JPH06235975A - 映像投射用スクリーン及びプロジェクタ装置 - Google Patents

映像投射用スクリーン及びプロジェクタ装置

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Publication number
JPH06235975A
JPH06235975A JP5021166A JP2116693A JPH06235975A JP H06235975 A JPH06235975 A JP H06235975A JP 5021166 A JP5021166 A JP 5021166A JP 2116693 A JP2116693 A JP 2116693A JP H06235975 A JPH06235975 A JP H06235975A
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JP
Japan
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image
video
image projection
sheet
winding shaft
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Application number
JP5021166A
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English (en)
Inventor
Hideki Harada
秀樹 原田
Hiroshi Minematsu
啓 峰松
Keiji Suzuki
啓司 鈴木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 アスペクト比が9:16の投射面2が形成さ
れたシート1の前面側には、上端縁部に接合された巻取
り軸10に巻取り収納可能であって、巻取り軸10より
引き出されたときに投射面2の両側側部分を覆い隠すサ
イドマスクシート13が配設されている。 【効果】 サイドマスクシート13の移動操作により、
投射面2の有効部分のアスペクト比を9:16と3:4
とに可変できる。サイドマスクシート13は、投射映像
を見づらくする映像のエッジ部分を隠し、映像を見易く
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるビデオ映像投
射器等により映像が投射され該映像の表示部となる映像
投射用スクリーン、及び、この映像投射用スクリーンと
映像投射器とにより構成されるプロジェクタ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆるビデオプロジェクタ装置
等のプロジェクタ装置が提案されている。このプロジェ
クタ装置は、映像を投射する映像投射器と、この映像投
射器により映像を投射されて映像表示部となる映像投射
用スクリーンとを有して構成される。
【0003】上記映像投射器は、CRT(陰極線管)等
よりなる映像表示部と、この映像表示部により表示され
る映像を拡大して投射する投射レンズとを有して構成さ
れている。すなわち、上記投射レンズは、上記映像表示
部により表示される映像を物点とし、上記映像投射用ス
クリーン上に像点を形成する。
【0004】なお、この映像投射器においては、3個の
映像表示部を備え、これら映像表示部を投射される映像
の赤色、緑色、青色の各色成分に対応させて、各映像表
示部においては一色の映像を表示させるようにしたもの
がある。この場合には、上記投射レンズは、各映像表示
部に対応して、3組が設けられる。これら投射レンズ
は、上記映像投射用スクリーン上において、上記映像の
各色成分を重ね合わせて結像させて、該映像を再現させ
る。
【0005】上記映像投射用スクリーンは、いわゆる塩
化ビニール等の合成樹脂材料よりなるシートを主体とす
る基材シートを有して構成されている。この基材シート
の表面部上には、上記映像投射器により映像が投射され
る映像投射面部が形成されている。この映像投射面部
は、投射された映像を鮮明、かつ、高輝度にて表示する
ことができるように、高い反射率を有するように形成さ
れている。上記基材シートの表面部上であって上記映像
投射面部の周囲部は、枠部となされている。この枠部
は、スクリーン印刷により、上記基材シート上に黒色の
インキが被着されることにより形成されている。
【0006】そして、近年、いわゆるハイビジョン(H
DTV)システム等の映像システムにおいては、従来よ
り現在に亘って行われてるテレビジョン方式における映
像のアスペクト比に比して横方向に拡大されたアスペク
ト比の映像を表示することが行われている。すなわち、
現行のテレビジョン方式における映像のアスペクト比
(縦横比)が3:4であるのに対し、いわゆるハイビジ
ョン方式における映像のアスペクト比(縦横比)は、
9:16である。
【0007】このような、アスペクト比の互いに異なる
映像についても、上記映像投射器及び映像投射用スクリ
ーンからなるプロジェクタ装置によって、投射し表示す
ることができる。ここで、上記映像投射面部のアスペク
ト比(縦横比)が3:4である場合に、アスペクト比が
9:16である映像を投射すると、この映像は、該映像
投射面部の横方向については全幅に亘って投射され、該
映像投射面部の上下部分に映像が投射されない余白部分
