JPH0623726Y2 - スロツトルレバーの操作装置 - Google Patents

スロツトルレバーの操作装置

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JPH0623726Y2
JPH0623726Y2 JP1989028898U JP2889889U JPH0623726Y2 JP H0623726 Y2 JPH0623726 Y2 JP H0623726Y2 JP 1989028898 U JP1989028898 U JP 1989028898U JP 2889889 U JP2889889 U JP 2889889U JP H0623726 Y2 JPH0623726 Y2 JP H0623726Y2
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lever
engaged
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lock lever
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JP1989028898U
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Inventor
長己 河辺
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富士ロビン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ロツクレバーを附設した主レバーによりスロ
ツトル操作ができるようにしたスロツトルレバーの操作
装置に関する。
[従来の技術] 従来は、第15図に示すように、ロツクレバー(2)を附設
した主レバー(1)を少なくとも低速位置(A)から始動位置
(B)を経て高速位置(C)まで往復回動させて操作できるよ
うにしたスロツトルレバーにおいて、主レバー(1)をセ
ツト位置(D)まで回動させることができるように操作ケ
ース(5)を形成し、始動時には、操作ケース(5)下部の固
定板(6)の外周縁に形成した凹欠部(6a)に、仮想線で示
すようにロツクレバー(2)の先端を係合させて始動位置
に停止し、その状態でエンジンを起動させてから、高速
位置(D)側に操作するような構造になっていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、そのようにスロツトル操作を行なう状態
では、始動してから高速へ、また、高速から低速(アイ
ドリング状態)へと、変速操作することになって、とく
に、刈払機等のエンジンでは、始動位置が使用頻度の高
い回転数となるので、主レバーを頻繁に往復動操作する
ことになるが、主レバーが始動位置にくると、ロツクレ
バーが必ず凹欠部に係合することになって、いちいちロ
ツクレバーの係合を解除させなければならなくなり、面
倒で操作性が悪いといった不具合を呈していた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、そのような不具合を解決し、エンジンを起動
してからは操作性良くスロツトル操作できるようにした
ものであり、そのため、主レバーの近傍に固定した固定
板の外周縁にはロツクレバーの先端が係合できる始動位
置用の凹欠部を形成し、前記固定板の近傍には、該固定
板に摩擦接触して外周縁が固定板の外周縁に対応合致す
るように形成した回動板を軸架し、該回動板の外周縁に
は、前記主レバーに係合できるように起立する突起と、
前記ロツクレバーの先端が係合できる始動位置用の凹欠
部と、前記ロツクレバーの先端が係合できて外方側に突
出する突起とを、その順に間隔をおいてそれぞれ形成
し、前記両凹欠部を上下に合致させたり横方向に位置が
ずれるように操作可能に構成したものである。
[作用] したがって、上下に合致する両凹欠部にロツクレバーの
先端を係合させると、主レバーを始動位置に係止するこ
とができることになって、その状態で、エンジンを起動
させることになり、エンジンが始動してから、主レバー
を高速位置側に回動させると、両凹欠部から外れるロツ
クレバーの先端が回動板の突起に係合して、両凹欠部が
横方向に位置がずれるように回動板が回動することにな
