JPH0623727A - セラミックシート板製造装置 - Google Patents

セラミックシート板製造装置

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JPH0623727A
JPH0623727A JP17977992A JP17977992A JPH0623727A JP H0623727 A JPH0623727 A JP H0623727A JP 17977992 A JP17977992 A JP 17977992A JP 17977992 A JP17977992 A JP 17977992A JP H0623727 A JPH0623727 A JP H0623727A
Authority
JP
Japan
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ceramic
sheet
green sheet
ceramic green
ceramic sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP17977992A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Mino
浩嗣 三野
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 重ねあわせた状態で焼成されるセラミックシ
ート板同士の焼き付きを確実に防止することができるセ
ラミックシート板製造装置を提供する。 【構成】 セラミックスラリS0をシート化する押し出
し成形機1と、作成されたセラミックグリーンシートS
1の厚みを調整する上下一対の搬送ローラ2,3と、厚
み調整されたセラミックグリーンシートS1を打ち抜い
てセラミックシート板S2を作成するプレス機4とを備
えており、前記搬送ローラ2,3それぞれの外周面上に
は、対向状態で互いに交差しあう配置とされた溝状もし
くは凸状のパターンP1,P2を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセラミックシート板製造
装置(以下、製造装置という)に係り、詳しくは、重ね
あわせた状態で焼成されるセラミックシート板同士の焼
き付きを防止するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、正特性サーミスタなどを製作
する際に必要となるセラミック板の製造にあたっては、
チタン酸バリウムなどを主原料として含むセラミックス
ラリをシート状に成形することによってセラミックグリ
ーンシートを作成し、かつ、このセラミックグリーンシ
ートを打ち抜くことによってセラミックシート板を得た
後、セラミックシート板の複数枚を互いに重ねあわせた
状態で焼成することによって焼成済みとなったセラミッ
ク板を得ることが行われている。
【0003】そして、この未焼成状態にあるセラミック
シート板を作成するまでの工程においては、図4で示す
ような構成を有する製造装置、すなわち、セラミックス
ラリS0をシート化する押し出し成形機1と、作成され
たセラミックグリーンシートS1の厚みを調整する上下
一対の搬送ローラ2,3と、厚み調整されたセラミック
グリーンシートS1を打ち抜いて所定形状のセラミック
シート板S2を作成するプレス機4とが連続的に配設さ
れてなる製造装置を用いるのが一般的となっている。な
お、ここで、押し出し成形機1と搬送ローラ2,3との
間にはセラミックグリーンシートS1をある程度乾燥さ
せるための乾燥機(図示していない)が配設されてお
り、また、セラミックシート板S2を打ち抜いた後のセ
ラミックグリーンシートS1はプレス機4の後方位置に
配設された上下一対の搬送ローラ5,6によって装置外
へと排出されるようになっている。さらに、上記製造装
置を用いて作成されたセラミックシート板S2は、図5
で示すように、互いに複数枚ずつ重ねあわされたうえ、
所定の高温度まで加熱された焼成炉(図示していない)
中で焼成されることによって焼き固まったセラミック板
(図示していない)となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、未焼成状態
にある複数枚のセラミックシート板S2をただ単に重ね
あわせただけの状態で焼成すると、セラミックシート板
S2それぞれの平滑な表面同士が面接触状態となって密
着しているために、これらのセラミックシート板S2同
士が焼成時に焼き付くことが起こる。そこで、このよう
な不都合の発生を防止すべく、セラミックシート板S2
相互間に予めジルコニア粉末などのような焼き付き防止
用パウダ(図示していない)を散布したうえで焼成を行
ったり、図7で示すように、各セラミックシート板S2
の表裏面それぞれ上に予め焼き付き防止用としての溝状
もしくは凸状となったパターン8を形成したうえで焼成
したりすることが行われている。なお、これらのパター
ン8は、図6で示すように、押し出し成形機1の備える
ダイ(口金)1aの縁部を凹凸形状とすることによって
形成されるものであり、セラミックグリーンシートS1
の押し出し方向と同一の線形状として形成されることに
なる。
【0005】しかしながら、このような焼き付き防止策
を採用した場合であっても、セラミックシート板S2の
搬送途中で焼き付き防止用パウダが落ち去ってしまった
り、また、セラミックシート板S2それぞれの表裏面上
に形成されたパターン8の凹凸状態が互いに一致して線
