の接続、離脱を容易にしている(特開
昭58−143128号公報等参照)。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来装置にあっては、カバー
プレート4の上方から水がゴミ等がシリンダヘッド7の
凹溝12内に侵入することはないものの、例えばシリン
ダヘッド7の前方や後方から凹溝12内に水やゴミ等が
入り込むことがあり、これらの水やゴミ等が点火プラグ
1の点検時等にシリンダ内へと侵入する心配がある。
即ち、凹溝12内に入り込んだ水やゴミ等は、点火プラ
グ1に高圧コード5を接続した図示状態では、高圧コー
ド5のブッシュ11が点火プラグ1の回りを塞ぐため、
点火プラグ1とプラグ孔13を囲う環状壁14との間に
侵入することはないが、点検等により高圧コード5をは
ずすと凹溝12内の水やゴミ等が環状壁14内に入り込
むようになり、これが点火プラグ1の取りはずしと同時
にプラグ孔13やシリンダ内に侵入してしまうの、あ
る。
特に、砂漠地帯等においては、砂が入り込むという心配
もあり、したがって点火プラグ1の装着に不具合を生じ
たり、エンジンに悪影響を及ぼすことになり、点火プラ
グ1の点検を容易に行えないという問題がある。
この考案は、このような問題点を解決することを目的と
している。
(課題を解決するための手段) この考案は、シリンダヘッドに形成したプラグ孔の上方
に位置してシリンダヘッド上端面もしくはロッカカバー
にカバープレートを架設し、このカバープレートにプラ
グ孔を囲う環状壁まで伸びかつ点火プラグを挿通可能な
保護筒を形成し、この保護筒と環状壁の間およびカバー
プレートとシリンダヘッド上端面もしくはロッカカバー
の間にそれぞれシールを備えると共に、点火プラグに点
火コイルを接続する高圧アダプタの途中に保護筒に嵌合
して保護筒の開口部を覆うキャップを設け、かつ前記カ
バープレートの端部にシリンダヘッドのシリンダ列方向
の凹溝の形状に対応した遮板を、前記凹溝には前記遮板
に近接して相互に一部重合する遮壁をそれぞれ形成す
る。
(作用) したがって、点火プラグはカバープレートからプラグ孔
を囲う環状壁まで伸びシールを設けた保護筒により覆わ
れると共に、保護筒で覆われた状態で高圧アダプタおよ
び点火プラグの取付け、取りはずしが行われるので、水
やゴミ等の異物が点火プラグ部分あるいはシリンダ内に
侵入することはない。
また、カバープレート端部の遮板とシリンダヘッド凹溝
の遮壁との重合に基づき、シリンダヘッド前後からの凹
溝内部及び環状壁内への水等の侵入も防止されると共
に、このカバープレートを介して凹溝内に画成される空
間により、保護筒及びその内部へのエンジン発生熱の伝
達が抑制され、高温に原因する高圧アダプタ等の劣化が
回避される。
(実施例) 第1図〜第3図は本考案の実施例を示すもので、左右に
所定のバンクで2つのシリンダ列を形成したV型6気筒
エンジンに適用したものである。
各シリンダ列のシリンダヘッド20,21には、各シリ
ンダ毎に燃焼室22の中央上部にそれぞれ点火プラグ2
3を装着するプラグ孔24が開設されている。以下、一
方のバンクのシリンダヘッド20について説明する。
シリンダヘッド20には、燃焼室22に通じる各吸気ポ
ート(図示しない)の上方にてシリンダ列方向に吸気弁
を駆動するカムシャフト(図示しない)等を収容する吸
気側動弁室26が形成され、吸気側動弁室26の上部に
ボルト27を介して吸気側ロッカカバー29が取付けら
れている。排気側についても同様に燃焼室22に通じる
各排気ポート(図示しない)の上方にてシリンダ列方向
に排気弁を駆動するカムシヤフト(図示しない)等を収
容する排気側動弁室25が形成され、排気側動弁室26
の上部にボルト27を介して排気側ロッカカバー28が
取付けられている。これにより、吸気側の26、29
と、排気側の25、28の間には凹溝30が画成され
る。
そして、各プラグ孔24の上方に位置して動弁室25,