り、主レバーを低速位置と高速位置との間を往復動させ
て変速操作しても、ロツクレバーの先端は両凹欠部に係
合することなくスムーズに操作できることになり、ま
た、主レバーを回動板の前方側突起に係合させて回動さ
せると、両凹欠部が上下に合致するように回動板を強制
回動させることができることになる。
[実施例] 次に、図面に示す実施例について説明する。
(5)はスロツトルレバーの操作ケースで、該操作ケース
(5)の底面下方に垂設した座金(7)を刈払機等のハンドル
杆(8)上に接合するとともに、取付金(9)を介してハンド
ル杆(8)に固定し、前記操作ケース(5)の内部上方には支
軸(10)に嵌合して強制的に回動させることができる盤体
(11)を軸架し、該盤体(11)の外周部にはケース外方に突
設する主レバー(1)の基部を一体的にして固設し、刈払
機等のエンジン(図示省略)より延出するボーデンワイ
ヤ形のアウタワイヤ(12a)の端部を前記操作ケース(5)の
端部に連繋するとともに、インナワイヤ(12b)の端部を
前記盤体(11)の外周部に連繋し、前記主レバー(1)の基
部側には、ロツクレバー(2)を支軸(13)を介して枢着
し、該支軸(13)の部位には、ロツクレバー(2)の先端を
操作ケース(5)の内方側に弾圧するトルクばね(14)を介
装して従来形構造と同様に構成する。
前記主レバー(1)が延出する側となる前記操作ケース(5)
の外周面の一部には、前記主レバー(1)の基部が衝合で
きる切欠縁(15a)(15b)を両端に有する開口部を形成し、
前記ロツクレバー(2)の先端が接合できる外周縁(3a)を
有する円板状の固定板(3)を操作ケース(5)の下部内方に
固設し、前記切欠縁(15a)より少しく離れる外周縁(3a)
の部位には、前記ロツクレバー(2)の先端が係合できる
凹欠部(3b)を形成して構成する。
前記固定板(3)の上方には円板状の回動板(4)を回動自在
に軸架するが、固定板(3)の上面のセレーシヨン(16)に
回動板(4)の下面の突起(17)が係合する状態となって、
摩擦接触しながら回動できるように軸架し、前記固定板
(3)の外周縁(3a)の上方に合致するよう同心円にして形
成した回動板(4)の外周縁(4a)には、前記主レバー(1)に
係合できるよう上方側に起立する突起(4b)を形成し、該
突起(4b)より離れた外周縁(4a)の部位には、前記突起(4
b)が前記切欠縁(15a)の内方側に移動すると前記凹欠部
(3b)の上方に合致することになるとともに、前記ロツク
レバー(2)の先端が係合できる始動位置用の凹欠部(4c)
を形成し、また、該凹欠部(4c)より離れた外周縁(4a)の
部位には、前記ロツクレバー(2)の先端が係合できて外
方側に突出する突起(4d)を形成して構成する。
尚、別実施例として、図示の実施例とは逆に主レバー
(1)の上方に回動板(4)を同軸状に配設し、この回動板
(4)の上方に固定板(3)を配設しても良い。
さらに、別実施例の固定板(3)は取り外し、操作ケース
(5)に切欠きを設け、この切欠きで始動位置用の凹欠部
(3b)の作用を行わせても良い。
したがって、第9図に示すように、主レバー(1)が突起
(4b)に当接してから切欠縁(15a)と衝合するまで回動さ
せておくと、上下の切欠部(4c)(3b)が合致して、主レバ
ー(1)をセット位置(D)にセットしておくことができ
ることになる。
次いで、主レバー(1)を矢印(イ)方向に回動させて、第10
図に示すようにロツクレバー(2)の先端が切欠縁(15a)に
衝合する状態にまで操作すると、低速位置(A)となり、
エンジンを始動する場合には、低速位置(A)から主レバ
ー(1)を矢印(イ)方向に回動させると、第11図に示すよう
にロツクレバー(2)の先端が両凹欠部(4c)(3b)に係合し
てロツクできる状態となり、さの状態で、エンジンを起
動することになる始動位置(B)に係止しておくことがで
きることになる。
エンジンが起動すると、第11図に示す状態から、ロツク
レバー(2)の先端を両凹欠部(4C)(3B)内より脱出させな
がら主レバー(1)を矢印(イ)方向に回動させると、第12図
に示すようにロツクレバー(2)の先端が突起(4d)に係合
することになり、その状態から、第1図に示すように切
欠縁(15b)に衝合して、高速位置(C)となるよう主レバー
(1)をさらに矢印(イ)方向に回動させると、回動板(4)が