接触状態となったりすることが起こるため、セラミック
シート板S2同士の焼き付きを確実に防止することはで
き得ないのが現状であった。そして、このような焼き付
きが生じた場合には、焼成後の工程において湿式超音波
振動方式といわれるような煩わしい手間を要する分離方
法などを採用したうえでセラミック板ごとの分離を行わ
なければならないことになっていた。なお、この湿式超
音波振動方式とは、セラミックシート板S2が焼き付く
ことによって一体化したセラミックブロックを所定の溶
液中に投入したうえ、超音波によって溶液中の気体を発
泡(キャビテーション)させ、その力でセラミックブロ
ックをセラミック板ごとに分離する方法である。
【0006】本発明は、このような不都合に鑑みて創案
されたものであって、重ねあわせた状態で焼成されるセ
ラミックシート板同士の焼き付きを確実に防止すること
ができる製造装置の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る製造装置
は、このような目的を達成するために、セラミックスラ
リをシート化する押し出し成形機と、作成されたセラミ
ックグリーンシートの厚みを調整する上下一対の搬送ロ
ーラと、厚み調整されたセラミックグリーンシートを打
ち抜いてセラミックシート板を作成するプレス機とを備
えており、前記搬送ローラそれぞれの外周面上には、対
向状態で互いに交差しあう配置とされた溝状もしくは凸
状のパターンを形成していることを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】上記構成によれば、押し出し成形機からプレス
機へと搬送されていくセラミックグリーンシートは上下
一対の搬送ローラで挟まれることによって厚み調整され
ることになり、この際、セラミックグリーンシートの表
裏面それぞれは各搬送ローラの外周面によって押圧され
ることになる。そこで、柔軟性を有するセラミックグリ
ーンシートの平滑であった表裏面上には各搬送ローラの
外周面上に形成されていたパターンの形状が反転した状
態で写し取られる(転写)ことになり、その表裏面それ
ぞれに転写されたパターンは対向状態で互いに交差しあ
う形状を有していることになる。したがって、このセラ
ミックグリーンシートを打ち抜いて作成されたセラミッ
クシート板の表裏面それぞれにも同形状のパターンが残
ることになる結果、セラミックシート板の複数枚を互い
に重ねあわせたとしても互いの表裏面同士は点接触状態
で重なりあうことになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1は本実施例に係る製造装置の要部構造
を示す外観斜視図、図2は当該製造装置によって作成さ
れたセラミックシート板の重ねあわせ状態を示す外観斜
視図であり、図3は製造装置の一変形例を示す外観斜視
図である。なお、この製造装置の全体構造は従来例と基
本的に異ならないから、ここでは全体構造についての説
明を図4に基づいて行うこととする。
【0011】本実施例に係る製造装置は、従来例同様、
セラミックスラリS0をシート化する押し出し成形機1
と、作成されたセラミックグリーンシートS1の厚みを
調整する上下一対の搬送ローラ2,3と、厚み調整され
たセラミックグリーンシートS1を打ち抜いてセラミッ
クシート板S2を作成するプレス機4とを備えるほか、
セラミックグリーンシート乾燥用の乾燥機(図示してい
ない)及びセラミックシート板S2打ち抜き後のセラミ
ックグリーンシートS1を排出するための搬送ローラ
5,6を具備している。そして、セラミックグリーンシ
ートS1を介して互いに対向しあう搬送ローラ2,3そ
れぞれの外周面上には、図1で拡大して示すように、対
向状態で互いに交差しあう配置とされた溝状もしくは凸
状のパターンP1,P2が形成されている。
【0012】すなわち、この実施例における一方側の搬
送ローラ2の外周面上にはその軸芯方向に沿う所定深さ
の溝状となったパターンP1の多数本が並列形成される
とともに、他方側の搬送ローラ3の外周面上にはその周
方向に沿う多数本の溝状となったパターンP2が並列形
成されているのであり、これらのパターンP1,P2は
対向状態において直交しあうことになる。なお、ここ
で、パターンP1,P2が凸状とされていてもよいこと
は勿論である。
【0013】つぎに、上記構成とされた製造装置の動作
及び作用について説明する。
【0014】まず、この製造装置における押し出し成形
機1からプレス機4へと搬送されていくセラミックグリ
ーンシートS1は上下一対の搬送ローラ2,3で挟まれ
ることによって厚み調整されることになり、搬送ローラ
2,3それぞれの外周面によって押圧されたセラミック
グリーンシートS1の平滑であった表裏面上には搬送ロ
ーラ2,3の外周面上に形成されていたパターンP1,
P2の形状が反転した状態で写し取られる(転写)こと
になる。したがって、このセラミックグリーンシートS
1の表裏面それぞれ上には凸状となったパターン9,1
0が形成されることになる結果、図2で示すように、こ
のセラミックグリーンシートS1をプレス機4で打ち抜
くことによって作成されたセラミックシート板S2の表
裏面それぞれ上にも同形状のパターン9,10が残るこ
とになる。そこで、このようにして作成されたセラミッ
クシート板S2の複数枚を互いに重ねあわせたとしても
互いの表裏面同士は点接触状態で重なりあうことにな
り、面接触状態となったり線接触状態となったりするこ
とはなくなる。