26の間の凹溝30を覆うように、カバープレート31
がロッカカバー28,29のフランジ32,33(もし
くはフランジ32,33に対応するシリンダヘッド2
0,21の上端面34,35)間に掛渡され、カバープ
レート31にそれぞれ各プラグ孔24を囲う環状壁36
まで伸びる保護筒37が一体的に形成される。
カバープレート31は、環状壁36の近傍に形成したネ
ジ穴38にボルト39を介して締結され、保護筒37は
点火プラグ23を挿通可能な内径に形成される。
カバープレート31とロッカカバー28,29のフラン
ジ32,33との間にはスポンジゴム等からなるひも状
のシール40が介装され、保護筒37と環状壁36との
間にはシリコンゴム等からなるリング状のシール41が
介装される。
また、カバープレート31の前後にはシリンダ列方向の
凹溝30の開口形状に応じて遮板42が設けられる。な
お、43は凹溝30のシリンダ列後部に遮板42の下部
と重なるように設けた遮壁である。
そして、各プラグ孔24の点火プラグ23は、各保護筒
37の上方に配置された点火コイル44と、点火コイル
44に取付けた高圧アダプタ45を介して接続される。
点火コイル44は、鉄心部46とコイル部47とブラケ
ット部48と一次電圧接続部49と高圧電気導出部50
とからなり、高圧電気導出部50は所定長さに形成され
る。
高圧アダプタ45は、高圧電気導出部50に装着された
キャップ51と導体52を挿入した所定長さの延長部5
3と点火プラグ23に嵌着自由なブッシュ54とからな
り、保護筒37にアダプタ45を挿入して点火プラグ2
3にブッシュ54を当てがい押し込むと接続される。
この場合、キャップ51とブッシュ54はシリコンゴ
ム、延長部53はナイロン樹脂等からなり、キャップ5
1は保護筒37の開口部に弾性的に嵌合されると共に、
周囲につば部55が形成される。そして、つば部55の
先端下面にカバープレート31に密着するリング部56
が形成され、リング部56の内側のカバープレート31
に保護筒37の開口部に沿って環状突起57が形成され
る。なお、キャップ51にはアダプタ45の取付け、取
りはずしを容易にするための空気通孔58が形成されて
おり、温度変化による密閉空気の膨張、収縮によって、
空気と共に水滴やほこり等が吸い込まれることを防止し
ている。
他方、59,60は図示しないエアクリーナ下流の吸気
導入管に接続するコレクタ(吸気集合部)、61〜6
3,64〜66はコレクタ59,60から分岐して各吸
気ポートに接続する吸気管で、各吸気管61〜63,6
4〜66は対応するシリンダヘッド20,21の上方を
横切るように配設されるが、この場合各吸気管61〜6
3,64〜66はそれぞれ前記保護筒37の側部上方を
通るように配設されると共に、各吸気管61〜63,6
4〜66の側部に前記点火コイル44の支持部67が形
成される。
そして、対応する支持部67に点火コイル44のブラケ
ット部48を合わせ、ボルト73により点火コイル44
を固定する。なお、吸気管が両側にない部分は、コレク
タ59,60からアーム68,69を突設し、アーム6
8,69の先端に支持部67を形成する。
また、70は冷却ファン、71はフロントカバー、72
は燃料インジェクタである。
このように、点火プラグ23の上方のカバープレート3
1からプラグ孔24の環状壁36まで保護筒37を伸ば
し、保護筒37と環状壁36との間にシール41を設け
たので、シリンダヘッド20,21の凹溝30内に水や
ゴミ等が侵入しても、これらが保護筒37内部に入り込
むことはない。
また、保護筒37は点火プラグ23を挿通可能で、点火
プラグ23および高圧アダプタ45の取付け、取りはず
しを保護筒37を通して行えるため、点火プラグ23の
点検時等に保護筒37をはずさなくて良く、このため点
検時等に凹溝30内の水やゴミ等が保護筒37内に入り
込んだり、さらにはシリンダ内へと侵入するようなこと
もない。
