JPH05212713A - 表面に傾斜面を有するタイルの製造方法 - Google Patents

表面に傾斜面を有するタイルの製造方法

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Publication number
JPH05212713A
JPH05212713A JP4612592A JP4612592A JPH05212713A JP H05212713 A JPH05212713 A JP H05212713A JP 4612592 A JP4612592 A JP 4612592A JP 4612592 A JP4612592 A JP 4612592A JP H05212713 A JPH05212713 A JP H05212713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
tiles
manufacture
manufacturing
dovetail groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4612592A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Sakai
正樹 酒井
Toshihiro Takada
利博 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面に傾斜面を有する下見板張り風タイルを
効率良く低コストで製造することを目的とする。 【構成】 裏面に蟻溝2を有し、表面側に傾斜面3を有
する下見板張り風タイル1の製造において、タイル素地
を押出成形機より押出成形する際に、2枚の前記タイル
1,1を前記蟻溝2の中心Oに対し点対称に組み合わせ
周面が略長方形となるような形状として押し出し、その
後に乾燥,焼成した後に割り、2枚のタイル1,1を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、表面に傾斜面を有す
る下見板張り風タイルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、例えば図2に示すよ
うに、表面側が傾斜面に形成された下見板張り風タイル
1を製造する場合、傾斜面3を有するために段積みが困
難となり、そのため乾燥,焼成工程で大量に処理するこ
とができず、又、コンベア上で移送する際にも移送が困
難で、製造上の不都合があるという問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、製造上の不都合の生じ
ない表面に傾斜面を有するタイルの製造方法を提供せん
ことを目的とし、その要旨は、裏面に蟻溝を有し垂直な
壁面等に取り付けられた時に壁面に対し傾斜する傾斜面
を表面側に有するタイルの製造方法であって、該タイル
の素地を押出成形機より押出成形する際に、2枚の前記
タイルを前記蟻溝の中心に対して点対称に組み合わせ周
面が略長方形となるような形状として押し出し、乾燥,
焼成後に割り2枚の前記タイルを得ることである。
【0004】
【作用】表面に傾斜面を有するタイルを製造するに当
り、押出成形機で押出成形する際に、2枚のタイルを蟻
溝中心に対し点対称に組み合わせて略長方形状の周面を
有する形にして押し出すため、長方形状であるために乾
燥,焼成工程等において段積みが可能となり、従来のタ
イル製造設備をそのまま利用して大量に製造することが
でき、又、コンベアで移送する際にも横移動が容易なも
のとなり、製造コストを低減させることができ、焼成後
において割ることにより、2枚の表面に傾斜面を有する
タイルを製造することができる。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は下見板張り風タイル1の側面図であり、こ
のような下見板張り風タイル1は表面が傾斜面3となっ
ており、裏側には蟻溝2が形成されており、上部は上方
へ突出した上端突部5となっており、下端部は下方へ突
出する下端突部6となっており、下端突部6の裏側は上
方へ凹んだ凹部7となっている。
【0006】このような下見板張り風タイル1は裏側の
蟻溝2の上縁に形成された掛止部4を壁面に掛止させて
列設させることができ、壁面には上部当接面8と下部当
接面9が当接することとなる。垂直の壁面に列設させた
状態では、前記傾斜面3は傾斜状に配置されることとな
り、例えば図3には窓Wの周辺にこのような下見板張り
風タイル1を多数列設させた状態の斜視図を示す。
【0007】このような形状の下見板張り風タイル1を
造形するに当り、押出成形機で押出成形する際に本例で
は図1に示すような側面形状で素地が押出成形される。
即ち、この押し出される素地の形状は外周面が略長方形
状となっており、前記傾斜面3,3はそれぞれ垂直を成
すように2枚のタイル1,1が蟻溝中心Oに対し点対称
になるような形状に2枚のタイルが組み合わされた形状
をなし、後の乾燥,焼成後に、前記蟻溝中心Oを通る割
り線Cに沿って割ることにより、図2に示すような2枚
の下見板張り風タイル1が製造される。
【0008】図1に示すような形状でタイル素地が押出
成形されることにより、周面は長方形状であるために、
複数を段積みして乾燥炉及び焼成炉等に入れることがで
き、量産が可能で、製造コストを低減させることができ
る。又、コンベア上で移送する時にも横移動が容易で、
大量の移送が可能となる。そのため、従来のタイルの製
造設備をそのまま利用して、従来のタイルと変わりのな
い製造設備で乾燥,焼成して製造できる。
【0009】又、蟻溝中心Oに対し点対称の形状である
ために、押出成形機から押し出す時の密度分布がほぼ均
一なものとなり、乾燥,焼成時における歪みが少なく、
割れ等の生じない製品を得ることができる。
【0010】
【発明の効果】本発明は、裏面に蟻溝を有し、垂直な壁
面等に取り付けられた時に壁面に対し傾斜する傾斜面を
表面側に有するタイルの製造方法であって、該タイルの
素地を押出成形機より押出成形する際に、2枚の前記タ
イルを前記蟻溝の中心に対して点対称に組み合わせ周面
が略長方形となるような形状として押し出し、乾燥,焼
成後に割り、2枚の前記タイルを得ることとしたため、
2枚のタイルを蟻溝中心に対し点対称に組み合わせて押
出成形することにより、押出成形時の密度分布が良好な
ものとなり、後の乾燥,焼成工程で歪みが生ずることが
少なく、不良品の発生が少なくなる。又、周面が略長方
形状をなすために、従来の製造ラインをそのまま使用し
て複数を段積みして乾燥,焼成することができ、製造コ
ストが低減されて量産が可能となる。また、周面が略長
方形状をなすために梱包が容易となり、荷崩れが生じな
い状態で輸送が可能となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】押出成形機から押し出されるタイル素地の側面
図である。
【図2】焼成後に2枚に割られて完成された下見板張り
風タイルの側面図である。
【図3】図2の下見板張り風タイルを窓周辺に列設した
状態の斜視構成図である。
【符号の説明】
1 下見板張り風タイル 2 蟻溝 3 傾斜面 4 掛止部 O 蟻溝中心 C 割り線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面に蟻溝を有し、垂直な壁面等に取り
    付けられた時に壁面に対し傾斜する傾斜面を表面側に有
    するタイルの製造方法であって、該タイルの素地を押出
    成形機より押出成形する際に、2枚の前記タイルを前記
    蟻溝の中心に対して点対称に組み合わせ周面が略長方形
    となるような形状として押し出し、乾燥,焼成後に割
    り、2枚の前記タイルを得ることを特徴とする表面に傾
    斜面を有するタイルの製造方法。
JP4612592A 1992-01-31 1992-01-31 表面に傾斜面を有するタイルの製造方法 Pending JPH05212713A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014004791A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Ishikawa Toki Tekkosho:Kk 板状成型品の製造方法および板材成形装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014004791A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Ishikawa Toki Tekkosho:Kk 板状成型品の製造方法および板材成形装置

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