を生じさせることとなる。また、上記映像投射面部のア
スペクト比(縦横比)が9:16である場合に、アスペ
クト比が3:4である映像を投射すると、この映像は、
該映像投射面部の縦方向については天地に亘って投射さ
れ、該映像投射面部の左右両側側部分部分に映像が投射
されない余白部分を生じさせることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、映像投
射用スクリーンの映像投射面部のアスペクト比と、この
映像投射面部に投射される映像のアスペクト比とが相違
する場合には、この映像投射面部上には、映像が投射さ
れない余白部分が生ずる。
【0009】このとき、上記映像と上記余白部分との境
界線上には、該映像のエッジ部分が、上記映像投射面部
上に投射され表示されることとなる。このエッジ部分
は、上記映像投射面部のアスペクト比と上記映像のアス
ペクト比とが一致している場合には、反射率の低い上記
枠部上に投射されることにより、殆ど視認されることが
ない。このエッジ部分は、上記映像の両側縁部において
はいわゆる高圧部となっていて、映像に無関係の輝線が
表示されていたり、また、上記映像の上下縁部において
は制御用信号(AUTO W/B)が挿入されていたり
して、映像とともに表示されると、該映像を見難くして
しまう。
【0010】一方、上記映像表示部となるCRTにおい
ては、この映像表示部の映像表示面のアスペクト比と異
なるアスペクト比の映像を長時間に亘って継続的に表示
すると、上記エッジ部分が表示されていた部分に、いわ
ゆる焼け付きが生ずる虞れがある。この焼け付きは、上
記CRTをなす蛍光体が長時間連続して電子ビームに照
射されたための変質により生じ、一旦生じてしまうと、
映像の表示を中止しても初期状態に回復しない。
【0011】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、映像投射面部のアスペクト比と
異なるアスペクト比の映像を投射して表示する場合にお
いても、映像のエッジ部分が該映像とともに表示される
ことを防止して、該映像の視認性を良好となすことがで
きる映像投射用スクリーンを提供することを目的とす
る。
【0012】また、本発明は、映像投射器の映像表示部
のアスペクト比と異なるアスペクト比の映像を表示する
場合においても、この映像表示部におけるいわゆる焼け
付きを防止することができるプロジェクタ装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係る映像投射用スクリー
ンは、表面部上に映像が投射される矩形状の映像投射面
部が形成された基材シートと、この基材シートの表面側
に配設され上記映像投射面部の両側側部分を覆い隠すこ
とにより該映像投射面部の有効部分のアスペクト比を横
方向が縮められた比率に変更させるマスクシートとを備
え、少なくとも上記マスクシートは、一端縁部が巻取り
軸に接合され、この巻取り軸に巻取られることにより上
記基材シートの表面側位置より撤去され、該巻取り軸よ
り巻出されることにより該基材シートの表面側に位置さ
れてなるものである。
【0014】そして、本発明に係るプロジェクタ装置
は、上記映像投射用スクリーンと、映像表示部及びこの
映像表示部により表示される映像を投射する投射レンズ
を有し上記映像投射用スクリーンの映像投射面部に該映
像を投射する映像投射器と、上記映像投射用スクリーン
を横方向に移動操作する移動操作手段と、上記映像表示
部上における映像の表示位置について上記映像投射器を
制御するとともに上記移動操作手段を制御する制御手段
とを備え、上記制御手段は、上記映像表示部においてこ
の映像表示部のアスペクト比に対比して横方向の比率が
縮められた映像が表示されるときには、この映像の表示
位置を該映像表示部において横方向に周期的に往復移動
させるとともに、この映像の表示位置の移動に同期させ
て、上記移動操作手段を介して上記映像投射用スクリー
ンを周期的に往復移動させてなるものである。
【0015】また、本発明に係る映像投射用スクリーン
は、表面部上に映像が投射される矩形状の映像投射面部
が形成された基材シートと、この基材シートの表面側に
配設され上記映像投射面部の上方側部分を覆い隠すこと
により該映像投射面部の有効部分のアスペクト比を縦方
向が縮められた比率に変更させるマスクシートとを備
え、少なくとも上記マスクシートは、一端縁部が巻取り
軸に接合され、この巻取り軸に巻取られることにより上
記基材シートの表面側位置より撤去され、該巻取り軸よ
り巻出されることにより該基材シートの表面側に位置さ
れてなるものである。
【0016】そして、本発明に係るプロジェクタ装置
は、上記映像投射用スクリーンと、映像表示部及びこの
映像表示部により表示される映像を投射する投射レンズ
を有し上記映像投射用スクリーンの映像投射面部に該映
像を投射する映像投射器と、上記映像投射用スクリーン
を縦方向に移動操作する移動操作手段と、上記映像表示
部上における映像の表示位置について上記映像投射器を
制御するとともに上記移動操作手段を制御する制御手段
とを備え、上記制御手段は、上記映像表示部においてこ
の映像表示部のアスペクト比に対比して縦方向の比率が
縮められた映像が表示されるときには、この映像の表示
位置を該映像表示部において縦方向に周期的に往復移動
させるとともに、この映像の表示位置の移動に同期させ