また、保護筒37の開口部は高圧アダプタ45のキャッ
プ51により密閉されると共に、カバープレート31と
ロッカカバー28,29との間にシール40を設けたの
で、上方から凹溝30内あるいは保護筒37内に水やゴ
ミ等が侵入することもない。
したがって、水やゴミの侵入あるいは砂等の侵入により
点火プラグ23の装着に不具合を生じたり、エンジンに
悪影響を及ぼすことは確実に防止され、点火プラグ23
等の点検を安心して行えると共に、点検作業性および信
頼性が向上する。
なお、カバープレート31の前後に遮板42を設けたの
で、シリンダ列の前後方向から凹溝30内への水等の侵
入を防止できると共に、シリンダ列前部及び後部には凹
溝30に遮板42と重なるように遮壁43を設けたの
で、シリンダ列前後方からの水等の侵入を十分に防止で
きる。
なお、高圧アダプタ45のブッシュ54の周囲にリング
部を設け、環状壁36の内周面と密着させるようにして
も良い。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、シリンダヘッドに形成し
たプラグ孔の上方に位置してシリンダヘッド上端面もし
くはロッカカバーにカバープレートを架設し、このカバ
ープレートにプラグ孔を囲う環状壁まで伸びかつ点火プ
ラグを挿通可能な保護筒を形成し、この保護筒と環状壁
の間およびカバープレートとシリンダヘッド上端面もし
くはロッカカバーの間にそれぞれシールを備えると共
に、点火プラグに点火コイルを接続する高圧アダプタの
途中に保護筒に嵌合して保護筒の開口部を覆うキャップ
を設け、さらにカバープレートの端部にシリンダヘッド
のシリンダ列方向の凹溝の形状に対応した遮板を、前記
凹溝には前記遮板に近接して相互に一部重合する遮壁を
それぞれ形成するものとしたので、点火プラグの点検時
にかかわらず点火プラグ部分あるいはシリンダ内への水
やゴミ等の侵入およびこれらに原因する不具合の発生を
確実に防止でき、したがって点検作業の信頼性および作
業性を向上させることができる。
また、保護筒周囲の凹溝内の空気がカバープレートとそ
の端部の遮板及び遮壁を介して周囲のシリンダヘッド高
温部分から画成され、シリンダヘッド内の高温のオイル
や雰囲気によって保護筒が直接加熱されるのを防止でき
るので、保護筒内部の昇温に原因する高圧アダプタ及び
キャップ等の熱的劣化を回避できるという効果も得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例を示す要部断面図と要
部分解斜視図と平面図、第4図は従来例の断面図であ
る。 20,21…シリンダヘッド、23…点火プラグ、24
…プラグ孔、28,29…ロッカカバー、31…カバー
プレート、36…環状壁、37…保護筒、40,41…
シール、44…点火コイル、45…高圧アダプタ、51
…キャップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダヘッドに形成したプラグ孔の上方
    に位置してシリンダヘッド上端面もしくはロッカカバー
    にカバープレートを架設し、このカバープレートにプラ
    グ孔を囲う環状壁まで伸びかつ点火プラグを挿通可能な
    保護筒を形成し、この保護筒と環状壁の間およびカバー
    プレートとシリンダヘッド上端面もしくはロッカカバー
    の間にそれぞれシールを備えると共に、点火プラグに点
    火コイルを接続する高圧アダプタの途中に保護筒に嵌合
    して保護筒の開口部を覆うキャップを設け、かつ前記カ
    バープレートの端部にシリンダヘッドのシリンダ列方向
    の凹溝の形状に対応した遮板を、前記凹溝には前記遮板
    に近接して相互に一部重合する遮壁をそれぞれ形成した
    ことを特徴とする内燃機関の点火装置取付構造。
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