【0015】ところで、以上の説明においては、セラミ
ックグリーンシートS1の厚みを調整する上下一対の搬
送ローラ2,3のうちの一方側には軸芯方向に沿うパタ
ーンP1を形成し、その他方側には周方向に沿うパター
ンP2を形成するとしているが、これらのパターンP
1,P2は対向状態で互いに交差しあう配置とされてい
ればよいのであり、例えば、図3の変形例で示すような
配置とされたものであってもよいことは勿論である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る製造
装置によれば、セラミックシート板の表裏面それぞれ上
に対向状態で互いに交差しあう配置とされたパターンが
形成されているのであるから、セラミックシート板の複
数枚を重ねあわせたとしても互いの表裏面同士は点接触
状態で重なりあうことになる。したがって、これらのセ
ラミックシート板同士が従来例のように面接触状態や線
接触状態で重なりあうことはなくなり、重ねあわせた状
態で焼成されるセラミックシート板同士の焼き付きを確
実に防止することができるという効果が得られる。
【0017】また、従来例のような焼き付きが生じるこ
とがなく、セラミック板の分離を行う必要がなくなる結
果、焼成後の工程における手間を省くことが可能となっ
て生産効率の大幅な向上を図ることができるという別異
の効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る製造装置の要部構造を示す外観
斜視図である。
【図2】本実施例に係る製造装置によって作成されたセ
ラミックシート板の重ねあわせ状態を示す外観斜視図で
ある。
【図3】本実施例に係る製造装置の一変形例を示す外観
斜視図である。
【図4】本実施例及び従来例に係る製造装置の全体構造
を示す一部破断斜視図である。
【図5】従来例に係る製造装置によって作成されたセラ
ミックシート板の重ねあわせ状態を示す外観斜視図であ
る。
【図6】従来例に係る製造装置の一変形例を示す外観斜
視図である。
【図7】従来の変形例に係る製造装置によって作成され
たセラミックシート板の重ねあわせ状態を示す外観斜視
図である。
【符号の説明】
1 押し出し成形機 2 搬送ローラ 3 搬送ローラ 4 プレス機 S0 セラミックスラリ S1 セラミックグリーンシート S2 セラミックシート板 P1 パターン P2 パターン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックスラリ(S0)をシート化す
    る押し出し成形機(1)と、作成されたセラミックグリ
    ーンシート(S1)の厚みを調整する上下一対の搬送ロ
    ーラ(2,3)と、厚み調整されたセラミックグリーン
    シート(S1)を打ち抜いてセラミックシート板(S
    2)を作成するプレス機(4)とを備えており、 前記搬送ローラ(2,3)それぞれの外周面上には、対
    向状態で互いに交差しあう配置とされた溝状もしくは凸
    状のパターン(P1,P2)を形成していることを特徴
    とするセラミックシート板製造装置。
JP17977992A 1992-07-07 1992-07-07 セラミックシート板製造装置 Pending JPH0623727A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17977992A JPH0623727A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 セラミックシート板製造装置

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JP17977992A JPH0623727A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 セラミックシート板製造装置

Publications (1)

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JPH0623727A true JPH0623727A (ja) 1994-02-01

Family

ID=16071746

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17977992A Pending JPH0623727A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 セラミックシート板製造装置

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JP (1) JPH0623727A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101656822B1 (ko) * 2015-03-09 2016-09-12 에스케이씨 주식회사 세라믹 시트 제조용 압출 성형 장치, 세라믹 시트, 및 이의 제조방법

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KR101656822B1 (ko) * 2015-03-09 2016-09-12 에스케이씨 주식회사 세라믹 시트 제조용 압출 성형 장치, 세라믹 시트, 및 이의 제조방법

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