て、上記移動操作手段を介して上記映像投射用スクリー
ンを周期的に往復移動させてなるものである。
【0017】
【作用】本発明に係る映像投射用スクリーンにおいて
は、映像投射面部が形成された基材シートの表面側に配
設され該映像投射面部の両側側部分、あるいは、上方側
部分を覆い隠すことにより該映像投射面部の有効部分の
アスペクト比を横方向、あるいは、縦方向が縮められた
比率に変更させるマスクシートは、一端縁部が巻取り軸
に接合され、この巻取り軸に巻取られることにより上記
基材シートの表面側位置より撤去され、該巻取り軸より
巻出されることにより該基材シートの表面側に位置され
るので、上記映像投射面部の有効部分のアスペクト比を
可変操作して投射される映像のアスペクト比に一致させ
ることができ、また、該映像のエッジ部分が上記映像投
射面部上に投射されないようにすることができる。
【0018】そして、本発明に係るプロジェクタ装置に
おいては、映像投射器の映像表示部上における映像の表
示位置について該映像投射器を制御するとともに、上記
映像投射用スクリーンを移動操作する移動操作手段を制
御する制御手段は、上記映像表示部においてこの映像表
示部のアスペクト比に対比して横方向、あるいは、縦方
向の比率が縮められた映像が表示されるときには、この
映像の表示位置を該映像表示部において横方向、あるい
は、縦方向に周期的に往復移動させるとともに、この映
像の表示位置の移動に同期させて、上記移動操作手段を
介して上記映像投射用スクリーンを周期的に往復移動さ
せるので、上記映像表示部における焼け付きを防止する
とともに、映像の投射位置と上記映像投射用スクリーン
の映像投射面部の位置とを常に一致させる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。本発明に係る映像投射用スクリーン
は、図1乃至図3に示すように、矩形シート状の基材シ
ート1と、この基材シート1の表面部上の略々中央に位
置して形成された矩形の映像投射面部2とを有して構成
される。上記基材シート1は、いわゆる塩化ビニール等
の材料よりなる基体層上に、ガラス繊維層、接着層、ビ
ーズ層、コーティング層等が順次積層被着されて形成さ
れている。上記ビーズ層は、光反射率を向上させるため
の層であって、ガラスや合成樹脂等の材料よりなる微細
粒状部材が上記接着層に対して多数被着されて形成され
た層である。上記コーティング層は、上記ビーズ層を保
護するための層であり、合成樹脂材料等より形成されて
いる。
【0020】また、上記基材シート1は、周辺部分に、
いわゆるスクリーン印刷により形成された枠部3を有し
ている。この枠部3は、黒い印刷インキにより上記コー
ティング層上に形成されており、光反射率が低く抑えら
れている。
【0021】そして、上記映像投射面部2は、上記基材
シート1上であって、上記枠部3の内方側部分、すなわ
ち、上記枠部3が形成されていない中央部分として形成
されている。したがって、この映像投射面部2の表面部
は、上記コーティング層である。この映像投射面部2
は、矩形状に形成され、縦横の比率、すなわち、図3中
における長さJと長さLとの比率が、例えば、9:16
となされて形成されている。
【0022】この基材シート1は、巻き込み筒中に巻き
込んで収納できるようになされている。この巻き込み筒
は、上記基材シート1の上端縁部が接合された第1の巻
取り軸4と、この第1の巻取り軸4を収納した外筺体部
5とを有して構成されている。上記第1の巻取り軸4の
一端側には、第1のギヤ7が取付けられている。この第
1のギヤ7には、移動操作手段を構成する巻取りモータ
9の駆動軸に取付けられた駆動ギヤ8が噛合している。
上記巻取りモータ9は、上記外筺体部5内に収納されて
配設されている。
【0023】すなわち、上記基材シート1は、上記外筺
体部5内で上記第1の巻取り軸4が上記巻取りモータ9
により回転操作されると、この第1の巻取り軸4に巻取
られて、あるいは、この第1の巻取り軸4より巻出され
て、図1中矢印Aで示すように、該外筺体部5内に収納
され、あるいは、この外筺体部5より引き出される。な
お、上記外筺体部5の底面部には、上記基材シート1が
挿通されるスリットが形成されている。
【0024】また、上記基材シート1の下端縁部には、
荷重部材6が固着されている。この荷重部材6は、上記
基材シート1の横方向の長さと略々同一の長さを有した
棒状の部材であり、該基材シート1の下端縁に沿って、
該基材シート1に接合されている。
【0025】上記基材シート1は、この映像投射用スク
リーンの非使用時においては、上記第1の巻取り軸4に
巻回されることにより、上記外筺体部5内に収納される
ことができる。このとき、上記基材シート1は、上記映
像投射面部2が外側側となる方向に、すなわち、上記映
像投射面部2が形成されていない裏面側を上記第1の巻
取り軸4の周面部に対向させる方向に、該第1の巻取り
軸4に巻回される。
【0026】この映像投射用スクリーンは、使用時にお
いては、上記巻き込み筒が屋内の天井等に設置され、上
記基材シート1をこの巻き込み筒より引き出すことによ
り、上記基材シート1を下方側に垂下させる。このと
き、上記荷重部材6は、上記基材シート1に適度の張力
を発生させて、該基材シート1が平面状となるようにす
る。
【0027】そして、この映像投射用スクリーンは、上
記基材シート1の表面側、すなわち、前面側に位置し