回動させられて両凹欠部(4c)(3b)は横方向に位置がずれ
ることになる。
また、第1図に示すような高速位置(C)から主レバー(1)
を逆方向の矢印(ロ)方向に回動させると、第13図に示す
ように、主レバー(1)は凹欠部(4c)に係合することな
く、また、凹欠部(3b)にも係合することなく、ロツクレ
バー(2)の先端が両板(4)(3)の外周縁(4a)(3a)に沿って
スムーズに移動することになり、第14図に示すように低
速位置(A)まで主レバー(1)を回動させてアイドリング状
態に操作したり、また、その低速位置(A)から第14図に
矢印(イ)(ロ)で示すように主レバー(1)をスムーズに回動
させながら変速操作できることになる。
エンジンを停止させて、第9図に示すように主レバー
(1)をセツト位置(D)に操作する場合、その前に、第14図
に示すように低速位置(A)に操作した状態では、主レバ
ー(1)が突起(4b)に衝合することになって、ロツクレバ
ー(2)の切欠縁(15a)との係合を外してセツト位置(D)側
に回動させると、第9図に示すように、両凹欠部(4c)(3
b)が上下に合致するよう回動板(4)を回動させることが
できることになる。
[考案の効果] このように本考案は、始動位置(B)から高速位置(C)に主
レバー(1)を操作する際に、上下の凹欠部(4c)(3b)が横
方向に位置がずれるように回動板(4)を回動させること
ができることになって、エンジンの始動後にスロツトル
レバーを変速操作する際には、従来形のようにロツクレ
バー(2)がいちいち係合することなくスムーズに、しか
も操作性良く操作できることになり、また、低速位置
(A)からさらに主レバー(1)を回動させることにより、主
レバー(1)を突起(4b)に係合させながら、凹欠部(4c)(3
b)が上下に合致するよう回動板(4)を回動させることが
できることになって、リセツト操作を良好に行うことが
できることになり、スロツトルレバーの操作性を一段と
向上させることができる簡単な構造にして好適に実施で
きる特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例である要部の平面図、第2図
は要部全体の上面図、第3図はその側面図、第4図は回
動板の上面図、第5図はその斜視図、第6図は固定板の
上面図、第7図はその斜視図、第8図は両板の一部の断
面図、第9図ないし第14図は第1図の作動説明図をそれ
ぞれ示し、第15図は従来例を示す。 (1)……主レバー、(2)……ロツクレバー (A)……低速位置、(B)……始動位置 (C)……高速位置、 (3)……固定板、(4)……回動板 (3a)(4a)……外周縁、(3b)(4c)……凹欠部 (4b)(4d)……突起部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロツクレバー(2)を附設した主レバー(1)を
    少なくとも低速位置(A)から始動位置(B)を経て高速位置
    (C)まで往復回動させて操作できるようにしたスロツト
    ルレバーにおいて、前記主レバー(1)の近傍に固定した
    固定板(3)の外周縁(3a)には前記ロツクレバー(2)の先端
    が係合できる始動位置用の凹欠部(3b)を形成し、前記固
    定板(3)の近傍には、該固定板(3)に摩擦接触して外周縁
    (4a)が固定板(3)の外周縁(3a)に対応合致するように形
    成した回動板(4)を軸架し、該回動板(4)の外周縁(4a)に
    は、前記主レバー(1)に係合できるように起立する突起
    (4d)と、前記ロツクレバー(2)の先端が係合できる始動
    位置用の凹欠部(4c)と、前記ロツクレバー(2)の先端が
    係合できて外方側に突出する突起(4d)とを、その順に間
    隔をおいてそれぞれ形成し、前記両凹欠部(3b)(4c)を上
    下に合致させたり横方向に位置がずれるように操作可能
    に構成したことを特徴とする操作装置。
JP1989028898U 1989-03-14 1989-03-14 スロツトルレバーの操作装置 Expired - Lifetime JPH0623726Y2 (ja)

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