て、上記映像投射面部2の両側側部分を覆うことができ
るように構成されたマスクシートであるサイドマスクシ
ート13を有している。このサイドマスクシート13
は、いわゆる塩化ビニール等よりなるシート材料によ
り、上記映像投射面部2の両側側部分に対応される左右
一対の短冊状部分を有して形成されている。このサイド
マスクシート13は、いわゆるスクリーン印刷による黒
い印刷インキの被着等の手段により、表面部の光反射率
が低く抑えられている。
【0028】そして、サイドマスクシート13をなす一
対の短冊状部分間の距離、すなわち、図3中における長
さKは、上記映像投射面部2の縦方向の長さとの比率、
すなわち、図3中における長さJと長さKとの比率が、
例えば、3:4となるように設定されている。
【0029】このサイドマスクシート13は、上記基材
シート1と同様に、上記巻き込み筒中に巻き込んで収納
できるようになされている。すなわち、上記外筺体部5
内には、上記サイドマスクシート13の一端縁部である
上端縁部が接合された第2の巻取り軸10が収納されて
いる。この第2の巻取り軸10は、上記第1の巻取り軸
4に平行となされ、該第1の巻取り軸4の前方側に位置
して、回転可能に支持されている。この第2の巻取り軸
10の一端側には、第2のギヤ11が取付けられてい
る。この第2のギヤ11は、上記第2の巻取り軸10に
対し、図1中矢印Cで示すように、この第2の巻取り軸
10の軸方向に移動可能に取付けられており、プランジ
ャ12により、該第2の巻取り軸10の軸方向に移動操
作される。ただし、この第2のギヤ11は、上記第2の
巻取り軸10の軸回りの回転は阻止されている。上記プ
ランジャ12は、上記第2のギヤ11を軸方向に移動操
作することにより、この第2のギヤ11をして、上記第
1のギヤ7に噛合させしめ、または、該第1のギヤ7と
の噛合を解除させしめる。
【0030】すなわち、上記サイドマスクシート13
は、上記外筺体部5内で上記第1の巻取り軸4が上記巻
取りモータ9により回転操作され、上記第2のギヤ11
が上記第1のギヤ7に噛合しているときには、上記第2
の巻取り軸10に巻取られて、あるいは、この第2の巻
取り軸10より巻出されて、図1中矢印Bで示すよう
に、該外筺体部5内に収納され、あるいは、この外筺体
部5より引き出される。このサイドマスクシート13
は、上記第2のギヤ11が上記第1のギヤ7に噛合して
いないときには、上記第1の巻取り軸4が回転操作され
ても、上記第2の巻取り軸10が回転操作されないこと
により、移動操作されることがない。
【0031】また、上記サイドマスクシート13の下端
縁部には、上記各短冊状部分の下端縁間に渡るようにし
て、荷重部材15が固着されている。この荷重部材15
は、上記サイドマスクシート13の横方向の長さと略々
同一の長さを有した棒状の部材である。この荷重部材1
5は、上記サイドマスクシート13に適度の張力を発生
させて、該サイドマスクシート13を平面状となすため
のものである。
【0032】上記サイドマスクシート13は、この映像
投射用スクリーンの非使用時においては、上記第2の巻
取り軸10に巻回されることにより、上記外筺体部5内
に収納されることができる。このとき、上記サイドマス
クシート13は、後面部が外側側となる方向に、すなわ
ち、前面部を上記第2の巻取り軸10の周面部に対向さ
せる方向に、該第2の巻取り軸10に巻回される。
【0033】そして、このサイドマスクシート13は、
この映像投射用スクリーンの使用時において、上記映像
投射面部2に投射される映像のアスペクト比に応じて、
上記巻き込み筒より上記基材シート1とともに引き出さ
れて該基材シート1の表面側に位置され、あるいは、上
記第2の巻取り軸10に巻回されたままの状態となされ
て、該基材シート1の表面側位置より撤去された状態と
なされる。なお、このサイドマスクシート13は、上記
基材シート1の表面側に位置されたときには、上記各巻
取り軸4,10が互いに接近して配設されているため
に、該基材シート1の表面部に略々密着した状態となさ
れる。
【0034】そして、この映像投射用スクリーンには、
上記映像投射面部2に対向して配置される映像投射器2
0により、映像が投射される。この映像投射器20は、
上記映像投射面部2上に、所定の映像を結像させるもの
である。すなわち、この映像投射器20は、図1及び図
7に示すように、物点となる映像表示面24を有する映
像表示部となるCRT(陰極線管)21と、この映像表
示面24上に表示される映像を像点となる上記映像投射
面部2上に結像させる投射レンズ22等を有して構成さ
れている。すなわち、この映像投射器20は、上記CR
T21により表示される映像を、光束23として、上記
映像投射面部2上に投射して結像させる。なお、この映
像投射器20は、3本のCRT21を設け、これらCR
T21を投射される映像の赤色、緑色、青色の各色成分
に対応させて、各CRT21においては一色の映像を表
示させるようにして構成してもよい。この場合には、上
記投射レンズ22は、各CRT21に対応して、3組が
設けられる。これら投射レンズ21は、上記映像投射面
部2上において、上記映像の各色成分を重ね合わせて結
像させて、該映像を再現させる。
【0035】上述のように構成された本発明に係る映像
投射用スクリーンにおいては、上記映像投射器20によ
り投射される映像のアスペクト比に応じて、上記サイド
マスクシート13を、上記基材シート1の表面側に位置
させ、あるいは、該基材シート1の表面側位置より撤去
させる。
【0036】すなわち、上記映像投射器20の投射する
映像のアスペクト比が9:16である場合には、上記サ
イドマスクシート13は、上記第2の巻取り軸10に巻
回された状態に留められて、上記基材シート1の表面側
位置より撤去させた状態となされる。そして、上記映像
投射器20により投射される映像は、上記映像投射面部
2の全面に亘って投射され表示される。このとき、上記
映像のエッジ部分は、上記枠部3上に表示され、殆ど視
認されることがない。このエッジ部分は、上記映像の両
側縁部においてはいわゆる高圧部となっていて、映像に
無関係の輝線が表示されていたり、また、上記映像の上
下縁部においては制御用信号(AUTOW/B)が挿入
されていたりして、映像とともに上記映像投射面部2上
に表示されると、該映像を見難くしてしまうものであ
る。
【0037】そして、上記映像投射器20の投射する映
像のアスペクト比が3:4である場合には、上記サイド
マスクシート13は、上記第1の巻取り軸4より上記基
材シート1が巻き出されるときに、この基材シート1に
追従して、上記第2の巻取り軸10より巻き出されて、
図1に示すように、該基材シート1の表面側に位置する
状態となされる。このとき、このサイドマスクシート1
3は、上記映像投射面部2の両側側部分を覆い隠して、
該映像投射面部2の有効部分のアスペクト比を3:4と
なしている。そして、上記映像投射器20により投射さ
れる映像は、上記映像投射面部2の中央部分に投射され
表示される。このとき、上記映像のエッジ部分は、上記
枠部3上及び上記サイドマスクシート13上に表示さ
れ、殆ど視認されることがない。
【0038】また、本発明に係る映像投射用スクリーン
は、図4乃至図6に示すように、上記基材シート1上の
映像投射面部2のアスペクト比(縦横比)を3:4とな
すとともに、マスクシートとして、上記サイドマスクシ
ート13に代えてアッパーマスクシート16を設けて構
成してもよい。
【0039】上記アッパーマスクシート16は、上記基
材シート1の表面側、すなわち、前面側に位置して、上
記映像投射面部2の上方側部分を覆うことができるよう
に構成されている。このアッパーマスクシート16は、
いわゆる塩化ビニール等よりなるシート材料により、上
記基材シート1と略々同一の幅を有して形成されてい
る。このアッパーマスクシート16は、いわゆるスクリ
ーン印刷による黒い印刷インキの被着等の手段により、
表面部の光反射率が低く抑えられている。
【0040】このアッパーマスクシート16は、上記サ
イドマスクシート13と同様に、上記巻き込み筒中に巻
き込んで収納できるようになされている。すなわち、こ
のアッパーマスクシート16の一端縁部である上端縁部
は、上記第2の巻取り軸10に接合されている。この第
2の巻取り軸10は、上記外筺対部5内において回転可
能に支持され、上記巻取りモータ9により、上記第1及
び第2のギヤ7,11を介して回転操作可能となされて
いる。
【0041】すなわち、上記アッパーマスクシート16
は、上記外筺体部5内で上記第1の巻取り軸4が上記巻
取りモータ9により回転操作され、上記第2のギヤ11
が上記第1のギヤ7に噛合しているときには、上記第2
の巻取り軸10に巻取られて、あるいは、この第2の巻
取り軸10より巻出されて、図4中矢印Bで示すよう
に、該外筺体部5内に収納され、あるいは、この外筺体
部5より引き出される。このアッパーマスクシート16
は、上記第2のギヤ11が上記第1のギヤ7に噛合して
いないときには、上記第1の巻取り軸4が回転操作され
ても、上記第2の巻取り軸10が回転操作されないこと
により、移動操作されることがない。
【0042】上記アッパーマスクシート16は、この映
像投射用スクリーンの非使用時においては、上記第2の
巻取り軸10に巻回されることにより、上記外筺体部5
内に収納されることができる。このとき、上記アッパー
マスクシート16は、後面部が外側側となる方向に、す
なわち、前面部を上記第2の巻取り軸10の周面部に対
向させる方向に、該第2の巻取り軸10に巻回される。
【0043】そして、このアッパーマスクシート16
は、この映像投射用スクリーンの使用時において、上記
映像投射面部2に投射される映像のアスペクト比に応じ
て、上記巻き込み筒より上記基材シート1とともに引き
出されて該基材シート1の表面側に位置され、あるい
は、上記第2の巻取り軸10に巻回されたままの状態と
なされて、該基材シート1の表面側位置より撤去された
状態となされる。なお、このアッパーマスクシート16
は、上記基材シート1の表面側に位置されたときには、
上記各巻取り軸4,10が互いに接近して配設されてい
るために、該基材シート1の表面部に略々密着した状態
となされる。
【0044】上述のように構成された映像投射用スクリ
ーンにおいては、上記映像投射器20により投射される
映像のアスペクト比に応じて、上記アッパーマスクシー
ト16を、上記基材シート1の表面側に位置させ、ある
いは、該基材シート1の表面側位置より撤去させる。
【0045】すなわち、上記映像投射器20の投射する
映像のアスペクト比が3:4である場合には、上記アッ
パーマスクシート16は、図5に示すように、上記第2
の巻取り軸10に巻回された状態に留められて、上記基
材シート1の表面側位置より撤去させた状態となされ
る。そして、上記映像投射器20により投射される映像
は、上記映像投射面部2の全面に亘って投射され表示さ
れる。このとき、上記映像のエッジ部分は、上記枠部3
上に表示され、殆ど視認されることがない。
【0046】そして、上記映像投射器20の投射する映
像のアスペクト比が9:16である場合には、上記アッ
パーマスクシート16は、上記第1の巻取り軸4より上
記基材シート1が巻き出されるときに、この基材シート
1に追従して、上記第2の巻取り軸10より巻き出され
て、図4及び図6に示すように、該基材シート1の表面
側に位置する状態となされる。このとき、このアッパー
マスクシート16は、上記映像投射面部2の上方側部分
を覆い隠して、該映像投射面部2の有効部分のアスペク
ト比を9:16となしている。そして、上記映像投射器
20により投射される映像は、上記映像投射面部2の中
央部分及び下方側部分に投射され表示される。このと
き、上記映像のエッジ部分は、上記枠部3上及び上記ア
ッパーマスクシート16上に表示され、殆ど視認される
ことがない。
【0047】なお、この映像投射用スクリーンにおいて
は、図5に示すように、上記アッパーマスクシート16
が図5中矢印Mで示すように上記第2の巻取り軸10に
巻回されて上記映像投射面部2の有効部分のアスペクト
比が3:4となされるときには、上記基材シート1は、
図5中矢印Nで示すように、上記第1の巻取り軸4より
巻き出されて、上記映像の中心部が上記映像投射面部2
の中心部に一致する所定の高さ位置となされる。そし
て、この映像投射用スクリーンにおいては、図6に示す
ように、上記アッパーマスクシート16が図5中矢印O
で示すように上記第2の巻取り軸10より巻き出されて
上記映像投射面部2の有効部分のアスペクト比が9:1
6となされるときには、上記基材シート1は、図5中矢
印Pで示すように、上記アッパーマスクシート16の下
行距離に略々等しい距離だけ上記第1の巻取り軸4に巻
き取られる。すなわち、このとき、上記映像投射面部2
の有効部分の中心部が、上記映像の中心部に一致する状
態となされている。
【0048】そして、本発明に係るプロジェクタ装置
は、図8及び図9に示すように、上述した本発明に係る
映像表示用スクリーンと、上記映像投射器20とを備
え、さらに、上記CRT21における映像の表示位置及
び上記移動操作手段となる巻取りモータ9を制御する制
御手段となる制御回路17を備えてなるものである。
【0049】上記制御回路17は、入力端子18を介し
て映像信号が供給され、この映像信号に図示しないクロ
ック手段より供給されるクロック信号に応じた所定の信
号処理を施して上記映像投射器20に送るとともに、該
クロック信号に応じて上記巻取りモータ9を駆動制御す
る。
【0050】上記CRT21の映像表示面24のアスペ
クト比が3:4である場合には、上記制御回路17は、
図7に示すように、該映像表示面24上にこの映像表示
面24のアスペクト比に対比して縦方向の比率が縮めら
れたアスペクト比、例えば、9:16の映像25が表示
されるときには、この映像25の表示位置を該映像表示
面24上において、図7中矢印Eで示すように縦方向に
周期的に往復移動させる。この往復移動の周期は、例え
ば、1時間程度のものである。このとき、上記映像25
の中心部と上記投射レンズ22の主点とを結ぶ直線、す
なわち、映像を投射する光束23の光軸は、図7及び図
8中に矢印Fで示すように、該投射レンズ22の主点を
中心として回動されるようにして、上下方向に遷移され
る。したがって、このとき、上記映像投射用スクリーン
上において投射される映像は、上記映像表示面24上に
おける映像25の移動方向と逆の極性を有して、上下方
向に移動される。
【0051】上記CRT21の映像表示面24のアスペ
クト比が3:4である場合には、上記映像投射用スクリ
ーンは、上記映像投射面部2のアスペクト比が3:4で
あるものが使用される。そして、上記制御回路17は、
上記映像25の上記映像表示面24上における表示位置
の移動に同期させて、上記巻取りモータ9を駆動制御
し、図8及び図9中矢印Gで示すように、上記基材シー
ト1及び上記アッパーマスクシート16を、上記映像投
射器20により投射される映像に追従するように、周期
的に上下方向に往復移動させる。このような上記制御回
路17による制御の結果、上記映像投射器20により投
射された映像は、常に、上記枠部3及び上記アッパーマ
スクシート16により規定される上記映像投射面部2の
有効部分に一致した位置に投影される。
【0052】そして、このプロジェクタ装置において
は、上記CRT21において、上記映像表示面24のア
スペクト比と異なるアスペクト比の映像25が表示され
るときには、この映像25が該映像表示面24上を移動
されながら表示されるので、いわゆる焼け付きが生ずる
ことがない。
【0053】また、図示しないが、上記CRT21の映
像表示面24のアスペクト比が9:16である場合にお
いても、上記制御回路17により、上述と同様の制御を
行うことができる。すなわち、上記CRT21の映像表
示面24のアスペクト比が9:16である場合には、上
記制御回路17は、該映像表示面24上にこの映像表示
面24のアスペクト比に対比して横方向の比率が縮めら
れたアスペクト比、例えば、3:4の映像が表示される
ときには、この映像の表示位置を該映像表示面24上に
おいて、横方向に周期的に往復移動させる。この往復移
動の周期は、例えば、1時間程度のものである。このと
き、上記映像表示面24上の映像の中心部と上記投射レ
ンズ22の主点とを結ぶ直線、すなわち、映像を投射す
る光束23の光軸は、該投射レンズ22の主点を中心と
して回動されるようにして、左右方向に遷移される。し
たがって、このとき、上記映像投射用スクリーン上にお
いて投射される映像は、上記映像表示面24上における
映像の移動方向と逆の極性を有して、左右方向に移動さ
れる。
【0054】上記CRT21の映像表示面24のアスペ
クト比が9:16である場合には、上記映像投射用スク
リーンは、上記映像投射面部2のアスペクト比が9:1
6であるものが使用される。そして、上記制御回路17
は、上記映像表示面24上における映像の表示位置の移
動に同期させて、図示しない移動操作手段を制御し、上
記基材シート1及び上記サイドマスクシート13を、上
記映像投射器20により投射される映像に追従するよう
に、周期的に左右方向に往復移動させる。このような上
記制御回路17による制御の結果、上記映像投射器20
により投射された映像は、常に、上記枠部3及び上記サ
イドマスクシート13により規定される上記映像投射面
部2の有効部分に一致した位置に投影される。
【0055】このプロジェクタ装置においても、上記C
RT21において、上記映像表示面24のアスペクト比
と異なるアスペクト比の映像が表示されるときには、こ
の映像が該映像表示面24上を移動されながら表示され
るので、いわゆる焼け付きが生ずることがない。
【0056】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る映像投射用
スクリーンにおいては、映像投射面部が形成された基材
シートの表面側に配設され該映像投射面部の両側側部
分、あるいは、上方側部分を覆い隠すことにより該映像
投射面部の有効部分のアスペクト比を横方向、あるい
は、縦方向が縮められた比率に変更させるマスクシート
は、一端縁部が巻取り軸に接合され、この巻取り軸に巻
取られることにより上記基材シートの表面側位置より撤
去され、該巻取り軸より巻出されることにより該基材シ
ートの表面側に位置される。
【0057】そのため、上記マスクシートは、上記映像
投射面部の有効部分のアスペクト比を可変操作し、この
アスペクト比を投射される映像のアスペクト比に一致さ
せることができ、また、上記映像のエッジ部分が上記映
像投射面部上に投射されないようにすることができる。
【0058】すなわち、本発明は、映像投射面部のアス
ペクト比と異なるアスペクト比の映像を投射して表示す
る場合においても、映像のエッジ部分が該映像とともに
表示されることを防止して、該映像の視認性を良好とな
すことができる映像投射用スクリーンを提供することが
できるものである。
【0059】そして、本発明に係るプロジェクタ装置に
おいては、映像投射器の映像表示部上における映像の表
示位置について該映像投射器を制御するとともに、上記
映像投射用スクリーンを移動操作する移動操作手段を制
御する制御手段は、上記映像表示部においてこの映像表
示部のアスペクト比に対比して横方向、あるいは、縦方
向の比率が縮められた映像が表示されるときには、この
映像の表示位置を該映像表示部において横方向、あるい
は、縦方向に周期的に往復移動させるとともに、この映
像の表示位置の移動に同期させて、上記移動操作手段を
介して上記映像投射用スクリーンを周期的に往復移動さ
せる。
【0060】そのため、上記制御手段は、上記映像表示
部における焼け付きを防止するとともに、映像の投射位
置と上記映像投射用スクリーンの映像投射面部の位置と
を常に一致させることができる。
【0061】すなわち、本発明は、映像投射器の映像表
示部のアスペクト比と異なるアスペクト比の映像を表示
する場合においても、この映像表示部におけるいわゆる
焼け付きを防止することができるプロジェクタ装置を提
供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像投射用スクリーン及び映像投
射器の構成を示す斜視図である。
【図2】上記映像投射用スクリーンの構成を示す縦断面
図である。
【図3】上記映像投射用スクリーンの構成を示す正面図
である。
【図4】本発明に係る映像投射用スクリーンの構成の他
の例及び上記映像投射器の構成を示す斜視図である。
【図5】上記図4に示した映像投射用スクリーンの構成
を示す縦断面図である。
【図6】上記図4に示した映像投射用スクリーンにおい
て映像投射面部のアスペクト比を変化させた状態を示す
縦断面図である。
【図7】上記映像投射器の要部となる映像表示部及び投
射レンズの構成を示す要部斜視図である。
【図8】本発明に係るプロジェクタ装置の構成を示す側
面図である。
【図9】上記プロジェクタ装置の構成を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・基材シート 2・・・・・・・・・・・・映像投射面部 3・・・・・・・・・・・・枠部 4・・・・・・・・・・・・第1の巻取り軸 9・・・・・・・・・・・・巻取りモータ 10・・・・・・・・・・・・第2の巻取り軸 13・・・・・・・・・・・・サイドマスクシート 16・・・・・・・・・・・・アッパーマスクシート 17・・・・・・・・・・・・制御回路 20・・・・・・・・・・・・映像投射器 21・・・・・・・・・・・・CRT 22・・・・・・・・・・・・投射レンズ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】上記基材シート1は、この映像投射用スク
リーンの非使用時においては、上記第1の巻取り軸4に
巻回されることにより、上記外筺体部5内に収納される
ことができる。このとき、上記基材シート1は、上記映
像投射面部2が外側となる方向に、すなわち、上記映像
投射面部2が形成されていない裏面側を上記第1の巻取
り軸4の周面部に対向させる方向に、該第1の巻取り軸
4に巻回される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】上記サイドマスクシート13は、この映像
投射用スクリーンの非使用時においては、上記第2の巻
取り軸10に巻回されることにより、上記外筺体部5内
に収納されることができる。このとき、上記サイドマス
クシート13は、後面部が外側となる方向に、すなわ
ち、前面部を上記第2の巻取り軸10の周面部に対向さ
せる方向に、該第2の巻取り軸10に巻回される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】上記アッパーマスクシート16は、この映
像投射用スクリーンの非使用時においては、上記第2の
巻取り軸10に巻回されることにより、上記外筐体部5
内に収納されることができる。このとき、上記アッパー
マスクシート16は、後面部が外側となる方向に、すな
わち、前面部を上記第2の巻取り軸10の周面部に対向
させる方向に、該第2の巻取り軸10に巻回される。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面部上に映像が投射される矩形状の映
    像投射面部が形成された基材シートと、 上記基材シートの表面側に配設され、上記映像投射面部
    の両側側部分を覆い隠すことにより、該映像投射面部の
    有効部分のアスペクト比を横方向が縮められた比率に変
    更させるマスクシートとを備え、 少なくとも上記マスクシートは、一端縁部が巻取り軸に
    接合され、この巻取り軸に巻取られることにより上記基
    材シートの表面側位置より撤去され、該巻取り軸より巻
    出されることにより該基材シートの表面側に位置されて
    なる映像投射用スクリーン。
  2. 【請求項2】 表面部上に映像が投射される矩形状の映
    像投射面部が形成された基材シートと、 上記基材シートの表面側に配設され、上記映像投射面部
    の上方側部分を覆い隠すことにより、該映像投射面部の
    有効部分のアスペクト比を縦方向が縮められた比率に変
    更させるマスクシートとを備え、 少なくとも上記マスクシートは、一端縁部が巻取り軸に
    接合され、この巻取り軸に巻取られることにより上記基
    材シートの表面側位置より撤去され、該巻取り軸より巻
    出されることにより該基材シートの表面側に位置されて
    なる映像投射用スクリーン。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の映像投射用スクリーン
    と、 映像表示部及びこの映像表示部により表示される映像を
    投射する投射レンズを有し、上記映像投射用スクリーン
    の映像投射面部に該映像を投射する映像投射器と、 上記映像投射用スクリーンを横方向に移動操作する移動
    操作手段と、 上記映像表示部上における映像の表示位置について上記
    映像投射器を制御するとともに、上記移動操作手段を制
    御する制御手段とを備え、 上記制御手段は、上記映像表示部においてこの映像表示
    部のアスペクト比に対比して横方向の比率が縮められた
    映像が表示されるときには、この映像の表示位置を該映
    像表示部において横方向に周期的に往復移動させるとと
    もに、この映像の表示位置の移動に同期させて、上記移
    動操作手段を介して上記映像投射用スクリーンを周期的
    に往復移動させてなるプロジェクタ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の映像投射用スクリーン
    と、 映像表示部及びこの映像表示部により表示される映像を
    投射する投射レンズを有し、上記映像投射用スクリーン
    の映像投射面部に該映像を投射する映像投射器と、 上記映像投射用スクリーンを縦方向に移動操作する移動
    操作手段と、 上記映像表示部上における映像の表示位置について上記
    映像投射器を制御するとともに、上記移動操作手段を制
    御する制御手段とを備え、 上記制御手段は、上記映像表示部においてこの映像表示
    部のアスペクト比に対比して縦方向の比率が縮められた
    映像が表示されるときには、この映像の表示位置を該映
    像表示部において縦方向に周期的に往復移動させるとと
    もに、この映像の表示位置の移動に同期させて、上記移
    動操作手段を介して上記映像投射用スクリーンを周期的
    に往復移動させてなるプロジェクタ装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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